JPH06336326A - 荷搬送装置 - Google Patents

荷搬送装置

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JPH06336326A
JPH06336326A JP5124564A JP12456493A JPH06336326A JP H06336326 A JPH06336326 A JP H06336326A JP 5124564 A JP5124564 A JP 5124564A JP 12456493 A JP12456493 A JP 12456493A JP H06336326 A JPH06336326 A JP H06336326A
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隆佳 大野
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被搬送物36の搬送速度を速度測定部52により
検出し得る。検出速度値を時間設定部53に入れて基準値
と比較する。検出速度値が基準値と同じまたは以下のと
き、ブレーキオン時間を短く設定した低速用指示をオン
オフ駆動部51に与え、切り換え装置41をオンオフ制御す
る。検出速度値が基準値以上のとき、ブレーキオン時間
を長く設定した高速用指示をオンオフ駆動部51に与え、
切り換え装置41をオンオフ制御する。 【効果】 オンオフ駆動部の設定時間は、傾斜角度や取
り扱う被搬送物の種類などにより、被搬送物の搬送速度
の変化に基づいて任意に変更できる。搬送速度が低速の
とき制動装置を短い時間で作用でき、高速のとき十分に
長い時間で作用でき、以て傾斜角度や被搬送物の種類の
影響を受けることなく、被搬送物の搬送速度を調整でき
て、過速になったり完全に停止することがなく、静かな
搬送を可能にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば主コンベヤで
仕分けられた製品を受け取って作業者の手元へ送るとき
などに利用される荷搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、仕分け装置としては、たとえば特
開昭57−151529号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来構成は、コンベヤの側方に仕分けラインを
設け、この仕分けラインは遊転ローラコンベヤ(または
鉄板性のシュート)から構成され、コンベヤ側を上位と
して傾斜させている。したがって、コンベヤにより搬送
され、目的とする仕分けラインに搬出された品物は、遊
転ローラ群上を搬送されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来構
成によると、品物のコンベヤからの搬出速度や品物の種
類(外寸、材質、自重)などによる慣性力で遊転ローラ
コンベヤ上を滑動するため、傾斜角度の影響を受けて、
搬送が円滑に行われない。すなわち傾斜角度が急なとき
には仕分けラインの終端でスピードがつきすぎて暴走す
ることになり、また傾斜角度が緩いと仕分けラインの途
中で品物が完全に止まることになる。これはシュートの
場合も同様である。このように搬送速度は一定になら
ず、したがって傾斜角度の設定も容易に行えない。また
駆動ベルトコンベヤを採用したときには速度調整を行え
るが、その駆動により騒音を発生することになる。
【0004】本発明の目的とするところは、傾斜角度や
被搬送物の種類の影響を受けることなく、傾斜経路での
被搬送物の搬送速度を調整し得、過速になったり完全に
停止することのない搬送を行え、しかも常に静かな搬送
を可能とした荷搬送装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の荷搬送装置は、上流側を上位として傾斜して配設
される荷搬送装置であって、本体フレームと、この本体
フレームに多数配設した遊転ローラとにより傾斜搬送経
路を形成し、少なくとも1個の遊転ローラに対して接続
分離自在な制動装置と、この制動装置を接続分離動させ
る切り換え装置とを設けるとともに、この切り換え装置
に接続した制御装置を設け、この制御装置は、切り換え
装置を交互に接続分離動させるオンオフ駆動部と、前記
傾斜搬送経路の上流側での被搬送物の速度を測定する速
度測定部と、この速度測定部からの検出速度信号に応じ
て前記オンオフ駆動部のオンオフ時間を設定する時間設
定部とにより構成している。
【0006】
【作用】かかる本発明の構成によると、オンオフ駆動部
からの指示によって切り換え装置を設定時間毎に交互に
オンとオフに切り替え得、以て制動装置の接続動と分離
