JPH06327028A - カラーバースト信号を利用する調整回路 - Google Patents

カラーバースト信号を利用する調整回路

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JPH06327028A
JPH06327028A JP6008161A JP816194A JPH06327028A JP H06327028 A JPH06327028 A JP H06327028A JP 6008161 A JP6008161 A JP 6008161A JP 816194 A JP816194 A JP 816194A JP H06327028 A JPH06327028 A JP H06327028A
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JP
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signal
circuit
color
output
voltage signal
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JP6008161A
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English (en)
Inventor
Nobukazu Hosoya
信和 細矢
Fumiaki Honda
文明 本多
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N11/00Colour television systems
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    • H04N11/12Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only
    • H04N11/14Transmission systems characterised by the manner in which the individual colour picture signal components are combined using simultaneous signals only in which one signal, modulated in phase and amplitude, conveys colour information and a second signal conveys brightness information, e.g. NTSC-system
    • H04N11/146Decoding means therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 乗算器12に入力されるカラーバースト信号
の有無に応じてLPF22から電圧信号V1を出力す
る。電圧信号V1に基づいて、ピークホールド回路2
4,サンプルホールド回路42を介して矩形波信号Va
を得る。矩形波信号Vaと1H遅延回路44で1H遅延
された矩形波信号Vbとを、加算器46および1/2倍
回路48で平均化して矩形波信号Vcを得る。矩形波信
号Vcに基づいて、比較的時定数の小さいLPF52で
電圧信号V3を生成し、コンパレータ54で電圧信号V
3と基準電圧Vrefとを比較して、キラー信号を出力
する。 【効果】 矩形波信号を平均化するので、ノイズに強い
誤動作の少ないカラーキラー回路が得られる。また、放
送(カラーまたは白黒)の切り換えに迅速に対応でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカラーバースト信号を
利用する調整回路に関し、特にたとえばカラーキラー回
路,ACCおよびAPCや、それらが含まれる色再生回
路およびTV受像機などに用いられる、カラーバースト
信号を利用する調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図20を参照して、従来のカラーキラー
回路1では、乗算器2にカラーバースト信号と副搬送波
とが入力され、カラーバースト信号の有無に応じた出力
がLPF3に与えられ、LPF3からは図21(A)に
示すような電圧信号V1が1H毎に出力される。なお、
電圧信号V1は時間幅を有するものであるが、図面の簡
略化のため、図21(A)では線状に示した。図6
(A)および図14(A)も同様である。この電圧信号
V1が与えられるピークホールド回路4からは図21
(B)に示すようなピークホールド信号V2が出力さ
れ、LPF5からは図21(C)に示すような電圧信号
V3が出力され、コンパレータ6からは図21(D)に
示すようなキラー信号が出力される。すなわち、カラー
放送受信時には「ハイレベル」のキラー信号が出力され
てカラーキラーは行われず、白黒放送受信時には「ロー
レベル」のキラー信号が出力されてカラーキラーが行わ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のカラ
ーキラー回路1において、そのLPF5の時定数を小さ
くすると、図21(A)に示す期間Xのように電圧信号
V1がノイズの影響を大きく受けた場合には、電圧信号
V3もノイズの影響を大きく受けてしまい、カラー放送
であるにも拘わらず、電圧信号V3が基準電圧Vref
より小さくなる期間a(図21(C))が生じる。した
がって、ノイズの影響によって、図21(D)に示すよ
うに、白黒放送でもないのに「ローレベル」のキラー信
号が出力され、誤ってカラーキラーを行ってしまうこと
があった。
【0004】一方、LPF5の時定数を大きくすると、
ピークホールド信号V2がより平滑化されるので、電圧
信号V3が基準電圧Vrefを下回るレベルまで小さく
ならないが、たとえば受信している放送がカラー放送か
ら白黒放送あるいはその逆に急に切り換わった場合に
は、キラー信号が切り換わるまで時間がかかってしま
い、放送の切り換えに迅速に対応できないという問題点
があった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、誤
動作が少ない、カラーバースト信号を利用する調整回路
を提供することである。この発明の他の目的は、誤動作
が少なくかつ迅速に放送の切り換えに対応できる、カラ
ーキラー回路を提供することである。この発明の他の目
的は、適正にゲインを調整できる、ACC回路を提供す
