JPH0760346A - 熱間圧延用コイルボックス - Google Patents
熱間圧延用コイルボックスInfo
- Publication number
- JPH0760346A JPH0760346A JP22954393A JP22954393A JPH0760346A JP H0760346 A JPH0760346 A JP H0760346A JP 22954393 A JP22954393 A JP 22954393A JP 22954393 A JP22954393 A JP 22954393A JP H0760346 A JPH0760346 A JP H0760346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- center
- box
- rolling
- rolling line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/14—Guiding, positioning or aligning work
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルボックスから巻き戻すコイルを常に圧
延ライン中心に修正して仕上ミルに送り出すことができ
る熱間圧延用コイルボックスを提供すること。 【構成】 コイルＣが載せられるクレードルロール１１
（１２）に送りねじ軸２０とナット２１，２２で構成し
た移動機構１７を設けてライン直角方向に移動できるよ
うにし、巻き戻されるコイルＣの位置を位置検出器２５
で検出できるようにし、位置検出信号に基づいて制御器
２４で移動機構１７の駆動用モータ２３を動かしてコイ
ルを圧延ライン中心に移動しながら巻き戻すようにす
る。これにより、コイルＣの巻取形状にかかわらず常に
コイルＣを圧延ライン中心に位置させて巻き戻すことが
でき、オフセンタによるキャンバ、蛇行、絞り込みなど
を低減して、安定した操業ができるようになり、圧延製
品の品質も向上する。
延ライン中心に修正して仕上ミルに送り出すことができ
る熱間圧延用コイルボックスを提供すること。 【構成】 コイルＣが載せられるクレードルロール１１
（１２）に送りねじ軸２０とナット２１，２２で構成し
た移動機構１７を設けてライン直角方向に移動できるよ
うにし、巻き戻されるコイルＣの位置を位置検出器２５
で検出できるようにし、位置検出信号に基づいて制御器
２４で移動機構１７の駆動用モータ２３を動かしてコイ
ルを圧延ライン中心に移動しながら巻き戻すようにす
る。これにより、コイルＣの巻取形状にかかわらず常に
コイルＣを圧延ライン中心に位置させて巻き戻すことが
でき、オフセンタによるキャンバ、蛇行、絞り込みなど
を低減して、安定した操業ができるようになり、圧延製
品の品質も向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、熱間圧延用コイルボ
ックスの改良に関し、クレードルロールに移動機構を設
け、巻き戻されるコイルの幅方向位置を検出してコイル
が常に圧延ライン中心にくるようにするものである。
ックスの改良に関し、クレードルロールに移動機構を設
け、巻き戻されるコイルの幅方向位置を検出してコイル
が常に圧延ライン中心にくるようにするものである。
【０００２】
【従来の技術】熱間の連続圧延における基本的な問題の
一つである圧延中の粗材尾端温度の降下を防止するた
め、粗ミルと仕上ミルとの間にコイルボックスを設置
し、粗ミルから送られて来た粗材バーを一旦巻き取り、
これを逆転して巻き戻しながら仕上ミルに送ることが行
われており、圧延中の温度降下の減少だけでなく、短い
ライン長での長大スラブの圧延を可能にできる等の利点
がある（特公昭５２−４５３０４号公報など参照）。
一つである圧延中の粗材尾端温度の降下を防止するた
め、粗ミルと仕上ミルとの間にコイルボックスを設置
し、粗ミルから送られて来た粗材バーを一旦巻き取り、
これを逆転して巻き戻しながら仕上ミルに送ることが行
われており、圧延中の温度降下の減少だけでなく、短い
ライン長での長大スラブの圧延を可能にできる等の利点
がある（特公昭５２−４５３０４号公報など参照）。
【０００３】このようなコイルボックスの一例は、図３
に示すように、コイルボックス１の入側に入口シュート
