JP2610430B2 - 画像形成装置における現像装置 - Google Patents

画像形成装置における現像装置

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、複数の現像器を有し、選択された現像器が
潜像担持体に対向した現像位置に位置決めされ、その選
択された現像器によって潜像担持体に形成された静電潜
像を可視像化する現像ユニットと、該ユニットを担持し
ながら画像形成装置本体に対して手前側に引き出し可能
なユニット担持体とを有する画像形成装置における現像
装置に関する。
従来技術 複写機、プリンタ等各種画像形成装置に採用される上
記形式の現像装置は従来より周知である。この現像装置
のユニット担持体は、現像ユニットの保守点検作業等を
簡単に行えるように、該ユニットを担持したまま画像形
成装置本体に対して手前側に引き出されるように構成さ
れている。所定の作業終了後、ユニット担持体を画像形
成装置の奥側に押し込み、現像ユニットを所定の位置に
セットする。
現像ユニットが画像形成装置本体内の所定の位置にセ
ットされているとき、該ユニットは潜像担持体に対して
微小なギャップをあけて対向しているか、又はこのユニ
ットの現像剤搬送部材が潜像担持体に当接している。し
たがって、このままの状態で現像ユニットとその担持体
を上述の如く引き出し、又は押し込んで、これら潜像担
持体に対して平行移動させると、現像ユニットが潜像担
持体に干渉し、該担持体に傷を付ける恐れがある。また
現像剤搬送部材に付着した現像剤が潜像担持体によって
擦られ、これが削り取られて飛散し、機内を汚損させる
恐れもある。したがって、現像ユニットとその担持体を
引き出し、又は押し込むときは、現像ユニットを潜像担
持体から離間させる必要がある。
この目的で、画像形成装置本体にスライド可能に設け
たスライド部材に、現像ユニットを担持した収納台を支
持し、スライド部材を画像形成装置本体から引き出すと
き、弾性部材によって現像ユニットを収納台と共に潜像
担持体から回動離間させる構成が既に提案されている。
ところがこの構成によると、現像ユニットを、回動可能
な収納台と弾性部材を用いて強制的に潜像担持体から退
避させる構成であるため、その構造が複雑となり、コス
トが高くなる欠点も免れない。
目的 本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した冒頭に記
載した形式の現像装置を提供することにある。
構成 本発明は上記目的を達成するため、冒頭に記載した形
式の現像装置において、現像ユニットとユニット担持体
が画像形成装置本体内の所定の位置にセットされた状態
で、現像ユニットの奥側の端部が、ユニット担持体から
離間し、かつ画像形成装置本体に回転自在に支持される
と共に、現像ユニットの手前側の端部が、ユニット担持
体に設けられたローラに回転自在に支持され、ユニット
担持体を現像ユニットと共に画像形成装置本体の手前側
に引き、現像ユニットの奥側の端部が画像形成装置本体
から外れ、該該現像ユニットがその自重により潜像担持
体から離間する方向に退避したとき、現像ユニットの奥
側の端部を回転自在に支持するローラをユニット担持体
に設けると共に、現像ユニットとユニット担持体を画像
形成装置本体の手前側へ引き出すとき、ユニット担持体
が現像ユニットと共に潜像担持体から離間する方向に、
該担持体を案内するガイド手段を画像形成装置本体に設
けたことを特徴とする現像装置を提案する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
図示した画像形成装置における現像装置は、現像ユニ
ット1と、該ユニット1を担持するユニット担持体200
を有している。第1図は現像ユニット1が画像形成装置
本体(本例では複写機本体)内にセットされた状態を示
す断面図であり、先ずその基本的な構成を明らかにす
る。
現像ユニット1は複数(図の例では3つ)の現像器3,
3R,3Bを有し、各現像器の現像剤室4,4R,4Bはケーシング
部材5の仕切壁6,6R,6Bとその両端の2つの端壁7,8(第
2図参照)によって区画されている。端壁7,8とケーシ
ング部材5を予め一体のケーシングとして形成してもよ
い。各現像剤室には互いに色の異なる現像剤、又は同色
の現像剤9,9R,9Bがそれぞれ収容されている。これらの
現像剤は一成分系又は二成分系のいずれであってもよ
く、しかも磁性現像剤であっても非磁性現像剤であって
もよいが、図の例では二成分系の磁性現像剤が用いられ
ているものとする。第1乃至第3現像器3,3R,3Bは、現
像ユニット1の中心軸線Oを中心として放射状に配置さ
れ、その構造は全て同一である。よって、以下の説明で
は主として第1現像器3の構成だけを明らかにする。第
1図では、第1現像器3の各要素に対応する第2又は第
3現像器の各要素に対し、R及びBの符号を添え、その
それぞれを対応させてある。
第1現像器3の現像剤室4には、現像剤搬送部材の一
例である現像ローラ10が回転自在に配置され、2つの仕
切壁6,6Rにより形成された開口から現像ローラ10の一部
が外部に露出している(第2図も参照)。
現像ユニット1はその中心軸線Oのまわりを回転自在
に支持され、選択された現像器の現像ローラ10,10R,又
は10Bが、複写機本体2に回転自在に支持された潜像担
持体、本例では感光体ドラム11に対して所定の現像位置
を占め、この状態で現像動作が行われる。第1図は第1
現像器3の現像ローラ10が現像位置を占めた状態を示し
ている。このとき現像ローラ10は感光体ドラム11に対し
て所定の微小間隙をあけて位置する。但し、一成分系現
像剤を用いた場合は、現像ローラを感光体ドラムに圧接
させることもある。
現像剤室4内に配置された羽根車16は第1図における
