JPS6232469B2 - - Google Patents

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JPS6232469B2
JPS6232469B2 JP53032146A JP3214678A JPS6232469B2 JP S6232469 B2 JPS6232469 B2 JP S6232469B2 JP 53032146 A JP53032146 A JP 53032146A JP 3214678 A JP3214678 A JP 3214678A JP S6232469 B2 JPS6232469 B2 JP S6232469B2
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JP
Japan
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developer
magnetic
developing sleeve
developing
photosensitive drum
Prior art date
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JP53032146A
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English (en)
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JPS54124733A (en
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Nobuo Kasahara
Toshio Nakahara
Hidetoshi Yano
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3214678A priority Critical patent/JPS54124733A/ja
Publication of JPS54124733A publication Critical patent/JPS54124733A/ja
Publication of JPS6232469B2 publication Critical patent/JPS6232469B2/ja
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電子写真複写機およびフアクシミ
リ等における現像装置に関する。
磁気ブラシ現像装置には、磁性現像剤が使用さ
れる。この磁性現像剤(以下、単に現像剤とい
う。)には、一成分系の現像剤と二成分系の現像
剤とがある。一成分系の現像剤とは、着色粒子の
トナーそのものに磁性剤を内蔵させているものを
いう。二成分系の現像剤とは、磁性キヤリアと非
磁性のトナーとを混合したものをいう。
砂鉄を、下敷などの上に散らし、この下敷の下
に磁石を近づけると、砂鉄がブラシ状に隆起する
ことは一般によく知られている。磁気ブラシ現像
装置とは、この現像を応用したもので、上記の下
敷に相当する現像スリーブ上に供給された現像剤
を磁性体によつてブラシ状に隆起させ、この隆起
した現像剤を、原稿像の潜像の形成された潜像担
持体の潜像面に接触させて、潜像を可視像化(現
像)する装置をいう。(以下にいう現像装置は上
述の磁気ブラシ現像装置を指すものとする) 一般的な複写物は単色トナー(主に黒色トナ
ー)を使用して現像することが多いが、近年、こ
の種の情報の多用途化、多次元化が進むに伴つ
て、カラー複写物の有為性が認識されつつある。
しかしながら、カラー複写工程は、単色原稿の
それに比較して、複写紙の位置合せ(色ずれ)、
重複現像に伴う明度の低下および地汚れによる不
鮮明化等の諸問題の発生により複雑化し、これに
伴つて、その複写装置も大型化する傾向をもつて
いる。その問題の一端を担うものとして現像装置
をあげることができる。即ち、カラー複写装置の
現像においては、通常、三原色と補色関係にある
色(マゼンタ、黄、シアン)の現像工程が必要と
なる。したがつて、最も初歩的なカラー複写装置
として考えられるものは、三台の複写装置を並置
し、それぞれの装置において、各色毎に現像して
いくものである。しかしながら、この装置では、
