JPH0633477Y2 - 画像形成装置における現像装置 - Google Patents

画像形成装置における現像装置

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JPH0633477Y2
JPH0633477Y2 JP1987069070U JP6907087U JPH0633477Y2 JP H0633477 Y2 JPH0633477 Y2 JP H0633477Y2 JP 1987069070 U JP1987069070 U JP 1987069070U JP 6907087 U JP6907087 U JP 6907087U JP H0633477 Y2 JPH0633477 Y2 JP H0633477Y2
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弘二 尾崎
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、一体的に組込まれた複数の現像器を有し、か
つ画像形成装置本体に対して、その中心軸線のまわりを
回転自在に支持され、その回転により、所定の現像器が
潜像担持体に対向した現像位置にもたらされ、その現像
器によって、潜像担持体に形成された静電潜像を可視像
化する現像ユニットを有する画像形成装置における現像
装置に関するものである。
従来技術 複写機、プリンタ等の各種画像形成装置に採用される上
記形式の現像装置は従来より周知である。この種の現像
装置では、必要に応じて、その現像剤室内の現像剤を排
出しなければならない。例えば現像剤としてトナーとキ
ャリアを有する二成分系現像剤を用いた場合、キャリア
が経時的に劣化したとき、この現像剤を交換しなければ
ならないため、現像剤の排出作業を必要とする。また現
像剤室内の現像剤の色を変えたいときも、それまで使用
していた現像剤を交換する必要がある。この場合は一成
分系又は二成分系のいずれの形式の現像剤を使用したと
きも交換作業が必要となる。
上述の現像剤の排出作業を効率よく行えるようにするに
は、現像ユニットを画像形成装置本体から完全に離脱
し、該ユニットを床面等の支持面上に載置して所定の作
業を行えるように構成することが望ましい。
ところが、上述のように構成すると、現像ユニットの外
側面には、例えば現像ローラから成る現像剤搬送部材が
露出しているため、画像形成装置本体から現像ユニット
を取り外すとき、現像剤搬送部材に付着した現像剤が作
業者の手や衣服を汚損させる恐れがある。
また複数の現像器を有する現像ユニットは、その外周面
の周方向に複数の現像剤搬送部材が露出しているので、
かかる現像ユニットを単独で床面等に安定した状態で載
置しておくことは難しく、無理に載置すると、現像ユニ
ットから現像剤がこぼれ落ちる等の不都合を生じる。
そこで現像ユニットを支持台を介して床面等に載置する
ことも考えられるが、このような支持台を画像形成装置
本体外に予め用意しておくことは、部品点数の増大、コ
ストの上昇を招くだけでなく、支持台の非使用時に、こ
れを格納しておく大きなスペースが必要となる欠点も免
れない。
さらに、画像形成装置本体外に現像ユニットを取り出
し、その現像器から現像剤を排出させるとき、この現像
ユニットには複数の現像器が設けられているので、1つ
の現像器から現像剤を排出させた後、この現像ユニット
を或る角度だけ、その中心軸線のまわりに回転させて、
他の現像器から現像剤を排出させる必要があるが、床面
等の支持面上で、現像ユニットを回転させれば、その作
業能率が低下するだけでなく、支持面を現像剤で甚しく
汚してしまう不具合を免れない。
目的 本考案の目的は、上記従来の欠点を全て除去し、効率よ
く短時間で現像剤の排出作業を行える現像装置を提供す
ることにある。
構成 本考案は上記目的を達成するため、一体的に組込まれた
複数の現像器を有し、かつ画像形成装置本体に対して、
その中心軸線のまわりを回転自在に支持され、その回転
により、所定の現像器が潜像担持体に対向した現像位置
にもたらされ、その現像器によって、潜像担持体に形成
された静電潜像を可視像化する現像ユニットと、 該ユニットを担持し、当該現像ユニットを担持したまま
画像形成装置本体から離脱可能に、該本体に支持された
ユニット担持体と、 該ユニット担持体に折り畳み可能に取付けられ、現像ユ
ニットを担持したユニット担持体を画像形成装置本体外
に離脱したとき、そのユニット担持体を画像形成装置本
体外の支持面上に支持するスタンド装置と、 ユニット担持体を画像形成装置本体外に離脱したとき、
その担持体に対して、現像ユニットをその中心軸線のま
わりに回転自在に支持するローラと、 ユニット担持体に着脱可能に装着され、画像形成装置本
体から離脱されたユニット担持体に担持された現像ユニ
ットの現像器から排出された現像剤を受け入れる剤ケー
スとを具備して成る画像形成装置における現像装置を提
案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
図示した現像装置は、第1図に示すように静電潜像を可
視像化するための現像ユニット1と、該ユニット1を支
持するユニット担持体200とを有し、第1図にはユニッ
ト担持体について、その輪郭だけを示してある。
第1図は現像ユニット1が画像形成装置本体(本例では
複写機本体)内にセットされた状態を示す断面図であ
り、先ずその基本的な構成を明らかにする。
現像ユニット1は、一体的に組込まれた複数の、図の例
では3つの現像器3,3R,3Bを有し、各現像器の現像剤室
4,4R,4Bはケーシング部材5の仕切壁6,6R,6Bとその両端
