JP3479335B2 - 殺菌ロッカー - Google Patents

殺菌ロッカー

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JP3479335B2
JP3479335B2 JP02057794A JP2057794A JP3479335B2 JP 3479335 B2 JP3479335 B2 JP 3479335B2 JP 02057794 A JP02057794 A JP 02057794A JP 2057794 A JP2057794 A JP 2057794A JP 3479335 B2 JP3479335 B2 JP 3479335B2
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locker
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sterilization
rocker
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興忠 原
克治 山本
幸広 釜瀬
尚史 佐藤
環 細川
亮二 高橋
紘治 朝倉
哲夫 佐藤
利行 下山
憲蔵 宮脇
修一 川手
均 江島
正浩 菊池
八寿雄 中村
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院等内で使用される
着衣等を収容するロッカーに関し、特に着衣等を収容中
に隅々まで殺菌でき、終了後の有害残留物が無く、待ち
時間を短時間にし、かつ安全に使用できる殺菌ロッカー
に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や診療所或いは医学研究所におい
て、病室、ICU等の雰囲気中や壁面・床等に病原菌、
特にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が存在
すると、患者、来客及び医療従事者に感染する恐れがあ
るので、室内の殺菌消毒が励行される。また、白衣、帽
子等の着衣については、頻繁に着替えが行われると共に
これらの着衣も同様に殺菌消毒が行われる。
【0003】殺菌消毒(以下「殺菌」という。)の方法
は、加熱による方法や紫外線による方法等がある。加熱
による方法は、例えば、着衣を煮沸することにより隅々
まで確実に殺菌でき、有害残留物が無いという利点があ
る。紫外線による方法は、通常殺菌灯と知られる紫外線
管等を用いて着衣に照射することにより、高い殺菌力で
殺菌することができ、有害残留物が無いという利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した殺菌方法は、
以下のような問題点がある。
【0005】(1) 加熱による方法は、煮沸用の水の温度
を上げるまでに時間がかかり、加熱の後は冷却が必要と
なる。従って殺菌が完了するまでに時間を要することに
なる。
【0006】(2) 紫外線による方法は、紫外線に直進性
があるため、着衣のようにポケット内、裏側、重なりあ
った部分等凹凸の多いものは殺菌されない部分が多い。
【0007】このように従来の消毒方法は、殺菌効果が
隅々まで及ばず、有害残留物が残り、消毒のための待ち
時間が生じる等の問題があり、病院等における消毒を効
果的かつ安全に且つ短時間で行うことができなかった。
【0008】(3) また、着衣は通常ロッカー内に収容さ
れており、使用済みの着衣をロッカーから取り出して殺
菌した後再びロッカーに収容しなければならず、しかも
ロッカー内も殺菌しなければならないので面倒である。
【0009】これに対し、オゾン発生源をロッカー内に
置いて、ロッカー内にオゾンを充満させることが考えら
れる。オゾンを用いて燻蒸すれば殺菌力が高いだけでな
く気体なので拡散してまんべんなくロッカー内に広がり
着衣に浸透する。また、オゾンは人体に有害ではある
が、回収及び分解が比較的簡単である。例えばオゾンキ
ラーを通過させるだけでオゾンを分解することができ、
また、オゾンは放置すれば自然に分解する性質を有して
いる。従ってオゾンの残留は容易に防止することができ
る。ただし、この場合も殺菌時間を短縮させるために
は、オゾン発生源からのオゾンの拡散を助け、且つオゾ
ンキラーでの分解を助けるように送風ファン等を設けて
ロッカー内の雰囲気を積極的に撹拌する必要がある。
【0010】ところで、オゾンは金属を腐食する性質が
あり、送風ファンやオゾン発生源をロッカー内に置くと
これら自体がオゾンに晒されることになる。また、時間
短縮を図るべく効率のよい殺菌を行うためには、オゾン
発生源や送風ファンのタイミングのよい運転操作が必要
になるが、常時ロッカーの側で操作しなければならない
ので自動運転が必要であり、この自動運転を行うための
制御装置もオゾンに晒されることになる。オゾンを利用
するためには装置自体の耐オゾン性を高めなければなら
ない。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、隅々まで殺菌でき、終了後の有害残留物が無く、待
ち時間を短時間にし、かつ安全に使用できる殺菌ロッカ
ーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ロッカー内に収容された殺菌対象をオゾン
で殺菌する殺菌ロッカーにおいて、ロッカー内に殺菌対
象を収容するロッカー室とオゾンを発生するオゾン発生
ユニットを収容した機械室とを区画して形成し、オゾン
発生ユニットに、そのユニットで発生したオゾンを案内
してロッカー室内の上部から吹き出すオゾン吹き出し管
を接続し、機械室内にロッカー室内のオゾンを含む空気
を吸引すると共にオゾンを分解した酸素を含む空気をロ
ッカー室に戻す循環ダクトと循環ファンとを設け、かつ
その循環ダクトの吸排気口にオゾンキラーを設けたもの
である。
【0013】
【0014】本発明の殺菌ロッカーは、ロッカー室が複
数のロッカー室に区分されると共にその各ロッカー室に
オゾン吹き出し管が設けられ、その吹き出し管に、それ
ぞれバルブが設けられ、そのバルブの開閉で、各ロッカ
ー室で、殺菌中、オゾン分解中及び使用可能のロッカー
室とされるように構成してもよい。
【0015】本発明の殺菌ロッカーは、機械室が、オゾ
ン発生ユニットと、オゾン吹き出し管と、循環ファン
と、循環ファンの吸排気口側に設けられたオゾンキラー
とが一体に設けられてユニット化され、そのユニット化
された機械室がロッカー内に収容されるように構成して
もよい。
【0016】さらに本発明は、ロッカー内に収容された
