JPS633440Y2 - - Google Patents

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JPS633440Y2
JPS633440Y2 JP1980046315U JP4631580U JPS633440Y2 JP S633440 Y2 JPS633440 Y2 JP S633440Y2 JP 1980046315 U JP1980046315 U JP 1980046315U JP 4631580 U JP4631580 U JP 4631580U JP S633440 Y2 JPS633440 Y2 JP S633440Y2
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JP
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air
bell mouth
turbo fan
inlet
surrounding wall
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JP1980046315U
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はターボフアンを備えた換気扇機器等の
送風装置の改良に関する。
(従来の技術) 例えばダクト用換気扇にあつては室内空気を屋
外に排出するために長いダクトを介さなければな
らない場合があることを考慮して、比較的高い静
圧が得られるターボフアンを採用している。
而して、この種のターボフアンを用いたダクト
用換気扇は、外箱内にターボフアンをその翼片が
下向きとなるように配設すると共に、前記外箱の
下面に、吸入口を有するベルマウスを収着した構
成である。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した構成では、換気運転時に、ターボフア
ンの翼片下端とベルマウスとの間の隙間を吸入口
側に回り込む風の流れが発生し、その風が、ベル
マウスの吸入口から吸入される空気と衝突して乱
流状態となることに起因して、騒音が大きくなる
欠点があつた。しかも、ターボフアンのフアンケ
ーシングとしての役目を、専ら矩形状の外箱にの
み負わせるものであるから、静圧(吐出圧)を高
めるのに本来的に不利な構造であり、かといつ
て、送風量を増大すべくターボフアン自体を大形
化すれば、それに伴つて上述した騒音も大きくな
つてしまうという問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解決しようとする
もので、従つてその目的は、騒音を低減でき、し
かも静圧を高めて送風量を増大できる送風装置を
提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の送風装置は、送気口を有する外箱と、
主板に複数枚の翼片を周方向に沿つて配列して構
成され前記外箱内に配設されてモータにより回転
駆動されるターボフアンと、このターボフアンの
翼片と対向するように前記外箱に設けられ中央部
に前記複数枚の翼片の内周側の差し渡し寸法以上
の開口径を有する吸入口を形成したベルマウス
と、このベルマウスに前記ターボフアンを囲繞す
るように一体成形され前記送気口側に開口部分を
有する有端環状の囲壁と、この囲壁の開口部分に
連続して形成され該開口部分を前記送気口に連ね
るゲート部と、前記ベルマウスの前記吸入口の周
りに一体成形され前記ターボフアンの翼片と対向
してこれに近接する方向に突出する環状のリブと
から構成したものである。
(作 用) ベルマウスの吸入口の周りに環状のリブが形成
されているから、ターボフアンとベルマウスとの
間の隙間を吸入口側に向う空気の流れが、吸入口
の周りのリブによつて遮られ、以つて吸入口近傍
において空気が乱流状態になることが防止され
る。しかも、ターボフアンを囲繞する囲壁が渦巻
ケーシングと略同様に機能して静圧を高める。そ
の上、この囲壁と前記リブとの間で小さな渦巻流
が生成され、この渦巻流によつても空気を吸入口
から吸入する作用がある。
(実施例) 以下、本考案をダクト用換気扇に適用した一実
施例を図面に基づいて説明する。1は室の天井に
格子状に組合わされて配設された野縁、2は野縁
1に打ち付けた天井板で、この天井板2には格子
状の野縁1の一区画に相当する大きさの取付用開
口部3が形成されている。また、天井板2の上部
空間、即ち天井裏には屋外に連通されたダクト用
4がこの取付用開口部3の近傍に延在されてい
る。5は換気扇本体の外箱で、これは下縁部に形
成したフランジ部5aを野縁1にねじ止め等の適
宜の手段にて取り付けることにより天井裏に固定
されている。6は外箱5の前記ダクト4に対向す
る側に形成された送気口で、この送気口6には、
先端部がダクト4内に密嵌されたテーパ状の筒体
7が連結されている。8は筒体7内に枢設した風
圧開放形のシヤツタである。9は外箱5内上面に
取着された取付片10に固定されたモータで、こ
のモータ9の回転軸11は下方に指向してその下
部にターボフアン12が嵌着されている。前記タ
ーボフアン12は、球面状の主板13の下面に複
数枚の翼片14を周方向に沿つて配列した構成の
ものである。
さて、15は外箱5にターボフアン12と対向
