JPH0632875U - 熱収縮チューブ被覆銅管 - Google Patents

熱収縮チューブ被覆銅管

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JPH0632875U
JPH0632875U JP6875092U JP6875092U JPH0632875U JP H0632875 U JPH0632875 U JP H0632875U JP 6875092 U JP6875092 U JP 6875092U JP 6875092 U JP6875092 U JP 6875092U JP H0632875 U JPH0632875 U JP H0632875U
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JP
Japan
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tube
heat
shrinkable tube
air
coated copper
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Pending
Application number
JP6875092U
Other languages
English (en)
Inventor
征三郎 下林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0632875U publication Critical patent/JPH0632875U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ミシン目式空気抜き方式の欠点を解消し、問題
のないことを可能とする。 【構成】銅管に被覆する熱収縮チューブ1にその熱収縮
時に発生する空気を抜く空気抜き手段が設けられている
熱収縮チューブ被覆銅管において、空気抜き手段が、熱
収縮チューブ1の内面に設けられ、かつ軸方向に伸びた
複数の溝2で形成されたものであることを特徴とする。 【効果】熱収縮時に発生する空気が溝から抜けるように
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱収縮チューブ被覆銅管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療用ガス、例えば酸素、笑気ガスまたは窒素ガス等の搬送用配管材と して銅管が多用されている。これらの表面はそれぞれの用途を示すためにガス名 称を印刷した着色熱収縮チューブで被覆されているのが一般的である。
【0003】 この種の被覆銅管は従来より使用されている銅管表面への着色塗装方式等の場 合に発生する塗料の剥離とか、経時変色等の問題点がないため、致命的な銅管の 接続ミスの発生要因となる恐れがない長期間美麗であることがその主な特徴であ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術で問題となるのが熱収縮チューブである。すなわち収縮前の熱収 縮チューブ内に銅管を挿入した後、加熱炉内を通過させて熱収縮被覆させる際、 先端部より後端部へ向かって順次収縮するならば、銅管と熱収縮チューブの間の 空気も後端部へ向かって順次排出され、銅管上に密着してむらなく熱収縮される ので何等問題ない。しかし銅管自体の熱伝導性が熱収縮チューブのそれに対して 1000倍以上も高いため、加熱炉内通過中において先端部から中間部へかけて 加えられた熱量の一部が銅管自体を通して収縮速度よりも速く銅管の後端部に伝 わる。従って、銅管の後端末に接触している熱収縮チューブが先に収縮し空気の 逃げ場がなくなるために、排出されるべき空気が残留してしまい、収縮むらやふ くれ等の不良品の発生となる。
【0005】 これらの不良の防止対策としては種々あるが、最多用されているのはミシン目 方式である。すなわち熱収縮チューブに予め長手方向にミシン目状に小穴を開け ておき、熱収縮時に残留した空気がこの小穴を通して外部に排出されるため、上 述のような不良の発生が防止されるのである。但し、このミシン目方式には多く の欠点がある。第1に美観を損なうことである。すなわち美麗なチューブに小穴 とは云え、かなり目立つものを開けるためである。第2に銅管を挿入するのに弊 害があることである。すなわちチューブを折りたたんだ状態でチューブの上下2 面にわたって貫通する形でしかミシン目を施す方法がないため、上下面のミシン 目がくっついた状態になり、見掛け上チューブ内径が小さくなり銅管挿入の抵抗 増加となり、銅管挿入がしにくくなり、無理に挿入するとミシン目の部分からチ ューブが破けてしまう。第3にチューブ製造上の問題がある。すなわち最終製造 工程でミシン目用歯車でミシン目を施す際、高価で精巧なミシン目用歯車および 付帯装置を必要とし、その維持管理費にも高額を必要とし、コストアップになる 。ミシン目から破けてしまうこともある。