ることである。
【0006】この発明の他の目的は、適正に位相を調整
できる、APC回路を提供することである。この発明の
他の目的は、新規な色再生回路を提供することである。
この発明の他の目的は、新規なTV受像機を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、カラーバー
スト信号に基づいた第1電圧信号を出力する第1電圧信
号出力手段、第1電圧信号を平均化する平均化手段、お
よび平均化手段からの平均化出力に基づいて調整信号を
得る信号検出手段を備える、カラーバースト信号を利用
する調整回路である。
【0008】
【作用】第1電圧信号出力手段は、カラーバースト信号
に基づいた第1電圧信号を平均化手段に出力する。平均
化手段では第1電圧信号を単純平均または加重平均して
平均化出力を得、信号検出手段でその平均化出力に基づ
いて調整信号を得る。カラーキラー回路として用いる場
合には、カラーバースト信号の有無に応じて得られる第
1電圧信号を平均化手段で平均化し、信号検出手段の判
別手段からキラー信号を出力する。ACC回路として用
いる場合には、カラーバースト信号の振幅に応じて得ら
れる第1電圧信号を平均化手段で平均化し、信号検出手
段からゲイン調整信号を出力する。APC回路として用
いる場合には、カラーバースト信号の位相に応じて得ら
れる第1電圧信号を平均化手段で平均化し、信号検出手
段から位相調整信号を出力する。
【0009】また、これらのカラーキラー回路,ACC
回路およびAPC回路を用いて色再生回路、TV受像機
などが構成され得る。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、第1電圧信号を平均
化するので、ノイズの影響をあまり受けず、ノイズに強
い調整回路が得られる。たとえば、カラーキラー回路と
しては、ノイズに強くかつ誤動作が少なく、さらに放送
の切り換えにも迅速に対応できる。また、ノイズがあっ
ても、ACC回路としてはゲインを適正に調整でき、A
PC回路としては位相を適正に調整できる。
【0011】さらに、これらの回路を用いて構成される
色再生回路やTV受像機の性能は向上する。この発明の
上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を
参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らか
となろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例のカラーキラー
回路10はカラーバースト信号と副搬送波fSCとが与え
られる乗算器12を含む。カラー放送受信時には、乗算
器12にカラーバースト信号が与えられるが、白黒放送
受信時には、乗算器12にカラーバースト信号は与えら
れない。乗算器12には、カラーバースト信号と副搬送
波fSCとがたとえば同相または逆相になるように2つの
入力が与えられ、乗算器12からの出力は、2つの入力
が逆相の場合には(+)出力、同相の場合には(−)出
力となる(図3参照)。この実施例では、カラー放送受
信時に乗算器12に入力されるカラーバースト信号と副
搬送波とが逆相になるようにロックされている。したが
って、カラー放送受信時には、乗算器12からの出力は
(+)出力となる。
【0013】乗算器12およびLPF22は、たとえば
図2に示すような回路によって構成され、図3に示すよ
うに動作する。乗算器12はバーストゲート期間にトラ
ンジスタQ1にバーストゲートパルス(BGP)が与え
られることによって能動化され、バーストゲート期間で
は、図2に示す入力端14および16には、図3(A)
に示すような副搬送波fSCが入力され、入力端18およ
び20には、図3(B)に示すようなカラーバースト信
号が入力される。
【0014】図3のに示すように、両信号が同相の場
合、副搬送波fSCが正の周期ではトランジスタQ2およ
びQ6がオンしかつ負の周期ではトランジスタQ4およ
びQ7がオンする。したがって、出力端Aにおける電圧
は図3(C)に示すように負方向に半周期毎に脈動し、
出力端Bにおける電圧は図3(D)に示すようにゼロに
なる。したがって、トランジスタQ8を流れる電流I1
(すなわちI4)は図3(E)に示すように正方向に脈
動し、トランジスタQ9を流れる電流I2は図3(F)
に示すようにゼロになる。そのため、乗算器12からL
PF22に流れ込む電流I3(I2−I4)は、図3
(G)に示すように負方向に脈動する。この電流I3
が、たとえば抵抗RとコンデンサCとを含むLPF22
によって平滑(積分)され、したがって、LPF22は
図3(H)に示すように、両信号が同相のときには負の
電圧信号V1を出力する。
【0015】図3のに示すように、両信号が逆相の場
合、副搬送波fSCが正の周期ではトランジスタQ5およ
びQ7がオンしかつ副搬送波が負の周期ではトランジス
タQ3およびQ6がオンする。したがって、出力端Aに
おける電圧は図3(C)に示すようにゼロになり、出力
端Bにおける電圧は図3(D)に示すように負方向に半
周期毎に脈動する。したがって、トランジスタQ8を流
れる電流I1(すなわちI4)は図3(E)に示すよう
にゼロになり、トランジスタQ9を流れる電流I2は図
3(F)に示すように正方向に脈動する。そのため、乗
算器12からLPF22に流れ込む電流I3は、図3
(G)に示すように正方向に脈動する。この電流I3が
LPF22によって平滑(積分)され、したがって、L
PF22は図3(H)に示すように、両信号が逆相のと
きには正の電圧信号V1を出力する。
【0016】図3のに示すように、副搬送波fSCがカ
ラーバースト信号より90度位相が遅れている場合、副
搬送波fSCの前半周期の前半ではトランジスタQ2およ
びQ6がオンし、後半ではトランジスタQ5およびQ7
がオンする。また、副搬送波fSCの後半周期の前半では
トランジスタQ4およびQ7がオンし、後半ではトラン
ジスタQ3およびQ6がオンする。したがって、出力端
Aにおける電圧は図3(C)に示すように各半周期の前
半にのみ負方向電圧となり、出力端Bにおける電圧は図
3(D)に示すように各半周期の後半にのみ負方向電圧
として出現する。したがって、トランジスタQ8を流れ
る電流I1(すなわちI4)は図3(E)に示すように
各半周期の前半にのみ正方向に流れ、トランジスタQ9
を流れる電流I2は図3(F)に示すように各半周期の
後半にのみ正方向に流れる。そのため、乗算器12から
LPF22に流れ込む電流I3は、図3(G)に示すよ