２が設けられ、その送り方向前方には、送り込まれたバ
ー先端を円弧状に曲げるベンディングロール３を備え、
さらに、送り方向前方には、コイルフォーミングロール
４が設けられ、ベッド５上には、巻き取られるコイルを
自転させるように支持する２本１組のクレードルロール
６，７を１組または２組備えて構成されており、粗ミル
から送り出されたバー先端は入口シュート２およびベン
ディングロール３を介して曲げられ、コイルフォーミン
グロール４を介してクレードルロール６上にコイルを成
形するようになっている。
に示すように、コイルボックス１の入側に入口シュート
２が設けられ、その送り方向前方には、送り込まれたバ
ー先端を円弧状に曲げるベンディングロール３を備え、
さらに、送り方向前方には、コイルフォーミングロール
４が設けられ、ベッド５上には、巻き取られるコイルを
自転させるように支持する２本１組のクレードルロール
６，７を１組または２組備えて構成されており、粗ミル
から送り出されたバー先端は入口シュート２およびベン
ディングロール３を介して曲げられ、コイルフォーミン
グロール４を介してクレードルロール６上にコイルを成
形するようになっている。
【０００４】そして、バーの尾端がコイルボックス１に
入ると、コイルが停止され、ピーラ８によりコイルの口
開きを行い、バーが仕上ミルに送られるようになってお
り、コイルボックス１で巻かれたコイルはトランスファ
機構９により第１クレードルロール６から第２クレード
ルロール７上に移され、コイルの巻戻しと次のバーの巻
取りに備えるようになっている。
入ると、コイルが停止され、ピーラ８によりコイルの口
開きを行い、バーが仕上ミルに送られるようになってお
り、コイルボックス１で巻かれたコイルはトランスファ
機構９により第１クレードルロール６から第２クレード
ルロール７上に移され、コイルの巻戻しと次のバーの巻
取りに備えるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このようなコイルボッ
クス１では、粗ミルから送り出された材料を、ベンディ
ングロール４によって巻き癖を付け、出来なりに巻き取
るようにしているため、巻き取ったコイルがテレスコー
プ状になったり、圧延ラインに対してオフセンタ状態に
なる場合もあり、テレスコープ状のコイルやオフセンタ
状態のコイルを巻き戻すと、巻き取ったコイルの形状に
応じてドライブ側またはオペレータ側に蛇行してしま
う。
クス１では、粗ミルから送り出された材料を、ベンディ
ングロール４によって巻き癖を付け、出来なりに巻き取
るようにしているため、巻き取ったコイルがテレスコー
プ状になったり、圧延ラインに対してオフセンタ状態に
なる場合もあり、テレスコープ状のコイルやオフセンタ
状態のコイルを巻き戻すと、巻き取ったコイルの形状に
応じてドライブ側またはオペレータ側に蛇行してしま
う。
【０００６】この蛇行を防止するようコイルボックス１
の入側及び出側には、サイドガイドが設置してあるが、
ガイドできる距離が短いことやコイル温度が高いことな
どのため、修正することが難しい。
の入側及び出側には、サイドガイドが設置してあるが、
ガイドできる距離が短いことやコイル温度が高いことな
どのため、修正することが難しい。
【０００７】このため、オフセンタによってキャンバ、
蛇行、絞り込みなどを誘発するという問題がある。
蛇行、絞り込みなどを誘発するという問題がある。
【０００８】また、一旦、オフセンタで仕上ミルに送ら
れると、第１スタンドのみならず後続の各スタンドでほ
ぼ同様のオフセンタ状態になってしまい、スタンド間の
サイドガイドでも修正が困難になってしまうという問題
がある。
れると、第１スタンドのみならず後続の各スタンドでほ
ぼ同様のオフセンタ状態になってしまい、スタンド間の
サイドガイドでも修正が困難になってしまうという問題
がある。
【０００９】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、コイルボックスから巻き戻すコイ
ルを常に圧延ライン中心に修正して仕上ミルに送り出す
ことができる熱間圧延用コイルボックスを提供しようと
するものである。
みてなされたもので、コイルボックスから巻き戻すコイ
ルを常に圧延ライン中心に修正して仕上ミルに送り出す
ことができる熱間圧延用コイルボックスを提供しようと
するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の熱間圧延用コイルボック
スは、粗ミルと仕上ミルとの間に設置され粗圧延された
圧延材を一旦コイルに巻き取り、逆転して仕上ミルに送
るコイルボックスであって、コイルが載置されるクレー
ドルロールを圧延ライン直角方向に移動可能とする移動
機構を設け、このクレードルロール上のコイルから巻き
戻されるコイルの幅方向位置を検出する位置検出器を設
け、この位置検出器の検出信号に基づき前記クレードル
ロールの移動機構を制御してコイルを圧延ライン中心に
位置させる制御器を設けたことを特徴とするものであ
る。
題を解決するため、この発明の熱間圧延用コイルボック
スは、粗ミルと仕上ミルとの間に設置され粗圧延された
圧延材を一旦コイルに巻き取り、逆転して仕上ミルに送
るコイルボックスであって、コイルが載置されるクレー
ドルロールを圧延ライン直角方向に移動可能とする移動
機構を設け、このクレードルロール上のコイルから巻き
戻されるコイルの幅方向位置を検出する位置検出器を設
け、この位置検出器の検出信号に基づき前記クレードル
ロールの移動機構を制御してコイルを圧延ライン中心に
位置させる制御器を設けたことを特徴とするものであ
る。
【００１１】
【作用】この発明の熱間圧延用コイルボックスによれ
ば、コイルが載せられるクレードルロールに移動機構を
設けてライン直角方向に移動できるようにし、巻き戻さ
れるコイルの位置を位置検出器で検出できるようにし、
位置検出信号に基づいて制御器で移動機構を動かしてコ
イルを圧延ライン中心に移動しながら巻き戻すようにし
ており、コイルの巻取形状にかかわらず常にコイルをセ
ンタに位置させて巻き戻すことを可能とし、オフセンタ
による蛇行などの問題を解消するようにしている。
ば、コイルが載せられるクレードルロールに移動機構を
設けてライン直角方向に移動できるようにし、巻き戻さ
れるコイルの位置を位置検出器で検出できるようにし、
位置検出信号に基づいて制御器で移動機構を動かしてコ
イルを圧延ライン中心に移動しながら巻き戻すようにし
ており、コイルの巻取形状にかかわらず常にコイルをセ
ンタに位置させて巻き戻すことを可能とし、オフセンタ
による蛇行などの問題を解消するようにしている。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図１はこの発明の熱間圧延用コイルボッ
クスの一実施例にかかる概略構成図、図２はこの発明の
熱間圧延用コイルボックスの一実施例のクレードルロー
ル部分にかかり、（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、
（ｃ）は側面図である。この熱間圧延用コイルボックス
１０は、熱間圧延設備の粗ミルと仕上ミルとの間に設け
られて粗圧延された圧延材を一旦巻き取ってコイルに
し、これを巻き戻しながら尾端から仕上ミルに送り出す
ものであり、図３で説明したコイルボックス１とクレー
ドルロール６（７）部分の構成が異なることからこの部
分について説明する。
細に説明する。図１はこの発明の熱間圧延用コイルボッ
クスの一実施例にかかる概略構成図、図２はこの発明の
熱間圧延用コイルボックスの一実施例のクレードルロー
ル部分にかかり、（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、
（ｃ）は側面図である。この熱間圧延用コイルボックス
１０は、熱間圧延設備の粗ミルと仕上ミルとの間に設け
られて粗圧延された圧延材を一旦巻き取ってコイルに
し、これを巻き戻しながら尾端から仕上ミルに送り出す
ものであり、図３で説明したコイルボックス１とクレー
ドルロール６（７）部分の構成が異なることからこの部
分について説明する。
【００１３】この熱間圧延用コイルボックス１０では、
圧延ライン方向Ｌと直角な幅方向に２本１組のクレード
ルロール１１，１２が配置されており、これらクレード
ルロール１１，１２の両端部をそれぞれ支持するハウジ
ング１３，１４がベッド１５，１６に幅方向に移動でき
るよう移動機構１７を介して設置してある。
圧延ライン方向Ｌと直角な幅方向に２本１組のクレード
ルロール１１，１２が配置されており、これらクレード
ルロール１１，１２の両端部をそれぞれ支持するハウジ
