JPH06338371A - ケーブルリール - Google Patents
ケーブルリールInfo
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- JPH06338371A JPH06338371A JP5129340A JP12934093A JPH06338371A JP H06338371 A JPH06338371 A JP H06338371A JP 5129340 A JP5129340 A JP 5129340A JP 12934093 A JP12934093 A JP 12934093A JP H06338371 A JPH06338371 A JP H06338371A
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- Japan
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- fixed
- mobile body
- top plate
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動体のトルクを大きくし、可撓性ケーブル
の巻き締めあるいは巻き戻し動作を確実に行うことので
きるケーブルリールを提供する。 【構成】 天板１１および底板１３の外周縁が外筒部１
２を介して一体化された固定体１０に対して、前記天板
１１と底板１３のそれぞれの中心孔１１ａ，１３ａに可
動体１５を回動自在に装着し、これら固定体１０の外筒
部１２と可動体１５の外周壁との間に可撓性ケーブルを
収納すると共に、前記可動体１５の上面に前記天板１１
の表面に沿って外方へ延びる回転板１６を固定し、この
回転板１６の外縁近傍にハンドル側のハブ孔と係合可能
な突起１９を設けた。 【効果】 可動体の回転中心から充分に離れた位置でハ
ンドルと回転板とが動力伝達され、この回転板を介して
可動体が回転するため、可動体のトルクを大きくするこ
とができる。
の巻き締めあるいは巻き戻し動作を確実に行うことので
きるケーブルリールを提供する。 【構成】 天板１１および底板１３の外周縁が外筒部１
２を介して一体化された固定体１０に対して、前記天板
１１と底板１３のそれぞれの中心孔１１ａ，１３ａに可
動体１５を回動自在に装着し、これら固定体１０の外筒
部１２と可動体１５の外周壁との間に可撓性ケーブルを
収納すると共に、前記可動体１５の上面に前記天板１１
の表面に沿って外方へ延びる回転板１６を固定し、この
回転板１６の外縁近傍にハンドル側のハブ孔と係合可能
な突起１９を設けた。 【効果】 可動体の回転中心から充分に離れた位置でハ
ンドルと回転板とが動力伝達され、この回転板を介して
可動体が回転するため、可動体のトルクを大きくするこ
とができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置に組み込まれてエアーバッグシステム等の電気的接
続手段として使用されるケーブルリールに関する。
装置に組み込まれてエアーバッグシステム等の電気的接
続手段として使用されるケーブルリールに関する。
【０００２】
【従来の技術】ケーブルリールは、固定体と、この固定
体に対して回動自在に装着された可動体と、これら固定
体と可動体との間に画成される空間内に収納された可撓
性ケーブルとで概略構成されており、ステアリング装置
に組み込まれる際は、固定体がステアリングコラム側に
固定され、可動体がハンドル側に連結されるようになっ
ている。
体に対して回動自在に装着された可動体と、これら固定
体と可動体との間に画成される空間内に収納された可撓
性ケーブルとで概略構成されており、ステアリング装置
に組み込まれる際は、固定体がステアリングコラム側に
固定され、可動体がハンドル側に連結されるようになっ
ている。
【０００３】図４はこの種のケーブルリールの従来例を
示す断面図であり、実開平４−８７１９１号公報等にお
いて提案されたものである。同図において、符号１は固
定体を示し、該固定体１は中心孔２ａを有する円板状の
底板２と、この底板２の外周縁に立設された外筒部３
と、中心孔４ａを有し外筒部３の上端に一体化された円
板状の天板４とからなる。前記固定体１の中央には軸挿
入孔５ａを有する可動体５が回動自在に装着されてお
り、この可動体５は前記底板２と天板４のそれぞれの中
心孔２ａ，４ａに案内されている。この可動体５の外周
面と前記外筒部３との間に画成されるリング状の空間内
には可撓性ケーブル６が収納されており、図示省略して
あるが、この可撓性ケーブル６の一端は外筒部３を経由
して固定体１の外部に導出されており、一方、可撓性ケ
