JPH0743551B2 - 回転型現像装置 - Google Patents

回転型現像装置

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JPH0743551B2
JPH0743551B2 JP61223212A JP22321286A JPH0743551B2 JP H0743551 B2 JPH0743551 B2 JP H0743551B2 JP 61223212 A JP61223212 A JP 61223212A JP 22321286 A JP22321286 A JP 22321286A JP H0743551 B2 JPH0743551 B2 JP H0743551B2
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健 斉藤
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、現像剤を収容した複数の現像器を有し、かつ
各現像器が所定の現像位置を占めて潜像担持体に形成さ
れた静電潜像を可視像化する現像動作を行えるように、
潜像担持体に対向した所定の位置にて回転自在に支持さ
れる現像ユニットと、該ユニットを担持し、かつ画像形
成装置本体にスライド自在に支持されたユニット担持体
とを有する回転型現像装置に関する。
従来技術 複写機、プリンタ等の画像形成装置に採用される上記形
式の回転型現像装置は従来より公知である。この種の装
置は、その現像ユニットを画像形成装置から引き出すこ
とができるため、このユニットの修理、点検又は調整作
業等の保守作業を楽に行うことができる。
ところで、現像ユニットを画像形成装置本体内に押し込
んでこのユニットを潜像担持体に対して所定の位置に位
置決めしたとき、現像ユニットの現像剤搬送部材、例え
ば現像ローラ、あるいは現像ベルト等が潜像担持体に接
触し、あるいは微小な間隙をあけて対置する。したがっ
て、この状態のまま現像ユニットを画像形成装置本体か
ら引き出すと、現像剤搬送部材あるいはその他の現像ユ
ニット部分が潜像担持体に干渉し、その表面に傷を付け
る恐れがある。のみならず、現像剤搬送部材に担持され
た現像剤が潜像担持体との接触によって削り取られ、こ
れが現像装置周辺を汚損せしめる恐れがある。
このため、従来から現像ユニットを引き出し、又は押し
込むとき、該ユニットを潜像担持体から離間させる構成
が提案されているが、従来の構成はその構造が複雑で、
コストが高くなる欠点を有し、従来よりその改善が望ま
れていた。また従来は、現像ユニットを画像形成装置本
体内の所定の位置に位置決めするため、その現像剤搬送
部材の軸心を画像形成装置本体に位置決めしていたが、
回転型現像装置はその現像ユニットを回転させる必要が
あるため、その回転中心から離れた位置にある現像剤搬
送部材を位置決めすると、現像ユニットを回転させるこ
とができなくなる。したがって従来この構成を、回転型
現像装置に適用することは不可能であった。
目的 本発明の目的は、上記従来の欠点を除去した回転型現像
装置を提供することにある。
構成 本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形
式の回転型現像装置において、ユニット担持体が、画像
形成装置本体にスライド自在に支持されたスライダと、
潜像担持体に対して接近又は離間可能に前記スライダに
支持された現像ユニット収納台と、該収納台を現像ユニ
ットと共に潜像担持体から離間する方向に付勢する付勢
手段とを有し、現像ユニットが画像形成装置本体内にて
潜像担持体に対する所定の位置にセットされたとき、前
記付勢手段の作用に抗して、前記現像ユニット収納台、
又は現像ユニットの回転中心、あるいはその両者を位置
決めして、現像ユニットを前記所定の位置に位置決め拘
束し、かつユニット担持体を画像形成装置本体に対して
スライドさせるときは、現像ユニット収納台が現像ユニ
ットと共に前記付勢手段によって潜像担持体から離れた
位置を占めるように、現像ユニット及び現像ユニット収
納台に対する拘束を解除する現像ユニット位置決めガイ
ド手段を設けた構成を提案する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は、画像形成装置本体の一例である複写機本体2
に後述するように引き出し自在に支持された現像ユニッ
ト1を示す。回転型現像装置は、このような現像ユニッ
ト1と、後述するユニット担持体とを有しており、第1
図は現像ユニット1が複写機本体内の所定の位置にセッ
