JPH0633523Y2 - 外部磁界発生装置 - Google Patents

外部磁界発生装置

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JPH0633523Y2
JPH0633523Y2 JP1987018893U JP1889387U JPH0633523Y2 JP H0633523 Y2 JPH0633523 Y2 JP H0633523Y2 JP 1987018893 U JP1987018893 U JP 1987018893U JP 1889387 U JP1889387 U JP 1889387U JP H0633523 Y2 JPH0633523 Y2 JP H0633523Y2
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JP
Japan
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magnetic field
magnetic
pole piece
coil
field generator
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JP1987018893U
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克秀 田野島
康浩 鈴木
静男 永田
安雄 清水
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、光磁気記録に使用される外部磁界発生装置に
関するものである。
(従来の技術) イレーザブル(消去)記録可能な光ディスク装置の一種
である光磁気方式では、磁性膜をレーザスポットで加熱
し、ここへ数百エルステッドの磁界を加え、加熱を取り
除いた際に磁性膜が外部磁界の方向に磁化される、とい
う原理を用いている。この磁化の所定方向が記録とすれ
ば、その反対方向は消去となる。
第5図は、上記光磁気方式を実施するための従来の外部
磁界発生装置の第1の構成例を示す図である。同図にお
いて、外部磁界発生装置は、記録用光磁気ディスク1上
に配置される永久磁石2と、ここでは図示されていない
が永久磁石2の軸3を中心として永久磁石2を回転させ
るアクチュエータ(例えばマグネット等を用いた構成)
とを具備している。永久磁石2はディスク1の半径方向
に延びる棒状に形成され、巾方向にN,Sと磁化されてい
る。この磁石の磁界のディスクに垂直な成分が、ディス
ク1の磁性膜の磁極反転に寄与する。即ち、図示するよ
うにディスク1に対して垂直方向に磁極S,Nを配列した
永久磁石2を、アクチュエータによって軸3を中心に18
0°回転させることにより磁気記録又は消去が行われ
る。
第6図は従来の外部磁界発生装置の第2の構成例を示す
図である。この外部磁界発生装置は、図に示すように主
として電磁石4から構成されるものである。電磁石4は
細長形状を有し、記録用光磁気ディスク1の半径方向に
配置され、その下端部には突起状の歯5,6a,6bが形成さ
れている。中央の歯5にはコイル11が巻かれており、こ
のコイル7に電流を流すことにより磁界を発生させてい
る。発生した磁界は、中央の歯5の先端から両側の歯6
a,6bへ入り、これのディスクに垂直な成分が外部磁界と
なって磁性膜への記録又は消去を行う。そして、磁界の
極性の反転は、電流の流す方向を反転させることにより
行われる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の第1及び第2の外部磁界発生
装置ではそれぞれ次のような問題点があった。
第1の構成例による外部磁界発生装置においては、磁界
の極性を反転させるためには、何らかの外部の力即ちア
クチュエータにより永久磁石を機械的に回転させなけれ
ばならず、大きな慣性のある磁石を回転させるための動
作時間は数十〜数百[ms]を要し、使用上種々の制限が
あった。
また、第2の構成例では第6図のコイル11を必要回数巻
くためには歯5を長くしなければならず、また両側の歯
6a,6bも歯5と同じ長さにする必要があり、歯方向の長
さが長くなって外部磁界発生装置全体も大きくなるとい
う欠点があった。そして、この欠点が光磁気ディスク装
置の小形化,薄形化に重大な障害をもたらしていた。
そこで本考案は、上記問題点を解決し、小形で薄形の、
かつ優れた機能を有する外部磁界発生装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は従来技術の問題点を解決するために、外部磁界
発生装置を以下のように構成する。
上記外部磁界発生装置は、磁性板と、磁性板の一面に垂
直に固定される磁極片と、磁性板の前記一面上に密着し
前記磁極片を中心として磁性板の径方向に広がり、かつ
磁性片の高さより低く扁平状に巻かれ、電流の通電によ
り前記磁極片との間に磁界を発生させるコイルとを具備
して構成される。
(作用) 本考案によれば、以上のように外部磁界発生装置を構成
したので各技術的手段の作用は次のようになる。
本考案による外部磁界発生装置において外部に磁界を発
生させる場合、先ずコイルに電流を流す。該コイルは、
磁性板に密着して磁極片を中心として磁性板の径方向に
広がり、かつ磁極片の高さより低く扁平状に巻かれてお
り、通電により発生した磁界は空中に漏洩し、そこから
コイルの中心に位置する、扁平状に巻かれたコイルの高
さより高い磁極片に集束して閉じる。例えば当該装置で
光磁気記録を行う時には、前述の漏洩磁界の垂直成分
(磁気ディスクに対して)を用いて垂直磁化を行うこと
ができる。
また、発生する磁界の方向を変える場合には、コイルに
流す電流の向きを反転させる。
このように本考案によれば、コイルを径方向に広がるよ
うに扁平状に巻いて磁性板に密着させることにより、外
部磁界発生装置を薄形,小形化でき、また磁界の反転も
単に電流の向きを変えることにより達成できる。よって
従来技術の問題点を解決できるのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例による外部磁界発生装置の構
成を示す斜視図、第2図は第1図におけるX−X線断面
図である。
第1図において、外部磁界発生装置は、ほぼ偏平形状の
磁性板9と、磁性板9の下面に垂直に固定される磁極片
10と、磁極片10を中心として前記磁性板9の下面上に密
着し、かつ径方向に広がって磁極片の高さより低く扁平
