JPH06213198A - 空気調和機用室外機ユニット - Google Patents

空気調和機用室外機ユニット

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JPH06213198A
JPH06213198A JP948793A JP948793A JPH06213198A JP H06213198 A JPH06213198 A JP H06213198A JP 948793 A JP948793 A JP 948793A JP 948793 A JP948793 A JP 948793A JP H06213198 A JPH06213198 A JP H06213198A
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fan
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air conditioner
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Seiji Sato
誠司 佐藤
Yoshiyuki Funakoshi
美之 船越
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機用室外機ユニットの送風機におい
て翼端部の漏れ流およびファンガイド部下流の剥離等の
発生を防止し、運転騒音を低減する。 【構成】 ファンの翼端にシュラウドを取付けるととも
に対応する空気吹出し口の吸い込み側及び吹き出し側に
ベルマウスを設け、さらに上記シュラウドの外側に内周
壁面が円弧状のリングを備えることによって空気循環用
の環状室を設けた。該構成では、翼端とファンガイドと
の間に隙間がないため、翼端での漏れ流れとファンガイ
ドとの干渉が生じなくなる。さらに吹き出された空気の
うち、シュラウドと吹き出し側のベルマウスとの隙間か
ら再びファン内へと流入して循環流をつくり、シュラウ
ド内面近傍での流速を増加させるため、従来のような流
れの剥離が生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、例えば空気調和機用
室外機ユニットなどに適した送風機の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より空気調和機用の室外機ユニット
の送風機としては、例えば特開平1−96498号公報
に示される斜流ファンなどの軸流型ファンが多く使用さ
れている。
【0003】このような室外機ユニットの斜流ファン構
造による第1例を先ず図13および図14に示す。
【0004】図中、符号1は同空気調和機用室外機ユニ
ットの外部ケーシングであり、該外部ケーシング1の背
面側には空気吸込みグリル部2が、また同前面側には空
気吹出し口3が各々形成されている。
【0005】そして、該外部ケーシング1内の上記空気
吸込みグリル2側には熱交換器4が、また同空気吹出し
口3側ファンガイドFG間には当該斜流ファン5が配設
されている。上記熱交換器4は例えば上記外部ケーシン
グ1内の空間部を背面側から前面側方向に断面コ字状に
覆う状態で配設されている一方、該断面コ字状の熱交換
器空間部内開口側に位置して当該斜流ファン5が設置さ
れている。
【0006】斜流ファン5は、断面が上流側から下流側
に向けて径が拡大する円錐台形状をしたハブ5aと、該
ハブ5aの外周面部に所定の迎え角を有して取付けられ
た複数枚の羽根(斜流翼)5b,5b・・とから構成されて
いる。また、上記ハブ5aには、その中央に軸直交方向
にフラットなボス部7が形成されており、該ボス部7に
対してファンモータ8の駆動軸9の先端が連結固定され
ている。
【0007】さらに、符号11は上記空気吹出し口3の
前面側最外端面部に位置して設けられた空気吹出しグリ
ル部である。
【0008】次に、上記室外機ユニットの通常の軸流フ
ァン構造による第2例を図15および図16に示す。
【0009】図中、符号1は同空気調和機用室外機ユニ
ットの外部ケーシングであり、該外部ケーシング1の背
面側と一側面側には空気吸込みグリル部2A,2Bが、
また同前面側には空気吹出し口3が各々形成されてい
る。
【0010】そして、該外部ケーシング1内の上記空気
吸込みグリル2A,2B側には熱交換器4が、また同空
気吹出し口3側ファンガイドFG間には軸流ファン5′
が配設されている。上記熱交換器4は上記外部ケーシン
グ1内の空間部を背面側および一側面側から前面側方向
に断面鉤状に覆う状態で配設されている一方、該断面鉤
状の熱交換器空間部内開口側に位置して上記軸流ファン
5′が設置されている。
【0011】軸流ファン5′は、断面が上流側から下流
側に向けて径が略同径の筒型形状をしたハブ5a′と、
該ハブ5a′の外周面部に所定の迎え角を有して取付け
られた複数枚の羽根(翼)5b′,5b′・・とから構成さ