の2つの端壁7,8(第2図参照)によって区画されてい
る。端壁7,8とケーシング部材5を予め一体のケーシン
グとして形成してもよいことは当然である。
各現像剤室には互いに色の異なる現像剤、又は同色の現
像剤9,9R,9Bがそれぞれ収容されている。これらの現像
剤は一成分系又は二成分系のいずれであってもよく、し
かも磁性現像剤であっても非磁性現像剤であってもよい
が、図の例では二成分系の磁性現像剤が用いられている
ものとする。
第1乃至第3現像器3,3R,3Bは、現像ユニット1の中心
軸線Oを中心として放射状に配置され、その構造は全て
同一である。よって、以下の説明では主として第1現像
器3の構成だけを明らかにする。第1図では、第1現像
器3の各要素に対応する第2又は第3現像器の各要素に
対し、R及びBの符号を添え、そのそれぞれを対応させ
てある。
第1現像器3の現像剤室4には、現像剤搬送部材の一例
である現像ローラ10が回転自在に配置され、2つの仕切
壁6,6Rにより形成された開口から現像ローラ10の一部が
外部に露出している(第2図も参照)。
現像ユニット1は、複写機本体に対して、そのユニット
の中心軸線Oのまわりを回転自在に支持され、各現像器
の現像ローラ10,10R,又は10Bが、複写機本体に回転自在
に支持された潜像担持体、本例では感光体ドラム11に対
して所定の現像位置を占め、この状態で現像動作が行わ
れる。即ち、現像ユニット1は、その回転により、所定
の現像器が感光体ドラム11に対向した現像位置にもたら
され、その現像器によって、感光体ドラム11に形成され
た静電潜像を可視像化するのである。第1図は第1現像
器3の現像ローラ10が現像位置を占めた状態を示してい
る。このとき現像ローラ10は感光体ドラム11に対して所
定の微小間隙をあけて位置する。但し、一成分系現像剤
を用いた場合は、現像ローラを感光体ドラムに圧接させ
ることもある。
現像剤室4内に配置された羽根車16は第1図における反
時計方向に回転駆動され、現像剤室内の現像剤、即ちト
ナーとキャリアを攪拌しつつ現像ローラ10に供給する。
現像ローラ10の内部には、図示する如く着磁された磁石
21がケーシング部材5に対して固定状態で配置されてい
る。現像ローラ10が反時計方向に回転することにより、
現像剤は該ローラ10の表面に担持されつつ同じ方向に搬
送され、この現像剤はケーシング部材5に固定されたド
クターブレード22によってその層厚を規制され、感光体
ドラム11へ向けて送られる。
感光体ドラム11は第1図にける時計方向に回転駆動さ
れ、その表面に、図示していない帯電・露光手段によっ
て静電潜像が形成され、この潜像が感光体ドラム11と現
像ローラ10の対向現像領域Dに達したとき、現像剤中の
トナーが静電潜像に静電的に移行し、該潜像が可視像化
される。この可視像は図示していない転写紙に転写さ
れ、また現像領域Dを通過した現像剤は再び現像剤室4
の内部へ戻される。
なお、現像ユニットの各現像剤室に色の異なる現像剤を
収容し、現像ユニットを回転しながら各現像器を順次選
択的に使用し、フルカラー画像を得るように構成しても
よいし、各現像器により単色の画像を得るように構成す
ることもできる。
上述の現像動作が行われると、現像剤室のトナーが順次
消費されるため、第2図に示すように現像ユニット1の
手前側に接続固定された各トナー補給装置44,44R,44Bか
ら必要に応じてトナーが補給される。第1図には現像ユ
ニット1と各トナー補給装置の位置関係を明らかにする
ため、これら装置の位置を鎖線で示してある。
現像ユニット1は概ね以上の如く構成されているが、こ
のユニットの各現像器内の現像剤を排出したり、現像ユ
ニット1を修理し、又は点検する等の作業を行うとき、
現像ユニット1を複写機本体外に取り出すことができ
る。以下にこれに関連した構成を明らかにする。
現像ユニット1は、第1図に輪郭だけを示したユニット
担持体200に担持され、この担持体200は現像ユニット1
を支持したまま、複写機本体201(第2図参照)から離
脱可能に、その本体201に支持されている。
第2図はユニット担持体200を複写機本体201から外し、
しかも担持体200から現像ユニット1を離脱した状態を
示す斜視図であり、第3図は現像ユニット1を支持した
ユニット担持体200を複写機本体内にセットしたときの
正面図であって、現像ユニット1を簡略化して示し、か
つトナー補給装置を省略して示した図である。
第2図及び第3図において、ユニット担持体200はほぼ
J字状の断面形態を有する担持体本体202と、その手前
側の端面に固着された前側板203を有している。現像ユ
ニット1とその担持体200を受入れる複写機本体201内の
空間の底壁には、第5図にも示す如きガイド部材220が
固着され、このガイド部材220にはガイド溝222が形成さ
れていると共に、ガイドピン221が突設されている。
一方、前側板203を取り外した状態で示した、第3図と
同様な正面図である第4図から判るように、担持体本体
202の底面には、上記ガイド溝222及びガイドピン221と
対称に形成されたガイド溝224とガイドピン223が設けら
れ、ユニット担持体200側のガイドピン223がガイド部材
220のガイド溝222に、またガイド部材220側のガイドピ
ン221が担持体200側のガイド溝224にそれぞれ摺動自在
に嵌合している(第5図には、ユニット担持体側のガイ
ドピン223と、ガイド溝224を鎖線で付加して示してあ
る)。これによりユニット担持体200が複写機本体201に
スライド自在に支持され、現像ユニット1を担持したユ
ニット担持体200を、複写機本体201の手前側(第2図及