ーブル６の他端は可動体５の上端より外部に導出されて
いる。
示す断面図であり、実開平４−８７１９１号公報等にお
いて提案されたものである。同図において、符号１は固
定体を示し、該固定体１は中心孔２ａを有する円板状の
底板２と、この底板２の外周縁に立設された外筒部３
と、中心孔４ａを有し外筒部３の上端に一体化された円
板状の天板４とからなる。前記固定体１の中央には軸挿
入孔５ａを有する可動体５が回動自在に装着されてお
り、この可動体５は前記底板２と天板４のそれぞれの中
心孔２ａ，４ａに案内されている。この可動体５の外周
面と前記外筒部３との間に画成されるリング状の空間内
には可撓性ケーブル６が収納されており、図示省略して
あるが、この可撓性ケーブル６の一端は外筒部３を経由
して固定体１の外部に導出されており、一方、可撓性ケ
ーブル６の他端は可動体５の上端より外部に導出されて
いる。
【０００４】このように構成されたケーブルリールは、
自動車のステアリング装置に組み込まれて使用される
が、その際、固定体１はステアリングコラム側に固定さ
れ、固定体１から外部に導出されたリード線は、車体側
に装着されたエアーバッグ駆動回路やホーン回路等に接
続される。また、可動体５の軸挿入孔５ａにステアリン
グシャフトが挿入・固定され、可動体５から外部に導出
されたリード線は、ハンドル側に装着されたエアーバッ
グ用インフレータやホーンスイッチ等に接続される。従
って、ハンドル（ステアリングシャフト）を時計あるい
は反時計方向に回転すると、その回転力が可動体５に伝
達されて可動体５が回転し、該可動体５の回転方向に応
じて可撓性ケーブル６が可動体５の周面に巻き締められ
たり、外筒部３側に巻き戻され、いずれの状態において
も固定体１と可動体５との間の電気的接続は可撓性ケー
ブル６によって維持される。
自動車のステアリング装置に組み込まれて使用される
が、その際、固定体１はステアリングコラム側に固定さ
れ、固定体１から外部に導出されたリード線は、車体側
に装着されたエアーバッグ駆動回路やホーン回路等に接
続される。また、可動体５の軸挿入孔５ａにステアリン
グシャフトが挿入・固定され、可動体５から外部に導出
されたリード線は、ハンドル側に装着されたエアーバッ
グ用インフレータやホーンスイッチ等に接続される。従
って、ハンドル（ステアリングシャフト）を時計あるい
は反時計方向に回転すると、その回転力が可動体５に伝
達されて可動体５が回転し、該可動体５の回転方向に応
じて可撓性ケーブル６が可動体５の周面に巻き締められ
たり、外筒部３側に巻き戻され、いずれの状態において
も固定体１と可動体５との間の電気的接続は可撓性ケー
ブル６によって維持される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のケーブ
ルリールにあっては、可撓性ケーブル６が巻き締めある
いは巻き戻される際、可撓性ケーブル６の幅方向の両端
が固定体１の底板２と天板４との間を径方向に移動する
ため、可撓性ケーブル６の移動が可動体５の回転によっ
て妨げられることはなく、可撓性ケーブル６の巻き締め
あるいは巻き戻し動作をスムーズに行えるという利点が
ある。
ルリールにあっては、可撓性ケーブル６が巻き締めある
いは巻き戻される際、可撓性ケーブル６の幅方向の両端
が固定体１の底板２と天板４との間を径方向に移動する
ため、可撓性ケーブル６の移動が可動体５の回転によっ
て妨げられることはなく、可撓性ケーブル６の巻き締め
あるいは巻き戻し動作をスムーズに行えるという利点が
ある。
【０００６】しかしながら、ハンドルの回転力がステア
リングシャフトと軸挿入孔５ａとの係合部分を介して可
動体５へ伝達されるようになっているため、つまり、可
動体５の回転中心から近い位置で動力伝達が行われるた
め、可動体５のトルクが小さくなり、可撓性ケーブル６
を巻き締めあるいは巻き戻す力が弱くなるという問題が
あった。なお、ハンドルの回転力を可動体５へ伝達する
手段として、可動体５の上端面に立設した突起をハンド
ルのハブ孔に係合するという方法も知られているが、上
記した従来例では、可動体５の上下両端を底板２と天板
４の中心孔２ａ，４ａによって軸支する構成となってい
るため、可動体５の上端面に突起を立設するスペースを
確保することが困難であり、仮に可動体５の上端面にそ
のような突起を立設したとしても、可動体５の回転中心
から突起までの距離は天板４の中心孔４ａの半径以下で
あるため、可動体５のトルクを著しく大きくすることは
できない。
リングシャフトと軸挿入孔５ａとの係合部分を介して可
動体５へ伝達されるようになっているため、つまり、可
動体５の回転中心から近い位置で動力伝達が行われるた
め、可動体５のトルクが小さくなり、可撓性ケーブル６
