JPH0633467U - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH0633467U
JPH0633467U JP7022892U JP7022892U JPH0633467U JP H0633467 U JPH0633467 U JP H0633467U JP 7022892 U JP7022892 U JP 7022892U JP 7022892 U JP7022892 U JP 7022892U JP H0633467 U JPH0633467 U JP H0633467U
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wall
recessed space
reel
inner peripheral
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転枠とリール本体との相対回転部位に砂等
の侵入を阻止し、回転枠の回転を円滑なものにする。 【構成】 リール本体2の前壁よりスプール軸3を延出
するとともに、そのスプール軸3の先端に回転枠7を遊
嵌し、この回転枠7の後面に前方に向けて凹入する後面
開放型の凹入空間7Aを形成する。この凹入空間7Aの
内周壁7Cと平行に第1環状壁22をその凹入空間7A
の前壁7Bより後方に延出する。この内周壁7Cと第1
環状壁22との間に位置するように、リール本体2の前
壁より前方に向けて第2環状壁21を延出し、この第1
環状壁22と第2環状壁21との間にシール部材23を
設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はリール本体の前方に回転枠を位置させてあるスピニングリールに関す る。
【0002】
【従来の技術】
回転枠の後面に、後方開放型の凹入空間を形成するとともに、この凹入空間の 内周壁をリール本体に近接させて、微小間隙部分を形成していた(実開平2−4 4976号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成のように微小間隙部分によって、凹入空間内への砂等の侵入を阻止し て、その砂等の回転部への噛み込みを未然に回避して回転枠の回転作動を円滑に 行うようにしてあるが、微小間隙を形成しただけでは完全には砂等の侵入を阻止 できず、却って、その微小間隙部分に噛み込むこともある。 本考案の目的は、リール本体と回転枠との間でシール性の高い機構を構成して 、長期に亘って回転枠の回転を円滑に行えるものを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による特徴構成は、リール本体の前方に位置させた回転枠の後面に、後 方開放型の凹入空間を形成するとともに、この凹入空間の前壁より後方に向けて 第1環状壁を立設し、前記凹入空間の内周壁と前記第1環状壁との間に入り込む 状態で、前記リール本体より第2環状壁を突設し、前記第1環状壁と第2環状壁 との間に、侵入抑制部材を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである 。
【0005】
【作用】
つまり、凹入空間の内周壁と第1、第2環状壁とで、ラビリンス状のシール空 間を形成してあるので、例え、内周壁と第2環状壁との間に砂等が侵入したとし ても、その侵入した砂等を第2環状壁先端に対応するラビリンス状の折れ曲がり でその移動力を減殺させその移動力を失った砂等に対して侵入抑制部材によって 移動を阻止し、凹入空間へ入り込むことを完全に阻止できる。
【考案の効果】
【0006】 従って、ラビリンス状シール機構と侵入抑制部材とによって砂等の侵入を阻止 するとともに、特に侵入抑制部材の設置位置をラビリンス状構造の折り返し後の 経路部分に設定することによって、砂等の移動力を抑えた状態でシールすること ができ、それによってシール性能が高まり、回転枠の砂等の噛み込みによる回転 不良を未然に防止できるに至った。
【0007】
【実施例】
