JPS6137827B2 - - Google Patents

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JPS6137827B2
JPS6137827B2 JP9603082A JP9603082A JPS6137827B2 JP S6137827 B2 JPS6137827 B2 JP S6137827B2 JP 9603082 A JP9603082 A JP 9603082A JP 9603082 A JP9603082 A JP 9603082A JP S6137827 B2 JPS6137827 B2 JP S6137827B2
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JP
Japan
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signal
circuit
transistor
killer
color
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JP9603082A
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JPS58213591A (ja
Inventor
Yoshitaka Kasagi
Tokio Aketagawa
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP9603082A priority Critical patent/JPS58213591A/ja
Publication of JPS58213591A publication Critical patent/JPS58213591A/ja
Publication of JPS6137827B2 publication Critical patent/JPS6137827B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/642Multi-standard receivers

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 この発明は方式が異なるテレビジヨン信号を一
台で受像できるようにしたカラーテレビジヨン受
像機等に使用される色信号処理装置に関する。 〔発明の技術的背景〕 現在世界で使用されているカラーテレビジヨン
信号方式としては、NTSC,PAL,SECAMの三
つの方式がある。これらの各方式は、各国毎ある
いは地域毎に独自に採用されていたが、宇宙衛星
を用いたカラーテレビジヨン放送の進歩、ビデオ
テープレコーダの普及等に伴い、これらの異つた
方式の信号を、一台のカラーテレビジヨン受像機
で受像できるいわゆる多方式共用カラーテレビジ
ヨン受像機の需要が高まつている。 従来多方式共用カラーテレビジヨン受像機は、
各方式の信号を再生処理するために、各方式に適
合した各テレビジヨン信号処理回路を独立して有
する。このため、従来の多方式共用カラーテレビ
ジヨン受像機は、構成部品数点数の増加に比例し
て、価格の上昇、消費電力の増加、信頼性の低下
等の問題を有する。 上記のような問題を解決するために、信号方式
が類似している場合は、各方式共通に使用できる
回路部分を増やして部品数を削減した多方式共用
カラーテレビジヨン受像機が開発されている。こ
の多方式共用カラーテレビジヨン受像機は、
NTSC方式とPAL方式を受像できるものである。 ここで、NTSC方式とPAL方式のカラーテレビ
ジヨン受像機において、各々の特有の部分を第1
図、第2図に示して説明する。 第1図は、NTSC方式カラーテレビジヨン受像
機の色信号処理回路である。11はクロマ信号入
力端子、12は帯域増幅回路である。帯域増幅回
路12は、自動利得制御回路(ACC)、バースト
ゲート回路を含むもので、自動利得制御回路は、
入力信号のレベル変動を検知し、常に出力が一定
レベルとなるように自動制御を行う回路であり、
バーストゲート回路は、入力信号から色信号成分
とバースト信号とを分離するための回路である。 帯域増幅回路12で分離されたクロマ信号は、
伝送路13を経てカラーコントロール回路14に
入力され、ユーザの調整に応じて増幅される。カ
ラーコントロール回路14からの出力クロマ信号
は、(B−Y)復調器15,(R−Y)復調器17
に入力される。 一方、帯域増幅回路12で分離されたバースト
信号は、伝送路18を経て色相コントロール回路
19に入力される。色相コントロール回路19
は、テレビジヨン信号が伝送経路にて影響を受け
たことによつて生じる色相誤差を受像機側で補正
する機能を有するもので、その補正のための調整
はユーザによつて行なわれる。色相コントロール
回路19において位相調整されたバースト信号
は、伝送路20を経て色同期回路21に入力され
る。この色同期回路21は、色信号の復調に必要
な副搬送波を発生するための復調用基準副搬送波
発生器、カラー放送が白黒放送かを識別するキラ
ー検波器を含む。キラー検波器の出力は、カラー
コントロール回路14あるいは復調器に供給さ
れ、白黒放送時に色ノイズを発生しないように回
路機能を停止させることができる。基準副搬送発
生器は、入力バースト信号の位相に正確に追従す
る自動位相制御機能を有し、バースト信号の位相
を基準として復調用の副搬送波を生成し、伝送路
22,23を介して各(B−Y)復調器15、