うにほぼ正弦波となる。したがって、LPF22は図3
(H)に示すように、副搬送波fSCがカラーバースト信
号より90度位相が遅れているときにはほぼVR (V)
の電圧信号V1を出力する。
【0017】図3のに示す場合、入力端14および1
6には図3(A)に示すような副搬送波が入力される
が、入力端18および20には図3(B)に示すような
電圧がゼロである信号が入力されるすなわちカラーバー
スト信号が入力されないので、図3(C)および(D)
にそれぞれ示すように、出力端AおよびBにおける電圧
はゼロになり、図3(E),(F)および(G)に示す
ように、各電流I1(I4),I2およびI3もゼロに
なる。したがって、LPF22は図3(H)に示すよう
に、VR (V)の電圧信号V1を出力する。
【0018】ここで、図3のに示す両信号が逆相の場
合がカラー放送受信時に相当し、図3のに示す場合が
白黒放送受信時に相当する。したがって、LPF22
は、カラー放送受信時には正の電圧信号V1を出力し、
白黒放送受信時にはゼロの電圧信号V1を出力する。こ
のようにカラー放送受信時と白黒放送受信時とでは、L
PF22から出力される電圧信号V1が異なる。
【0019】そして、電圧信号V1は、ピークホールド
回路24に与えられる。ピークホールド回路24は、た
とえば図4に示すように構成される。図4に示すピーク
ホールド回路24は、トランジスタQ11とQ12とを
含む差動対26を含む。トランジスタQ11およびQ1
2のそれぞれのエミッタは共通接続され、電流2Iを流
す定電流源28を介して接地される。トランジスタQ1
1のベースには入力端子30から電圧信号V1が入力さ
れ、トランジスタQ12のベースには、ダイオード32
および電流Iを流す定電流源34が直列接続され、接地
される。また、トランジスタQ11のコレクタには、ト
ランジスタQ13のコレクタが接続され、トランジスタ
Q13のベースにはトランジスタQ14のベースが接続
され、トランジスタQ13のコレクタとベースとが接続
される。すなわち、トランジスタQ13とQ14とはカ
レントミラー回路36を構成する。トランジスタQ14
のコレクタとトランジスタQ12のベースとの間には、
ダイオード38が接続され、また、トランジスタQ14
のコレクタにはトランジスタQ15のベースが接続さ
れ、トランジスタQ15のエミッタには、抵抗R1およ
びR2の直列接続を経て、トランジスタQ16のエミッ
タが接続され、トランジスタQ16のコレクタは接地さ
れる。また、トランジスタQ16のベースはダイオード
32のカソードに接続され、抵抗R1とR2との接続点
には、その一方端が接地されたコンデンサC1が接続さ
れ、コンデンサC1の他方端の電位が出力端40からピ
ークホールド信号V2として出力される。なお、トラン
ジスタQ13のエミッタ,Q12のコレクタ,Q14の
エミッタおよびQ15のコレクタは、それぞれ電源電圧
Vccに接続される。
【0020】このように構成されるピークホールド回路
24において、入力端30から電圧信号V1を入力する
と、差動対26の出力がトランジスタQ13,Q14お
よびQ15および抵抗R1を介して取り出され、充電電
流i1 が流れ、コンデンサC1を充電する。そして、入
力端30から電圧信号V1が入力されなくなると、コン
デンサC1は放電し、放電電流i2 が流れる。充電時定
数τ1 =R1・C1が小さく、放電時定数τ2 =R2・
C1がτ1 より十分大きければ、コンデンサC1の電位
差が出力端40からピークホールド信号V2として出力
され、ピークホールド回路として働くことになる。
【0021】ピークホールド回路24からのピークホー
ルド信号V2は、サンプルホールド回路42に与えら
れ、サンプルホールド回路42は、1H毎に与えられる
バーストゲートパルスのたとえば立ち下がりのタイミン
グでピークホールド信号V2をサンプルホールドし、そ
の値を1H期間保持して矩形波信号Vaを生成する。矩
形波信号Vaは、1H遅延回路44および加算器46に
与えられる。矩形波信号Vaは、1H遅延回路44で1
H遅延されて矩形波信号Vbとなり、加算器46に与え
られる。加算器46は、矩形波信号VaおよびVbを加
算して得られた矩形波信号(Va+Vb)を1/2倍回
路48に与える。1/2倍回路48は、たとえば図5に
示すように抵抗R3およびR4を含み、入力端50から
与えられた矩形波信号(Va+Vb)が抵抗R3とR4
とによって分圧されて、1/2倍された矩形波信号Vc
が得られる。このとき、R3=R4である。矩形波信号
Vcは数1で表される。
【0022】
【数1】Vc=(1/2)・(Va+Vb) このようにして、隣接する1H間の矩形波信号VaとV
bとを単純平均して、矩形波信号Vcを得、LPF52
に与える。LPF52の時定数は比較的小さく設定され
る。LPF52によって矩形波信号Vcを平滑化して得
られた電圧信号V3が、コンパレータ54の(+)入力
に与えられ、コンパレータ54の(−)入力に与えられ
る基準電圧Vrefとの比較に基づいて、「ハイレベ
ル」または「ローレベル」のキラー信号を出力する。
【0023】このように、乗算器12にカラーバースト
信号が与えられるか否かで受信している放送(カラーま
たは白黒)を判別し、乗算器12にカラーバースト信号
が与えられるカラー放送受信時には、V3>Vrefと
なるので、コンパレータ54からは「ハイレベル」のキ
ラー信号が出力され、カラーキラーは行われない。一
方、乗算器12にカラーバースト信号が与えられない白
黒放送受信時には、V3<Vrefとなり、コンパレー
タ54からは「ローレベル」のキラー信号が出力され、
カラーキラーが行われる。すなわち、このようにして、
帯域増幅回路(図18の144)の動作が制御される。
【0024】このように構成されるカラーキラー回路1
0の動作について、図6を参照して説明する。図6に示
すのは、カラー放送受信時にノイズが混入した場合であ
る。なお、従来技術と比較し易いように、図6(A)に
示す電圧信号V1と図21(A)に示す従来技術の電圧
信号V1とを等しくしている。まず、乗算器12にカラ
ーバースト信号と副搬送波fSCとが入力されると、乗算
器12の出力に基づき、LPF22からは図6(A)に
示すような電圧信号V1が出力される。
【0025】すると、ピークホールド回路24からは、
図6(B)に示すようなピークホールド信号V2が出力
される。そして、サンプルホールド回路42は、1H毎
に与えられるバーストゲートパルスのたとえば立ち下が
りのタイミングでピークホールド信号V2をサンプルホ