トされた状態を示している。現像ユニット1を複写機本
体2から引き出した状態を第2図に示す。現像ユニット
1は、適数の、図の例では3つの現像器3,3R,3Bを有
し、各現像器3,3R,3Bの現像剤室4,4R,4Bはアルミニウム
等の非磁性体から成るケーシング部材5の3つの仕切壁
6,6R,6Bと、その両端に固着された2つの端壁7,8(第2
図参照)によって区画されている。各現像剤室4,4R,4B
には互いに色の異なる現像剤9,9R,9Bが収容され、本例
ではこれらの各現像剤がそれそれが黒色、赤色、青色で
あるとする。各現像剤室に、シアン、イエロー及びマゼ
ンタトナーの現像剤を収容して、フルカラー画像を形成
するように構成することも可能であるし、各現像剤室に
同色の現像剤を収容し、これを選択的に使用することも
できる。また現像剤としてキャリアを含まない一成分系
現像剤を用いることもできるが、図の例ではキャリアと
トナーを有する二成分系現像剤であって、その少なくと
も一部が磁性体である磁性現像剤が用いられているもの
とする。
第1乃至第3の各現像器3,3R,3Bは現像ユニット1の中
心軸線Oを中心として放射状に配置されてはいるが、そ
の構造は全て同一であるため、以下の説明では主として
第1の現像器3の構成を明らかにし、他の現像器3R,3B
の各部分については、第1の現像器3の各要素に付した
符号にR及びBを付してその重複した説明は省略する。
現像ユニット1はその中心軸線Oのまわりを回転自在に
支持され、各現像器(より正確には、後述する現像ロー
ラ)が所定の現像位置に回動して現像動作を行うが、第
1図は第1の現像器3が現像位置を占めた状態を示して
いる。88は現像ユニット1をその中心Oのまわりに回転
させるための駆動モータを示す。
第1図において、第1現像器3に設けられた現像剤搬送
部材、図の例では現像ローラ10が2つの仕切壁6,6Rによ
り形成された開口から一部を露出し(第2図も参照)、
この現像ローラ10は、複写機本体2に回転自在に支持さ
れた潜像担持体、この例では感光体ドラム11に対して所
定の現像位置を占めている。なお、感光体ベルトから成
る潜像担持体を用いてもよいし、画像形成装置の型式に
よっては、誘電体ベルト又は誘電体ドラムから成る潜像
担持体が用いられることは周知の通りである。現像ロー
ラ10は感光体ドラム11に対して所定の微小間隙をあけて
平行に位置している。
現像剤室4の内部には、多数の羽根15を有する羽根車16
が配置され、この羽根車16は第1図における反時計方向
に回転駆動され、これにより現像剤室4内の現像剤、即
ちトナーとキャリアが撹拌されつつ現像ローラ10に供給
され、トナーとキャリアの撹拌によってトナーが所定の
極性に摩擦帯電される。
現像ローラ10の内部には、第1図にS,Nを付して示した
ようにS極とN極から成る磁極を有する磁石21が現像ユ
ニット1のケーシング部材5に固定配置されている。こ
れにより、現像ローラ10が第1図の反時計方向に回転駆
動されると、現像ローラ10に供給された現像剤9は磁石
21の磁力により現像ローラ10の表面に担持されて反時計
方向に搬送される。搬送される現像剤はケーシング部材
5に固定されたドクターブレード22によって掻き取り作
用を受け、ブレード22を通過した所定量の現像剤が層厚
を規制されて感光体ドラム11へ向けて送られる。
一方、感光体ドラム11は第1図における時計方向に回転
駆動され、その表面には図示していない帯電・露光手段
によって、原稿(図示せず)画像に対応した静電潜像が
それ自体周知の態様で形成されている。この潜像が感光
体ドラム11と現像ローラ10の対向現像領域Dに達する
と、同じくこの領域Dに搬送された現像剤中の帯電トナ
ーが静電潜像に静電的に移行し、潜像が可視像化され
る。第1現像器3のトナーの色は黒色であるからこの場
合の可視像も黒色である。この可視像は図示していない
転写紙に、同じく図示していない転写器によって転写さ
れ、転写された可視像は定着装置(図示せず)により定
着される。現像領域Dを通過した現像剤は再び現像剤室
4の内部へと戻され、この室内の他の現像剤と混ぜ合さ
れ、再び使用に供される。
上述のように、各現像器3,3R,3Bが所定の現像位置を占
めて感光体ドラム11より成る潜像担持体に形成された静
電潜像を可視像化する現像動作を行えるように、現像ユ
ニット1が、感光体ドラム11に対向した所定の位置にて
回転自在に支持されるのである。
前記の現像動作の進行に伴い、現像剤室4のトナーが順
次消費されるため、第2図に示したトナー供給装置44,4
4R,44Bから各現像剤室へトナーが補給される。第1図に