を巻き締めあるいは巻き戻す力が弱くなるという問題が
あった。なお、ハンドルの回転力を可動体５へ伝達する
手段として、可動体５の上端面に立設した突起をハンド
ルのハブ孔に係合するという方法も知られているが、上
記した従来例では、可動体５の上下両端を底板２と天板
４の中心孔２ａ，４ａによって軸支する構成となってい
るため、可動体５の上端面に突起を立設するスペースを
確保することが困難であり、仮に可動体５の上端面にそ
のような突起を立設したとしても、可動体５の回転中心
から突起までの距離は天板４の中心孔４ａの半径以下で
あるため、可動体５のトルクを著しく大きくすることは
できない。
【０００７】本発明は、上記した従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、可動体のトルクを大き
くし、可撓性ケーブルの巻き締めあるいは巻き戻し動作
を確実に行うことのできるケーブルリールを提供するこ
とにある。
てなされたもので、その目的は、可動体のトルクを大き
くし、可撓性ケーブルの巻き締めあるいは巻き戻し動作
を確実に行うことのできるケーブルリールを提供するこ
とにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中心孔を有する天板および底板の外周部
が筒部を介して一体化された固定体と、前記天板と底板
のそれぞれの中心孔に回動自在に装着された可動体と、
これら固定体と可動体との間に画成される空間内に収納
された可撓性ケーブルとを備え、前記固定体がステアリ
ングコラム側に固定され、前記可動体がハンドル側に連
結されるケーブルリールにおいて、前記可動体に前記天
板の表面に沿って外方へ延びる回転板を固定すると共
に、この回転板に前記可動体よりも径方向外側に位置す
る係合部を設け、前記ハンドルの回転力が前記係合部を
介して前記回転板に伝達されるように構成したことを特
徴とする。
に、本発明は、中心孔を有する天板および底板の外周部
が筒部を介して一体化された固定体と、前記天板と底板
のそれぞれの中心孔に回動自在に装着された可動体と、
これら固定体と可動体との間に画成される空間内に収納
された可撓性ケーブルとを備え、前記固定体がステアリ
ングコラム側に固定され、前記可動体がハンドル側に連
結されるケーブルリールにおいて、前記可動体に前記天
板の表面に沿って外方へ延びる回転板を固定すると共
に、この回転板に前記可動体よりも径方向外側に位置す
る係合部を設け、前記ハンドルの回転力が前記係合部を
介して前記回転板に伝達されるように構成したことを特
徴とする。
【０００９】
【作用】ハンドルを時計あるいは反時計方向に回転する
と、その回転力は係合部を介して回転板に伝達され、さ
らに回転板に固定された可動体に伝達される。ここで、
係合部は可動体よりも径方向外側に位置し、可動体の回
転中心から充分に離れた位置でハンドルと回転板とが動
力伝達されるため、可動体のトルクを大きくすることが
でき、該可動体の回転力によって可撓性ケーブルを確実
に巻き締め、あるいは巻き戻すことができる。
と、その回転力は係合部を介して回転板に伝達され、さ
らに回転板に固定された可動体に伝達される。ここで、
係合部は可動体よりも径方向外側に位置し、可動体の回
転中心から充分に離れた位置でハンドルと回転板とが動
力伝達されるため、可動体のトルクを大きくすることが
でき、該可動体の回転力によって可撓性ケーブルを確実
に巻き締め、あるいは巻き戻すことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図１は本発明の一実施例に係るケーブルリールの平
面図、図２は図１のＡ−Ａ線に沿う断面図、図３は図１
のケーブルリールの天板を省略して示す平面図である。
る。図１は本発明の一実施例に係るケーブルリールの平
面図、図２は図１のＡ−Ａ線に沿う断面図、図３は図１
のケーブルリールの天板を省略して示す平面図である。
【００１１】これらの図において、符号１０は固定体を
示し、該固定体１０は中心孔１１ａを有する円板状の天
板１１と、この天板１１の外周縁に垂設された外筒部１
２と、中心孔１３ａを有し外筒部１２の下端に一体化さ
れた円板状の底板１３とからなり、天板１１の上面外周
部には環状の凸部１４が形成されている。また、前記固
定体１０の中央には軸挿入孔１５ａを有する可動体１５
が回動自在に装着されており、この可動体１５の上下両
端は前記天板１１と底板１３の中心孔１１ａ，１３ａに
案内されている。この可動体１５の上面には軸挿入孔１
６ａを有する円板状の回転板１６が載置されており、両
者は可動体１５の上面に立設された複数本のピン１５ｂ
を回転板１６の透孔に挿入して熱かしめすることによっ
