JPH0740868A - トランクリッドの位置決め装置 - Google Patents

トランクリッドの位置決め装置

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JPH0740868A
JPH0740868A JP5190487A JP19048793A JPH0740868A JP H0740868 A JPH0740868 A JP H0740868A JP 5190487 A JP5190487 A JP 5190487A JP 19048793 A JP19048793 A JP 19048793A JP H0740868 A JPH0740868 A JP H0740868A
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JP
Japan
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trunk lid
trunk
positioning device
vehicle body
width direction
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JP5190487A
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English (en)
Inventor
Yoichi Mori
容一 森
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランクルームの開口幅のばらつきに影響さ
れること無くトランクリッドを所定の位置に取り付け
る。 【構成】 トランクルーム20の開口部に架け渡された
ガイド4をフレーム3A、3Bから車体1の幅方向の両
側へそれぞれ突設するとともに、このガイド4の一端を
ガイド板4を介してリヤフェンダ10の周縁部に係合さ
せる一方、ガイド4の他端を車体1の幅方向へ変位可能
にフレーム3A、3Bで支持し、ガイド4を車体外部の
幅方向へ向けてそれぞれ付勢するスプリングをフレーム
3A、3Bに設けるとともに、トランクリッドの内周に
設けた所定の位置決め穴に係合する位置決めピン6を位
置決め装置3の所定の位置に突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の組み立てに際
して使用されるトランクリッドの位置決め装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立工程において、トランクル
ームを開閉するトランクリッドを車体へ取り付ける際に
従来から位置決め装置が使用されており、この位置決め
装置として、例えば図6に示すようなものが知られてい
る。
【0003】これについて説明すると、2本のパイプ状
部材を平行に配設して形成された位置決め装置93、9
3は連結パイプ93Bを介して結合されるとともに、こ
の位置決め装置93の両端には所定の角度で傾斜したガ
イド部93Aがそれぞれ設けられる。そして、これらガ
イド部93Aの途中からは図7に示すように、位置決め
装置93と平行な係合部93Cが設けられる。
【0004】車体1の後部に形成されたトランクルーム
20の開口部にトランクリッド2を取り付けるには、図
6に示すように、位置決め装置93を車体1の幅方向と
平行に配設するとともにガイド部93Aを上方に向けて
から、係合部93C、93Cをトランクルーム20の開
口端部を形成するリヤフェンダ10、10の周縁部に係
合させる。
【0005】トランクルーム20に架け渡された位置決
め装置93は車体1の幅方向と平行かつ所定の傾斜を備
えたガイド部93Aにより位置決め装置93はトランク
ルーム20の空間内に配設される。この後、車体1の後
方よりトランクリッド2のヒンジ21をトランクルーム
20の空間内部へ挿入するとともに、トランクリッド2
を位置決め装置93のガイド部93Aに載置する。
【0006】この状態で、図7に示す位置決め装置93
のガイド部93Aに載置されたトランクリッド2とリヤ
フェンダ10の周縁との間隙Cは所定の角度を備えたガ
イド部93Aにより所定の間隔に設定され、図8に示す
ように、トランクリッド2の内周に設けたロック22と
係合するストライカ12を取り付けるための貫通孔11
Aを、ドリルなどによりリヤパネル11の内周の所定の
位置に形成することができる。こうして、車体1にヒン
ジ21を固定することにより、トランクリッド2は所定
