JPH06327196A - ドラムモータ - Google Patents

ドラムモータ

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Publication number
JPH06327196A
JPH06327196A JP5106610A JP10661093A JPH06327196A JP H06327196 A JPH06327196 A JP H06327196A JP 5106610 A JP5106610 A JP 5106610A JP 10661093 A JP10661093 A JP 10661093A JP H06327196 A JPH06327196 A JP H06327196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
coil
magnet
rotation
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5106610A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
Mikio Umeda
幹男 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5106610A priority Critical patent/JPH06327196A/ja
Publication of JPH06327196A publication Critical patent/JPH06327196A/ja
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 PGマグネットとPGヘッドとの組み合わせ
によることなく、ロータの一回転内における特定の回転
位置を検出する。 【構成】 ロータ20の界磁用マグネット24の一部
に、界磁用マグネット24の極間ピッチよりも少なるピ
ッチで1極対の位置信号形成用のマグネット25を設け
る。複数のステータコイルのうちの1個のコイルに着目
すると、位置信号形成用のマグネット25が当該コイル
を通過する場合の誘起電圧の周波数は、界磁用マグネッ
ト24が当該コイルを通過する場合の誘起電圧の周波数
と異なる。このため、当該コイルの誘起電圧を検出する
ことにより、ロータ20の一回転内の特定の回転位置を
検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置検出用のセンサを用
いることなくロータの1回転内における特定の位置を検
出するようにしたドラムモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムモータ、例えばビデオテープレコ
ーダのドラムモータは、ヘッドドラムを駆動するモータ
として使用される。ヘッドドラムにビデオテープをΩ状
に巻き付けて画像を記録・再生する方式のものでは、ヘ
ッドドラムに一対のビデオヘッドが設けられているた
め、いずれのビデオヘッドで記録・再生するかを決定す
るために、ロータの一回転内における特定の回転位置
(以下、絶対位置と称する)を検出する必要がある。
【0003】そこで、従来では、図5に示すように、ド
ラムモータ1のロータ2の外周にPG(Paiuse Genarat
or)マグネット3を設けると共に、基板4にコイルから
成るPGヘッド5を設け、PGマグネット3がPGヘッ
ド5を通過する時に、該PGヘッド5に電圧が誘起され
るので、その誘起電圧を検出することにより、ロータ2
の絶対位置を検出する構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、ロータ2の絶対位置を検出するために、PGマ
グネット3、PGヘッド5を必要とする。このため、そ
れらの製作コスト、組み付けコストがかさみ、ビデオテ
ープレコーダ全体の製作コストを押し上げる要因とな
る。特に、PGヘッド5を構成するコイルの線径は細
く、断線し易いため、取扱いに配慮せねばならず、製作
性、組み付け性に劣り、その製作コスト、組み付け工数
の低減化の妨げとなっていた。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、PGマグネットとPGヘッドとの組み
合わせによることなく、ロータの絶対位置を検出するこ
とができるドラムモータを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のドラムモータ
は、ステータに複数相のステータコイルを有すると共
に、ロータに複数極対の界磁用マグネットを設けたもの
において、前記界磁用マグネットの一部に界磁用マグネ
ットの極間ピッチよりも短いピッチで1極対の位置信号
形成用のマグネットを設け、前記ステータコイルのうち
の1個のコイルの誘起電圧により、前記ロータの1回転
内における特定の回転位置を検出する位置信号を得るこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】複数のステータコイルのうちの1個のコイルに
着目すると、位置信号形成用のマグネットが当該コイル
を通過する場合の誘起電圧の周波数は、界磁用マグネッ
トが当該コイルを通過する場合の誘起電圧の周波数と異
なる。このため、当該コイルの誘起電圧を検出すること