反時計方向に回転駆動され、現像剤室内の現像剤、即ち
トナーとキャリアを撹拌しつつ現像ローラ10に供給す
る。
現像ローラ10の内部には、図示する如く着磁された磁
石21がケーシング部材5に対して固定状態で配置されて
いる。現像ローラ10が反時計方向に回転することによ
り、現像剤は該ローラ10の表面に担持されつつ同じ方向
に搬送され、この現像剤はケーシング部材5に固定され
たドクターブレード22によってその層厚を規制され、感
光体ドラム11へ向けて送られる。
感光体ドラム11は第1図における反時計方向に回転駆
動され、その表面に、図示していない帯電・露光手段に
よって静電潜像が形成され、この潜像が感光体ドラム11
と現像ローラ10の対向現像領域Dに達したとき、現像剤
中のトナーが静電潜像に静電的に移行し、該潜像が可視
像化される。この可視像は図示していない転写紙に転写
され、また現像領域Dを通過した現像剤は再び現像剤室
4の内部へ戻される。
現像ユニットの各現像剤室に色の異なる現像剤を収容
し、現像ユニットを回転しながら各現像器を順次選択的
に使用し、フルカラー画像を得るように構成してもよい
し、各現像器により単色の画像を得るように構成するこ
ともできる。
上述のように、現像ユニット1は、選択された現像器
が感光体ドラム11より成る潜像担持体に対向した現像位
置に位置決めされ、その選択された現像器によって、潜
像担持体に形成された静電潜像を可視像化するのであ
る。
上述の現像動作が行われると、現像剤室のトナーが順
次消費されるため、第2図に示すように現像ユニット1
の手前側に接続固定された各トナー補給装置44,44R,44B
から必要に応じてトナーが補給される。第1図には現像
ユニット1と各トナー補給装置の位置関係を明らかにす
るため、これら装置の位置を鎖線で示してある。
静電潜像を可視像化するための現像ユニット1は概ね
以上の如く構成されているが、このユニットを修理し、
又は点検等の作業を行うべきときは、現像ユニット1を
担持したユニット担持体200を手前側に引き出す。第1
図に輪郭だけを示したユニット担持体200は、現像ユニ
ット1を担持しながら画像形成装置本体に対して手前側
に引き出し可能に画像形成装置本体に支持されているの
である。その際、本例では現像ユニットを複写機本体外
に取り出せるように、ユニット担持体200が、現像ユニ
ット1を支持したまま、複写機本体201(第2図参照)
から離脱可能に支持されている。
第2図はユニット担持体200を複写機本体201から外
し、しかも担持体200から現像ユニット1を離脱した状
態を示す斜視図であり、第3図は現像ユニット1を支持
したユニット担持体200を複写機本体内にセットしたと
きの正面図であって、現像ユニット1を簡略化して示
し、かつトナー補給装置を省略して示した図である。
第2図及び第3図において、ユニット担持体200はほ
ぼJ字状の断面形態を有する担持体本体202と、その手
前側の端面に固着された前側板203を有している。現像
ユニット1とその担持体200を受入れる複写機本体201内
の空間の底壁には、第5図にも示す如きガイド部材220
が固着され、このガイド部材220にはガイド溝222が形成
されていると共に、ガイドピン221が突設されている。
一方、前側板203を取り外した状態で示した、第3図と
同様な正面図である第4図から判るように、担持体本体
202の底面には、上記ガイド溝222及びガイドピン221と
対称に形成されたガイド溝224とガイドピン223が設けら
れ、ユニット担持体200側のガイドピン223がガイド部材
220のガイド溝222に、またガイド部材220側のガイドピ
ン221が担持体200側のガイド溝224にそれぞれ摺動自在
に嵌合している(第5図には、ユニット担持体側のガイ
ドピン223と、ガイド溝222を鎖線で付加し示してあ
る)。これによりユニット担持体200が複写機本体201に
スライド自在に支持され、現像ユニット1を担持したユ
ニット担持体200を、複写機本体201の手前側(第2図及
び第5図に矢印Aで示す方向)に引き出し、あるいは逆
に奥側(同じく矢印Bで示す方向)に押し込んで本体20
1内にセットすることができる。
本例では、上述したガイド溝222,224、及びガイドピ
ン221,223が、現像ユニットとユニット担持体を画像形
成装置本体の手前側に引き出すとき、ユニット担持体が
現像ユニットと共に潜像担持体から離間する方向に、該
担持体を案内するガイド手段を構成し、かかるガイド手
段が画像形成装置本体に設けられているが、その作用は
後に説明する。
ユニット担持体200の前側板203には、2つの支持ロー
ラ76,77と補助ローラ206が回転自在に支持され、しかも
前側板203の前面側には把手213が固着されている。また
担持体本体202の奥側の端面には3つの補助ローラ207,2
08,209が回転自在に支持されている。さらに、前側板20
3の上部には、加圧アーム211が枢ピン211aを介して回動
自在に支持され、該アーム211の先端には加圧ローラ210
が回転自在に支承されている。
一方、現像ユニット1の手前側の端部と奥側の端部、
図の例では端壁7と端壁8の外周面が円筒状に形成さ
れ、現像ユニット1がその担持体200に支持されたと
き、第3図に明示する如く手前側の端壁7が前側板203
に設けられた2つの支持ローラ76,77に回転自在に支持
され、しかも加圧ローラ210が図示していないばねによ
り付勢されて端壁7の外周面に圧接する。またユニット
担持体200を手前側に引き出すとき、現像ユニット1の
奥側の端壁8が担持体奥側の2つの補助ローラ207,208
に支持されるが、これについては後に詳しく説明する。
前側板203に支持ローラ76を回転自在に支持する支軸
