JPH0633763B2 - 点火時期制御装置 - Google Patents

点火時期制御装置

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JPH0633763B2
JPH0633763B2 JP15165687A JP15165687A JPH0633763B2 JP H0633763 B2 JPH0633763 B2 JP H0633763B2 JP 15165687 A JP15165687 A JP 15165687A JP 15165687 A JP15165687 A JP 15165687A JP H0633763 B2 JPH0633763 B2 JP H0633763B2
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ignition
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waveform
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正幸 小澤
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は点火時期制御装置に関し、更に詳細には機関の
点火時期を進角制御して点火させる装置に関する。
(従来の技術) 従来、機関の点火時期を制御する装置は第5図および第
6図に示されるように構成されていた。第5図はコンデ
ンサ放電形点火装置(CDI)の回路図であり、1は磁
石発電機に設けられた点火用発電コイル、2は進角回路
用電源、3はマスク手段、4は点火用発電コイル1の交
換出力を整流し点火用コンデンサ5に充電するためのダ
イオード、6は後述する信号源より信号を得てコンデン
サ5の電荷を点火コイル7の一次コイル7aに放出し、
これに伴って二次コイル7bに高電圧を誘起して点火プ
ラグ8に放電させ機関を点火する半導体スイッチング素
子のサイリスタを示している。
更に、9bは角度位置検出装置の信号コイル、10はコ
ンデンサ10aおよび抵抗10bによって構成される第
1のCRバイアス回路、11はコンデンサ11aおよび
抵抗11bによって構成される第2のCRバイアス回
路、12は機関の点火時期を制御する進角回路を示す。
磁石発電機は第6図に示されるように機関に同期して回
転する椀状のフライホイール13を備え、その周壁内周
面には等しい長さの12個の磁石14が磁極を内外周側
に向け且つ該磁極を交互に異にして周方向に整列配置さ
れている。このフライホイール13の内側空間部には固
定子15が配置され、該固定子15は外周囲に磁石14
に対応して突出した16個の突極16aを備えるリング
状の鉄芯16を有し、これら各突極16aにはそれぞれ
コイルが巻かれて発電コイルを構成している。
多数の発電コイルのうち、1つは比較的に大きく形成さ
れた点火用発電コイル1であり、他は付加電力用発電コ
イル18である。点火用発電コイル1は機関点火時期制
御回路による機関点火のための電力発生に利用され、他
方、付加電力用発電コイル18は例えば車輌の照明器具
等点火以外に使用する電力の発生に供される。
フライホイール13の外周面には角度位置検出装置のト
リガーポール9cが設けられており、該トリガーポール
9cの先端および後端が電磁ピックアップ装置9の電極
9aを通過したときにそれぞれ極性の異なる基準信号を
信号コイル9bに発生させる。すなわち、この2つの基
準信号は、機関の所定のクランク位置に対応した一方の
極性の第1角度信号aとこの第1角度信号の発生位置よ
りも所定角度遅れたクランク位置に対応した他方の極性
の第2角度信号bとである。これらの基準信号a,bは
点火用発電コイル1の発生する出力のうち負の半周期の
内の発生するようにトリガーポール9cのフライホイー
ル13に対する位置又は長さが決められている。
次に、このような従来の磁石発電機の動作を第7図の波
形図を参照して説明する。
フライホイール13の回転により点火用発電コイル1に
発生した交流出力はダイオード4により整流され、点火
用コンデンサ5を充電すると共に進角回路用電源2のダ
イオード2aにより整流され抵抗2bにより電流を制限
してコンデンサ2cを充電する。このコンデンサ2cに
充電された電荷は、進角回路12の電源として使用され
る。
他方、信号コイル9bの出力の内、一方の極性出力はダ
イオード19により整流され第1のCRバイアス回路1
0を通り第2角度信号bとして半導体スイッチング素子
6のゲートへ印加され、他方の極性出力はダイオード2
0により整流され第2のCRバイアス回路11を通り第
1角度信号aとして進角回路12に入力され、この進角
回路12により点火時期が演算されてその演算結果の出
力が同様に半導体スイッチング素子6のゲートに印加さ
れる。その際、機関の点火時期に信号コイル9bの出力
によって決定される一方の極性の信号(第2角度信号
b)、或いは他方の極性の信号(第1角度信号a)を受
けて進角回路12により決定される信号のどちらかの点
火信号によりスイッチング素子6が導通されるので、点
