JPH06335870A - 組立部品の組付け治具 - Google Patents

組立部品の組付け治具

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JPH06335870A
JPH06335870A JP5148525A JP14852593A JPH06335870A JP H06335870 A JPH06335870 A JP H06335870A JP 5148525 A JP5148525 A JP 5148525A JP 14852593 A JP14852593 A JP 14852593A JP H06335870 A JPH06335870 A JP H06335870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abutment
assembly
recess
base
holding shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP5148525A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Niimi
智人 新美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP5148525A priority Critical patent/JPH06335870A/ja
Publication of JPH06335870A publication Critical patent/JPH06335870A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の部品よりなる組立品に生じる組み付け
上のばらつきを吸収して組み付け作業を円滑・確実に行
うことができるようにする。 【構成】 支台13をベース11の凹部12に対して磁
石16、17によって吸着固定させ、組立品のばらつき
に応じてずれ動かすことができるようにし、これによっ
て組み付け上の誤差を吸収する。また支台13はベース
11内部に設けられた油圧バランサ回路18に連係され
た保持軸20によって保持されるようにしたため、支台
13の位置ずれ操作時にもこれに追従することができ
る。更に、油圧バランサ回路18には開閉弁25が介在
されて油路19の遮断によって保持軸20を不動化する
ようにしたため、組み付け作業時には支台13をロック
状態に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の部品からなる
組立部品を組み付け作業する場合に使用される組み付け
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すような自動車用シー
トアジャスタ1は、左右対をなすシートトラック2を有
し、これにリクライニングアジャスタ3をスライド可能
に取り付けたものとなっている。リクライニングアジャ
スタ3はロアアーム4とこのロアアーム4に対してブラ
ケットを介して固定されたアッパアーム5とよりなって
おり、アッパアーム5に対しては、さらに図示しないシ
ートフレームが組み付けられる。従来より、上記のリク
ライニングアジャスタ3にシートフレームを組み付ける
場合には、図4に示すような組み付け治具6が使用され
てきた。
【0003】この組付け治具6は基板7とこの基板7の
前部に取付けられてシートトラック2の差し込みピン2
aを位置決め固定する挿入筒8と、同じく後部に張り出
し状態で固定されて差し込み孔を有する取付け板2bを
位置決め固定する基準ピン9とからなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図示しない
シートフレームをアッパアーム5に組み付けようとすれ
ば、本来的にはアッパアーム5自体を位置決めすべきと
言える。しかし、実際には上記したように、アッパアー
ム5はロアアーム4、シートトラック2と一体化され、
その状態でシートフレームの組付けが行われるわけであ
るから、間接的な位置決めとならざるを得ない。したが
って、シートトラック2からアッパアーム5に至るまで
の間には、個々の部品同士で要求される組み付け代ある
いはその他の組み付け上の誤差(通常は車両の前後方向
に関して誤差を生じ、これが問題になる)が積算されて
くるため、上記した組み付け治具によってシートトラッ
ク2側で位置決めを行っても、正規の整合状態が得られ
ず、シートフレームの組付けが不能となることがあっ
た。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するため
に案出工夫されたものであり、その目的とするところ
は、こうした組み付け上のばらつきを吸収して組み付け
作業の円滑・確実性を図ることができる組み付け治具を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、組立部品に対し複数箇所の位置決
め機構を配してなる組付け治具であって、そのうちの少
なくとも一の位置決め機構には上面に凹部を有するベー
スが設けられ、この凹部内には仮固定手段を介して支台
が載置されかつ前記仮固定手段の固定力は一定以上の負
