JPH063321Y2 - 換気扇 - Google Patents
換気扇Info
- Publication number
- JPH063321Y2 JPH063321Y2 JP14311885U JP14311885U JPH063321Y2 JP H063321 Y2 JPH063321 Y2 JP H063321Y2 JP 14311885 U JP14311885 U JP 14311885U JP 14311885 U JP14311885 U JP 14311885U JP H063321 Y2 JPH063321 Y2 JP H063321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- suction port
- electric motor
- casing
- ventilation fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内部にシロッコ形またはターボ形の遠心送風
機を有する換気扇に関するものである。
機を有する換気扇に関するものである。
従来の技術 近年、換気扇は住宅の高層化による外風圧の上昇・高気
密化による送風機の使用点静圧の上昇などにより、高い
静圧で使用できるものが要望されており、換気扇の送風
機も軸流形からシロッコファン・ターボファンなどを用
いた遠心送風機を内蔵したものが増えてきた。
密化による送風機の使用点静圧の上昇などにより、高い
静圧で使用できるものが要望されており、換気扇の送風
機も軸流形からシロッコファン・ターボファンなどを用
いた遠心送風機を内蔵したものが増えてきた。
このようなことから従来のこの種の換気扇は、特定の文
献を挙げることはできないが、たとえば第３図〜第４図
に示すような構成であった。
献を挙げることはできないが、たとえば第３図〜第４図
に示すような構成であった。
すなわち換気扇本体２１は下面に開口部２２を有し、一
側面に吐出口２３を有する箱型に形成され、略中央に電
動機２５が固定されるとともに電動機２５の周囲に吸込
口Ａ２６を形成しているオリフィス２４が内装されてい
る。電動機２５の軸端には両吸込形の羽根２７が取付け
られ、この羽根２７を囲む形のケーシング２８がオリフ
ィス２４に固定されており、ケーシング２８の羽根２７
に対向する面には吸込口Ｂ２９が形成されている。
側面に吐出口２３を有する箱型に形成され、略中央に電
動機２５が固定されるとともに電動機２５の周囲に吸込
口Ａ２６を形成しているオリフィス２４が内装されてい
る。電動機２５の軸端には両吸込形の羽根２７が取付け
られ、この羽根２７を囲む形のケーシング２８がオリフ
ィス２４に固定されており、ケーシング２８の羽根２７
に対向する面には吸込口Ｂ２９が形成されている。
上記構成において開口部２２を通って吸込口Ａ２６およ
び吸込口Ｂ２９より、オリフィス２４・電動機２５・羽
根２７・ケーシング２８にて構成される送風機に吸込ま
れた空気は、換気扇本体２１の一側面に設けられた吐出
口２３を通り、この吐出口２３に取付けられたアダプタ
３０、これに接続されたダクト３１を経て屋外に排出さ
れる。
び吸込口Ｂ２９より、オリフィス２４・電動機２５・羽
根２７・ケーシング２８にて構成される送風機に吸込ま
れた空気は、換気扇本体２１の一側面に設けられた吐出
口２３を通り、この吐出口２３に取付けられたアダプタ
３０、これに接続されたダクト３１を経て屋外に排出さ
れる。
考案が解決しようとする課題 このような従来の構成では、屋外風による外気圧、また
は屋内の気密性が高いことにより、高い静圧がかかった
状態で換気が行われる場合には、ケーシング２８の舌部
３２近傍にて一度吐出口２３側へ排気された空気の一部
が吐出口２３側から吸込口Ａ２６を通って屋内側へ逆流
し、これに伴ない排気風量の減少および静圧の低下が起
こるという課題があった。
は屋内の気密性が高いことにより、高い静圧がかかった
状態で換気が行われる場合には、ケーシング２８の舌部
３２近傍にて一度吐出口２３側へ排気された空気の一部
が吐出口２３側から吸込口Ａ２６を通って屋内側へ逆流
し、これに伴ない排気風量の減少および静圧の低下が起
こるという課題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、外気圧が高
い場合、または屋内の気密性が高いなどの高静圧の状態
で換気扇が運転されるとき、排気の逆流を防止し、静圧
が向上された換気扇を提供することを目的とするもので
ある。
い場合、または屋内の気密性が高いなどの高静圧の状態
で換気扇が運転されるとき、排気の逆流を防止し、静圧
が向上された換気扇を提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するために、下部に開口部を有
し側面に吐出口を有する換気扇本体の内部に遠心送風機
を収納し、この遠心送風機は、長いブレードと短いブレ
ードからなる両吸込形の羽根と、この羽根を固着して回
転させる電動機と、前記羽根を囲み前記長いブレード側
の羽根吸込口に連通する円形の第１の吸込口および前記
短いブレード側の羽根吸込口に連通する前記電動機を囲