はこれらのトナー供給装置の位置だけを鎖線で示してあ
る。
次に現像ユニット1の支持に関する構成を説明する。
第1図及び第2図に示す如くスライダ62が、それ自体周
知なスライドガイド装置61によって複写機本体2の手前
側(第2図の矢印G方向)へ引き出され、あるいは逆に
奥側(同じく矢印H方向)へ押し込まれるように複写機
本体2にスライド自在に支持されている。このスライダ
62に現像ユニット収納台63が支持され、このスライダ62
と現像ユニット収納台63が、現像ユニット1を担持し、
かつ複写機本体2にスライド自在に支持されたユニット
担持体を構成している。
スライダ62は手前側の支持板64、奥側の支持板65(第3
図も参照)、及びこれらを連結する基板66を有し、両支
持板64,65にはスライダ62のスライド方向に互いに平行
に延びる第1乃至第3の連結棒67,68,69の各端部がそれ
ぞれ固着され、これらの連結棒67,68,69によって両支持
板64,65が補強されている。
現像ユニット収納台63も手前側の支持アーム70、奥側の
支持アーム71(第3図)を有し、これらアーム70,71に
は下カバー72が固着されている。両支持アーム70,71と
下カバー72はスライダ62の第3の連結棒69に矢印I方向
に回動可能に枢支されている。また現像ユニット収納台
63には、枢ピン73を介して上カバー75が矢印J方向に回
動可能に枢支されていて、この上カバー75は通常、第1
図及び第3図に示す閉鎖位置(第2の鎖線の位置)に保
持されている。
一方、現像ユニット1における手前側の端壁7の外周面
は、円筒状に形成され、奥側の端壁8の外周面も同様に
円筒状である。現像ユニット収納台63の両支持アーム7
0,71の上部70a,71aはこれら端壁7,8の外周面に適合した
円弧状に形成されている。また、手前側の支持アーム70
には適数の、図の例では2個の支持ローラ76,77から成
る支持部片が回転自在に支持され、現像ユニット1の手
前側の端壁7の外周面がこれらの支持ローラ76,77によ
って2個所で支持される。スライダ62によって現像ユニ
ット1を複写機本体2から引き出したとき、第3図に示
すように現像ユニット1の奥側の円筒状の端壁8が奥側
の支持アーム71の円弧状の上部71aに回転自在に支持さ
れる。これらの構成により、現像ユニット1は現像ユニ
ット収納台63に支持されたまま、その中心軸線Oのまわ
りを回転することができる。
現像ユニット収納台63に支持された現像ユニット1は、
スライダ62を前述の如く矢印G方向に引き出し、又は押
し込むことによって複写機本体1内の所定の位置から引
き出され、又は複写機本体1内の所定の位置に戻されて
セットされる。即ち、現像ユニット1をセットするとき
は、現像ユニット収納台63に現像ユニット1を担持した
まま、スライダ62を矢印H(第2図)方向に押し込むだ
けでよい。この押し込み動作の完了直前に、現像ユニッ
ト1の奥側の端壁8であって、該ユニット1の回転中心
O上に突設された位置決めピン78が第4図に示す如く複
写機本体2の奥側の側板79に穿設された位置決め孔80、
ないしはこれに嵌着された軸受81の孔に嵌合し、これに
よって現像ユニット1の奥側が複写機本体2、したがっ
て該本体2の所定位置に支持された感光体ドラム11に対
して位置決めされる。このとき本例では第1図から判る
ように奥側の端壁8は収納台63の支持アーム71からわず
かに浮き上がる。よって現像ユニット1の奥側はユニッ
トの回転中心上の位置決めピン78を介して複写機本体2
に回転自在に支持され、感光体ドラム11に対する位置決
めがなされる。一方、手前側の端壁7は、現像ユニット
1のセット後も2つの支持ローラ76,77に回転自在に支
持されたままであるが、現像ユニット収納台63の手前側
の支持アーム70に突設されたピン82(第2図)が複写機
本体2の手前側側板83に穿設された位置決め孔、ないし
はこれに嵌着された受け部材85の中心孔に嵌合し、現像
ユニット収納台63の手前側が感光体ドラム11に対して位
置決めされる。したがって、現像ユニット収納台の手前
側に支持された現像ユニット1の手前側端壁7が、現像
ユニット収納台63を介して感光体ドラム11に対して位置
決めされ、結局現像ユニット1はその手前側と奥側が
(即ちその全体が)、感光体ドラム11に対して平行な所
定の位置に位置決めされる。また現像ユニット収納台63
の奥側も、その支持アーム71に突設されたピン86(第3
図)が本体奥側の側板79に形成された孔(図示せず)に
嵌合して、現像ユニット収納台63の奥側が複写機本体2