は、ユニット担持体200用の位置決め基準ピン204を兼用
している。即ち、現像ユニット1を支持したユニット担
持体200を、複写機本体201内にセットしたとき、担持体
200の基準ピン204が第6図(a)に示す如く、感光体側
板226に形成された位置決め孔226aに嵌合する。またユ
ニット担持体200の前側板203に突設されたもう1つの基
準ピン205が、複写機本体201の本体前側板83に穿設され
た位置決め孔83aに嵌合する。感光体側板226は、感光体
ドラム11を回転自在に支持し、かつ本体前側板83に固着
されていて、感光体ドラム11を本体201に対して正しく
位置決めする部材であり、かかる感光体側板226と本体
前側板83にユニット担持体200の基準ピン204,205が嵌合
することによって、ユニット担持体200の手前側が、複
写機本体201及び感光体ドラム11に対して正しく位置決
めされる。このとき現像ユニット1の手前側の端壁7が
3つのローラ76,77,210によって三方から位置決めされ
るため、現像ユニット1の手前側が複写機本体201及び
感光体ドラム11に対して所定の位置に位置決めされる。
一方、現像ユニット1とユニット担持体200が複写機
本体201より成る画像形成装置本体内の所定位置にセッ
トされた状態で、現像ユニット1の奥側の端部、図の例
では奥側の端壁8がユニット担持体200から離間し、し
かも画像形成装置本体に回転自在に支持されている。こ
のとき現像ユニットの手前側の端部、即ち手前側の端壁
7は、前述のように、ユニット担持体に設けられたロー
ラ76,77に回転自在に支持されている。
本例では現像ユニット1の奥側端壁8における中心軸
線O上に第6図(a)及び第7図(a)に明示する如く
位置決めピン78が突設され、この位置決めピン78が第8
図にも示すように複写機本体201の奥側板2に付設され
た軸受227から成る支持部材に回転自在に嵌合し、当該
側板2に対して回転自在に支持される。
これによって現像ユニット1の奥側が複写機本体20
1、したがって感光体ドラム11に対して位置決めされ、
結局、現像ユニット1はその手前側と奥側の両者が感光
体ドラム11に対して正しく位置決めされる。このとき現
像ユニット1が感光体ドラム11に対し所定の間隔a(第
4図)をあけて対置される(現像位置に存する現像ロー
ラを感光体ドラム11に圧接させるときは、a=0)。
位置決めピン78が軸受227に嵌合したとき、現像ユニ
ット1の奥側端壁8の外周面は第4図に示すように補助
ローラ207,208からわずかに離れ、現像ユニット1の奥
側は専ら位置決めピン78だけで本体奥側板2に支持され
る。
また前述の加圧アーム211には図示していないロック
装置が設けられ、そのロックを解除することによって、
加圧アーム211と加圧ローラ210を第3図に鎖線で示す如
く回動し、ローラ210を端壁7の外周面から離間させる
ことができる。
現像ユニット1を複写機本体から取り外すときは、先
ず上述のようにロック装置を解除して加圧ローラ210を
端壁7から離間させ、次いで把手213を掴んでこれを手
前側(矢印A方向)に引く。このようにしてユニット担
持体200を引き始めると、その手前側の基準ピン204,205
が第6図(b)に示す如く位置決め孔226a,83aから外れ
る。またユニット担持体200に支持された現像ユニット
1も担持体200と共に引き出されるので、該ユニット1
の奥側の端部が複写機本体から外れる。即ち、本例では
第6図及び第7図の(b)のように奥側の位置決めピン
78が軸受227から外れる。このとき現像ユニット1の手
前側は2つの支持ローラ76,77を介して前側板203に支持
されたままであるため、現像ユニット1の奥側は、第6
図(b)に示すように、その自重でユニット1の手前側
を中心として矢印E方向に下降し、感光体ドラム11から
退避して、第9図に示す如く奥側の端壁8がユニット担
持体200の奥側の2つの補助ローラ207,208の上に回転自
在に支持される。この動作時に現像ユニット1の奥側
は、その手前側を中心として第9図に矢印Hで示す方向
に、即ち感光体ドラム11から離れる方向に回動し、よっ
て奥側における感光体ドラム11と現像ユニット1の間隔
a1は、現像ユニット1が所定の位置にセットされたとき
(第4図)の間隔よりも大きくなる(a1>a)。
かかる作用が得られる理由は次の通りである。即ち、
第4図から判るように、現像ユニット1のセット時に
は、該ユニット1の奥側端壁8の周面と、各補助ローラ
207,208との間隔は、前者の方が後者よりも小さい。こ
のため、ユニット担持体200を手前側に引き始め、その
位置決めピン78が軸受227から抜け出ながら現像ユニッ
ト1の奥側が自重で下降していくと、その下降中にユニ
ット1の奥側端壁8の周面が先ず一方の補助ローラ207
に接触し、これにより現像ユニット1はこの接触点を中
心としてH方向に回転し、最終的に端壁8の周面がもう
一方の補助ローラ208にも当接して、その回転を終え、
現像ユニットの奥側が感光体ドラム11から退避する。
このように、ユニット担持体200を現像ユニット1と
共に画像形成装置本体の手前側に引き、現像ユニット1
の奥側の画像形成装置本体から外れ、該現像ユニット1
がその自重により、感光体ドラム11より成る潜像担持体
から離間する方向に退避したとき、現像ユニット1の奥
側の端部を回転自在に支持するローラ207,208がユニッ
ト担持体200に設けられているのである。
上記動作は、ユニット担持体200のガイドピン223が、
ガイド溝222中の、感光体ドラム11に最も近くに位置す
る第1の部分222a(第5図)に嵌合した状態で行われ
る。このとき、ガイド部材220のガイドピン221は、ユニ
ット担持体側のガイド溝224中の第1の部分224aに嵌合