れている。また、上記ハブ5a′の内側には、その中央
に軸直交方向にフラットなボス部7が形成されており、
該ボス部7に対してファンモータ8の駆動軸9の先端が
連結固定されている。
【0012】さらに、符号11は上記第1例同様空気吹
出し口3の前面側最外端面部に位置して設けられた空気
吹出しグリル部である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先ず上記図
13および図14に示すような従来の第1例の室外機ユ
ニット用送風機の構造では、図示の如く、その翼端部に
おいて、圧力面側から負圧面側へ逆流しようとする漏れ
流Sが生じる。また、ファンガイド部FGの吸込み側下
流では流れの剥離が生じる。従って、それらの結果、送
風効率が悪化するとともに上記乱れた流れが羽根5b,5
b・・と干渉して騒音を発生させる問題があった。
【0014】また、上記図13および図14のような構
成で斜流ファン5の比速度が大きくなると該ファン5前
後の全圧差に占める動圧も大きくなるが、該動圧エネル
ギーは外部にそのまま捨てられているため、ファン5の
効率が低下するとともに比速度上昇による騒音の増大を
生じさせる問題がある。また、同構成では外部ケーシン
グ1前面部の略全体が空気吹出しグリル11となってい
るので、上記大きな動圧エネルギーで吹き出される空気
は、そのまま前方に放出され、前を横切る人に吹き付け
られてしまう。又正面側から回転する羽根が見え、見映
えが悪いなどの欠点もある。
【0015】次に、上記動圧回収手段としては一般にデ
ィフューザが用いられるが、該ディフューザは上記斜流
ファン5が軸対称流れで運転されている時に有効に作用
するものであるために、例えば図15および図16に示
す従来の第2例の室外機ユニットのように、外部ケーシ
ング1の背面側1Aと側方1B側に各々空気吸込みグリ
ル2A,2Bを有し、それらの両方から空気が流入する
と構造のものではディフューザ効果が余り期待できな
い。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜5各項
記載の発明の空気調和機用室外機ユニットの送風機は、
このような問題に対処することを目的として発明された
もので各々次のように構成されている。
【0017】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明の空気調和機用室外機ユニットは、
外部ケーシングと、該外部ケーシングの背面側に設けら
れた空気吸込み口と、上記外部ケーシングの前面側に設
けられた空気吹出し口と、該空気吹出し口に設けられた
ファンガイド部と、上記外部ケーシング内の上記空気吸
込み口側に位置して設けられた熱交換器と、上記外部ケ
ーシング内の上記熱交換器と上記空気吹出し口との間に
位置し、羽根部先端を上記ファンガイド内に回転可能に
嵌装させて設けられたファンとを備えてなる空気調和機
用室外機ユニットにおいて、上記ファンガイド部の空気
吸込み側から空気吹出し側にかけてベルマウス部を形成
する一方、上記ファンの羽根部先端にシュラウドを設
け、当該ベルマウス部とシュラウドとの間に環状の空気
循環室を形成して構成されている。
【0018】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明の空気調和機用室外機ユニットは、
上記請求項1記載の発明の構成における上記ベルマウス
部の空気吹出し側縁部の肉厚を大きくするとともに丸み
を形成して構成されている。
【0019】(3) 請求項3記載の発明の構成 請求項3記載の発明の空気調和機用室外機ユニットは、
上記請求項1又は2記載の発明の構成における上記空気
循環室内の中心部に断面楕円形状の整流用リング部材を
設けて構成されている。
【0020】(4) 請求項4記載の発明の構成 請求項4記載の発明の空気調和機用室外機ユニットは、
外部ケーシングと、該外部ケーシングの背面側に設けら
れた空気吸込み口と、上記外部ケーシングの前面側に設
けられた空気吹出し口と、該空気吹出し口に設けられた
ファンガイド部と、上記外部ケーシング内の上記空気吸
込み口側に位置して設けられた熱交換器と、上記外部ケ
ーシング内の上記熱交換器と上記空気吹出し口との間に
位置し、羽根部先端を上記ファンガイド内に回転可能に
嵌装させて設けられたファンとを備えてなる空気調和機
用室外機ユニットにおいて、上記空気吹出し口にディフ
ューザを設ける一方、該ディフューザの内側面に上記フ
ァンのハブ先端に対応する突部を形成して構成されてい
る。
【0021】(5) 請求項5記載の発明の構成 請求項5記載の発明の空気調和機用室外機ユニットは、
上記請求項4記載の発明の構成における上記突部を背面
側に開口する筒状体に形成するとともに該筒状体内に上
記ファン駆動用のモータを収納設置するようにして構成
されている。
【0022】
【作用】本願の請求項1〜5各項記載の発明の空気調和
機用室外機ユニットは、各々上記のように構成されてい
