JPH06330818A - エンジンの気化器のエアーベント装置 - Google Patents

エンジンの気化器のエアーベント装置

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JPH06330818A
JPH06330818A JP14263193A JP14263193A JPH06330818A JP H06330818 A JPH06330818 A JP H06330818A JP 14263193 A JP14263193 A JP 14263193A JP 14263193 A JP14263193 A JP 14263193A JP H06330818 A JPH06330818 A JP H06330818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air vent
vent passage
engine
passage
atmosphere
Prior art date
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Pending
Application number
JP14263193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsuda
裕之 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの軽負荷運転時においては、エアク
リーナの目詰まりによる空燃混合比の変化をなくし、高
負荷運転時においては、燃料を安定供給してエンストを
防止する。 【構成】 エンジンの気化器のフロート室8に連通する
エアーベント通路16を分岐し、一方を同圧用エアーベ
ント通路16aとしてベンチュリ管1のベンチュリ部4
の上流側に連通するとともに、他方を大気開放用エアー
ベント通路16bとして大気に開放する。上記エアーベ
ント通路16の分岐通路に通路切換弁18を付設する。
この通路切換弁18は、エンジンの軽負荷運転時には同
圧用エアーベント通路16aを開くとともに、大気開放
用エアーベント通路16bを閉止し、エンジンの高負荷
運転時には同圧用エアーベント通路16aを閉止すると
ともに、大気開放用エアーベント通路16bを開放す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの気化器の
エアーベント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの気化器の基本構造は、例えば
図3〜図4で示すように、ベンチュリー管1、チョーク
バルブ2、スロットルバルブ3、メインノズル5、燃料
ジェット6、フロートチャンバ7、フロート室8内のニ
ードルバルブ12、エアーベント装置15などから成
る。この気化器は、そのフロート室8内でフューエルポ
ンプ又は重力によって圧送されてきた燃料(ガソリン1
0)がフロート11とニードルバルブ12とにより一定
液面Lに保たれており、エンジンの吸入工程で空気が吸
入されるとき、ベンチュリー部4を通過する空気Aの流
速が速くなり、これに伴う圧力低下により燃料10がメ
インノズル5からベンチュリー管1内に吸い出され、混
合気Bとなってスロットルバルブ3の開度に応じてシリ
ンダに吸い込まれるように構成されている。
【0003】上記気化器において、フロート室8内の燃
料10はベンチュリー部4の気圧とフロート室8内の気
圧との圧力差によって吸い出される仕組みになっている
が、このフロート室8の気圧はエアーベント装置15に
よって規定される。そしてこの種のエアーベント装置1
5としては、従来より例えば図3で示す同圧形(以下従
来例1という)、あるいは図4で示す大気開放形(以下
従来例2という)が知られている。上記従来例1(同圧
形)は、図3で示すように、フロートチャンバ7内のフ
ロート室8とベンチュリー管1のベンチュリー部4の上
流側とを直接エアーベント通路16aで連通して構成さ
れている。上記従来例2(大気開放形)は、図4で示す
ように、フロート室8を直接エアーベント通路16bを
介して大気に連通して構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1(同圧
形)は、エアクリーナが目詰まりしても空燃混合比(A
/F)を一定に維持することができるという利点がある
ものの、エアクリーナの目詰まりが生ずると吸気流量が
減るので、エンジンの高負荷運転時に燃料の供給量が不
足して出力が低下するという難点がある。このため、急
加速時にエンストを誘発しやすい。
【0005】一方従来例2(大気開放形)は、これとは
逆に、エンジンの高負荷運転時においては、燃料を安定
供給できるのでエンストを防止できるが、エアクリーナ
の目詰まりが生ずると軽負荷運転時においても空燃混合
比(A/F)が燃料過剰側に変化し、排気ガス対策上不
都合を生ずる。本発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、軽負荷運転時においては、エアクリーナの
目詰まりによる空燃混合比の変化をなくして排気ガス対
策上の不都合を解消するとともに、高負荷運転時におい
ては、燃料を安定供給してエンストを防止することを技
術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明が採用した手段は、エンジンの気化器のフロ
ート室8にエアーベント通路16を連通して構成したエ
ンジンの気化器のエアーベント装置において、上記エア
ーベント通路16を分岐して一方を同圧用エアーベント
通路16aとしてベンチュリ管1のベンチュリ部4の上
流側に連通するとともに、他方を大気開放用エアーベン
ト通路16bとして大気に開放し、上記エアーベント通
路16の分岐通路に通路切換弁18を付設し、この通路
切換弁18は、エンジンの軽負荷運転時には同圧用エア
ーベント通路16aを開くとともに、大気開放用エアー
ベント通路16bを閉止し、エンジンの高負荷運転時に
は同圧用エアーベント通路16aを閉止するとともに、
大気開放用エアーベント通路16bを開放するように構
成したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の作用】本発明は、以下のように作用する。上記