ールドして、そのときのサンプルホールド信号V2を1
H期間保持して、図6(C)に示すような矩形波信号V
aを生成する。1H遅延回路44で、矩形波信号Vaを
1H遅延して矩形波信号Vbが生成され、加算器46で
矩形波信号VaとVbとが加算された後、1/2倍回路
48で図6(E)に示すような矩形波信号Vcが生成さ
れる。この矩形波信号VcがLPF52によって平滑化
されて、図6(F)に示すような電圧信号V3が得ら
れ、コンパレータ54に与えられる。
【0026】矩形波信号Vcは、矩形波信号VaとVb
とを平均化して得られたものであるので、ノイズによる
矩形波信号Vaの急激な変化も吸収され、電圧信号V3
はノイズの影響をあまり受けないものとなる。コンパレ
ータ54では、電圧信号V3と基準電圧Vrefとが比
較されるが、図6(F)からわかるように、正常にV3
>Vrefとなるので、正常に「ハイレベル」のキラー
信号が出力され、カラーキラーは行われない。すなわ
ち、従来技術では、ノイズの影響が大きい期間Xが存在
することによって、コンパレータ54から「ローレベ
ル」のキラー信号を出力して、誤動作によってカラーキ
ラーを行ってしまうことがあったが、この実施例のカラ
ーキラー回路10では、図6(F)からわかるように、
ノイズの影響が大きい期間X(図6(A)に示す)が存
在してもV3>Vrefとなるので、コンパレータ54
からは「ハイレベル」のキラー信号を出力し続け、誤動
作しない。 また、LPF52の時定数を比較的小さく
できるので、受信している放送がカラー放送から白黒放
送あるいはその逆に急に切り換わった場合であっても、
カラーキラー回路10からのキラー信号を迅速に切り換
えることができ、受信している放送の切り換えに迅速に
対応できる。
【0027】この実施例によれば、ピークホールド信号
V2をサンプルホールドして平均化するので、平滑手段
であるLPF52の時定数を比較的小さくしても、LP
F52からの電圧信号V3はノイズの影響をあまり受け
ず、ノイズに強い誤動作の少ないカラーキラー回路10
が得られる。このとき、LPF52の時定数を比較的小
さくできることから、放送の切り換えにも迅速に対応で
きる。
【0028】なお、上述の実施例では、受信している放
送がカラー放送であるのに、白黒放送であると誤検出す
る場合について述べたが、逆に白黒放送であるのにカラ
ー放送であると誤検出する場合にも同様に適用できるこ
とはいうまでもない。図7を参照して、他の実施例のカ
ラーキラー回路10は、サンプルホールド回路42から
の矩形波信号について加重平均をとり、LPF52に与
えるものであり、図1に示すカラーキラー回路10の1
H遅延回路44,加算器46および1/2倍回路48の
代わりに、1H遅延回路44,(1−K)倍回路56,
加算回路58およびK倍回路60を用いるものである。
【0029】(1−K)倍回路56,加算回路58およ
びK倍回路60を構成する回路は、たとえば図8に示す
ように構成される。図8に示す回路は、トランジスタQ
21およびQ22を含む差動対62と、トランジスタQ
23およびQ24を含む差動対64とを含む。トランジ
スタQ22とQ23とのベースは共通接続され、その接
続点には直流電圧66が与えられる。トランジスタQ2
1のベースに接続される入力端68にはサンプルホール
ド回路42からの矩形波信号Vaが与えられ、トランジ
スタQ24のベースに接続される入力端70には1H遅
延回路44からの矩形波信号Vbが与えられる。そし
て、トランジスタQ21およびQ22のそれぞれのエミ
ッタは、抵抗R5を介して接続され、トランジスタQ2
3およびQ24のそれぞれのエミッタは抵抗R6を介し
て接続され、トランジスタQ21,Q22,Q23およ
びQ24のエミッタは、それぞれ定電流源72,74,
76および78を介して、接地される。そして、トラン
ジスタQ22およびQ23のコレクタは共通接続され、
加重平均された矩形波信号Vcが取り出される。なお、
トランジスタQ21のコレクタ,Q24のコレクタなら
びにQ22およびQ23のコレクタは抵抗R7を介し
て、それぞれ電圧Vccに接続される。
【0030】上述のように構成される回路において、R
7/R5=1−K,R7/R6=Kとすると、矩形波信
号Vcは数2のように表される。
【0031】
【数2】 Vc=(R7/R5)Va+(R7/R6)Vb =(1−K)Va+KVb 数2からわかるように、図8に示す回路によって、加重
平均された矩形波信号Vcが得られる。
【0032】このように、加重平均してさらに多くのラ
インの矩形波信号を平均化することによって、さらにノ
イズの影響を軽減することができ、さらに誤動作が少な
くかつ迅速に受信している放送を判別できるカラーキラ
ー回路10が得られる。なお、上述の各実施例で用いら
れる1H遅延回路44は、CCD素子によって構成され
てもよいが、好ましくは図9に示すように構成される。
図9に示す1H遅延回路44は、2つのサンプルホール
ド回路80,82およびサンプルホールド回路80およ
び82のいずれか一方を選択するマルチプレクサ84を
含む。マルチプレクサ84には、バーストゲートパルス
を分周器86によって1/2分周して得られた矩形波状
のコントロールパルスCNT3が与えられ、マルチプレ
クサ84のスイッチング動作が制御される。また、サン
プルホールド回路80および82には、それぞれバース
トゲートパルスと同期したコントロールパルスCNT1
およびCNT2が、1ライン毎に交互に与えられる。
【0033】1H遅延回路44の動作を、図10を参照
して説明する。入力端88からサンプルホールド回路8
0および82にそれぞれ矩形波信号e 1 が与えられると
する。サンプルホールド回路80および82には、それ
ぞれ図10(F)および(G)に示すコントロールパル
スCNT1およびCNT2が与えられ、これらのコント
ロールパルスCNT1およびCNT2に応じてサンプル
ホールド回路80および82は、それぞれ図10(B)
および(C)に示すような矩形波信号e2 およびe3
出力する。そして、マルチプレクサ84には、図10
(H)に示すコントロールパルスCNT3が与えられ、
このコントロールパルスCNT3に応じてマルチプレク
サ84はスイッチング制御されて1ライン毎に矩形波信
号e3 およびe2 を選択し、出力端90からは図10
(D)に示すような矩形波信号e4 が出力される。
【0034】図10(A)および(D)にそれぞれ示す
矩形波信号e1 およびe4 を比較してわかるように、図
10(D)に示す矩形波信号e4 は図10(A)に示す
