JPH06332538A - 柔軟なサーボ制御方法 - Google Patents

柔軟なサーボ制御方法

Info

Publication number
JPH06332538A
JPH06332538A JP5139288A JP13928893A JPH06332538A JP H06332538 A JPH06332538 A JP H06332538A JP 5139288 A JP5139288 A JP 5139288A JP 13928893 A JP13928893 A JP 13928893A JP H06332538 A JPH06332538 A JP H06332538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control loop
value
integrator
gain
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5139288A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Kato
哲朗 加藤
Souichi Arita
創一 有田
Masaru Nakamura
勝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP5139288A priority Critical patent/JPH06332538A/ja
Priority to EP94914606A priority patent/EP0661615B1/en
Priority to DE69420826T priority patent/DE69420826T2/de
Priority to US08/373,225 priority patent/US5581167A/en
Priority to PCT/JP1994/000765 priority patent/WO1994027200A1/ja
Publication of JPH06332538A publication Critical patent/JPH06332538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34337Manual to automatic, tracer
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39089On collision, lead arm around obstacle manually
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/42Servomotor, servo controller kind till VSS
    • G05B2219/42035I regulator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボモータで駆動される被駆動体を人力で
移動させ、障害物を回避することができるようにする。 【構成】 柔軟制御が開始されると、ポジションゲイン
Kp 、速度制御ループの比例ゲインK2 を設定柔らかさ
の度合いに応じて低下させる。また、速度制御ループの
積分器2の出力を設定クランプ値にリミットする。その
結果、位置偏差が増大してもトルク指令は格別大きな値
とはならないので、このサーボモータで駆動される被駆
動体を人力で移動させることができる。被駆動体の移動
経路中に障害物がある場合に、人力でこの障害物を回避
させて移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットアーム等を駆
動するサーボモータの制御に関し、位置、速度制御ルー
プを有し、位置を制御するサーボ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットのアーム等の制御において、該
アームを駆動するサーボモータの制御は、位置、速度制
御ループを有し、該サーボモータの位置を制御すること
によってアーム等の被駆動体の位置を制御している。図
2は、このような被駆動体を制御するサーボ制御系のブ
ロック図である。図2において、1は位置ループにおけ
るポジションゲインKp の項で、2,3は速度ループの
伝達関数の項で、2は積分器の項であり、K1 は積分ゲ
インである。3は比例項でK2 は比例ゲインである。4
はモータの伝達関数の項で、Ktはトルク定数、Jはイ
ナーシャ、Aは粘性摩擦項である。また5はモータ速度
vを積分してモータ位置yを求める伝達関数である。な
お、sはラプラス演算子である。
【0003】移動指令rとモータ位置yより位置偏差ε
p を求め、該位置偏差εp にポジションゲインKp を乗
じて速度指令vc を求める。該速度指令vc とモータ速
度vより速度偏差εv を求める。この速度偏差εv を積
分器2で積分し積分ゲインK1 を乗じた値と、上記速度
偏差εv に比例ゲインK2 を乗じた値を加算してトルク
指令Tc を求め、該トルク指令Tc によりモータ4を駆
動する。ロボットのアーム等のサーボモータで駆動さ
れ、位置が制御される被駆動体の制御系は上述したよう
な制御系で一般的に制御される(なお、速度ループの制
御においては、上記2図の例ではPI制御の例を記載し
たが、IP制御の場合もある)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、制御
系でサーボモータが制御されていると、位置指令を与