る結果、当該各構成に対応して次のような作用を奏す
る。
【0023】(1) 請求項1記載の発明の空気調和機用
室外機ユニットの作用 請求項1記載の発明の空気調和機用室外機ユニットの構
成では、外部ケーシングと、該外部ケーシングの背面側
に設けられた空気吸込み口と、上記外部ケーシングの前
面側に設けられた空気吹出し口と、該空気吹出し口に設
けられたファンガイド部と、上記外部ケーシング内の上
記空気吸込み口側に位置して設けられた熱交換器と、上
記外部ケーシング内の上記熱交換器と上記空気吹出し口
との間に位置し、羽根部先端を上記ファンガイド内に回
転可能に嵌装させて設けられたファンとを備えてなる空
気調和機用室外機ユニットにおいて、上記ファンガイド
部の空気吸込み側から空気吹出し側にかけてベルマウス
部を形成する一方、上記ファンの羽根部先端にシュラウ
ドを設け、当該ベルマウス部とシュラウドとの間に環状
の空気循環室を形成している。
【0024】すでに述べたように、従来の室外機ユニッ
ト用送風機の構造では、その翼端部において、圧力面側
から負圧面側へ逆流しようとする漏れ流が生じ、また、
ファンガイド部の吸込み側下流では流れの剥離が生じて
いた。従って、それらの結果、送風効率が悪化するとと
もに上記乱れた流れが羽根と干渉して騒音を発生させる
問題があった。
【0025】ところが、本発明の構成では、翼端とファ
ンガイド部との隙間が実質的にないため、翼端での漏れ
流れとファンガイド部との干渉が生じなくなる。さらに
吹き出された空気のうち、シュラウドと吹出側のベルマ
ウス部との隙間へと流れ込んだ空気は、シュラウドの外
側に設けられた環状の空気循環室の内壁面に沿って流
れ、シュラウドと吸い込み側のベルマウス部との隙間か
ら再び羽根車内へと流入してスムーズな循環流をつく
り、シュラウド内面近傍での流速を増加させるため、従
来のような流れの剥離が生じにくくなる。
【0026】その結果、送風効率が向上するとともに運
転騒音が低下する。
【0027】なお、本発明の構成において、上記ファン
のシュラウドの吸込み側縁部(上流側縁部)を当該シュラ
ウドの中心方向に湾曲させて断面円弧状に形成すると、
上記循環流の生成がスムーズとなり、より騒音低減効果
が高くなる。
【0028】また、同様にして同ファンのシュラウドの
吹出し側縁部(下流側縁部)をも更に当該シュラウドの中
心方向に湾曲させて吸込側および吹出側流縁部共に断面
円弧状に形成すると、上記循環流の生成がよりスムーズ
となり、より一層騒音低減効果が高くなる。
【0029】さらに、また上記ファンの構成におけるシ
ュラウドの吸込み側縁部(上流側縁部)と吹出し側縁部
(下流側縁部)を共に当該シュラウドの中心方向に湾曲さ
せて相互に連設した断面円環状に形成すると、上記循環
流の生成が特にスムーズとなり、さらに騒音低減効果が
高くなる。
【0030】(2) 請求項2記載の発明の空気調和機用
室外機ユニットの作用 請求項2記載の発明の空気調和機用室外機ユニットの構
成では、上記請求項1記載の発明の構成における上記ベ
ルマウス部の空気吹出し側縁部の肉厚を大きくするとと
もに丸みを形成している。
【0031】このように、上記請求項1記載の発明の斜
流ファンのベルマウス部の吹出し側縁部(下流側縁部)先
端に丸みを帯びた流線形状の肉厚部を形成した構成にす
ると、上記請求項1記載の発明同様循環流の生成がスム
ーズになることは素より、従来ベルマウス下流側縁部の
下流で生じ易かった流れの剥離も生じなくなり、その分
騒音低減効果が更に高くなる。
【0032】(3) 請求項3記載の発明の空気調和機用
室外機ユニットの作用 請求項3記載の発明の空気調和機用室外機ユニットの構
成では、上記請求項1記載の発明の構成における上記空
気循環室内の中心部に断面楕円形状の整流用リング部材
を設けている。
【0033】このように、上述した空気循環室内に断面
楕円形状の整流リングを設けると、上記請求項1又は2
記載の発明と同様に循環流の流れがスムーズとなって、
騒音低減効果が向上する。
【0034】(4) 請求項4記載の発明の空気調和機用
室外機ユニットの作用 請求項4記載の発明の空気調和機用室外機ユニットの構
成では、外部ケーシングと、該外部ケーシングの背面側
に設けられた空気吸込み口と、上記外部ケーシングの前
面側に設けられた空気吹出し口と、該空気吹出し口に設
けられたファンガイド部と、上記外部ケーシング内の上
記空気吸込み口側に位置して設けられた熱交換器と、上
記外部ケーシング内の上記熱交換器と上記空気吹出し口
との間に位置し、羽根部先端を上記ファンガイド内に回
転可能に嵌装させて設けられたファンとを備えてなる空
気調和機用室外機ユニットにおいて、上記空気吹出し口
にディフューザを設ける一方、該ディフューザの内側面
に上記ファンのハブ先端に対応する突部を形成してい
る。
【0035】前述した従来の構成では軸流ファンの比速
度が大きくなると同ファン前後の全圧差に占める動圧も
大きくなるが、該動圧エネルギーは外部にそのまま捨て