び第5図に矢印Aで示す方向)に引き出し、あるいは逆
に奥側(同じく矢印Bで示す方向)に押し込んで本体20
1内にセットすることができる。
ユニット担持体200の前側板203には、2つの支持ローラ
76,77と補助ローラ206が回転自在に支持され、しかも前
側板203の前面側には把手213が固着されている。また担
持体本体202の奥側の端面には3つの補助ローラ207,20
8,209が回転自在に支持されている。さらに、前側板203
の上部には、加圧アーム211が枢ピン211aを介して回動
自在に支持され、該アーム211の先端には加圧ローラ210
が回転自在に支承されている。
一方、現像ユニット1の手前側の部分と奥側の部分、図
の例では端壁7と端壁8の外周面が円筒状に形成され、
現像ユニット1がその担持体200に支持されたとき、第
3図に明示する如く手前側の端壁7が前側板203に設け
られた2つの支持ローラ76,77に回転自在に支持され、
しかも加圧ローラ210が図示していないばねにより付勢
されて端壁7の外周面に圧接する。またユニット担持体
200を手前側に引き出すとき、現像ユニット1の奥側の
端壁8が担持体奥側の2つの補助ローラ207,208に支持
されるが、これについては後に詳しく説明する。
前側板203に支持ローラ76を回転自在に支持する支軸
は、ユニット担持体200用の位置決め基準ピン204を兼ね
ている。即ち、現像ユニット1を支持したユニット担持
体200を、複写機本体201内にセットしたとき、担持体20
0の基準ピン204が第6図(a)に示す如く、感光体側板
226に形成された位置決め孔226aに嵌合する。またユニ
ット担持体200の前側板203に突設されたもう1つの基準
ピン205が、複写機本体201の本体前側板83に穿設された
位置決め孔83aに嵌合する。感光体側板226は、感光体ド
ラム11を回転自在に支持し、かつ本体前側板83に固着さ
れていて、感光体ドラム11を本体201に対して正しく位
置決めする部材であり、かかる感光体側板226と本体前
側板83にユニット担持体200の基準ピン204,205が嵌合す
ることによって、ユニット担持体200の手前側が、複写
機本体201及び感光体ドラム11に対して正しく位置決め
される。このとき現像ユニット1の手前側の端壁7が3
つのローラ76,77,210によって三方から位置決めされる
ため、現像ユニットの手前が複写機本体201及び感光体
ドラム11に対して所定の位置に位置決めされる。
一方、現像ユニット1の奥側端壁8における中心軸線O
上には第6図(a)及び第7図(a)に明示する如く位
置決めピン78が突設され、ユニット担持体200が複写機
本体201内にセットされているとき、上記位置決めピン7
8が第8図にも示すように複写機本体201の奥側板2に付
設された軸受227に回転自在に嵌合する。これによって
現像ユニット1の奥側が複写機本体201、したがって感
光体ドラム11に対して位置決めされ、結局現像ユニット
1はその手前側と奥側の両者が感光体ドラム11に対して
正しく位置決めされる。このとき現像ユニット1が感光
体ドラム11に対し所定の間隔a(第4図)をあけて対置
される(現像位置に存する現像ローラを感光体ドラム11
に圧接させるときは、a=0)。
なお、位置決めピン78が軸受227に嵌合したとき、現像
ユニット1の奥側端壁8の外周面は第4図に示すように
補助ローラ207,208からわずかに離れ、現像ユニット1
の奥側は専ら位置決めピン78だけで本体奥側板2に支持
される。また前述の加圧アーム211には図示していない
ロック装置が設けられ、そのロックを解除することによ
って加圧アーム211と加圧ローラ210を第3図に鎖線で示
す如く回動し、ローラ210を端壁7の外周面から離間さ
せることができる。
現像ユニット1を複写機本体から取り外すときは、先ず
上述のようにロック装置を解除して加圧ローラ210を端
壁7から離間させ、次いで把手213を掴んでこれを手前
側(矢印A方向)に引く。このようにしてユニット担持
体200を引き始めると、その手前側の基準ピン204,205が
第6図(b)に示す如く位置決め孔226a,83aから外れ
る。
またユニット担持体200に支持された現像ユニット1も
担持体200と共に引き出されるので、第6図及び第7図
の(b)のように奥側の位置決めピン78が軸受227から
外れる。このとき現像ユニット1の手前側は2つの支持
ローラ76,77を介して前側板203に支持されたままである
ため、現像ユニット1の奥側は、第6図(b)に示すよ
うに、その自重でユニット1の手前側を中心として矢印
E方向に下降し、第9図に示す如く奥側の端壁8が同じ
く奥側の2つの補助ローラ207,208の上に回転自在に支
持される。この動作時に現像ユニット1の奥側は、その
手前側を中心として第9図に矢印Hで示す方向に、即ち
感光体ドラム11から離れる方向に回動し、よって奥側に
おける感光体ドラム11と現像ユニット1の間隔a1は、現
像ユニット1が所定の位置にセットされたとき(第4
図)の間隔よりも大きくなる(a1>a)。
かかる作用が得られる理由は次の通りである。即ち、第
4図から判るように、現像ユニット1のセット時には、
該ユニット1の奥側端壁8の周面と、各補助ローラ207,
208との間隔は、前者の方が後者よりも小さい。このた
め、ユニット担持体200を手前側に引き始め、その位置
決めピン78が軸受227から抜け出ながら現像ユニット1
の奥側が自重で下降していくと、その下降中にユニット
1の奥側端壁8の周面が先ず一方の補助ローラ207に接
触し、これにより現像ユニット1はこの接触点を中心と