え、その位置に向かってロボットアーム等の被駆動体が
移動している途中に、障害物があっても、その障害物を
避けることができず、そのまま目標位置に向かって移動
し続けるという現象が生じる。例えば、ロボットがハン
ドにより工作機械にワークを取付ける作業を行っている
場合、ワークの精度が悪くて、指令した位置とワークの
位置に多少のずれが生じるような場合には、ワークを工
作機械に取付けることができない。しかも、このような
場合に手動でロボットアームを移動させてワークを工作
機械の取り付け位置に移動させることも困難である。
【0005】その理由は、サーボモータは目標位置に向
かって移動しようとするが、障害物があるためにその位
置に移動することができない。そのため、位置偏差が増
大し、該位置偏差にポジションゲインKp が乗じられた
速度指令Vc も増大し、この速度指令Vc とモータの速
度(障害物に当接しているときにはこの速度は「0」)
との差は速度ループの積分器2によって積分されるの
で、この積分器2の積分値は順次増大し、トルク指令T
c は大きな値となる。すなわち、サーボモータは目標位
置に達するように最大のトルクを出力するようになる。
そのため、人間の力τでは、簡単にアーム等を移動させ
て障害物を避けて意図する位置に達するように移動させ
ることはできない。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来例の欠
点を解消し、人力によって被駆動物を移動させ、障害物
から回避させることができる柔軟なサーボ制御方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】位置制御ループ及び速度
制御ループを備える制御系で制御されるサーボモータの
制御方法において、本発明は、柔軟制御指令が入力され
ると、ポジションゲイン及び速度制御ループの比例ゲイ
ンをそれぞれあらかじめ設定された設定値に低下させ、
速度制御ループの積分器の出力を設定値にクランプしな
がら位置制御ループ、速度制御ループ処理を行いサーボ
モータを駆動する。さらに、柔軟制御を行う直前の積分
器の値をレジスタに記憶して、該積分器をクリアーし積
分器の出力を設定値にクランプしながら上記低下させた
ポジションゲイン、比例ゲインに基づいて位置制御ルー
プ、速度制御ループ処理を行い得られたトルク指令に上
記レジスタに記憶する値を加算した値をトルク指令して
サーボモータを駆動する。これにより、サーボモータで
駆動される被駆動体を手動で移動させることができるよ
うにする。
【0008】また、柔軟制御指令が解除されると、ポジ
ションゲイン及び速度制御ループの比例ゲインを元のゲ
インに戻し、速度制御ループの積分器のクランプを解除
すると共に、該積分器に上記レジスタに記憶する値をセ
ットして、位置制御ループ、速度制御ループ処理を行い
サーボモータを駆動する。
【0009】
【作用】柔軟制御指令が入力されると、ポジションゲイ
ン及び速度制御ループの比例ゲインをそれぞれあらかじ
め設定された設定値に低下させられ、かつ速度制御ルー
プの積分器の出力もクランプされて出力されるから、速
度指令の大きさも小さくなり、かつ速度制御ループにお
ける比例制御の出力も小さく、かつ積分器の出力はクラ
ンプされるので、大きくなることはないから、速度制御
ループから出力されるトルク指令は大きな値とはならな
い。そのため、手動によりサーボモータで駆動される被
駆動体を移動させることができる。また、手動により移
動させることにより、位置偏差が増加しても、ポジショ
ンゲイン、速度制御ループの比例ゲインが小さく、かつ
積分器がクランプ値にリミットされているから、大きな
トルク指令とはならず、手動で移動が可能となる。特
に、柔軟制御開始直前の積分器の値をレジスタに重力外
乱分として記憶しておき、柔軟制御開始後はこの値を速
度制御ループから出力されるトルク指令に加算すること
により、重力外乱を補助しながら人力で被駆動体を移動
させることができる。また、上記積分器の出力をリミッ
トするクランプ値は摩擦抵抗分程度にすることによっ
て、手動による被駆動物の移動を容易にする。
【0010】柔軟制御が解除された際には、上記ポジシ
ョンゲイン、速度制御ループの比例ゲイン、を元のゲイ
ンに戻すと共に、上記積分器のクランプをとき、通常の
サーボ制御を行う。特に、上記レジスタに柔軟制御開始
前の積分値を記憶している場合には、該積分値を速度制
御ループの積分器にセットして柔軟制御解除後の制御を
開始し、被駆動体の落下を避ける。
【0011】
【実施例】図1は本発明の柔軟なサーボ制御方法を実施
するサーボ制御系のブロック図である。図2に示す従来
のサーボ系と相違する点は、位置制御ループのポジショ
ンゲインKp 及び速度制御ループの比例ゲインK2 を柔
軟制御の柔らかさの度合いに応じて設定するゲインに変
更すること、及び、速度制御ループの積分器2の出力を
設定クランプ値にリミットする点である。ポジションゲ
インが柔らかさの度合いに応じて通常のポジションゲイ
ンより小さな値となるため、位置偏差に該ゲインKp が
乗じられて得られる速度指令も通常の制御時よりも小さ
くなる。そのため、該速度指令とモータ速度との差の速
度偏差も通常時よりは小さくなる。そして、速度制御ル
ープの比例ゲインK2 も通常より小さな値に変更されて
いるので、比例項3からの出力値も通常より小さくな
る。さらに、速度制御ループの積分器2もその出力をク
ランプ値にリミットされて出力されるため、トルク指令
Tc は大きな値になることはなく、人力τによって出も