られているため、ファン効率が低下するとともに比速度
上昇による騒音の増大を生じる問題があった。また、同
構成では外部ケーシング前面部の略全体が空気吹出しグ
リルとなっているので、上記大きな動圧エネルギーで吹
き出される空気は、そのまま前方に放出され、前を横切
る人に吹き付けられてしまう。又正面側から回転する羽
根が見え、見映えが悪いなどの欠点があった。
【0036】さらに、上記動圧回収手段として一般にデ
ィフューザが用いられているが、該ディフューザは上記
軸流ファンが軸対称流れで運転されている時に有効に作
用するものであるために、従来の室外機ユニットのよう
に、外部ケーシングの背面側と側方側に各々空気吸込み
グリルを有し、それらの両方から空気が流入する構造の
ものではディフューザ効果が余り期待できない。
【0037】しかし、本発明の構成では、熱交換器の形
状を軸対称なU字型にすることによって、室外機ユニッ
ト内の流れが軸対称流れに近くなり、ディフューザが効
果的に作用して動圧が回収されるようになり、ファン効
率は向上するため、回転数を低下させることができ、運
転音が低減できる。また、前を通る人にほとんど不快感
を与えなくなる。さらに、ディフューザ自体が遮音壁と
なって斜流ファンから発生する音の直接的な放射を防ぐ
ことができ、運転音が低下する。また斜流ファン吹出風
の主流がディフューザの壁面に沿ってスムーズに外側四
方へ流れるため、さらにファン効率は向上する。
【0038】さらに、ディフューザの壁面に反射して外
部へ放射される音を例えば吸音材を配設することによっ
てある程度吸収することができ、運転音が低下する。し
かも、ディフューザの正面、及び外部ケーシングに、設
置場所にあわせた色の塗装を施すことにより、室外機ユ
ニットを周囲との調和のとれたデザインにすることがで
きるなど多くのメリットを生じる。
【0039】(5) 請求項5記載の発明の空気調和機用
室外機ユニットの作用 請求項5記載の発明の空気調和機用室外機ユニットの構
成では、上記請求項4記載の発明の構成における上記突
部を背面側に開口する筒状体に形成するとともに該筒状
体内に上記ファン駆動用のモータを収納設置するように
している。
【0040】このようにすると、上記ディフューザの中
央部をファンモータの設置スペースとして有効に利用で
きるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本願請求項1〜5各項記載
の発明の空気調和機用室外機ユニットによると、それぞ
れ次のような効果を得ることができる。
【0042】(1) 請求項1〜3記載の発明 翼端と、ファンガイドとの隙間がないため、翼端での漏
れ流れとファンガイドとの干渉が生じなくなる。さらに
シュラウドのまわりに発生する循環流によって、シュラ
ウド内面での流れの剥離が生じにくくなり、運転音が低
下するとともに翼端渦とファンガイドとの干渉がなくな
り、環状室からシュラウドにかけて発生する循環流によ
って、シュラウド内面での流れの剥離を防止することが
できる。
【0043】(2) 請求項4,5記載の発明 機内流れが軸対称に近くなり、ディフューザが効果的に
動圧を回収でき、ファン効率が向上するため、ファン回
転数を下げることができ、運転音が低下する。また直接
的なファン騒音の放射を防ぐことができる。
【0044】
【実施例】
(1) 第1実施例 先ず図1は、本願発明の第1実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0045】図中、符号1は同室外機ユニットの外部ケ
ーシングであり、該外部ケーシング1の背面側には空気
吸込みグリル部2が、また同前面側には空気吹出し口3
が各々形成されている。
【0046】そして、該外部ケーシング1内の上記空気
吸込みグリル2側には熱交換器4が、また同空気吹出し
口3側ファンガイドFG間には斜流ファン5が配設され
ている。該熱交換器4は上記外部ケーシング1内の空間
部を背面側から前面側方向に断面コ字状に覆う状態で配
設されている一方、該断面コ字状の熱交換器空間部内開
口側に位置して上記斜流ファン5が設置されている。
【0047】斜流ファン5は、断面が上流側から下流側
に向けて径が拡大する円錐台形状をしたハブ5aと、該
ハブ5aの外周面部に所定の迎え角を有して取付けられ
た複数枚の羽根(斜流翼)5b,5b・・と、該羽根5b,5b
・・の先端側外縁部に取付けられたシュラウド5cとか
ら構成されている。また、上記ハブ5aには、その中央
に軸直交方向にフラットなボス部7が形成されており、
該ボス部7に対してファンモータ8の駆動軸9の先端が
連結固定されている。
【0048】一方、上記空気吹出し口3部分の上記斜流
ファン5のシュラウド5cに対応する部分には、その吸
込み側および吹出し側の両側に位置して相互に連続する
断面半円形状のベルマウスBMを設け、該ベルマウスB
Mの開口部側に上記シュラウド5cを所定の空気流通間