殺菌対象をオゾンで殺菌する殺菌ロッカーにおいて、ロ
ッカー内に殺菌対象を収容するロッカー室とオゾンを発
生するオゾン発生ユニットを収容する機械室とを上下に
区画して形成し、さらにそのロッカー内に、機械室から
ロッカー室の側部に沿って延びる送風路を形成し、オゾ
ン発生ユニットに、そのユニットで発生したオゾンを案
内してロッカー室内の上部から吹き出すオゾン吹き出し
管を接続し、ロッカー室に、外部空気を導入するための
外部オゾンキラーを設け、ロッカー室と機械室との間に
両室を連通する内部オゾンキラーを設けると共にロッカ
ー室に送風する送風路の排出側に吹出し用オゾンキラー
を設け、機械室内に、ロッカー室内のオゾンを含む空気
を内部オゾンキラーを介して吸入する排気ポンプを設け
ると共に、その排気ポンプの吹出し側に、オゾンを分解
した酸素を含む空気をロッカーの外部に排気するワンス
ルー排気路と送風路に戻す循環路とを切り替え自在に接
続したものである。
【0017】本発明の殺菌ロッカーは、ロッカー室の開
閉自在なドアに開閉レバーを設け、開閉レバーにドアを
施錠する止め金を設けると共にその止め金を施錠又は解
錠する電磁ロックを設け、電磁ロックに解錠信号を与え
る解錠ボタンを設け、電磁ロックに通電中は解錠ボタン
がオンのときドアが開閉自在となるが、ロッカー室が殺
菌中又はオゾン分解中は解錠ボタンをオンにしても施錠
されるように電磁ロックを制御する制御装置を設けても
よい。
【0018】
【作用】上記構成によれば、オゾン発生ユニットでオゾ
ンが発生され、発生したオゾンが、オゾン吹き出し管か
らロッカー室内に吹き出されると、ロッカー室内にオゾ
ンが充満して殺菌対象が隅々まで確実に殺菌される。
【0019】またワンスルー分解法の場合、オゾン発生
中に排気ファンを低速で作動させることにより、ロッカ
ー室内を負圧にし、ロッカー室からロッカー外部へのオ
ゾンの漏出が防止できる。
【0020】殺菌が終了すると、オゾン発生ユニットが
オゾンの発生を停止し、ワンスルー分解法の場合は、排
気ファンが作動し、外部オゾンキラーを介してロッカー
外部の空気がロッカー室内に導入され、ロッカー室内の
オゾンは内部オゾンキラーで分解されると共にロッカー
外部から導入された空気と共に機械室内に強制的に排気
される。機械室内の空気はさらにルーバを介してロッカ
ー外部に強制的に排気される。すなわち、ロッカー室内
に一定方向(上から下に向かう方向)に流れができるた
め、短時間でオゾンが分解される。所定時間排気ファン
が作動すると、ロッカー室内のオゾンは完全に分解され
て、オゾンは残留しないので、殺菌された着衣を安全に
ロッカー室から取り出すことができる。
【0021】これに対して循環式オゾン分解法の場合
は、オゾン発生ユニットがオゾンの発生を停止すると、
循環ファンが作動してロッカー室内のオゾンが循環ダク
ト内に導入されると共に循環ダクトのオゾンキラーで酸
素に分解され、この酸素がロッカー室内に戻される。ロ
ッカー室内のオゾンは酸素と共に循環ダクトに導入され
て酸素に分解されロッカー室内に戻される。このように
ロッカー室内の空気は循環ダクトのオゾンキラーを繰り
返し通過するので、ロッカー室内のオゾンは完全に分解
される。
【0022】さらに排気ポンプの排気経路を切り替える
ことにより、ワンスルー分解法と循環式分解法とを切り
替えることができる。
【0023】ロッカー室が複数のロッカー室に区分され
る場合、バルブを開閉操作することによって各ロッカー
室を独立して殺菌中、オゾン分解中及び使用可能のロッ
カー室とすることができる。
【0024】機械室をユニット化することにより、殺菌
ロッカーの製造工程を短縮することができる。
【0025】電磁ロックに通電中は解錠ボタンがオンの
ときドアが開閉自在となるが、ロッカー室が殺菌中又は
オゾン分解中は解錠ボタンをオンにしても施錠されるの
で、ロッカー室内にオゾンが残留している場合に誤って
ドアを開けることが防止される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0027】図1は本発明の前提となった殺菌ロッカ
ワンスルーオゾン分解法)の概念図である。
【0028】同図において、1はロッカー内に収容され
た殺菌対象としての着衣2をオゾンで殺菌する殺菌ロッ
カーであり、ロッカー内には着衣2を収容するロッカー
室3と機械室4とが区画して形成され、上部がロッカー
室3で下部が機械室4となっている。
【0029】機械室4内にはオゾンを発生するオゾン発
生ユニット5が収容されている。オゾン発生ユニット5
は、機械室4内の空気を吸入して圧縮するコンプレッサ
6と、オゾナイザ7と呼ばれる装置とからなっている。
オゾナイザ7は放電電極を有し、放電によりコンプレッ
サ6で圧縮された空気中の酸素を電離させてオゾンを発
生するものである。オゾナイザ7にはオゾンを案内して
ロッカー室3の上部から吹き出す略L字形状のオゾン吹
き出し管8が接続されている。オゾン吹き出し管8は、
オゾンに腐食されない材質、例えばステンレスで形成さ
れている。オゾン吹き出し管8の吹出し口上部8aには
着衣2に均一にオゾンを吹き付けるため複数の穴8bが
形成されている(穴8bの数は図では4つであるが限定
されない)。オゾン吹出し口上部8aは複数の穴が設け
られた板状に形成されていてもよい。尚、Fcはオゾン
発生ユニット5を冷却するための冷却ファンである。
【0030】ロッカー室3と機械室4との間には、ロッ
カー室3内の空気を機械室4内に排気すると共に、ロッ
カー室3からのオゾンを分解して酸素にするための内部
オゾンキラー9が設けられている。内部オゾンキラー9
の下側には、ロッカー室3内の空気を機械室4内に強制
的に排気して負圧にする排気ファン10が設けられてお
り、この排気ファン10の周囲には排気効率を向上させ
るための筒状のファンカバー11が設けられている(排
気ファン10を回転させるモータは図を見やすくするた
め省略した)。機械室4の下部4aには機械室4内の空
気をロッカー外に排気するためのルーバ12が設けられ
ている。ルーバ12には埃、塵、虫等が機械室4内に侵
入するのを防止するため網状のフィルタが設けられてい
てもよい。尚、図に示す殺菌ロッカーをそのまま使用す
るとルーバ12を塞ぐことになるが、図にはない脚等で
もち上げられていることはいうまでもない。
【0031】ロッカー室3の上部3aにはロッカー外部
の空気をロッカー室3内に導入するための外部オゾンキ
ラー13が設けられている。ロッカー室3も、オゾン吹
き出し管8と同様、オゾンに腐食されない材質、例えば
ステンレスで形成されている。外部オゾンキラー13
は、オゾン発生ユニット5からロッカー室3内に供給さ