(R−Y)復調器17に供給する。 第2図はPAL方式カラーテレビジヨン受像機
の色信号処理回路である。第1図に示した回路と
同一機能を有する部分は、同じ符号を付して説明
する。 カラーコントロール回路14から出力されたク
ロマ信号は、1H(1水平期間)遅延装置31に
入力されるとともに、アツテネータ32を介して
PALマトリツクス回路33にに入力される。ま
たこのPALマトリツクス回路33には、前記1H
遅延装置31の出力も加えられる。PALマトリ
ツクス回路33においては、クロマ信号の1H遅
延された信号と遅延されない信号とのマトリツク
ス処理が行なわれ、(B−Y)成分と(R−Y)
成分とに分離し、これをそれぞれ(B−Y)複調
器15、(R−Y)復調器17に入力する。 ところでPAL方式は、(R−Y)成分の復調軸
が1水平周期毎に180゜反転して伝送されてく
る。これは、PAL方式の特徴であり、PALマト
リツクス回路33において、1水平期間前の信号
と直接信号とのベクトル合成を行つた際、復調信
号に対する副搬送波位相歪の影響が軽減される。
PAL方式は、伝送系路における位相歪の影響を
受けにくいことから、色相コントロール回路が不
要となり、帯域増幅回路12で分離されたバース
ト信号は、直接色同期回路21へ入力され、基準
副搬送波発生用として用いられる。色同期回路2
1で得られた(B−Y)復調用の副搬送波は、
(B−Y)復調器15に入力される。また、(R−
Y)復調用の副搬送波は、水平帰線パルスによつ
て駆動され1水平期間毎に反転動作を得るパルス
イツチ回路34に入力され、位相合わせが行なわ
れ、その位相合わせの行なわれた副搬送波が(R
−Y)復調器17に入力される。また、このパル
スイツチ回路34の反転動作は、アイデント検波
出力情報(色同期回路内のアイデント検波器から
得られる)によつて、伝送信号に対して(R−
Y)復調用色副搬送波が正しい位相となるように
コントロールされる。パルスイツチ回路34は、
その内部のフリツプフロツプ回路出力が水平帰線
パルスによつて反転、非反転される。 上述したようなNTSC方式、PAL方式専用の色
信号処理回路において、互いに共通する機能を両
方式で兼用できるようにした共用回路は、第3図
に示すように構成される。 第3図において、第1図、第2図に示した回路
と同一機能を有する部分は、同じ符号を付して説
明する。この共用回路の場合、切換回路35、方
止選択手段36をさらに設けたもので、切換回路
35の出力によつて、PALマトリツクス回路3
3、パルスイツチ回路34、色相コントロール回
路19の動作を切換えられるようにしたものであ
る。PAL方式受信時には、色相コントロール回
路19のコントロール動作が停止され、帯域増幅
回路12で分離されたバースト信号は、そのまま
色同期回路21に導入される。NTSC方式受信時
には、カラーコントロール回路14から導出され
たクロマ信号は、PALマトリツクス回路33の
一部を経由してマトリツクス処理を受けずに(B
−Y)復調器15、(R−Y)復調器17に入力
される。また色同期回路21から導出された(R
−Y)復調用の副搬送波もパルスイツチ回路34
の一部を経由して位相反転処理を受けずに(R−
Y)復調器17に入力される。 上記したようにPAL及びNTSC方式兼用の色信
号処理回路によると、受信信号の方式に応じて、
信号処理形態が切換えられる。上記の説明では、
クロマ信号に関してはPALマトリツクス回路3
3でマトリツクス処理を行うか否かを切換回路3
5によつて決定し、また、副搬送波に関しては、
パルスイツチ回路34によつて(R−Y)復調軸
を1水平期間毎に180゜反転するか否かを決定し
ている。即ち、上記のシステムにおいては、
PAL方式、NTSC方式受信に応じて、色信号処理
回路における位相処理機能を切換えている。 ここでさらに、PAL及びNTSC方式相互間の信
号の違いについて着目すると、例えば下の表1に
示すようになる。
〔背景技術の問題点〕
上述したように多方式共用カラーテレビジヨン
受像機の色信号処理回路にあつては、各システム
に適合した色信号処理を極力回路を共用して行な
う必要があり、共用化回路の制御信号路について
も削減することが望ましい。 例えば、伝送色信号に対して1水平期間遅延さ
せた信号と直接色信号とのベクトルを加算及び減
算を行なう信号マトリツクス回路を、マトリツク
ス動作を必要としない伝送色信号に対して色信号
路として用いる場合、上記信号マトリツクス回路
を制御するため制御信号路が別に必要となる。 このように異種の伝送色信号を処理する場合に
は、回路の共用化及びこの回路を制御するための
制御信号路の共用化を色復調特性を劣化させずに
行なうことが問題となる。 〔発明の目的〕 この発明は、上述した背景技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、複数の伝送色信号を共用
回路にて処理する場合の制御信号路と伝送色信号
経路とを共用化した色信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。 〔発明の概要〕 この発明では上記目的を達成するために、例え
ば第6図中に示すPALマトリツクス回路75を
NTSC信号受信時には色信号増幅回路として用い
る。1水平期間遅延した遅延色信号と直接色信号
とのベクトル加算、減算を行なう上記PALマト
リツクス回路を差動増幅器で構成し、上記遅延色
信号伝送経路を制御信号経路として兼用する。 〔発明の実施例〕 以下この発明の実施例を図面を参照して説明す