ひとつの色の現像剤を用いる単色現像の複写装置
の三倍のスペースおよび経費が必要となり単純に
考えても無駄が多い。そこでコンパクトでかつ経
済的な装置を提供するために考えられることは、
上記三台の複写装置の各々の共通機能を取り出
し、これに、各装置毎に独立した機能を一台の装
置として組込むことである。
ここで明らかなように、各装置の共通機能に対
する各々の独立機能の配置の如何がその装置の容
積、メンテナンス、コストパフオーマンス等を左
右する大きな要因となる。前述の通り、カラー複
写における現像工程は、通常三工程が必要とな
る。したがつて、たとえば回転式感光ドラムを各
色共通の潜像保持体として使用した静電転写式カ
ラー複写装置の場合には、この感光ドラムの周域
に近接して、三個の現像装置を配置する必要があ
る。この場合、感光ドラムの周域には、周知の通
り、帯電装置、露光装置、転写装置およびクリー
ニング装置等の各装置が配設されるため、これら
各装置と略同一の周域に三個の現像装置を配置す
るためには、感光ドラムの円周長を単色現像の場
合のそれより長くする必要があり、したがつて感
光ドラム径が増大することになる。本来、感光ド
ラムの径は、複写し得る最大原稿の長さによつて
決定されるもので、それ以上の径の増大は、機能
上およびスペース上等無駄なものとなる。しか
も、磁気ブラシ現像は、磁力によつて隆起した現
像剤を感光ドラムに接触させて現像を行うので、
現像剤は、それが隆起していない状態において
も、感光ドラムに対して、非常に接近した位置に
ある。このため、三個の現像装置のうちの一個の
みが作動している場合においても、回転し、かつ
帯電された感光ドラムによつて、他の色の現像剤
が飛散し、感光ドラム面に静電的に付着し、地汚
れ等を起こす一因となり好ましくない。
このような点を鑑みるに、感光ドラムに対し
て、各現像装置を移動可能に配置することが考え
られる。即ち、感光ドラムに対しては、一個の現
像装置のみを、その現像部位に位置せしめ、他の
各現像装置を待機させておく方法である。この方
法によれば、感光ドラム径の増大、および現像剤
の飛散等は最小限に防止し得る。しかしながら、
この方法の現像装置は、現像装置自体を移動させ
るため、感光ドラムの近傍に、他の現像装置が退
避するための通路および、それらの待機するスペ
ースを考慮する必要があり、しかも、個々の現像
装置を、感光ドラムに対して、その現像部位に正
確にセツテイングする必要がある等、機器の密集
化、高精度化等、種々の新たな問題が発生する欠
点がある。
なおこの他に、潜像担持体をシートベルト状に
することも考えられるが、その特質によつて、現
像装置の配置等において多少自由度を持たせるこ
とができると思われるも、その他の諸問題に対す
る有効な解消手段とはなり得ない。
上述の点に鑑み、潜像担持体に対する各現像装
置の配置方式および潜像担持体の種別等に関係な
く、磁気ブラシ現像方式の特質を生かして、上述
の諸問題を解消し得る磁気ブラシ現像装置が本発
明者により提供された(特開昭54−73646号公報
参照)。
この装置の特徴は、従来の単色現像の複写装置
における磁気ブラシ現像装置の現像スリーブと略
同様に配置される現像スリーブに対して、複数個
の現像剤収納容器を配置し、各容器内の現像剤
を、上記現像スリーブに選択的に供給することに
ある。
即ち、この装置は従来のカラー複写装置等にお
ける現像装置が、潜像担持体に対して、個々に独
立した機能を備えた複数個の現像装置を配置した
のに対し、各現像装置において共通機能を果たす
現像スリーブを、各現像装置から独立させ、潜像
担持体に対して単一の現像スリーブを配置し、こ
の単一の現像スリーブに対してその他の機能を果
たす器機を複数個配置したものである。したがつ
て、この現像装置は、単色現像の機能を備えた複
写装置の現像スリーブをそのまま活かした状態
で、それに、多色現像の機能を与えることができ
る。
つまり、この装置によれば、潜像担持体に対す
る各現像装置の配置方式および潜像担持体の種別
等に関係なく、数色の現像剤を重ねてカラー(天
然色)の複写物が得られるうえに、任意の希望す
る色の現像剤による単色複写物を得ることも可能
な現像装置を提供し得る。
さらに、この装置によれば、潜像担持体に対し
て、現像スリーブの占める割合は単色現像のそれ
と略変わらないため、潜像担持体の無駄な増大を
