JPH09271512A - 滅菌装置 - Google Patents
滅菌装置Info
- Publication number
- JPH09271512A JPH09271512A JP8116925A JP11692596A JPH09271512A JP H09271512 A JPH09271512 A JP H09271512A JP 8116925 A JP8116925 A JP 8116925A JP 11692596 A JP11692596 A JP 11692596A JP H09271512 A JPH09271512 A JP H09271512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ozone
- gas
- sterilization
- generator
- ozone gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 医療器具の熱に耐えない材質のもの
等の被滅菌物を、オゾン（Ｏ３）を滅菌媒体として用い
ることにより、従来の酸化エチレンガスやホルマリンガ
スなどの欠点を解消し、クリーンで効果的な滅菌装置を
提供する。 【解決手段】 缶体（圧力容器）と器機収納器から
なり、器機収納器にオゾン（Ｏ３）発生器を内蔵し、オ
ゾンガスを缶体にパイプで送り、それを循環させて滅
菌、さらにオゾン回収ファンによって触媒器に送り、そ
れを通してもとの空気に還元する。それをより効果的に
するため、真空ポンプ・水容器・ヒーターの制御器・酸
素ボンベを器機収納器に内設し、缶体を上段に器機収納
器を下段にして匡体に納め、器機それぞれを上段の缶体
に係合連結して、電気回路を設け、それらをマイコンで
制御することを特長とする。
等の被滅菌物を、オゾン（Ｏ３）を滅菌媒体として用い
ることにより、従来の酸化エチレンガスやホルマリンガ
スなどの欠点を解消し、クリーンで効果的な滅菌装置を
提供する。 【解決手段】 缶体（圧力容器）と器機収納器から
なり、器機収納器にオゾン（Ｏ３）発生器を内蔵し、オ
ゾンガスを缶体にパイプで送り、それを循環させて滅
菌、さらにオゾン回収ファンによって触媒器に送り、そ
れを通してもとの空気に還元する。それをより効果的に
するため、真空ポンプ・水容器・ヒーターの制御器・酸
素ボンベを器機収納器に内設し、缶体を上段に器機収納
器を下段にして匡体に納め、器機それぞれを上段の缶体
に係合連結して、電気回路を設け、それらをマイコンで
制御することを特長とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は医療器具の熱に耐え
ない材質のもの等の被滅菌物を滅菌させるための滅菌に
関するものである。
ない材質のもの等の被滅菌物を滅菌させるための滅菌に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】当然ながら、治療に用いる様々な器具は
滅菌をしなければならない。従来のガスを用いた滅菌装
置としては、プロパンガスを混入した有毒な酸化エチレ
ンガスやホルマリンガスを用いたものなどが知られてい
る。これらは滅菌時間が長いばかりではなく、残留ガス
を除去するために様々な別の洗浄装置が必要となるもの
もあるが、それでも完全な除去が困難のため、残留物質
を下水などへ放出するので、二次公害のもととなり環境
上の問題となっていた。
滅菌をしなければならない。従来のガスを用いた滅菌装
置としては、プロパンガスを混入した有毒な酸化エチレ
ンガスやホルマリンガスを用いたものなどが知られてい
る。これらは滅菌時間が長いばかりではなく、残留ガス
を除去するために様々な別の洗浄装置が必要となるもの
もあるが、それでも完全な除去が困難のため、残留物質
を下水などへ放出するので、二次公害のもととなり環境
上の問題となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酸化エチレ
ンガスやホルマリンガスなどで滅菌した残留ガスの後処
理の問題、ならびに滅菌に要する時間の問題など前述し
たそれぞれの欠点をオゾン（Ｏ３）を滅菌媒体として用
いることによって解消することを目的としている。
ンガスやホルマリンガスなどで滅菌した残留ガスの後処
理の問題、ならびに滅菌に要する時間の問題など前述し
たそれぞれの欠点をオゾン（Ｏ３）を滅菌媒体として用
いることによって解消することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに
めに
【図１】の正面図のごとく上段に圧力容器を下段に器機
収納器を納めるため一体型の匡体をステンレス鋼板によ
って構成し、下段にオゾン発生装置を装設して、オゾン
ガス圧力容器に
収納器を納めるため一体型の匡体をステンレス鋼板によ
って構成し、下段にオゾン発生装置を装設して、オゾン
ガス圧力容器に
【図２】の側面図のようにステンレスパイプで連結し、
設定の滅菌濃度のオゾンガスを循環させて滅菌し、さら
に残留オゾンガスを回収ファンによって触媒器に送り、
それを通してもとの空気に戻す。この一連の作用をより
効果的にするために
設定の滅菌濃度のオゾンガスを循環させて滅菌し、さら
に残留オゾンガスを回収ファンによって触媒器に送り、
それを通してもとの空気に戻す。この一連の作用をより
効果的にするために
【図３】の背面図のように真空ポンプ・水容器・ヒータ
ーの制御器を装着し、酸素ボンベを（１０）のごとく取
り付け、器機それぞれを上段の圧力容器に係合連結し
ーの制御器を装着し、酸素ボンベを（１０）のごとく取
り付け、器機それぞれを上段の圧力容器に係合連結し
