JPS585088Y2 - 無接点点火装置用磁石発電機 - Google Patents

無接点点火装置用磁石発電機

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JPS585088Y2
JPS585088Y2 JP14996877U JP14996877U JPS585088Y2 JP S585088 Y2 JPS585088 Y2 JP S585088Y2 JP 14996877 U JP14996877 U JP 14996877U JP 14996877 U JP14996877 U JP 14996877U JP S585088 Y2 JPS585088 Y2 JP S585088Y2
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signal
magnet
flywheel
coil
magnetic pole
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JP14996877U
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JPS5475905U (ja
Inventor
山田浩
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国産電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関用無接点点火装置を駆動するエキサ
イタコイルと信号発電コイルとを内蔵した磁石発電機に
関するものである。
従来この種の発電機として、フライホイール磁石回転子
のボス部に信号用磁石を埋設するとともに信号発電コイ
ルを巻装したコの字形鉄心を固定子側に取付け、上記信
号用磁石とコの字形鉄心とを対向させて1回転当り1回
の信号を得るようにしたものがある。
しか゛しこのような構造では、フライホイール磁石回転
子の主磁石からの漏洩磁束によって信号発電コイルに大
きな誤信号が生じるのを防ぐため信号発電コイルの外側
を磁気的に遮蔽する必要がある。
したがっtこの従来の発電機では構造が複雑になる上に
信号発電コイルのためにフライホイール内に大きなスペ
ースを確保する必要があり、エキサイタコイルの外に点
灯用コイル等を設ける場合には発電機が著しく大形化す
る欠点があった。
:本考案の目的は、信号発電コイルに対して遮
蔽を施すことなく誤信号の発生を防止して上記の欠点を
解消した無接点点火装置用磁石発電機を提供することに
ある。
以下図示の実施例により本考案の磁石発明の詳細な説明
する。
第1図A及びBにおいて1は鉄の如き磁性材料からなる
椀状のフライホイールで、このフライホイールの底壁部
1aの中央部には回転軸を嵌着するための磁性ボス部2
がリベット等により取付けられている。
図中23は回転軸が嵌合されるテーパ孔を示し、2゛b
は回−転軸に対してフライホイールを位置決めするため
のキーが係入されるキー溝を示している。
フライホイール1の周壁部1bの内面には円弧状の主磁
石31乃至34が等間隔で配置され、各主磁石の内周面
には磁極片4が配置されている。
各永久磁石及び磁極片はビスやリベット、または接着剤
等の適宜の手段によりフライホイール1に対して固着さ
れ、主磁石31乃至34はフライホイールの周方向に異
なる極性の主磁極が交互に現われるように径方向に着磁
されている。
フライホイール1のボス部2の外周側の互いに180度
位置がずれた磁石31及び33に対面する位置には、1
80度の角度間隔で第1及び第2の信号用磁石51及び
52が配設される。
これらの信号用磁石51及び52はボス部2に嵌着され
た磁性リング50に設けられた溝内に、その磁極面が露
呈するようにして埋設され、リング50は接着等の固着
手段によりボス部2に対して固定されている。
第1の信号用磁石51は対面する磁石31により形成さ
れる磁極と同極性の磁極(図示の側ではN極)が外面に
現わるように着磁され、第2の信号用磁石52は対面す
る磁石33により形成される主磁極と異極性の磁極(図
示の例ではS極)が外面に現れるように着磁されている
一方図示しない固定台板上には電機子6及び7が固定さ
れている。
これらの電機子はそれぞれ両端に磁極部6a、6a及び
7a、7aを有する■形鉄心61及び11にコイル62
及び72を巻装したもので、これらのコイルのうち一方