防止できる。さらに、この装置によれば、現像剤
収納容器を潜像担持体から比較的離れた領域に配
置することができるので、その配置に際して、潜
像担持体の周域に配置された他の各装置に影響を
及ぼすことなく、複写装置の空間を利用するなど
の自由度が与えられ、しかも、余計な現像剤の飛
散による画像への悪影響を解消でき、また、現像
剤の補給等にあたつて、潜像担持体を損傷する虞
れも少なくなり、メンテナンスの面でも有利とな
る。さらに、この装置によれば、現像スリーブに
対して、現像剤収納容器を移動可能に配置して
も、その配置領域に自由度があるため、そのスペ
ースのために他の装置にまで無理な配置を余義な
くする虞れは少なく、しかも、現像剤収納容器の
移動および現像スリーブに対するセツテイング
は、潜像担持体に対する現像スリーブのセツテイ
ングの場合のように、高精度さを要求されないた
め、機器の密集化、高精度化を招く虞れが少な
く、コストパーフオマンスの面でも有利となる。
すなわち、前述した装置は、特願昭52−141173
号(特開昭54−73646号公報)に示されているよ
うに、コンパクトでかつ経済的な複数の色の現像
剤を用いて現像が実施できるようになつており、
この装置によれば、数色の現像剤を重ねてカラー
(天然色)複写物が得られるうえ、任意の希望す
る色の現像剤による単色複写物を得ることも可能
である。
以下、第1乃至第3図を用いて提案の磁気ブラ
シ現像装置を説明する。
第1図は、上述提案の装置を適用したカラー複
写装置の一例を示す概略図である。感光ドラム1
は、表面に光導電層をもつ円筒体で構成されてお
り、ドラム内周面の3点に接する3つのコロによ
つて、第1図において左旋可能に支持されてい
る。上記の各コロは、軸支されたフレーム3にそ
れぞれ回転自在に枢支されている。転写ドラム2
は、周面に可撓性および弾性を有する樹脂シート
を巻装してなる、感光ドラム1と同径の円筒体で
構成されており、その内周面の3点に接する3つ
のコロ5,6,7によつて、感光ドラム1に対し
て平行かつ接触した状態で回転し得るべく支持さ
れている。各コロ5,6,7の各々の各端部は、
転写ドラム2の両端部から、それぞれ外方に延出
しており、転写ドラム2の両側部に位置する一対
の揺動板4(手前のものは図示されず)にそれぞ
れ枢支されといる。また、転写ドラム2は、感光
ドラム1の回転に同期して図示されぬ機構を介し
て、第1図において右旋する。なお、転写ドラム
2の周面の適所には、後述する転写紙の先端を喰
えるためのクランプ爪46が転写ドラム2の母線
に沿う向きに配設されている。
各揺動板4は、転写ドラム2の円周外方に位置
する軸8に揺動自在に軸支されており、各揺動板
4のそれぞれの端部と図示しない基部との間に繁
がれたばね9の緊縮力によつて、軸8を中心とし
て、第1図において反時計回り方向の揺動習性が
与えられている。この習性による各揺動板4の回
動は、転写ドラム2の周面が感光ドラム1の周面
に圧接することによつて、各コロ5,6,7を介
して阻止される。
感光ドラム1の周域には、その回転方向に沿つ
て、帯電用チヤージヤー10、現像装置11、感
光体クリーニング装置12および除電用チヤージ
ヤー13がそれぞれ配置されている。
一方、複写装置本体の上面には、透明な原稿載
置台14が配設されており、その上面は、平生、
ゴム板などからなる開閉可能な圧板15によつて
覆われている。原稿載置台14の下方には、露光
ランプ16、第1反射ミラー17、第2反射ミラ
ー18、インミラーレンズ19、第3反射ミラー
20および色分解フイルター21が、所定の光学
的位置関係を保つてそれぞれ配置されていて、原
稿載置台14上に置かれる原稿の像を、光学像と
して、感光体ドラム1の露光領域に導びく働きを
する。
感光体クリーニング装置12は、ブレード23
およびローラー24などで構成されていて、これ
らのブレード等を感光体1の表面に対して接離可
能ならしめるため、装置全体が支軸の回りに揺動
可能に構成されている。ローラー24は、発泡ポ
リウレタンゴムなどの軟かい多孔質の材料で出来
ており、これが感光体表面に圧接することによつ
て、感光体上に残留した現像剤を除去する働きを
する。ローラ24に付着した現像剤は、他のロー
ラおよび掻き落し板によつて、除かれ、クリーニ
ング装置内に回収される。
転写ドラム2の周辺には、転写紙除電用チヤー