矩形波信号e1 より1H遅延されていることがわかる。
次いで、図11にこの発明の他の実施例のACC回路1
00を示す。ACC回路100は、帯域増幅回路(図1
8の144)に含まれるAGCアンプ102からのカラ
ーバースト信号の振幅に応じてAGCアンプ102での
ゲインを調整するものである。ここでは、AGCアンプ
102の制御極性は、ゲイン調整信号V9が高くなると
ゲインも高くなる極性とする。なお、AGCアンプ10
2には、搬送色信号とカラーバースト信号とを含むカラ
ー信号が与えられる。
【0035】ACC回路100は、カラーバースト信号
を全波整流する全波整流回路104を含む。全波整流回
路104は、たとえば図12に示すように構成される。
全波整流回路104は、トランジスタQ31とQ32と
を含む差動対106を含む。トランジスタQ31とQ3
2とのそれぞれのエミッタは抵抗R13およびR14を
介して接続され、定電流源108を介して接地される。
トランジスタQ31のベースには入力端子110からカ
ラーバースト信号が与えられ、トランジスタQ32のベ
ースには直流電源VB が与えられる。トランジスタQ3
1およびQ32のそれぞれのコレクタには抵抗R11お
よびR12が接続され、バイアス電圧VCCに接続され
る。また、トランジスタQ31およびQ32のそれぞれ
のコレクタ出力は、トランジスタQ33およびQ34の
ベースに接続される。トランジスタQ33およびQ34
のそれぞれのコレクタは直流電圧VCCに接続され、共通
接続されたトランジスタQ33およびQ34のそれぞれ
のエミッタ出力が整流電圧信号V4として、たとえば抵
抗RとコンデンサCとを含むLPF23に与えられる。
そして、電圧信号V5が得られる。なお、トランジスタ
Q33およびQ34のそれぞれのエミッタは、定電流源
112を介して接地される。
【0036】全波整流回路104はカラーバースト期間
には図13に示すように動作する。入力端子110から
トランジスタQ31に、図13(A)に示すようなカラ
ーバースト信号が与えられると直流電圧VB との電位差
に応じた出力が出力端CおよびDから図3(B)および
(C)に示すように出力される。すなわち、出力端子C
からは、カラーバースト信号が正の期間に正の電圧が出
力され、出力端Dからは、カラーバースト信号が負の期
間に正の電圧が出力される。そして、出力端Cからの出
力はトランジスタQ34を介してLPF23に出力さ
れ、出力端Dからの出力はトランジスタQ33を介して
LPF23に出力される。その結果、LPF23には、
図13(D)に示すような整流電圧信号V4が入力され
る。なお、整流電圧信号V4は、カラーバースト信号の
レベルあるいは振幅によって変化する。そして、整流電
圧信号V4はLPF23によって平滑(積分)され、図
13(E)に示すようなカラーバースト信号のレベルに
応じた電圧信号V5をサンプルホールド回路42に出力
する。
【0037】サンプルホールド回路42は、カラーキラ
ー回路10の場合と同様に、1H毎に与えられるバース
トゲートパルスのたとえば立ち下がりのタイミングで、
図14(A)に示すような電圧信号V5をサンプルホー
ルドし、その値を1H期間保持して図14(B)に示す
ような矩形波信号V6を生成する。矩形波信号V6は、
1H遅延回路44および加算器46に与えられる。矩形
波信号V6は、1H遅延回路44で1H遅延されて矩形
波信号V7となり、加算器46に与えられる。加算器4
6は、矩形波信号V6およびV7を加算して得られた矩
形波信号(V6+V7)を1/2倍回路48に与える。
1/2倍回路48はたとえば図5に示すように構成さ
れ、1/2倍された矩形波信号V8が得られる。矩形波
信号V8はコンパレータ54の(−)入力に与えられ、
コンパレータ54の(+)入力に与えられる基準電圧V
ref(ACCレベルを決定する)との比較に基づい
て、「ハイレベル」または「ローレベル」の信号を出力
する。すなわち、矩形波信号V8が基準信号Vrefよ
り大きければコンパレータ54は「ローレベル」の信号
を出力し、LPF114からのゲイン調整電圧信号V9
は小さくなり、AGCアンプ102でのゲインが小さく
なる。一方、矩形波信号V8が基準信号Vref以下で
あれば、コンパレータ54は「ハイレベル」の信号を出
力し、LPF114からのゲイン調整信号V9は大きく
なり、AGCアンプ102でのゲインが高くなる。
【0038】このように構成されるACC回路100で
は、矩形波信号V6とV7とを平均化した矩形波信号V
8をコンパレータ54に与えることによって、LPF1
14からのゲイン調整信号V9が図14(E)に示すよ
うになる。図14(E)からわかるように、ノイズ(図
14(A)参照)があっても、ゲイン調整信号V9は本
来あるべきAGCアンプ102の制御電圧レベルからさ
ほど変動していない。一方、従来のACC回路は、図1
1に示すACC回路100から1H遅延回路44,加算
器46および1/2倍回路48を除いて構成される。こ
の従来のACC回路では、図15(A)に示すように、
サンプルホールド回路46からの矩形波信号V6がコン
パレータ54の(−)入力に直接与えられるので、図1
5(B)に示すように、LPF114からのゲイン調整
信号V9は、ノイズの影響を大きく受けてしまう。
【0039】したがって、図14(E)と図15(B)
とを比較してわかるように、図11に示すACC回路1
00では、大きなノイズが与えられても、電圧信号V9
の揺れが従来よりも少なくなり、ノイズの影響が小さく
なる。すなわちACC回路100では、電界強度が弱か
ったりノイズをカラーバースト信号と判断したりするな
ど受信条件の悪いときであっても、AGCアンプ102
でのゲインを安定的に調整でき、誤動作を防止できる。
【0040】次いで、この発明の他の実施例のAPC回
路120を図16に示す。APC回路120は、たとえ
ばVXO(電圧制御型水晶発振器)などの発振回路12
2から出力される発振信号の周波数位相を調整する回路
である。APC回路120は90度移相器124を含
む。90度移相器124は、発振回路122からの発振
信号を90度遅延して乗算器12に与える。90度移相
器124は、たとえば図17に示すように構成される。
【0041】図17に示す90度移相器124では、入
力端126aは抵抗R21を介して、差動接続されたト
ランジスタQ41およびQ42のトランジスタQ42の
ベースに接続される。入力端126bは負極を接地して
いる定電圧源128のに正極と接続され、また抵抗R2
2を介して、差動接続されたトランジスタQ43および
