JPH0632903B2 - 総形ドレツサ− - Google Patents
総形ドレツサ−Info
- Publication number
- JPH0632903B2 JPH0632903B2 JP6013086A JP6013086A JPH0632903B2 JP H0632903 B2 JPH0632903 B2 JP H0632903B2 JP 6013086 A JP6013086 A JP 6013086A JP 6013086 A JP6013086 A JP 6013086A JP H0632903 B2 JPH0632903 B2 JP H0632903B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grindstone
- shape
- base metal
- dresser
- thin plate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、精密な総形研削加工を行う総形砥石の型修正
を行なう総形ドレッサーに係り、特に、刃先部の形状を
正確に形成できるものに関する。
を行なう総形ドレッサーに係り、特に、刃先部の形状を
正確に形成できるものに関する。
[従来の技術] 総形ドレッサーとしては、従来、第4図に示されるよう
に、総形形状に切削加工されたスチール台金1の表面に
所謂粒子分散金属メッキ法によって金属メッキ層中に超
砥粒が分散保持されてなる超砥粒砥石層2を形成させた
所謂電着総形ドレッサーが知られている。
に、総形形状に切削加工されたスチール台金1の表面に
所謂粒子分散金属メッキ法によって金属メッキ層中に超
砥粒が分散保持されてなる超砥粒砥石層2を形成させた
所謂電着総形ドレッサーが知られている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、このような従来の電着ドレッサーにあって
は、前記第4図に示されるようにメッキを施す際にエッ
ジ部3への電流集中現象により、エッジの盛り上がりが
生じ、エッジ角のシャープな形状のドレッサーを得るこ
とが極めて困難であるとともに、谷部4を構成する部分
には逆に電流の分配が少ないため電鋳金属による超砥粒
の保持が充分でない等のことから所望の形状をなし、充
分な寸法精度を有する砥石層を得ることが困難であっ
た。
は、前記第4図に示されるようにメッキを施す際にエッ
ジ部3への電流集中現象により、エッジの盛り上がりが
生じ、エッジ角のシャープな形状のドレッサーを得るこ
とが極めて困難であるとともに、谷部4を構成する部分
には逆に電流の分配が少ないため電鋳金属による超砥粒
の保持が充分でない等のことから所望の形状をなし、充
分な寸法精度を有する砥石層を得ることが困難であっ
た。
また、必要とされる寸法精度を確保するためにはメッキ
層の厚さを一定以上にすることができないため、所望の
寿命を有するものを得ることができなかった。
層の厚さを一定以上にすることができないため、所望の
寿命を有するものを得ることができなかった。
さらに、同一の台金に異なる種類の砥石層を形成するこ
とができないので、粗加工後に仕上げ加工を施すような
場合には複数の電着ドレッサーを用いて複数工程の加工
をしなければならなかった。
とができないので、粗加工後に仕上げ加工を施すような
場合には複数の電着ドレッサーを用いて複数工程の加工
をしなければならなかった。
このように、従来の電着ドレッサーは精度、寿命もしく
は生産管理上等の観点から充分に満足のいくものとはい
えないものであった。
は生産管理上等の観点から充分に満足のいくものとはい
えないものであった。
本発明の目的は、上記欠点を除去した総形ドレッサーを
提供することにある。
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、台金表面部を総形砥石の形状に対応した形状
に形成するとともに、該台金表面に電析金属層中に超砥
粒を分散保持して形成された薄板状砥電鋳石を固着して
刃先部とした構成を有し、この構成により、薄板状電鋳
砥石を前記総形形状に応じた複数の任意の形状に切り出
して固着できるから、エッジ部を含めてその形状を極め
て正確に形成できるとともに、同一の箇所に薄板状電鋳
砥石を複数枚重ねて固着できるから容易に厚い砥石層を
形成することができる。
に形成するとともに、該台金表面に電析金属層中に超砥
粒を分散保持して形成された薄板状砥電鋳石を固着して
刃先部とした構成を有し、この構成により、薄板状電鋳
砥石を前記総形形状に応じた複数の任意の形状に切り出
して固着できるから、エッジ部を含めてその形状を極め
て正確に形成できるとともに、同一の箇所に薄板状電鋳
砥石を複数枚重ねて固着できるから容易に厚い砥石層を
形成することができる。
また、異なる箇所に異なる種類の砥石を固着できるか
ら、同一の台金に粗加工用砥石部と仕上げ加工用砥石部
とを形成することができる。