ジヤー25、転写紙ピツクオフ爪26、転写ドラ
ムクリーニング装置29、転写ドラム除電用チヤ
ージヤー30および扱きローラ34などがそれぞ
れ配置されている。扱きローラー34は、揺動板
4に枢着された軸8に、揺動自在に枢支されてい
て、転写ドラム2の表面に対して接離可能に構成
されている。ピツクオフ爪26および転写ドラム
クリーニング装置29は、扱きローラ34と同様
に転写ドラム2の表面に対してそれぞれ接離可能
に構成されている。転写ドラム2の内周域の、感
光体ドラム1に対向する領域には、転写用チヤー
ジヤー35が配置されている。
転写ドラムクリーニング装置29は、感光体ク
リーニング装置12とほぼ同様に構成されてい
て、転写時において転写ドラムに付着した現像剤
を除去する働きをする。
転写紙は、2種のサイズのものが用意されてお
り、カセツト32,33内にそれぞれ収容されて
いる。各転写紙は、給紙装置31によつてそれら
のうちのどちらか一方が選択されて転写ドラム2
に向けて給紙される。給紙装置は、個々の転写紙
をそれぞれのカセツト内より供出するためのフイ
ードローラー39,40、供出された各々の転写
紙を転写ドラム2に向けて案内する案内板41,
42,43および給紙時期を転写ドラム2の回転
に対して同期させるために、供出された転写紙の
進行を阻止するレジストローラー44などから構
成されている。
転写を終えた転写紙は、転写紙搬送ベルト27
によつて、定着装置28に向けて搬送される。
定着装置28は、転写紙上に可視像化された現
像剤を、加熱溶融して、転写紙に定着させる働き
をする。定着装置28は、テフロンもしくはゴム
などからなるヒーターを内蔵した、互に圧接する
一対の定着ローラー36,37および上記転写紙
の可視像の形成される面と接するローラー36に
対して、現像剤によるオフセツト防止用のシリコ
ンオイルを供給するための他のローラー38など
から構成されている。
なお、複写装置本体の側壁には、装置内部の雰
囲気を浄化(放熱等)するためのフアン45が設
置されている。
主に、上述のように構成された図示装置は、下
記のようにして原稿の複写が行なわれる。
第1図において、原稿(図示されず)は、原稿
載置台14の上面上に、圧板15によつて、原稿
載置台14に対して、原稿面が密着した状態で置
かれる。この状態で、図示されないコピースター
ト釦が押されると、感光ドラム1および転写ドラ
ム2などの駆動機能を備えた前述の各装置が、図
示されない個々の駆動機構を介してそれぞれ、
個々の駆動指令に従つて作動を開始し得る状態に
置かれる。
まず、感光ドラム1が第1図において左旋し、
その帯電用チヤージヤー10に対応した表面が、
同チヤージヤーによつて一様に逐次帯電される。
感光ドラム1の帯電を終えた面が、その回動によ
つて露光領域に至ると、露光ランプ16が点灯す
る。露光ランプ16が点灯すると、これと一体に
構成された第1反射ミラー17が、原稿面と平行
に、矢印22の向きに速度Vで移動を開始する。
このミラーの移動に伴つて、第2反射ミラー18
が、原稿面と平行に、上記ミラー17と同じ矢印
22の向きに速度1/2Vで移動を始める。これら
各ミラーの移動によつて、原稿面の像が感光ドラ
ム1の回転に同期して逐次走査され、上記像が、
光学像として上記の各ミラー17,18を経て、
インミラーレンズ19へ導びかれる。上記光学像
は、さらに第3反射ミラー20で反射され、青、
緑、赤の三色のフイルターを備えた色分解フイル
ター21を透過して、上記露光領域に達し、感光
ドラム1の表面に投影される。なお、この時、色
分解フイルター21は、青色フイルターが、光学
像の光路を遮断する状態にセツトされている。こ
のため光学像は、そのうちの青色成分光のみがフ
イルターを透過して感光ドラム1の表面に照射さ
れ、この青色成分光の照射を受けた感光ドラム表
面が、導電性となり、そこに帯電した電荷が感光
ドラム本体を通して消散される。したがつて上記
走査により、感光ドラム1の表面は、青色フイル
ターによつて遮断され、同表面に達していない、
青色の補色にあたる黄色成分光からなる光学像と
対応する電荷のみが帯電された状態となる。この
ようにして電荷によつて形成された像を以下静電
潜像と称す。この黄色成分の静電潜像は、感光ド
ラムの回転によつて、現像装置11に逐次対応