て一体化されている。この回転板１６の下面外周部には
前記凸部１４と摺動自在に嵌合する凹部１７が形成され
ており、回転板１６の上面には保持体１８が設けられて
いる。この保持体１８は、軸挿入孔１６ａから外方に延
びる一対の保護壁１８ａと、これら保護壁１８ａの外方
端から上方に延びる支持壁１８ｂとからなり、後述する
リード線の導出部として機能する。さらに、回転板１６
の上面には軸挿入孔１６ａを介して対向する一対の突起
１９が立設されており、これら突起１９は回転板１６の
外周縁近傍に位置し、少なくとも可動体１５よりも径方
向外側に位置するように設けられている。
示し、該固定体１０は中心孔１１ａを有する円板状の天
板１１と、この天板１１の外周縁に垂設された外筒部１
２と、中心孔１３ａを有し外筒部１２の下端に一体化さ
れた円板状の底板１３とからなり、天板１１の上面外周
部には環状の凸部１４が形成されている。また、前記固
定体１０の中央には軸挿入孔１５ａを有する可動体１５
が回動自在に装着されており、この可動体１５の上下両
端は前記天板１１と底板１３の中心孔１１ａ，１３ａに
案内されている。この可動体１５の上面には軸挿入孔１
６ａを有する円板状の回転板１６が載置されており、両
者は可動体１５の上面に立設された複数本のピン１５ｂ
を回転板１６の透孔に挿入して熱かしめすることによっ
て一体化されている。この回転板１６の下面外周部には
前記凸部１４と摺動自在に嵌合する凹部１７が形成され
ており、回転板１６の上面には保持体１８が設けられて
いる。この保持体１８は、軸挿入孔１６ａから外方に延
びる一対の保護壁１８ａと、これら保護壁１８ａの外方
端から上方に延びる支持壁１８ｂとからなり、後述する
リード線の導出部として機能する。さらに、回転板１６
の上面には軸挿入孔１６ａを介して対向する一対の突起
１９が立設されており、これら突起１９は回転板１６の
外周縁近傍に位置し、少なくとも可動体１５よりも径方
向外側に位置するように設けられている。
【００１２】前記固定体１０の外筒部１２と前記可動体
１５の外周面との間にはリング状の空間が画成されてお
り、この空間内には可撓性ケーブル２０と移動体２１が
収納されている。この可撓性ケーブル２０は、互いに平
行な複数本の導線を一対の絶縁フィルムでラミネートし
たフラットケーブルと呼ばれるものからなり、本実施例
の場合は４本の導線を埋設した４回路用のフラットケー
ブルが使用されている。可撓性ケーブル２０の一端は外
筒部１２に固定された第１のコネクタ２２に接続され、
該第１のコネクタ２２で丸線ケーブルからなるリード線
２３に接続されて固定体１０の外部に導出されている。
一方、可撓性ケーブル２０の他端は可動体１５に固定さ
れた第２のコネクタ２４に接続され、該第２のコネクタ
２４で丸線ケーブルからなるリード線２５に接続されて
いる。このリード線２５は、前記回転板１６の軸挿入孔
１６ａ近傍に穿設された透孔を挿通したのち前記保持体
１８に沿って外部に導出され、該保持体１８の支持壁１
８ｂにゴムバンド２６等を用いて固定されている。
１５の外周面との間にはリング状の空間が画成されてお
り、この空間内には可撓性ケーブル２０と移動体２１が
収納されている。この可撓性ケーブル２０は、互いに平
行な複数本の導線を一対の絶縁フィルムでラミネートし
たフラットケーブルと呼ばれるものからなり、本実施例
の場合は４本の導線を埋設した４回路用のフラットケー
ブルが使用されている。可撓性ケーブル２０の一端は外
筒部１２に固定された第１のコネクタ２２に接続され、
該第１のコネクタ２２で丸線ケーブルからなるリード線
２３に接続されて固定体１０の外部に導出されている。
一方、可撓性ケーブル２０の他端は可動体１５に固定さ
れた第２のコネクタ２４に接続され、該第２のコネクタ
２４で丸線ケーブルからなるリード線２５に接続されて
いる。このリード線２５は、前記回転板１６の軸挿入孔
１６ａ近傍に穿設された透孔を挿通したのち前記保持体
１８に沿って外部に導出され、該保持体１８の支持壁１
８ｂにゴムバンド２６等を用いて固定されている。
【００１３】前記移動体２１は、環状の回転リング２７
と、この回転リング２７の下面に所定間隔を保って垂設
された複数本の支軸２８と、これら支軸２８に回転自在
に支持されたローラ２９とで構成されており、前記回転
リング２７は前記天板１１の下面に形成された環状のガ
イド溝３０内に摺動自在に嵌合されている。図３に示す
ように、前記可撓性ケーブル２０は、前記第１のコネク
タ２２から外筒部１２の内壁に時計方向に巻回され、そ
こから一つのローラ２９に沿ってＵ字状に反転され（以
下、これを反転部２０ａという）、さらに可動体１５の
外壁回りに反時計方向に巻回されて第２のコネクタ２４
に至るよう、前記空間内に収納されている。