ら、同一の台金に粗加工用砥石部と仕上げ加工用砥石部
とを形成することができる。
[実施例] 第1図は本発明の実施例に係る総形ドレッサーの断面図
であり、基台10に固定された台金11の表面部は総形
形状に形成されており、該表面部には電析金属層中にダ
イヤモンド等の超砥粒が分散保持された薄板状の電鋳砥
石12が固着されている。
であり、基台10に固定された台金11の表面部は総形
形状に形成されており、該表面部には電析金属層中にダ
イヤモンド等の超砥粒が分散保持された薄板状の電鋳砥
石12が固着されている。
すなわち、前記台金11の表面部はドレッシングの対象
となる総形砥石13における複数の三角形状に突出して
なる刃先部の形状に対応した形状に形成されているもの
で、第2図に第1図の拡大図を示すように、この表面部
の各傾斜面11−1には、これら各傾斜面11−1の大
きさに切り出された薄板状電鋳砥石12が固着されてい
るものである。
となる総形砥石13における複数の三角形状に突出して
なる刃先部の形状に対応した形状に形成されているもの
で、第2図に第1図の拡大図を示すように、この表面部
の各傾斜面11−1には、これら各傾斜面11−1の大
きさに切り出された薄板状電鋳砥石12が固着されてい
るものである。
この薄板状電鋳砥石は所謂電鋳法によって比較的容易に
得ることができる。
得ることができる。
すなわち、剥離性を有する金属表面に所謂粒子分散金属
メッキ法により超砥粒が分散されたメッキ層を形成し、
然る後、このメッキ層を剥離して放電加工等により所定
の形状に切断して得ることができる。
メッキ法により超砥粒が分散されたメッキ層を形成し、
然る後、このメッキ層を剥離して放電加工等により所定
の形状に切断して得ることができる。
上述の総形ドレッサーによってドレッシングを行うに
は、第1図に示されるように、総形砥石13を回転させ
ておき、前記総形ドレッサーを前記総形砥石の刃先部に
接触させて行うものである。
は、第1図に示されるように、総形砥石13を回転させ
ておき、前記総形ドレッサーを前記総形砥石の刃先部に
接触させて行うものである。
前記実施例では以下の利点がある。
すなわち、薄板状電鋳砥石を前記総形形状に応じた複数
の任意の形状に切り出して固着できるから、複雑な形状
の刃先部の形状寸法を極めて正確に形成できる。
の任意の形状に切り出して固着できるから、複雑な形状
の刃先部の形状寸法を極めて正確に形成できる。
また、従来の電着ドレッサーのように台金に直接メッキ
を施す必要がなく、予め電鋳法によって薄板状に形成し
た砥石を所定の寸法に正確に切断してこれを切削加工等
によって精度良く総形形状に形成された台金表面に固着
するものであるから、刃先部の形状寸法を極めて正確に
形成できるとともに、エッジ部の盛り上がり等を生ずる
こともない。
を施す必要がなく、予め電鋳法によって薄板状に形成し
た砥石を所定の寸法に正確に切断してこれを切削加工等
によって精度良く総形形状に形成された台金表面に固着
するものであるから、刃先部の形状寸法を極めて正確に
形成できるとともに、エッジ部の盛り上がり等を生ずる
こともない。
さらに、砥石層が摩耗した場合には、新しい薄板状電鋳
砥石を固着することにより比較的簡単に再生でき、1つ
の台金を繰り返して使用することができる。
砥石を固着することにより比較的簡単に再生でき、1つ
の台金を繰り返して使用することができる。
第3図は、本発明の第2実施例を示す斜視図であり、台
金21の表面部の一方の部位に比較的粗い超砥粒を有す
る薄板状電鋳砥石22−1を固着し、他方の部位に比較
的細かい超砥粒砥を有する薄板状電鋳砥石22−2を固
着したものである。
金21の表面部の一方の部位に比較的粗い超砥粒を有す
る薄板状電鋳砥石22−1を固着し、他方の部位に比較
的細かい超砥粒砥を有する薄板状電鋳砥石22−2を固
着したものである。
この実施例にあっては、まず前記粗い砥粒を有する砥石
22−1のみがドレッシング対象砥石の刃先部に接する
ようにして粗加工を行い、然る後に、細かい砥粒を有す
る砥石22−2が前記ドレッシング対象砥石の刃先部に
接するようにして仕上げ加工を行うことができるから、
一つのドレッサーにより粗加工と仕上げ加工とを1工程
で行なうことができる。
22−1のみがドレッシング対象砥石の刃先部に接する
ようにして粗加工を行い、然る後に、細かい砥粒を有す
る砥石22−2が前記ドレッシング対象砥石の刃先部に
接するようにして仕上げ加工を行うことができるから、
一つのドレッサーにより粗加工と仕上げ加工とを1工程
で行なうことができる。
なお、前記各実施例にあっては、台金表面に1層の薄板
状電鋳砥石を固着する例をあげたが、本発明はこれに限
られることなく同一の箇所に薄板状電鋳砥石を複数枚重
ねて固着した場合も含み、これによれば、容易に厚い砥
石層を形成することができるから、切れ味、寿命ともに
より充分なものとすることができる。
状電鋳砥石を固着する例をあげたが、本発明はこれに限