してH方向に回転し、最終的に端壁8の周面がもう一方
の補助ローラ208にも当接して、その回転を終えるので
ある。
上記動作は、ユニット担持体200のガイドピン223が、ガ
イド溝222中の、感光体ドラム11に最も近くに位置する
第1の部分222a(第5図)に嵌合した状態で行われる。
このとき、ガイド部材220のガイドピン221は、ユニット
担持体側のガイド溝224中の第1の部分224aに嵌合して
いる。第5図から判るように、各ガイド溝222,224にお
ける上記第1の部分222a,224aは、傾斜した第2の部分2
22b,224bを介して、互いに最も離れた第3の部分222c,2
24cに移行しているが、現像ユニット1を支持ローラ76,
77と補助ローラ207,208を介して支持したユニット担持
体200をさらに矢印A方向に引くと、各ガイドピン223,2
21は各ガイド溝222,224の第2の部分222b,224bを通して
第3の部分222c,2224cに移行し、ここをガイドされる。
このため、ユニット担持体200は、現像ユニット1を担
持したまま、感光体ドラム11から順次離間し、各ピン22
3,221が第3の部分222c,224cに至ると、現像ユニット1
と感光体ドラム11の間は、第7図(c)に間隔a2で示す
如く大きく離間し、この状態で、ユニット1とその担持
体200が矢印A方向に引かれる(正確に言えば、間隔a2
は、現像ユニット1の奥側と感光体ドラム11との間の間
隔である)。
上述のように現像ユニット1は、その奥側が感光体ドラ
ム11に対する間隔を先ずa1で示すように離され、次いで
a2で示すように大きく離され、結局現像ユニット1の全
体が感光体ドラム11から大きく離間して引き出されるの
で、現像ユニット1やその担持体200が感光体ドラム11
の周面に干渉し、これに傷を付ける如き恐れはない。特
に、本例では現像ユニット1の奥側に後述するギア240
(第2図及び第13図参照)が設けられており、このギア
240が感光体ドラム11に干渉すれば、これに大きな傷を
付けることになるが、現像ユニット1の引き出し時に感
光体ドラム11と現像ユニット1を上述の如く離間させる
ので、このような干渉の恐れはない。また現像ローラ10
の表面には現像剤が担持されているので、現像ユニット
1と感光体ドラム11を微小な間隙aに保ったままユニッ
ト1を引き出せば、現像ローラ上の現像剤が感光体ドラ
ム11によって削り取られて下方に落下し、又は飛散して
周辺を汚損させる恐れもあるが、図示した構成のように
現像ユニット1を感光体ドラム11から離してこれを引き
出すようにすれば、現像剤による汚損も発生しない。さ
らに、感光体ドラム11の奥側には駆動歯車(図示せず)
が設けられ、また現像ユニット1の奥側端壁8の奥側に
は、各現像ローラ10,10R,10Bの軸に固着された歯車(図
示せず)が位置し、第4図に示した如く現像ユニット1
がセットされているとき、現像位置に存する現像ローラ
の歯車が感光体側の駆動歯車に係合し、現像位置に存す
る現像ローラを駆動するように構成されているが、ユニ
ット担持体200を引き始めたとき、現像ユニット1がH
方向に回動して、感光体ドラム11から離れるので、それ
まで係合していた両歯車を離脱させ、この状態で担持体
200と現像ユニット1を円滑に引き出すことができる。
現像ユニット1を担持した担持体200をさらに矢印A方
向に引き出すと、ガイドピン221,223がガイド溝224,222
から外れ、担持体200は現像ユニット1を支持したまま
複写機本体201から外れる。したがって作業者は現像ユ
ニット1をその担持体200に載せたまま、該担持体200を
掴んでこれを床面等に載置することができる(第10図参
照)。即ち、作業者は現像ユニット1に直に手を触れな
くとも、これを所定の場所に置くことができる。よっ
て、各現像器3,3R,3Bの現像ローラ10,10R,10Bが現像剤
を担持した状態でユニット1の外周面に露出していて
も、手や衣服を汚したり、あるいは現像剤を落下させる
ことなく、効率よく作業を行うことが可能である。複数
の現像器を備えた現像ユニット1はその保守点検等の作
業回数も多くなるため、この作業を能率よく行えること
は大変有利である。また現像ユニット1を直に床面や机
の上等に置かずに、ユニット担持体200を介して載置す
ることができるので、この担持体200が現像ユニット1
を安定させて支持する支持台の働きをなし、よって特別
な支持台を用意しておく必要はない。
さらに、現像ユニット1は複写機本体内にセットされた
とき(第4図)、必要に応じてその中心軸線Oのまわり
を回転駆動されるので、他の要素との干渉を防止するた
めに、現像ユニットに把手を付設することは適当ではな
い。したがって、現像ユニット自体を単体で持ち運ぶよ
うに構成されていると、把手のない現像ユニットを掴ま
なければならず、作業性が大変悪い。ところが図示した
構成では、現像ユニット1をユニット担持体に支持した
まま、この担持体を持ち運ぶので、楽にその運搬作業を
行うことができる。
現像ユニット1を上述のように複写機本体201から離脱
し、ユニット担持体200を床面等に載置した後も、該ユ
ニット1はユニット担持体200上に回転自在に支持され
ているので、ユニット1を回転させ、修理や保守を必要
する部分を作業者の前面に向けて効率よく所定の作業を
行うことができる。これは、各現像器から現像剤を排出
するときも同様であり、これについては後に詳しく説明
する。
ユニット担持体200を第10図に示す姿勢で載置した場
合、現像ユニット1の奥側が2つの補助ローラ208,209
を介し、また手前側が支持ローラ77と補助ローラ206を