と、この回転リング２７の下面に所定間隔を保って垂設
された複数本の支軸２８と、これら支軸２８に回転自在
に支持されたローラ２９とで構成されており、前記回転
リング２７は前記天板１１の下面に形成された環状のガ
イド溝３０内に摺動自在に嵌合されている。図３に示す
ように、前記可撓性ケーブル２０は、前記第１のコネク
タ２２から外筒部１２の内壁に時計方向に巻回され、そ
こから一つのローラ２９に沿ってＵ字状に反転され（以
下、これを反転部２０ａという）、さらに可動体１５の
外壁回りに反時計方向に巻回されて第２のコネクタ２４
に至るよう、前記空間内に収納されている。
【００１４】このように構成されたケーブルリールは、
自動車のステアリング装置に組み込まれて使用される
が、その際、固定体１０はステアリングコラム側に固定
され、固定体１０から外部に導出されたリード線２３
は、車体側に装着されたエアーバッグ駆動回路やホーン
回路等に接続される。また、回転板１６の両突起１９は
ハンドル側のハブ孔に挿入・係止されると共に、可動体
１５の軸挿入孔１５ａにステアリングシャフトが挿入さ
れ、可動体１５および回転体１６から外部に導出された
リード線２５は、ハンドル側に装着されたエアーバッグ
用インフレータやホーンスイッチ等に接続される。
自動車のステアリング装置に組み込まれて使用される
が、その際、固定体１０はステアリングコラム側に固定
され、固定体１０から外部に導出されたリード線２３
は、車体側に装着されたエアーバッグ駆動回路やホーン
回路等に接続される。また、回転板１６の両突起１９は
ハンドル側のハブ孔に挿入・係止されると共に、可動体
１５の軸挿入孔１５ａにステアリングシャフトが挿入さ
れ、可動体１５および回転体１６から外部に導出された
リード線２５は、ハンドル側に装着されたエアーバッグ
用インフレータやホーンスイッチ等に接続される。
【００１５】使用に際し、ハンドルを時計あるいは反時
計方向に回転すると、その回転力がハブ孔と突起１９と
の係合部分を介して回転板１６に伝達され、さらに回転
板１６に固定された可動体１５に伝達される。例えばハ
ンドルを図３の時計方向に回転し、それに連動して可動
体１５が時計方向に回転すると、可撓性ケーブル２０の
反転部２０ａは可動体１５よりも少ない回転量だけ時計
方向に移動し、この反転部２０ａに追従してローラ２９
群と回転リング２７を含む移動体２１も時計方向に移動
し、該移動体２１の移動量の約２倍の長さの可撓性ケー
ブル２０が可動体１５から繰り出されて外筒部１２に巻
き戻される。上記とは逆に、ハンドルを図３の反時計方
向に回転し、それに連動して可動体１５が反時計方向に
回転すると、可撓性ケーブル２０の反転部２０ａと移動
体２１は可動体１５よりも少ない回転量だけ反時計方向
に移動し、この移動量の約２倍の長さの可撓性ケーブル
２０が外筒部１２から繰り出されて可動体１５に巻き締
められる。ここで、前記突起１９は可動体１５よりも径
方向外側に位置し、可動体１５の回転中心から充分に離
れた位置でハンドルと回転板１６とが動力伝達されるた
め、可動体１５のトルクを大きくすることができ、した
がって、可撓性ケーブル２０の巻き締めあるいは巻き戻
し動作を確実に行うことができる。
計方向に回転すると、その回転力がハブ孔と突起１９と
の係合部分を介して回転板１６に伝達され、さらに回転
板１６に固定された可動体１５に伝達される。例えばハ
ンドルを図３の時計方向に回転し、それに連動して可動
体１５が時計方向に回転すると、可撓性ケーブル２０の
反転部２０ａは可動体１５よりも少ない回転量だけ時計
方向に移動し、この反転部２０ａに追従してローラ２９
群と回転リング２７を含む移動体２１も時計方向に移動
し、該移動体２１の移動量の約２倍の長さの可撓性ケー
ブル２０が可動体１５から繰り出されて外筒部１２に巻
き戻される。上記とは逆に、ハンドルを図３の反時計方
向に回転し、それに連動して可動体１５が反時計方向に
回転すると、可撓性ケーブル２０の反転部２０ａと移動
体２１は可動体１５よりも少ない回転量だけ反時計方向
に移動し、この移動量の約２倍の長さの可撓性ケーブル
２０が外筒部１２から繰り出されて可動体１５に巻き締
められる。ここで、前記突起１９は可動体１５よりも径
方向外側に位置し、可動体１５の回転中心から充分に離
れた位置でハンドルと回転板１６とが動力伝達されるた
め、可動体１５のトルクを大きくすることができ、した
がって、可撓性ケーブル２０の巻き締めあるいは巻き戻
し動作を確実に行うことができる。
【００１６】上記一実施例にあっては、可動体１５の回
転中心から充分に離れた位置でハンドルと回転板１６と
が動力伝達され、該回転板１６を介して可動体１５が回
転されるため、可動体１５のトルクを大きくすることが
