JP2642836B2 - スパイラルルーパの制御方法 - Google Patents

スパイラルルーパの制御方法

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JP2642836B2
JP2642836B2 JP24043192A JP24043192A JP2642836B2 JP 2642836 B2 JP2642836 B2 JP 2642836B2 JP 24043192 A JP24043192 A JP 24043192A JP 24043192 A JP24043192 A JP 24043192A JP 2642836 B2 JP2642836 B2 JP 2642836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯鋼を連続処理するプ
ロセスラインに使用されるスパイラルルーパの制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば電縫鋼管や鍛接鋼管などの製造
に供給される帯鋼を連続処理するプロセスラインに使用
されるルーパとして、スパイラルルーパと称するタイプ
が採用されつつある。ここで、溶接鋼管製造ラインに使
用されているスパイラルルーパの従来例について、その
概要を図2を用いて説明する。
【0003】図に示すように、ルーパ本体1は、複数の
竪ローラが円形状に配置される外枠2およびアーバ3、
アーバ3の中心Oに対して放射状とされる軸X上に配置
される複数のドライブロール4,フリーロール5および
ドライブロール4の駆動用モータ6とから構成されてい
る。そして、アンコイラ7から巻き戻された帯鋼Pは、
ロールレベラ8,シャー9,ウェルダ10, 入側デフレク
タロール11, 入側ピンチロール12などの入側設備を介し
て入側速度vi でルーパ本体1に送り込まれ、ドライブ
ロール4において複数層の外巻きコイルCo が形成さ
れ、ついでフリーロール5において複数層の内巻きコイ
ルCi が形成されたのち、出側デフレクタロール13, 出
側ピンチロール14などの出側設備を経て出側速度vo
次工程に送り出される。
【0004】入側設備における入側速度vi は入側速度
設定器15から速度演算制御装置16に与えられ、速度演算
制御装置16によってロールレベラ速度制御装置17を介し
てロールレベラ駆動モータ18の回転速度が、また入側ピ
ンチロール速度制御装置19を介して入側ピンチロール駆
動モータ20の回転速度がそれぞれ制御される。また、ド
ライブロール速度制御装置21を介して各ドライブロール
4の周速vR は入側速度vi と等しくなるように駆動用
モータ6の回転速度が制御される。
【0005】一方、出側設備における出側速度vo は出
側速度設定器22に設定されて、出側ピンチロール速度制
御装置23を介して出側ピンチロール駆動モータ24の回転
速度が制御されることによってなされる。ここで、スパ
イラルルーパの原理について説明すると、図3に示すよ
うに、帯鋼Pの内巻きコイルCi の巻き数ni と外巻き
コイルCo の巻き数no の和は常に一定、すなわち、 ni +no = const. であり、ルーパ1の満杯時すなわち定常状態において
は、図4(a) に示すように、外巻き数no が増加して内
巻き数ni が減少する。このときの帯鋼Pの入側速度v
i と出側速度vo とはほぼ等しく同期した状態である。
また、ルーパ1の空時すなわちたとえば入側において帯
鋼Pを中継ぎ溶接をするなどの場合は、図4(b) に示す
ように、帯鋼Pの入側速度vi が0になるから、逆に内
巻き数ni が増加して外巻き数no が減少する。つま
り、外巻き数no と内巻き数ni との差分の長さが有効
ストレージ量となる。それゆえ、ルーパ1の運転方法と
しては、送り込み貯蔵時は、入側速度が出側速度に対し
て大すなわちvi >vo とされ、払出し時は逆にvi
o とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のスパイラルルーパの制御方法において、以下の問題
がある。すなわち、 ドライブロール4の周速vR は帯鋼Pの入側速度v
i と常に等しい状態で制御しているため、帯鋼の寸法
(板厚,板幅)が変化してもドライブロール4の周速v
R を変更させることができず、サイズによっては外巻き
コイルCo のループ外径Do (前出図2参照)がルーズ
になって外枠2と接触することになり、すり傷を発生さ
せることになること。 上記したの逆のケースで、外巻きコイルCo のル
ープ外径Do が目標値より小さくなって、ストレージ量
が減少すること。などである。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決したスパイラルルーパの制御方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の竪ロー
ラが円形状に配置される外枠と複数の竪ローラが円形状
に配置されるアーバとこのアーバの中心に対して放射状
とされる軸上に配置される複数のドライブロールおよび
フリーロールとから主として構成されるスパイラルルー
パを用いて帯鋼をルーピングするに際し、前記ドライブ
ロールの周速を前記帯鋼の入側速度に対して調整可能と
したことを特徴とするスパイラルルーパの制御方法であ
る。なお、前記帯鋼の入側速度に対する前記ドライブロ
ールの周速の調整範囲は−5〜+15%が好適である。
【0009】