し、現像装置11から供給される黄色現像剤によ
り可視像化される。なお、現像装置11に関する
構成および作用等は後に詳述する。
一方、上述のごとく、感光ドラム1が回転を始
め、その表面に帯電、露光の各処理が行なわれて
いる間にフイードローラー39もしくは40のど
ちらか一方が駆動され、転写紙が、カセツト32
もしくは33のどちらか一方から供出される。供
出された転写紙は、その先端がレジストローラ4
4にくわえられた状態で、その給送が一時阻止さ
れる。そして、転写ドラム2が感光ドラム1に同
期して回転し、そのクランプ爪46が、レジスト
ローラ44に対応する箇所に位置したとき、レジ
ストローラ44が駆動されて、転写紙が再び給送
され、その先端部がクランプ爪46に達する。ク
ランプ爪46は、その直後に作動し、転写紙の先
端部を転写ドラム2にクランプする。なお、感光
ドラム1と転写ドラム2とが互に同期して、接触
回転し、クランプされた転写紙の先端部が、感光
ドラム1との接点に位置したとき、感光ドラム表
面に形成された現像剤による可視像の先行端部が
転写ドラム2との接点に位置すべく、感光ドラム
表面に対する像形成が行なわれる。即ち、感光ド
ラム1と転写ドラム2との接点から露光部までの
感光ドラムの周長と、上記接点からクランプ爪ま
での転写ドラムの周長とが略等しくなつたとき
に、感光ドラム表面に対する前記光学像の照射が
開始される。
転写紙の先端部が転写ドラムにクランプされる
タイミングに前後して、扱きローラ34が転写ド
ラム周面に圧接し、転写紙は、転写ドラムの回転
と、扱きローラー34との協働によつて、転写ド
ラム周面に巻きつけられつつ、感光ドラムとの接
点に向けて進行する。この接点において、感光ド
ラム表面上の可視像が、転写紙上に転写される。
この転写は、現像剤の保持している電荷と反対
極性の電荷を、転写紙上に帯電させて、現像剤と
転写紙との間に静電引力を生ぜしめ、この静電引
力によつて現像剤を転写紙上に保持させることに
よつて行なわれる。この時、この静電引力が感光
ドラムと現像剤との間に働くそれよりも大きく働
くように、転写用チヤージヤー35の転写紙に対
する帯電電位が設定されている。このように転写
ドラム2の回転に伴つて、黄色成分像が転写紙上
に逐次転写されたのち、転写紙および上記像は、
転写紙除電用チヤージヤー25に対応して、同チ
ヤージヤーの放電に暴され、それぞれに保持され
た電荷が除去される。この間に、感光ドラム1は
引続き旋回し、クリーニング装置12によつて、
その表面に残留した現像剤が取り除かれ、次いで
除電用チヤージヤー13によつて、その表面の残
留電荷が除去される。感光ドラム1および転写ド
ラム2は上述の各処理工程を経て、それぞれ略一
回転し、それぞれの初期状態(コピースタート直
前の状態)に至る。なお、この時点において、扱
きローラ34は転写ドラム表面から離れた位置に
置かれる。
次いで、色分解フイルター21の緑色フイルタ
ーが光学像の光路を遮断する状態にセツトされ、
この状態で、上述と同様の各処理がなされ、マゼ
ンタ色成分からなる可視像が、転写ドラム上に巻
装された該転写紙上に転写される。さらに同様に
して、色分解フイルター21の赤色フイルターが
セツトされ、各処理が行なわれることによつて、
シアン色成分からなる可視像が、該転写紙上に重
ねて転写される。このようにして、カラー画像の
複写された転写紙は、ピツクオフ爪26によつ
て、その先端部から逐次転写ドラム2より剥離さ
れ、転写紙搬送ベルト27によつて定着装置28
に送られて、ここで、転写された可視像が転写紙
上に定着されたのち、機外に設置されたトレイ
(図示されず)上に排出される。なお、この間
に、感光ドラム1および転写ドラム2は、それぞ
れのクリーニング装置12,29および除電用チ
ヤージヤー13,30によつて、残留トナーおよ
び残留電荷が、それぞれの表面から除去され、次
の原稿の複写スタート位置に至るまでそれぞれ回
転する。
第2図および第3図は、上記カラー複写装置に
適用される現像装置を例示した概略図である。
第2図において、現像装置は、感光ドラム1に
対して所定の間隔をもつて近接して配置された現
像スリーブ51と、このスリーブの周辺に配置さ
れた三つの現像剤補給ユニツト52,53,5
4、およびクリーニングユニツト55から構成さ
れている。
現像スリーブ51は、第2図において、左旋可