でき、該可動体１５の回転力によって可撓性ケーブル２
０を確実に巻き締め、あるいは巻き戻すことができる。
また、天板１１の凸部１４に回転板１６の凹部１７が摺
動自在に嵌合することによって、回転板１６の外周部が
固定体１０にガイドされるため、回転板１６をスムーズ
に回転することができる。また、ハブ孔の位置や大きさ
等が異なる異種のステアリング装置に対しても、回転板
１６を変更するだけで適応することができるため、回転
板１６を除くケーブルリールの本体部分の標準化が図
れ、ケーブルリールのトータルコストを低減できる。さ
らに、可動体１５から導出されるリード線２５を保持体
１８に沿って回転板１６の外縁近傍から取り出すことが
できるため、ケーブルリールをステアリング装置に組み
込む際、リード線２５をハンドルに装着されたインフレ
ータ等に接続する作業を、ケーブルリールの外方の広い
スペースで簡単に行うことができる。
転中心から充分に離れた位置でハンドルと回転板１６と
が動力伝達され、該回転板１６を介して可動体１５が回
転されるため、可動体１５のトルクを大きくすることが
でき、該可動体１５の回転力によって可撓性ケーブル２
０を確実に巻き締め、あるいは巻き戻すことができる。
また、天板１１の凸部１４に回転板１６の凹部１７が摺
動自在に嵌合することによって、回転板１６の外周部が
固定体１０にガイドされるため、回転板１６をスムーズ
に回転することができる。また、ハブ孔の位置や大きさ
等が異なる異種のステアリング装置に対しても、回転板
１６を変更するだけで適応することができるため、回転
板１６を除くケーブルリールの本体部分の標準化が図
れ、ケーブルリールのトータルコストを低減できる。さ
らに、可動体１５から導出されるリード線２５を保持体
１８に沿って回転板１６の外縁近傍から取り出すことが
できるため、ケーブルリールをステアリング装置に組み
込む際、リード線２５をハンドルに装着されたインフレ
ータ等に接続する作業を、ケーブルリールの外方の広い
スペースで簡単に行うことができる。
【００１７】なお、上記実施例では、ハンドルと回転板
との動力伝達手段として、回転板の突起をハンドルのハ
ブ孔に挿入する場合について説明したが、これとは逆
に、ハンドル側の突起を回転板の孔に挿入することも可
能である。また、上記実施例では、回転板を固定体にガ
イドする手段として、天板に立設した凸部に回転板の凹
部を摺動自在に嵌合する場合について説明したが、これ
ら凸部と凹部の関係が逆でもよいことは当然である。
との動力伝達手段として、回転板の突起をハンドルのハ
ブ孔に挿入する場合について説明したが、これとは逆
に、ハンドル側の突起を回転板の孔に挿入することも可
能である。また、上記実施例では、回転板を固定体にガ
イドする手段として、天板に立設した凸部に回転板の凹
部を摺動自在に嵌合する場合について説明したが、これ
ら凸部と凹部の関係が逆でもよいことは当然である。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動体の回転中心から充分に離れた位置でハンドルと回
転板とが動力伝達され、この回転板を介して可動体が回
転されるため、可動体のトルクを大きくすることがで
き、該可動体の回転力によって可撓性ケーブルを確実に
巻き締め、あるいは巻き戻すことができる。
可動体の回転中心から充分に離れた位置でハンドルと回
転板とが動力伝達され、この回転板を介して可動体が回
転されるため、可動体のトルクを大きくすることがで
き、該可動体の回転力によって可撓性ケーブルを確実に
巻き締め、あるいは巻き戻すことができる。
【図１】本発明の一実施例に係るケーブルリールの平面
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】図１のケーブルリールの天板を省略して示す平
面図である。
面図である。
【図４】従来例に係るケーブルリールの断面図である。
１０ 固定体 １１ 天板 １２ 外筒部 １３ 底板 １１ａ，１３ａ 中心孔 １４ 凸部 １５ 可動体 １５ａ，１６ａ 軸挿入孔 １６ 回転板 １７ 凹部 １８ 保持体 １９ 突起 ２０ 可撓性ケーブル ２２ 第１のコネクタ ２３，２５ リード線 ２４ 第２のコネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 邦彦 東京都大田区雪谷大塚町１番７号 アルプ ス電気株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 中心孔を有する天板および底板の外周部
が筒部を介して一体化された固定体と、前記天板と底板
のそれぞれの中心孔に回動自在に装着された可動体と、