ング１３，１４がベッド１５，１６に幅方向に移動でき
るよう移動機構１７を介して設置してある。
【００１４】この移動機構１７としては、ベッド１５，
１６間のライン方向前後に２本のガイド１８，１９が取
付けられ、これらガイド１８，１９に沿ってハウジング
１３，１４が移動可能とされ、さらに２本のガイド１
８，１９の間に送りねじ軸２０が回転可能に設けられて
ハウジング１３，１４の突出部に取付けた送りナット２
１，２２とねじ結合されており、送りねじ軸２０の端部
には駆動用モータ２３が連結してある。
１６間のライン方向前後に２本のガイド１８，１９が取
付けられ、これらガイド１８，１９に沿ってハウジング
１３，１４が移動可能とされ、さらに２本のガイド１
８，１９の間に送りねじ軸２０が回転可能に設けられて
ハウジング１３，１４の突出部に取付けた送りナット２
１，２２とねじ結合されており、送りねじ軸２０の端部
には駆動用モータ２３が連結してある。
【００１５】したがって、駆動用モータ２３を回転する
と、送りねじ軸２０が回転され、これと送りナット２
１，２２を介してねじ結合されたハウジング１３，１４
が圧延ライン方向Ｌと直角方向（幅方向）に移動される
ことになり、これらハウジング１３，１４間に支持され
たクレードルロール１１，１２を幅方向に移動すること
ができ、クレードルロール１１，１２に載せられるコイ
ルを圧延ライン直角方向に往復移動することができる。
と、送りねじ軸２０が回転され、これと送りナット２
１，２２を介してねじ結合されたハウジング１３，１４
が圧延ライン方向Ｌと直角方向（幅方向）に移動される
ことになり、これらハウジング１３，１４間に支持され
たクレードルロール１１，１２を幅方向に移動すること
ができ、クレードルロール１１，１２に載せられるコイ
ルを圧延ライン直角方向に往復移動することができる。
【００１６】このコイルの圧延ライン直角方向の移動量
を制御するため、制御器２４が設けられ、コイルボック
ス１０から巻き戻されるコイルＣの位置を検出する位置
検出器２５の検出信号が入力され、圧延ライン中心への
コイルＣの移動量が求められ、さらに駆動用モータ２３
の回転信号に変換されて出力されるようにしてある。
を制御するため、制御器２４が設けられ、コイルボック
ス１０から巻き戻されるコイルＣの位置を検出する位置
検出器２５の検出信号が入力され、圧延ライン中心への
コイルＣの移動量が求められ、さらに駆動用モータ２３
の回転信号に変換されて出力されるようにしてある。
【００１７】この位置検出器２５は、たとえば仕上ミル
の第１スタンドの入側のサイドガイドＳ部分に配置し、
巻き戻されるコイルＣの位置をできるだけ早く検出でき
るようにする。また、位置検出器２５としては、従来か
ら使用されている蛇行センサやテレビカメラによる画像
処理、光学センサ等コイルＣの位置が検出できるもので
あれば良い。
の第１スタンドの入側のサイドガイドＳ部分に配置し、
巻き戻されるコイルＣの位置をできるだけ早く検出でき
るようにする。また、位置検出器２５としては、従来か
ら使用されている蛇行センサやテレビカメラによる画像
処理、光学センサ等コイルＣの位置が検出できるもので
あれば良い。
【００１８】なお、このコイルボックス１０では、クレ
ードルロール１１，１２の幅方向への移動の際、支障な
くそれぞれの回転駆動用モータ２６，２７からクレード
ルロール１１，１２に駆動力を伝達できるようにスプラ
イン継手２８，２９を介装して連結してあり、スプライ
ン継手２８，２９の伸縮によって対応できるようになっ
ている。
ードルロール１１，１２の幅方向への移動の際、支障な
くそれぞれの回転駆動用モータ２６，２７からクレード
ルロール１１，１２に駆動力を伝達できるようにスプラ
イン継手２８，２９を介装して連結してあり、スプライ
ン継手２８，２９の伸縮によって対応できるようになっ
ている。
【００１９】このように構成した熱間圧延用コイルボッ
クス１０では、粗ミルから送出される圧延材をベンディ
ングロールおよびフォーミングロールで巻き癖を与え、
出来なりでクレードルロール１１，１２上に巻き取って
コイルＣを形成する。
クス１０では、粗ミルから送出される圧延材をベンディ
ングロールおよびフォーミングロールで巻き癖を与え、
出来なりでクレードルロール１１，１２上に巻き取って
コイルＣを形成する。
【００２０】こうして巻き取られたコイルＣはテレスコ
