JPS64550B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS64550B2
JPS64550B2 JP58162635A JP16263583A JPS64550B2 JP S64550 B2 JPS64550 B2 JP S64550B2 JP 58162635 A JP58162635 A JP 58162635A JP 16263583 A JP16263583 A JP 16263583A JP S64550 B2 JPS64550 B2 JP S64550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
concrete
composite
wall
panel
Prior art date
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Expired
Application number
JP58162635A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6055176A (ja
Inventor
Hiromichi Matsumura
Masakatsu Sasaki
Shunichi Obara
Eiji Deguchi
Sadatake Kiuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP58162635A priority Critical patent/JPS6055176A/ja
Publication of JPS6055176A publication Critical patent/JPS6055176A/ja
Publication of JPS64550B2 publication Critical patent/JPS64550B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼板とコンクリートという異種の構
造材により構築される複合構造貯槽の構築方法に
関する。
従来、貯槽の構造として薄鋼板による鋼製構造
と鉄筋コンクリート構造のものがあり、両者には
それぞれ次のような長所、短所がある。即ち前者
は気密性、防水性に優れているが、座屈、断熱、
防錆の面で問題があり、他方後者は座屈、断熱、
防錆の面では優れているが、気密性、防水性に劣
るという問題がある。そこでこのような問題を改
善するため、鋼板鉄筋コンクリート構造の貯槽が
知られている。この構造形式は、鋼板を貯槽の内
側に配し、その外側に鉄筋コンクリートを配し、
上記鋼板を構造材として用いるものであり、上記
両構造形式の長所を併せ持つている。この種の貯
槽の構築方法として従来次のようなものが研究開
発されている。その1つとして特公昭52−19702
号公報に示されるものがあり、この方式ではまず
第1段の鋼製の環状内壁を製作してその外側にシ
アコネクタを溶接し、更にこのシアコネクタを介
して鉄筋を配筋する。次いで、上記環状内壁の内
側を支保工で補強するとともに、内壁と対向する
外型枠を設け、且つ支保工と外型枠の天端近くを
結ぶ複数の筒体を内壁を貫通するようにして設け
ておく。そして、内壁と外型枠間にコンクリート
を打ち込み第1段の貯槽壁を形成する。次に、同
様にして第2段の貯槽壁を形成するが、この場合
には、前記筒体により第1段貯槽壁に形成された
孔を利用して足場を設け、この足場を利用して上
記と同様な支保工、外型枠及び筒体の取付とコン
クリート打設作業を行なう。そして、このような
作業を繰返すことにより所定高さの貯槽を構築す
るものである。また他の構築方法として、鉄筋コ
ンクリート貯槽の構築に通常用いられる所謂スリ
ツプフオーム工法を利用したものがある。
しかしながら、以上の構築方式のうち、まず前
者のものは、スリツプフオーム工法ではないため
外側に仮設足場を全面的に設ける必要があり、ま
た通常鉄筋コンクリート貯槽で必要とされる種類
の工事に加えて鋼板の建方及び溶接やシアジベル
の取付などの作業が必要なことから、現場での作
業が繁雑化し、工事効率が悪いという問題があ
る。また、主ビン及びその主ビン間に副ビンを備
えた群サイロを構築する場合、同一レベルの高さ
の工事を総て同時に施工していく必要があり、こ
のため一度に多くの人手及びクレーン等の設備を
必要とする他、鉄筋工、コンクリート工、機械オ
ペレータ等の多種多数の技能工を必要とし、工事
が錯綜してしまう等の難点がある。また後者の構
築方式では、スリツプフオーム工法を利用してい
るため鋼板を組立てる際ヨークを避ける必要か
ら、鋼板を小片に構成しこれを溶接しており、こ
のため鋼板組み立てに要する工事費が非常に大き
くなるという問題がある。また群サイロを構築す
る場合には、上記前者の構築法と同様の難点を有
している。このようなことから、貯槽全体を部品
化し、工場生産のプレキヤスト板を現場で建方
し、接合部を溶接モルタル詰めして貯槽を完成さ
せる方法が研究開発されており、これによれば構
築方式としては鋼板製貯槽のそれに近いものとな
り、上記した如き施工上の問題点を解消できると
いう利点がある。しかしこの方法では運搬のため
に部品寸法を大きくできないため、部品数も多
く、したがつてまた溶接工数が非常に多くなると
いう問題がある。また各部品は鉄筋を四辺の鋼板
枠などに1本ずつ溶接等で接合するという構造と
する必要があるため、溶接工数と鋼材量が非常に
多くなり、生産コストが上がるなどの問題があ
る。さらに、運搬距離によつては運搬コストが大
幅に上がる等の問題もある。
本発明は、このような従来の複合構造貯槽の構
築方法の欠点に鑑み研究開発されたもので、施工
上の問題を生ずることなく、しかも従来のプレキ
ヤストパネル方式におけるようなパネルの運搬効
率の問題や鉄筋溶接の問題を生ずることなく貯槽
を構築することができる方法を提供せんとするも
のである。
このため本発明は、片面にシアコネクタを有す
る鋼板と該片面側にシアコネクタの先端が突出す
るようにして打設されたコンクリートとからなる
複合パネルを予め工場等で製作しておき、現場に
て貯槽内壁側の複合パネルと貯槽外壁側の複合パ
ネルとを互いのシアコネクタが向き合うようにし
て間隔をおいて対向させ、両複合パネル間にコン
クリートを打設することにより貯槽壁を形成せし
めるようにしたものであり、このような組立方式
と現場コンクリート打設方式とを組み合せた方式
を採ることにより、パネル自体を軽量化して運搬
効率を向上せしめることができ、しかも鉄筋なし
で強固な貯槽を迅速且つ効率的に構築できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本発明では、現場施工に先立ち、まず鋼板とコ
ンクリーとからなる複合パネル1を予め工場等で