【図４】の電気回路図のごとく電気回路を設け、マイコ
ンで制御して問題を解決している。
ンで制御して問題を解決している。
【０００５】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面及び符号を参照して説明する。
づき図面及び符号を参照して説明する。
【図１】のごとく、圧力容器と器機収納器をステンレス
鋼板によって一体型とする匡体を作る、その上段に圧力
容器を、下段を器機収納器とする、この全体形状は
鋼板によって一体型とする匡体を作る、その上段に圧力
容器を、下段を器機収納器とする、この全体形状は
【図６】のごとく従来品とほぼ同一性を有している。
【０００６】圧力容器（以下缶体と称す）を設定の減圧
にするために、
にするために、
【図３】に示される減圧装置として真空ポンプ（１２）
を上段の缶体と連結し、そのパイプに回収電磁弁（１
４）を設ける。
を上段の缶体と連結し、そのパイプに回収電磁弁（１
４）を設ける。
【０００７】
【図３】に示される実施例では、湿度供給のため水容器
（１７）からポンプ（１６）を用いてステンレスパイプ
（７）を通して、
（１７）からポンプ（１６）を用いてステンレスパイプ
（７）を通して、
【図１】の（６）のノズルに送水し、ノズル（６）の開
閉には電磁弁（３）を設ける。
閉には電磁弁（３）を設ける。
【０００８】設定温度を保持するために缶体と匡体の間
に
に
【図３】のヒーター（１３）を取りつけ、その外側を放
熱防止の断熱材で囲繞し、下段に温度調整器（１５）を
配設する。
熱防止の断熱材で囲繞し、下段に温度調整器（１５）を
配設する。
【０００９】
【図２】に示される実施例のごとく、缶体の上部に温度
・湿度用のセンサー（１１）を設ける。
・湿度用のセンサー（１１）を設ける。
【００１０】
【図１】に示される実施例のごとく、オゾン発生装置
（９）酸素ボンベ（１０）を連結するパイプに電磁弁
（３）を取りつけ、酸素ボンベは、配置時に開にして接
続し、さらにオゾン供給パイプ（２）回収パイプ（８）
にも電磁弁（３）をそれぞれ設ける。
（９）酸素ボンベ（１０）を連結するパイプに電磁弁
（３）を取りつけ、酸素ボンベは、配置時に開にして接
続し、さらにオゾン供給パイプ（２）回収パイプ（８）
にも電磁弁（３）をそれぞれ設ける。
【００１１】
【図４】に示される実施例のごとく、上記一連の器機を
自動的に作動させるために電気回路図のごとく電気回路
を配設して、マイコンで制御させる。
自動的に作動させるために電気回路図のごとく電気回路
を配設して、マイコンで制御させる。
【００１２】本発明は以上のような構造からなり、これ
を使用するときは、被滅菌物を専用のケースに入れ、缶
体に収納し、ドアのハンドル（２３）を閉めて起動ボタ
ンを押すと、缶体内を一連の器機それぞれが各設定条件
を満たしたところへ最適滅菌濃度のオゾンガスが噴出さ
れ、そのオゾンガスはオゾン発生装置内のポンプによっ
て、缶体内とオゾン発生装置とを循環して滅菌し、終了
後の残留オゾンガスは、オゾン回収ファン（４）でオゾ
ン発生装置内に取りつけられている触媒器に送られ、も
との空気に還元されて缶体内に戻り表示盤（２０）の終
了ランプがつく、従って滅菌完了と同時に被滅菌物は直
ちに使用することができる。もちろんその時、一連の器
機は起動時点に戻っている。
を使用するときは、被滅菌物を専用のケースに入れ、缶
体に収納し、ドアのハンドル（２３）を閉めて起動ボタ
ンを押すと、缶体内を一連の器機それぞれが各設定条件
を満たしたところへ最適滅菌濃度のオゾンガスが噴出さ
れ、そのオゾンガスはオゾン発生装置内のポンプによっ
て、缶体内とオゾン発生装置とを循環して滅菌し、終了
後の残留オゾンガスは、オゾン回収ファン（４）でオゾ
ン発生装置内に取りつけられている触媒器に送られ、も
との空気に還元されて缶体内に戻り表示盤（２０）の終
了ランプがつく、従って滅菌完了と同時に被滅菌物は直
ちに使用することができる。もちろんその時、一連の器
機は起動時点に戻っている。
【００１３】
【図６】に示される実施例のごとく、匡体にはキャスタ
ー（１８）付なので、移動が容易で電源があれば、どこ
でも使用することができる。
ー（１８）付なので、移動が容易で電源があれば、どこ
でも使用することができる。
【００１４】本発明を実施するにあたって、被滅菌物の
大きさや量に対応するために、この構造と各装置の性能
をアップすることによって、それらへの対応ができる。
従って、大型の滅菌室をも構築することができ、さらに
既成の設備ならびに既成の滅菌装置を、この発明の構成
内容に改良して再使用することができる。
大きさや量に対応するために、この構造と各装置の性能
をアップすることによって、それらへの対応ができる。
従って、大型の滅菌室をも構築することができ、さらに
既成の設備ならびに既成の滅菌装置を、この発明の構成
内容に改良して再使用することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果をもたらす。
ているので、以下に記載されるような効果をもたらす。
【００１６】従来の酸化エチレンガスやホルマリンガス
を媒体とした滅菌装置の滅菌時間と比較して極めて短時
間に滅菌作業を処理することができる。
を媒体とした滅菌装置の滅菌時間と比較して極めて短時
間に滅菌作業を処理することができる。
【００１７】残留ガスを除去するためのエアレーション
のような別の洗浄装置は不要であり、滅菌後の残留オゾ
ンガスは自動的にもとの空気に還元されるので、被滅菌
物をそのまま直ちに使用することができる。
のような別の洗浄装置は不要であり、滅菌後の残留オゾ