ープ状に巻かれたり、圧延ライン中心とずれたオフセン
タ状態に巻かれることがあり、これを巻き戻すと、巻き
取られた形状に応じて、オフセンタ状態が生じる。
ープ状に巻かれたり、圧延ライン中心とずれたオフセン
タ状態に巻かれることがあり、これを巻き戻すと、巻き
取られた形状に応じて、オフセンタ状態が生じる。
【００２１】そこで、この熱間圧延用コイルボックス１
０では、巻き戻されるコイルＣの位置をサイドガイドＳ
に設置した位置検出器２５で検出し、この位置検出信号
に基づいて制御器２４で圧延ライン中心へコイルＣを移
動するための移動量が求められ、この移動量を送りねじ
軸２０の回転数に変換して駆動用モータ２３に回転信号
を出力する。
０では、巻き戻されるコイルＣの位置をサイドガイドＳ
に設置した位置検出器２５で検出し、この位置検出信号
に基づいて制御器２４で圧延ライン中心へコイルＣを移
動するための移動量が求められ、この移動量を送りねじ
軸２０の回転数に変換して駆動用モータ２３に回転信号
を出力する。
【００２２】これにより、クレードルロール１１，１２
が移動され、クレードルロール１１，１２上のコイルＣ
も移動されることになり、コイルＣの中心が圧延ライン
中心と一致する。
が移動され、クレードルロール１１，１２上のコイルＣ
も移動されることになり、コイルＣの中心が圧延ライン
中心と一致する。
【００２３】したがって、コイルＣの巻取形状がテレス
コープ状であったり、オフセンタ状態であっても巻き戻
されるコイルＣの中心を常に圧延ライン中心と一致した
状態にすることができ、オフセンタに伴うキャンバ、蛇
行、絞り込みなどを低減して操業の安定化と圧延材の品
質向上を図ることができる。
コープ状であったり、オフセンタ状態であっても巻き戻
されるコイルＣの中心を常に圧延ライン中心と一致した
状態にすることができ、オフセンタに伴うキャンバ、蛇
行、絞り込みなどを低減して操業の安定化と圧延材の品
質向上を図ることができる。
【００２４】なお、上記実施例では、クレードルロール
の移動機構として送りねじ機構を用いる場合で説明した
が、これに限らず他の機構を用いるようにしても良い。
の移動機構として送りねじ機構を用いる場合で説明した
が、これに限らず他の機構を用いるようにしても良い。
【００２５】さらに、この発明は上記実施例に限らず、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素を変更し
ても良いことは言うまでもない。
この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素を変更し
ても良いことは言うまでもない。
【００２６】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明の熱間圧延用コイルボックスによれ
ば、コイルが載せられるクレードルロールに移動機構を
設けてライン直角方向に移動できるようにし、巻き戻さ
れるコイルの位置を位置検出器で検出できるようにし、
位置検出信号に基づいて制御器で移動機構を動かしてコ
イルを圧延ライン中心に移動しながら巻き戻すようにし
たので、コイルの巻取形状にかかわらず常にコイルをセ
ンタに位置させて巻き戻すことが可能となり、オフセン
タによるキャンバ、蛇行、絞り込みなどを低減すること
ができ、安定した操業ができるとともに、圧延製品の品
質向上を図ることもできる。
たようにこの発明の熱間圧延用コイルボックスによれ
ば、コイルが載せられるクレードルロールに移動機構を
設けてライン直角方向に移動できるようにし、巻き戻さ
れるコイルの位置を位置検出器で検出できるようにし、
位置検出信号に基づいて制御器で移動機構を動かしてコ
イルを圧延ライン中心に移動しながら巻き戻すようにし
たので、コイルの巻取形状にかかわらず常にコイルをセ
ンタに位置させて巻き戻すことが可能となり、オフセン
タによるキャンバ、蛇行、絞り込みなどを低減すること
ができ、安定した操業ができるとともに、圧延製品の品
質向上を図ることもできる。
【図１】この発明の熱間圧延用コイルボックスの一実施
例の概略構成図である。
例の概略構成図である。
【図２】この発明の熱間圧延用コイルボックスの一実施
例のクレードルロール部分にかかり、（ａ）は正面図、
（ｂ）は平面図、（ｃ）は側面図である。