製作する。この複合パネル1は片面にシアコネク
タ4を有する鋼板2と、この片面側にシアコネク
タ4の先端が突出するようにして打設されたコン
クリート3とからなり、このコンクリート3は鉄
筋なしで打設される。この複合パネル1は、現場
において内壁側と外壁側で対向させその間にコン
クリートを打設するものであり、したがつて円筒
形貯槽等を構築する場合には、予め内壁用及び外
壁用の別に製作されることになる。
以上の如き複合パネル1は、現場にて第1図に
示すように内壁側のものと外壁側のものとが互い
のシアコネクタ4が向き合うようにして間隔をお
いて配設され、さらに両複合パネル1a,1b間
の隙間5にコンクリート6が打設される。貯槽の
壁構造は高さ方向で何層かの複合パネル(1)により
形成され、このため各複合パネル1は下層のパネ
ル上に積み上げられ、鋼板2どうしの溶接により
下層のパネル1に対して固定される。本実施例で
は鋼板2の上下端に仮設組立用のピース7が設け
られ、下層の複合パネル1に積み上げられた複合
パネル1を上記ピース7どうしを連結することに
より固定し、しかる後溶接を行うようにしてい
る。また本実施例では、貯槽の周方向でも複数の
複合パネル1を連結して壁構造が形成されてい
る。貯槽は断面六角形状に構成され、かかる貯槽
が隣接するものどうしで壁を共用するようにして
複数個集合して構築されている。
前記コンクリート6の打設は、各層の複合パネ
ル建方が終る度に行つても、或いは複合パネルを
貯槽の下から上まで連結(溶接)し終えた後に行
つてもよい。なお、貯槽には、壁部の施工後頂部
に屋根(図示せず)が取付けられる。
以上の如き本発明法によれば次のような利点が
得られ、複合構造貯槽を効率的且つ経済的に構築
することができる。
パネルによる組立て方式とコンクリート現場
打ち方式との組合せで構築するため、パネル厚
を壁厚全体の約1/5程度にすることができ、こ
のためパネルの輸送効率を従来のプレキヤスト
パネル板方式に較べ2倍以上とすることができ
る。
構築法自体にコンクリートの現場打ちを採用
しているにもかかわらず、群サイロを構築する
ような場合各ビン毎にそれぞれ別個に構築して
独立的に完成せしめることが可能であり、一時
に必要な人手や機材が少なくて済む。
複合パネルは、これを構成する鋼板がシアコ
ネクタにより支持されたコンクリートで補剛さ
れているので、建方時にも座屈を生ずることな
く施工荷重を支えることができる。
複合パネルは、一種の型枠としての機能を果
すが、コンクリート打設時のコンクリート側圧
を生ずる変形(はらみ出し)に対し、パネル外
側の鋼板は引張応力に抵抗し、且つ内側の工場
打ちされたコンクリートは圧縮応力に抵抗する
ため高い曲げ剛性が得られ、このため支保工、
端角等の仮設材をあまり多く用いることなく施
工を行うことができる。
上記したように複合パネル自体に大きな曲げ
剛性があるため、円形断面以外に第2図に示す
ような角形状断面の貯槽の構築が可能となり、
このため敷地利用効率を大きく改善できる。
シアコネクタを有効に利用することにより、
パネルのコンクリートに鉄筋を用いることな
く、パネル自体及び施工後の壁構造を剛性に優
れたものとすることができる。また、鉄筋を必
要としないため、従来のプレキヤストパネル方
式のように、鉄筋を四辺の鋼板枠などに1本ず
つ溶接で接合するというような作業を行なうこ
となく、パネルを製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において複合パネルを組み立て
た状態を示す縦断面図である。第2図は本発明に
より構築された複合構造貯槽の水平断面図であ
る。 図において、1,1a,1bは複合パネル、2
は鋼板、3はコンクリート、4はシアコネクタ、
5は隙間、6はコンクリートを各示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 片面にシアコネクタを有する鋼板と該片面側
    にシアコネクタの先端が突出するようにして打設
    されたコンクリートとからなる複合パネルを製作
    し、現場にて貯槽内壁側の複合パネルと貯槽外壁
    側の複合パネルとを互いのシアコネクタが向き合
    うようにして間隔をおいて対向させ、両複合パネ
    ル間にコンクリートを打設することにより貯槽壁
    を形成せしめることを特徴とする複合構造貯槽の
    構築方法。
JP58162635A 1983-09-06 1983-09-06 複合構造貯槽の構築方法 Granted JPS6055176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58162635A JPS6055176A (ja) 1983-09-06 1983-09-06 複合構造貯槽の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP58162635A JPS6055176A (ja) 1983-09-06 1983-09-06 複合構造貯槽の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6055176A JPS6055176A (ja) 1985-03-30
JPS64550B2 true JPS64550B2 (ja) 1989-01-06

Family

ID=15758356

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JP58162635A Granted JPS6055176A (ja) 1983-09-06 1983-09-06 複合構造貯槽の構築方法

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Families Citing this family (4)

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JPH02277544A (ja) * 1989-04-18 1990-11-14 Shinagawa Refract Co Ltd 耐火中空球の製造方法
JPH0551436U (ja) * 1991-12-24 1993-07-09 三井三池化工機株式会社 攪拌羽根の構造
JPH08100544A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Kajima Corp 超大型地下タンク
JP2013001407A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Kabuki Construction Co Ltd 対津波タンク

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