の位置で開閉することができ、トランクリッド2に設け
たロック22と、リヤパネル11に前記貫通孔11Aを
介して取り付けられたストライカ12は所定の位置で確
実に係合することができる。
【0007】なお、上記のような位置決め装置として
は、例えば、実開昭60−120734号公報に類似す
る技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すトランクルーム20の開口幅L、すなわち、リヤフ
ェンダ10、10の周縁の間隔は、製造又は組立工程の
寸法公差などによりばらつきがあり、このような従来の
トランクリッドの位置決め装置にあっては、この開口幅
Lのばらつきに応じて図7に示すトランクリッド2とリ
ヤフェンダ10との間隙Cが左右でほぼ等しくなるよう
位置決め装置93を車体1の幅方向で変位させる必要が
あり、この位置決め装置93の変位に応じてストライカ
12を取り付けるためにリヤパネル11に設ける貫通孔
11Aの位置もこの開口幅Lのばらつきに応じて変更し
なければならず、さらに、この間隙C及びリヤパネル1
1の貫通孔11Aの位置調整を開口幅Lに応じて1台毎
に行うためには多大な労力及び熟練を必要とするという
問題が発生した。
【0009】そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてな
されたもので、トランクルームの開口幅のばらつきに拘
わらずトランクリッドを所定の位置に取付可能かつスト
ライカの取付穴を容易に形成可能なトランクリッドの位
置決め装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランクルー
ム開口部に架け渡された案内部材にトランクリッドを載
置するトランクリッドの位置決め装置において、前記案
内部材を位置決め装置本体から車体の幅方向の両側へそ
れぞれ突設するとともに、この案内部材の一端を車体に
設けたトランクルームの開口端部に係合する一方、他端
を車体の幅方向へ変位可能に装置本体で支持し、前記案
内部材を車体外部の幅方向へ向けてそれぞれ付勢する弾
性部材を前記装置本体に設けるとともに、トランクリッ
ドの内周に設けた所定の位置決め穴に係合するピンを前
記装置本体の所定の位置に突設する。
【0011】また、前記装置本体のトランクルーム内周
に面した所定の位置にドリルを進退可能に設ける一方、
このドリルを車体の前後方向で変位自由に支持し、前記
ドリルを進退変位させるアクチュエータを備える。
【0012】
【作用】したがって、装置本体の両側から変位可能に突
出する案内部材を弾性部材により車体の幅方向へそれぞ
れ付勢するとともに、装置本体に設けた位置決めピンを
トランクリッドに設けた位置決め穴へ係合するようにし
たため、案内部材を弾性部材に抗して装置本体に向けて
それぞれ変位させてからトランクルームの開口部へ係合
させれば、装置本体は案内部材を介して開口部に架け渡
されるとともに、装置本体は両側に向けて案内部材をそ
れぞれ付勢する弾性部材の反力によりトランクルーム開
口部の幅方向の中央へ変位し、装置本体に設けたピンを
トランクリッドの所定の位置決め穴へ係合させてトラン
クリッドを案内部材に載置すれば、トランクリッドはピ
ンに案内されてトランクリッドの幅方向の所定の中央へ
配置される。
【0013】ドリルを進退可能に装置本体に設けるとと
もに、ドリルを進退させるアクチュエータを備えたた
め、ドリルはトランクリッドの位置決め穴に係合するピ
ンと一体となって車体の幅方向で装置本体と共に進退変
位し、トランクリッドの所定の位置決め穴に対応したト
ランクルームの内周の所定の位置でアクチュエータを進
退駆動することによりストライカを取り付けるための穴
開けを容易に行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0015】図1に示すように、位置決め装置3はパイ
プ部材で形成された装置本体としてのフレーム3A、3
Bを車体1の幅方向で平行に配設するとともに、パイプ
31、31を介して結合したもので、ほぼ直線のパイプ
部材で形成されたフレーム3Bがトランクルーム20の
前方(車体1の前方、以下同)に、トランクルーム20
の幅方向の中央をリヤパネル11側の後方へ向けて屈曲
させたパイプ部材で形成されるフレーム3Aがトランク
ルーム20の後方に位置するようにパイプ31の長さに
応じた所定の間隔でそれぞれ配設される。
【0016】フレーム3A、3Bの両端からはこれらフ