れるオゾンがロッカーの外部にそのまま漏れるのを防止
するため外部に流出しようとするオゾンを分解する。
尚、ロッカー室3内の殺菌能力(又はオゾン濃度)は、
オゾン発生ユニット5のオゾン発生能力、両オゾンキラ
ー9,13の分解能力、ロッカー室3内の容積、排気フ
ァン10の排気能力によって設定される。
【0032】次に図1に示した殺菌ロッカーの作用を述
べる。
【0033】オゾン発生ユニット5が作動すると、機械
室4内の空気がコンプレッサ6で吸入されて圧縮され、
圧縮された空気がオゾナイザ7で電離されてオゾンとな
り、オゾン吹き出し管8を経てロッカー室3内の上部か
ら矢印A方向に着衣2に吹き付けられる。ロッカー室3
内にはオゾンが増加すると共に、ロッカー室3内の空気
は、主に内部オゾンキラー9(一部は外部オゾンキラー
13)を介してロッカー室3外に排気されて減少する。
一定時間経過後、ロッカー室3内はオゾンで充満され
る。着衣2はオゾンに十分晒されるので、ポケット内や
裏まで確実に隅々まで殺菌される。同時にロッカー室3
内もオゾンで殺菌される。尚、ロッカー室3内の余分な
オゾンは内部オゾンキラー9及び外部オゾンキラー13
で分解されて無害な酸素となり、ロッカー室3の外部に
排気される。
【0034】殺菌後の着衣をロッカー室から取り出すに
は、オゾン発生ユニット5でのオゾンの発生を停止する
と共にロッカー室3内のオゾンを分解する必要がある。
そのため、オゾン発生ユニット5のオゾナイザ7の電離
を停止させてオゾンの発生を停止させる。コンプレッサ
6は暫時作動してオゾン吹き出し管8内に残留したオゾ
ンをロッカー室3内に強制的に排気する。コンプレッサ
6が停止すると共に排気ファン10が回転する。ロッカ
ー室3内のオゾンが、内部オゾンキラー9で分解される
と共に機械室4内に矢印B方向に強制的に排気される。
機械室4内の空気はルーバ12を介して矢印C方向に強
制的にロッカー外部に排気される。ロッカー室3内は負
圧になるので、ロッカー外部の新鮮な空気が外部オゾン
キラー13を介して矢印D方向にロッカー室3内に導入
される。排気ファン10が回転すると、ロッカー室3内
に一定方向(上から下に向かう方向)に流れができ、ロ
ッカー室3内のオゾンが減少し、短時間でロッカー室3
内のオゾンが完全に分解されてなくなる。したがってロ
ッカー室3内はロッカー外部からの新鮮な空気で充満さ
れるので、殺菌済みの着衣2をロッカー室3から安全に
取り出すことができる。
【0035】また、機械室4内はオゾンに晒されないの
で、排気ファン10やオゾン発生ユニット5等が腐食す
ることがない。このため、機械室4の内壁、コンプレッ
サ6、排気ファン10用のモータ及びファンカバー11
にはステンレスを用いる等のオゾン対策を施す必要がな
い。
【0036】以上において図1に示した実施例によれ
ば、オゾン発生中、排気ファンを低速で回しロッカー内
部を負圧にすることにより、外部へオゾンが漏れない。
トビラのシール構造を簡単にすることができる。さらに
ロッカー室内に収容された着衣がオゾン発生ユニットか
らのオゾンで殺菌された後、殺菌に使用されたオゾンを
内部オゾンキラーに一回だけ通過させて分解するので、
短時間で安全にオゾンが分解される。尚、図ではルーバ
12、外部オゾンキラー13はロッカー室3の上部3
a、下部4aに設けられているが限定されるものではな
い。
【0037】図2は本発明の殺菌ロッカーの実施例
(循環式オゾン分解法)の概念図である。
【0038】図1に示した殺菌ロッカーとの相違点は、
殺菌処理後のロッカー室内の残留オゾンをオゾンキラー
に繰り返し通過させることにより分解させる点である
(循環式オゾン分解法)。
【0039】図2に示すように殺菌ロッカー20は、機
械室4内に、ロッカー室3内の空気を吸引する循環ファ
ン22を設け、かつその吸気口21a及び排気口21b
にそれぞれオゾンキラー23,24を設けたものであ
る。排気口21bには、循環効率を向上させるためロッ
カー室3の上部まで延長されたダクト27が接続されて
いる。
【0040】このような殺菌ロッカー20において、オ
ゾン発生ユニット5が作動すると、コンプレッサ6が作
動して機械室4内の空気を吸入する。機械室4への空気
はオゾンキラー23を介してロッカー室内部3から矢印
H方向に吸入される。コンプレッサ6で圧縮された空気
がオゾナイザ7で電離してオゾンとなり、オゾン吹き出
し管8を経てロッカー室3内の上部から矢印F方向に着
衣2に吹き付けられる。ロッカー室3内にはオゾンが増
加すると共に、ロッカー室3内の空気は、オゾンキラー
23,24を介してロッカー室3外に矢印H方向に排気
されて減少する。一定時間経過後、ロッカー室3内はオ
ゾンで充満される。着衣2はオゾンに十分晒され隅々ま
で殺菌される。同時にロッカー室3内もオゾンで殺菌さ
れる。尚、ロッカー室3内の余分なオゾンはオゾンキラ
ー23,24で分解されて無害な酸素となり、ロッカー
室3の外部に排気される。尚、殺菌処理中、ロッカー室
3内のオゾンが循環ダクト21内に吸排気口21a,2
1bのいずれから侵入してもオゾンキラー23,24で
分解されるので、循環ダクト21及び循環ファン22が
オゾンで腐食されることが防止される。
【0041】着衣2の殺菌が終了後、ロッカー室3内の
オゾンを分解するため、まずオゾン発生ユニット5のオ
ゾナイザ7の電離が停止してオゾンの発生が停止する。
コンプレッサ6は暫時作動してオゾン吹き出し管8内に
残留したオゾンをロッカー室3内に強制的に排気する。
コンプレッサ6が停止すると共に図示しないモータが作
動して循環ファン22が回転し、ロッカー室3内のオゾ
ンは、オゾンキラー23で酸素に分解されると共に機械
室4内に矢印H方向に強制的に吸気される。機械室4内
の酸素は、ダクト27を通って上部からロッカー室3内
に矢印J方向に排気される。同様にロッカー室3内の残
留オゾンはオゾンキラー23で酸素に分解されると共に
機械室4内に矢印H方向に強制的に吸気される。すなわ
ち、ロッカー室3内のオゾンと酸素とからなる空気が繰
り返しオゾンキラー23,24を通過することになる。
一定時間が経過するとロッカー室3内のオゾンは完全に
分解され、殺菌済みの着衣2をロッカー室3から安全に
取り出すことができる。
【0042】以上において図2に示した実施例によれ
ば、ロッカー室内に収容された着衣がオゾン発生ユニッ
トからのオゾンで殺菌された後、殺菌に使用されたオゾ
ンとオゾンが分解された酸素からなる空気をオゾンキラ
ーに繰り返し通過させるので、安全にオゾンが分解さ
れ、しかもオゾンキラーを小型化できる。
【0043】尚、本実施例ではロッカー室3内のオゾン