介して、担持体200に回転自在に支持される。
また現像ユニット1を本体外に出したときも、加圧ロー
ラ210を現像ユニットに圧接させ、該ローラをロックし
て現像ユニット1を支持すれば、現像ユニット1をユニ
ット担持体に回転自在ではあるが、離脱を防止した状態
で保持できるので、ユニット1がその担持体200から外
れることを心配することなく、容易にこれを持ち運ぶこ
とができる。使用する現像剤の色が3色よりも多種類で
あるため、1つの現像ユニットに全てを収容しきれない
ようなとき、予備の現像ユニットを用意しておくことに
なるが、その際、予備の現像ユニット1を予備のユニッ
ト担持体200に対して上述の如く外れないように保持
し、これを保管すれば、その管理が大変容易である。し
かも簡単に現像ユニットを交換することができる。
勿論、必要に応じて加圧ローラ210を解除し、現像ユニ
ット1を担持体200から外し、これを単体で持ち運ぶこ
とも可能である。
所定の作業を終えた後、現像ユニット1を複写機本体に
セットするときも、該ユニット1を担持体200に支持し
たまま、担持体200を持ち上げ、ガイドピン221,223をガ
イド溝224,222に嵌合し、担持体200を奥側に押し込めば
よい。このとき前述したところと逆の動作が行われ、ス
ムーズにユニット担持体200と、これに支持された現像
ユニット1を所定の位置にセットすることができる。
その際、ガイドピン221,223は先ず各ガイド溝222,224の
第3の部分222c,224cに嵌合し、次いで第2の部分222b,
224bを通って第1の部分222a,224aに至る。この動作中
に現像ユニット1とユニット担持体200はその全体が感
光体ドラム11に近づき、現像ユニット1の奥側は感光体
ドラム11に対してa2からa1の距離に接近する。最後に位
置決めピン78が軸受227に嵌合し、現像ユニット1と感
光体ドラム11の間隔は最小のaとなり、このとき各現像
ローラの軸に固定されたいずれか1つの歯車が感光体ド
ラム側の駆動歯車に係合し、しかも基準ピン204,205が
その相手の孔226a,83aに嵌合する。このように、先ず現
像ユニット1の奥側を感光体ドラム11に対してa1のとこ
ろまで近づけ、次いで歯車同士を上述のように係合させ
るようにしたため、a2だけ大きく離れたところから一度
に歯車の係合動作を行った場合に比べ、歯車同士の係合
を円滑に行うことができる。即ち、先ず現像ユニットと
の担持体を感光体11に対して比較的小なる間隔にまで近
づけ、しかる後、位置決めピン78を軸受227に嵌合させ
つつ、現像ユニット1の奥側を少しずつ感光体ドラムに
近づけ、この動きに伴って歯車同士を滑らかに噛み合せ
るのである。また軸受227には、第8図に示すように傾
斜面状のガイド面228が形成されているので、ユニット
担持体200の押し込みに伴って、現像ユニット1の奥側
に突設された位置決めピン78の先端テーパ部が、ガイド
面228に案内されながら軸受227に滑らかに嵌合する。な
お、ユニット担持体をスライドさせる目的で、高価なス
ライド装置ではなく簡単な形状のガイド部材220を用い
ているため、そのコストを低減できる。
上述のように現像ユニット1をユニット担持体200と共
に着脱できるので、その着脱作業が容易であるだけでな
く、特に作業場所を選ばずに現像ユニットに対する保守
点検作業又は後述する現像剤の排出作業等を効率良く行
うことができる。また複写機本体内がトナーの飛散によ
って汚れたとき、これを清掃する際にも、ユニット担持
体200と現像ユニット1を簡単に取り外し、清掃作業を
容易に行うことができる。
ところで、現像ユニット1とその担持体200を複写機本
体外に取り出し、これを床面等に載置するとき、前述の
ようにユニット担持体200を直に床面等に置いてもよい
が、特に図示した例のように現像ユニット1にトナー補
給装置44,44R,44B等の要素が一体的に接続されていて、
その全体の外径が現像ユニット1の外径より大きいよう
な場合、ユニット担持体200を直に床面や机上面等の支
持面上に載置すると、その安定性が悪い。また特に現像
ユニット単体を直に支持面に載置した場合には、その安
定性は著しく害され、保守作業の作業性が低下するだけ
でなく、無理に置くと、現像ユニット1から現像剤がこ
ぼれ、あるいはトナー補給装置や、これと現像ユニット
1との接続部分に大きな曲げ応力が生じ、場合によって
はこれらの部分が変形したり、破損したりする恐れもあ
る。現像ユニット1を被写機本体201にセットしたと
き、現像ユニット1の収納スペースを極力コンパクトに
し、かつトナー補給装置のトナー収納量を多くするに
は、現像ユニットの外径をできるだけ小さくし、逆にト
ナー補給装置の外径を大きくすることが有利であるが、
このようにするとトナー補給装置の外径が現像ユニト1
の外径よりも大きくなり、上述した問題が生じるのであ
る。
そこで図示した実施例では、第4図及び第10図に概略を
示したスタンド装置218を予めユニット担持体200に取付
けておき、現像ユニット1との担持体200を複写機本体
外に取り出したとき、第11図に明示する如く、現像ユニ
ット1をユニット担持体200に支持すると共に、この担
持体200をスタンド装置218を介して支持面に支持できる
ように構成されている。
スタンド装置218は、第12図(a),(b)に示すよう
にユニット担持体200の本体202に固定された取付板241
と、この取付板241に軸247を介して回動可能に枢着され
た支え板246と、この支え板246の先端に枢ピン245を介
して枢着された支持板244を有し、支持板244の他端に固
着されたガイド軸243が、取付板241に形成された長孔24