隔を保った状態で嵌合せしめて対応させており、それに
よって上記ベルマウスBMとシュラウド5cとの間に環
状の空気導入、導出用の空気循環室10を形成してい
る。
【0049】さらに、符号11は上記空気吹出し口3の
前面側最外端面部に位置して設けられた空気吹出しグリ
ル部である。
【0050】すでに述べたように、図13に示すような
従来の室外機ユニット用送風機の構造では、図示の如
く、その翼端部において、圧力面側から負圧面側へ逆流
しようとする漏れ流Sが生じる。また、ファンガイド部
FGの吸込み側下流では流れの剥離が生じる。従って、
それらの結果、送風効率が悪化するとともに上記乱れた
流れが羽根5b,5b・・と干渉して騒音を発生させる問
題があった。
【0051】ところが、上記本実施例の構成では、翼端
とファンガイドFGとの隙間が実質的にないため、翼端
での漏れ流れとファンガイドFGとの干渉が生じなくな
る。さらに吹き出された空気のうち、シュラウド5cと
吹出側のベルマウスBMとの隙間へと流れ込んだ空気
は、シュラウド5cの外側に設けられた環状の空気循環
室10の内壁面に沿って流れ、シュラウド5cと吸い込
み側のベルマウスBMとの隙間から再び羽根車内へと流
入してスムーズな循環流をつくり、シュラウド5c内面
近傍での流速を増加させるため、従来のような流れの剥
離が生じにくくなる。
【0052】この結果、送風効率が向上するとともに運
転騒音が低下する。
【0053】(2) 第2実施例 次に図2は、本願発明の第2実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0054】本実施例の構成では、上記第1実施例の斜
流ファン5の構成におけるシュラウド5cの吸込み側縁
部(上流側縁部)を当該シュラウド5cの中心方向に湾曲
させて断面円弧状に形成したことを特徴とするものであ
る。その他の部分の構成は、上記第1実施例のものと全
く同一である。
【0055】このように、翼端側シュラウド5cの吸込
み側縁部の形状を円弧状のものにすると、上記循環流の
生成がスムーズとなり、より騒音低減効果が高くなる。
【0056】(3) 第3実施例 次に図3は、本願発明の第3実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0057】本実施例の構成では、上記第2実施例の斜
流ファン5の構成におけるシュラウド5cの吹出し側縁
部(下流側縁部)をも更に当該シュラウド5cの中心方向
に湾曲させて両縁部共に断面円弧状に形成したことを特
徴とするものである。その他の部分の構成は、上記第
1、第2実施例のものと全く同一である。
【0058】このように、翼端側シュラウド5cの吸込
み側および吹出し側両縁部の形状を共に円弧状のものに
すると、上記循環流の生成がよりスムーズとなり、より
一層騒音低減効果が高くなる。
【0059】(4) 第4実施例 次に図4は、本願発明の第4実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0060】本実施例の構成では、上記第3実施例の斜
流ファン5の構成におけるシュラウド5cの吸込み側縁
部(上流側縁部)と吹出し側縁部(下流側縁部)を共に当該
シュラウド5cの中心方向に湾曲させて相互に連設した
断面円環状に形成したことを特徴とするものである。そ
の他の部分の構成は、上記第1、第2、第3実施例のも
のと全く同一である。
【0061】このように、翼端側シュラウド5cの吸込
み側縁部および吹出し側両縁部の形状を相互に連続した
円環状のものにすると、上記循環流の生成が特にスムー
ズとなり、上記第1、第2、第3実施例の何れにも増し
て騒音低減効果が高くなる。
【0062】(5) 第5実施例 次に図5は、本願発明の第5実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0063】本実施例の構成では、上記第1実施例の斜
流ファン5の構成におけるベルマウスBMの吹出し側縁
部(下流側縁部)先端に流線形状の肉厚部12を形成した
ことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、
上記第1実施例のものと全く同一である。
【0064】このような、構成にすると、上記第1実施
例同様循環流の生成がスムーズになることは素より、従
来ベルマウス下流側縁部の下流で生じ易かった流れの剥
離も生じなくなり、その分騒音低減効果が高くなる。
【0065】(6) 第6実施例 先ず図6は、本願発明の第6実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0066】本実施例では、上記第5実施例のファンガ
イド部FGのベルマウス部BMの構造を半円形状に連続
させることなく図示のように開放状態に変更したもの
で、このような構成の場合にも上記実施例と略同様の騒
音低減効果を得ることができる。該ベルマウス部BMの
構成は、上記第1〜第4実施例の場合にも全く同様に採