状に巻かれたコイル11を具備して構成される。この外部
記録装置は、記録用光磁気ディスク1上に配置される。
次に、動作について説明する。
第2図に示すように、コイル11に電流が流されると、コ
イル11から磁界が発生する。発生した磁界は磁極片10及
び磁性板9を通って空中へ漏洩し、ディスク1及びその
記録面1aを横切って外部へ出、更にもう一度記録面1aを
横切って磁極片10の先端部から内部へ入ってクローズす
る。この時、磁極片10の先端の部分のうち記録面1aに垂
直な磁界成分が記録面1aの磁化の反転に寄与する。磁性
板9からの漏洩磁束12a,12bは、第2図に示すように、
外側の磁束12aはコイルの外側を貫通し、内側の磁束12b
は内側を貫通する。
ここで、上述の動作状態を第3図及び第4図を参照して
より詳細に説明する。第3図は、第2図に示すコイルの
断面領域をコイルの内側から外側へ向けて11a,11b,11c
…11eとに分割して考える場合の仮想図である。第4図
は磁極片10の長さ方向の中心からの各距離に対する磁界
成分14を示す図である(縦軸はガウス、横軸は前記距離
を示す)。磁界成分14とは第3図に示すように、磁極片
10の先端近傍13における磁極片10に水平な成分を示し、
第4図においてコイル11aのみによる磁界成分14の強さ
を14a、コイル11bのみによる磁界成分14の強さを14b、
というようにコイル11eまでの対応する磁界成分14eを示
している。このグラフから明らかなことは、分割して考
えているコイル11a,11b,…11eの各々が作る磁界成分14
a,14b,…14eは、コイルの内側11aでも外側11eでもそれ
ほど差を有することなく磁界成分14に寄与していること
がわかる。このため、本考案によれば従来のように磁極
片10の周辺のみにコイルを巻く必要なく、コイルを扁平
状にかつコイルを径方向に広げて巻いても磁気記録効率
を低下させることなく十分に性能を発揮することができ
る。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案によれば、磁性板
に垂直に磁極片を固定し、磁極片を中心として磁性板の
径方向に拡がり、かつ磁性片の高さより低く扁平状に巻
かれたコイルを磁性板に密着し、該コイルに通電するこ
とにより磁極片とコイル間に外部磁界が発生するように
したので、従来のようにコイルを磁極片の周辺にのみ巻
く必要はなく、径方向に広がるように偏平状に巻くこと
により装置を薄形化,小形化できる。
また、発生する磁界の方向は、通電する電流の向きを反
転することにより達成できる。
更に、上記構成により例えば磁気ディスクに対する記録
効率が低下することなく十分に優れた性能を発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例により光磁気記録用外部磁界
発生装置を示す斜視図、第2図は第1図のX−X線断面
図、第3図は本実施例による外部磁界発生装置の動作説
明図、第4図は発生する磁界強度と磁極片からの距離と
の関係を示す図、第5図は従来の外部磁界発生装置の第
1の構成例図、第6図は従来の外部磁界発生装置の第2
の構成例図である。 1…磁気ディスク、2…永久磁石、 3…軸、4…電磁石、 5,6a,6b…歯、9…磁性板、 10…磁極片、11…コイル、 12a,b…磁束、14…磁界成分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 清水 安雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−137201(JP,A) 特開 昭62−172504(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性板と、該磁性板の一面に垂直に固定さ
    れる磁極片と、前記磁性板の前記一面上に密着し、前記
    磁極片を中心として前記磁性板の径方向に広がり、かつ
    前記磁極片の高さより低く扁平状に巻かれ、電流の通電
    により前記磁極片との間に磁界を発生されるコイルとを
    具備することを特徴とする外部磁界発生装置。
JP1987018893U 1987-02-13 1987-02-13 外部磁界発生装置 Expired - Lifetime JPH0633523Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018893U JPH0633523Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 外部磁界発生装置
US07/153,724 US4813007A (en) 1987-02-13 1988-02-08 External magnetic field generating device
EP88301127A EP0278756B1 (en) 1987-02-13 1988-02-11 Magnetic field generators
DE8888301127T DE3860837D1 (de) 1987-02-13 1988-02-11 Magnetfeldgenerator.

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987018893U JPH0633523Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 外部磁界発生装置

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JPS63129203U JPS63129203U (ja) 1988-08-24
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ID=30812990

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JPS61137201A (ja) * 1984-12-07 1986-06-24 Olympus Optical Co Ltd バイアス磁界印加装置
JPS62172504A (ja) * 1986-01-23 1987-07-29 Sony Corp 高周波変調磁界発生装置

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