JPH088207Y2 - 駐車場のターンテーブル用ピット - Google Patents

駐車場のターンテーブル用ピット

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JPH088207Y2
JPH088207Y2 JP9581890U JP9581890U JPH088207Y2 JP H088207 Y2 JPH088207 Y2 JP H088207Y2 JP 9581890 U JP9581890 U JP 9581890U JP 9581890 U JP9581890 U JP 9581890U JP H088207 Y2 JPH088207 Y2 JP H088207Y2
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pit
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turntable
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JP9581890U
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JPH0452167U (ja
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節雄 岩田
正克 松石
義業 青木
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として立体駐車場の入口部の底面に設置
して車の進入および退出方向を狭い空間内で任意にコン
トロールするように用いられる駐車場のターンテーブル
用ピットに関するものである。
従来の技術 第8図は従来の駐車場のターンテーブル用ピットの平
面図、第9図はその縦断面図を示し、同図から明らかな
ように、設置現場において、栗石20上に捨てコンクリー
ト21を打設し、これが硬化した時点で主筋やフープ筋等
からなる鉄筋22を所定通りに配筋したのち、コンクリー
ト打設用型枠(図示せず)を組立ててコンクリートを打
設することにより、円形の底部パネル23Aと、該底部パ
ネル23Aの周囲から上方に立設された円環状の側壁部23B
とが一体化された鉄筋コンクリート製のターンテーブル
用ピット23を製作していた。
考案が解決しようとする課題 上記のような現場施工型の従来の駐車場のターンテー
ブル用ピットによる場合は、配筋工程、型枠の組立およ
び解体工程、コンクリート打設工程、養生工程という多
くの工程を要するばかりでなく、それら各工程それぞれ
を分担する鉄筋工、型枠工、左官工といった専門の作業
工を現場毎に必要とする。しかしながら、近年において
は、そのような専門の作業工が大幅に不足しているた
め、資材は入手できても、完成するまでに多大な日数を
要し、工期の遅延ならびに工費の増大を招く欠点があっ
た。その上、現場毎で製品(ピット)の品質が異なると
いう不都合もあった。
本考案は上記のような課題を解決するためになされた
もので、工期の短縮および工費の低減を図ることがで
き、しかも、高品質な駐車場のターンテーブル用ピット
を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため請求項1に記載の考案に係る
駐車場のターンテーブル用ピットは、円形の底部パネル
と、該底部パネルの周囲に立設された円環状の側壁部と
からなる駐車場のターンテーブル用ピットであって、上
記底部パネルおよび側壁部を含む全体を鉄筋コンクリー
ト製とし、この鉄筋コンクリート製ピットを周方向で複
数に分割されて工場製作された複数個のユニットから構
成し、これら複数個のユニット同士は、底部パネルにお
いて、各ユニットの底部パネル部の端面間に止水用シー
ルを挟在させた状態で隣接する底部パネル部間に亘る連
結板を介してそれぞれ固定連結されるとともに、側壁部
において、各ユニットの側壁部の端面に固定した補強金
具間に止水用シールを挟在させた状態で相対向する補強
金具を固定用ボットおよびねじ孔を介して締付け固定し
て連結されているものである。
また、請求項2に記載の考案に係る駐車場のターンテ
ーブル用ピットは、円形の底部パネルと、該底部パネル
の周囲に立設される円環状の側壁部とからなる駐車場の
ターンテーブル用ピットであって、上記底部パネルが捨
てコンクリート上に設置可能な周方向に複数本の型鋼か
ら構成されているとともに、側壁部が工場製作された単
一円環状または周方向で複数個に分割されたコンクリー
ト製のユニットから構成され、このコンクリート製ユニ
ットを上記複数本の型鋼からなる底部ユニットに固定連
結してなるものである。