荷により支台の移動を許容するように設定され、また前
記凹部には前記支台の側面周りに当接する複数の保持軸
が配されるとともに、各保持軸は油圧バランサ回路中に
組み込まれかつこの油圧バランサ回路には同回路を開閉
する開閉弁が介在されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】ワークは組み付け治具の各位置決め機構によっ
て位置決めされ、その後組み付け対象となる部品(装着
対象物)の組み付け作業がなされる。この場合、ワーク
側の組み付け上のばらつきに起因して、直ちには装着対
象物の組付けができないことがあるが、この場合には、
少なくも一つの位置決め機構に対して油圧回路中の開閉
弁を開放状態にしておき、一定以上の外力を作用させて
やる。すると、支台が強制的に移動し、上記した組み付
け上のばらつきを吸収できる。そして、このときには油
圧バランサ回路によって保持軸が支台をフローティング
保持しているため、支台のずれ移動に追従することがで
きる。その後、開閉弁を閉じてやれば油圧バランサ回路
のバランサ機能が失われ、支台は各保持軸によって本固
定状態となる。
【0008】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。装着対
象物が取り付けられる部品を直接位置決めしなくとも、
間接的な位置決めによってもワークと装着対象物との位
置合わせができ、組み付け作業が可能になる。つまり、
ワーク側の組み付け上のばらつきを吸収して装着対象物
の組付けが可能になるため、組み付け作業の円滑・確実
性を達成できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を具体化した一実施例を図面に
したがって詳細に説明する。但し、本例においてもワー
クはシートアジャスタ1とし、装着対象物をシートフレ
ーム10とする。また、シートトラック2には従来と同
様、前部に差し込みピン2aが取り付けられ、挿入筒8
への差し込みによって位置決めがされるようになってい
るが、この点は従来と同様の構成であるため、本例にお
いては改めて図示および詳しい説明はしない。本例で
は、シートトラック2の後側に張り出し状に設けられた
取付け板2bに対する位置決め機構を例示する。
【0010】この位置決め機構は方形の平台状に形成さ
れたベース11を有し、その中央部には図1に示すよう
な凹部12が穿孔されている。この凹部12には同凹部
12よりやや小さめに形成された支台13が収納されて
おり、凹部12の底面に載置されている。また、支台1
3の上面には基準ピン9が立設されてシートトラック2
側からの取付け板2bへ差し込み可能となっている。さ
らに、支台13上には先端側に押さえ部14を有するロ
ック片15が併設され、取付け板2bを上方から押さえ
つけることができるように屈曲した形状となっている。
【0011】また、シートアジャスタ1を初期固定した
際に、支台13が容易に動かないようにしておくため
に、支台13と凹部12とは仮固定手段によって仮の状
態で固定されている。すなわち、支台13の下面には磁
石16が埋め込まれ、またこれに対応して凹部12の底
面にも反対極の磁石17が設けられ、これらの吸着力に
よって支台13が仮固定されている。但し、両磁石1
6、17の吸着力に勝って支台13の吸着位置をずらす
ことは可能である。
【0012】また、ベース11には図2に示すような油
圧バランサ回路18が組み込まれている。すなわち、ベ
ース11においてシートトラック2の前後方向に対応す
る両側壁面間には凹部12の底面を通じて断面略コの字
状をなす油路19が形成されている。この油路19は凹
部12の両側壁面において開口し、両開口部分にはそれ
ぞれ支台13に対向するようにして前後一対の保持軸2
0が、次に述べるようにシール状態で装着されている。
そして、両保持軸20は支台13の前後(シートトラッ
ク2の前後)両側面に突き当てられるとともに、油圧バ
ランサ回路18のバランサ機能によって支台13の前後
方向の移動に追従して進退できるようにしている。
【0013】保持軸20は図3に示すように、その後端
には油圧バランサ回路18の油圧を受承するためのフラ
ンジ部21を有し、支台13に突き当てられるヘッド部
22とを連結する軸部23にはスリット状のガイド孔2
4が貫通するとともに、このガイド孔24にはガイドピ
ン24が挿入されて抜け止めがされているが、ガイド孔
24は図3における左右方向の長孔とされ、保持軸20
の進退を許容するようになっている。
【0014】また、ベース11の下面において油路19
と対向する位置には開閉弁25が装着されており、油路
を開放・閉止操作することができる。これによって、開
閉弁25が油路を開放しているときには、そのバランサ
機能によって一方の保持軸20が前進、これとは逆に他
方は後退する。しかし、油路19を閉止しているときに
はバランサ機能を停止させて両保持軸20をロック状態
とすることができる。次に、上記のように構成された本
例の作用効果を説明する。シートフレーム10をシート
アジャスタ1に装着する場合には、シートトラック2の
差し込みピン2aを挿入筒8に差し込んで前部側の位置
決めを行い、また取付け板2bを基準ピン9に差し込
み、ロック片15にて押さえつけることにより後部側の