能に支持された、非磁性の中空円筒体で形成され
ている。スリーブの内部には、感光ドラム1およ
び各現像剤補給ユニツト52,53,54に対し
て磁極を対向した磁石56,57,58,59が
それぞれ一体的に配設されている。
各々の現像剤補給ユニツトは、略同様の構成お
よび機能を備えており、符号60,70,80は
ハウジング、61,71,81は現像剤供給スリ
ーブ、62,72,82は羽根車、63,73,
83は第1掻き落し板、64,74,84は第2
掻き落し板、65,75,85は現像剤規制ブロ
ツク、66,67,68,76,77,78,8
6,87,88は磁石をそれぞれ示している。
ハウジング60には黄色現像剤69、ハウジン
グ70にはマゼンタ色現像剤79およびハウジン
グ80にはシアン色現像剤89がそれぞれ収容さ
れている。
現像剤供給スリーブ61,71,81は現像ス
リーブと略同様に形成されており、その内部に、
磁石68,78,88が現像スリーブ51に磁極
を対向させて配設されている。羽根車62,7
2,82はハウジング60,70,80の下部
に、回転可能に軸支されていて、現像剤69,7
9,89を撹拌して、感光ドラム表面の電荷の極
性と反対の極性の電荷を現像剤に摩擦帯電させる
働きをする。第1掻き落し板63,73,83
は、ハウジング60,70,80に設けられてい
て、現像スリーブ51上の現像剤の移動方向にお
ける同現像スリーブ51と現像剤供給スリーブ6
1,71,81とが対向する位置の上流に位置
し、その先端部が現像スリーブ51の表面に対し
て、接離自在に設置されている。第2掻き落し板
64,74,84はその一端を供給スリーブ6
1,71,81の表面に接し、他端を羽根車の上
位に延出させて設置されている。現像剤規制ブロ
ツク65,75,85は、現像剤供給スリーブ表
面に対して接離自在に設置されている。
現像剤は冒頭で述べたとうり、磁性剤を混入も
しくは内包した有色トナーである。
黄色現像剤69による現像を例にとつて上記現
像装置の機能を以下に説明する。
現像剤69は羽根車62によつて摩擦帯電され
たのち、磁石67の磁力によつて供給スリーブ6
1の表面に吸着される。現像剤69は、スリーブ
61の回転に伴つて、現像スリーブ51に向けて
搬送される。このとき、規制ブロツク65はスリ
ーブ61から離れた位置にある。現像剤69は、
スリーブ61内の磁石68と現像スリーブ51内
の磁石56との対向する位置で、磁石56の磁力
に吸引され、現像スリーブ51表面上に移動す
る。現像スリーブ51の回転に伴つて、現像剤6
9は、感光ドラム1に向けて移動し、現像スリー
ブ51内に配置された磁石59の磁力によつてブ
ラシ状に隆起し、この隆起した頂部が感光ドラム
1の表面に接触する。感光ドラム表面に帯電し
た、黄色成分の光学像に相当する電荷像によつて
現像剤69が静電的に吸着され、感光ドラム表面
に黄色現像剤69による可視像が形成される。
現像スリーブ51上に供給された、現像に寄与
しない余分な現像剤69は、現像スリーブ51の
回転に伴つて移動し、第1掻き落し板63によつ
て、現像スリーブ51の表面から掻き落され、供
給スリーブ61内に配設された他の磁石66の磁
力によつて再び供給スリーブ表面に移動し、第2
掻き落し板64によつて供給スリーブ61の表面
から掻き落されて、ハウジング60内に回収され
る。なお、上記の黄色現像剤69の現像スリーブ
51に対する供給が行なわれている間は、他の現
像ユニツトからの現像剤供給が行なわれない。即
ち、現像ユニツト53,54の各羽根車72,8
2は停止し、各第1掻き落し板73,83は現像
スリーブ51から離隔し、各規制ブロツク75,
85は各供給スリーブ71,81の表面に接触し
た状態におかれて各現像剤79,89に対する帯
電機能、搬送機能および回収機能のそれぞれが断
たれる。同様に、マゼンタ色現像剤79を供給す
る現像ユニツト53が機能している時には、他の
各ユニツト52,54の機能が断たれ、シアン色
現像剤89を供給する現像ユニツト54が機能し
ている時には、他の各ユニツト52,53の機能
が断たれた状態になる。このように、各現像ユニ
ツト52,53,54が順に機能することによつ
て、現像スリーブ51に対する現像剤の供給およ
び回収が順次行なわれ、感光ドラムに対する可視
像形成が順次行なわれる。
クリーニングユニツト55は、現像スリーブ5