している。第5図から判るように、各ガイド溝222,224
における上記第1の部分222a,224aは、傾斜した第2の
部分222b,224bを介して、互いに最も離れた第3の部分2
22c,224cに移行しているが、現像ユニット1を支持ロー
ラ76,77と補助ローラ207,208を介して支持したユニット
担持体200をさらに矢印A方向に引くと、各ガイドピン2
23,221は各ガイド溝222,224の第2の部分222b,224bを通
して第3の部分222c,2224cに移行し、ここをガイドされ
る。このため、ユニット担持体200は、現像ユニット1
を担持したまま、感光体ドラム11から順次離間し、各ピ
ン223,221が第3の部分222c,224cに至ると、現像ユニッ
ト1と感光体ドラム11の間は、第7図(c)に間隔a2で
示す如く大きく離間し、この状態で、ユニット1とその
担持体200が矢印A方向に引かれる(正確に言えば、間
隔a2は、現像ユニット1の奥側と感光体ドラム11との間
の間隔である)。
上述のように現像ユニット1は、その奥側がその自重
によって感光体ドラム11に対する間隔を先ずa1で示すよ
うに離される。現像ユニット1とユニット担持体200が
複写機本体201内の所定位置にセットされているとき、
現像ユニット1の奥側の端部、すなわち端壁8がユニッ
ト担持体200から離間しているので、端壁8が複写機本
体201から外れたとき、現像ユニット1はその自重によ
って感光体ドラム1から確実に離間する方向に退避する
ことができる。次いで現像ユニット1はガイド手段によ
ってa2で示すように感光体ドラム11から大きく離され、
結局、現像ユニット1の全体が感光体ドラム11から大き
く離間して引き出される。
このように現像ユニットが感光体ドラム11から退避す
るので、現像ユニット1やその担持体200が感光体ドラ
ム11の周面に干渉し、これに傷を付ける如き恐れはな
い。特に、本例では現像ユニット1の奥側に後述するギ
ア240(第2図及び第13図参照)が設けられており、こ
のギア240が感光体ドラム11に干渉すれば、これに大き
な傷を付けることになるが、現像ユニットの引き出し時
に感光体ドラム11と現像ユニット1を上述の如く離間さ
せるので、このような干渉の恐れはない。また現像ロー
ラ10の表面には現像剤が担持されているので、現像ユニ
ット1と感光体ドラム11を微小な間隔aに保ったままユ
ニット1を引き出せば、現像ローラ上の現像剤が感光体
ドラム11によって削り取られて下方に落下し、又は飛散
して周辺を汚損させる恐れもあるが、本例のように現像
ユニット1を感光体ドラム11から離してこれを引き出す
ようにすれば、現像剤による汚損も発生しない。さら
に、感光体ドラム11の奥側には駆動歯車(図示せず)が
設けられ、また現像ユニット1の奥側端壁8の奥側に
は、各現像ローラ10,10R,10Bの軸に固着された歯車(図
示せず)が位置し、第4図に示した如く現像ユニット1
がセットされているとき、現像位置に存する現像ローラ
の歯車が感光体側の駆動歯車に係合し、現像位置に存す
る現像ローラを駆動するように構成されているが、ユニ
ット担持体200を引き始めたとき、現像ユニット1がH
方向に回動して、感光体ドラム11から離れるので、それ
まで係合していた両歯車を離脱させ、この状態で担持体
200と現像ユニット1を円滑に引き出すことができる。
現像ユニット1をその自重によって感光体ドラム11か
離すので、従来の構成に比べ、部品点数の低減、コスト
の低減、軽量化を達成でき、また動作を高い信頼性をも
ってスムーズ行わせることが可能である。特に、従来用
いられていた弾性部材を省略できることは重要である。
またガイド手段によっても現像ユニット1が退避される
が、このガイド手段は、ユニット担持体のスライドのた
めの案内手段でもあり、かかる手段を利用して現像ユニ
ット1を感光体ドラム11から退避させることができるた
め、構成部品の減少を達成できる。またこのガイド手段
は、ユニット担持体の引き出し時に該ユニットが、これ
に加えられる力によって退避されるので、従来のような
弾性部材は不要である。図示したガイド部材220の構造
は簡単であり、複雑なガイド部材を用いた従来の構成に
比べてコストを低減できる。
現像ユニット1を担持したユニット担持体200をさら
に矢印A方向に引き出すと、ガイドピン221,223がガイ
オ溝224,222から外れ、担持体200は現像ユニット1を支
持したまま複写機本体201から外れる。したがって作業
者は現像ユニット1をその担持体200に載せたまま、該
担持体200を掴んでこれを床面等に載置することができ
る(第10図参照)。即ち、作業者は現像ユニット1に直
に手を触れなくとも、これを所定の場所に置くことがで
きる。よって、各現像器3,3R,3Bの現像ローラ10,10R,10
Bが現像剤を担持した状態でユニット1の外周面に露出
していても、手や衣服を汚したり、あるいは現像剤を落
下させることなく、効率よく作業を行うことが可能であ
る。複数の現像器を備えた現像ユニット1はその保守点
検等の作業回数も多くなるため、この作業を効率よく行
えることは大変有利である。また現像ユニット1を直に
床面や机の上等に置かずに、ユニット担持体200を介し
て載置することができるので、この担持体200が現像ユ
ニット1を安定させて支持する支持台の動きをなし、よ
って特別な支持台を用意しておく必要はない。
さらに、現像ユニット1は複写機本体内にセットされ
たとき(第4図)、必要に応じてその中心軸点Oのまわ
りを回転駆動されるので、他の要素との干渉を防止する
ために、現像ユニットに把手を付設することは適当では
ない。したがって、現像ユニット自体を単体で持ち運ぶ
ように構成されていると、把手のない現像ユニットを掴
まなければならず、作業性が大変悪い。ところが図示し