動とを交互に行って、遊転ローラに対する制動作用と制
動解除とを行え得る。その際にオンオフ駆動部の設定時
間は、傾斜搬送経路の傾斜角度や取り扱う被搬送物の種
類などにより、この傾斜搬送経路での被搬送物の搬送速
度が変化することに基づいて任意に変更し得る。
【0007】すなわち被搬送物は傾斜搬送経路の上流側
において、速度測定部によりその搬送速度を検出し得
る。この速度測定部からの検出速度信号は時間設定部に
入り、ここで検出速度信号を基準速度信号と比較する。
そして比較値が基準値と同じまたは以下であったときに
は、被搬送物の搬送速度が低速であることから、ブレー
キオン時間を短く設定した低速用の指示をオンオフ駆動
部に与え、その指示に基づいて、オンオフ駆動部は各切
り換え装置をオンオフ制御し得る。
【0008】そして被搬送物が傾斜搬送経路を高速で搬
送されると、検出速度信号の値が基準速度信号の値以上
となり、時間設定部からオンオフ駆動部に、前記低速時
よりもブレーキオン時間を長く設定した高速用の指示を
オンオフ駆動部に与え、その指示に基づいて、オンオフ
駆動部は各切り換え装置をオンオフ制御し得る。したが
って高速で搬送されてきた被搬送物を、十分な制動時間
により暴走することなく停止し得る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図8に基づ
いて説明する。図7、図8において、70は主コンベヤ
で、その一側(または両側)には分岐コンベヤ71を介し
て荷搬送装置72が直角状に複数並設されている。そして
荷搬送装置72に連続して荷捌きコンベヤ73が配設してあ
る。ここで主コンベヤ70を床面74に対して上方に配設す
るとともに、荷捌きコンベヤ73を床面74上に配設してお
り、したがって荷搬送装置72は上流側を上位として傾斜
して配設される。そして主コンベヤ70や荷搬送装置72の
下方のスペース75を台車などの滞留部などに利用してい
る。
【0010】次に前記荷搬送装置52の詳細を図1〜図6
に基づいて説明する。1は断面U形状の本体フレーム
で、左右一対の側枠1Aと、これら側枠1Aの下部間を
連結するベース枠1Bとにより構成される。両側枠1A
の相対向する内側面にはL状のガイド部2が形成され、
さらに上部にはナット体3の摺動を許す蟻溝部4が形成
されている。両側枠1Aの内面側には、その下端を嵌合
させて樹脂製の支持体5がフレーム長さ方向で位置変更
(摺動)自在に設けられ、これら支持体5は、中間部に
形成してなる取付け孔6に通したボルト7を前記ナット
体3に螺合させることで変更位置において固定される。
【0011】前記支持体5は矩形板状で、前記取付け孔
6の上方位置には貫通孔8が形成されている。そして両
支持体5間に、ローラ軸10を介して遊転ローラ11が配設
される。すなわち遊転ローラ11に対して相対遊転自在に
挿通したローラ軸10の両端を貫通孔8に挿入することで
ローラ軸10の取付けを行え、以て遊転ローラ11はローラ
軸心12の周りで遊転自在となる。
【0012】前記遊転ローラ11を搬送方向で複数のブロ
ック(後述する)に分けるとともに、各ブロック毎に、
少なくとも1個、実施例では一つ置きの遊転ローラ11a
に対して接続分離自在な制動装置20を設けている。すな
わち制動装置20を設けた一方の支持体5は、前記ガイド
部2に嵌合させる下端や取付け孔6を形成した基板部21
と、この基板部21の下半分内面から内方に向けて連設し
た前後一対のカバー板部22と、これらカバー板部22の下
端間に設けられた連結板部23とによりケース状に形成さ
れている。
【0013】前記基板部21の下端に軸受孔部24が形成さ
れ、この軸受孔部24に内端を嵌入した支軸25が、前記ロ
ーラ軸心12に沿いかつ上下揺動自在に取付けられる。そ
して前記カバー板部22の遊端間に樹脂製のL形板部26を
差し込みにより取付け、このL形板部26の縦板に形成し
た上下方向の凹部27に前記支軸25の外端を嵌合して、支
軸25の上下揺動範囲を規制している。
【0014】前記支軸25に、筒状のボス部材28を回転自
在に取付け、このボス部材28にウレタンゴム製の制動体
29を固着している。この制動体29は筒状であって、その
外周を前記遊転ローラ11aの外周下部に下方から当接離
間自在としており、そしてボス部材28とともに周方向へ
位相を変位させることで、その当接作用部を変えて摩損
などに対処している。前記支軸25に作用して制動体29の
当接を行わせるエアシリンダ装置30が、支軸25の外端に
取付けたシリンダゴム受け31とL形板部26の横板との間
に介装されている。前記ボス部材28はスプロケット32を
一体に有しており、このスプロケット32の歯間に係合す