のコイル62は点火装置のエキサイタコイルであり、他
方のコイル72はランプやバッテリー充電回路に電力を
供給する一般負荷用の発電コイルである。
またエキサイタコイル62の鉄心61の一方の磁極部6
aには信号用鉄心81の一端が固定され、信号用鉄心8
1とこの鉄心に巻装された信号発電コイル82とにより
信号発電子8が構成されている。
信号用鉄心81は信号用磁石51.52の磁極とこれら
の信号用磁石に対応する主磁石31及び33の磁極(主
磁極)とに同時に対向し得るような形状(図示の例では
くの字形・)に形成されている0 上記の発電機において、フライホイール1、磁石31乃
至34及び磁極片4からなる磁石回転子は、通常内燃機
関の出力軸をボス部2に嵌着することにより機関に取付
けられ、電機子6及び7からなる固定子は内燃機関のケ
ース等に固定された合板またはケースに一体に設けられ
た合板にビス等により固定される。
エキサイタコイル62及び信号発電コイル82は、例え
ば第2図に示すような無接点点火装置を駆動するために
用いられる。
第2図においてIgは2次側に点火プラグPが接続され
た点火コイルで、点火コイルIgの1次コイルの両端に
はコンデンサCを介してサイリスタSCRが並列接続さ
れている。
そしてエキサイタコイル62はコンデンサCと点火コイ
ルIgの1次コイルとの直列回路の両端にダイオードD
1を介して並列接続され、信号発電コイル82はサイリ
スタSCRのゲートカラード間にダイオードD2を介し
て並列接続されている。
この点火装置では、エキサイタコイル62の一方の半サ
イクルの出力でコンデンサCが図示の極性に充電され、
次いで機関の点火位置で信号発電コイル82から与えら
れる信号によりサイリスタSCRが導通するとコンデン
サCの電荷がサイリスタSCRを通して点火コイルIg
の1次コイルに放電し、その2次コイルに高電圧が発生
して点火プラグPに火花が飛ぶ。
この他、無接点点火装置としては、点火コイルの1次巻
線に対して並列または直列に設けた半導体スイッチを点
火位置でオフさせることにより点火コイルの1次電流を
急変させて高電圧を得るもの等があるが、いずれにして
も点火電源としてのエキサイタコイルと点火位置を定め
るための信号を発生する信号発電コイルが必要であり、
信号発電コイルは点火位置以外の位置で誤信号を出さな
いことが必要である。
第3図A乃至Eは第1図の発電機で第2図の点火装置を
駆動する場合の動作波形を機関の出力軸の回転角θに対
して示したもので、第3図A及びBはそれぞれエキサイ
タコイル62の鎖交磁束φe及び誘起電圧Veの波形を
示し、同図Cは第2図のコンデンサCの両端電圧Vcを
示している。
また第3図り及びB(まそれぞれ信号発電コイル82の
鎖交磁束φS及び誘起電圧Vsの波形を示している。
即ち、角度θ□・においてエキサイタコイル62の誘起
電圧Veが、正の半サイクルに立上ると、コンデンサC
が充電される。
角度θ2において信号発電コイル82に負の半サイクル
の出力電圧Vsが発生するが、この出力はサイリスタS
CRをトリガする信号と逆極性であるためダイオードD
2によりカットされる。
次に角度θ3において再度エキサイタコイル62の出力
が正の半サイクルになるとコンデンサCが更に充電され
て電圧Vcが上昇する。
角度θ3においては信号発電コイル82の出力電圧Vs
も半サイクルになるが、最初電圧VsはサイリスタSC
Rのトリガレベルetより小さいためサイリスタSCR
は導通しない。
角度θ4において信号発電コイル82の出力電圧Vsが
トリガレベルetに達するとサイリスタSCRが導通し
、コンデンサCの電荷がサイリスタSCRを通して点火
コイルIgの1次コイルに放電する。
したがってこの角度θ4において点火プラグPに火花が
飛び機関の点火が行なわれる。
本考案の発電機において、第1の信号用磁石51とこの
磁石に対応する主磁石31とに信号用鉄心81が同時に
対向している区間は信号用鉄心81に全く磁束が流れな
い。
これに対し、信号用鉄心81が互いに異極性な第2の信
号磁石52と主磁石33とに同時に対向する区間は信号
用鉄心81に大きな磁束が流れるため、この区間の前後
での磁束変化がきわめて大きくなり、この磁束変化によ
り正負2山の大きな信号電圧Vsを得ることができる。
この信号電圧Vsの波高値は他の漏洩磁束によるノイズ
信号enの波高値に比べて十分大きいため、ノイズ信号