Q44のトランジスタQ44のベースに接続され、さら
に抵抗R23を介してトランジスタQ41のベースに接
続される。トランジスタQ41およびQ42のエミッタ
は共通的に、トランジスタQ48および抵抗R24の直
列回路を介して、接地される。トランジスタQ41のコ
レクタは直接電源電圧VCCに接続され、トランジスタQ
42のコレクタはトランジスタQ46と抵抗R25との
直列回路を介して電源電圧VCCに接続される。トランジ
スタQ42のコレクタとトランジスタQ46のコレクタ
との接続点はトランジスタQ45のベースおよびトラン
ジスタQ43のコレクタに接続される。
【0042】トランジスタQ46のベースはトランジス
タQ47のベースおよびコレクタに接続され、トランジ
スタQ47のエミッタは抵抗R26を介して電源電圧V
CCに接続される。これらのトランジスタQ46およびQ
47が電流ミラー回路を構成する。トランジスタQ47
のコレクタはトランジスタQ50および抵抗R27の直
列回路を介して接地される。トランジスタQ45のコレ
クタは直接電源電圧V CCに接続され、そのエミッタはト
ランジスタQ49および抵抗R28の直列回路を介して
接地される。
【0043】トランジスタQ42のベースはコンデンサ
C3および抵抗R29の直列回路を介してトランジスタ
Q43のベースに接続される。コンデンサC3と抵抗R
29との接続点は出力端126cに接続される。出力端
126dは接地される。トランジスタQ43のベースと
トランジスタQ44のベースとの間にはコンデンサC4
が介挿され、それらのエミッタは共通に、トランジスタ
Q51および抵抗R30の直列回路を介して、接地され
る。トランジスタQ48,Q49,Q50およびQ51
のベースは共通に、負極を接地している定電圧源130
の正極に接続される。すなわち、この90度移相器12
4は、トランジスタQ41,Q42,Q45,Q46,
Q47,Q48,Q49およびQ50と、ハイパスフィ
ルタを構成する抵抗R21およびコンデンサC3等から
なり、かつ図17において1点鎖線で取り囲んでいる交
流的な負帰還増幅回路132を備え、さらにローパスフ
ィルタを構成する抵抗R29およびR22ならびにコン
デンサC4と、トランジスタQ43およびQ44等から
なり、かつ図17において2点鎖線で囲んだ、直流電圧
を負帰還増幅回路132へ帰還させる、直流的な負帰還
回路134を備える構成となっている。
【0044】なお、トランジスタQ48,Q49,Q5
0およびQ51は定電流源を構成し、抵抗R24,R2
7およびR30は同抵抗値に設定される。そのため、ト
ランジスタQ48,Q50およびQ51のコレクタ電流
が等しく、それぞれの電流値を2Ioとすると、トラン
ジスタQ46およびQ47が電流ミラー回路を構成して
いるため、抵抗R25およびR26の抵抗値が同抵抗値
であれば、トランジスタQ46のコレクタ電流は2Io
となる。
【0045】次に、90度移相器124の交流的動作を
説明する。トランジスタQ41のベースは交流的に接地
されている。トランジスタQ46が、差動接続のトラン
ジスタQ41およびQ42からの出力を電流で取り出す
ための負荷となっており、交流負荷が非常に大きな値と
なるため、開ループゲインAは十分大きい。トランジス
タQ42のコレクタ電流が変化するとトランジスタQ4
5のベース電流が変化し、トランジスタQ45のエミッ
タフォロワで出力を電圧として導出する。トランジスタ
Q45のエミッタフォロワから出力された出力電圧eo
は、コンデンサC3および抵抗R21のハイパスフィル
タに供給される。したがって、トランジスタQ42のベ
ース電位は数3で与えられる。
【0046】
【数3】
【0047】そして、トランジスタQ41のベース電位
は、交流的に接地されているため、入力電圧ei と出力
電圧eo との関係は、数4で与えられる。
【0048】
【数4】
【0049】ここで、開ループゲインAが十分大きいこ
とを考慮すると、数4は、次式の数5に変形され、移相
量が90度になることが理解されよう。
【0050】
【数5】 −ei =eo {(1/A)+jωC3・R21} −ei ≒eo jωC3・R21 次に直流的な動作を説明する。負帰還増幅回路132で
は交流的に負帰還されるが、コンデンサC3により直流
的には負帰還されていない。そのためトランジスタQ4
5のエミッタ電圧は、不定となり、このままでは負帰還
増幅回路132は動作しない。しかし、トランジスタQ
45のエミッタフォロワから出力される電圧の直流成分
のみが、抵抗R29およびR22ならびにコンデンサC
4のローパスフィルタへ供給され、差動接続されたトラ
ンジスタQ43およびQ44のトランジスタQ43のベ
ースに供給される。トランジスタQ44のベースには定
電圧源128から一定電圧が供給されており、トランジ
スタQ43およびQ44のベース電流と抵抗R29およ
びR22による電圧降下とを無視すると、両ベース電圧
の差によって、トランジスタQ51のコレクタ電流2I
oの分流比が変わり、トランジスタQ43のコレクタ電
流が変化する。
【0051】トランジスタQ41およびQ42のベース
の直流電圧は定電圧源128の電圧に保持されるため、
トランジスタQ41およびQ42のベース電流と抵抗R
21およびR23による電圧降下とを無視すると、トラ
ンジスタQ41およびQ42にそれぞれ流れるコレクタ
電流はトランジスタQ48のコレクタ電流2Ioを等分
したIoとなる。
【0052】また、トランジスタQ46のコレクタ電流
は2Ioとなっているため、トランジスタQ45のベー
ス電流が小さく無視できるとすれば、トランジスタQ4
3のコレクタ電流はトランジスタQ46のコレクタ電流
からトランジスタQ42のコレクタ電流を差し引いたI
oとなる。そして、差動接続されたトランジスタQ43
およびQ44のトランジスタQ43のコレクタ電流がI
oになるためには、トランジスタQ51のコレクタ電流
が2Ioであるから、トランジスタQ43およびQ44
のベース電圧が等しくならなければならず、トランジス
タQ45のエミッタの直流電圧は定電圧源128の電圧
に固定されるので、この電圧を動作点として負帰還増幅
回路132が正常に動作する。
【0053】このような90度移相器124によって発
振回路122からの発振信号が90度遅延されて位相比
較を行う乗算器12に入力され、カラーバースト信号と
の位相が比較される。乗算器12およびLPF22は、
たとえば図2に示すように構成され、入力される2つの
信号の位相差に応じた電圧信号V1が出力される。すな
わち、入力端14および16に入力される90度移相器