た構成では、現像ユニット1をユニット担持体に支持し
たまま、この担持体を持ち運ぶので、楽にその運搬作業
を行うことができる。
現像ユニット1を上述のように複写機本体201に対し
て手前側へ引き出し、又は当該ユニット1を本体201か
ら離脱し、ユニット担持体200を床面等に載置したとき
も、該ユニット1は、ローラ76,77,207,208によってユ
ニット担持体200上に回転自在に支持されているので、
ユニット1を回転させ、修理や保守を必要とする部分を
作業者の前面の向けて効率よく所定の作業を行うことが
できる。
またユニット担持体200を第10図に示す姿勢で載置し
た場合には、現像ユニット1の奥側が2つの補助ローラ
208,209を介し、手前側が支持ローラ77と補助ローラ206
を介して、担持体200に回転自在に支持される。
また現像ユニット1を本体外に出したときも、加圧ロ
ーラ210を現像ユニットに圧接させ、該ローラをロック
して現像ユニット1を支持すれば、現像ユニット1をユ
ニット担持体に回転自在ではあるが、離脱を防止した状
態で保持できるので、ユニット1がその担持体200から
外れることを心配することなく、容易にこれを持ち運ぶ
ことができる。使用する現像剤の色が3色以上の多種類
であって、1つの現像ユニットに全てを収容しきれない
ようなとき、予備の現像ユニットを用意しておくことに
なるが、その際、予備の現像ユニット1を予備のユニッ
ト担持体200に対して上述の如く外れないように保持
し、これを保管すれば、その管理が大変容易である。し
かも簡単に現像ユニットを交換することができる。
勿論、必要に応じて加圧ローラ210を解除し、現像ユ
ニット1を担持体200から外し、これを単体で持ち運ぶ
ことも可能である。
所定の作業を終えた後、現像ユニット1を複写機本体
にセットするときも、該ユニット1を担持体200に支持
したまま、担持体200を持ち上げ、ガイドピン221,223を
ガイド溝224,222に嵌合し、担持体200を奥側に押し込め
ばよい。このとき前述したところと逆の動作が行われ、
スムーズにユニット担持体200と、これに支持された現
像ユニット1を所定の位置にセットすることができる。
その際、ガイド手段を構成するガイドピン221,223は先
ず各ガイド溝222,224の第3の部分222c,224cに嵌合し、
次いで第2の部分222b,224bを通って第1の部分222a,22
4aに至る。この動作中に現像ユニット1とユニット担持
体200はその全体が感光体ドラム11に近づき、現像ユニ
ット1の奥側は感光体ドラム11に対してa2からa1の距離
に接近する。最後に位置決めピン78が軸受227に嵌合
し、現像ユニット1と感光体ドラム11の間隔は最小のa
となり、このとき各現像ローラの軸に固定されたいずれ
か1つの歯車が感光体ドラム側の駆動歯車に係合し、し
かも基準ピン204,205がその相手の孔226a,83aに嵌合す
る。
このように、先ずガイド手段によって現像ユニット1
の奥側を感光体ドラム11に対してa1のところまで近づ
け、次いで歯車同士を上述のように係合させるようにし
たため、a2だけ大きく離れたところから一度に歯車の係
合動作を行った場合に比べ、歯車同士の係合を円滑に行
うことができる。即ち、先ず現像ユニットとその担持体
を感光体11に対して比較的小なる間隔にまで近づけ、し
かる後、位置決めピン78を軸受227に嵌合させつつ、現
像ユニット1の奥側を少しずつ感光対ドラムに近づけ、
この動きに伴って歯車同士を滑らかに噛み合わせるので
ある。また軸受227には、第8図に示すように傾斜面状
のガイド面228が形成されているので、ユニット担持体2
00の押し込みに伴って、現像ユニット1の奥側に突設さ
れた位置決めピン78の先端テーパ部が、ガイド面228に
案内されながら軸受227に滑らかに嵌合する。
上述のように現像ユニット1をユニット担持体200と
共に着脱できるので、その着脱作業が容易であるだけで
なく、特に作業場所を選ばずに現像ユニットに対する補
守点検作業等を効率良く行うことができ、また複写機本
体内がトナーの飛散によって汚れたとき、これを清掃す
る際にも、ユニット担持体200と現像ユニット1を簡単
に取り外し、清掃作業を容易に行うことができる。
ところで、現像ユニット1とその担持体200を複写機
本体外に取り出し、これを床面等に載置するとき、前述
のようにユニット担持体200を直に床面等に置いてもよ
いが、特に図示した例のように現像ユニット1にトナー
補給装置44,44R,44B等の要素が一体的に接続されてい
て、その全体の外径が現像ユニット1の外径より大きい
ような場合、ユニット担持体200を直に床面や机上面等
の支持面上に載置すると、その安定性が悪い。また特に
現像ユニット単体を直に支持面に載置した場合には、そ
の安定性は著しく害され、保守作業の作業性が低下する
だけでなく、無理に置くと、現像ユニット1から現像剤
がこぼれ、あるいはトナー補給装置や、これと現像ユニ
ット1との接続部分に大きな曲げ応力が生じ、場合によ
ってはこれらの部分が変形したり、破損したりする恐れ
もある。現像ユニット1を複写機本体201にセットした
とき、現像ユニット1の収納スペースを極力コンパクト
にし、かつトナー補給装置のトナー収納量を多くするに
は、現像ユニットの外径をできるだけ小さくし、逆にト
ナー補給装置の外径を大きくすることが有利であるが、
このようにするとトナー補給装置の外径が現像ユニット
1の外径よりも大きくなり、上述した問題が生じるので
ある。
そこで図示した実施例では、第4図及び第10図に概略
を示したスタンド装置218を予めユニット担持体200に取
付けておき、現像ユニット1とその担持体200を複写機
本体外に取り出したとき、第11図に明示する如く、現像