eh′よりもトリガレベルetを十分高くすることがで
きる。
したがって信号コイルをを遮蔽しなくても点火装置の誤
動作を防止することができ、回転子の1回転当り確実に
1回の点火動作を行なわせることができる。
また信号用鉄心はエキサイタコイルに取付けられるため
、発電機内のスペースを有効に利用できるだけでな(、
ランプのオンオフcトよる磁束変化の影響により信号用
発電コイルの出力信号の位相がずれるのを防止すること
ができる。
上記の実施例では、信号用磁石51及び52をフライホ
イールのボス部に取付けたが、これらの信号用磁石は磁
石回転子の同極性の主磁極に対応させて設ければよく、
必ずしも磁石回転子の主磁極に対面させて設ける必要は
ない。
例えば第1図において信号用磁石51及び52を磁石回
転子の極間に対向させるように設けてもよく、また第4
図に示すようにフライホイール1の底壁部1aに固着す
るようにしでもよい。
尚この場合、信号用・1・、′ 磁石51及び52の位置に応・じて信号用鉄心81の形
状が変るのは勿論上あ′る。
また、上記実施例では磁石回転子を4極に構成したが、
4極よりも更に多極な磁石回転子を用いることもできる
以上めよらに、本考案によれば、点火位置を定める信号
のレベルをノイズ信号のレベルに比べて十分大きくでき
るので、信号発電コイルに対する遮蔽を省略することが
でき、信号用鉄心をエキサイタコイルの鉄心に支持する
ようにしたことと相俟って発電機の構造を簡単にするこ
とができ、発電機を大形化することなく、他の発電コイ
ルの大容量化を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案め一実施例を示す構成図、同図Bは同
図Aのフラ゛イ、ホ1.イニルの半部断面図、第2図は
本考案の磁石発電機セ駆動する速入装置の一例を示す接
続図、第3図A乃至Eは第1図の発電機で第2図の点火
装置を駆動した場合の動作波形を示す線図、第4図は本
考案の変形例の要部を示す断面図である。 1・・・・・・フライホイール、2・・・・・・ボス部
、31乃至34・・・・・・主磁石、51・・・・・・
第1の信号用磁石、52・・・・・・第2の信号用磁石
、61・・・・・・鉄心、62・・・・・・エキサイタ
コイル、81・・・・・・信号用鉄心、82・・□・・
・・信号発電コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)磁性材料からなるフライホイールに磁石を取付け
    て少なくとも4個の主磁極を形成してなる磁石回転子、
    内燃機関用無接点点火装置のエキサイタコイルを含む固
    定子と、前記フライホイールの前記磁石から離れた個所
    に異なる主磁極゛に対応させて配置した第1及び第2の
    信号用磁石と、前記信号用磁石の磁極と該信号用磁石に
    対応する主磁極とに同時に対向し得るよ□うに形成され
    て前記エキサイタコイルの鉄心に固定された信号用鉄心
    と、前記信号用鉄心に巻装された信号発電コイルとを具
    備しζ前記第1の信号用磁石は対応する主磁極と同極性
    の磁極が現われるように着磁され、第2の゛信号用磁石
    は対応する主磁極と異極性の磁極が現われるように着磁
    されている゛無接点点火装置゛角磁石発電機よ(2)前
    記第1及び第2の信号用磁石は前記フライホイールのボ
    ス部に固着されている実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の無接点点火装置用磁石発電機。 ・。(3)前記フライホイールは椀状
    に形成されて該フライホイールの周壁部内面に前記磁石
    が固定され、前記第1及び第2の信号用磁石は該フライ
    ホイールの底壁部に固定されている実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の無接点点火装置用磁石発電機。
JP14996877U 1977-11-10 1977-11-10 無接点点火装置用磁石発電機 Expired JPS585088Y2 (ja)

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JPS5475905U JPS5475905U (ja) 1979-05-30
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