124からの発振信号が入力端18および20に入力さ
れるカラーバースト信号より90度位相が遅れている場
合には図3のに示すようになり、2つの信号が同相の
場合には図3のに示すようになり、2つの信号が逆相
の場合には図3のに示すようになる。そして図1の実
施例と同様に、サンプルホールド回路42から矩形波信
号Vaが出力され、1H遅延回路44からの矩形波信号
Vbと加算器46で加算された後、1/2倍回路48で
1/2倍され、平均化された矩形波信号Vcが得られ
る。その矩形波信号VcはLPF136で平滑化されて
位相調整信号V10として発振回路122に与えられ、
発振回路122からの発振信号の周波数位相を制御す
る。
【0054】このように構成されるAPC回路120に
おいて、乗算器12へ入力されるカラーバースト信号に
対して90度移相器124を介して与えられる発振信号
が90度遅れ位相になるように、APC回路120はロ
ックされる。このとき、発振回路122からの発振信号
とカラーバースト信号との位相関係は同相となる。AP
C回路120がアンロック時には、乗算器12への2つ
の入力信号の位相関係はAPC回路120のロック時の
位相関係を中心に±90度の間で変化する。そして、A
PC回路120からはカラーバースト信号と同期した発
振信号が出力される。
【0055】このAPC回路120によれば、受信条件
の悪いときでも発振回路122からの発振信号の位相を
安定的に調整できる。さらに、この発明の他の実施例の
色再生回路を含むTV受像機140を図18に示す。な
お、ここではNTSC方式のTV受像機140について
説明するが、PAL方式やSECAM方式など他の任意
のTV方式にも適用できることはいうまでもない。
【0056】この色再生回路を含むTV受像機140
は、クロマティクオフトランス142を含む。クロマテ
ィクオフトランス142は3.58MHz±0.5MH
zの帯域トランスであり、図19(A)に示すようなコ
ンポジット映像信号に含まれた3〜4MHz帯の信号、
すなわち搬送色信号とカラーバースト信号とが2次側に
出力される。その信号はコンデンサC5を通すことによ
って直流分が失われ、図19(B)に示すような波形と
なる。このカラーバースト信号と搬送色信号とを含む信
号は帯域増幅回路144で搬送色信号とカラーバースト
信号とに分離され、カラーバースト信号はバースト増幅
回路146で増幅され、カラーキラー回路10,ACC
回路100およびAPC回路120にカラーバースト信
号が与えられる。カラーキラー回路10はカラーバース
ト信号の有無によって帯域増幅回路144の動作を制御
する。すなわち、カラーバースト信号がない場合には白
黒放送を受信しているので帯域増幅回路144の動作を
停止する。一方、カラーバースト信号がある場合にはカ
ラー放送を受信しているので帯域増幅回路144を動作
させる。また、ACC回路100はカラーバースト信号
の振幅に応じて帯域増幅回路144でのゲインを調整す
る。すなわち、カラーバースト信号の振幅が大きければ
帯域増幅回路144でのゲインを小さくし、カラーバー
スト信号の振幅が小さければゲインを大きくする。
【0057】また、搬送色信号は帯域増幅回路144か
ら色復調回路148に与えられ、搬送色信号から元の色
差信号(R−Y,B−Y,G−Y)が取り出される。こ
のとき、送信側で搬送色信号を作るときに使用した3.
58MHzの副搬送波と同じ位相の搬送波が必要とな
る。そのため発振回路150は3.58MHzの発振信
号を出力するが、APC回路120で3.58MHzの
カラーバースト信号と発振回路150からの発振信号と
の位相が合わせられる。なお、発振回路150からの発
振信号を色復調回路148に直接与えるとともに移相器
152を通して色復調回路148に与えることによっ
て、色復調回路148から各色差信号(R−Y,B−
Y,G−Y)が取り出される。
【0058】ここで注目すべきは、カラーキラー回路1
0,ACC回路100およびAPC回路120に、それ
ぞれ図1,図11および図16に示す回路が用いられて
いることである。このような回路を用いることによっ
て、カラーキラー回路10,ACC回路100およびA
PC回路120からはノイズに強い適正な調整信号が得
られる。したがって、色再生回路やTV受像機140の
性能を向上することができる。
【0059】なお、図7に示す、(1−K)倍回路5
6,加算器58,K倍回路60および1H遅延回路44
を含む平均化回路を、図11に示すACC回路100や
図16に示すAPC回路120に用いてもよい。また、
ACC回路100およびAPC回路120の1H遅延回
路44としては、図9に示す回路が用いられられてもよ
い。さらに、これらのACC回路100やAPC回路1
20および図7に示すカラーキラー回路10を、図18
に示すTV受像機140に用いてもよいことはいうまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のカラーキラー回路の一例
を示すブロック図である。
【図2】図1実施例に用いられる乗算器の一例を示す回
路図である。
【図3】図2の乗算器の動作を示す波形図である。
【図4】ピークホールド回路の一例を示す回路図であ
る。
【図5】1/2倍回路の一例を示す回路図である。
【図6】図1実施例の動作を示す波形図である。
【図7】この発明の他の実施例のカラーキラー回路を示
すブロック図である。
【図8】図7実施例に用いられる加重平均のための回路
の一例を示す回路図である。
【図9】1H遅延回路の一例を示すブロック図である。
【図10】1H遅延回路の動作を示す波形図である。
【図11】この発明の他の実施例のACC回路の一例を
示すブロック図である。
【図12】図11実施例の全波整流回路の一例を示す回
路図である。
【図13】全波整流回路およびLPFの動作を示す波形
図である。
【図14】図11のACC回路にノイズが混入した場合
の動作を示す波形図である。
【図15】従来のACC回路にノイズが混入した場合の
動作を示す波形図である。
【図16】この発明の他の実施例のAPC回路の一例を
示すブロック図である。
【図17】図16実施例の90度移相器の一例を示す回
路図である。
【図18】この発明の他の実施例のTV受像機の一例を
示すブロック図である。
【図19】図18実施例のクロマティクオフトランスの
動作を示す波形図である。
【図20】従来技術を示すブロック図である。
【図21】従来技術の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