に不動に位置決め支持される。本例ではピン78,82、軸
受81、及び受け部材85が、後述する現像ユニット位置決
めガイド手段を構成している。
上述ように図示した例では、複写機本体内にセットされ
た現像ユニット1は、その奥側が複写機本体2に位置決
めされ、手前側は複写機本体2に位置決めされた現像ユ
ニット収納台63をを介して該本体2に位置決めされる。
これによって現像ユニット1の全体が感光体ドラム11に
対して位置決めされるが、現像ユニット収納台63を複写
機本体内に挿入して所定の位置にセットしたとき、この
収納台63の全体を、前述のピン82,86により複写機本体
2に対して位置決めし、しかも現像ユニット収納台63の
奥側の支持アーム71にも、手前側のローラ76,77と同様
な支持ローラを設け、現像ユニット1のセット後に、そ
の奥側の端壁8を、奥側支持アーム71の支持ローラに回
転自在に支持し、現像ユニット1の全体(奥側と手前
側)を、現像ユニット収納台63を介して複写機本体2、
したがって感光体ドラム11に対して位置決めすることも
できる。この場合は、現像ユニット1の回転中心を位置
決めピン78によって複写機本体に位置決めしなくともよ
い。あるいは逆に、現像ユニット1の奥側と手前側を共
に、その回転中心Oのところで複写機本体2に対して回
転自在に位置決めすることもでき、この場合は複写機本
体に対して現像ユニット収納台63を正確に位置決めしな
くともよい。
上述のように、現像ユニットを担持した現像ユニット収
納台63、又は現像ユニット1の中心O、あるいはその両
者を複写機本体2に位置決めするので、現像ユニット1
は、その中心Oのまわりを自由に回転することができ、
従来のように現像ローラを複写機本体に位置決めした場
合の不都合を除去できる。
また、複写機本体2の手前側の側板83に上下に可動に支
持された可動支持ローラ87(第2図)によって、手前側
の端壁7の上部を押えるように構成されている。このた
め複写機本体内の所定の位置にセットされた現像ユニッ
ト1の端壁7は、3つの支持ローラ76,77,87によって三
方から支えられ、現像ユニット1はその位置を正しく保
ったままその中心Oのまわりを回転することが可能であ
る。現像ユニットのスライド時にはローラ87は上方に退
避する。
各端壁7に円周状の溝を形成しておき、ここに支持ロー
ラ76,77を嵌合させてもよく、同様に奥側の端壁にも溝
を設け、ここに奥側の支持アーム71を嵌合することもで
き、これらの構成によってユニット担持体に対する現像
ユニットの前後方向の位置決めをなすことができる。
現像ユニットは、定期的又は必要に応じてその各要素を
清掃、点検し、又は調整(例えばドクターブレード22,2
2R,22Bの位置調整等)し、あるいは修理する必要がある
が、このような場合にはスライダ62を手前側に引き出
し、現像ユニット1を複写機本体外に出し、しかも上カ
バー75を第2図に実線で示す開位置に持ち上げて補守点
検等の所定の作業を行うことができる。複数の現像器3,
3R,3Bを備えた現像ユニット1は、その一方の面を点検
修理するだけでなく、その全周を点検修理する必要があ
るが、スライダ62を引き出したときも、現像ユニット1
はその各端壁7,8が収納台63の2つの支持ローラ76,77
と、奥側の支持アーム71の上部71aに回転自在に支持さ
れているので、このユニット1を収納台63に載せたまま
自由に回転させることができる。
現像ユニット1を複写機本体2に押し込んでセットし、
例えば第1現像器3の現像ローラ10を所定の現像位置に
位置決めしたとき、この現像ローラ10は感光体ドラム11
に対して微小な間隙をあけて対置する。また一成分系現
像剤を用いたとき現像ローラ10を感光体ドラム11に圧接
させることもある。このような理由から、現像ユニット
1と現像ユニット収納台63は感光体ドラム11に接近して
位置している。このため、この状態のまま現像ユニット
収納台63を引き出し又は押し込むと、現像ローラあるい
は現像ユニット収納台63又は現像ユニット1の一部が感
光体ドラム11に干渉し、その表面に傷を付けたり、現像
ローラ10の表面に担持された現像剤が感光体ドラム11に
よって削り取られて下方に落下し、現像装置又は複写機
の周辺を汚す恐れもある。
そこで図示した回転型現像装置においては、複写機本体
2に対する現像ユニット1の装脱着時に、現像ユニット
1と現像ユニット収納台63を感光体ドラム11から離間す
る方向に逃がし、現像ユニット1が複写機本体2にセッ
トされたとき、該ユニット1が感光体ドラム11に接近し