該サーボモータで駆動される被駆動体を移動させること
ができる。
【0012】図3は本発明の一実施例を実施するロボッ
ト制御系のブロック図である。図3中、10はロボット
を制御するホストコンピュータ、11は該ホストコンピ
ュータから出力される移動指令や制御信号を後述のディ
ジタルサーボ回路のプロセッサに引き渡し、逆にディジ
タルサーボ回路のプロセッサからの各種信号をホストコ
ンピュータに引き渡すための共有メモリである。12
は、上述したサーボ制御を実行するディジタルサーボ
(ソフトウエアサーボ)回路で、プロセッサ、ROM、
RAM等のメモリ等で構成されている。13はロボット
14における各サーボモータの位置のフィードバック
値、速度のフィードバック値、電流のフィードバック値
等が書き込まれる帰還レジスタである。
【0013】そこで、このロボット制御系におけるディ
ジタルサーボ回路12のプロセッサが実行する、本発明
の柔軟なサーボ制御を含むサーボ制御の処理について、
図4のフローチャートと共に説明する。
【0014】なお、柔軟制御指令及び解除指令は手動で
オペレータが入力してもよく、また、あらかじめ柔軟な
制御を行うプログラム領域をプログラムで指定してもよ
い。また、通常のサーボ制御を行うときのポジションゲ
インKp 、速度制御ループの積分ゲインK1 、比例ゲイ
ンK2 の値は、Kpn、K1n、K2nとして設定されてい
る。さらに、柔軟制御を行う時の柔らかさを決めるポジ
ションゲインKp 、比例ゲインK2 の値は、通常のこれ
らのゲインに対する割合(%)で設定するものとし、ポ
ジションゲインに対してはBp %、比例ゲインに対して
はB2 %として設定する。また、積分器の出力をリミッ
トするクランプ値CL は摩擦抵抗分程度の値として設定
しておく。
【0015】ロボットの動作を開始させると、ディジタ
ルサーボ回路12のプロセッサは位置・速度ループ処理
周期毎、図4に示す処理を実行する。まず、ホストコン
ピュータ10が柔軟制御指令として、共有メモリ11に
設けられているフラグFs を「1」にセットしているか
否か判断し(ステップS1)、該フラグFs が「1」に
セットされてなければ、柔軟制御状態を示すフラグFss
が「1」にセットされているか否か判断し(ステップS
19)、このフラグFssもセットされてなく、通常のサ
ーボ制御状態であれば、通常の位置・速度ループ処理を
実行する。
【0016】すなわち、ホストコンピュータ10から共
有メモリ11を介して送られてくる移動指令より求めら
れる移動指令rから、帰還信号レジスタ13内に書き込
まれる位置フィードバック値を減じた値を積算して得ら
れる位置偏差εp を求める(ステップS7)。該位置偏
差εp 該位置偏差に現在設定されているポジションゲイ
ンKp (通常サーボ制御の時の値として設定されている
Kpn)を乗じて速度指令Vc を求める(ステップS
8)。次に、該速度指令Vc から帰還信号レジスタ13
内に書き込まれる速度フィードバック値を減じて速度偏
差εv を求め(ステップS9)、アキュムレータACに
該速度偏差εv に設定されている積分ゲインK1 (=K
1n)を乗じた値を加算して積分処理を実行する(ステッ
プS10)。そして、柔軟制御状態を表すフラグFssが
「1」にセットされているか否か判断し(ステップS1
1)、この場合「1」にセットされていないので、ステ
ップS23に移行し、上記アキュムレータの値(積分器
の出力)に速度偏差εv に比例ゲインK2 (=K2n)を
乗じた値を加算してトルク指令Tc を求め、該トルク指
令Tc を電流ループに出力して(ステップS24)、当
該周期の位置・速度ループの処理を終了する。以下、柔
軟制御指令が入力されない限り位置・速度ループ処理周
期毎、ステップS1、S19、S7〜S11、S23、
S24の処理を繰り返し実行することになる。
【0017】一方、柔軟制御を行う領域に達したとき、
例えば、ロボットのハンドでワークを工作機械に取付け
るような場合、ロボットハンドがワーク取り付け位置に
達した時など、ホストコンピュータ10から、柔軟制御
指令が出力され、共有メモり11のフラグFs が「1」
にセットされると、ディジタルサーボ回路12のプロセ
ッサは、ステップS1でフラグFs が「1」にセットさ
れていることを検出し、ステップS2に移行して柔軟制
御状態を記憶するフラグFssが「1」にセットされてい
るか否か判断し、始めはセット値されてないから、ステ
ップS3に移行して該フラグFssを「1」にセットした
後、アキュムレータACの値(積分値)をレジスタに格
納した後、該アキュムレータACを「0」にクリアす
る。そして、設定されている通常サーボ制御時のポジシ
ョンゲインKpnに、設定されている柔らかさの度合い
(Bp /100)を乗じた値をポジションゲインKp と
して記憶する。また、同様に、通常サーボ制御時の比例
ゲインK2nに、比例ゲインに対する柔らかさの度合い
(B2 /100)を乗じて比例ゲインK2 として記憶す
る(ステップS5,S6)。
【0018】そして、前述したように、位置偏差εp を
求め(ステップS7)、該位置偏差εp にステップS6
でゲインを下げたポジションゲインKp を乗じて速度指
令Vc を求め、該速度指令Vc と速度フィードバック値
により速度偏差εv を求めて、該速度偏差εv に積分ゲ
インK1 を乗じた値をアキュムレータに加算する(ステ
ップS8,S9,S10)。そして、柔軟制御状態を記
憶するフラグFssが「1」にセットされているか否か判
断し(ステップS11)、この場合、柔軟制御状態とし