レーム3A、3Bの内周に収装された案内部材としての
ガイド4がそれぞれ変位可能に突出する。
【0017】図2、3に示すように、これらガイド4は
棒状部材で形成され、ガイド4の基端側をフレーム3
A、3Bの内周で軸方向へ摺動自由に支持される一方、
フレーム3A、3Bの開口端部から突出したガイド4の
自由端には板状部材で形成されて所定の角度で図中上方
に傾斜した傾斜部4Bを備えるガイド板4Aが一体に固
着され、このガイド板4Aの端部にはフレーム3A、3
Bの軸とほぼ平行な係合部4Cが形成される。
【0018】フレーム3A、3Bの開口端部から所定の
深さの内周には隔壁34が設けられて内周を封止し、こ
の隔壁34と収装されたガイド4の基端との間には弾性
部材としてのスプリング5が介装される。なお、隔壁3
4で隔てられるスプリング5、5は等しい所定のバネ定
数に設定される。
【0019】ガイド4はフレーム3A、3Bの内部から
外部へ向けてスプリング5にそれぞれ付勢されるが、ガ
イド4の所定の位置に突設された凸部40がフレーム3
A、3Bの端部側に設けた所定の長穴33に係合するた
め、ガイド4は軸方向の変位量及び回動をそれぞれ規制
される。このため、ガイド4は長穴33の軸方向の所定
の長さに応じて変位可能に支持され、ガイド4はスプリ
ング5に付勢された凸部40が長穴33の内周に当接す
ることでフレーム3A、3Bから脱落することなく所定
の突出量に規制される。
【0020】なお、位置決め装置3の最大幅、すなわ
ち、ガイド板4A、4Aの両端の幅は、図9に示すトラ
ンクルーム20の開口幅Lより大きい所定の値に設定さ
れる。
【0021】リヤパネル11に向けて後方へ屈曲したフ
レーム3Aの中央には、図4に示すように、車体1の前
後方向に延びるとともに、この後部には上方へ突出した
凸部32Aを備えるブラケット32が設けられる。
【0022】ブラケット32の凸部32Aの所定の位置
には車体1の後方かつ斜め上方へ向けて突出した位置決
めピン6が所定の角度で突設されて、この位置決めピン
6はトランクリッド2の内周に設けられ、図8にも示し
たロック22を取り付けるための所定の位置決め穴とし
ての貫通孔2Aに嵌合するものである。
【0023】一方、車体1の前後方向に延びたブラケッ
ト32の下面には図示しないT溝が設けられ、このT溝
に基部7Aを嵌合させたエアドリル7がブラケット32
に沿った車体1の前後方向で進退自由に支持され、エア
ドリル7のドリル70は車体1のリヤパネル11の所定
の位置、例えば、図8に示すストライカ12の取り付け
位置に対向する。
【0024】このブラケット32の前方の下面にはエア
シリンダ8が設けられ、このエアシリンダ8のロッドが
エアドリル7に連結され、エアシリンダ8によってエア
ドリル7は車体1の前後方向に進退駆動される。これら
エアドリル7、エアシリンダ8は図示しない加圧空気供
給手段から加圧空気の供給を受ける。
【0025】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0026】車体1の後部に形成されたトランクルーム
20の開口部にトランクリッド2を取り付けるには、位
置決め装置3から突出したガイド板4の傾斜部4Bを上
方に向けてから、トランクルーム20の開口端部を形成
するリヤフェンダ10、10の周縁部に位置決め装置3
のフレーム3A、3Bの両端から突出したガイド4を手
動などにより押圧することでスプリング5に抗して収縮
させる。
【0027】ガイド4の収縮状態でガイド板4の係合部
4Cをリヤフェンダ10の周縁部にそれぞれ係合させ
て、位置決め装置3のフレーム3A、3Bが車体1の幅
方向と平行になるよう配設した後、押圧したガイド4を
解放する。
【0028】この解放により、ガイド4はスプリング5
によってリヤフェンダ10へ向けて付勢されるため、図
5に示すように、ガイド4は一体となってフレーム3
A、3Bの軸方向へ変位するガイド板4の傾斜部4Bが
リヤフェンダ10に当接する位置まで伸長する。
【0029】このガイド4の伸長位置において、位置決
め装置3はリヤフェンダ10、10に係合したガイド板
4Aの係合部4C及びガイド4を介してトランクルーム
20の開口部の幅方向に架け渡される。
【0030】そして、係合部4Cをリヤフェンダ10に
係合させたフレーム3A、3Bはそれぞれ収装した等し
いバネ定数のスプリング5の反力によってフレーム3
A、3Bの両端とリヤフェンダ10との間隔はほぼ等し
くなるトランクルーム20の幅方向の中点へ変位さし、
フレーム3Bのブラケット32に突設した位置決めピン
