JPH06335725A - カローゼルリールの速度制御装置 - Google Patents

カローゼルリールの速度制御装置

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Publication number
JPH06335725A
JPH06335725A JP12607693A JP12607693A JPH06335725A JP H06335725 A JPH06335725 A JP H06335725A JP 12607693 A JP12607693 A JP 12607693A JP 12607693 A JP12607693 A JP 12607693A JP H06335725 A JPH06335725 A JP H06335725A
Authority
JP
Japan
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speed
reel
tension
carousel
carousel reel
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Pending
Application number
JP12607693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Ieiri
義郎 家入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、カローゼルリールの公転によって生
ずるカローゼルリールの張力変動をきわめて小さくする
ことのできるカローゼルリールの速度制御装置を提供す
ることにある。 【構成】本発明のカローゼルリールの速度制御装置は、
圧延機と記カローゼルリールの間の張力を一定に保つ張
力制御手段と、前記張力を張力速度に変換する張力速度
変換手段と、前記カローゼルリールの自転角度を検出す
る自転角度検出器と、前記カローゼルリールの公転角度
を検出する公転角度検出器と、前記カローゼルリールの
コイル径を検出するコイル径検出器と、前記自転角度と
前記公転角度と前記コイル径からカローゼルリールの速
度補正量を演算する速度補正量演算手段とを有し、前記
カローゼルリールの速度補正量を前記張力速度から減じ
て前記カローゼルリールの周速度を制御するようにして
いるので、カローゼルリールの公転による張力変動を極
めて小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カローゼルリールの速
度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カローゼルリールを有する圧延
設備は、1基のコイル搬送設備を2基のカローゼルリー
ルで共有するため設置スペースが少なくてすむ。そのた
めに2基のカローゼルリールの位置を交互に入れ換える
ための公転機能を有している。また、この公転を行うた
めにカローゼルリールの位置が変化し、コイルの払い出
し速度が変動する。この速度変動は、圧延機入側の張力
制御及び板厚制御に外乱を誘発し、製品悪化の原因とな
る。
【0003】次に従来のカローゼルリールの速度制御装
置を図3を参照して説明する。同図に示すように、カロ
ーゼルリール1によって払い出された圧延材2は、デフ
レクタロール3を経て圧延機4にて圧延される。カロー
ゼルリール(払い出し側)1は、この状態のまま公転ド
ラム5によって公転させられ、カローゼルリール(待機
側)6とその位置を替える。張力検出器7の出力を張力
制御手段8にてPI制御し、さらに張力速度変換手段9
にてリール速度量に変換する。これを張力制御分の速度
補正量VT とし、カローゼルリール速度基準値VREF
加算し、駆動装置10に与えてカローゼルリールの速度
を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の制御装
置では、カローゼルリールの公転が静止している場合は
問題ないが、カローゼルリールが公転している場合に
は、公転に起因して変化するデフレクタロールとカロー
ゼルリール間の圧延材の長さの変化が、カローゼルリー
ルの張力変動を生じさせるという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的はカローゼルリールの公転によっ
て生ずるカローゼルリールの張力変動をきわめて小さく
することのできるカローゼルリールの速度制御装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカローゼルリールの速度制御装置は、圧延
機によって圧延されるまたは圧延された圧延材を払い出
しまたは巻き取りながら自転または公転するカローゼル
リールを備えた圧延設備において、前記圧延機と前記カ
ローゼルリールの間の張力を一定に保つ張力制御手段
と、前記張力を張力速度に変換する張力速度変換手段
と、前記カローゼルリールの自転角度を検出する自転角
度検出器と、前記カローゼルリールの公転角度を検出す
る公転角度検出器と、前記カローゼルリールのコイル径
を検出するコイル径検出器と、前記自転角度と前記公転
角度と前記コイル径からカローゼルリールの速度補正量
を演算する速度補正量演算手段とを有し、前記カローゼ
ルリールの速度補正量を前記張力速度から減じて前記カ
ローゼルリールの周速度を制御するようにしたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成されたカローゼルリールの速
度制御装置において、まず、張力検出器から検出される
張力を一定値に制御し、この張力を張力速度変換手段に
よって速度に変換する。一方、公転角度とコイル径およ
び自転角度から公転によって歪む張力分に相当する速度
を演算する。これらの値を速度補正量として、速度基準
に加算し、リール周速度を補正する。これにより、カロ
ーゼルリールの公転による張力変動を極めて小さくする
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明によるカローゼルリールの速度制御装
置の一実施例の構成図であり、本実施例が既に説明した
