JPH0622137Y2 - 気化器の加速ポンプ装置 - Google Patents

気化器の加速ポンプ装置

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JPH0622137Y2
JPH0622137Y2 JP1985045946U JP4594685U JPH0622137Y2 JP H0622137 Y2 JPH0622137 Y2 JP H0622137Y2 JP 1985045946 U JP1985045946 U JP 1985045946U JP 4594685 U JP4594685 U JP 4594685U JP H0622137 Y2 JPH0622137 Y2 JP H0622137Y2
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valve
fuel
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acceleration
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稔 土肥
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は気化器のポンプ装置に係り、特に高付加時に
おける加速系からの不要な燃料の吸い出しを防止し、混
合気の過濃防止を図る気化器の加速ポンプ装置に関す
る。
[従来の技術] 内燃機関において、アイドル運転域や低負荷運転域から
急激に絞り弁を開くと、気化器と主系統からの燃料の出
遅れや吸気管壁面への燃料付着などによって、空燃比が
一時的に薄くなる不都合がある。そこで、このような絞
り弁の操作時に、燃料を増量する加速増量機構、例えば
加速ポンプ装置により空燃比を補正し、機関の運転性を
保持している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来の気化器の加速ポンプ装置においては、
第5図に示す如く、フロート室50内の燃料が加速ポン
プ6のポンプ作用により、燃料通路8途中に設けたイン
レット及びアウトレットチェック弁52、10を経て加
速ノズル12に至り、吸気通路14内に吐出される。
しかし、高負荷時に前記加速ポンプを稼働させない場合
においても、加速ノズル先端の圧力Aとフロート室の圧
力Dとの圧力差によってインレット及びアウトレットチ
ェック弁が開放され、燃料が吸い出される。つまり、高
負荷時に大量の吸気の流下によって加速ノズル先端部位
の圧力が低下するためである。
この結果、混合気が過濃となり、燃費が悪化するととも
に、COやHC等の有害物質の排出量が増大するという
不都合がある。
また、図示しないチョーク弁が全閉状態にある冷機始動
時には、アウトレットチェック弁を開放して加速ノズル
から燃料を吸い出すことができ、空燃比を補正して機関
の運転性を良好に保持できるが、全閉状態からチョーク
弁が少許開放した際にも、吸気の流下によって加速ノズ
ル先端部位の圧力が低下し、アウトレットチェック弁が
開放されることとなり、燃料の吸い出しが行われ、上述
の高負荷時のものと同様に、燃費が悪化するとともに、
COやHC等の有害物質の排出量が増大することとな
り、信頼性が低いという不都合がある。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述の不都合を防止するため
に、アウトレットチェック弁の弁体下流側に、チョーク
弁全閉時にのみチョーク弁の下流側に位置しアウトレッ
トチェック弁を開放して加速ノズルから燃料を吸い出
し、且つチョーク弁が少許開放される開放時にチョーク
弁の上流側に連絡してアウトレットチェック弁の閉鎖状
態を瞬時に維持して燃料が吸い出されるのを防止すべ
く、吸気通路に始端開口させた上流側開口を有する空気
導入通路を連絡させて設けるとともに、空気導入通路と
加速ノズル間にアウトレットチェック弁よりも弁作動圧
力の低い弁体を介設したことにより、例えば高負荷時や
チョーク弁が少許開放される開放時に燃料が吸い出され
ず、混合気が過濃となる惧れがなく、燃費を向上できる
とともに、排ガス浄化を果し得て、しかもチョーク弁全
閉時にアウトレットチェック弁を開放して加速ノズルか
ら燃料を吸い出すことができ、空燃比を補正し得て、機
関の運転性を保持できる気化器の加速ポンプ装置を実現
するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、気化器の加速ノ
ズルとフロート室とを連絡する燃料通路途中に設けた加
速ポンプ下流側の燃料通路にアウトレットチェック弁を
設け、アウトレットチェック弁の弁体下流側には、チョ
ーク弁全閉時にのみこのチョーク弁の下流側に位置し前
記アウトレットチェック弁を開放して加速ノズルから燃
料を吸い出し、且つチョーク弁が少許開放される開放時