2に摺動可能に嵌合している。
現像ユニット1と担持体200が複写機本体201内に収容さ
れているときは、スタンド装置218は第12図(a)のよ
うに折り畳まれており、したがって第4図に示した如く
本体201内でのスタンド装置218の収容スペースを小さく
留めることができる。
ユニット担持体200を本体201外に出したとき、第12図
(b)に示す如く支え板246を軸247を中心として回動す
れば、ガイド軸243が長孔242中を、図における右方に移
動し、該長孔244の端部に形成されたロック溝242aに係
合し、支持板244が図示するように起き上がる。この状
態で支持板244の先端の支持片244aを第11図に示すよう
に床面等の支持面上に載置する。
このように、ユニット担持体200に折り畳み可能に取付
けられたスタンド装置218は、現像ユニット1を担持し
たユニット担持体200を複写機本体201外に離脱したと
き、そのユニット担持体200を複写機本体外の支持面上
に支持するのである。
このとき、本例ではユニット担持体200に付設された把
手213も床面に載置され、よって現像ユニット1を支持
した担持体200はスタンド装置218と把手213によって床
面等に支持される。スタンド装置だけでユニット担持体
を支持面に支持するように構成することもできるが、ス
タンド装置218と把手213が協働してユニット担持体200
を支持するように構成すれば、把手213が担持体200を支
持する支持部材を兼用し、よって総部品点数の減少、構
造の簡素化、及びコストの低減を図ることが可能であ
る。
上述のようにユニット担持体200を載置したとき、第10
図に示す如く担持体200は、第4図の状態から90°回転
した状態となっており、現像ユニット1は補助ローラ20
6,208,209,及び支持ローラ77を介してユニット担持体20
0に回転自在に支持される。このとき担持体200はスタン
ド装置218と把手213の2つの支え手段で支持されるの
で、外径の大なるトナー補給装置44,44R,44Bに邪魔され
ることなく、安定した状態で支持され、しかも現像ユニ
ット、トナー補給装置及びその接続部に余分な力を加え
ることなく、また現像剤のこぼれを防止しつつ、確実に
ユニット1を保持し、楽に作業を行うことができる。よ
って、作業時間も短縮でき、複写機の維持コストを低減
できる。また現像ユニットを載置する場所も特に限定さ
れず、実質的にいかなる場所にも、周辺を汚すことな
く、載置することが可能である。前述のように予備の現
像ユニットを保管するときも、ユニット担持体をスタン
ド装置により支持しておけば、安定した状態でこれを保
管することができる。
先にも説明したように、現像剤として二成分系現像剤を
使用すると、そのキャリアが経時的に劣化するため、必
要に応じて各現像剤室4,4R,4B内の現像剤9,9R,9Bを交換
する必要がある。また現像剤室内の現像剤の色を変える
ため、現像剤を排出させることもあり、このような場合
は一成分系現像剤を用いたときも、剤の交換作業が必要
となる。そこで、第4図に示す如くユニット担持体200
の本体202におけるスタンド装置218が付設された側の部
分に、複写機本体201から離脱されたユニット担持体200
に担持された現像ユニットの現像器から排出された現像
剤を受入れる剤ケース217が、担持体本体の奥側から挿
入された状態で着脱自在にセットされている。この剤ケ
ース217と現像ユニット1との間の担持体本体202の部分
には、剤回収口249(第2図及び第10図参照)が貫通形
成されている。
現像剤を交換すべきときは、前述のように現像ユニット
1とその担持体200を複写機本体201から取り外し、これ
らを第10図に示したように床面上等に立てる。このとき
剤ケース217はその上部開口を上に向けた状態で現像ユ
ニット1の下側に位置する。このとき、ユニット担持体
200のローラ77,206,208,209は、複写機本体201外に離脱
されたユニット担持体200に対して、現像ユニット1
を、その中心軸線のまわりに回転自在に支持している。
従って、現像ユニット1をその中心軸線のまわりに回転
させて現像剤を交換すべき現像器3,3R又は3Bを下に向け
ることができる。例えば第1現像器3の現像剤を交換す
るときは、この現像器3の現像ローラ10を第10図のよう
に最下部にもたらす。この状態で現像ローラ10を、例え
ば手操作で、あるいは図示していない駆動装置を接続し
て回転させれば、現像剤室4内の現像剤が下方に落下
し、回収口249を通して剤ケース217内に回収される。
このように現像ユニット1をユニット担持体に担持した
まま回転させ、現像剤を交換すべき現像器を最下部にも
たらして現像剤の回収を行えるので、効率よく現像剤室
内の現像剤を余すことなく、しかも短時間で容易に排出
させることができる。このとき、ユニット担持体200
は、前述のようにスタンド装置218を介して支持面に支
持されているので現像ユニット1は安定状態で保持さ
れ、能率よく現像剤の排出作業を行うことができる。ま
た特に作業場所を選ばず、周囲を汚さずに現像剤の回収
作業を行うことができ、ランダムに発生する交換時期に
対して随時交換作業を行え、よって複写機の維持費の低
減を図ることが可能である。現像室内に収容した現像剤
の色を変える目的で現像剤を排出させるときは、前に使
用していた現像剤の残量ができるだけ少なくなるよう
に、好ましくは完全になくなるように現像剤を排出させ
る必要があるが、図示した構成は、このような要求をほ
ぼ満足させることができる。また特に回転型現像装置で
は複数の現像器があり、その中の現像剤の交換時期は各
