JPH06327748A - オゾン殺菌装置 - Google Patents

オゾン殺菌装置

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JPH06327748A
JPH06327748A JP5115967A JP11596793A JPH06327748A JP H06327748 A JPH06327748 A JP H06327748A JP 5115967 A JP5115967 A JP 5115967A JP 11596793 A JP11596793 A JP 11596793A JP H06327748 A JPH06327748 A JP H06327748A
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ozone
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bed mat
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Tadaoki Hara
忠興 原
Katsuharu Yamamoto
克治 山本
Toshiyuki Shimoyama
利行 下山
Tamaki Hosokawa
環 細川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 病院のベッドマットなどをその内部まで短時
間で殺菌する。 【構成】 袋1にベッドマット2を入れて密封したのち
ポンプ5を作動させて袋1の中を排気・減圧していく
と、袋1が収縮していき、袋1の中でベッドマット2が
押し潰された状態になる。その後ポンプ5を停止し、オ
ゾン発生装置6を作動させて袋1の中にオゾンガスを導
入すると、ベッドマット2がそれ本来の形状・体積に復
帰する過程でオゾンガスがベッドマット2の中まで急速
に注入され殺菌に供される。袋1からの排ガス中に残存
しているオゾンはオゾン分解装置9で分解される。袋1
はコンパクトに折り畳むことができるので、病室などへ
の持ち運びに便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオゾン殺菌装置に係り、
さらに詳細には病院のベッド用マットレス(以下ベッド
マットという)や枕などをオゾン殺菌する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院などで使用されるベッドマッ
トは、ホルマリン燻蒸や天日干しなどにより殺菌が行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホルマリン燻
蒸による場合は燻蒸処理に一昼夜程度(ホルマリンがベ
ッドマットの中まで十分浸透するのに要する時間)かか
り、処理後もベッドマットに強い臭気が残留するため、
燻蒸処理後さらに一昼夜程度風通しの良いところに放置
した後でなければそのベッドマットの使用ができない。
また、天日干しではベッドマットの内部まで殺菌するこ
とが難しい。
【0004】この発明は上記事情に鑑み創案されたもの
であり、その目的はベッドマットなどを内部まで短時間
で殺菌できるオゾン殺菌装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のオゾン殺菌装置は、ベッド用マットレスなど
を収容してこれを気密封止できる袋と、この袋の中を排
気するためのポンプと、この袋の中にオゾンガスを供給
するオゾン発生装置とを具備して構成される。
【0006】
【作用】上記のように構成される本発明のオゾン殺菌装
置によれば、上記袋にベッドマットを入れて密封したの
ち上記ポンプを作動させて袋の中を排気・減圧していく
と、袋が収縮していき、袋の中でベッドマットが押し潰
された状態になる。その後ポンプを停止し、オゾン発生
装置を作動させて袋の中にオゾンガスを導入すると、ベ
ッドマットがそれ本来の形状・体積に復帰する過程でオ
ゾンガスがベッドマットの中まで急速に注入される。上
記袋はコンパクトに折り畳むことができるので、病室な
どへの持ち運びに便利である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明のオゾン殺菌装置の一実施例
について図面を用いて詳細に説明する。
【0008】図1において、1はオゾン殺菌の際にベッ
ドマット2などを収容する袋であり、塩化ビニールなど
オゾンに強い材質で、十分な可撓性と物理的強度を有す
る袋が用いられる。ベッドマット2などを出し入れする
ための口3は袋1の片側に設けられており、袋1の端部
を雌雄一対の治具4a,4bで挟むことにより封止でき
るようになっている。袋1の側面には袋1の中を排気す
るためのポンプ5とオゾン発生装置6とがそれぞれ配管
7,8を介して接続されている。ポンプ5と袋1とを結
ぶ配管7の途中にはオゾン分解装置9が設けられてお
り、そのオゾン分解装置9の袋1側の配管途中には第1
の開閉弁(電磁弁)10が設けられている。また、オゾン
発生装置6と袋1とを結ぶ配管8の途中には第2の開閉
弁(電磁弁)11が設けられている。これらポンプ5、オ
ゾン発生装置6及び開閉弁10、11はマイコン内蔵の制御
装置12によって駆動制御されるようになっている。この
制御装置12のメモリには上記第1,第2の開閉弁10、11
の開閉動作をそれぞれ制御すると共にポンプ5及びオゾ
ン発生装置6の駆動を切替えるべく組まれたプログラム
が格納されている。このオゾン殺菌装置は、制御装置12
に設けられた図示しないコントロールパネル上で設定モ
ード(処理回数設定モード、処理時間設定モード、処理
枚数設定モードなど)を選択し、処理回数や処理時間、
あるいは同時に処理するベッドマットの枚数などを設定
しておけば、その設定条件に応じて殺菌処理の開始から
終了まで全て自動で行えるようになっている。
【0009】例えばベッドマットを3枚同時に殺菌処理