が繰り返しオゾンキラー23,24を通過するので、オ
ゾンキラー23,24を構成するセルの数を減少させる
ことができ、分解能力が低い小型のオゾンキラーを用い
てもよく、その分だけ機械室4を小型化することができ
る。また、オゾンキラー24は、図では排気口21bに
設けられているがダクト27の内部や吹出し口に設けて
もよいのはいうまでもない。
【0044】図3(a)は本発明の殺菌ロッカーの他の
実施例の概念図であり、図3(b),(c)はその変形
例である。
【0045】本実施例の特徴は、ワンスルーオゾン分解
法と循環式オゾン分解法とを切り替え自在に行えるよう
にした点にある。
【0046】図3(a)において、殺菌ロッカー30
は、ロッカー内に着衣2を収容するロッカー室3とオゾ
ンを発生するオゾン発生ユニット5を収容する機械室4
とが上下に区画して形成され、さらにそのロッカー内
に、機械室4からロッカー室3の側部に沿って延びる送
風路31が形成されている。オゾン発生ユニット5に
は、そのユニット5で発生したオゾンを案内してオゾン
吹き出し管上部8aから吹き出すオゾン吹き出し管8が
接続されている。
【0047】ロッカー室3には、外部空気を導入すると
共にオゾン漏れを防止するための外部オゾンキラー32
が設けられている。ロッカー室3と機械室4との間には
両室3,4を連通する内部オゾンキラー9が設けられる
と共にロッカー室3に送風する送風路31の排出側31
aには吹出し用オゾンキラー33が設けられている。機
械室4内には、ロッカー室3内の空気を内部オゾンキラ
ー9を介して吸い込みパイプ34から吸入する排気ポン
プ35が設けられている。吸い込みパイプ34は吸い込
み効率を向上させるため内部オゾンキラー9の近傍に延
長されている。
【0048】排気ポンプ35には図示しない三方弁が内
蔵されており、その排気ポンプ35の吹出し側に、吸い
込んだ空気をロッカーの外部に排気するワンスルー排気
路36と送風路31に戻す循環路37とを切り替え自在
に接続することができるようになっている。
【0049】このような殺菌ロッカー30において、オ
ゾン発生ユニット5が作動すると、コンプレッサ6が作
動して機械室4内の空気を吸入する。機械室4への空気
は外部オゾンキラー32、ロッカー室3、内部オゾンキ
ラー9を介してロッカー外部から矢印J,K方向に吸入
される。コンプレッサ6で圧縮された空気がオゾナイザ
7で電離してオゾンとなり、オゾン吹き出し管8を経て
ロッカー室3内の上部から矢印L方向に着衣2に吹き付
けられる。ロッカー室3内にはオゾンが増加すると共
に、ロッカー室3内の空気は、外部オゾンキラー32を
介してロッカー室3外に矢印M方向に排気されて減少す
る。一定時間経過後、ロッカー室3内はオゾンで充満さ
れる。着衣2はオゾンに十分晒され隅々まで殺菌され
る。同時にロッカー室3内もオゾンで殺菌される。尚、
ロッカー室3内の余分なオゾンは外部オゾンキラー32
で分解され、ロッカー室3の外部に矢印M方向に排気さ
れる。尚、殺菌処理中、ロッカー室3内のオゾンが機械
室4側に侵入しようとしても内部オゾンキラー9で分解
されるので、機械室4内にはオゾンによる影響がない。
【0050】着衣2の殺菌終了後、ロッカー室3内のオ
ゾンをワンスルーオゾン分解法で分解する場合には、予
め排気ポンプ35の吹出し側にワンスルー排気路36が
接続されるように三方弁を切り替えておく。
【0051】オゾン発生ユニット5がオゾン発生を停止
し、オゾン吹き出し管8内の残留オゾンがロッカー室3
内に排気されると、排気ポンプ35が作動し、ロッカー
室3内のオゾンは内部オゾンキラー9で分解されて酸素
となる。この酸素は機械室4内に排気され、吸い込みパ
イプ34から排気ポンプ35に吸入され、ワンスルー排
気路36を経てロッカー外に排気される。ロッカー室3
内のオゾンが分解されて機械室4内に排気されるとロッ
カー室3内は負圧になるため、外部オゾンキラー32を
介してロッカー外部から新鮮な空気がロッカー室3内に
矢印J方向に導入されて上から下への一定方向の流れが
生じ、ロッカー室3内のオゾンが短時間で分解される。
このため、オゾン分解後は、ロッカー室3内から殺菌済
みの着衣2を安全に取り出すことができる。
【0052】これに対して、ロッカー室3内のオゾンを
循環式オゾン分解法で分解する場合には、予め排気ポン
プ35の吹出し側に循環路37が接続されるように三方
弁を切り替えておく。
【0053】オゾン発生ユニット5がオゾンの発生を停
止し、オゾン吹き出し管8内の残留オゾンがロッカー室
3内に排気されると、排気ポンプ35が作動し、ロッカ
ー室3内のオゾンが内部オゾンキラー9で分解されて酸
素になる。この酸素は機械室4内に排気され、吸い込み
パイプ34から排気ポンプ35に吸入され、循環路37
を経て送風路31内に排気される。送風路31内に排気
された酸素は、送風路31内を通って吹出し用オゾンキ
ラー33からロッカー室3内に排気される。ロッカー室
3内のオゾンは内部オゾンキラー9で分解されて酸素と
なり、ロッカー室3の酸素と共に機械室4内に排気され
る。機械室4内に排気された酸素は吸い込みパイプ34
から排気ポンプ35で吸入され、循環路37を経て送風
路内に排気される。このようにしてロッカー室3内の空
気は、内部オゾンキラー9、吸い込みパイプ34、排気
ポンプ35、循環路37、送風路31及び吹出し用オゾ
ンキラー33を経てロッカー室3に戻る循環経路を形成
し、内部オゾンキラー9を繰り返し通過する間にオゾン
が分解されてロッカー室3内にはオゾンがなくなり酸素
で充満されることになる。このため、オゾン分解後は、
ロッカー室3内から殺菌済みの着衣2を安全に取り出す
ことができる。
【0054】また、三方弁、排気ポンプの代りに排気フ
ァンFdとダンパDpと排気ダクトとを用いてもよい
(図3(b),(c))。図3(b)に示すようにダン
パDpが、オゾンキラー9とオゾンキラー100との間
にロッカー室3内の空気を外部に排出する流路を形成す
るときはワンスルー分解を行ない、図3(c)に示すよ
うにダンパDpがロッカー室3内の空気をロッカー室3
内に戻す流路を形成するときは循環式オゾン分解を行な
うことができる。
【0055】以上において本実施例によれば、ワンスル
ー分解法と循環式オゾン分解法とを切り替えることが可
能なので、オゾン発生中はワンスルー分解法で、排気フ
ァン(ポンプ)を低速で回し、ロッカー内部を若干負圧
にし、簡単なトビラのシール構造で、オゾンがロッカー
外部に漏れることを防止でき、オゾン分解は循環式オゾ
ン分解法を用いることによりオゾンキラーを小型化でき
る。
【0056】図4は本発明の殺菌ロッカーの他の実施例