するように配設されたベルマウスで、これはター
ボフアン12の下端形状に応じて略すり鉢状に窪
み、その中心部には周壁16が上方に向けてカー
ルされた吸入口17が開口形成されている。
この場合、吸入口17の開口径をターボフアン
12の翼片14の内周側の差し渡し寸法以上に設
定している。18はベルマウス15の吸入口17
の外周囲に一体に形成された環状のリブで、これ
はターボフアン12の翼片14と対向してこれに
近接する方向に即ち上方に突出し、翼片14の横
幅方向略中央に位置している。19はベルマウス
15の上面にターボフアン12を囲繞するように
一体成形した囲壁で、この囲壁19は送気口6側
に開口部分を有する有端環状に形成されている。
そして、この囲壁19の開口部分には、互いに並
列する2つの案内片21,21(第2図参照)か
ら成るゲート部20を連続して形成し、このゲー
ト部20を送気口6に連結して囲壁19の開口部
分を送気口6に連ねている。
22は前記取付用開口部3を被うようにして取
り付けられたルーバーで、このルーバー22の中
央部はベルマウス15に下方に突出された取付棒
23には周知構成の取付具24を介してねじ25
により螺着されている。
上記構成において、モータ9に通電すると、タ
ーボフアン12が回転駆動されてシヤツタ8が開
放され、室内の空気がルーバー22,ベルマウス
15の吸入口17,送気口6,筒体7及びダクト
4を順に介して屋外に排出され、いわゆる換気運
転が行なわれる。
ところで、従来のダクト用換気扇にあつてはベ
ルマウスに本考案に係わるリブ18が設けられて
おらず運転時に大きな騒音を生じるという問題が
あつた。その理由はリブ18が設けられていない
場合には外箱5内の下部において空気が翼片14
とベルマウス15との間に存する隙間Sを通じて
翼片14の外周側から内周側に向かつて回り込
み、吸入口17から吸入される空気と衝突すると
いう現象がおこり、このため空気が乱流状態にな
つてこれが騒音発生の主因になるからと考えられ
る。
これに対して本実施例ではベルマウス15にリ
ブ18を設けたので空気が翼片14の外周側から
内周側方向に流動しようとしてもリブ18により
これを抑止され第1図に二点鎖線の矢印Aで示す
ようにリブ18の外周部分で流れの方向が上向き
となり、従つて結果的には空気は翼片14の内周
側には流れ込まず空気の回り込み現象が防止され
て空気が乱流状態になることを防止し得る。この
結果、運転時に発生する騒音を低減でき、しかも
リブ18はベルマウス15に一体成形により形成
したので、これによつて部品点数が増加するもの
ではない。
さらに、ベルマウス15に囲壁19を一体に立
設したので、この囲壁19が渦巻ケーシングと略
同様に作用して外箱5内の静圧を高める効果があ
る。しかも、この囲壁19は渦巻ケーシングとし
て作用するだけのものではなく、即ち、リブ18
との協働作用により次のようにして静圧を一層高
める効果がある。リブ18の作用により第1図に
二点鎖線の矢印Aで示すように上向きに方向転換
された空気はターボフアン12の遠心送風作用に
より外方に送出されるから、この空気の一部が囲
壁19に沿つて翼片14の下方に案内され再び矢
印Aで示すように流れる。このような空気の流れ
により、囲壁19とリブ18との間で小さな渦巻
流が生成され、この渦巻流によつても吸入口17
から室内空気が外箱5内に引き込まれるようにな
る。従つて、この渦巻流によつても静圧を高める
効果があり、これと囲壁19の渦巻ケーシングと
しての作用との相乗効果により一層静圧が上昇
し、この結果、送風圧が増加して換気性能を向上
できる。
ところで、上述した渦巻流の発生場所が翼片1
4の内周側部分に近寄り過ぎると、この渦巻流の
一部が翼片14の内周側にまで回り込んでそこか
ら翼片14間に吸入される現象が発生し、その
分、翼片14の内周側から吸入すべき室内空気の
吸入量が減少してしまう。
この点、本実施例では、渦巻流が翼片14の内
周側に回り込まないように以下のような工夫をし
ている。即ち、ベルマウス15の吸入口17の開
口径をターボフアン12の翼片14の内周側の差
し渡し寸法以上に設定した上で、その吸入口17
の周りに環状のリブ18を形成している。従つ
て、そのリブ18は必らず翼片18に対向した形
態になり、これによつて囲壁19との間で渦巻流
が翼片14の外周側部分でのみ発生するようにな
る。このため、渦巻流が翼片14の内周側に回り
込むことを防止できて渦巻流による空気吸引作用
を有効に発揮できる。しかも、ベルマウス15の
吸入口17の開口径をターボフアン12の翼片1
4の内周側の差し渡し寸法以上に設定したことに
よつて、室内空気が吸入口17から翼片14の内
周側へ流入し易くなり、吸気側の通風抵抗を減少
できる。その上、囲壁19には送気口6側に開口
部分を形成すると共に、この開口部分をゲート部
20によつて送気口6に連ねるようにしたので、
例えば囲壁19を完全な環状(無端環状)に形成
した場合とは異なり、囲壁19が排気側の通風抵
抗にならず、ゲート部20によつて排気が円滑に
送気口6に導かれるようになり、上述した諸効果
と相俟つて換気風量を効果的に増大できる。
ところで従来のダクト用換気扇において、静圧
を上昇させるためには大形のターボフアンを用い
れば良いことが単純に考えられるが、ターボフア
ンの大形化に伴つて騒音も大きくなるという問題