てフラグFssがステップS3で「1」にセットされてい
るから、ステップS12へ移行し、アキュムレータAC
の値の絶対値すなわち積分器の値の絶対値が設定クラン
プ値CL を越えているか否か判断し、越えている場合に
は、アキュムレータACの値が正ならばクランプ値CL
に、負ならば−CL にアキュムレータACの値を設定し
(ステップS12〜S15)、ステップS16に移行す
る。
【0019】また、アキュムレータACの値の絶対値が
設定クランプ値CL を越えてなければ、そのままステッ
プS16に移行する。そして、ステップS16では、ス
テップS9で求めた速度偏差εv にステップS6でゲイ
ンが下げられた比例ゲインK2 を乗じた値を上記アキュ
ムレータACの値に加算してトルク指令Tc を求める。
そして、この求めたトルク指令Tc に、ステップS4で
レジスタRに格納した柔軟制御開始直前のアキュムレー
タの値(重力外乱に対応する値で、ロボットが姿勢を保
持する程度のトルク値)を加算して補正トルク指令Tc
´を求め(ステップS17)、この補正トルク指令Tc
´を電流ループに引き渡し(ステップS18)、当該位
置・速度ループ処理周期の処理を終了する。
【0020】以後の周期の処理では、ホストコンピュー
タ10から柔軟制御解除指令が出され、フラグFs が
「0」にリセットされない限り、フラグFssが「1」に
セットされているから、ステップS1,S2,S7〜S
18の処理を実行する。すなわち、ポジションゲインK
p はKpn×(Bp /100 )に下げられ、かつ速度制御ル
ープの比例ゲインK2 もK2n×(B2 /100 )に下げら
れ、かつ、速度制御ループ処理における積分器の積分値
も設定クランプ値CL 若しくは−CL にリミットされて
位置・速度ループ処理が実行されることになる。その結
果サーボモータが出力するトルクは、小さな値となり、
この柔軟制御状態時においては、オペレータがサーボモ
ータで制御されるロボットアームを手動で任意の位置に
移動させることができる。前述したように、ワークを工
作機械に取付ける場合に、ワークの精度が悪く、取り付
け位置とロボットアームにより搬送されたワークの位置
が一致しないような場合、手動でロボットアームを移動
されて取り付け位置にワークを位置決めするようにする
ことができる。
【0021】こうして、柔軟制御が終了し、ホストコン
ピュータ10から柔軟制御解除指令が出され、フラグF
s が「0」にリセットされると、ディジタルサーボ回路
12のプロセッサはステップS1からステップS19に
進み、また、フラグFssが「1」にセットされているか
ら、ステップS20に進み、該フラグFssを「0」にリ
セットし、アキュムレータにレジスタRに記憶した値を
セットし(ステップS21)、ポジションゲインKp 、
速度制御ループの比例ゲインK2 を通常のゲインKpn、
K2nにそれぞれ戻し(ステップS22)、ステップS7
〜ステップS11、ステップS23,S24の通常の位
置・速度ループ処理を行う。
【0022】また、次の位置・速度ループ処理周期から
は、フラグFs 、Fssが共に「0」であるから、ステッ
プS1、S19、S7〜S11、S23、S24の通常
の位置・速度ループ処理を実行することになる。
【0023】なお、上記図4で示す実施例では、柔軟制
御開始直前の積分器の値をレジスタに格納し、該積分器
の値を「0」にし(ステップS4,S5)、位置・速度
ループ処理で求められたトルク指令にレジスタの値を加
算して(ステップS17)、電流ループへのトルク指令
としたが(ステップS18)、必ずしも、このステップ
S4,S5,S17、さらには、ステップS21の処理
を設ける必要もない。
【0024】すなわち、ステップS4,S5の処理を省
き、単に、ポジションゲインKp 、比例ゲインK2 の書
き替えを行って(ステップS6)、位置、速度ループ処
理を行い、ステップS12〜S15によって、積分器の
値(アキュムレータACの値)は、設定クランプ値CL
若しくは−CL にクランプしながらトルク指令Tc を求
め、このトルク指令Tc を電流ループに出力するように
する。
【0025】この場合も、積分器の出力は設定クランプ
値以上にはならないので、大きなトルク指令が出力され
ることなく、サーボモータからは大きなトルクが出力さ
れないから、ロボットアームを手動で移動することが可
能となる。また、柔軟制御が解除された時には、図4に
示すように、レジスタRに記憶する柔軟制御開始直前の
積分器の値を該積分器にセットしてもよいが、積分器の
出力はクランプ値CL若しくは−CL であるので、レジ
スタの値を必ずしも積分器にセットする必要もない。な
お、このような図4におけるステップS17の処理を行
わない場合には、クランプ値CL は重力外乱も考慮して
図4に示した実施例の時のクランプ値より大きめの値を
セット値するようにする。
【0026】
【発明の効果】本発明は、ポジションゲイン、速度制御
ループの比例ゲインを柔らかさの度合いに応じて低下さ
せ、かつ、速度制御ループの積分器の出力を設定クラン
プ値にリミットするようにしたから、位置偏差が増大し
てもトルク指令は格別増大せず、人力でサーボモータが
駆動する被駆動体を移動させることができる。そのた
め、サーボモータで駆動される被駆動体の移動経路中に
障害物があるような場合には、この障害物を手動によっ
て回避させることができる。特にロボットに適用した場
合、教示プログラムとは異なる位置にロボットハンドを
手動で強制的に位置つけることができ、ロボットによる