火用コンデンサ5に充電された電荷は点火コイル7に通
電され、点火プラグ8に飛火を生ずる。
ところで、点火用発電コイル1の出力は、マスク手段3
を構成するトランジスタ3aのベースに抵抗3bを介し
て印加され且つコレクタは半導体スイッチング素子13
のゲートに接続され、またエミッタはアースされている
ので、このトランジスタ3aのコレクタとエミッタ間は
点火用発電コイル1の出力によりオンオフする。すなわ
ち、このトランジスタ3aは、点火用発電コイル1の出
力が正波の時オンする結果、点火信号を側路して無効に
し、他方その出力が負波の時オフして点火信号を有効に
する。
第7図には、上記従来の磁石発電機における磁石の磁束
波形A、点火用発電コイル1に発生する電圧波形B、信
号コイル9bに発生する電圧波形C、機関が逆転した時
に点火用発電コイル1に発生する電圧波形D、および機
関逆転時に信号コイル9bに発生する電圧波形Eが示さ
れている。この波形付からも明らかなように、正点時に
点火用発電コイル1の発生電圧が負波の時マスク手段3
のトランジスタ3aは遮断状態となるため点火信号は有
効となるからこの間に点火信号が半導体スイッチング素
子6のゲートに供給される。他方、機関逆転時には点火
信号の発生する期間は点火用発電コイル1の発生電圧が
正転時とは逆に正波となるのでこの間の点火信号は無効
となって機関の逆転時の点火は行なわれず、継続した機
関の逆転が防止され、またケッチンも防止できる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、長さの等しい12の磁石を備える磁石発
電機を用いたCDIでは、点火用発電コイル1の出力の
内の半サイクルは30度であり、従ってこの間隔内に点
火信号を発生させなければならず、点火信号の出力波形
の正波,負波の幅が5度程度あるから、そのため点火時
期の進角幅が20度以下に制限されるという欠点があっ
た。
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決して、充分
な出力を得られる多極磁石発電機において角度位置検出
装置の発生する基準信号間隔を広げて進角幅を大きくす
ることによってあらゆる機関の点火時期に対応させるこ
とのできる磁石発電機を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の点火時期制御装置は、点火用発電コイルの出力
電圧における極性によって半導体スイッチング素子に入
力される点火信号を有効無効にするマスク手段を備える
機関点火回路と、機関の回転に同期し前記点火用発電コ
イルの極性変更時に対応して第1角度信号および第2角
度信号を発生させる角度位置検出装置と、前記第1角度
信号に基づいて点火時期を演算し点火信号を半導体スイ
ッチ素子に入力する進角回路と、前記第2角度信号を矩
形整形する波形整形回路と、該波形整形回路の出力信号
を微分し微分波形信号として前記半導体スイッチング素
子に入力させる微分回路とを含んで構成されている。
(作用) 本発明の点火時期制御装置によると、機関に同期してフ
ライホイールが回転すると点火用発電コイルに交換出力
が発生する。そして、角度位置検出装置の信号コイルに
発生する基準信号はトリガーポールの位置および長さの
設定により点火用発電コイルの出力の極性の変わる位置
で発生する。従って、基準信号間の間隔を長くなるため
進角幅は大きくなる。しかし、機関逆転時には第2角度
信号が電源電圧の正波と負波との変更点で発生するた
め、該第2角度信号の一部が半導体スイッチング素子の
ゲートに入力されないようにこれを波形整形した後微分
波形信号として電源電圧の負波内に入れられる。これに
よって当該信号はマスクされて無効とされ、点火動作信
号として作用しない。
(実施例) 以下、本発明の磁石発電機を添付図面に示された好適な
実施例について更に詳細に説明する。
第1図には本発明の一実施例に係る機関点火時期制御装
置におけるコンデンサ放電形点火回路30が示され、ま
た第2図には本発明の前記実施例における磁石発電機の
一部が示されている。
第2図に示される磁石発電機は、基本的には第6図に示
される従来のものと同じであるが、椀状のフライホイー
ル13の外周面に設けられた角度位置検出装置のトリガ
ーポール31の位置と長さが従来のものとは異なる。す
なわち、トリガーポール31は、後述する第3図の波形
図で明らかなようにフライホイール13の回転に伴って
各磁石14の磁束を点火用発電コイル1が鎖交する際該
点火用発電コイル1に発生する出力電圧の極性が変わる
時、即ち正波から負波および負波から正波に変わる時に
基準信号(第1角度信号aおよび第2角度信号b)を電
磁ピックアップ装置9の信号コイル9bに発生すべくそ
の先端31aおよび後端31bが電磁ピックアップ装置
9の電極9aを通過するようにその位置および長さが設
定されている。
他方、第1図に示されるコンデンサ放電形点火回路30
において、第5図に示される従来の回路と同一又は相当
する部分は同一の参照符号を付してその説明を省略す
る。第1図の回路図において、32は波形整形回路で信
号コイル9bに発生した正側の基準信号を波形整形して