位置決めを行う。
【0015】かくして位置決め固定した状態で、シート
フレーム10の組み付けが行われるわけであるが、この
状態でシートフレーム10とアッパアーム5との間に組
み付け上の誤差を生じていた場合には、以下のように調
整作業が必要となる。
【0016】まず、開閉弁25を開操作して油路19を
連通状態(開放状態)としておく。その状態で、前部の
挿入筒8側を基準として支台13を前後の誤差吸収方向
へ移動させる。このとき両磁石16、17の吸着力以上
の外力が支台13に加えられれば、支台13は両磁石1
6、17上をずり動くことができる。そして、必要スト
ロークだけ支台13を移動させてやれば、上記した誤差
を吸収してアッパアーム5とシートフレーム10とが整
合する。
【0017】そして、この支台13の移動に伴って移動
側の保持軸20は押し込められて後退し、反対側の保持
軸20は油圧バランサ回路18のバランサ機能によって
前進し、より突出した状態で支台13に突き当てられ
る。この後、開閉弁25を閉じ操作して油路19を閉止
してやると、両保持軸20はロック状態となり、支台1
3は本固定状態となってその位置で固定される。
【0018】以上のように本例によれば、支台13はベ
ース11に対して磁石16、17によって吸着固定され
るため、シートアジャスタ1を初期固定することができ
るとともに、一定以上の負荷を作用させれば支台13を
ずらすことも可能であるため、シートフレーム10との
組み付け上の誤差も有効に吸収できる。また、支台13
には油圧バランサ回路18に連係された保持軸20によ
って保持されるようにしたため、支台13の位置ずれ操
作時にも追従し、完了後には油路19の遮断によって支
台13をロックさせることも可能であるため、シートフ
レーム10の組み付け時に不用意に支台13が動いてし
まうこともなく、確実に作業を行うことができる。
【0019】なお、上記実施例においては車両のシート
アジャスタ1を例示したが、これに限定するものではな
く、複数の部品を組付けた組立部品に適用が可能で、そ
の汎用性は極めて大きいものである。また、油圧バラン
サ回路18は左右方向に例示したが前後方向へ設けても
よく、また、この併用のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】組付け治具の後部側位置決め機構を示す斜視図
【図2】位置決め機構の断面図
【図3】保持軸部分を示す拡大断面図
【図4】従来の組付け治具の正面図
【符号の説明】 1…シートアジャスタ 9…基準ピン 10…シートフレーム 11…ベース 12…凹部 13…支台 16、17…磁石(仮固定手段) 18…油圧バランサ回路 20…保持軸 25…開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立部品に対し複数箇所の位置決め機構
    を配してなる組付け治具であって、 そのうちの少なくとも一の位置決め機構には上面に凹部
    を有するベースが設けられ、この凹部内には仮固定手段
    を介して支台が載置されかつ前記仮固定手段の固定力は
    一定以上の負荷により支台の移動を許容するように設定
    され、また前記凹部には前記支台の側面周りに当接する
    複数の保持軸が配されるとともに、各保持軸は油圧バラ
    ンサ回路中に組み込まれかつこの油圧バランサ回路には
    同回路を開閉する開閉弁が介在されていることを特徴と
    する組立部品の組付け治具。
JP5148525A 1993-05-26 1993-05-26 組立部品の組付け治具 Pending JPH06335870A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5148525A JPH06335870A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 組立部品の組付け治具

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JP (1) JPH06335870A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420558B1 (ko) * 2002-03-29 2004-03-06 (주)엠아이티코리아 요크간격 조절 및 포지션장치
KR100913205B1 (ko) * 2003-02-07 2009-08-24 한국항공우주산업 주식회사 이동식 구조물 고정 장치
KR20160121977A (ko) * 2015-04-13 2016-10-21 김윤기 와이어 커팅용 지그

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KR100420558B1 (ko) * 2002-03-29 2004-03-06 (주)엠아이티코리아 요크간격 조절 및 포지션장치
KR100913205B1 (ko) * 2003-02-07 2009-08-24 한국항공우주산업 주식회사 이동식 구조물 고정 장치
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