現像剤の使用頻度によりランダムに発生するため現像剤
の総交換回数は多くなる。このため上述のように簡単に
現像剤の交換作業を効率よく行えることは、現像装置の
実際の使用上、大変有利である。構造も従来の構成に比
べ簡単で、低コストである。
現像剤を剤ケース217に回収した後、該ケース217を第11
図に示すように矢印C方向に引き出すことができるの
で、使用済みの回収現像剤を、周囲を汚損することなく
簡単に廃棄することができる。またサービスマンは剤回
収のための特別なケースを持ち歩く必要はなく、新たな
空の剤ケースだけをユーザのところに運び、あるいはユ
ーザの元に空の剤ケースを用意しておき、上述の如く現
像剤を回収した後、新たな剤ケースをユニット担持体20
0に差し込むだけでよい。
現像剤室への新たな現像剤の供給は、例えば前述のトナ
ー補給装置44,44R,44Bを用いて行うことができる。
ところで現像ユニット1を複写機本体201にセットした
状態で、このユニット1をその軸線Oを中心として回転
させ、所望する現像器を現像位置にもたらして、これを
使用することができるが、この回転駆動に関する構成を
本考案の理解のため以下に説明する。
第13図及び第14図において、駆動モータ230は複写機本
体奥側板2に固定され、その出力軸に固定された出力ギ
ア231は、奥側板2に支持されたクラッチ232のギア233
に噛み合っている。このギア233は、クラッチ232のクラ
ッチ軸234にクラッチ手段を介して接離(オン,オフ)
される。またクラッチ軸234に固定されたギア237はアイ
ドルギア238に噛み合い、該アイドルギアは現像ユニッ
ト1の奥側端面に固定された前述のギア240に係合して
いる。クラッチ軸234には、アーム235が揺動可能に支持
されており、このアーム235に設けられた軸239に、前述
のアイドルギア238が回転自在に支持されている。アー
ム235は図示していないスプリングによって、クラッチ
軸234のまわりを第14図における時計方向に付勢され、
よって通常はアイドルギア238は現像ユニット1のギア2
40に噛み合う。ギア240の回転中心は、現像ユニット1
の軸線Oに一致している。かかる構成により、クラッチ
232をオン状態にして駆動モータ230の回転を出力ギア23
1、ギア233,237、アイドルギア238を介して現像ユニッ
ト1のギア240に伝えることができる。よって、使用す
る現像器3,3R,3Bを交換するときは、モータ230を作動さ
せてクラッチ232をオンし、モータ230の回転を現像ユニ
ット1に伝え、これをその軸線Oを中心として回転さ
せ、使用しようとする現像器が現像位置に達したところ
で、その回転を停止させる。
現像ユニット1を回転させて各現像器3,3R,3Bを現像位
置にもたらし、これを位置決めできるように、第2図、
第4図及び第13図に示す如く、現像ユニット1の奥側に
カム214が固着されている。このカム214は、現像器の数
と同数の(本例では3つの)カム溝214a,214b,214cがそ
の外周に形成されている。またユニット担持体200にお
ける本体202の奥側端面には、第4図に明示するように
クリック軸250を介してクリックアーム216が回動自在に
枢支され、該アーム216の先端にクリックローラ215が回
転自在に支持されている。クリックアーム216は図示し
ていないスプリングによって第4図における時計方向に
回動習性を与えられ、これによりクリックローラ215が
カム214の外周面に圧接し、各カム溝214a,214b,214cに
係入することができる。
前述のように現像ユニット1を回転させて所望する現像
器を現像位置にもたらし、その現像ローラが感光体ドラ
ム1に対する所定の位置に至ったとき、3つのカム溝21
4a,214b,214cのいずれか1つにクリックローラ215が係
入し、現像ユニット1をその位置に位置決めする。
第13図及び第14図において、ユニット担持体200の本体2
02には、突部219が一体に設けられ、一方、前述のアー
ム235には係合片236が固着されている。現像ユニット1
が複写機本体内にセットされているとき、第13図から明
らかなように係合片236は突部219のまわりを覆うように
位置しているが、両者の間にはわずかな隙間があり、干
渉はしていない。
先に説明したように、ユニット担持体200を手前側(矢
印A方向)に引き出し始めると、突部219が係合片236に
係合してこれを矢印J方向に押す。このため、アーム23
5は第15図に示すようにクラッチ軸234を中心として矢印
K方向に回動し、アイドルギア238と現像ユニットのギ
ア240との噛み合いが解除される。よって、現像ユニッ
ト1はアイドルギア238に邪魔されることなく、前述の
ように、矢印H方向(第9図参照)に回動することがで
き、引き続き矢印A方向に移動することができる。
アーム235に付設された軸239は奥側板2の円弧状の長孔
239aに摺動自在に嵌合し、前述のアーム235の揺動時に
軸239はこの円弧状の長孔239a中を移動し、軸239及びア
ーム235の動きを規制する。即ち、現像ユニット1とそ
の担持体200を矢印A方向に引いて行き、突部219が係合
片236を通過して両者の係合が解除されると、アーム235
と軸239は前述のスプリングによって矢印Kと逆の方向
に回動するが、これらがほぼ第13図及び第14図に示した
位置に戻ったところで、軸239が円弧状の長孔239aの端
部に当り、アーム235と軸239がここで停止する。
現像ユニット1とその担持体200をセットするときは逆
の動作が行われ、突部219がアーム235と軸239を再び矢
印K方向に揺動させ、最終的にアイドルギア238とギア2