作用 請求項1に記載の構成においては、鉄筋コンクリート
製のピット全体を周方向で複数に分割して工場製作し
た、即ち、プレハブ化した複数個のユニットを現場に搬
入して、その底部パネルおよび円環状の側壁部におい
て、それぞれ隣接するユニットの端部間に止水用シール
を挟在させた状態で固定連結するようにしたので、現場
での配筋、型枠の組立および解体、コンクリート打設、
養生等の工程が不要になるとともに、それら各工程毎の
専門の作業工が不要になり、現場への搬入と現場でのユ
ニット同士の固定連結といった単純な作業にて能率的か
つ経済的に所定のピットを構築することが可能である。
また、各ユニットを工場製作によるプレハブ化に移行す
ることにより、その品質の安定化が図れる。
また、請求項2に記載の構成においては、円形の底部
パネルを複数本の型鋼から構成し、円環状の側壁部のみ
を工場製作によるコンクリート製のプレハブ化としたの
で、プレハブユニットの製作および現場への搬入が一層
簡単になり、工期の短縮ならびに工費の低減をより促進
することが可能となる。さらに、底部パネルを型鋼から
構成することで、ピット底部の剛性を増大することが可
能となる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本考案の駐車場のターンテーブ
ル用ピットの第1の実施例を示す平面図とその半分の正
面図であり、同図において、1A,1Bは周方向で二等分に
分割されて工場製作された鉄筋コンクリート製の2つの
ユニットで、これら2つのユニット1A,1Bはそれぞれ半
円形の底部パネル2A,2Bと、該底部パネル2A,2Bの半円形
の周部から上方に立設された半円環状の側壁部3A,3Bと
からなる。
上記各ユニット1A,1Bにおける底部パネル2A,2B同士
は、第3図に明示するように、それらの相対向する端面
2a,2b間に断面丸形で線状のゴム製止水用シール4を挟
在させた状態において、底部パネル2A,2Bの上面間に亘
って当接された複数本の連結板5およびボルト6を介し
て固定連結されている。また、各底部パネル2A,2Bの対
向端面2a,2bに近接する下面には、第3図および第4図
に明示するように上記端面2a,2bに近い側にテーパー面5
a,5bを有する凹溝5A,5Bが形成され、これら凹溝5A,5Bが
上向きに開口する断面ほぼコの字状の連結部材10に嵌入
するように、両ユニット1A,1Bを連結部材10に対して上
方から落し込むことにより、上記テーパー面5a,5bを介
して両ユニット1A,1Bを自重で互いに引き寄せ合わせ
て、ボルトを用いることなく連結し、以上により、円形
の底部パネル2を構成するようになっている。
また、上記各ユニット1A,1Bにおける側壁部3A,3Bの端
面にはそれぞれ、第5図に明示するようにアンカー7A,7
Bを介して鋼製の補強金具8A,8Bが固定されており、その
うち一方のユニット1A側の補強金具8Aには、側壁部3Aに
形成した切欠き部3a内において回転操作可能な状態で上
下方向に複数本の固定用ボルト9Aが挿通保持されている
とともに、他方のユニット1B側の補強金具8Bには、上記
各固定用ボルト9Aのそれぞれに対応させてねじ孔9Bが形
成されている。そして、上記両ユニット1A,1Bの補強金
具8A,8Bの対向面間に断面丸形のゴム製止水用シール11
を挟在させる状態で相対向する補強金具8A,8B同士を上
記固定用ボルト9Aとねじ孔9Bを介して締付け固定するこ
とにより、両ユニット1A,1Bを側壁部3A,3Bにおいて連結
し、円環状の側壁部3を構成するようになっている。
なお、上記固定用ボルト9Aとしては、六角穴9a付きの
ボルトを用いて、ボルト9Aの頭部周囲における締付け回
転操作に必要な空間を最小限にし、上記切欠き部3aの切
欠き量をできるだけ少なくしている。
上記のように鉄筋コンクリート製ピットの全体が2つ
のユニット1A,1Bに分割してプレハブ化されているの
で、それらプレハブユニット1A,1Bの設置現場への輸送
が簡単であり、また、現場においては、各ユニット1A,1
Bをクレーンで吊持して予め地面に堀削形成しているピ
ット孔内に降下させ、底部パネル2A,2B側における連結
板5およびボルト6による固定連結と連結部材10による
相互引き寄せ連結ならびに側壁部3A,3B側における固定
用ボルト9Aおよびねじ孔9Bによる締付け固定とを介し
て、両ユニット1A,1Bを強固に、かつ止水状態に連結す
ることにより、円形の底部パネル2と円環状の側壁部3
とを有する所定のターンテーブル用ピットを熟練を要す
ることなく組立てることができる。
第6図および第7図は本考案の駐車場のターンテーブ
ル用ピットの第2の実施例を示す平面図とその半分の正
面図である。
この第2の実施例では、底部パネル2を、栗石20上に