作業の修正を容易に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボ制御系のブロック図である。
【図2】従来のサーボ制御系のブロック図である。
【図3】本発明の制御方法を実施する一実施例のロボッ
ト制御系のブロック図である。
【図4】同実施例における位置・速度ループの処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 位置制御ループのポジションゲインの項、 2 速度制御ループの積分器の項 3 速度制御ループの比例ゲインの項 4 モータの伝達関数の項 5 モータ速度からモータ位置を求める伝達関数の項 Kp ポジションゲイン K1 積分ゲイン K2 比例ゲイン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置制御ループ及び速度制御ループを備
    える制御系で制御されるサーボモータの制御方法におい
    て、柔軟制御指令が入力されると、ポジションゲイン及
    び速度制御ループの比例ゲインをそれぞれあらかじめ設
    定された設定値に低下させ、速度制御ループの積分器の
    出力を設定値にクランプしてサーボモータを駆動し、該
    サーボモータで駆動される被駆動体を手動で移動させる
    ことができるようにした柔軟なサーボ制御方法。
  2. 【請求項2】 柔軟制御指令直前の速度制御ループの積
    分器の値をレジスタに記憶しておき、柔軟制御指令が解
    除されると、ポジションゲイン及び速度制御ループの比
    例ゲインを元のゲインに戻し、速度制御ループの積分器
    のクランプを解除すると共に、該積分器に上記レジスタ
    に記憶する値をセットして、位置制御ループ、速度制御
    ループ処理を行いサーボモータを駆動する請求項1記載
    の柔軟なサーボ制御方法。
  3. 【請求項3】 位置制御ループ及び速度制御ループを備
    える制御系で制御されるサーボモータの制御方法におい
    て、柔軟制御指令が入力されると、ポジションゲイン及
    び速度制御ループの比例ゲインをそれぞれあらかじめ設
    定された設定値に低下させ、速度制御ループの積分器の
    値をレジスタに記憶して、該積分器をクリアーし、か
    つ、積分器の出力を設定値にクランプしながら上記低下
    させたポジションゲイン、比例ゲインに基づいて位置制
    御ループ、速度制御ループ処理を行い、得られたトルク
    指令に上記レジスタに記憶する値を加算した値をトルク
    指令としてサーボモータを駆動し、該サーボモータで駆
    動される被駆動体を手動で移動させることができるよう
    にした柔軟なサーボ制御方法。
  4. 【請求項4】 柔軟制御指令が解除されると、ポジショ
    ンゲイン及び速度制御ループの比例ゲインを元のゲイン
    に戻し、速度制御ループの積分器のクランプを解除する
    と共に、該積分器に上記レジスタに記憶する値をセット
    して、位置制御ループ、速度制御ループ処理を行いサー
    ボモータを駆動する請求項3記載の柔軟なサーボ制御方
    法。
  5. 【請求項5】 上記積分器の出力をクランプする設定値
    は摩擦抵抗程度の値とする請求項3または請求項4記載
    の柔軟なサーボ制御方法。
JP5139288A 1993-05-19 1993-05-19 柔軟なサーボ制御方法 Pending JPH06332538A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5139288A JPH06332538A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 柔軟なサーボ制御方法
EP94914606A EP0661615B1 (en) 1993-05-19 1994-05-12 Method for controlling servo mechanism flexibly
DE69420826T DE69420826T2 (de) 1993-05-19 1994-05-12 Verfahren zur flexiblen steuerung eines servomechanismus
US08/373,225 US5581167A (en) 1993-05-19 1994-05-12 Flexible servo control method
PCT/JP1994/000765 WO1994027200A1 (en) 1993-05-19 1994-05-12 Method for controlling servo mechanism flexibly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5139288A JPH06332538A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 柔軟なサーボ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06332538A true JPH06332538A (ja) 1994-12-02

Family

ID=15241795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5139288A Pending JPH06332538A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 柔軟なサーボ制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5581167A (ja)