られることなく同一の箇所に薄板状電鋳砥石を複数枚重
ねて固着した場合も含み、これによれば、容易に厚い砥
石層を形成することができるから、切れ味、寿命ともに
より充分なものとすることができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は、台金表面部を総形砥石
の形状に対応した形状に形成するとともに、該台金表面
に電析金属層中に超砥粒を分散保持して形成された薄板
状電鋳砥石を固着して刃先部とした構成を有し、この構
成により、薄板状電鋳砥石を前記総形形状に応じた複数
の任意の形状に切り出して固着できるから、エッジ部を
含めてその形状を極めて正確に形成できるとともに、同
一の箇所に薄板状電鋳砥石を複数枚重ねて固着できるか
ら容易に厚い砥石層を形成することができる。
の形状に対応した形状に形成するとともに、該台金表面
に電析金属層中に超砥粒を分散保持して形成された薄板
状電鋳砥石を固着して刃先部とした構成を有し、この構
成により、薄板状電鋳砥石を前記総形形状に応じた複数
の任意の形状に切り出して固着できるから、エッジ部を
含めてその形状を極めて正確に形成できるとともに、同
一の箇所に薄板状電鋳砥石を複数枚重ねて固着できるか
ら容易に厚い砥石層を形成することができる。
また、異なる箇所に異なる種類の砥石を固着できるか
ら、同一の台金に粗加工用砥石部と仕上げ加工用砥石部
とを形成することができ、1つのドレッサーを用い、1
工程により粗加工と仕上げ加工とを行うことを可能とす
る
ら、同一の台金に粗加工用砥石部と仕上げ加工用砥石部
とを形成することができ、1つのドレッサーを用い、1
工程により粗加工と仕上げ加工とを行うことを可能とす
る
第1図は本発明の実施例に係る総形ドレッサーの断面
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は本発明の第
2実施例を示す斜視図、第4図は従来例を示す断面図で
ある。 1,11,21……台金、2……砥石層、12,22−
1,22−2……薄板状電鋳砥石、13……総形砥石。
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は本発明の第
2実施例を示す斜視図、第4図は従来例を示す断面図で
ある。 1,11,21……台金、2……砥石層、12,22−
1,22−2……薄板状電鋳砥石、13……総形砥石。
Claims (1)
- 【請求項1】台金表面部に総形砥石の形状に対応した形
状の刃先部を形成してなる総形ドレッサーにおいて、前
記台金表面部を総形砥石の形状に対応した形状に形成す
るとともに、該台金表面に電析金属層中に超砥粒を分散
保持して形成された薄板状電鋳砥石を固着して刃先部と
したことを特徴とする総形ドレッサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013086A JPH0632903B2 (ja) | 1986-03-18 | 1986-03-18 | 総形ドレツサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013086A JPH0632903B2 (ja) | 1986-03-18 | 1986-03-18 | 総形ドレツサ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62218064A JPS62218064A (ja) | 1987-09-25 |
JPH0632903B2 true JPH0632903B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=13133242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6013086A Expired - Lifetime JPH0632903B2 (ja) | 1986-03-18 | 1986-03-18 | 総形ドレツサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632903B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011218512A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Toyoda Van Moppes Ltd | 平面研削盤用ブロックドレッサ |
-
1986
- 1986-03-18 JP JP6013086A patent/JPH0632903B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62218064A (ja) | 1987-09-25 |
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