する場合、図2(a)に示すように袋1にベッドマット
2を3枚入れ、治具4a,4bで袋1の口3を密封した
のち、制御装置12のコントロールパネルを操作して枚数
設定モードで処理枚数「3」を選択し処理開始ボタンを
押すだけでよい。処理開始ボタンを押すと、先ず第1の
開閉弁10を開、第2の開閉弁11を閉にした状態でポンプ
5が駆動されて袋1の中の排気が開始される(排気工
程)。枚数設定モードにおける運転では、処理枚数Nに
対応させて予め設定された処理時間 TN (T1 <T2 <T
3 <...<TN ) で排気処理が行われる。したがってこの場
合の処理時間は T3 である。この排気処理によって袋1
が収縮し、図2(b)に示すように袋1の中でベッドマ
ット2が押し潰された状態になる。その後、ポンプ5が
駆動停止されると共に第1の開閉弁10が閉じられ、次い
でオゾン発生装置6が駆動されると共に第2の開閉弁11
が開かれる。袋1の中を排気・減圧した状態で第2の開
閉弁11が開かれるのでオゾン発生装置6で生成されたオ
ゾンガスが袋1内へ速やかに導入され、図2(c)に示
すようにベッドマット2がそれ本来の形状・体積に復帰
する過程で、オゾンガスがベッドマット2の中まで急速
に注入され殺菌に供される(オゾンガス供給・殺菌工
程)。そしてベッドマットの処理枚数に対応させて設定
された処理時間が経過するとオゾン発生装置6が駆動停
止され、次いで第1の開閉弁10が開かれると共にポンプ
5が駆動される。これによりポンプ5側の配管7を通し
て袋1内の殺菌処理後の雰囲気が排気されると共にオゾ
ン発生装置6側の配管8からは空気が導入されて袋1内
が無害の空気で置換される。袋1より排出される雰囲気
中に残存しているオゾンは、オゾン分解装置9を通過す
る際に分解される。この置換処理も処理枚数に対応させ
て設定された処理時間で行われる(オゾン分解・置換工
程)。このオゾン殺菌装置は、排気、オゾンガス供給・
殺菌及びオゾン分解・置換の一連の工程を所定回数繰り
返したのち駆動停止し、次の処理のための待機モードに
入る。この状態で使用者は治具4a,4bを取り外し、
袋1の口3を開けて殺菌処理されたベッドマット2を取
り出す。オゾン殺菌が繰り返し行なわれたことでベッド
マット2はその内部まで完全に殺菌されている。
【0010】上記の殺菌処理は処理回数設定モードまた
は処理時間設定モードで行うこともできる。処理回数設
定モードは、上記各工程における処理時間が決まってお
り、処理回数を設定するモードである。また、処理時間
設定モードは、処理の開始から終了までの時間を設定す
るモードである。
【0011】なお、本実施例では上記オゾン分解装置9
が触媒式あるいは活性炭式である場合を想定して説明し
たが、ヒータ熱分解式のものも適用できる。その場合、
オゾン分解装置9も制御装置12によってON/OFF制御する
ことが望ましい。また、上記オゾン分解・置換工程にお
ける袋1内への置換空気の導入は、オゾン発生装置6
(停止している)を通さずに、第2の開閉弁11と袋1と
を結ぶ配管8の途中などに別途設けた専用の空気取入口
から行えるようにしてもよい。その場合、空気取入口に
も開閉弁を設け、その開閉動作を制御装置12によって制
御する必要がある。また、袋1の中の排気および袋1の
中へのオゾンガス導入は、共通の給排口から行うように
してもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオゾン殺菌
装置によれば、以下の優れた効果が発揮できる。
【0013】(1)袋の中を排気してベッドマットなど
を押し潰した状態にしたのちオゾンガスを導入すること
ができるので、ベッドマットがそれ本来の形状・体積に
復帰する過程でオゾンガスをベッドマットに急速に浸透
させて内部まで短時間で殺菌できる。
【0014】(2)袋からの排ガス中に残存しているオ
ゾンをオゾン分解装置で分解処理できるので安全であ
る。
【0015】(3)構成要素であるポンプ、オゾン発生
装置、第1の開閉弁、第2の開閉弁などを電気的に制御
することでオゾン殺菌処理の完全自動化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオゾン殺菌装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】図1に示すオゾン殺菌装置の一連の動作を説明
するための工程図である。
【符号の説明】
1 袋 2 ベッド用マットレス 3 ベッド用マットレスなどを出し入れするための口 4a,4b 治具 5 ポンプ 6 オゾン発生装置 7 配管 8 配管 9 オゾン分解装置 10 第1の開閉弁 11 第2の開閉弁 12 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 利行 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 細川 環 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド用マットレスなどを収容してこれ
    を気密封止できる袋と、この袋の中を排気するためのポ
    ンプと、この袋の中にオゾンガスを供給するオゾン発生
    装置とを具備したことを特徴とするオゾン殺菌装置。
  2. 【請求項2】 上記ポンプと上記袋とを結ぶ配管の途中
    にオゾン分解装置並びに第1の開閉弁を設け、上記オゾ
    ン発生装置と上記袋とを結ぶ配管の途中に第2の開閉弁
    を設けてなる請求項1記載のオゾン殺菌装置。
  3. 【請求項3】 上記袋の片側あるいは両側にベッド用マ
    ットレスなどを出し入れするための口を設けると共に、
    袋の端部を雌雄一対の治具で挟んで口を封じるようにし
    た請求項1または2記載のオゾン殺菌装置。
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