図1に示すように、ハンドル1を軸支したリール本体2よりスプール軸3を延 出するとともに、このスプール軸3にスプール4を遊嵌してある。スプール軸3 の基端部に筒軸6を遊嵌するとともに、筒軸6に回転枠7を一体回転可能に装着 し、筒軸6におけるリール本体2内に位置する部分にピニオンギヤ9を形成し、 このピニオンギヤ9とハンドル軸5に装着されたメインギヤ10との咬合によっ て、ハンドル1操作による回転枠4の糸巻き取り作動を行うことができ、回転枠 7の回転に連動する螺旋軸8の回転作動に連れて一定ストロークで往復移動する オシレーティング機構Aを形成してスピニングリールを構成する。
【0008】 次に回転枠7のストッパ機構Bについて説明する。図1、図2(イ)(ロ)及 び図3に示すように、回転枠7の後面に前方向きに凹入する後方開放型の凹入空 間7Aを形成するとともに、この凹入空間7Aの前壁7Bより後向きに後記する 第1環状壁22を形成する。この第1環状壁22の内周壁にラチェット歯11を 形成するとともに、このラチェット歯11に咬合するラチェット爪12とでスト ッパ機構Bを形成し、ラチェット爪12をリール本体2内で軸支しスプール軸心 に直交する横軸心回りで揺動可能に構成してある。一方、リール本体2内で筒軸 6に、回転カム体13を遊嵌するとともに、この回転カム体13に隣接して回転 駆動体14を筒軸6に一体回転可能に取りつけ、図示してないが回転カム体13 と回転駆動体14を摩擦機構で一体回転可能に構成してある。回転カム体13の 後面に後方に突出するカム面13Aを形成するとともに、このカム面13Aに接 当する追従アーム12Aをラチェット爪12のボスより延出してある。この構成 によって、筒軸6が回転枠7とともに一体回転すると、回転駆動体14が回転し 、摩擦機構によって回転カム体13が連れ回りし一定位相でストッパに当たって 停止する。この回転方向が糸を巻き取る正転方向であると、カム面13Aが追従 アーム12Aを後向きに回転させて、ラチェット爪12をラチェット歯11より 離間させる。回転枠7を糸を繰り出す逆転方向に回転させると、回転駆動体14 が回転し、摩擦機構によって回転カム体13が連れ回りし異なる一定位相でスト ッパに当たって停止する。そうすると、カム面13Aが追従アーム12Aより離 れて、ラチェット爪12がラチェット歯11に咬合可能な状態となる。 以上より、ラチェット爪12がラチェット歯車11に咬合する状態を、ストッ パ機構Bの入り状態といい、ラチェット爪12がラチェット歯車11に咬合しな い状態を、ストッパ機構Bの切り状態とする。
【0009】 このストッパ機構Bを入り状態と切り状態に切換操作する操作構造について説 明する。図3に示すように、リール本体2の後端より後方に突出するストッパ切 換摘み15を設け、ストッパ切換摘み15に連係する操作軸16を、リール本体 2を前後に貫通する状態でリール本体2に架設し、その操作軸16の先端をラチ ェット爪12近くまで延出し、その延出端に切換カム17を形成し、ラチェット 爪12における非作用端を切換カム17で押さえラチェット爪12を非咬合姿勢 に切り換える。したがって、ストッパ切換摘み15を一方に操作すると、切換カ ム17がラチェット爪12に作用して非咬合姿勢に切り換え、回転枠7の糸繰り 出し方向及び糸巻き取り方向のいずれの方向へも回転可能なストッパ機構Bの切 り状態と、ストッパ切換摘み15を他方に操作すると、切換カム17がラチェッ ト爪12より離れラチェット爪12の咬合姿勢への切り換わりを許容し、回転枠 7の糸繰り出し方向への回転を阻止し糸巻き取り方向への回転を許容するストッ パ機構Bの入り状態とに切り換えできる。操作軸16の途中位置に半月状部分1 6Aを設けるとともに、この半月状部分16Aに対応した位置に受け止め片18 を設け、ストッパ摘み15を操作した際の操作位置に維持する位置決め機構を構 成する。この受け止め片18は半月状部分16Aの凹入部内に入り込み、操作軸 16の軸芯方向への移動を規制する位置決め機能を有する。 次に、リール本体2の脚部2Aについて説明する。図4に示すように、脚部2 Aの上面に凹入部を形成するとともに、この凹入部内にパッド19を装着し、こ のパッド19の底面にロッド部19Aを取りつけてこのロッド部19Aを脚柱2 B内に位置させた状態で垂下する。ロッド部19Aの下端にネジ部を形成すると ともに、このネジ部に螺合する調節用ディスク20を脚柱2B内に嵌め込んであ る。