た所定の位置に位置決めされるように構成されている。
その具体的構成例は次の通りである。
第2図及び第3図に示し、かつ先に説明したように、現
像ユニット収納台63は、スライダ62の第3の連結棒69に
回動可能に支持され、感光体ドラム11に対して接近又は
離間するように移動することができる。現像ユニット収
納台63が、感光体ドラム11より成る潜像担持体に対して
接近又は離間可能にスライダ62に支持されているのであ
る。その際、現像ユニット収納台63とスライダ62の間に
適数の引張ばね95が張設され(第1図も参照)、現像ユ
ニット収納台63は連結棒69を中心としてスライダ62に対
し感光体ドラム11から離間する方向Iに付勢されてい
る。現像ユニット収納台63を引き出した状態では、この
収納台63がスライダに当接し、現像ユニット収納台63
は、第2図及び第3図に示すように感光体ドラム11に対
してスライダ側に離間した位置に保持される。このよう
に、ユニット担持体は、現像ユニット収納台63を現像ユ
ニット1と共に、感光体ドラム11より成る潜像担持体か
ら離間する方向に付勢する付勢手段を有しているのであ
るが、引張ばね95以外の適宜な弾性部材から成る付勢手
段を用いてもよい。あるいは、現像ユニットと現像ユニ
ット収納台の自重によって収納台が矢印I方向に付勢さ
れるように構成してもよい。後者の場合、自重自体が付
勢手段を構成する。
スライダ62を矢印H方向に押し込むとき、現像ユニット
収納台63と現像ユニット1は上述のように引張ばね95に
よって感光体ドラム11から離間した方向に引かれている
ので、これらが感光体ドラム11に干渉することはない。
スライダ62が一番奥のセット位置に達する直前に、前述
の如く現像ユニット1の位置決めピン78が奥側の側板79
の位置決め孔80に軸受81を介して嵌入し、しかも現像ユ
ニット収納台63の手前側支持アーム70(第2図)に突設
されたピン82が手前側側板83孔に受け部材85を介して嵌
合するが、このとき両ピン78,82はその先端が細くなっ
たテーパピンとして形成されているため、これらのピン
78,82の嵌合時に、現像ユニット収納台63は現像ユニッ
ト1と共にばね95の作用に抗して、感光体ドラム11の側
に近づくように、連結棒69のまわりを回動する。即ち、
第4図に鎖線で示すようにピン78が軸受81に嵌合する前
は、このピン78の中心軸線Oは、軸受81の軸線Xからδ
で示すだけ感光体ドラム11から離れる方向にずれてい
る。ところがピン78の先端が軸受81に嵌合し始めると、
その先端のテーパ部が軸受81の孔にガイドされつつ、ピ
ン78の軸線Oが軸受81の軸線Xに近づき、ピン78の嵌合
を完了すると両軸線O,Xは互いに合致する。この関係は
ピン82と受け部材85についても全く同じである。このよ
うに、現像ユニット収納台63と現像ユニット1がセット
され終ると、これらがδだけ感光体ドラム11に近づき、
現像ローラ10が感光体ドラム11に対して平行で、しかも
微小な間隙をあけて正しく位置決めされる。なお、本例
ではセット完了後、奥側の端壁8が現像ユニット収納台
63の奥側支持アーム上部70aから浮き上がるように、ピ
ン78は軸受81によって上方にもわずかに持ち上げられ
る。
逆に現像ユニット収納台63を引き出すときは、ピン78,8
2が軸受81と受け部材85から外れるに従って、この収納
台63が現像ユニット1と共に引張ばね95によって、感光
体ドラム11から離れる方向に引かれ、よって現像ユニッ
ト収納台63と現像ユニット1は感光体ドラム11に接触す
ることなく引き出される。
ピン78,82を孔80,84に直接嵌合することにより、あるい
は他のガイド部材によって、現像ユニット1と現像ユニ
ット収納台63を上述のように感光体ドラム11に対し接近
又は離隔させる手段を構成してもよいことは当然であ
る。
上述のように本例では、ピン78,82、並びに軸受81、受
け部材85が現像ユニット位置決めガイド手段を構成する
が、かかる位置決め手段によって、現像ユニットが複写
機本体内にて感光体ドラム11に対する所定の位置にセッ
トされたとき、ばね95より成る付勢手段の作用に抗し
て、現像ユニット収納台63の手前側と現像ユニット1の
奥側の中心Oが位置決めされて、現像ユニット1が所定
の位置に位置決め拘束される。即ち、現像ユニット収納
台、又は現像ユニットの回転中心、あるいはその両者が
位置決めされて現像ユニットが所定の位置に位置決め拘
束されるのである。しかも、この位置決め手段は、ユニ
ット担持体を現像ユニット1と共に複写機本体2に対し
てスライドさせるときは、現像ユニット収納台が現像ユ