の概念図である。
【0057】本実施例の特徴は、ロッカー室が複数のロ
ッカー室に区分されると共にその各ロッカー室にオゾン
吹き出し管が設けられ、その吹き出し管に、それぞれバ
ルブが設けられ、そのバルブの開閉で、各ロッカー室
で、「殺菌中」、「オゾン分解中」及び「使用可能」の
ロッカー室とされる点にある。
【0058】同図において、殺菌ロッカー40は、1台
のロッカーにワンスルー分解法のロッカー室を左右に3
室区分して形成し、さらに全ロッカー室の下側に機械室
を区分して形成したものである。
【0059】機械室41内には、1組のオゾン発生ユニ
ット5が配置され、オゾン発生ユニット5のオゾナイザ
7には、吐出側が3方向に分岐された分岐パイプ42が
接続されている。分岐パイプ42の吐出口は3個のバル
ブ43a〜43cにそれぞれ接続されている。バルブ4
3aには、オゾンを案内して、着衣2aを収容するロッ
カー室3aの上部から吹き出す略L字形状のオゾン吹き
出し管44aが接続されている。ロッカー室3aの上部
にはロッカー外部からロッカー室3a内に外部の空気を
導入すると共にオゾン漏れを防止する外部オゾンキラー
13aが設けられている。ロッカー室3aと機械室41
との間には、ロッカー室3内の空気を機械室4内に排気
すると共に、ロッカー室3からのオゾンを分解して酸素
に分解する内部オゾンキラー9aが設けられている。内
部オゾンキラー9aの排気側には排気ファン10aとフ
ァンカバー11aとが設けられている。機械室41の床
部41aの排気ファン11aに対応する部分には、排気
ファン10aで機械室41内に排気された空気を排気す
るためのルーバ12aが設けられている。
【0060】同様に着衣2bを収容するロッカー室3b
(3c)内にも、バルブ43b(43c)に接続された
オゾン吹き出し管44b(44c)が設けられ、ロッカ
ー室3b(3c)と機械室41との間に内部オゾンキラ
ー9b(9c)が設けられている。ロッカー室3b(3
c)の上部には外部オゾンキラー13b(13c)が設
けられている。内部オゾンキラー9b(9c)の排気側
には排気ファン10b(10c)とファンカバー11b
(11c)とが設けられている。機械室41の床部41
bには、排気ファン10b(10c)で機械室41内に
排気された空気を排気するためのルーバ12b(12
c)が設けられている。
【0061】このような殺菌ロッカー40は、3室のロ
ッカー室3a〜3cに、1台のオゾン発生ユニット5で
発生したオゾンをバルブ43a〜43cの開閉操作で独
立して供給することができ、しかもそれぞれ独立にロッ
カー室3a〜3c内のオゾンを分解することができるよ
うになっている。すなわち、バルブ43a〜43cの開
閉操作によって、各ロッカー室3a〜3cで、殺菌中、
オゾン分解中及び使用可能のロッカー室とすることがで
きる。
【0062】例えば、図に示すようにロッカー室が3つ
ある場合には、ロッカー室3aは「殺菌中」、ロッカー
室3bは「オゾン分解中」、ロッカー室3cは「使用可
能」として分けて利用することができる。この場合、オ
ゾン発生ユニット5は作動しており、バルブ43aが
「開」状態、バルブ43b,43cが「閉」状態であ
り、ロッカー室3aにはオゾンが排気されており、ロッ
カー室3b側の排気ファン10bが作動し、かつ、ロッ
カー室3a,3c側の排気ファン10a,10cは停止
している。尚、バルブ43a〜43cには電磁バルブを
用い、電気的に開閉操作を行われるが、手動で行っても
よい。なお、図でロッカー室の数が3つとなっているが
2つでも4つ以上でもよいことはいうまでもない。また
図に示す殺菌ロッカーをそのまま使用するとルーバ12
a(12b,12c)をふさぐことになるが、図にはな
い脚等でもち上げられていないことはいうまでもない。
【0063】図5は本発明の殺菌ロッカーの他の実施例
の概念図である。
【0064】図4に示した実施例との相違点は、循環式
オゾン分解法を用いた点である。
【0065】同図に示す殺菌ロッカー50において、機
械室41内には、ロッカー室3a(3b,3c)内の空
気を吸引すると共にロッカー室3a(3b,3c)内に
戻すと循環ファン22a(22b,22c)とを設け、
かつその吸排気口にそれぞれオゾンキラー24a(24
b,24c),23a(23b,23c)を設けたもの
である。排気口には、循環効率を向上させるためロッカ
ー室3a(3b,3c)の上部まで延長された延長ダク
ト27a(27b,27c)が接続されている。
【0066】このような殺菌ロッカー50も図4に示し
た殺菌ロッカー40と同様に、3室のロッカー室3a〜
3cに、1台のオゾン発生ユニット5で発生したオゾン
をバルブ43a〜43cの開閉操作で独立して供給する
ことができ、しかもそれぞれ独立にロッカー室3a〜3
c内のオゾンを分解することができるようになってい
る。すなわち、バルブ43a〜43cの開閉操作によっ
て、ロッカー室3a〜3cを独立に使用することができ
る。例えばバルブ43aを開けて、ロッカー室3aを
「殺菌中」、バルブ43bを閉めてロッカー室3bを
「オゾン分解中」、バルブ43cを閉めてロッカー室3
cを「使用可能」のロッカー室とすることができる。な
お、図ではロッカー室の数が3つとなっているが2つで
も4つ以上でもよいことはいうまでもない。
【0067】図6は本発明の殺菌ロッカーの他の実施例
の概念図である。
【0068】本実施例の特徴は、機械室が、オゾン発生
ユニットと、オゾン吹き出し管と、循環ファンと、循環
ファンの吸排気口側に設けられたオゾンキラーとが一体
に設けられてユニット化され、そのユニット化された機
械室がロッカー内に収容された点にある。
【0069】同図において殺菌ロッカー60の下部に
は、機械室ユニット61が収容されている。ロッカー内
の側部には上部から下部に亘って循環路62が形成され
ている。機械室ユニット61には、ケーシング63と、
ケーシング63内に配置されオゾンを発生するオゾン発
生ユニット5と、ケーシング63と循環路62との間に
設けられオゾンを分解すると共に循環路62内の空気を
ケーシング63内に導入するための導入側オゾンキラー
64と、ケーシング63の上部に設けられケーシング6
3内の空気を殺菌ロッカー60内に排気するための排気
側オゾンキラー65と、ケーシング63内に設けられた
排気ファン66とが内蔵されており、オゾナイザ7には
オゾンを案内して殺菌ロッカーの上部68aから吹き出
す略L字形状のオゾン吹き出し管67がコネクタ68を
介して接続されている。
【0070】このように殺菌ロッカー60に予め機械室
ユニットを形成しておくと、機械室ユニットの上の空間