ンガスは自動的にもとの空気に還元されるので、被滅菌
物をそのまま直ちに使用することができる。
【００１８】残留物質を下水などへ放出することから起
こる二次公害や環境上の問題を解消することができる。
こる二次公害や環境上の問題を解消することができる。
【００１９】被滅菌物の大きさや量の問題に対応させる
ために、この構造と各装置の性能をアップすることによ
って、それらへの対応もできる。
ために、この構造と各装置の性能をアップすることによ
って、それらへの対応もできる。
【図１】本発明の滅菌装置の実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図２】滅菌装置の実施例を示す側面図である。
【図３】滅菌装置の実施例を示す背面図である。
【図４】この発明の滅菌装置の実施例を示す電気回路図
である。
である。
【図５】滅菌装置の実施例を示すブロック図である。
【図６】滅菌装置の実施例を示す匡体の斜視図である。
１ 圧力容器（缶体） ２ オゾン供給パイプ ３ 電磁弁 ４ オゾン回収ファン ５ オゾン供給器 ６ ノズル ７ 水供給パイプ ８ オゾン回収パイプ ９ オゾン発生装置 １０ 酸素ボンベ １１ センサー（温度・湿度用） １２ 真空ポンプ １３ ヒーター １４ 回収電磁弁 １５ 温度調整器 １６ ポンプ １７ 水容器 １８ キャスター １９ 主電源 ２０ 表示盤 ２１ 圧力計 ２２ 温度・湿度一体計 ２３ ハンドル ２４ 器機収納器 ２５ 開閉取手
Claims (1)
- 【請求項１】 圧力容器と器機収納器からなり、そ
れらを一体型の匡体に納め、器機収納器とした下段にオ
ゾン（Ｏ３）発生装置を装設して、上段の圧力容器とパ
イプで結び、オゾンガスを循環せて滅菌、さらにオゾン
回収ファンによって触媒器を通してもとの空気に戻すこ
とを特長とする滅菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116925A JPH09271512A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116925A JPH09271512A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 滅菌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271512A true JPH09271512A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14699084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8116925A Pending JPH09271512A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 滅菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09271512A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11193010A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 医療用滅菌包装における滅菌方法 |
| KR20010008198A (ko) * | 2000-11-15 | 2001-02-05 | 조정래 | 오존살균장치 |
| JP2006181368A (ja) * | 2006-01-06 | 2006-07-13 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 医療用滅菌包装における滅菌方法 |
| WO2015129452A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | インキュベータおよびこれを備えた細胞培養システム |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8116925A patent/JPH09271512A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11193010A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 医療用滅菌包装における滅菌方法 |
| KR20010008198A (ko) * | 2000-11-15 | 2001-02-05 | 조정래 | 오존살균장치 |
| JP2006181368A (ja) * | 2006-01-06 | 2006-07-13 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 医療用滅菌包装における滅菌方法 |
| WO2015129452A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | インキュベータおよびこれを備えた細胞培養システム |
| JPWO2015129452A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2017-03-30 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | インキュベータおよびこれを備えた細胞培養システム |
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