JPH0633626B2 - 逆打ち工法に於ける鋼管使用柱と梁並びにスラグ接合部の構築方法 - Google Patents

逆打ち工法に於ける鋼管使用柱と梁並びにスラグ接合部の構築方法

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JPH0633626B2
JPH0633626B2 JP60103261A JP10326185A JPH0633626B2 JP H0633626 B2 JPH0633626 B2 JP H0633626B2 JP 60103261 A JP60103261 A JP 60103261A JP 10326185 A JP10326185 A JP 10326185A JP H0633626 B2 JPH0633626 B2 JP H0633626B2
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克也 岡田
久夫 向井
長仁 木林
英史 奥本
育雄 山口
衛 木村
晴彦 岡本
洋文 金子
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は逆打ち工法に於ける鋼管使用柱と梁並びにス
ラブ接合部の構築方法に関する。
「従来の技術」 柱−梁(スラブ)架構を構築する場合、架構の成立のた
めには、柱−梁(スラブ)接合部は、 i)スラブ部に作用する荷重を柱へ伝達できること。
ii)梁(スラブ)端部の鉄筋の配置方法は、負担すべき
鉄筋応力が発現できるものであること。
の要件を充たさねばならない。
ここで、現場打ち工法に於けるが如く、スラブ並びに梁
配筋を柱断面内に持ち込むことの出来ない逆打ち工法に
於いて、柱を建込後に内部にコンクリートを打設充填す
るとした断面の外側に鋼管を用いた鋼管柱とする場合、
i),ii)を充たすためには、接合域において、 (a) 鋼管柱の表面を応力伝達上有利になるような仕様と
する。
(b) 応力伝達を専らの目的とした鉄筋を付加する。
(c) (a),(b)の双方を併用する。
等の方策が必要となる。
すなわち、具体的には第3図aに示す如く、鋼管柱1と
フラットスラブ2とにより架構を構成する場合にあって
は、c図に示すように、一般に鋼管柱1とフラットスラ
ブ2との接合部内の鋼管表面3にせん断伝達を可能とさ
せるシャーキーを設けたり、粗面状表面としたり、鉄筋
付加を行なったりしている。
図中4は支板、5はキャピタル、6は鋼管柱1を迂回し
て配筋のスラブ筋(梁筋)、7は支持杭、8,9は鋼管
柱1内に組付けられるところの柱軸筋、柱フープ筋を夫
々示す。
尚、上述の「鉄筋かご付鋼管」を架構の施工される所定
の位置に建込み後、鋼管内に生コンクリートの通る打設
用管を挿入して鋼管内へコンクリート打設が行なわれる
ものである。
「発明が解決しようとする問題点」 しかるに、叙上構成にあっては、せん断伝達のための加
工とこれに可能な限り伝達をさせようとするスラブ筋
(梁筋)についての配筋施工上の難点とからコスト高を
招くという問題があると共に製造上、柱1外周のコンク
リートのひび割れ発生に伴ってせん断力伝達効果が大き
く減少するという問題がある。
「問題点を解決するための手段」,「作用」 鉄筋かご付鋼管における梁並びにスラブ接合部を、鉛直
力負担能力を有しない細径に形成すると共に当該鉛直力
負担能力部材を別途上下太径間に付加して補完し、かか
る鋼管を所定位置へ建込みし、該細径周縁柱断面内に貫
通させて梁並びにスラブ筋を配筋させるとして、梁並び
にスラブ配筋を柱断面内へ持込み、しかる後、前記鋼管
内へのコンクリート打設,梁並びにスラブのコンクリー
ト打設をとり行うことにより、せ断伝達のための特別な
付加工を必要として容易にせん断伝達を実現し、しか
も、コンクリートひび割れに影響されないとした点にあ
る。
「実施例」 以下、これを図に基づいて詳細に説明する。
第1図a〜eは本発明施工の一例を示し、c図は本発明
の鉄筋かご付鋼管の梁並びにスラブ接合部分の縦断図、
a図はc図中a−a線矢視平断図,b図はc図中b−b
線矢視平断図、d,e図は鉄筋かご付鋼管と梁並びにス
ラブ配筋との取合いを示すe図中d−d矢視上面図、縦
断図、第2図a,bは他の実施例を示す鉄筋かご付鋼管
と梁並びにスラブ配筋との取合いを示すb図中a−a矢
視平断図、縦断図である。
第1図に於いて、図中10は本発明の所定位置への建込み
後に内部コンクリート打設がなされる鉄筋かご付鋼管
で、その梁並びにスラブ接合部は管壁をへこませて細径
部10aに構成している。
当該細径部10aは鋼管の鉛直力負担能力は無く、柱軸筋
8に取り付けられ、大径部に対しては単に接しているも
ので、その外径,肉厚寸法の大きさは必要に応じ自由に
設定できる。
鉛直力負担は適数配置の上,下大径部連絡杆11,……が
なしている。
図中12は打設コンクリートを示す。
かかる鋼管10を柱として梁並びにスラブ筋13を配筋する
と、a,e図に示す如く柱断面細径部10a内に貫通、つ
まり持ち込みさせることが可能であり、この取合い状態
にて梁並びにスラブ筋コンクリート16が打設されて架構
が完成する。