により、ロータの絶対位置を検出することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明をビデオテープレコーダのドラ
ムモータに適用した一実施例につき図1〜図4を参照し
ながら説明する。なお、このドラムモータはインバータ
装置により制御されるブラシレスモータからなる。
【0009】ドラムモータの構成を示す図2において、
固定筒体11の下端部には、後述する各回路の電子部品
を搭載したプリント配線基板12が固定されていると共
に、このプリント配線基板12の下側にスペーサ13を
介してステータ14がねじ15により固定されている。
このステータ14のステータコア16には、図3に示す
ように、例えばY結線された三相のステータコイル17
〜19が巻装されており、各相のステータコイル17〜
19はそれぞれ4個のコイル17a〜17d,18a〜
18d,19a〜19dから構成されている。
【0010】また、前記固定筒体11には、ロータ20
のシャフト21がベアリング22を介して回転自在に支
持されており、このシャフト21の下端部に円筒容器状
をなすロータヨーク23が取着されている。そして、こ
のロータヨーク23の内周面には、ステータコイル17
〜19と対向する複数極対、例えば4極対の界磁用マグ
ネット24が取着されている。
【0011】上記界磁用マグネット24の一部には、当
該界磁用マグネット24の磁極ピッチよりも小なる磁極
ピッチで一対の磁極25a,25bからなる位置信号形
成用のマグネット25が着磁されている。
【0012】一方、ドラムモータの制御構成を示す図3
において、モータドライブ回路26は、スイッチングト
ランジスタからなる三相ブリッジ回路27を備え、波形
成形回路28から与えられる通電信号により各スイッチ
ングトランジスタをオンオフ制御する。これにより、ド
ラムモータは、各相のステータコイル17〜19が12
0度(電気角、以下同様)の位相差をもって順次繰り返
し通電されることにより回転駆動される。
【0013】この場合、各相のステータコイル17〜1
9は、120度オン、60度オフのオンオフ周期で制御
されるので、各相のステータコイル17〜19の端子電
圧Vu,Vv,Vwは図4の(g),(h),(i)に
示す波形となる。そして、ステータコイル17〜19の
オン期間では、パルス幅変調(以下、PWM)回路29
によりデューティ比の制御がなされることにより、ドラ
ムモータの速度が制御されるようになっている。なお、
ステータコイル17〜19の端子電圧Vu,Vv,Vw
は実際にはPWM信号を伴った波形となるが、図4の
(g),(h),(i)では省略してある。
【0014】ここで、ドラムモータはブラシレスモータ
により構成されているので、ステータコイル17〜19
の通電相を決定するためには、ロータ20の回転位置信
号を必要とする。この実施例では、各ステータコイル1
7〜19の誘起電圧を検出しこれを電気的に処理するこ
とによりロータ20の回転位置を検出するようにしてい
る。
【0015】すなわち、各相のステータコイル17〜1
9の端子電圧Vu,Vv,Vwは波形成形回路28に与
えられ、ここで各端子電圧Vu,Vv,Vwと各相のス
テータコイル17〜19の中性点の電圧Vn(以下、基
準電圧)とが比較される。そして、波形成形回路28
は、各端子電圧Vu,Vv,Vwと基準電圧Vnとがク
ロスする時点(以下、ゼロクロス時点と称する)を検出
し、ゼロクロス時点から30度遅れた時点から120度
の期間をオン期間(各ステータコイル17〜19に要求
される通電期間に一致)とする通電信号を形成し、モー
タドライブ回路26に与えるように構成されている。な
お、基準電圧Vnは実際には図4の(j)のように変動
するが、その変動幅は端子電圧Vu,Vv,Vwに比べ
て小さいので、図4の(g),(h),(i)では基準
電圧Vnを直線で示した。
【0016】また、波形成形回路28は、各端子電圧V
u,Vv,Vwと基準電圧Vnとのゼロクロス時点の検
出に基づいて、図4の(k)に示す速度基準信号Fsを
得る。この速度基準信号Fsは合成回路30に与えら
れ、ここで、図4の(l)に示すように、例えばステー
タコイル18の端子電圧Vvと基準電圧Vnとのゼロク
ロス時点に同期する速度信号(以下、FG信号)に変換
され、後述する絶対位置信号(以下、PG信号)と共に
図示しないサーボ回路に与えられる。
【0017】サーボ回路は、FG信号からドラムモータ
の回転速度を検出し、これと速度指令値とを比較して速
度偏差を判定し、この速度偏差に相当する制御信号Sを
ゲイン調整回路31を介してモータドライブ回路27の
PWM回路29に与える。そして、PWM回路29はP
WM信号のデューティ比を制御信号Sの大きさに応じた
値に制御し、前述のようにこのデューティ比制御により
ドラムモータの速度制御がなされる。
【0018】しかして、ロータ20の絶対位置の検出
は、次のようにして行われる。すなわち、各相のステー
タコイル17〜19はそれぞれ4個のコイル17a〜1
7d,18a〜18d,19a〜19dからなるが、そ
のうちの1個のコイル、例えばステータコイル18のコ
イル18aの両端は比較回路32に接続されている。こ
の比較回路32は、コイル18aの両端の差電圧、すな
わち当該コイル18aに誘起される電圧Vvaをハイパ
スフィルタに通して検出電圧Vs を得、この検出電圧V
s と基準電圧V1 と比較する。そして、比較回路32
は、検出電圧Vs が基準電圧V1 を上回ったとき、位置