ニット1と共にばね95によって感光体ドラムから離れた
位置を占めるように、現像ユニット1と現像ユニット収
納台63に対する拘束を解除する。
現像ユニット1が所定の位置にセットされたとき、現像
ユニット収納台だけを複写機本体に位置決めするとき
は、そのピン86もテーパ状とし、これを第4図と同様に
して複写機本体の位置決め孔に嵌合すればよく、同様に
現像ユニットだけを位置決めするには、該ユニットの手
前側にも、その回転中心を位置決めするテーパピンを設
け、これを複写機本体側の位置決め孔に嵌合して、第4
図と同様な作用が得られるようにすればよい。
本発明は各現像器が独立して構成され、これらがユニッ
ト状に組付けられて現像ユニットを構成する回転型現像
装置や、複写機以外の画像形成装置の回転型現像装置に
も適用できることは当然である。
効果 本発明によれば、現像ユニットの引き出し、又は押し込
み時に、該ユニットが潜像担持体に干渉することを防止
でき、しかも現像ユニット収納台、現像ユニットの回転
中心、又はその両者を画像形成装置本体に位置決めする
ので、現像ユニットの回転に何ら支障をきたすことはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は現像ユニットを複写機本体内の所定の位置にセ
ットしたときの垂直断面図、第2図は現像ユニットを複
写機本体から引き出すと共に、現像ユニット収納台から
取り外した状態を示す斜視図、第3図は現像ユニットを
取り外した状態で、ユニット担持体を奥側から見たとき
の斜視図、第4図は位置決めピンが位置決めされるとき
の状況を示した説明図である。 1……現像ユニット、3,3R,3B……現像器 9,9R,9B……現像剤、62……スライダ 63……現像ユニット収納台、O……回転中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を収容した複数の現像器を有し、か
    つ各現像器が所定の現像位置を占めて潜像担持体に形成
    された静電潜像を可視像化する現像動作を行えるよう
    に、潜像担持体に対向した所定の位置にて回転自在に支
    持される現像ユニットと、該ユニットを担持し、かつ画
    像形成装置本体にスライド自在に支持されたユニット担
    持体とを有する回転型現像装置において、 前記ユニット担持体が、画像形成装置本体にスライド自
    在に支持されたスライダと、潜像担持体に対して接近又
    は離間可能に前記スライダに支持された現像ユニット収
    納台と、該収納台を現像ユニットと共に潜像担持体から
    離間する方向に付勢する付勢手段とを有し、現像ユニッ
    トが画像形成装置本体内にて潜像担持体に対する所定の
    位置にセットされたとき、前記付勢手段の作用に抗し
    て、前記現像ユニット収納台、又は現像ユニットの回転
    中心、あるいはその両者を位置決めして、現像ユニット
    を前記所定の位置に位置決め拘束し、かつユニット担持
    体を画像形成装置本体に対してスライドさせるときは、
    現像ユニット収納台が現像ユニットと共に前記付勢手段
    によって潜像担持体から離れた位置を占めるように、現
    像ユニット及び現像ユニット収納台に対する拘束を解除
    する現像ユニット位置決めガイド手段を設けたことを特
    徴とする回転型現像装置。
JP61223212A 1986-09-20 1986-09-20 回転型現像装置 Expired - Lifetime JPH0743551B2 (ja)

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US07/098,607 US4792825A (en) 1986-09-20 1987-09-18 Rotary developing device for image-forming apparatus

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EP0654713B1 (en) * 1993-10-25 1999-09-15 Ricoh Company, Ltd Toner supply cartridge for rotary developing device
KR100310126B1 (ko) * 1997-06-06 2002-02-19 이토가 미찌야 감광체드럼이통합된회전형현상유니트
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