6は図9に示したトランクルーム20の開口幅Lの中点
へ移動する。
【0031】トランクリッド2には図4にも示すよう
に、その幅方向の中央にロック22を取り付けるための
貫通孔2Aが予め設けられ、このトランクリッド2を上
記従来例に示した図6と同様にして車体1の後方からト
ランクルーム20の上方へ移動させて貫通孔2Aを位置
決め装置3のブラケット32に突設した位置決めピン6
に嵌合させ、図示しないヒンジをトランクルーム20の
空間内部へ差し込みながらトランクリッド2を位置決め
装置3のガイド板4Aに載置する。
【0032】このとき、トランクリッド2は図5に示す
ように、トランクリッド2の周縁部の一部をトランクル
ーム20の底部へ向けて内側に傾斜したガイド板4Aの
傾斜部4Bに当接するため、この傾斜にそってトランク
リッド2はトランクルーム20の幅方向の中央へ案内さ
れ、さらに、トランクルーム20の開口幅Lの中点に位
置する位置決めピン6にトランクリッド2に設けた貫通
孔2Aが嵌合するため、トランクリッド2の幅方向の中
点は位置決めピン6とともにトランクルーム20の開口
幅Lの中点へ変位する。
【0033】こうして、トランクリッド2とリヤフェン
ダ10、10の間隙Cは車体1の左右で等しくなり、ト
ランクリッド2の幅方向の中点とトランクルーム20の
開口幅Lの中点を開口幅Lのばらつきに影響されること
なく容易に一致させることができるのである。
【0034】トランクリッド2を位置決め装置3に載置
した状態でエアシリンダ8、エアドリル7に加圧空気を
それぞれ供給すると、図4に示すように、エアシリンダ
8がエアドリル7をリヤパネル11に向けた車体1の後
方へ変位させるとともに、エアドリル7が回転してドリ
ル70が図示しないストライカを取り付けるための貫通
孔11Aを形成する。
【0035】この貫通孔11Aの位置は位置決め装置3
のブラケット32に設けた位置決めピン6より予め設定
されたもので、エアドリル7のドリル70と貫通孔2A
に嵌合する位置決めピン6はブラケット32と一体とな
ってトランクルーム20の幅方向で位置決め装置3と共
に変位するため、貫通孔2Aを介してトランクリッド2
の内周に取り付けられた図示しないロックと貫通孔11
Aを介してリヤパネル11に取り付けられたストライカ
はトランクルーム20の開口幅Lのばらつきに影響され
ることなく常時トランクルーム20の開口幅Lの中央に
配設されて円滑に係合することができる。
【0036】エアドリル7で貫通孔11Aを形成した
後、エアシリンダ8への加圧空気の供給を停止すること
により、エアシリンダ8に収装されたスプリングなどの
図示しない復帰手段によりエアドリル7は車体1の前方
に向けて変位し、ドリル70が貫通孔11Aから抜かれ
る。
【0037】この後に、トランクリッド2のヒンジを車
体に、ロックをトランクリッド2の貫通孔2Aを介して
それぞれ締結するとともに、リヤパネル11の貫通孔1
1Aにストライカを締結すればトランクリッド2の組立
が終了する。
【0038】このようにして、位置決め装置3の両端か
ら変位可能に突出するガイド4及びガイド板4Aを等し
いバネ定数のスプリング5で車体1の幅方向へそれぞれ
付勢するとともに、位置決め装置3に設けた位置決めピ
ン6をトランクリッド2に設けた貫通孔2Aに嵌合する
ようにしたため、トランクルーム20の開口幅Lのばら
つきに影響されることなくトランクリッド2とリヤフェ
ンダ10、10の間隙Cを特別な調整作業を必要とせず
に車体1の左右で等しく設定することが可能となり、エ
アドリル7と貫通孔2Aに嵌合する位置決めピン6をブ
ラケット32を介して一体に設けてトランクルーム20
の幅方向で位置決め装置3と共に変位可能としたため、
リヤパネル11に形成する貫通孔11Aをトランクルー
ム20の開口幅Lのばらつきに影響されることなく常に
トランクリッド2の貫通孔2Aに対応する所定の位置へ
容易に形成することが可能となり、トランクルーム20
の開口幅Lのばらつきによる貫通孔11Aの開口位置の
調整作業を不要とし、トランクリッド2の組み立て作業
に特別な熟練及び多大な労力を要することがなくなって
トランクリッド2の組み立て工程にかかる作業時間を短
縮するとともに、組み立て精度を安定させて品質向上を
はかることができる。
【0039】なお、上記実施例において、案内部材とし
てのガイド4とガイド板4Aをそれぞれ別体に形成した
が、図示はしないが一体に形成してもよく、また、ブラ
ケット32に設けた位置決めピン6及びエアドリル7の