例のクレードルロール部分にかかり、（ａ）は正面図、
（ｂ）は平面図、（ｃ）は側面図である。
【図３】従来の熱間圧延用コイルボックスの全体の概略
構成図である。
構成図である。
１０ 熱間圧延用コイルボックス １１，１２ クレードルロール １３，１４ ハウジング １５，１６ ベッド １７ 移動機構 １８，１９ ガイド ２０ 送りねじ軸 ２１，２２ ナット ２３ 駆動用モータ ２４ 制御器 ２５ 位置検出器 ２６，２７ 回転駆動用モータ ２８，２９ スプライン継手 Ｌ 圧延ライン方向 Ｃ コイル（圧延材） Ｓ サイドガイド
Claims (1)
- 【請求項１】粗ミルと仕上ミルとの間に設置され粗圧延
された圧延材を一旦コイルに巻き取り、逆転して仕上ミ
ルに送るコイルボックスであって、コイルが載置される
クレードルロールを圧延ライン直角方向に移動可能とす
る移動機構を設け、このクレードルロール上のコイルか
ら巻き戻されるコイルの幅方向位置を検出する位置検出
器を設け、この位置検出器の検出信号に基づき前記クレ
ードルロールの移動機構を制御してコイルを圧延ライン
中心に位置させる制御器を設けたことを特徴とする熱間
圧延用コイルボックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22954393A JPH0760346A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 熱間圧延用コイルボックス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22954393A JPH0760346A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 熱間圧延用コイルボックス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760346A true JPH0760346A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16893819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22954393A Pending JPH0760346A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 熱間圧延用コイルボックス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760346A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007118031A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延ラインにおけるコイルボックスのピンチロールの押力調整方法、シートバーの蛇行防止方法及びその方法を用いた熱延金属板の製造方法 |
| KR100803986B1 (ko) * | 2001-12-03 | 2008-02-15 | 주식회사 포스코 | 스트립의 중심 유도장치 |
| KR100899702B1 (ko) * | 2002-11-02 | 2009-05-28 | 주식회사 포스코 | 축방향으로 이동되는 실린더 내장형 롤 장치 |
| JP2010253483A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Jfe Steel Corp | 高強度厚肉熱延鋼板の巻き取り装置および巻き取り方法 |
| CN103569716A (zh) * | 2013-10-30 | 2014-02-12 | 陕西北人印刷机械有限责任公司 | 一种行进间单辊纠偏装置 |
| CN108126990A (zh) * | 2015-12-15 | 2018-06-08 | 安徽楚江特钢有限公司 | 一种用于钢带加工的对中导位装置 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP22954393A patent/JPH0760346A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100803986B1 (ko) * | 2001-12-03 | 2008-02-15 | 주식회사 포스코 | 스트립의 중심 유도장치 |