るストッパ体33を基板部21側に設けている。
【0015】上記した21〜33により1つのユニット化し
た制動装置20を構成し、この制動装置20は支持体5など
を介して遊転ローラ11aと一組となって、本体フレーム
1に配設される。そして上記のように遊転ローラ11また
は制動装置20と対になった遊転ローラ11aを、本体フレ
ーム1に設定ピッチP置きに配置することで、遊転ロー
ラ11,11a 群により傾斜搬送経路35を形成する。36は被
搬送物の一例である製品を示す。
【0016】前述した遊転ローラ11,11aは、たとえば
図1に示すように、所定の配列とした10個(複数個)を
1ブロックとして搬送方向で三ブロックA,B,C(複
数ブロックA,B,C…N)が配置される。各ブロック
A〜Cは、隣どうしのブロックでオンとオフを逆にする
ように、一つ置きに二つのグループA,CとBに分けら
れ、そしてグループ毎に制御される。
【0017】すなわち各ブロックA〜Cにおいて、制動
装置20のエアシリンダ装置30群に接続した給排ホース40
を、切り換え装置の一例である電磁弁41を介して給気装
置42からの給気ホース43に択一的に接続自在に構成して
ある。44はレギュレータ、45はサイレンサーを示す。そ
して各電磁弁41に接続した制御装置50が設けられる。こ
の制御装置50は、電磁弁41を交互に接続分離動させるオ
ンオフ駆動部51と、前記傾斜搬送経路35の上流側での製
品36の速度を測定する速度測定部52と、この速度測定部
52からの検出速度信号に応じて前記オンオフ駆動部51の
オンオフ時間を設定する時間設定部53とを有する。
【0018】前記速度測定部52は、前記傾斜搬送経路35
の上流端に配設されかつ製品36を検出する上手光電管装
置54と、この上手光電管装置54に対して所定距離Lを置
いて下手に配設されかつ製品36を検出する下手光電管装
置55と、両光電管装置54,55からの検出信号54a,55a
を基にして製品36の速度を演算する速度検出器56とによ
り構成され、この速度検出器56から検出速度信号56aを
出力する。
【0019】前記時間設定部53は、基準値設定器57から
の基準速度信号57aと前記検出速度信号56aとを比較す
る比較器58と、この比較器58の比較値が零以上のときの
出力58aにより励磁するリレー59と、このリレー59が非
励磁のときに前記オンオフ駆動部51に接続する第1時間
設定器60と、リレー59が励磁のときに前記オンオフ駆動
部51に接続する第2時間設定器61とにより構成される。
【0020】ここで第1時間設定器60は前記検出速度信
号56aが低速のとき、すなわち比較値が零または零以下
のときリレー59を介してオンオフ駆動部51に接続して、
第1時間設定器60から第1設定信号60aを前記オンオフ
駆動部51に与える。また第2時間設定器61は前記検出速
度信号56aが高速のとき、すなわち比較値が零以上のと
きリレー59を介してオンオフ駆動部51に接続して、前記
第1設定信号60aよりもブレーキオン時間を長く設定し
た第2設定信号61aを、第2時間設定器61から前記オン
オフ駆動部51に与える。
【0021】ここで、オンオフ駆動部51からの2本の信
号線X,Yのうち、1本の信号線Xは一方のブロック
A,Cにおける各電磁弁41に接続し、残りの信号線Yは
他方のブロックBにおける各電磁弁41に接続している。
そしてオンオフ駆動部51は、一方のブロックA,Cにお
ける各電磁弁41と、他方のブロックBにおける各電磁弁
41とを、設定時間置きに交互にオン、オフすべく構成し
てあり、その際に、入力された設定信号60a,61aに基
づいてオン時間が二段階に調整される。
【0022】次に上記実施例における搬送作業を説明す
る。図7、図8において主コンベヤ70で搬送される製品
36は、分岐コンベヤ71を介して目的とする荷搬送装置72
に搬出され、そして荷搬送装置72の傾斜搬送経路35上を
自重などにより搬送されたのち荷捌きコンベヤ73に移
る。この荷捌きコンベヤ73上の製品36は作業者により下
流側に移動され、そして作業者によりトラックなどに積
み込まれる。
【0023】次に荷搬送装置72での搬送作業を説明す
る。一方のブロックA,Cは、図1ならびに図4に示す
ように、オンオフ駆動部51から信号線Xを介しての指令
がオフであることから、給気ホース43から給排ホース40
を分離すべく電磁弁41を切換えている。これにより給排
ホース40は開放され、エアシリンダ装置30は非作動とな
って支軸25を下方に揺動させ、遊転ローラ11aから制動
体29を離間させている。したがって一方のブロックA,
Cにおいて制動作用は発生しておらず、以て一方のブロ
ックA,C上の製品36は、自重などにより傾斜搬送経路
35上を移動される。