ユニット1をユニット担持等200に支持すると共に、こ
の担持体200をスタンド装置218を介して支持面に支持で
きるように構成されている。
スタンド装置218は、第12図(a),(b)に示すよ
うにユニット担持体200の本体202に固定された取付板24
1と、この取付板241に軸247を介して回動可能に枢着さ
れた支え板246と、この支え板246の先端に枢ピン245を
介して枢着された支持板244を有し、支持板244の他端に
固着されたガイド軸243が、取付板241に形成された長孔
242に摺動可能に嵌合している。
現像ユニット1と担持体200が複写機本体201内に収容
されているときは、スタンド装置218は第12図(a)の
ように折り畳まれており、したがって第4図に示した如
く本体201内でのスタンド装置218の収容スペースを小さ
く留めることができる。
ユニット担持体200を本体201外に出したとき、第12図
(b)に示す如く支え板246を軸247を中心として回動す
れば、ガイド軸243が長孔242中を、図における右方に移
動し、該長孔244の端部に形成されたロック溝242aに係
合し、支持板244が図示するように起き上がる。この状
態で支持板244の先端の支持片244aを第11図に示すよう
に床面等に載置する。このとき、ユニット担持体200に
付設された把手213も床面に載置され、よって現像ユニ
ット1を支持した担持体200はスタンド装置218と把手21
3によって床面等に支持される。スタンド装置だけでユ
ニット担持体を支持面に支持するように構成することも
できるが、スタンド装置218と把手213が協働してユニッ
ト担持体200を支持するように構成すれば、把手213が担
持体200を支持する支持部材を兼用し、よって総部品点
数の減少、構造の簡素化、及びコストの低減を図ること
が可能である。
上述のようにユニット担持体200を載置したとき、第1
0図に示す如く担持体200は、第4図の状態から90゜回転
した状態となっており、現像ユニット1は補助ローラ20
6,208,209,及び支持ローラ77を介して担持体200に回転
自在に支持される。このとき担持体200はスタンド装置2
18と把手213の2つの支え手段で支持されるので、外径
の大なるトナー補給装置44,44R,44Bに邪魔されることな
く、安定した状態で支持され、しかも現像ユニット、ト
ナー補給装置及びその接続部に余分な力を加えることな
く、また現像剤のこぼれを防止しつつ、確実にユニット
1を保持し、楽に作業を行うことができる。よって、作
業時間も短縮でき、複写機の維持コストを低減できる。
また現像ユニットを載置する場所も特に限定されず、実
質的にいかなる場所にも、周辺を汚すことなく、載置す
ることが可能である。前述のように予備の現像ユニット
を保管するときも、ユニット担持体をスタンド装置によ
り支持しておけば、安定した状態でこれを保管すること
ができる。
ところで、現像剤として二成分系現像剤を使用する
と、そのキャリアが経時的に劣化するため、必要に応じ
て各現像剤室4,4R,4B内の現像剤9,9R,9Bを交換する必要
がある。また現像剤室内の現像剤の色を変えるため、現
像剤を排出させることもあり、このような場合は一成分
系現像剤を用いたときも、剤の交換作業が必要となる。
かかる目的で、図示した例では第4図に示す如く担持体
本体202におけるスタンド装置218が付設された側の部分
に、現像剤室から排出された現像剤を受入れる剤ケース
217が担持体本体の奥側から挿入された状態で着脱自在
にセットされている。この剤ケース217と現像ユニット
1との間の担持体本体202の部分には、剤回収口249(第
2図及び第10図参照)が貫通形成されている。
現像剤を交換すべきときは、前述のように現像ユニッ
ト1とその担持体200を複写機本体201から取り外し、こ
れらを第10図に示したように床面上等に立てる。このと
き剤ケース217はその上部開口を上に向けた状態で現像
ユニット1の下側に位置する。そこで、現像ユニット1
を回転させて現像剤を交換すべき現像器3,3R又は3Bを下
に向ける。例えば第1現像器3の現像剤を交換するとき
は、この現像器3の現像ローラ10を第10図のように最下
部にもたらす。この状態で現像ローラ10を、例えば手操
作で、あるいは図示していない駆動装置を接続して回転
させれば、現像剤室4内の現像剤が下方に落下し、回収
口249を通して剤ケース217内に回収される。このように
現像剤を交換すべき現像器の現像剤室を最下部にもたら
して現像剤の回収を行うため、現像剤室の現像剤を殆ん
ど余すことなく、しかも短時間で容易に排出させること
ができる。また特に作業場所を選ばず、周囲を汚さずに
現像剤の回収作業を行うことができ、ランダムに発生す
る交換時期に対して随時交換作業を行え、よって複写機
の維持費の低減を図ることが可能である。現像剤室内に
収容した現像剤の色を変える目的で現像剤を排出させる
ときは、前に使用していた現像剤の残量ができるだけ少
なくなるように、好ましくは完全になくなるように現像
剤を排出させる必要があるが、図示した構成は、このよ
うな要求をほぼ満足させることができる。また特に回転
型現像装置では複数の現像器があり、その中の現像剤の
交換時期は各現像剤の使用頻度によりランダムに発生す
るため現像剤の総交換回数は多くなる。このため上述の
ように簡単に現像剤の交換作業を効率よく行えること
は、現像装置の実際の使用上、大変有利である。
現像剤を剤ケース217に回収した後、該ケース217を第
11図に示すように矢印C方向に引き出すことができるの
で、使用済みの回収現像剤を、周囲を汚損することなく
簡単に廃棄することができる。またサービスマンは剤回
収のための特別なケースを持ち歩く必要はなく、新たな
空の剤ケースだけをユーザのところに運び、あるいはユ