があつた。これに対して本実施例では、ベルマウ
ス15に環状のリブ18及び有端環状の囲壁19
を形成し、ベルマウス15の吸入口17の開口径
を翼片14の内周側の差し渡し寸法以上に設定し
たことにより、上述の説明から明らかなように、
ターボフアン12を大形化することなく静圧の増
大化を図つて換気性能を上昇させ得ると同時に、
騒音の低減化をも併せて図ることができ、しかも
この場合、ベルマウス15にリブ18及び囲壁1
9を一体成形したことにより部品点数の増加を招
くこともなく、特に囲壁19により大形のフアン
ケーシングを別途設ける必要性がなくなり換気扇
全体の大形化を回避し得る等の多大の効果を奏す
るものである。
ちなみに第3図a及bは従来のダクト用換気扇
及び本考案に係るダクト用換気扇の静圧及び騒音
を夫々測定した結果を示すもので、静圧を水柱の
高さ(mmAq)で示し、騒音をホン(PHon)単位
で示している。この図からも明らかなように、リ
ブ18及び囲壁19を設けることにより、騒音の
抑制及び静圧の上昇を同時に図り得ることが理解
される。尚、本考案に係るダクト用換気扇はリブ
18を翼片14の幅方向略中央に対応位置させた
ものを使用して測定した。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、次の
効果を得ることができる。
(1) ベルマウスの吸入口の周りに環状のリブを形
成したので、ターボフアンとベルマウスとの間
の隙間を吸入口側に流れる空気が、吸入口から
吸入される空気と衝突して乱流状態になること
を、上記リブによつて防止できて、騒音を低減
させることができる。
(2) ベルマウスにターボフアンを囲繞する有端環
状の囲壁を形成したので、その囲壁が渦巻ケー
シングと略同様に作用して静圧を高め得る。
(3) 囲壁とリブとの間で小さな渦巻流が生成さ
れ、この渦巻流によつても空気の吸入作用を高
めることができる。
(4) ベルマウスの吸入口の開口径をターボフアン
の翼片の内周側の差し渡し寸法以上に設定し
て、リブをターボフアンの翼片に対向させるよ
うにしたので、リブと囲壁との間で発生する渦
巻流が翼片の内周側に回り込むことを、リブに
よつて防止できて、渦巻流による空気吸引作用
を有効に発揮でき、しかも吸入口の開口面積を
大きくできて、吸気側の通風抵抗を減少でき
る。
(5) 囲壁には、送気口側に開口部分を形成すると
共に、この開口部分をゲート部によつて送気口
に連ねるようにしたので、例えば囲壁を完全な
環状(無端環状)に形成した場合とは異なり、
囲壁が排気側の通風抵抗にならず、ゲート部に
よつて排気が円滑に送気口に導かれるようにな
り、上述した(2)乃至(4)の効果と相俟つて送風量
を効果的に増大できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の縦断面図、第2図は一部切除して示す要
部斜視図、第3図においてa及びbは夫々従来と
本考案とを比較して示す静圧及び騒音に関する測
定図である。 図中、5は外箱、6は送気口、9はモータ、1
2はターボフアン、14は翼片、15はベルマウ
ス、17は吸入口、18はリブ、19は囲壁、2
0はゲート部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送気口を有する外箱と、主板に複数枚の翼片を
    周方向に沿つて配列して構成され前記外箱内に配
    設されてモータにより回転駆動されるターボフア
    ンと、このターボフアンの翼片と対向するように
    前記外箱に設けられ中央部に前記複数枚の翼片の
    内周側の差し渡し寸法以上の開口径を有する吸入
    口を形成したベルマウスと、このベルマウスに前
    記ターボフアンを囲繞するように一体成形され前
    記送気口側に開口部分を有する有端環状の囲壁
    と、この囲壁の開口部分に連続して形成され該開
    口部分を前記送気口に連ねるゲート部と、前記ベ
    ルマウスの前記吸入口の周りに一体成形され前記
    ターボフアンの翼片と対向してこれに近接する方
    向に突出する環状のリブとを具備して成る送風装
    置。
JP1980046315U 1980-04-04 1980-04-04 Expired JPS633440Y2 (ja)

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JPS56147398U JPS56147398U (ja) 1981-11-06
JPS633440Y2 true JPS633440Y2 (ja) 1988-01-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5074216A (ja) * 1973-11-05 1975-06-18
JPS5336711A (en) * 1976-09-17 1978-04-05 Sanyo Electric Co Ltd Sirrocco type blower

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JPS5074216A (ja) * 1973-11-05 1975-06-18
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