【0006】 このようにミシン目は空気抜き方式としては有効であるが、避けられない多く の欠点および問題点もある。従って、これらの問題点の解消のためにはミシン目 に替わる空気抜き方式を考える必要がある。
【0007】 本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、ミシン目式空気抜き方式の欠点 を解消し、問題のないことを可能とした熱収縮チューブ被覆銅管を提供すること を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、空気抜き手段を、熱収縮チューブの内面に設けられ、かつ軸方向 に伸びた複数の溝で形成することにより、達成される。
【0009】
【作用】
上記手段を設けたので、熱収縮時に発生する空気が溝から抜けるようになる。
【0010】
【実施例】 次に本考案を実施例により具体的に説明する。
【0011】 〔実施例1〕 図1には本考案の一実施例が示されている。銅管に被覆する熱収縮チューブに その熱収縮時に発生する空気を抜く空気抜き手段が設けられている熱収縮チュー ブ被覆銅管において、本実施例では空気抜き手段を、熱収縮チューブ1の内面に 設けられ、かつ軸方向に伸びた複数の溝2で形成した。このようにすることによ り、熱収縮時に発生する空気が溝2から抜けるようになって、従来のようにミシ ン目を設ける要がなくなり、ミシン目式空気抜き方式の欠点を解消し、問題のな いことを可能とした熱収縮チューブ被覆銅管を得ることができる。
【0012】 すなわち溝2の深さhは最大でもチューブ厚tの0.2倍以下にする必要があ る。これはインフレーション時、その部分の強度小により破れたりするためであ る。従って、極力微細な溝2の方がよい。また溝2の数は少なくとも2本以上と する必要がある。
【0013】 次ぎに銅管外径15.88φに適用する本考案の内面溝付熱収縮チューブの実 際寸法について説明すると、収縮前でチューブ内径≒19mm、厚さ=0.07 mm、溝深さ=0.01mm、溝本数は6本を設ければ、収縮時の空気抜け効果 が顕著であり、問題なく熱収縮できることが確認できた。
【0014】 このように本実施例によればミシン目方式に比べ次ぎに述べるような効果があ る。
【0015】 (1)銅管挿入性がよくなり、チューブの損傷がない。
【0016】 (2)外観美麗である。
【0017】 (3)ミシン目工程が不要となり、コストダウンする。
【0018】 (4)収縮性がよく、高速収縮(ミシン目の部分から破れることがなく、収縮条 件をミシン目方式より高温にでき、従って高速収縮となり能率向上)である。
【0019】 なおチューブ厚が1mm以上の厚肉になっても、銅管使用の場合には薄物同様 、銅管後端部の早期収縮による残留空気によるふくれ、収縮むらは発生するので 、本考案は応用できる。
【0020】
【考案の効果】
上述のように本考案は、空気抜き手段を、熱収縮チューブの内面に設けられ、 かつ軸方向に伸びた複数の溝で形成したので、熱収縮時に発生する空気が溝から 抜けるようになって、従来のようにミシン目を設ける要がなくなり、ミシン目式 空気抜き方式の欠点を解消し、問題のないことを可能とした熱収縮チューブ被覆 銅管を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱収縮チューブ被覆銅管の一実施例の
熱収縮チューブの断面図である。
【符号の説明】
1 熱収縮チューブ 2 溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅管に被覆する熱収縮チューブにその熱収
    縮時に発生する空気を抜く空気抜き手段が設けられてい
    る熱収縮チューブ被覆銅管において、前記空気抜き手段
    が、前記熱収縮チューブの内面に設けられ、かつ軸方向
    に伸びた複数の溝で形成されたものであることを特徴と
    する熱収縮チューブ被覆銅管。
  2. 【請求項2】前記溝が、その深さが前記熱収縮チューブ
    の厚さの20%以下である請求項1記載の熱収縮チュー
    ブ被覆銅管。
JP6875092U 1992-10-02 1992-10-02 熱収縮チューブ被覆銅管 Pending JPH0632875U (ja)

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JPH0632875U true JPH0632875U (ja) 1994-04-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013012077A1 (ja) * 2011-07-21 2013-01-24 矢崎総業株式会社 自動車用高圧ワイヤハーネス及びこの製造方法

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