ーザの元に空の剤ケースを用意しておき、上述の如く現
像剤を回収した後、新たな剤ケースをユニット担持対20
0に差し込むだけでよい。
現像剤室への新たな現像剤の供給は、例えば前述のト
ナー補給装置44,44R,44Bを用いて行うことができる。
ところで現像ユニット1を複写機本体201にセットし
た状態で、このユニット1をその軸線Oを中心として回
転させ、所望する現像器を現像位置にもたらして、これ
を使用することができるが、この回転駆動に関する構成
を本発明の理解のため以下に説明する。
第13図及び第14図において、駆動モータ230は複写機
本体の奥側板2に固定され、その出力軸に固定された出
力ギア231は、奥側板2に支持されたクラッチ232のギア
233に噛み合っている。このギア233は、クラッチ232の
クラッチ軸234にクラッチ手段を介して接離(オン,オ
フ)される。またクラッチ軸234に固定されたギア237は
アイドルギア238に噛み合い、該アイドルギアは現像ユ
ニット1の奥側端面に固定された前述のギア240に係合
している。クラッチ軸234には、アーム235が揺動可能に
支持されており、このアーム235に設けられた軸239に、
前述のアイドルギア238が回転自在に支持されている。
アーム235は図示していないスプリングによって、クラ
ッチ軸234のまわりを第14図における時計方向に付勢さ
れ、よって通常はアイドルギア238は現像ユニット1の
ギア240に噛み合う。ギア240の回転中心は、現像ユニッ
ト1の軸線Oに一致している。かかる構成により、クラ
ッチ232をオン状態にして駆動モータ230の回転を出力ギ
ア231、ギア233,237、アイドルギア238を介して現像ユ
ニット1のギア240に伝えることができる。よって、使
用する現像器3,3R,3Bを交換するときは、モータ230を作
動させてクラッチ232をオンし、モータ230の回転を現像
ユニット1に伝え、これをその軸線Oを中心として回転
させ、使用しようとする現像器が現像位置に達したとこ
ろで、その回転を停止させる。
現像ユニット1を回転させて各現像器3,3R,3Bを現像
位置にもたらし、これを位置決めできるように、第2
図、第4図及び第13図に示す如く、現像ユニット1の奥
側にカム214が固着されている。このカム214は、現像器
の数と同数の(本例では3つの)カム溝214a,214b,214c
がその外周に形成されている。またユニット担持体200
における本体202の奥側端面には、第4図に明示するよ
うにクリック軸250を介してクリックアーム216が回動自
在に枢支され、該アーム216の先端にクリックローラ215
が回転自在に支持されている。クリックアーム216は図
示していないスプリングによって第4図における時計方
向に回動習性を与えられ、これによりクリックローラ21
5がカム214の外周面に圧接し、各カム溝214a,214b,214c
に係入することができる。
前述のように現像ユニット1を回転させて所望する現
像器を現像位置にもたらし、その現像ローラが感光体ド
ラム1に対する所定の位置に至ったとき、3つのカム溝
214a,214b,214cのいずれか1つにクリックローラ215が
係入し、現像ユニット1をその位置に位置決めする。
第13図及び第14図において、ユニット担持体200の本
体202には、突部219が一体に設けられ、一方、前述のア
ーム235には係合片236が固着されている。現像ユニット
1が複写機本体内にセットされているとき、第13図から
明らかなように係合片236は突部219のまわりを覆うよう
に位置しているが、両者の間にはわずかな隙間があり、
干渉はしていない。
先に説明したように、ユニット担持体200を手前側
(矢印A方向)に引き出し始めると、突部219が係合片2
36に係合してこれを矢印J方向に押す。このため、アー
ム235は第15図に示すようにクラッチ軸234を中心として
矢印K方向に回動し、アイドルギア238と現像ユニット
のギア240との噛み合いが解除される。よって、現像ユ
ニット1はアイドルギア238に邪魔されることなく、前
述のように、矢印H方向(第9図参照)に回動すること
ができ、引き続く矢印A方向に移動することができる。
アーム235に付設された軸239は奥側板2の円弧状の長
孔239aに摺動自在に嵌合し、前述のアーム235の揺動時
に軸239はこの円弧状の長孔239a中を移動し、軸239及び
アーム235の動きを規制する。即ち、現像ユニット1と
その担持体200を矢印A方向に引いて行き、突部219が係
合片236を通過して両者の係合が解除されると、アーム2
35と軸239は前述のスプリングによって矢印Kと逆の方
向に回動するが、これらがほぼ第13図及び第14図に示し
た位置に戻ったところで、軸239が円弧状の長孔239aの
端部に当り、アーム235と軸239がここで停止する。
現像ユニット1とその担持体200をセットするときは
逆の動作が行われ、突部219がアーム235、アイドルギア
238及び軸239を再び矢印K方向に揺動させ、最終的にア
イドルギア238とギア240が互いに滑らかに噛み合うこと
ができる。
第13図に示した構成では、モータ230、クラッチ232、
アーム235及びアイドルギア238等が、複写機本体側に設
けられているので、ユニット担持体の重さを軽減でき、
よってその着脱作業を小さな操作力で行うことができ
る。
本発明は、ユニット担持体が画像形成装置本体に対し
引き出し可能であるが離脱不能に支持される現像装置に
も適用できる。さらに複写機以外の、例えばプリンタ等
の画像形成装置における現像装置等に対しても広く適用
できるものである。
効果 本発明によれば、現像ユニットとその担持体の引き出
し時に、現像ユニットの自重によって、該ユニットの奥
側の端部を潜像担持体から離間させることができるた