69に所望の数のロッカー室を自由に形成することがで
きるので、生産性が向上する。尚、吸排気の方向は逆
(破線矢印方向)でもよい。また、既存のロッカーに本
実施例のユニットを組み込むことで殺菌ロッカーに改造
できる。
【0071】図7は本発明の殺菌ロッカーの他の実施例
の部分透視図である。
【0072】本実施例の特徴は、電磁ロックに通電中は
解錠ボタンが「オン」のときドアが開閉自在となるが、
ロッカー室が殺菌中又はオゾン分解中は解錠ボタンを
「オン」にしても施錠されるようにした点にある。な
お、説明しやすくするため、以下ロッカー室の数が3つ
の場合で説明するがこれに限られるものではない。
【0073】同図において、殺菌ロッカー70は、図4
や図5に示した殺菌ロッカーと同様に、ロッカー内にロ
ッカー室と機械室41とを区画して形成し、さらにロッ
カー室が複数のロッカー室3a〜3cに区分されると共
にその各ロッカー室3a〜3cにオゾン吹き出し管44
a〜44cが設けられ、各吹き出し管44a〜44c
に、それぞれ電磁バルブ43a〜43cが設けられ、各
バルブ43a〜43cの開閉で、各ロッカー室3a〜3
cで、「殺菌中」、「オゾン分解中」及び「使用可能」
のロッカー室とされるようになっている(図4、5参
照)。
【0074】71cはロッカー室3cのドアであり、ド
ア71cの表面には開閉レバー72と、解錠ボタン73
cと、ロッカー室3cが「殺菌中」、「オゾン分解中」
及び「使用可能」のいずれかを表す旨を表示するための
表示ランプ74cと、殺菌処理をスタートするためのス
タートスイッチ75cとが設けられている。ドア71a
(71b)も同様に、開閉レバーと、解錠ボタン73a
(73b)と、表示ランプ74a(74b)と、スター
トスイッチ75a(75b)とが設けられている。尚、
3枚のドア71a〜71cのうち両側の2枚71a,7
1cは閉じて施錠した状態を示し、中央のドア71bは
閉じているものの解錠された状態を示している。
【0075】ドア71aの内部には開閉レバーに連動し
て軸76aの回りに回動する止め金レバー77aが設け
られている。止め金レバー77aは略十字形状に形成さ
れており、その一端には上部係合ロッド78aの下端が
ピン79aを介して連結されており、他端には下部係合
ロッド80aの上端がピン81aを介して連結されてい
る。上部係合ロッド78aの上端はドア71a内に設け
られたガイド82aで上下方向に摺動可能に保持されて
おり、下部係合ロッド80aの下端もドア71a内に設
けられたガイド83aで上下方向に摺動可能に保持され
ている。
【0076】ロッカー室3aのドア71a付近の天井部
には上部係合ロッド78aの上端に係合する穴84aが
形成されており、ロッカー室3aのドア71a付近の下
部には下部係合ロッド80aの下端に係合する穴85a
が形成されている。穴85aの下側にはマイクロスイッ
チからなるドアロックスイッチ86aが設けられてお
り、ドア71aが閉じているか否かを検知することがで
きるようになっている。
【0077】87aはロッカー室3aのドア71a付近
の側壁に形成された鍵溝であり、止め金レバー77aの
先端部77aaに係合するように形成されている。止め
金レバー77aの後端部77abには切り欠き88aが
形成されている。
【0078】89aは後述するソレノイドコイルのプラ
ンジャであり、90aは一端がプランジャ89aの先端
部にピン91aを介して連結され、ドア71aに設けら
れたピン92aの回りに回動自在なロックレバーであ
る。
【0079】図7には示されていないソレノイドコイル
と、ソレノイドコイル内に摺動自在に設けられたプラン
ジャ89aと、ロックレバー90aと、ピン91a,9
2aとで電磁ロックが構成されている。
【0080】ここで電磁ロックについて図7及び図8を
参照して説明する。図8(a)〜図8(b)は電磁ロッ
クの動作を説明する説明図である。
【0081】図8(a)において、93aはソレノイド
コイルである。ソレノイドコイル93aと解錠ボタン7
3aとは直列に接続されており端子94a,95aは電
磁ロック用の電源(図示せず)に接続される。プランジ
ャ89aは図示しないスプリングによりソレノイドコイ
ル93aから離れるような方向に付勢されている。
【0082】電磁ロック96aは解錠ボタン73aが
「オフ」のときにロックレバー90aの他端が止め金レ
バー77aの切り欠き88aに係合していると、使用者
が開閉レバー72aを回そうとしても開閉レバー72a
は回らないので、止め金レバー77aの先端部77aa
は鍵溝87a内に係合され、かつ、上部係合ロッド78
aの上端及び下部係合ロッド80aの下端はそれぞれ穴
84a,85aに保持されたままであり、ドア71aは
開かない(図7参照)。
【0083】図8(b)において、解錠ボタン73aを
押して「オン」にすると、ソレノイドコイル93aに電
流が流れてソレノイドコイル93aが磁化され、プラン
ジャ89aがソレノイドコイル93a内に矢印N方向に
引き込まれ、ロックレバー90aがピン92aの回りに
回動するので、ロックレバー90aの他端が止め金レバ
ー77aの切り欠き88aから離れ、止め金レバー77
aが回動自在になる。このとき開閉レバー72aを矢印
P方向に回動させると、止め金レバー77aも回動する
ので、止め金レバー77aの先端部77aaは鍵溝87
aから離脱し、かつ、上部係合ロッド78aの上端及び
下部係合ロッド80aの下端はそれぞれ穴84a,85
aから離脱され、ドア71aを開けることができる(図
7参照)。
【0084】図8(c)に示すように、ドア(71a)
が開いているときに解錠ボタン73aから指を離して
「オフ」にすると、ドア(71a)が開いたままソレノ
イドコイル93aに流れていた電流が遮断されるので、
ソレノイドコイル93aに無駄な電流が流れるのが防止
され、かつ、焼損が防止される。この位置からドア(7
1a)を閉めて開閉レバー72aを元の位置に戻すと、
止め金レバー77aが元の位置にもどり、止め金レバー
77aの先端部77aaが鍵溝(87a)内に係合さ
れ、かつ、上部係合ロッド78aの上端及び下部係合ロ
ッド80aの下端はそれぞれ穴84a,85aに収容さ
れることによりドア71aが施錠される。
【0085】尚、図7に示した殺菌ロッカーにおいて電
磁ロックの数が3つの場合で説明したがこれに限定され
るものではない。
【0086】図9は図7に示した殺菌ロッカーのブロッ
ク図である。但し、循環式オゾン分解法を用いた場合と
する。
【0087】97はコントローラでり、コントローラ9
7は、ドアロックスイッチ86a〜86c、解錠ボタン
73a〜73c及びスタートスイッチ75a〜75cか