40が互いに滑らかに噛み合うことができる。
第13図に示した構成では、モータ230、クラッチ232、ア
ーム235及びアイドルギア238等が、複写機本体側に設け
られているので、ユニット担持体の重さを軽減でき、よ
ってその着脱作業を小さな操作力で行うことができる。
本考案は、複写機以外の、例えばプリンタ等の画像形成
装置における現像装置に対しても広く適用できるもので
ある。
効果 本考案によれば、現像ユニットを画像形成装置から完全
に離脱し、該ユニットを床面等の支持面上に載置して現
像剤の排出作業を行うことができ、その作業能率を高め
ることができる。
その際、本考案によれば、現像ユニットを担持したま
ま、そのユニット担持体を画像形成装置本体から離脱さ
せることができるため、現像ユニットの着脱時に現像剤
が飛散して周辺を汚したり、作業者の手や衣服を現像剤
で汚損させる不都合を抑制できる。しかも画像形成装置
本体外に取り出したユニット担持体をスタンド装置によ
って支持面に支持するので、現像ユニットとその担持体
を安定した状態で支持し、能率よく現像剤の排出作業を
行うことができる。またスタンド装置は折り畳み可能で
あるため、現像ユニットとユニット担持体を画像形成装
置本体にセットしたとき、スタンド装置を小なるスペー
スに収めておくことができる。
しかも、画像形成装置本体外に取り出した現像ユニット
をユニット担持体上にローラを介して該ユニットの中心
軸線のまわりに回転自在に支持したので、この現像ユニ
ットをその中心軸線のまわりに回転させながら、現像剤
を排出させるべき現像器を剤ケースに対向させることが
できる。よって、現像ユニットを支持面上に転がすよう
に回転させる必要はなく、能率よくしかも周辺を現像剤
で汚すことなく、現像剤の排出作業を実行できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現像ユニットを複写機本体内の所定の位置にセ
ットしたときの垂直断面図であって、複写機本体を省略
し、かつユニット担持体についてはその輪郭だけを示し
た図、第2図はユニット担持体を複写機本体外に離脱
し、かつ現像ユニットをユニット担持体から離して示し
た概略斜視図、第3図は現像ユニットとユニット担持体
を複写機本体内の所定の位置にセットしたときの正面図
であって、図を判りやすくするため、複写機本体とトナ
ー補給装置を省略し、かつ現像ユニットを簡略化して示
した図、第4図はユニット担持体の前側板を取り外して
示した、第3図と同様な正面図、第5図は複写機本体に
固定されたガイド部材の平面図であって、ユニット担持
体側に設けられるガイド溝とガイドピンを鎖線で付加し
て示した図、第6図(a),(b)は現像ユニットとユ
ニット担持体がセットされた状態と、これらを引き出す
ときの作用を説明する、第1図の左方より見た状態の模
式説明図、第7(a),(b),(c)は、第6図と同
様に、現像ユニットとユニット担持体がセットされた状
態から引き出されていく様子を示した、第1図の上方よ
り見た状態の模式説明図、第8図は位置決めピンと軸受
の関係を示す断面図、第9図は現像ユニットが回動して
感光体ドラムから離れるときの様子を示した図であっ
て、一部の要素を省略し、かつ簡略化して示して説明
図、第10図は現像ユニットを担持したユニット担持体
を、複写機本体外でスタンド装置を介して床面等に支持
した状態を示す断面図であって、第9図と同様に一部の
要素を省略し、かつ簡略化して示した図、第11図は第10
図と同じ状態を示した側面図であって、一部を省略し、
かつ簡略化した図、第12図(a),(b)はスタンド装
置の折り畳み状態と、これを使用状態にしたときの状況
を示す図、第13図は現像ユニットの駆動系を示す平面図
であって、一部の要素を省略した図、第14図はアイドル
ギアが現像ユニットのギアに係合している状態を説明す
る説明図、第15図はアイドルギアが現像ユニットのギア
から外れた状態を示す説明図である。 1…現像ユニット、3,3R,3B…現像器 9,9R,9B…現像剤、77,206,208,209…ローラ 200…ユニット担持体、201…本体 217…剤ケース、218…スタンド装置 O…中心軸線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一体的に組込まれた複数の現像器を有し、
    かつ画像形成装置本体に対して、その中心軸線のまわり
    を回転自在に支持され、その回転により、所定の現像器
    が潜像担持体に対向した現像位置にもたらされ、その現
    像器によって、潜像担持体に形成された静電潜像を可視
    像化する現像ユニットと、 該ユニットを担持し、当該現像ユニットを担持したまま
    画像形成装置本体から離脱可能に、該本体に支持された
    ユニット担持体と、 該ユニット担持体に折り畳み可能に取付けられ、現像ユ
    ニットを担持したユニット担持体を画像形成装置本体外
    に離脱したとき、そのユニット担持体を画像形成装置本
    体外の支持面上に支持するスタンド装置と、 ユニット担持体を画像形成装置本体外に離脱したとき、
    その担持体に対して、現像ユニットをその中心軸線のま
    わりに回転自在に支持するローラと、 ユニット担持体に着脱可能に装着され、画像形成装置本
    体から離脱されたユニット担持体に担持された現像ユニ
    ットの現像器から排出された現像剤を受け入れる剤ケー
    スとを具備して成る画像形成装置における現像装置。
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