図3と相違する構成は、公転角度検出器11とコイル径
検出器12と公転成分補正手段13とモータ14を設け
た点であり、それ以外の構成は図3と同一であるので、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0009】次に、本実施例の作用について説明する。
カローゼルリール1によって払い出された圧延材2は、
デフレクタロール3を経て圧延機4にて圧延される。カ
ローゼルリール(払い出し側)1は、この状態のまま公
転ドラム5によって公転され、カローゼルリール(待機
側)6とその位置を替える。張力検出器7の出力を張力
制御手段8にて制御し、さらに張力速度変換手段9にて
変換係数を乗じ、リール周速度量に変換する。これを張
力制御分の速度補正量とし、カローゼルリール速度基準
値に加算し、カローゼルリールの張力速度を制御する。
【0010】一方、公転していない場合は、上記方法だ
けでも十分であるが、公転中は公転に伴うストリップ長
さの変化分dl/dtをリール周速度へ補正する必要が
ある。この補正は公転成分補正手段13によって行う。
公転成分補正手段13は、公転角度検出器11及びコイ
ル径検出器12の出力に基づき、次式(1)〜(5)の
演算を施す。演算に必要な変数の定義を図2に示す。
【0011】図2において、lは、デフレクタロールか
らリール接触点までの距離Lと、リール接触円弧X(リ
ール中心とドラム中心を結ぶ線とリール円周との交点p
から接触点hまでの円弧)の和であり、次式(1),
(2)によって表す。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、 Lc:公転ドラムの中心0とデフレクタロール接触点d
との間の距離 R:カローゼルリールの公転半径 θ(T):公転角度 r(T):コイル半径 l(T):ストリップ長さ X(T):リール接触円弧 L(T):デフレクタロールdからリール接触点hまで
の距離 ΔT:制御周期
【0014】ここで、lの時間差分Δl/ΔTが補正す
べきリール周速度であり、これをリールの速度基準から
減じてリール周速度を決定し、駆動装置14、モータ1
5によりカローゼルリール1を駆動する。この補正によ
り、カローゼルリール1の公転中における張力変動を抑
制することができる。
【0015】なお、ΔLの補正成分は公転半径が大きい
場合に効果が大である。またΔXの補正成分はコイル径
が大きい場合に効果が大である。双方共、公転中心とデ
フレクタロールの距離が短い場合に効果が大である。さ
らに公転速度が速い場合に双方共効果が大である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カローゼルリールの張力制御を公転による外乱を含まず
に行うことができるので、製品の品質を損なうことな
く、カローゼルリールを高速公転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカローゼルリールの速度制御装置
の一実施例の構成図。
【図2】図1のデフレクタロールとカローゼルリールの
位置関係を示す図。
【図3】従来のカローゼルリールの速度制御装置の構成
図。
【符号の説明】
1…カローゼルリール(払い出し側)、2…圧延材、3
…デフレクタロール、4…圧延機、5…公転ドラム、6
…カローゼルリール(待機側)、7…張力検出器、8…
張力制御手段、9…張力速度変換手段、10…駆動装
置、11…公転角度検出器、12…コイル径検出器、1
3…公転成分補正手段、14…モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機によって圧延されるまたは圧延さ
    れた圧延材を払い出しまたは巻き取りながら自転または
    公転するカローゼルリールを備えた圧延設備において、
    前記圧延機と前記カローゼルリールの間の張力を一定に
    保つ張力制御手段と、前記張力を張力速度に変換する張
    力速度変換手段と、前記カローゼルリールの自転角度を
    検出する自転角度検出器と、前記カローゼルリールの公
    転角度を検出する公転角度検出器と、前記カローゼルリ
    ールのコイル径を検出するコイル径検出器と、前記自転
    角度と前記公転角度と前記コイル径からカローゼルリー
    ルの速度補正量を演算する速度補正量演算手段とを有
    し、前記カローゼルリールの速度補正量を前記張力速度
    から減じて前記カローゼルリールの周速度を制御するこ
    とを特徴とするカローゼルリールの速度制御装置。
JP12607693A 1993-05-27 1993-05-27 カローゼルリールの速度制御装置 Pending JPH06335725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12607693A JPH06335725A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 カローゼルリールの速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12607693A JPH06335725A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 カローゼルリールの速度制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH06335725A true JPH06335725A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14926022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12607693A Pending JPH06335725A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 カローゼルリールの速度制御装置

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