にはチョーク弁の上流側に連絡して前記アウトレットチ
ェック弁の閉鎖状態を瞬時に維持して燃料が吸い出され
るのを防止すべく、吸気通路に始端開口させた上流側開
口を有する空気導入通路を連絡させて設けるとともに、
この空気導入通路と前記加速ノズル間には前記アウトレ
ットチェック弁よりも弁作動圧力の低い弁体を介設した
ことを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、高負荷時には加速ノズ
ル先端の吸気通路内の圧力が低下し、負圧が加速ノズル
を経て、アウトレットチェック弁及び弁体に作用し、弁
作動圧力の低い弁体のみを開放させ、空気導入通路を介
してチョーク弁近傍の空気を吸い出すこととなり、混合
気を過濃とする不具合を防止できる。また、前記チョー
ク弁全閉時には、アウトレットチェック弁を開放して加
速ノズルから燃料を吸い出すことができ、空燃比を補正
し、機関の運転性を保持している。更に、チョーク弁全
閉時からチョーク弁が少許開放される開放時には、空気
導入通路の上流側開口がチョーク弁の上流側に連絡する
こととなり、アウトレットチェック弁を閉鎖すべく動作
させ、燃料の吸い出しを瞬時に防止している。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1、2図はこの考案の実施例を示すものである。第1
図において、2は加速ポンプ装置、4は気化器、6は加
速ポンプ、8は燃料通路、10はアウトレットチェック
弁、12は加速ノズル、12aは先端部、14は吸気通
路、16は絞り弁である。前記アウトレットチェック弁
10のボール状の弁体18を、下流側方向にのみ流通を
許容させるべく(第1図において下方に付勢すべく)ス
プリング20を装着する。
また、アウトレットチェック弁10の弁体18下流側に
は空気導入通路22を連絡させるとともに、空気導入通
路22の上流側開口22aをチョーク弁24全閉時にの
みこのチョーク弁24の下流側に位置し前記アウトレッ
トチェック弁10を開放して加速ノズル12から燃料を
吸い出すとともにチョーク弁24開放時にはチョーク弁
24の上流側に連絡して前記アウトレットチェック弁1
0の閉鎖状態を瞬時に維持して燃料が吸い出されるのを
防止すべく吸気通路14に始端開口させる。
そして、前記空気導入通路22と前記加速ノズル12間
にボール状弁体26を設け、この弁体26を例えば前記
アウトレットチェック弁10に一体的に設け、前記スプ
リング20によって下流側方向にのみ流通を許容させる
べく(第1図において上方に付勢すべく)装着する。
また、第2図に示す如く、アウトレットチェック弁10
に連絡される前記空気導入通路22の内径Dsを前記燃
料通路8の内径dsより大きく形成し、アウトレットチ
ェック弁10の弁体18よりも弁体26の弁作動圧力を
低く設定する。なお符号Aは加速ノズル12の先端12
aの圧力、Bは弁体26の圧力、Cは弁体18の圧力で
ある。
更に、前記チョーク弁24全閉時からチョーク弁24が
少許開放される開放時には、第1図から明らかな如く、
空気導入通路22の上流側開口22aがチョーク弁24
の上流側に連絡することとなり、アウトレットチェック
弁10を閉鎖すべく動作させ、燃料の吸い出しを瞬時に
防止するものである。
次に作用について説明する。
高負荷時には、第1図に破線で示す如く、チョーク弁2
4が開放し、空気導入通路22内に空気が導入される。
そして、加速ノズル12の先端部12a近傍の吸気通路
14内の圧力が低下し、アウトレットチェック弁10の
弁体18及び弁体26に負圧が作用する。
このとき、圧力B=圧力C>圧力Aの関係となり、負圧
によって弁作動圧力の低い弁体26のみが開放され、空
気導入通路22を介して加速ノズル12に空気が供給さ
れる。
これにより、アウトレットチェック弁が開放される惧れ
がなく、燃料が吸い出されるのを防止でき、混合気が過
濃となる不具合を防止し得る。また、燃費を向上できる
とともに、COやHC等の排出量を低減でき、排ガス浄
化に寄与する。
冷機始動時には、第1図に実線で示す如く、チョーク弁
24が閉鎖していることにより、圧力B=圧力A<圧力
Cの関係となり、アウトレットチェック弁10を開放し
て加速ノズル12から燃料を吸い出すことができる。こ
れにより、空燃比を補正し、機関の運転性を保持するこ
とができる。
更に、前記チョーク弁全閉時からチョーク弁が少許開放
される開放時には、空気導入通路の上流側開口がチョー
ク弁の上流側に連絡することとなり、アウトレットチェ
ック弁を閉鎖すべく動作させ、燃料の吸い出しを瞬時に
防止し、正確且つ迅速に動作させ得て、信頼性を向上さ
せることができる。
なお、この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、アウトレットチ
ェック弁10の弁体18と空気導入通路22の弁体26