エアーベント通路16の分岐通路に付設された通路切換
弁18は、エンジンの軽負荷運転中は当該同圧用エアー
ベント通路16aを開くとともに、大気開放用エアーベ
ント通路16bを閉止する。この状態では、フロート室
8内の燃料10は、ベンチュリー部4の気圧とベンチュ
リー部4の上流側の気圧との圧力差によって吸い出され
る。つまり、エアクリーナの目詰まり等が生じてもその
影響を受けることがない。また、エンジンの高負荷運転
時には、上記通路切換弁18は、同圧用エアーベント通
路16aを閉止するとともに、大気開放用エアーベント
通路16bを大気に開放する。この状態ではフロート室
8内の燃料10は、ベンチュリー部4の気圧と大気圧と
の圧力差によって吸い出される。つまり、エンジンの高
負荷運転時において燃料の供給不足は解消する。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから、エンジンの軽負荷運転時においては、エア
クリーナの目詰まりによる空燃混合比の変化をなくして
排気ガス対策上の不都合を解消するとともに、高負荷運
転時においては、燃料を安定供給してエンストを防止す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る気化器の実施例を模式的に示す
概要図である。この気化器は図1で示すように、ベンチ
ュリー管1、スロットルバルブ3、メインノズル5、燃
料ジェット6、フロートチャンバ7、フロート室8内の
ニードルバルブ12、エアーベント装置15とから成
る。
【0010】上記エアーベント装置15は、気化器のフ
ロート室8にエアーベント通路16を連通し、このエア
ーベント通路16を分岐して一方を同圧用エアーベント
通路16aとしてベンチュリー管1のベンチュリー部4
の上流側に連通するとともに、他方を大気開放用エアー
ベント通路16bとして大気に開放して構成されてい
る。そして、上記ベンチュリー管1のベンチュリー部4
の下流側に、吸気負圧を検出する負圧センサー17が付
設され、また、同圧用エアーベント通路16aと大気開
放用エアーベント通路16bには、それぞれ通路切換弁
18a・18bが付設されている。
【0011】上記通路切換弁18a・18bは、負圧セ
ンサー17が出力するエンジンの負圧信号を受けて、弁
駆動回路20を介して以下のように作動する。なお、エ
ンジンの軽負荷運転とは、例えば、0/4〜2/4未満
の負荷を、エンジンの高負荷運転とは、例えば、2/4
〜4/4の負荷を意味し、適宜設定した負荷に対応する
吸気負圧を負圧センサー17で検出させるように構成す
る。即ち、エンジンの軽負荷運転中は一方の通路切換弁
18aが当該同圧用エアーベント通路16aを開くとと
もに、他方の通路切換弁18bが大気開放用エアーベン
ト通路16bを閉止する。また、エンジンの高負荷運転
時には、一方の通路切換弁18aが同圧用エアーベント
通路16aを閉止するとともに、他方の通路切換弁18
bが大気開放用エアーベント通路16bを大気に開放す
る。
【0012】つまり、エンジンの軽負荷運転中は、当該
同圧用エアーベント通路16aのみが開き、この状態で
は、フロート室8内の燃料10は、ベンチュリー部4の
気圧とベンチュリー部4の上流側の気圧との圧力差によ
って吸い出される。これにより、エアクリーナの目詰ま
りが生じても空燃混合比の変化はなく、排気ガス対策上
の不都合は解消する。また、エンジンの高負荷運転時に
は、大気開放用エアーベント通路16bのみが開き、こ
の状態では、フロート室8内の燃料10は、ベンチュリ
ー部4の気圧と大気圧との圧力差によって吸い出され
る。これにより、エンジンの高負荷運転時において燃料
の供給不足によるエンストは解消する。
【0013】図2は通路切換弁の変形例を示す要部拡大
図である。即ち、この実施例ではエアーベント通路16
の分岐点に1個の弁体19がP点を揺動支点として揺動
自在に枢支されており、エンジンの軽負荷運転中は、実
線で示すように、同圧用エアーベント通路16aのみが
開き、エンジンの高負荷運転時には、仮想線で示すよう
に、大気開放用エアーベント通路16bのみが開放され
る。なお、この弁体19は図1と同様に駆動回路20を
介して図示しないアクチュエータにより切り換え制御さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る気化器を模式的に示す概
要図である。
【図2】通路切換弁の変形例を示す要部拡大図である。
【図3】従来例1(同圧形)に係る気化器を模式的に示
す概要図である。
【図4】従来例2(大気開放形)に係る気化器を模式的
に示す概要図である。
【符号の説明】
1…ベンチュリー管、 4…ベンチュ
リー部、8…気化器のフロート室、 15…
エアーベント装置、16…エアーベント通路、
16a…同圧用エアーベント通路、16b…大気
開放用エアーベント通路、 18…通路切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの気化器のフロート室(8)にエ
    アーベント通路(16)を連通して構成したエンジンの気化
    器のエアーベント装置において、 上記エアーベント通路(16)を分岐して一方を同圧用エア
    ーベント通路(16a)としてベンチュリ管(1)のベンチュ
    リ部(4)の上流側に連通するとともに、他方を大気開放
    用エアーベント通路(16b)として大気に開放し、 上記エアーベント通路(16)の分岐通路に通路切換弁(18)
    を付設し、 この通路切換弁(18)は、エンジンの軽負荷運転時には同
    圧用エアーベント通路(16a)を開くとともに、大気開放
    用エアーベント通路(16b)を閉止し、エンジンの高負荷
    運転時には同圧用エアーベント通路(16a)を閉止すると
    ともに、大気開放用エアーベント通路(16b)を開放する
    ように構成したことを特徴とするエンジンの気化器のエ
    アーベント装置。
JP14263193A 1993-05-21 1993-05-21 エンジンの気化器のエアーベント装置 Pending JPH06330818A (ja)

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