む形状の第２の吸込口を有するケーシングとからなり、
前記第２の吸込口をケーシング舌部の近傍で一部塞いで
なる構成としたものである。
し側面に吐出口を有する換気扇本体の内部に遠心送風機
を収納し、この遠心送風機は、長いブレードと短いブレ
ードからなる両吸込形の羽根と、この羽根を固着して回
転させる電動機と、前記羽根を囲み前記長いブレード側
の羽根吸込口に連通する円形の第１の吸込口および前記
短いブレード側の羽根吸込口に連通する前記電動機を囲
む形状の第２の吸込口を有するケーシングとからなり、
前記第２の吸込口をケーシング舌部の近傍で一部塞いで
なる構成としたものである。
作用 本考案は上記した構成により、風量の大半は羽根の長い
ブレード側から吐出され、短いブレード側は、風量は少
ないが電動機の外周に沿って空気が流れ、電動機の冷却
に寄与している。そして送風機に高静圧がかかった場
合、ケーシング舌部近傍にて空気が逆流しても、第２の
吸込口の一部が塞がれているため、第２に吸込口から吐
出されるのを防止でき、したがって風量の減少、静圧の
低下を防止できることとなる。
ブレード側から吐出され、短いブレード側は、風量は少
ないが電動機の外周に沿って空気が流れ、電動機の冷却
に寄与している。そして送風機に高静圧がかかった場
合、ケーシング舌部近傍にて空気が逆流しても、第２の
吸込口の一部が塞がれているため、第２に吸込口から吐
出されるのを防止でき、したがって風量の減少、静圧の
低下を防止できることとなる。
実施例 以下、本考案の一実施例について、第１図および第２図
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
図に示すように、下部に開口部２を有し一側面に吐出口
３を有する箱形の換気扇本体１の内部中央に、後述する
シロッコファン７を囲むケーシング８の一部をなすオリ
フィス４に電動機５が固定されている。電動機５の軸端
には、長いブレード７ａと短いブレード７ｂとからなる
両吸込形のシロッコファン７が固着されている。シロッ
コファン７を囲むケーシング８には、シロッコファン７
の長いブレード７ａ側のファン吸込口７ｃに対向して連
通する円形の第１の吸込口９と、オリフィス４に電動機
５を囲む形状で開口し短いブレード７ｂ側のファン吸込
口７ｄに連通する第２の吸込口６とが設けられており、
第２の吸込口６は、ケーシング舌部１０の近傍に設けら
れた遮蔽板１１によってその一部が塞がれている。
３を有する箱形の換気扇本体１の内部中央に、後述する
シロッコファン７を囲むケーシング８の一部をなすオリ
フィス４に電動機５が固定されている。電動機５の軸端
には、長いブレード７ａと短いブレード７ｂとからなる
両吸込形のシロッコファン７が固着されている。シロッ
コファン７を囲むケーシング８には、シロッコファン７
の長いブレード７ａ側のファン吸込口７ｃに対向して連
通する円形の第１の吸込口９と、オリフィス４に電動機
５を囲む形状で開口し短いブレード７ｂ側のファン吸込
口７ｄに連通する第２の吸込口６とが設けられており、
第２の吸込口６は、ケーシング舌部１０の近傍に設けら
れた遮蔽板１１によってその一部が塞がれている。
以下、上記構成の換気扇の動作を説明すると、開口部２
を通って第１の吸込口９および第２の吸込口６より、電
動機５・シロッコファン７・ケーシング８にて構成され
る送風機に吸込まれた空気は、換気扇本体の一側面に設
けられた吐出口３から吐出され、この吐出口３に取付け
られたアダプタ１２と、これに接続されたダクト１３を
経て屋外に排気される。この換気動作において、風量の
大半は長いブレード７ａ側から吐出され、短いブレード
７ｂ側では風量は少ないが、空気が電動機５の外周に沿
って流れケーシング８内に吸い込まれるので、電動機の
冷却に寄与している。
を通って第１の吸込口９および第２の吸込口６より、電
動機５・シロッコファン７・ケーシング８にて構成され
る送風機に吸込まれた空気は、換気扇本体の一側面に設
けられた吐出口３から吐出され、この吐出口３に取付け
られたアダプタ１２と、これに接続されたダクト１３を
経て屋外に排気される。この換気動作において、風量の
大半は長いブレード７ａ側から吐出され、短いブレード
７ｂ側では風量は少ないが、空気が電動機５の外周に沿
って流れケーシング８内に吸い込まれるので、電動機の
冷却に寄与している。
そして、屋外風による外気圧、または屋内の気密性が高
いことにより、高い静圧がかかった状態で換気が行われ
る場合、排気が逆流して吐出するのを防止するために、
仮に第１の吸込口９を一部塞いだとすると、まともに風
量減少という悪影響が出してしまう。しかし第２の吸込
口６側はもともと風量が少ないので、ケーシング舌部１
０の近傍を一部塞いでも、全体の風量としてはほとんど
影響がなく、また電動機５の冷却は、風量が少なくても
流れておれば効果があるので、高静圧下での運転のため
に電動機を容量アップして大形化する必要はない。一方
静圧は、遮蔽板１１により排気が逆流して第２の吸込口
６から吐出するのを防止できるので、最大静圧で１０〜
１５％の性能改善ができる。
いことにより、高い静圧がかかった状態で換気が行われ
る場合、排気が逆流して吐出するのを防止するために、