らの「オン」、「オフ」信号を受けて、コンプレッサ
6、オゾナイザ7、循環ファン9a〜9c、電磁ロック
96a〜96c、電磁バルブ43a〜43c、表示ラン
プ類74a〜74c及び冷却ファンFcの動作を制御す
る。
【0088】スタートスイッチ75a〜75cは殺菌ロ
ッカーの各ロッカー室3a〜3cの殺菌動作を始動させ
るためのスイッチである。86a〜86cは各ドア71
a〜71cが閉じているか否かを検知するドアロックス
イッチであり、例えばドア71aが閉じているときは
「オン」の信号を発生し、ドア71aが開いているとき
は「オフ」の信号を発生する。6はオゾン発生ユニット
5のコンプレッサであるがPSA(Pressure Swing Ads
orption 酸素濃縮装置) を用いてもよい。オゾナイザ7
には、空気を電離させるための電離用の電源が接続され
るようになっており、コントローラ97はこの電離用の
電源をオンオフ制御するようになっている。9a〜9c
は循環ファンであるが、ワンスルーオゾン分解法の場合
は排気ファンである。電磁ロック96a〜96cには、
ソレノイドコイル93a〜93cに電磁ロック用の電源
が接続されるようになっており、コントローラ97はこ
の電源をオンオフ制御するようになっている。電磁バル
ブ43a〜43cは、各オゾン吹き出し管に接続され、
「オン」信号を受けると「開」となり、「オフ」信号を
受けるとと「閉」となる。
【0089】このような殺菌ロッカーの動作を図10の
タイムチャート、図7及び図8を参照して説明する。図
10において(a)は電源のオンオフ、(b)はドアロ
ックスイッチのオンオフ、(c)はスタートスイッチの
オンオフ、(d)は解錠ボタンのオンオフ、(e)は電
磁ロックの端子に接続された電源のオンオフ、(f)は
電磁ロックの作動、(g)はオゾナイザのオンオフ、
(h)はコンプレッサのオンオフ、(i)は循環ファン
のオンオフをそれぞれ示す。
【0090】殺菌ロッカーの電源スイッチ(図示せず)
が「オン」にされると各電磁ロックに電磁ロック用の電
源が接続される。このとき殺菌ロッカーのドアロックス
イッチ86aが「オフ」のとき、すなわちドア71aが
開いているときにはスタートスイッチ75aを「オン」
にしてもコンプレッサ6やオゾナイザ7は作動せずオゾ
ンは発生しない。このため開閉レバー72aを回動して
ドア71aを開けてロッカー室3a内に殺菌すべき着衣
を安全に収容することができる。着衣をロッカー室3a
内に収容してドア71aを閉じた後、解錠ボタン73a
を「オン」にすると、電磁ロック96a用の電源が遮断
されてロック(施錠)が可能になる(d,e,f)。開
閉レバー72aを戻すとドアロックスイッチ86aが
「オン」になる(b)。この状態で着衣を追加して収納
したい場合には、解錠ボタン73aを「オン」にすると
電磁ロック96aが解錠されドア71aを開けることが
できる(d,e,f)。
【0091】次にスタートスイッチ75aを「オン」に
すると、表示ランプ74aが「殺菌中」と表示すると共
に、コンプレッサ6とオゾナイザ7とが所定の時間t1
だけ作動し、オゾン吹き出し管(44a)からロッカー
室3a内に吹き出される(g,h)。このとき誤って解
錠ボタン73aを「オン」にしても電磁ロック96aは
解錠されず、ロッカー室3a内のオゾンがロッカー室3
aの外に漏れない。
【0092】殺菌が終了すると、表示ランプ74aが
「オゾン分解中」と表示すると共に、オゾナイザ7が停
止し、循環ファン22aが所定時間t2 だけ作動してロ
ッカー室3a内のオゾンが分解される。コンプレッサ6
は暫時(<t2 )が作動した後停止する。循環ファン2
2aが停止すると、表示ランプが「使用可能」を表示す
る(g,h,i)。
【0093】「使用可能」となったロッカー室3aのド
ア71aの解錠ボタン73aを「オン」にすると、電磁
ロック96aが解錠され(d,e,f)、開閉レバー7
2aを回動してドア71aを開けることができる。ドア
71aを開けると、ドアロックスイッチ86aが「オ
フ」になり、殺菌ロッカーの電源が「オフ」になり動作
が終了する。
【0094】尚、オゾン殺菌中に停電があった場合に
は、破線で示すように復帰後循環ファン22aを強制的
に所定時間t2 だけ作動してロッカー室3a内のオゾン
が分解され残留しないようになっている(i)。
【0095】以上において本実施例によれば、ロッカー
室の開閉自在なドアに開閉レバーを設け、開閉レバーに
ドアを施錠する止め金を設けると共にその止め金を施錠
又は解錠する電磁ロックを設け、電磁ロックに解錠信号
を与える解錠ボタンを設けたので、電磁ロックに通電中
は解錠ボタンが「オン」のときドアが開閉自在となる
が、ロッカー室が殺菌中又はオゾン分解中は解錠ボタン
を「オン」にしても施錠される。このため着衣を安全に
殺菌することができる。尚、本実施例では解錠ボタンに
押しボタンを用いたが、これに限定されるものではな
く、シリンダ錠スイッチを用いてもよい。
【0096】また、上述した実施例ではいずれも機械室
の上にロッカー室が形成されている場合で説明したが、
機械室の下にロッカー室が形成されていてもよい。ま
た、循環ファンや排気ファンは連続的に作動させても間
欠的に作動させてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0098】(1) オゾンを用いて殺菌対象を殺菌するの
で、隅々まで殺菌でき、殺菌終了後はオゾンキラーで残
留オゾンを分解するので有害残留物が無く、短時間、か
つ安全に使用できる殺菌ロッカーを実現することができ
る。
【0099】(2) 殺菌ロッカーは殺菌中及びオゾン分解
中にはドアがロックされるので、不用意にドアを開けて
内部からオゾンが漏れることがなく安全である。
【0100】(3) 停電復帰後にはロッカーが施錠される
と共に残留オゾンが分解されるので、不用意にドアを開
けて内部からオゾンが漏れることがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となった殺菌ロッカーの概念図で
ある。
【図2】本発明の殺菌ロッカーの実施例の概念図であ
る。
【図3】本発明の殺菌ロッカーの他の実施例の概念図で
ある。
【図4】本発明の殺菌ロッカーの他の実施例の概念図で
ある。
【図5】本発明の殺菌ロッカーの他の実施例の概念図で
ある。
【図6】本発明の殺菌ロッカーの他の実施例の概念図で
ある。
【図7】本発明の殺菌ロッカーの他の実施例の部分透視
図である。
【図8】図7に示した殺菌ロッカーに用いた電磁ロック
の動作を説明する説明図である。
【図9】図7に示した殺菌ロッカーのブロック図であ
る。