位置関係は車体1の構造により適宜変更することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、位
置決め装置本体の両側から変位可能に突出する案内部材
を弾性部材により車体の幅方向へそれぞれ付勢するとと
もに、前記装置本体に設けた位置決めピンをトランクリ
ッドに予め設けた位置決め穴へ係合させるため、トラン
クルームの開口幅のばらつきに影響されることなくトラ
ンクリッドをトランクルーム開口部の中央へ案内するこ
とが可能となり、特別な熟練を必要とせずにトランクリ
ッドの左右とトランクルームの開口端部の間隙を等しく
設定することができ、多大な労力及び熟練を要する調整
作業を不要にしてトランクリッドの組み立て工程の作業
時間を短縮することができる。
【0041】また、トランクリッドの位置決め穴に係合
するピンと一体となって車体の幅方向で位置決め装置本
体と共にドリルを進退変位させるとともに、アクチュエ
ータによってドリルを車体の前後方向へ進退可能にした
ため、トランクルームの内周の所定の位置にストライカ
を取り付けるための穴をトランクルームの開口幅のばら
つきに影響されることなく自動的かつ正確に形成するこ
とが可能となり、特別な熟練を必要とすることなく穴開
け作業を容易に行うことが可能となり、トランクリッド
の組み立て工程にかかる労力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】同じくフレームの断面図である。
【図3】同じくフレームの断面図である。
【図4】同じく位置決め装置の中央部を示す要部断面図
である。
【図5】トランクリッドの組立状態を示すトランクルー
ム及びリヤフェンダの断面図である。
【図6】従来の例を示す斜視図である。
【図7】同じく図6のA部を示す断面図である。
【図8】ロックとストライカの取付状態を示すリヤパネ
ルの断面図である。
【図9】車体のトランク開口部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 2 トランクリッド 2A 貫通孔 3 位置決め装置 3A、3B フレーム 4 ガイド 4A ガイド板 5 スプリング 6 ピン 7 エアドリル 8 エアシリンダ 11A 貫通孔 20 トランクルーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランクルーム開口部に架け渡された案
    内部材にトランクリッドを載置するトランクリッドの位
    置決め装置において、前記案内部材を位置決め装置本体
    から車体の幅方向の両側へそれぞれ突設するとともに、
    この案内部材の一端を車体に設けた前記トランクルーム
    の開口端部に係合する一方、他端を車体の幅方向へ変位
    可能に前記装置本体で支持し、前記案内部材を車体外部
    の幅方向へ向けてそれぞれ付勢する弾性部材を前記装置
    本体に設けるとともに、前記トランクリッドの内周に設
    けた所定の位置決め穴に係合するピンを前記装置本体の
    所定の位置に突設したことを特徴とするトランクリッド
    の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体の前記トランクルーム内周
    に面した所定の位置にドリルを進退可能に設ける一方、
    このドリルを車体の前後方向で変位自由に支持し、前記
    ドリルを進退変位させるアクチュエータを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のトランクリッドの位置決め
    装置。
JP5190487A 1993-07-30 1993-07-30 トランクリッドの位置決め装置 Pending JPH0740868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173536A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Honda Motor Co Ltd テールゲート組み付け調整治具、組み付け方法
JP2012011807A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Daihatsu Motor Co Ltd 蓋物部材の組付治具及び組付方法

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