め、潜像担持体に傷を付けることなく、現像ユニットと
ユニット担持体を引き出すことでき、しかも構成部品の
低減、構造の簡素化、並びにコストの低減を達成でき
る。
また現像ユニットとユニット担持体が画像形成装置本
体内の所定の位置にセットされているとき、現像ユニッ
トの奥側の端部がユニット担持体がら離間しているの
で、ユニット担持体を現像ユニットと共に画像形成装置
本体の手前側に引いて、現像ユニットの奥側の端部を画
像形成装置本体から外したとき、現像ユニットの奥側の
端部は、該ユニットの自重によって、確実に潜像担持体
から離間することができる。
しかも、現像ユニットとユニット担持体を画像形成装
置本体の手前側へ引き出すとき、ガイド手段によって、
ユニット担持体が現像ユニットと共に潜像担持体から大
きく離間する方向に案内されるので、現像ユニットと潜
像担持体との干渉をより確実に阻止できる。
また、現像ユニットとユニット担持体を画像形成装置
本体から引き出すとき、先ず現像ユニットの奥側が潜像
担持体から離間し、次いで現像ユニットとユニット担持
体を引き出すと、現像ユニットがガイド手段によって潜
像担持体から大きく離れるので、現像ユニットをスムー
ズに画像形成装置本体から離脱させることができる。現
像ユニットを画像形成装置本体内にセットするときも同
様である。
さらに、現像ユニットとユニット担持体を画像形成装
置本体から引き出すとき、現像ユニットの手前側と奥側
の端部がローラを介してユニット担持体に対して回転自
在に支持されるので、これらを画像形成装置本体に対し
て引き出したときも、現像ユニットをユニット担持体に
対して自由に回転させ、その補修作業を楽に行うことが
できる。複数の現像器を有する現像ユニットに対する保
守点検作業の効率を高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は現像ユニットを複写機本体内の所定の位置にセ
ットしたときの垂直断面図であって、複写機本体を省略
し、かつユニット担持体についてはその輪郭だけを示し
た図、第2図はユニット担持体を複写機本体外に離脱
し、かつ現像ユニットをユニット担持体から離して示し
た概略斜視図、第3図は現像ユニットとユニット担持体
を複写機本体内の所定の位置にセットしたときの正面図
であって、図を判りやすくするため、複写機本体とトナ
ー補給装置を省略し、かつ現像ユニットを簡略化して示
した図、第4図はユニット担持体の前側板を取り外して
示した、第3図と同様な正面図、第5図は複写機本体に
固定されたガイド部材の平面図であって、ユニット担持
体側に設けられるガイド溝とガイドピンを鎖線で付加し
て示した図、第6図(a),(b)は現像ユニットとユ
ニット担持体がセットされた状態と、これらを引き出す
ときの作用を説明する、第1図の左方より見た状態の模
式説明図、第7図(a),(b),(c)は、第6図と
同様に、現像ユニットとユニット担持体がセットされた
状態から引き出されていく様子を示した、第1図の上方
より見た状態の模式説明図、第8図は位置決めピンと軸
受の関係を示す断面図、第9図は現像ユニットが回動し
て感光体ドラムから離れるときの様子を示した図であっ
て、一部の要素を省略し、かつ簡略化して示した説明
図、第10図は現像ユニットを担持したユニット担持体
を、複写機本体外でスタンド装置を介して床面等に支持
した状態を示す断面図であって、第9図と同様に一部の
要素を省略し、かつ簡略化して示した図、第11図は第10
図と同じ状態を示した側面図であって、一部を省略し、
かつ簡略化した図、第12図(a),(b)はスタンド装
置の折り畳み状態と、これを使用状態にしたときの状況
を示す図、第13図は現像ユニットの駆動系を示す平面図
であって、一部の要素を省略した図、第14図はアイドル
ギアが現像ユニットのギアに係合している状態を説明す
る説明図、第15図はアイドルギアが現像ユニットのギア
から外れた状態を示す説明図である。 1……現像ユニット、3,3R,3B……現像器 76,77,207,208……ローラ、200……ユニット担持体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の現像器を有し、選択された現像器が
    潜像担持体に対向した現像位置に位置決めされ、その選
    択された現像器によって潜像担持体に形成された静電潜
    像を可視像化する現像ユニットと、該ユニットを担持し
    ながら画像形成装置本体に対して手前側に引き出し可能
    なユニット担持体とを有する画像形成装置における現像
    装置において、 前記現像ユニットとユニット担持体が画像形成装置本体
    内の所定の位置にセットされた状態で、現像ユニットの
    奥側の端部が、ユニット担持体から離間し、かつ画像形
    成装置本体に回転自在に支持されると共に、現像ユニッ
    トの手前側の端部が、ユニット担持体に設けられたロー
    ラに回転自在に支持され、ユニット担持体を現像ユニッ
    トと共に画像形成装置本体の手前側に引き、現像ユニッ
    トの奥側の端部が画像形成装置本体から外れ、該現像ユ
    ニットがその自重により潜像担持体から離間する方向に
    退避したとき、現像ユニットの奥側の端部を回転自在に
    支持するローラをユニット担持体に設けると共に、現像
    ユニットとユニット担持体を画像形成装置本体の手前側
    へ引き出すとき、ユニット担持体が現像ユニットと共に
    潜像担持体から離間する方向に、該担持体を案内するガ
    イド手段を画像形成装置本体に設けたことを特徴とする
    現像装置。
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