【図10】図7に示した殺菌ロッカーの動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【符号の説明】
3 ロッカー室 4 機械室 5 オゾン発生ユニット 8,44a,44b,44c オゾン吹き出し管 9 内部オゾンキラー 10 排気ファン 12 ルーバ 13 外部オゾンキラー 21 循環ダクト 21a 吸気口 21b 排気口 22,66 循環ファン 23,24 オゾンキラー 36 排気路 37 循環路 61 ユニット 64,65 オゾンキラー 71a,71b,71c ドア 72 開閉レバー 73a,73b,73c 解錠ボタン 96a,96b,96c 電磁ロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 克治 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 釜瀬 幸広 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 佐藤 尚史 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 細川 環 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 高橋 亮二 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 朝倉 紘治 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (72)発明者 佐藤 哲夫 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (72)発明者 下山 利行 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社 本社内 (72)発明者 宮脇 憲蔵 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 川手 修一 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 江島 均 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 菊池 正浩 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (72)発明者 中村 八寿雄 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社 松本工場内 (56)参考文献 特開 昭63−240865(JP,A) 実開 昭61−181538(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 61/00 503 A61L 9/015

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカー内に収容された殺菌対象をオゾ
    ンで殺菌する殺菌ロッカーにおいて、上記ロッカー内に
    殺菌対象を収容するロッカー室とオゾンを発生するオゾ
    ン発生ユニットを収容した機械室とを区画して形成し、
    上記オゾン発生ユニットに、そのユニットで発生したオ
    ゾンを案内して上記ロッカー室内の上部から吹き出すオ
    ゾン吹き出し管を接続し、上記機械室内に上記ロッカー
    室内のオゾンを含む空気を吸引すると共にオゾンを分解
    した酸素を含む空気を上記ロッカー室に戻す循環ダクト
    と循環ファンとを設け、かつその循環ダクトの吸排気口
    にオゾンキラーを設けたことを特徴とする殺菌ロッカ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記ロッカー室が複数のロッカー室に区
    分されると共にその各ロッカー室にオゾン吹き出し管が
    設けられ、その吹き出し管に、それぞれバルブが設けら
    れ、そのバルブの開閉で、各ロッカー室で、殺菌中、オ
    ゾン分解中及び使用可能のロッカー室とされる請求項
    載の殺菌ロッカー。
  3. 【請求項3】 機械室が、上記オゾン発生ユニットと、
    オゾン吹き出し管と、循環ファンと、該循環ファンの吸
    排気口側に設けられたオゾンキラーとが一体に設けられ
    てユニット化され、そのユニット化された機械室がロッ
    カー内に収容される請求項1または2に記載の殺菌ロッ
    カー。
  4. 【請求項4】 ロッカー内に収容された殺菌対象をオゾ
    ンで殺菌する殺菌ロッカーにおいて、上記ロッカー内に
    殺菌対象を収容するロッカー室とオゾンを発生するオゾ
    ン発生ユニットを収容する機械室とを上下に区画して形
    成し、さらにそのロッカー内に、上記機械室から上記ロ
    ッカー室の側部に沿って延びる送風路を形成し、上記オ
    ゾン発生ユニットに、そのユニットで発生したオゾンを
    案内して上記ロッカー室内の上部から吹き出すオゾン吹
    き出し管を接続し、上記ロッカー室に、外部空気を導入
    するための外部オゾンキラーを設け、上記ロッカー室と
    上記機械室との間に両室を連通する内部オゾンキラーを
    設けると共に上記ロッカー室に送風する上記送風路の排
    出側に吹出し用オゾンキラーを設け、上記機械室内に、
    上記ロッカー室内のオゾンを含む空気を上記内部オゾン
    キラーを介して吸入する排気ポンプを設けると共に、そ
    の排気ポンプの吹出し側に、オゾンを分解した酸素を含
    空気をロッカーの外部に排気するワンスルー排気路と
    上記送風路に戻す循環路とを切り替え自在に接続したこ
    とを特徴とする殺菌ロッカー。
  5. 【請求項5】 上記ロッカー室の開閉自在なドアに開閉
    レバーを設け、該開閉レバーに上記ドアを施錠する止め
    金を設けると共にその止め金を施錠又は解錠する電磁ロ
    ックを設け、該電磁ロックに解錠信号を与える解錠ボタ
    ンを設け、該電磁ロックに通電中は上記解錠ボタンがオ
    ンのとき上記ドアが開閉自在となるが、上記ロッカー室
    が殺菌中又はオゾン分解中は上記解錠ボタンをオンにし
    ても施錠されるように上記電磁ロックを制御する制御装
    置を設けた請求項からのいずれか1項記載の殺菌ロ
    ッカー。
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