【0024】このとき他方のブロックBは、図1、 図4
の仮想線イならびに図5に示すように、オンオフ駆動部
51から信号線Yを介しての指令がオンであることから、
給気ホース43に給排ホース40を接続すべく電磁弁41を切
換えている。すなわち電磁弁41を接続動させることによ
り、給排ホース40を介してエアシリンダ装置30へ給気さ
れる。これにより、エアシリンダ装置30の伸びで支軸25
を上方へ揺動させ、その制動体29を対応する遊転ローラ
11aに下方から圧接させて、この遊転ローラ11aの遊転
を阻止することになり、以て製品36にブレーキをかけて
搬送を阻止し得る。すなわち他方のブロックBでは、制
動装置20を作動させて遊転ローラ11aの遊転を強制的に
止めており、製品36は他方のブロックB内にて停止する
ことになる。
【0025】このように、図1の実線で示す一方のブロ
ックA,Cの製品36は、この一方のブロックA,Cに制
動作用が生じていないことから傾斜下位側に搬送され、
そして図1の仮想線で示すように、それぞれ一つ下位の
ブロックBに入ったのちブレーキをかけられて停止さ
れ、また荷捌きコンベヤ73へと移る。
【0026】そしてオンオフの設定時間が過ぎると、図
2に示すように、オンオフ駆動部51から信号線Yを介し
てのオン信号が消滅し、ブロックBに対応する給気ホー
ス43から給排ホース40を分離すべく電磁弁41を切換え、
以てブロックBにおいて制動作用は解放される。これと
同時にオンオフ駆動部51から信号線Xを介してオン信号
が発せられ、これによりブロックA,Cに対応する給気
ホース43に給排ホース40を接続すべく電磁弁41を切換
え、以てグループA,Cにおいてブレーキをかけ搬送を
阻止することになる。
【0027】このようにして製品36は、各ブロックA〜
Cで順次、一旦停止と搬送とを繰り返しながら傾斜搬送
経路25上を搬送され、そして荷捌きコンベヤ73に搬出さ
れる。
【0028】上記実施例においてオンオフ駆動部51の設
定時間は、傾斜搬送経路35の傾斜角度や取り扱う被搬送
物の種類などにより、この傾斜搬送経路35での被搬送物
の搬送速度が変化することに基づいて任意に変更され
る。
【0029】すなわち分岐コンベヤ71から荷搬送装置72
に入ってきた製品36は、傾斜搬送経路35の上流端におい
てまず上手光電管装置54により検出され、次いで下手光
電管装置55により検出される。この両光電管装置54,55
からの検出信号54a,55aは時間を置いて速度検出器56
に入力され、その時間差と所定距離Lに基づいて、速度
検出器56にて搬送速度が演算される。
【0030】この演算値は検出速度信号56aに変えられ
て、速度検出器56から比較器58に入力される。そして比
較器58において、基準値設定器57からの基準速度信号57
aと検出速度信号56aとが比較される。ここで検出速度
信号56aの値が基準速度信号57aの値に対して零または
零以下であったときには比較器58からの出力58aは生ぜ
す、以てリレー59は非励磁であることから、第1設定器
60をオンオフ駆動部51に接続した状態が継続される。し
たがって第1設定器60からの第1設定信号60aがオンオ
フ駆動部51に入力され、この第1設定信号60aに基づい
て、オンオフ駆動部51は各電磁弁41をオンオフ制御す
る。
【0031】そして製品36が傾斜搬送経路35を高速で搬
送されると、検出速度信号56aの値が基準速度信号57a
の値に対して零以上となって比較器58からの出力58aが
生じ、以てリレー59は励磁して第2設定器61をオンオフ
駆動部51に接続させる。これにより第2設定器61からの
第2設定信号61aがオンオフ駆動部51に入力され、この
第2設定信号61aに基づいて、すなわち前記第1設定信
号60aよりもブレーキオン時間を長く設定した第2設定
信号61aに基づいて、オンオフ駆動部51は各電磁弁41を
オンオフ制御する。したがって高速で搬送されてきた製
品36は、十分な制動時間により暴走することなく停止さ
れることになる。
【0032】上記実施例では時間設定部53を二段階で作
用すべく構成しているが、これは多段階に作用すべく構
成することも可能である。また上記実施例では、各ブロ
ックA〜Cにそれぞれ一つ置きに制動装置20を配設して
いるが、この制動装置20の数は任意である。さらに上記
実施例では、遊転ローラ11aの外側に制動装置20を配設
しているが、これは遊転ローラ11aの内側に制動装置20
を配設した形式など、種々な形式も実現し得る。
【0033】図9は本発明の別の実施例を示す。すなわ
ち荷搬送装置72の全体を一つのブロックとしてオンとオ
フとを交互に繰り返すように構成している。この実施例
によると、荷搬送装置72をオフとした状態では、主コン