| KR100899702B1 (ko) * | 2002-11-02 | 2009-05-28 | 주식회사 포스코 | 축방향으로 이동되는 실린더 내장형 롤 장치 |
| JP2007118031A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延ラインにおけるコイルボックスのピンチロールの押力調整方法、シートバーの蛇行防止方法及びその方法を用いた熱延金属板の製造方法 |
| JP2010253483A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Jfe Steel Corp | 高強度厚肉熱延鋼板の巻き取り装置および巻き取り方法 |
| CN103569716A (zh) * | 2013-10-30 | 2014-02-12 | 陕西北人印刷机械有限责任公司 | 一种行进间单辊纠偏装置 |
| CN103569716B (zh) * | 2013-10-30 | 2016-05-18 | 陕西北人印刷机械有限责任公司 | 一种行进间单辊纠偏装置 |
| CN108126990A (zh) * | 2015-12-15 | 2018-06-08 | 安徽楚江特钢有限公司 | 一种用于钢带加工的对中导位装置 |
| CN108126990B (zh) * | 2015-12-15 | 2019-11-12 | 安徽楚江特钢有限公司 | 一种用于钢带加工的对中导位装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR940010444B1 (ko) | 연속주조 스트립의 압연장치와 압연방법 | |
| EP0519470B1 (en) | A method of and an apparatus for producing wire | |
| JPH0760346A (ja) | 熱間圧延用コイルボックス | |
| JP2846168B2 (ja) | ストリップの蛇行修正装置 | |
| US5950476A (en) | Method and apparatus to tension hot strip during coiling | |
| KR20200142838A (ko) | 버티컬 스트립 어큐물레이터 | |
| US4257252A (en) | Method and mill for rolling metal strip | |
| JPS6345887B2 (ja) | ||
| JPH05115912A (ja) | ストリツプの蛇行補正装置 | |
| JP3265055B2 (ja) | サイドガイドの制御方法 | |
| JPH02303625A (ja) | 熱間圧延機と巻取機間の張力制御装置 | |
| JP2535384B2 (ja) | 熱間圧延のストリップ巻取設備におけるサイドガイド制御方法 | |
| JPH0479722B2 (ja) | ||
| JP3324066B2 (ja) | 巻取り・巻戻し設備とその制御方法 | |
| JP3356226B2 (ja) | コイル移送装置 | |
| JPH07308713A (ja) | ストリップ巻き取り方法及びその装置 | |
| JP2007118031A (ja) | 熱間圧延ラインにおけるコイルボックスのピンチロールの押力調整方法、シートバーの蛇行防止方法及びその方法を用いた熱延金属板の製造方法 | |
| KR20010060713A (ko) | 조압연기에서의 사이드가이드 제어방법 | |
| KR100761740B1 (ko) | 스트립 센터링장치 | |
| JP3389973B2 (ja) | 巻取装置とその制御方法 | |
| JPH0745054B2 (ja) | 熱間圧延機 | |
| JP2624841B2 (ja) | コイル径演算装置 | |
| JPH06102215B2 (ja) | ベルトラッパー付き金属帯巻取り装置 | |
| JPS6117324A (ja) | ホツトストリツプミル巻取設備のテレスコ−プ防止装置 | |
| JPH01313103A (ja) | 帯状材のセンタリング装置 |