10 …カラーキラー回路 12 …乗算器 22,52,114,136 …LPF 24 …ピークホールド回路 42,80,82 …サンプルホールド回路 44 …1H遅延回路 46,58 …加算器 48 …1/2倍回路 54 …コンパレータ 56 …(1−K)倍回路 60 …K倍回路 100 …ACC回路 102 …AGCアンプ 104 …全波整流回路 120 …APC回路 122 …発振回路 124 …90度移相器 140 …TV受像機 142 …クロマティクオフトランス 144 …帯域増幅回路 146 …バースト増幅回路 148 …色復調回路 150 …発振回路 152 …移相器

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラーバースト信号に基づいた第1電圧信
    号を出力する第1電圧信号出力手段、 前記第1電圧信号を平均化する平均化手段、および前記
    平均化手段からの平均化出力に基づいて調整信号を得る
    信号検出手段を備える、カラーバースト信号を利用する
    調整回路。
  2. 【請求項2】前記平均化手段は、前記第1電圧信号を1
    H遅延する遅延手段、および前記第1電圧信号と前記遅
    延手段からの遅延信号とを単純平均する単純平均化手段
    を含む、請求項1記載のカラーバースト信号を利用する
    調整回路。
  3. 【請求項3】前記平均化手段は、前記第1電圧信号を1
    H遅延する遅延手段、および前記第1電圧信号と前記遅
    延手段からの遅延出力とを加重平均する加重平均化手段
    を含む、請求項1記載のカラーバースト信号を利用する
    調整回路。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の調整
    回路を用いたカラーキラー回路。
  5. 【請求項5】前記第1電圧信号出力手段は前記カラーバ
    ースト信号に基づく矩形波信号を前記第1電圧信号とし
    て出力するサンプルホールド手段を含む、請求項4記載
    のカラーキラー回路。
  6. 【請求項6】前記第1電圧信号出力手段は、前記カラー
    バースト信号の有無に応じた第2電圧信号を出力する第
    2電圧信号出力手段、および前記第2電圧信号のピーク
    値を検出して得たピークホールド信号を前記サンプルホ
    ールド手段に出力するピークホールド手段を含む、請求
    項5記載のカラーキラー回路。
  7. 【請求項7】前記第2電圧信号出力手段は、前記カラー
    バースト信号と副搬送波とを比較する乗算器、および前
    記乗算器からの出力を平滑して前記ピークホールド手段
    に与える第1平滑手段を含む、請求項6記載のカラーキ
    ラー回路。
  8. 【請求項8】前記信号検出手段は、前記平均化出力を平
    滑する第2平滑手段、および前記第2平滑手段からの出
    力に基づいたキラー信号を調整信号として出力する判別
    手段を含む、請求項4記載のカラーキラー回路。
  9. 【請求項9】請求項1ないし3のいずれかに記載の調整
    回路を用いたACC回路。
  10. 【請求項10】前記第1電圧信号出力手段は前記カラー
    バースト信号に基づく矩形波信号を前記第1電圧信号と
    して出力するサンプルホールド手段を含む、請求項9記
    載のACC回路。
  11. 【請求項11】前記第1電圧信号出力手段は前記カラー
    バースト信号を全波整流して前記サンプルホールド手段
    に与える全波整流手段を含む、請求項10記載のACC
    回路。
  12. 【請求項12】前記信号検出手段は、前記平均化手段か
    らの平均化出力に基づいてゲインを示す信号を設定する
    設定手段、および前記設定手段からの信号を平滑してゲ
    イン調整信号とする第3平滑手段を含む、請求項9記載
    のACC回路。
  13. 【請求項13】請求項1ないし3のいずれかに記載のA
    PC回路。
  14. 【請求項14】前記第1電圧信号出力手段は前記カラー
    バースト信号に基づく矩形波信号を前記第1電圧信号と
    して出力するサンプルホールド手段を含む、請求項13
    記載のAPC回路。
  15. 【請求項15】前記第1電圧信号出力手段は前記カラー
    バースト信号と副搬送波との位相差に応じた出力を前記
    サンプルホールド手段に与える位相比較手段を含む、請
    求項14記載のAPC回路。
  16. 【請求項16】前記信号検出手段は前記平均化手段から
    の平均化出力を平滑して位相調整信号を得る第4平滑手
    段を含む、請求項13記載のAPC回路。
  17. 【請求項17】搬送色信号とカラーバースト信号とを分
    離する第1増幅回路、前記カラーバースト信号の有無に
    よって前記第1増幅回路の動作を制御するカラーキラー
    回路、前記カラーバースト信号の振幅に応じて前記第1
    増幅回路でのゲインを調整するACC回路、前記搬送色
    信号から元の色差信号を取り出す色復調回路、前記搬送
    色信号を作るときに使用した副搬送波と同じ位相の発振
    信号を前記色復調回路に与える発振回路、およびカラー
    バースト信号と前記発振信号との位相を合わせるAPC
    回路を備える色再生回路において、 前記カラーキラー回路は、前記カラーバースト信号の有
    無に応じた第3電圧信号を出力する第3電圧信号出力手
    段、前記第3電圧信号を平均化する第1平均化手段、お
    よび前記第1平均化手段からの平均化出力に基づいてキ
    ラー信号を出力する手段を含み、 前記ACC回路は、前記カラーバースト信号の振幅に応
    じた第4電圧信号を出力する第4電圧信号出力手段、前
    記第4電圧信号を平均化する第2平均化手段、および前
    記第2平均化手段からの平均化出力に基づいてゲイン調
    整信号を出力する手段を含み、 前記APC回路は、前記カラーバースト信号の位相に応
    じた第5電圧信号を出力する第5電圧信号出力手段、前
    記第5電圧信号を平均化する第3平均化手段、および前
    記第3平均化手段からの平均化出力に基づいて位相調整
    信号を出力する手段を含む、色再生回路。
  18. 【請求項18】請求項17記載の色再生回路を用いたT
    V受像機。
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