矩形波c(第3図の波形F)とするものである。また、
33は微分回路で、点火用発電コイル1の出力電圧の極
性が正波から負波へ変わる変更点を境にして正波負波両
方に跨がる前記矩形波を微分して一方の極性内に入る急
峻に変化するパルス信号d(第3図の波形G)とするも
のである。このような微分波形信号をとることにより後
述する理由によって進各幅を最大源に大きくとりながら
も機関逆転時の点火誤動作を防止する。
次に、前述の機関点火時期制御装置の動作を第3図の波
形図を参照して説明する。
フライホイール13の回転によって機関が点火される基
本動作は従来の場合と変わらないが、第3図の点火用発
電コイルの出力波形Bからも明らかなように点火用発電
コイル1に発生する交流電圧に対応して基準信号a,b
は波形Cの如く正波から負波および負波から正波へ変化
する変更点上に発生させられる。これにより、基準信号
間隔は長くなり進角幅は非常に大きくとることができ
る。しかし、基準信号a,bを変更点上に発生させるよ
うにしたことにより機関逆転時の点火誤動作の問題が生
ずる。
すなわち、機関が逆転すると前述したように点火用発電
コイルに発生する交流出力は第4図の波形Dに示される
ように正波と負波が正転時とは逆に出る。そして、基本
的には基準信号間に出る点火信号は、その間の点火発電
コイルの出力電圧が正波であるためマスク手段3によっ
て無効となって点火動作を起さない。しかし、機関逆転
時に生ずる第2角度信号b′(第4図の波形E)はその
山が電源電圧の正波と負波の変更点上にあるためその山
の負側に入る半分の信号はマスクされず半導体スイッチ
ング素子6のゲートに入力され、その結果点火動作を起
すこととなる。そこで、この実施例では、この第2角度
信号b′については第4図の波形Fの如く矩形波形c′
にした後これを波形Gの如く微分波形信号d′とするこ
とにより電源電圧の負波内に入るようにしたため、この
信号d′は点線で示されるように無効とされ、このよう
な逆転時の点火誤動作を完全に防止できる。
なお、前述した実施例では、12の磁石をそれぞれ独立
した個々の磁石として説明してきたが、リング状の素材
に周方向に所定数の磁極即ちN極,S極を交互に着磁し
たものでもよく、或いは例えば3つのセグメントに複数
の磁極を着磁してこれを組合せてリング状にしたもので
あってもよく、従って、ここで用いた「磁石」なる用語
は一つの極性の着磁領域を指すものであって複数の磁極
をもつ一体物か又は別体のものかを特定するものではな
い。
また、前述の実施例ではトリガーポール31をフライホ
イール13の外周面に形成したが、これは機関と同期し
て回転する別の回転体でもよく、かならずしもフライホ
イールに限定されるものではない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の機関点火時期制御装置に
よれば、機関逆転時に点火誤動作を起すことなく進角幅
を広くとれるため機関のあらゆる点火時期に対応させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る機関点火時期制御装置
におけるコンデンサ放電形点火回路図、第2図は機関点
火時期制御装置における磁石発電機を部分的に示す正面
図、第3図はこの磁石発電機におけるフライホイール内
周面の磁石における磁束波形に対応させて点火用発電コ
イルの出力波形等を示す波形図、第4図は機関逆転時に
発生する各出力波形を示す第3図と同様な波形図、第5
図は従来のコンデンサ放電形点火回路図、第6図は従来
の磁石発電機を示す正面図、第7図は第6図の磁石発電
機の磁石における磁束波形に対応させて点火用発電コイ
ルの出力波形等を示す波形図である。 1……点火用発電コイル、3……マスク手段、6……半
導体スイッチング素子、9b……信号コイル、12……
進角回路、13……フライホイール、14……磁石、3
0……コンデンサ放電形点火回路、31……トリガーポ
ール、32……波形整形回路、32……微分回路。 なお、各図中同一符号は同一部分又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】点火用発電コイルの出力電圧における極性
    によって半導体スイッチング素子に入力される点火信号
    を有効無効にするマスク手段を備える機関点火回路と、
    機関の回転に同期し前記点火用発電コイルの極性変更時
    に対応して第1角度信号および第2角度信号を発生させ
    る角度位置検出装置と、前記第1角度信号に基づいて点
    火時期を演算し点火信号を半導体スイッチ素子に入力す
    る進角回路と、前記第2角度信号を矩形整形する波形整
    形回路と、該波形整形回路の出力信号を微分し微分波形
    信号として前記半導体スイッチング素子に入力させる微
    分回路とを含む点火時期制御装置。
JP15165687A 1987-06-17 1987-06-17 点火時期制御装置 Expired - Lifetime JPH0633763B2 (ja)

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