用することができる。
【0067】(7) 第7実施例 先ず図7は、本願発明の第7実施例に係る送風機ユニッ
トを採用して構成した空気調和機用室外機ユニットの構
成および作用を示している。
【0068】本実施例では、上記第1実施例の斜流ファ
ン5の構成におけるシュラウド5cとベルマウスBM間
の空気循環室10内に断面楕円形状の整流リング14を
設置したことを特徴とするものである。その他の部分の
構成は、上記第5実施例とものと全く同一である。
【0069】このように、上述した空気循環室10内に
断面楕円形状の整流リング14を設けると、上記第4実
施例と同様に循環流の流れがスムーズとなって、騒音低
減効果が向上する。
【0070】(8) 第8実施例 先ず図8〜図10は、本願発明の第8実施例に係る送風
機ユニットを採用して構成した空気調和機用室外機ユニ
ットの構成および作用を示している。
【0071】ところで、上記第1〜第7実施例のように
構成すると、その何れにあってもファンガイドFG部で
の空気の整流機能が高くなって騒音低減効果が高くなる
メリットを生じるが、一方上記のような構成で軸流ファ
ン5の比速度が大きくなると該ファン5前後の全圧差に
占める動圧も大きくなるが、該動圧エネルギーは外部に
そのまま捨てられているため、ファン5効率が低下する
とともに比速度上昇による騒音の増大を生じる問題があ
る。また、上記構成では外部ケーシング1前面部の略全
体が空気吹出しグリル11となっているので、上記大き
な動圧エネルギーで吹き出される空気は、そのまま前方
に放出され、前を横切る人に吹き付けられてしまう。又
正面側から回転する羽根が見え、見映えが悪いなどの欠
点がある。
【0072】さらに、上記動圧回収手段として一般にデ
ィフューザが用いられるが、該ディフューザは上記軸流
ファンが軸対称流れで運転されている時に有効に作用す
るものであるために、例えば図15および図16に示す
従来の室外機ユニットのように、外部ケーシング1の背
面側1Aと側方1B側に各々空気吸込みグリル2A,2
Bを有し、それらの両方から空気が流入すると構造のも
のではディフューザ効果が余り期待できない。
【0073】本実施例の空気調和機用室外機ユニット
は、このような問題に対処することを目的として構成さ
れている。
【0074】先ず図8中、符号1は同本実施例の室外機
ユニットの外部ケーシングであり、該外部ケーシング1
の背面側には空気吸込みグリル部2が、また同前面側に
は空気吹出し口3が各々形成されている。
【0075】そして、該外部ケーシング1内の上記空気
吸込みグリル2側には熱交換器4が、また同空気吹出し
口3側には斜流ファン5が配設されている。該熱交換器
4は上記外部ケーシング1内の空間部を背面側から前面
側に向けて断面コ字状に覆う状態で配設されている一
方、該断面コ字状の熱交換器空間部内前方のファンガイ
ドFG内に位置して上記斜流ファン5が設置されてい
る。
【0076】斜流ファン5は、上流側から下流側に向け
て径が拡大する断面が円錐台形状をしたハブ5aと、該
ハブ5aの外周面部に所定の迎え角を有して取付けられ
た複数枚の羽根(斜流翼)5b,5b・・とから構成されて
いる。また、上記ハブ5aには、その中央に軸直交方向
にフラットなボス部7が形成されており、該ボス部7に
対して上記各実施例と逆向きに設けられたファンモータ
8の駆動軸9先端が連結固定されている。
【0077】一方、図9に示すように、本実施例では下
部に圧縮機20が横置きに設置され、上記斜流ファン5
は当該圧縮機20の上方に位置して設けられている。
【0078】また、符号21は上記斜流ファン5に対向
して空気吹出し口3の前面部に設けられたディフューザ
であり、該ディフューザ21は、その上下左右外周部に
上記空気吹出し口3との間で空気吹出しグリル27を形
成しているとともに上記斜流ファン5の駆動軸9に対応
する中心部内側に円錐台形状の上記ハブ5aの外径に対
応する突部22を備えている。そして、該突部22には
上記ハブ5aの大径端側内径に対応した内径のファンモ
ータ収納溝部22aが形成され、該ファンモータ収納溝
部22a内に上記ファンモータ8が収納固定されてい
る。また、上記突部22の周壁部22bには、ファンモ
ータ8冷却用の空気を導入する空気導入孔23,23・
・・が周方向に複数形成されている。
【0079】したがって、該構成では、図示のように圧
縮機20を下部に横置きにし、かつ熱交換器4の形状を
U字型にすることによって、室外機ユニット内の流れが
軸対称流れに近くなり、ディフューザ21が効果的に作
用して動圧が回収されるようになり、ファン効率は向上
するため、回転数を低下させることができ、運転音が低
減できる。また、前を通る人にほとんど不快感を与えな
くなる。さらに、ディフューザ21自体が遮音壁となっ
て斜流ファン5から発生する音の直接的な放射を防ぐこ
とができ、運転音が低下する。また斜流ファン吹出風の
主流がディフューザ21の壁面に沿ってスムーズに外側