【作 用】本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意
検討を行った結果、サイズの異なる帯鋼を同一の外径に
なるようにドライブロールに送り込むには、帯鋼の入側
張力So を変化してやればよいことを見出した。そこ
で、この入側張力So を変化させるには、帯鋼の入側速
度vi に対してドライブロールの周速vR を変化させる
ようにするのがよい。
【0010】たとえば鍛接管向きで降伏点が30kgf /cm2
の帯鋼を、外巻きコイルCo のループ外径Do を6600mm
としたときの管サイズ別の入側張力So の調査結果を図
5に示した。この図からわかるように、必要な入側張力
o は管サイズにより約80kgf 程度変化するのである。
なお、このような管サイズ別の入側張力So を鋼種別に
準備しておけば、すべての管サイズに適用することが可
能である。
【0011】それゆえ、管サイズに応じて、帯鋼の入側
速度vi に対しドライブロールの周速vR を−5〜+15
%の範囲で補正することにより、目標通りのループ外径
oを得ることが可能になる。この補正値の下限を−5
%とした理由は、制御精度の誤差、バラツキを考慮した
ためであり、また上限を+15%としたのは、図6に例示
するように管サイズに対応した速度比率(vR /vi
× 100(%)の基準値Rに対するバラツキを見込んだも
のである。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳しく説明する。図1は本発明の実施例の構成を模
式的に示す概要図であり、従来例と同一部材は同一符号
を付して説明を省略する。この図に示すように、従来の
ルーパ1の入側設備の入側速度vi を制御する速度演算
制御装置16からの制御信号は、速度補正器25を介して各
ドライブロール4の周速vR を制御するドライブロール
速度制御装置21に出力される。この速度補正器25は、管
サイズによって帯鋼の入側速度vi に対しドライブロー
ルの周速v R を−5〜+15%の範囲で補正する機能を有
する。
【0013】スパイラルルーパを用いて4.5 mm厚×450
mm幅の帯鋼を、入側速度vi ;300mpm, 出側速度vo
100mpmで、かつ外巻きコイルループ外径Do ;6600mmを
目標にルーピングする際に、本発明方法を適用した。こ
のとき速度補正器25には+4%の補正値を設定して、ド
ライブロールの周速vR を312mpm(=300mpm×1.04)に
制御したところ、外巻きコイルループ外径が6600mmと目
標通りとなり、その巻き姿も良好であった。なお、従来
法で同条件で比較したところ、外巻きがルーズになって
ループ外径Do が約6800mmとなり、外枠に接触してすり
疵がかなり発生した。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
ライブロールの周速を帯鋼の入側速度に対して補正して
制御し、帯鋼の入側における張力を加減するようにした
ので、外巻きコイルのループ外径を目標通りに制御する
ことが可能になり、良好な巻き姿を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す模式図である。
【図2】従来のスパイラルルーパの制御系を示す模式図
である。
【図3】従来のスパイラルルーパの部分側面図である。
【図4】(a) ,(b) はスパイラルルーパの動作の説明図
である。
【図5】管サイズと入側張力の関係を示す特性図であ
る。
【図6】管サイズと速度比率の関係を示す特性図であ
る.
【符号の説明】
1 ルーパ本体 2 外枠 3 アーバ 4 ドライブロール 5 フリーロール 6 駆動用モータ 7 アンコイラ 8 ロールレベラ 12 入側ピンチロール 14 出側ピンチロール 15 入側速度設定器 16 速度演算制御装置 17 ロールレベラ速度制御装置 19 入側ピンチロール速度制御装置 21 ドライブロール速度制御装置 22 出側速度設定器 23 出側ピンチロール速度制御装置 25 速度補正器 P 帯鋼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−24527(JP,A) 特開 昭62−89527(JP,A) 実開 昭61−117319(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の竪ローラが円形状に配置される
    外枠と複数の竪ローラが円形状に配置されるアーバとこ
    のアーバの中心に対して放射状とされる軸上に配置され
    る複数のドライブロールおよびフリーロールとから主と
    して構成されるスパイラルルーパを用いて帯鋼をルーピ
    ングするに際し、前記ドライブロールの周速を前記帯鋼
    の入側速度に対して調整可能としたことを特徴とするス
    パイラルルーパの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記帯鋼の入側速度に対する前記ドラ
    イブロールの周速の調整範囲を−5〜+15%であること
    を特徴とする請求項1記載のスパイラルルーパの制御方
    法。
JP24043192A 1992-09-09 1992-09-09 スパイラルルーパの制御方法 Expired - Lifetime JP2642836B2 (ja)

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