これら固定体と可動体との間に画成される空間内に収納
された可撓性ケーブルとを備え、前記固定体がステアリ
ングコラム側に固定され、前記可動体がハンドル側に連
結されるケーブルリールにおいて、前記可動体に前記天
板の表面に沿って外方へ延びる回転板を固定すると共
に、この回転板に前記可動体よりも径方向外側に位置す
る係合部を設け、前記ハンドルの回転力が前記係合部を
介して前記回転板に伝達されるように構成したことを特
徴とするケーブルリール。 - 【請求項２】 請求項１の記載において、前記固定体と
前記回転板とに両者を回転自在に連結するガイド手段を
設けたことを特徴とするケーブルリール。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5129340A JP2710911B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ケーブルリール |
| KR1019940011461A KR0143943B1 (ko) | 1993-05-31 | 1994-05-26 | 클럭스프링 콘넥터 |
| US08/250,207 US5529505A (en) | 1993-05-31 | 1994-05-27 | Clock spring connector |
| DE4419075A DE4419075C2 (de) | 1993-05-31 | 1994-05-31 | Uhrfederverbinder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5129340A JP2710911B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ケーブルリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06338371A true JPH06338371A (ja) | 1994-12-06 |
| JP2710911B2 JP2710911B2 (ja) | 1998-02-10 |
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ID=15007193
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5129340A Expired - Fee Related JP2710911B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ケーブルリール |
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|---|---|
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| JP (1) | JP2710911B2 (ja) |
| KR (1) | KR0143943B1 (ja) |
| DE (1) | DE4419075C2 (ja) |
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| US5816733A (en) * | 1995-11-29 | 1998-10-06 | Yazaki Corporation | Rotary member having a cover securing structure |
| JP2021163625A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置 |
| WO2023140310A1 (ja) * | 2022-01-21 | 2023-07-27 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置 |
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| JPH0834352A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-02-06 | Tokai Rika Co Ltd | ステアリングホイールの継電装置 |
| JP2921733B2 (ja) * | 1994-08-26 | 1999-07-19 | 矢崎総業株式会社 | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
| JP2863104B2 (ja) * | 1995-01-12 | 1999-03-03 | 矢崎総業株式会社 | 相対回転部材間継電装置 |