ベヤ70からの製品36を順次受け入れ、そして荷搬送装置
72をオンとした状態では、受け入れた製品36群を傾斜搬
送経路35上で停止(ストレージ)し得る。その後、荷搬
送装置72をオフとした状態では、停止(ストレージ)し
ている製品36群を荷捌きコンベヤ73に搬出し得るととも
に、主コンベヤ50からの新たな製品36を順次受け入れ得
る。
【0034】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、オンオフ駆
動部からの指示によって切り換え装置を設定時間毎に交
互にオンとオフに切り替えることができ、以て制動装置
の接続動と分離動とを交互に行って、遊転ローラに対し
て制動作用と制動解除とを行うことができる。その際に
オンオフ駆動部の設定時間は、傾斜搬送経路の傾斜角度
や取り扱う被搬送物の種類などにより、この傾斜搬送経
路での被搬送物の搬送速度が変化することに基づいて任
意に変更することができる。
【0035】すなわち搬送速度が低速のときには、制動
装置を短い時間で作用できるとともに、搬送速度が高速
のときには、制動装置を十分に長い時間で作用でき、以
て傾斜角度や被搬送物の種類の影響を受けることなく、
傾斜経路での被搬送物の搬送速度を調整できて、過速に
なったり完全に停止することのない搬送を行うことがで
き、しかも静かな搬送を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、荷搬送装置の一方ブ
ロックが分離状態での概略側面図である。
【図2】同荷搬送装置の一方ブロックが接続状態での概
略側面図である。
【図3】同荷搬送装置の制御装置部の回路説明図であ
る。
【図4】同荷搬送装置の要部の一部切欠き側面図であ
る。
【図5】同荷搬送装置の制動部の一部切欠き正面図であ
る。
【図6】同荷搬送装置の非制動部の一部切欠き正面図で
ある。
【図7】同荷搬送装置を使用した設備の一例を示す概略
側面図である。
【図8】同荷搬送装置を使用した設備の一例を示す概略
平面図である。
【図9】本発明の別の実施例を示し、荷搬送装置の搬送
状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 10 ローラ軸 11 遊転ローラ 11a 遊転ローラ 20 制動装置 29 制動体 30 エアシリンダ装置 35 傾斜搬送経路 36 製品(被搬送物) 41 電磁弁(切り換え装置) 50 制御装置 51 オンオフ駆動部 52 速度測定部 53 時間設定部 54 上手光電管装置 54a 検出信号 55 下手光電管装置 55a 検出信号 56 速度検出器 56a 検出速度信号 57 基準値設定器 57a 基準速度信号 58 比較器 58a 出力 59 リレー 60 第1時間設定器 60a 第1設定信号 61 第2時間設定器 61a 第2設定信号 72 荷搬送装置 A〜C ブロック L 所定距離 X 信号線 Y 信号線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側を上位として傾斜して配設される
    荷搬送装置であって、本体フレームと、この本体フレー
    ムに多数配設した遊転ローラとにより傾斜搬送経路を形
    成し、少なくとも1個の遊転ローラに対して接続分離自
    在な制動装置と、この制動装置を接続分離動させる切り
    換え装置とを設けるとともに、この切り換え装置に接続
    した制御装置を設け、この制御装置は、切り換え装置を
    交互に接続分離動させるオンオフ駆動部と、前記傾斜搬
    送経路の上流側での被搬送物の速度を測定する速度測定
    部と、この速度測定部からの検出速度信号に応じて前記
    オンオフ駆動部のオンオフ時間を設定する時間設定部と
    により構成したことを特徴とする荷搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100847625B1 (ko) * 2007-03-16 2008-07-21 현대제철 주식회사 틸팅 모터 제어방법 및 장치
JP2019076817A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 東京応化工業株式会社 紫外線照射装置および紫外線照射方法
JP2022132900A (ja) * 2021-03-01 2022-09-13 トーヨーカネツ株式会社 コンベヤ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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