四方へ流れるため、さらにファン効率は向上する。また
同主流の一部は圧力差によってディフューザ21の突部
壁面部に設けられた空気導入孔(貫通穴)23,23・・
を通ってファンモータ8部へと流れ込み、さらにハブ5
aと突部22との間の隙間を通ってファン吹出し側へと
流れるため、ファンモータ8部の過熱を防ぐことがで
き、しかも上記ディフューザ21の中央部をファンモー
タ8の設置スペースとして有効に利用できる。さらに、
ディフューザ21の壁面に反射して外部へ放射される音
を例えば吸音材を配設することによってある程度吸収す
ることができ、運転音が低下する。しかも、ディフュー
ザ21の正面、及び外部ケーシング1に、設置場所にあ
わせた色の塗装を施すことにより、室外機ユニットを周
囲との調和のとれたデザインにすることができるなど多
くのメリットを生じる。
【0080】(9) 第9実施例 次に、図11は本願発明の第9実施例に係る空気調和機
用室外機ユニットの構成を示している。
【0081】本実施例の室外機ユニットは、上記第8実
施例の室外機ユニットの構成において、さらに上記斜流
ファン5のハブ5aのボス部7部分の周方向に複数の空
気流出孔28,28・・・を形成してことを特徴とする
ものである。
【0082】このような構成にすると、上記空気導入孔
23,23・・・から導入された空気がファンモータ8
を冷却して、さらに斜流ファン5の上流側に負圧で導出
されるようになり、上記第8実施例よりも冷却風の循環
効率が高くなり、ファンモータ8の冷却性能が更に向上
する。
【0083】(10) 第10実施例 図12は、本願発明の第10実施例に係る空気調和機用
室外機ユニットの構成を示している。
【0084】本実施例の室外機ユニットは、上記第8実
施例の室外機ユニットの構成において、さらに上記斜流
ファン5のハブ5aの内側先端部に補助ブレード29,2
9・・・を設け、該補助ブレード29,29・・・によ
って上記第9実施例と同様の循環流を形成することによ
り、ファンモータ9の冷却性能をより一層上げるように
したことを特徴とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図2】図2は、本願発明の第2実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図3】図3は、本願発明の第3実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図4】図4は、本願発明の第4実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図5】図5は、本願発明の第5実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図6】図6は、本願発明の第6実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図7】図7は、本願発明の第7実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図8】図8は、本願発明の第8実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図9】図9は、本願発明の第8実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの縦断面図である。
【図10】図10は、同本願発明の第8実施例に係る空
気調和機用室外機ユニットの正面図である。
【図11】図11は、同本願発明の第9実施例に係る空
気調和機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図12】図12は、本願発明の第10実施例に係る空
気調和機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図13】図13は、第1の従来例に係る空気調和機用
室外機ユニットの水平断面図である。
【図14】図14は、同第1の従来例に係る空気調和機
用室外機ユニットの正面図である。
【図15】図15は、第2の従来例に係る空気調和機用
室外機ユニットの水平断面図である。
【16】図16は、同第2の従来例に係る空気調和機用
室外機ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1は外部ケーシング、2は空気吸込みグリル部、3は空
気吹出し口、4は熱交換器、5は斜流ファン、5aはハ
ブ、5bは羽根、5cはシュラウド、7はボス部、8はフ
ァンモータ、9は駆動軸、10は空気循環室、12は肉
厚部、14は整流リング、21はディフューザ、22は
突部、23は空気導入孔、28は空気流出孔、29は補
助ブレードである。