| JP3199595B2 (ja) * | 1995-02-22 | 2001-08-20 | アルプス電気株式会社 | 回転コネクタ |
| DE19511654A1 (de) * | 1995-03-30 | 1996-10-02 | Alcatel Kabel Ag | Vorrichtung zur Signalübertragung zwischen zwei Endstellen |
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| JPH09204972A (ja) * | 1996-01-25 | 1997-08-05 | Alps Electric Co Ltd | 回転コネクタ |
| JP3112419B2 (ja) * | 1996-06-06 | 2000-11-27 | 矢崎総業株式会社 | 相対回転部材間継電装置 |
| JP3318502B2 (ja) * | 1997-01-31 | 2002-08-26 | 株式会社東海理化電機製作所 | レバーコンビネーションスイッチ |
| EP1247697A3 (en) | 2001-04-03 | 2003-10-22 | Tyco Electronics AMP GmbH | Rotary loop back connector |
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| DE3150427A1 (de) * | 1981-12-19 | 1983-07-14 | Petri Ag, 8750 Aschaffenburg | Kontakteinrichtung zur stromuebertragung zwischen dem lenkrad und der lenksaeule von kraftfahrzeugen |
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| JP2524420Y2 (ja) * | 1991-03-18 | 1997-01-29 | アルプス電気株式会社 | ケーブルリール |
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| US5277604A (en) * | 1991-04-05 | 1994-01-11 | Alps Electric Co., Ltd. | Clock spring connector |
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| JP2826006B2 (ja) * | 1991-12-13 | 1998-11-18 | アルプス電気株式会社 | ケーブルリール |
| US5409389A (en) * | 1991-12-24 | 1995-04-25 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Transmission apparatus between rotatable body and fixed body |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5129340A patent/JP2710911B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-05-26 KR KR1019940011461A patent/KR0143943B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-05-27 US US08/250,207 patent/US5529505A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-31 DE DE4419075A patent/DE4419075C2/de not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| DE4419075A1 (de) | 1994-12-01 |
| KR0143943B1 (ko) | 1998-08-17 |
| KR940027233A (ko) | 1994-12-10 |
| JP2710911B2 (ja) | 1998-02-10 |
| DE4419075C2 (de) | 2001-10-31 |
| US5529505A (en) | 1996-06-25 |
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