打設形成された捨てコンクリート21上において放射状に
設置可能な複数本の鋼製の型鋼12から構成する一方、側
壁部3を、工場製作により単一円環状に形成された鉄筋
コンクリート製のユニット3Cから構成したものである。
この場合の施工法としては、上記鉄筋コンクリート製
のプレハブユニット3Cを現場に輸送し、クレーン等を介
してピット孔内に降下させて、そのピット孔の底部の捨
てコンクリート21上に設置している鋼製型鋼12の端面に
ボルト13を介して結合することで所定のピットを組立て
る。そして、組立後は、ピット内にコンクリートを打設
することにより、いわゆる鉄筋コンクリート製の円形底
部パネル2を形成させる。この円形底部パネル2は剛性
の非常に高いものとなる。
ここで、上記ピット内に打設されるコンクリートは精
密な左官仕上げを必要とせず、施工は簡単であり、また
捨てコンクリート21上にコンクリート打設を行なうの
で、捨てコンクリート21との馴染みも非常によく、従っ
て、捨てコンクリート21の上面仕上げもラフでよい。
なお、上記第2の実施例において、プレハブユニット
3Cにおける結合用ボルト12の貫通する部分および型鋼12
との締付け部分は、適宜なインサート金具等を使用して
補強することが望ましい。
また、第2の実施例においては、プレハブユニット3C
を単一円環状に形成したもので示したが、これを周方向
で複数個に分割して形成し、それらを現場で連結する構
成を採用しても良い。
考案の効果 以上述べたように、請求項1および請求項2に記載さ
れた本考案によれば、ピット全体を複数に分割して、そ
のうちの少なくとも1つを工場製作によるプレハブ化へ
移行したので、現場での配筋、型枠の組立および解体、
高度な左官仕上げを要するコンクリート打設等の工程な
らびにそれら各工程毎の専門の作業工を不要にでき、こ
れによって、工期の短縮および工費の低減を図り得る。
しかも、プレハブユニットの高品質化、量産によるコス
トダウンも図り得る。
特に、請求項2に記載された考案によれば、底部パネ
ルを型鋼から構成したので、ピット底部の剛性の増大化
にも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す平面図、第2図は
その半分の正面図、第3図は要部の拡大一部切欠き斜視
図、第4図は要部の拡大縦断面図、第5図は要部の拡大
斜視図、第6図は本考案の第2の実施例を示す平面図、
第7図は第6図の半分の正面図、第8図および第9図は
従来例の平面図および縦断面図である。 1A,1B…プレハブユニット、2,2A,2B…底部パネル部、3,
3A,3B…側壁部、4,11…止水用シール、5…連結板、8A,
8B…補強金具、9A…固定用ボルト、9B…ねじ孔、12…型
鋼、21…捨てコンクリート。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形の底部パネルと、該底部パネルの周囲
    に立設された円環状の側壁部とからなる駐車場のターン
    テーブル用ピットであって、上記底部パネルおよび側壁
    部を含む全体を鉄筋コンクリート製とし、この鉄筋コン
    クリート製ピットを周方向で複数に分割されて工場製作
    された複数個のユニットから構成し、これら複数個のユ
    ニット同士は、底部パネルにおいて、各ユニットの底部
    パネル部の端面間に止水用シールを挟在させた状態で隣
    接する底部パネル部間に亘る連結板を介してそれぞれ固
    定連結されるとともに、側壁部において、各ユニットの
    側壁部の端面に固定した補強金具間に止水用シールを挟
    在させた状態で相対向する補強金具を固定用ボットおよ
    びねじ孔を介して締付け固定して連結されていることを
    特徴とする駐車場のターンテーブル用ピット。
  2. 【請求項2】円形の底部パネルと、該底部パネルの周囲
    に立設される円環状の側壁部とからなる駐車場のターン
    テーブル用ピットであって、上記底部パネルが捨てコン
    クリート上に設置可能な周方向に複数本の型鋼から構成
    されているとともに、側壁部が工場製作された単一円環
    状または周方向で複数個に分割されたコンクリート製の
    ユニットから構成され、このコンクリート製ユニットを
    上記複数本の型鋼からなる底部ユニットに固定連結して
    なることを特徴とする駐車場のターンテーブル用ピッ
    ト。
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JPH0452167U JPH0452167U (ja) 1992-05-01
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