EP (1) EP0661615B1 (ja)
JP (1) JPH06332538A (ja)
DE (1) DE69420826T2 (ja)
WO (1) WO1994027200A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026473A1 (fr) * 1995-02-21 1996-08-29 Fanuc Ltd Procede de commande de systeme d'asservissement capable d'adapter la flexibilite sur un systeme de coordonnees orthogonales
WO1997010081A1 (fr) 1995-09-11 1997-03-20 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Circuit de commande de robots
JP2010119248A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 発電システム
JP2016064479A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 ファナック株式会社 ロボット制御装置
JP2016159367A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 ファナック株式会社 ロボットの動作モードを自動的に切替えるロボット制御装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3625901B2 (ja) 1995-06-30 2005-03-02 三菱電機株式会社 サーボ制御システムの自動適正化方法および装置
JPH0927443A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nikon Corp ステージ駆動制御装置
JP3291224B2 (ja) * 1997-06-30 2002-06-10 オークマ株式会社 速度制御装置
EP1616774A3 (en) * 2004-07-15 2007-08-08 NSK Ltd., Electric power steering apparatus
JP4112571B2 (ja) * 2005-05-24 2008-07-02 ファナック株式会社 ダイクッション機構の制御装置
US7514893B2 (en) * 2006-05-03 2009-04-07 Jin Moen Method for using a wearable interactive movable device
DE102009047033A1 (de) * 2009-11-24 2011-05-26 Robert Bosch Gmbh System und Verfahren zur Kollisionserkennung bei Fertigungs- oder Montageautomaten
JP5919346B2 (ja) * 2014-09-01 2016-05-18 ファナック株式会社 軸間干渉を補正するモータ制御装置
KR102370879B1 (ko) 2017-09-12 2022-03-07 주식회사 한화 협동로봇제어장치 및 협동로봇을 제어하는 방법
CN107966907B (zh) * 2017-11-30 2020-09-22 华南理工大学 一种应用于冗余度机械臂的障碍物躲避解决方法
CN109352661B (zh) * 2018-12-11 2022-01-18 上海辛格林纳新时达电机有限公司 一种机器人关节的控制方法、伺服驱动装置和可存储介质

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143803A (ja) * 1984-12-17 1986-07-01 Toshiba Corp ロボツトの制御装置
JPS621004A (ja) * 1985-05-30 1987-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ロボツト
US4868474A (en) * 1986-11-20 1989-09-19 Westinghouse Electric Corp. Multiprocessor position/velocity servo control for multiaxis digital robot control system
US4860215A (en) * 1987-04-06 1989-08-22 California Institute Of Technology Method and apparatus for adaptive force and position control of manipulators
JPS63285617A (ja) * 1987-05-19 1988-11-22 Fujitsu Ltd センサ−フィ−ドバック制御方式
JPH01255015A (ja) * 1988-04-05 1989-10-11 Mitsubishi Electric Corp ロボットの制御装置
JPH01310889A (ja) * 1988-06-10 1989-12-14 Toshiba Corp 産業用ロボットの制御装置