しかして、現場施工での柱,梁並びにスラブ取合いの場
合とせん断伝達上大差ないものとなり得る。
第2図に示す例での鉄筋かご付鋼管14は、その細径部14
a に鉛直力負担能力を課したもので、大径部との接合を
フランジ接合15とすると共に当該フランジ部に鋼管の補
強,補剛の機能を果たすリブ17を設けてなる。
この場合の梁並びにスラブ配筋13も第1図d,eと同様
に柱断面内への持ち込みとなる。
第1図,第2図例での補強手段である連絡杆11,リブ17は
いずれも梁並びにスラブ部の後打ちコンクリート16打設
後には、接合部での応力伝達にも寄与するものである。
以上の如く、本発明によるならば、先打ちコンクリート
の柱断面は、一般部のものより小さくなっているため、
所定量の梁並びにスラブ筋が本来の柱断面内を全く障害
となるものなしに貫通配筋できる。
「発明の効果」 上述発明による諸効果を列記するならば、下記の如くで
ある。
i)スラブ部分に作用する鉛直力は下階の柱へ円滑に伝
達される。
ii)所定量の梁並びにスラブ筋が柱並びにスラブ接合部
内を貫通配筋されるため、接合部近傍に生じる応力を鉄
筋に負担させる上に何らの障害も生じない。
iii)従って、従来の如く特殊仕様の鋼管柱あるいは特
別の配筋をしなくても、接合部での応力伝達ができ、架
構が力学上明確なものになると共に、施工の合理化とコ
スト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜eは本発明施工の一例を示し、c図は本発明
の鉄筋かご付鋼管の梁並びにスラブ接合部分の縦断図、
a図はc図中a−a線矢視平断図、b図はc図中b−b
線矢視平断図、d,e図は鉄筋かご付鋼管と梁並びにス
ラブ配筋との取合いを示すe図中d−d矢視上面図、縦
断図、第2図a,bは他の実施例を示す鉄筋かご付鋼管
と梁並びにスラブ配筋との取合いを示すb図中a−a矢
視平断図、縦断図、第3図a,b,cは逆打ち工法によ
る架構態様の説明図、鋼管柱平断図、柱と梁並びにスラ
ブ接合部の従来のせん断力伝達方法の説明図である。 1……鋼管柱、2……フラットスラブ、3……鋼管表
面、4……支板、5……キャピタル、6……スラブ筋
(梁筋)、7……支持杭、8……柱軸筋、9……柱フー
プ筋、10……鉄筋かご付鋼管、10a……細径部、11……
連絡杆、12……打設コンクリート、13……梁・スラブ
筋、14……鉄筋かご付鋼管、14a ……細径部、15……フ
ランジ接合、16……梁並びにスラブ部コンクリート、17
……リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥本 英史 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 山口 育雄 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 木村 衛 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 岡本 晴彦 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 金子 洋文 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋かご付鋼管における梁並びにスラブ接
    合部を、鉛直力負担能力を有しない細径に形成すると共
    に当該鉛直力負担能力部材を別途上下太径間に付加して
    補完し、 かかる鋼管を所定位置へ建込みし、該細径周縁柱断面内
    に貫通させて梁並びにスラブ配筋を配筋させるとして、
    梁並びにスラブ配筋を柱断面内へ持込み、しかる後前記
    鋼管内へのコンクリート打設、梁並びにスラブのコンク
    リート打設を行なうとした、逆打ち工法に於ける鋼管使
    用柱と梁並びにスラブ接合部の構築方法。
JP60103261A 1985-05-15 1985-05-15 逆打ち工法に於ける鋼管使用柱と梁並びにスラグ接合部の構築方法 Expired - Lifetime JPH0633626B2 (ja)

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JPS61261543A JPS61261543A (ja) 1986-11-19
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JP2002070165A (ja) * 2000-09-05 2002-03-08 Penta Ocean Constr Co Ltd 鋼管柱とフラットスラブの接合構造およびその接合方法
JP4830245B2 (ja) * 2001-09-17 2011-12-07 株式会社大林組 コンクリート部材の金属板打込み工法、金属板打込みコンクリート部材

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JPS61261543A (ja) 1986-11-19

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