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図2】図2は、本願発明の第2実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図3】図3は、本願発明の第3実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図4】図4は、本願発明の第4実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図5】図5は、本願発明の第5実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図6】図6は、本願発明の第6実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図7】図7は、本願発明の第7実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図8】図8は、本願発明の第8実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図9】図9は、本願発明の第8実施例に係る空気調和
機用室外機ユニットの縦断面図である。
【図10】図10は、同本願発明の第8実施例に係る空
気調和機用室外機ユニットの正面図である。
【図11】図11は、同本願発明の第9実施例に係る空
気調和機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図12】図12は、本願発明の第10実施例に係る空
気調和機用室外機ユニットの水平断面図である。
【図13】図13は、第1の従来例に係る空気調和機用
室外機ユニットの水平断面図である。
【図14】図14は、同第1の従来例に係る空気調和機
用室外機ユニットの正面図である。
【図15】図15は、第2の従来例に係る空気調和機用
室外機ユニットの水平断面図である。
【図16】図16は、同第2の従来例に係る空気調和機
用室外機ユニットの正面図である。
【符号の説明】 1は外部ケーシング、2は空気吸込みグリル部、3は空
気吹出し口、4は熱交換器、5は斜流ファン、5aはハ
ブ、5bは羽根、5cはシュラウド、7はボス部、8はフ
ァンモータ、9は駆動軸、10は空気循環室、12は肉
厚部、14は整流リング、21はディフューザ、22は
突部、23は空気導入孔、28は空気流出孔、29は補
助ブレードである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ケーシングと、該外部ケーシングの
    背面側に設けられた空気吸込み口と、上記外部ケーシン
    グの前面側に設けられた空気吹出し口と、該空気吹出し
    口に設けられたファンガイド部と、上記外部ケーシング
    内の上記空気吸込み口側に位置して設けられた熱交換器
    と、上記外部ケーシング内の上記熱交換器と上記空気吹
    出し口との間に位置し、羽根部先端を上記ファンガイド
    内に回転可能に嵌装させて設けられたファンとを備えて
    なる空気調和機用室外機ユニットにおいて、上記ファン
    ガイド部の空気吸込み側から空気吹出し側にかけてベル
    マウス部を形成する一方、上記ファンの羽根部先端にシ
    ュラウドを設け、当該ベルマウス部とシュラウドとの間
    に環状の空気循環室を形成したことを特徴とする空気調
    和機用室外機ユニット。
  2. 【請求項2】 上記ベルマウス部の空気吹出し側縁部の
    肉厚を大きくするとともに丸みを形成したことを特徴と
    する請求項1記載の空気調和機用室外機ユニット。
  3. 【請求項3】 上記空気循環室内に中心部に断面楕円形
    状の整流用リング部材を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の空気調和機用室外機ユニット。
  4. 【請求項4】 外部ケーシングと、該外部ケーシングの
    背面側に設けられた空気吸込み口と、上記外部ケーシン
    グの前面側に設けられた空気吹出し口と、該空気吹出し
    口に設けられたファンガイド部と、上記外部ケーシング
    内の上記空気吸込み口側に位置して設けられた熱交換器
    と、上記外部ケーシング内の上記熱交換器と上記空気吹
    出し口との間に位置し、羽根部先端を上記ファンガイド
    内に回転可能に嵌装させて設けられたファンとを備えて
    なる空気調和機用室外機ユニットにおいて、上記空気吹
    出し口にディフューザを設ける一方、該ディフューザの
    内側面に上記ファンのハブ先端に対応する突部を形成し
    たことを特徴とする空気調和機用室外機ユニット。
  5. 【請求項5】 上記突部を背面側に開口する筒状体に形
    成するとともに該筒状体内に上記ファン駆動用のモータ
    を収納設置したことを特徴とする請求項4記載の空気調
    和機用室外機ユニット。
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