この調節用ディスク20をロッド部19Aの軸芯回りで回転させることによ って、ロッド部19Aと一体でパッド19を上下し、竿のリールシートに対する 取り付け状態を安定させて、ガタツキを抑制する。 次に、回転枠7の凹入空間7A内の構造について説明する。図1に示すように 、凹入空間7Aの前壁7Bより後向きに突出した第1環状壁22と凹入空間7A の内周壁7Cとの間に、リール本体2の前壁より前向きに第2環状壁21を突設 し、この第2環状壁21を両者22と7Cとの間に位置させて、ラビリンス状の シール構造を構成する。そして、第1環状壁22と第2環状壁21との間に侵入 抑制部材として軟質ゴム製の断面略5角形のリング状部材23を装着してある。 この侵入抑制部材23を装着することによって、凹入空間における筒軸6側への 砂等の侵入を防止し、かつ、回転枠7のガタツキを抑制する。さらに、第2環状 壁21の先端に径方向に突出する環状の突条21aを形成し、第2環状壁21と 凹入空間7Aの内周壁7Cとの間に侵入してくる砂等に侵入抵抗を与え、シール 部材23と協動でシール効果を高める構成を採っている。
【0010】 〔別実施例〕 次に、侵入抑制部材23の別構造について説明する。図5に示すように、第 1環状壁22と第2環状壁21との間に入れる侵入抑制部材23としては、通常 使用されるシール付の玉軸受等の軸受を使用してもよい。軸受としては、転がり 型としてのコロ軸受や、燐青銅・樹脂製の滑り軸受であってもよい。 ストッパ機構Bの別構造について説明する。図5及び図6に示すように、リ ール本体2の前面より回転枠7の凹入空間7Aに向けて支軸24を立設するとと もに、この支軸24の前後向き軸芯回りに揺動可能にラチェット爪26を取り付 ける。ラチェット歯11は第1環状壁22の内周面に形成してある。ラチェット 爪26に作用してその姿勢を切り換える機構としては、筒軸6に筒軸6と一体回 転するスペーサ25を外嵌するとともに、回転カム体13をスペーサ25に遊嵌 し、更に、この回転カム体13に連係してある連係バネ27の基端部を軽い圧接 力でスペーサ25に巻回してある。この構成によって、先の実施例で述べたよう に、ラチェット爪26を咬合可能な状態と、ラチェット歯11から離間する状態 とに切り換えることができる。そして、強制的にラチェット爪26に作用して、 ラチェット爪26をラチェット歯11から離間する状態に強制的に維持すべくス トッパ摘み15に繋がる操作軸16及び切換カム17を設けてある。 第2環状壁21と凹入空間7Aの内周壁7Bとの間に侵入抑制部材23を装 着してもよい。 ストッパ機構Bを構成するラチェット歯11の形成位置としては、回転枠7 の内周面に形成するのではなく、筒軸6にラチェット歯車を一体回転可能に取り 付け、このラチェット歯車にラチェット歯11を形成してもよい。
【0011】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体縦断側面図
【図2】(イ) ラチェット爪を咬合可能な状態に設定
する状態を示す正面図 (ロ) ラチェット爪を非咬合状態に設定する状態を示
す正面図
【図3】ストッパ摘みとラチェット爪との連係状態を示
す斜視図
【図4】リールのガタツキを抑えるパッドを装着したリ
ール脚部を示す縦断側面図
【図5】侵入抑制部材とストッパ機構の別実施例を示す
縦断側面図
【図6】図5に対応した縦断正面図
【符号の説明】
2 リール本体 7 回転枠 7A 凹入空間 7B 前壁 7C 内周壁 21 第2環状壁 22 第1環状壁 23 侵入抑制部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)の前方に位置させた回
    転枠(7)の後面に、後方開放型の凹入空間(7A)を
    形成するとともに、この凹入空間(7A)の前壁(7
    B)より後方に向けて第1環状壁(22)を立設し、前
    記凹入空間(7A)の内周壁(7C)と前記第1環状壁
    (22)との間に入り込む状態で、前記リール本体
    (2)より第2環状壁(21)を突設し、前記第1環状
    壁(22)と第2環状壁(21)との間に、侵入抑制部
    材(23)を設けてあるスピニングリール。
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