US5134354A (en) * 1989-04-10 1992-07-28 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Seisakusho Servo motor control apparatus
US5049796A (en) * 1989-05-17 1991-09-17 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Robust high-performance control for robotic manipulators
JP3015081B2 (ja) * 1990-08-14 2000-02-28 松下電工株式会社 表示灯付きスイッチ
JPH0498722U (ja) * 1991-01-21 1992-08-26
JP2514490B2 (ja) * 1991-07-05 1996-07-10 株式会社ダイヘン 産業用ロボットの連動手動操作による教示制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026473A1 (fr) * 1995-02-21 1996-08-29 Fanuc Ltd Procede de commande de systeme d'asservissement capable d'adapter la flexibilite sur un systeme de coordonnees orthogonales
US5742138A (en) * 1995-02-21 1998-04-21 Fanuc Ltd. Control method for servo system with adjustable softness in rectangular coordinate system
WO1997010081A1 (fr) 1995-09-11 1997-03-20 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Circuit de commande de robots
JP2010119248A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 発電システム
JP2016064479A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 ファナック株式会社 ロボット制御装置
JP2016159367A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 ファナック株式会社 ロボットの動作モードを自動的に切替えるロボット制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO1994027200A1 (en) 1994-11-24
EP0661615A1 (en) 1995-07-05
EP0661615A4 (en) 1995-12-13
DE69420826D1 (de) 1999-10-28
EP0661615B1 (en) 1999-09-22
DE69420826T2 (de) 2000-01-05
US5581167A (en) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06332538A (ja) 柔軟なサーボ制御方法
JP3215086B2 (ja) ロボット制御装置
US5742138A (en) Control method for servo system with adjustable softness in rectangular coordinate system
WO1995005703A1 (fr) Appareil et procede pour commander un servomoteur
WO1998033100A1 (fr) Procede et systeme de commande de robot
JPH05118302A (ja) サーボモータの制御装置
JPH0969013A (ja) サーボモータを用いたサーボ系の制御モード切り換え方法
JPH01164280A (ja) 加減速制御方式
JPH0720941A (ja) 作業座標上で柔らかさを指定可能な柔軟なサーボ制御方法
JPH06250728A (ja) ロボットの直接教示装置
JP3322826B2 (ja) サーボモータによる加圧制御方法及び装置
JPH06339292A (ja) 外乱負荷推定による力制御方法
JPH08300280A (ja) ロボットの動作制御方式
JP4016305B2 (ja) ロボットの制御装置
JP2662864B2 (ja) 産業用ロボット制御装置
JPH05111889A (ja) 制御方式可変型ロボツト制御方式
JPH0639760A (ja) ロボットの制御装置
JP2733881B2 (ja) Pi制御ループをベースにした適応スライディングモード制御方式
JPH1177572A (ja) ロボット制御装置
JPH0962335A (ja) ソフトフローティング機能を用いた位置教示方法
JPH05250029A (ja) 産業用ロボット
JPH081566A (ja) ロボット制御装置
JPH0290303A (ja) 時定数可変機能付ロボット制御装置
JP2838428B2 (ja) ロボットの制御方法
JP6539989B2 (ja) ロボット制御装置