仮に第１の吸込口９を一部塞いだとすると、まともに風
量減少という悪影響が出してしまう。しかし第２の吸込
口６側はもともと風量が少ないので、ケーシング舌部１
０の近傍を一部塞いでも、全体の風量としてはほとんど
影響がなく、また電動機５の冷却は、風量が少なくても
流れておれば効果があるので、高静圧下での運転のため
に電動機を容量アップして大形化する必要はない。一方
静圧は、遮蔽板１１により排気が逆流して第２の吸込口
６から吐出するのを防止できるので、最大静圧で１０〜
１５％の性能改善ができる。
考案の効果 以上の実施例から明らかなように本考案によれば風量減
少の影響がほとんどなく、かつ電動機の冷却効果を維持
しつつ、換気扇の静圧の向上をはかることができるの
で、高静圧の状態でも、電動機を大形化することなく、
換気扇としての機能を十分発揮できることとなる。
少の影響がほとんどなく、かつ電動機の冷却効果を維持
しつつ、換気扇の静圧の向上をはかることができるの
で、高静圧の状態でも、電動機を大形化することなく、
換気扇としての機能を十分発揮できることとなる。
第１図は本考案の一実施例の換気扇を示す断面図、第２
図は第１図のＸ−Ｘ′断面図、第３図は従来の換気扇の
断面図、第４図は第３図のＹ−Ｙ′断面図である。 １……換気扇本体、２……開口部、３……吐出口、５…
…電動機、６……第２の吸込口、７……シロッコファ
ン、７ａ……長いブレード、７ｂ……短いブレード、７
ｃ，７ｄ……ファン吸込口、８……ケーシング、９……
第１の吸込口、１０……ケーシング舌部、１１……遮蔽
板。
図は第１図のＸ−Ｘ′断面図、第３図は従来の換気扇の
断面図、第４図は第３図のＹ−Ｙ′断面図である。 １……換気扇本体、２……開口部、３……吐出口、５…
…電動機、６……第２の吸込口、７……シロッコファ
ン、７ａ……長いブレード、７ｂ……短いブレード、７
ｃ，７ｄ……ファン吸込口、８……ケーシング、９……
第１の吸込口、１０……ケーシング舌部、１１……遮蔽
板。
Claims (1)
- 【請求項１】下部に開口部を有し側面に吐出口を有する
換気扇本体の内部に遠心送風機を収納し、この遠心送風
機は、長いブレードと短いブレードからなる両吸込形の
羽根と、この羽根を固着して回転させる電動機と、前記
羽根を囲み前記長いブレード側の羽根吸込口に連通する
円形の第１の吸込口および前記短いブレード側の羽根吸
込口に連通する前記電動機を囲む形状の第２の吸込口を
有するケーシングとからなり、前記第２の吸込口をケー
シング舌部の近傍で一部塞いでなる換気扇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14311885U JPH063321Y2 (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14311885U JPH063321Y2 (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 換気扇 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6252826U JPS6252826U (ja) | 1987-04-02 |
| JPH063321Y2 true JPH063321Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31052495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14311885U Expired - Lifetime JPH063321Y2 (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 換気扇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063321Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101211520B1 (ko) * | 2005-11-10 | 2012-12-12 | 한라공조주식회사 | 자동차 공기조화장치용 송풍장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000074410A (ja) * | 1998-09-03 | 2000-03-14 | Daikin Ind Ltd | 両吸込型遠心ファン及びこれを備えた送風装置 |
-
1985
- 1985-09-19 JP JP14311885U patent/JPH063321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101211520B1 (ko) * | 2005-11-10 | 2012-12-12 | 한라공조주식회사 | 자동차 공기조화장치용 송풍장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6252826U (ja) | 1987-04-02 |
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