との弁作動圧力を変化させるべく燃料通路8の内径ds
と空気導入通路22の内径Dsとを異ならしめる構成と
したが、第3図に示す如く、夫々の内径を同一に形成
し、弁体18及び26を付勢するスプリング30、32
を設け、スプリング30、32の付勢力を異ならしめる
構成とすることもできる。
また、第4図に示す如く、弁体18と弁体26間に小径
部40を形成し、この小径部40の弁体26側に弁座4
2を形成する。さすれば、アウトレットチェック弁10
内の燃料の吸い出し時に、弁体26が小径部40を閉鎖
する方向に移動され、弁体26と小径部40との狭窄さ
れた間隙からの燃料の流出のみとなり、燃料の吸い出し
量を制限することができ、加速ポンプ作動時の応答性を
良好に維持することが可能となる。
[考案の効果] 以上説明した如く、この考案によれば、アウトレットチ
ェック弁の弁体下流側に、チョーク弁全閉時にのみチョ
ーク弁の下流側に位置しアウトレットチェック弁を開放
して加速ノズルから燃料を吸い出し、且つチョーク弁が
少許開放される開放時にはチョーク弁の上流側に連絡し
てアウトレットチェック弁の閉鎖状態を瞬時に維持して
燃料が吸い出されるのを防止すべく、吸気通路に始端開
口させた上流側開口を有する空気導入通路を連絡させて
設けるとともに、空気導入通路と加速ノズル間にアウト
レットチェック弁よりも弁作動圧力の低い弁体を介設し
たので、高負荷時にアウトレットチェック弁が開放され
ないことにより燃料が吸い出されず、混合気が過濃とな
る惧れがなく、燃費を向上し得るとともに、排ガス浄化
を果し得る。また、前記チョーク弁全閉時には、アウト
レットチェック弁を開放して加速ノズルから燃料を吸い
出すことができることにより、空燃比を補正し、機関の
運転性を保持し得るものである。更に、前記チョーク弁
全閉時からチョーク弁が少許開放される開放時には、空
気導入通路がチョーク弁の上流側に連絡することとな
り、アウトレットチェック弁を閉鎖すべく動作させ、燃
料の吸い出しを瞬時に防止することができ、正確且つ迅
速に動作させ得て、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図はこの考案の実施例を示し、第1図は加速ポ
ンプ装置の概略図、第2図は弁体の概略拡大断面図であ
る。 第3、4図はこの考案の他の実施例を示す弁体の概略拡
大断面図である。 第5図はこの考案の従来技術を示す加速ポンプ装置の概
略図である。 図において、2は加速ポンプ装置、4は気化器、6は加
速ポンプ、8は燃料通路、10はアウトレットチェック
弁、12は加速ノズル、18は弁体、20はスプリン
グ、22は空気導入通路、24はチョーク弁、26は弁
体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器の加速ノズルとフロート室とを連絡
    する燃料通路途中に設けた加速ポンプ下流側の燃料通路
    にアウトレットチェック弁を設け、アウトレットチェッ
    ク弁の弁体下流側には、チョーク弁全閉時にのみこのチ
    ョーク弁の下流側に位置し前記アウトレットチェック弁
    を開放して加速ノズルから燃料を吸い出し、且つチョー
    ク弁が少許開放される開放時にはチョーク弁の上流側に
    連絡して前記アウトレットチェック弁の閉鎖状態を瞬時
    に維持して燃料が吸い出されるのを防止すべく、吸気通
    路に始端開口させた上流側開口を有する空気導入通路を
    連絡させて設けるとともに、この空気導入通路と前記加
    速ノズル間には前記アウトレットチェック弁よりも弁作
    動圧力の低い弁体を介設したことを特徴とする気化器の
    加速ポンプ装置。
JP1985045946U 1985-03-30 1985-03-30 気化器の加速ポンプ装置 Expired - Lifetime JPH0622137Y2 (ja)

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JPS61162564U JPS61162564U (ja) 1986-10-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4854320A (ja) * 1971-11-10 1973-07-31
JPS5347152U (ja) * 1976-09-18 1978-04-21
JPS55108248U (ja) * 1979-01-24 1980-07-29
JPS5916521U (ja) * 1982-07-24 1984-02-01 タイガー魔法瓶株式会社 加温器

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JPS61162564U (ja) 1986-10-08

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