1に対する、現像剤の供給回収が完了した後に機
能するものであつて、他の色の現像剤の供給に先
立つて、それ以前に供給され、現像スリーブ上に
残留した現像剤を除去して、各現像剤が互に混入
しないようにするためのものである。したがつ
て、このクリーニングユニツトは各現像ユニツト
における現像剤回収機能が十分にその機能を果せ
ば、本来不必要なものとなる。クリーニングユニ
ツト55は現像スリーブ51と同方向に回転する
清掃スリーブ90、同スリーブ内に配設された各
磁石91,92、掻き落し板93およびハウジン
グ94から構成されており、ユニツト全体は現像
スリーブ51に対して接離自在に設置されてい
る。クリーニングユニツト55は、現像ユニツト
の現像剤回収機能が働いたのちに、現像スリーブ
51に対して接近する。これによつて清掃スリー
ブ90の表面は、現像スリーブ51の表面にごく
接近し、磁石91の磁力によつて、現像スリーブ
上の残留現像剤が清掃スリーブ上に吸引される。
この状態で、現像スリーブおよび清掃スリーブが
それぞれ回転することによつて、現像スリーブ上
の残留現像剤が清掃スリーブ上に移動し、移動し
た現像剤は、掻き落し板93によつて、清掃スリ
ーブ上から掻き落されて、ハウジング94内に回
収される。このようにして、現像スリーブ51上
の残留現像剤が回収されたのち、クリーニングユ
ニツト55は、現像スリーブ51から退避する。
第3図によつて示す現像装置は、第2図に示し
た現像装置が現像スリーブに対して三つの現像ユ
ニツトを、その周辺に固定して配置したのに対
し、各現像ユニツトをステー100に対して摺動
自在に配設して現像スリーブに対して可動式に
し、個々の現像ユニツトを、現像スリーブに逐次
対応させて、現像剤の供給、回収を行うようにし
たものである。なお第3図において、第2図に示
す部材と同符号の部材は、前述とその構成、機能
が略同じであるためその説明は省略する。
ところで、上述したように、感光ドラム表面に
形成された静電潜像は、これがカラー複写の場
合、複数の色の現像剤によつて可視像処理される
が、この処理に用いられる現像装置にあつては、
現像スリーブ上に供給された現像剤が他の現像剤
を収納した現像剤収納容器内に配設されている現
像剤供給スリーブ内の各磁石の磁力によつて他の
現像剤が吸引され、他の現像剤と混入していわゆ
る混色を生じる虞れがある。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑み、単一の
現像スリーブを用いて複数の色の現像剤を潜像担
持面に供給する際、現像剤同上の混入を防止でき
る磁気ブラシ現像装置の提供を目的とするもので
ある。
以下、図示の実施例により本発明を説明する。
第4図乃至第6図に示す現像装置は、上記の各
供給スリーブのうち、現像剤の供給に関与しない
供給スリーブ内の磁石の影響力を緩和して、各現
像剤の混入を防止する、この発明の実施例をそれ
ぞれ示すものである。
第4図乃至第7図において、符号1は感光体ド
ラム、51は現像スリーブ、52,53,54は
現像ユニツト、A,B,Cはマグネツトロールを
それぞれ示す。ここで、マグネツトロールとは、
上記現像剤供給スリーブとそれに内蔵された磁石
との総称をいう。
第4図に示す実施例は、各マグネツトロール
A,B,C内の各磁石を、その現像スリーブ51
に対する磁力の影響力が最も弱くなる位置に回転
させ、上記影響力を緩和する現像装置である。
マグネツトロールAの各磁石66,67,68
はハウジング60に回転可能に枢設された軸10
1にそれぞれ固定されている。軸101の一端部
はハウジングの側部外方に延出しており、その端
部はピニオン102が軸装されている。ピニオン
102にはラツク103が噛合しており、ラツク
103の端部はソレノイド104に繁がれてい
る。なお、他のマグネツトロールBおよびCも上
記マグネツトロールAと同様に構成されている。
マグネツトロールAの各磁石66,67,68
は、ソレノイド104が励磁されることにより、
ピニオン102およびラツク103を介して回転
し、現像スリーブ51に対して、マグネツトロー
ルBもしくはCのそれと同じ位置に至る。図示の
ように、各マグネツトロールの磁石は、その回転
位置により現像スリーブ51に対して、その磁力
が最く弱くなる位置と最も強くなる位置の二つの
位置をとりうる。