基準信号Psを合成回路30に与えるようになってい
る。
【0019】さて、ロータ20の回転時において、界磁
用マグネット24が各相のステータコイル17〜19を
通過することにより、それらステータコイル17〜19
には、図4の(a),(b),(c)に示すような電圧
Vu0 ,Vv0 ,Vw0 が誘起される。この場合、前記
1個のコイル18aには、図4の(d)に示すように、
界磁用マグネット24の通過により、上記誘起電圧Vv
0 と同一周波数の電圧Vvaが誘起される。そして、位
置信号形成用マグネット25がコイル18aを通過する
際には、界磁用マグネット24により誘起される電圧の
周波数よりも高い周波数の電圧Vva´が誘起される。
【0020】このような誘起電圧Vvaがハイパスフィ
ルタに通されると、図4の(e)に示すような検出電圧
Vsとなり、この検出電圧Vsは基準電圧V1 と比較さ
れ、その結果、図4の(f)に示すように、位置信号形
成用マグネット25がコイル18aを通過する時点に同
期する位置基準信号Psが得られる。この位置基準信号
Psは合成回路30に与えられ、ここで30度遅れた位
置信号PGとされて、前記速度信号FGと共にサーボ回
路に与えられ、この速度信号FGによりロータ20の絶
対位置、すなわち一回転内の特定位置が検出される。
【0021】このように本実施例によれば、界磁用マグ
ネット24に位置信号形成用マグネット25を設け、1
個のコイル18aの誘起電圧を処理することにより、ロ
ータ20の一回転内の特定位置を検出できるので、その
位置検出のために特別な部品、すなわち図5に示すPG
マグネット3やPGヘッド5を設けずとも済み、製作コ
ストの低減化を図ることができる。
【0022】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、例えばビデオテープレコ
ーダのドラムモータに限られず、一般のドラムモータの
絶対位置を検出する場合に広く適用できる等、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変更して実施できるものであ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、界
磁用マグネットの一部に界磁用マグネットの極間ピッチ
よりも短いピッチで1極対の位置信号形成用のマグネッ
トを設け、ステータコイルのうちの1個のコイルの誘起
電圧により、前記ロータの1回転内における特定の回転
位置を検出する位置信号を得る構成としたことにより、
PGマグネットとPGヘッドとの組み合わせによること
なく、ロータの一回転内における特定の回転位置を検出
することができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の平面図
【図2】ドラムモータの縦断面図
【図3】電気的構成のブロック図
【図4】各部の波形図
【図5】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
14はステータ、17〜19はステータコイル、20は
ロータ、24は界磁用マグネット、25は位置信号形成
用マグネット、26はモータドライブ回路、30は合成
回路、32は比較回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータに複数相のステータコイルを有
    すると共に、ロータに複数極対の界磁用マグネットを設
    けたものにおいて、前記界磁用マグネットの一部に界磁
    用マグネットの極間ピッチよりも短いピッチで1極対の
    位置信号形成用のマグネットを設け、前記ステータコイ
    ルのうちの1個のコイルの誘起電圧により、前記ロータ
    の1回転内における特定の回転位置を検出する位置信号
    を得ることを特徴とするドラムモータ。
JP5106610A 1993-05-07 1993-05-07 ドラムモータ Pending JPH06327196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106610A JPH06327196A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ドラムモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106610A JPH06327196A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ドラムモータ

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Publication Number Publication Date
JPH06327196A true JPH06327196A (ja) 1994-11-25

Family

ID=14437894

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5106610A Pending JPH06327196A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ドラムモータ

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