したがつて、ソレノイドを選択的に励磁するこ
とによつて、現像剤の供給に関与しないマグネツ
トロールの現像スリーブ51に対する磁力の影響
力を緩和し、他の現像剤の混入を防止することが
できる。第5図に示す実施例は、各マグネツトロ
ールA,B,Cの磁石を電磁石で構成したもので
あつて、それら各電磁石を選択的に励磁して、現
像剤の供給に関与しないマグネツトロールの現像
スリーブ51に対する磁力の影響力を緩和するも
のである。
第6図に示す実施例は、各マグネツトロール
A,B,Cを現像スリーブ51に対して、選択的
に接離させることによつて、現像剤の供給に関与
しないマグネツトロールの現像スリーブ51に対
する磁力の影響力を緩和するものである。マグネ
ツトロールを現像スリーブに対して接離させる手
段としては、たとえば第6図に示すように、基部
をハウジングに枢着された腕杆105をプランジ
ヤー107で揺動させればよい。
上述から明らかなように、この発明によれば、
前記種々の効果に加えて、他の現像剤収納容器内
への現像剤の混入を防止し得る現像装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、カラー複写装置の一例を示す概略
図、第2図は、上記装置に適用される現像装置の
一例を示す概略図、第3図は上記現像装置の他の
例を示す概略図、第4図はこの発明の一実施例を
示す概略図、第5図は、他の実施例を示す概略
図、第6図は、さらに他の実施例を示す概略図で
ある。 1……感光ドラム、51……現像スリーブ、6
0,70,80……現像剤収納容器、69,7
9,89……現像剤、A,B,C……マグネツト
ロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部に磁石を有する回転可能な円筒状の非磁
    性体からなり静電潜像担持体の潜像面に近接して
    配置され、磁性現像剤を前記磁石によつて前記非
    磁性体の外表面にブラシ状に隆起させて前記担持
    体表面へ搬送、接触させて前記潜像を可視像化す
    る現像スリーブと、 前記現像スリーブ近傍に配置され、互いに異な
    る色を有する磁性現像剤をそれぞれ収納した複数
    個の現像剤収納容器と、 前記複数個の現像剤収納容器毎に配設され、
    各々の現像剤収納容器内に収納された磁性現像剤
    を選択的に前記現像スリーブ上に供給するマグネ
    ツトロールと、 前記複数個の現像剤収納容器のそれぞれに設け
    られていて、上記現像スリーブ上の磁性現像剤の
    移動方向における同現像スリーブと上記マグネツ
    トロールとの対向位置の上流に位置し、前記現像
    スリーブ上に供給された前記磁性現像剤のうち前
    記潜像の現像に寄与しなかつたものをその磁性現
    像剤を収納していた現像剤収納容器に回収する回
    収手段と、 前記各マグネツトロールのうち、現像剤の供給
    に関与しないマグネツトロールの磁力の現像スリ
    ーブに対する影響を緩和する手段とを具備するこ
    とを特徴とする磁気ブラシ現像装置。
JP3214678A 1978-03-20 1978-03-20 Magnetic brush developing device Granted JPS54124733A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5834469A (ja) * 1981-08-25 1983-02-28 Toshiba Corp 磁気ブラシ装置
JPS60239771A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 Toshiba Corp 像形成装置
JPS60239772A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 Toshiba Corp 像形成装置
JPS6332572A (ja) * 1986-07-25 1988-02-12 Sharp Corp 反転現像記録装置
JP2861540B2 (ja) * 1991-10-24 1999-02-24 株式会社日立製作所 現像装置

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