る。 第5図はこの発明のカラーテレビジヨン受像機
における色信号処理回路部の全体的な構成を示
す。61はバースト信号を含むクロマ信号の入力
端子であり、ここに入力したクロマ信号は、可変
利得増幅器62に入力される。この可変利得増幅
器62において利得制御を受けたクロマ信号は、
バースト・クロマ信号分離回路63に入力され
る。このバースト・クロマ信号分離回路63で分
離されたバースト信号は、色相コントロール回路
81に入力され、またクロマ信号は、カラーコン
トロール回路64に入力される。さらに、バース
ト・クロマ信号分離回路63で分離されたバース
ト信号は、自動カラーコントロール(ACC)検
波回路71に入力され、ここで振幅検波される。
バースト信号を振幅検波することによつて得られ
た直流電圧は、前記可変利得増幅器62の利得制
御端子に加えられる。従つて、可変利得増幅器6
2から出力されるクロマ信号は常に安定したレベ
ルに制御されるバースト・クロマ信号分離回路6
3で、バースト信号を分離するためには、ゲート
パルス整形回路72からのゲートパルスが用いら
れる。このゲートパルスは、バースト信号期間に
位相同期するもので、例えば水平同期信号が遅延
されて一定のパルス幅に調整されて出力される。 バースト・クロマ信号分離回路63で分離され
たクロマ信号は、カラーコントロール回路64に
て増幅される。カラーコントロール回路64は、
調整ボリウム65がユーザによつて調整されるこ
とによつて、利得が可変される。カラーコントロ
ール回路64からの出力クロマ信号は、1水平期
間の遅延時間を有する1H遅延装置66、結合コ
ンデンサ67を介してパルマトリツクス回路75
のデイレイ入力ライン75aに加えられるととも
に、アツテネータ68、結合コンデンサ69を介
しパルマトリツクス回路75のダイレクト入力ラ
イン75bに加えられる。 パルマトリツクス回路75の具体的動作につい
ては、第6図において詳述される。このパルマト
リツクス回路75においては、システムがPAL
方式のテビジヨン信号を処理しているときには、
クロマ信号の1H(1水平期間)遅延された1Hデ
イレイクロマ信号と、遅延されないダイレクトク
ロマ信号とのマトリツクス処理が行なわれる。こ
のマトリツクス処理によつて、(B−Y)成分と
(R−Y)成分とが分離され、この成分は、それ
ぞれ(B−Y)復調器76、(R−Y)復調器7
7に入力される。一方、システムがNTSC方式の
テレビジヨン信号を処理しているときには、操作
スイツチ74がオンされ、デイレイ入力ライン7
5a上の1Hデイレイクロマ信号は、アースに導
通される。従つて、パルマトリツクス回路75に
は、ダイレクトクロマ信号のみが入力される。パ
ルマトリツクス回路75は、操作スイツチ74が
オンされたことによつて、その内部の信号経路が
切換り、これに伴つて、システムスイツチ回路7
9の出力状態も切換えられる。(システムスイツ
チ回路79の具体的構成についても第6図におい
て詳述する)システムがNTSC方式のテレビジヨ
ン信号を処理しているときには、パルマトリツク
ス回路75は、ダイレクトクロマ信号を2つの伝
送路に分離して、これをそれぞれ(B−Y)復調
器76,(R−Y)復調器77に入力する。パル
マトリツクス回路75には、水平同期信号期間に
同期したパルスを出力する波形整形回路80のゲ
ートパルスも加えられる。このゲートパルスが加
えられたとき、パルマトリツクス回路75はクロ
マ信号をしや断する。波形整形回路80は、例え
ば水平同期信号に同期したフライバツクパルスを
用いて前記ゲートパルスを発生している。このゲ
ートパルスは、後述するフリツプフロツプ回路8
6が位相反転動作を得るためのタイミングパルス
としても利用される。 パルマトリツクス回路75から出力された信号
は、(B−Y)復調器76,(R−Y)復調器77
さらに(G−Y)復調器78において復調処理が
行なわれる。この(B−Y)復調器76,(R−
Y)復調器77,(G−Y)復調器78の具体的
な構成及び動作については、第7図において詳述
する。 一方色相コントロール回路81において位相調
整されたバースト信号は、カラーキラー用検波回
路83(以下キラー検波回路と称する)、自動位
相制御用検波回路84(以下APC検波回路と称
する)に入力される。色相コントロール回路81
が調整される場合には、調整ボリウム82がユー
ザによつて操作される。キラー検波回路83にお
いては、バースト信号と、キラー検波用副搬送波
との位相検波が行なわれ、その位相差に応じた電
圧がキラー検波電圧として出力される。APC検
波回路84においては、バースト信号と、自動位
相制御用副搬送波との位相検波が行なわれ、その
位相差に応じた電圧が発振周波数制御電圧として
得られる。 キラー検波回路83、APC検波回路84は、
バースト信号に同期して検波動作を行うもので、
そのタイミングは、前記ゲートパルス整形回路7
2からのゲートパルスによつて決定される。 キラー検波回路83からのカラー電圧は、アイ
デント及びキラー回路85に入力させる。このア
イデント及びキラー回路85は、第9図、第10
図において詳述される。アイデント及びキラー回
路85はキラー電圧のレベルに応じてカラーコント
ロール回路64のクロマ信号伝送のオンオフ及び
フリツプフロツプ回路86の反転、非反転を制御
する。さらにまた、このアイデント及びキラー回
路85は、その出力によつてパルマトリツクス回
路75のクロマ信号伝送路をオンオフ制御するこ
ともできる。アイデント及びキラー回路85は、
キラー電圧のレベルに応じて、カラー放送受信状
態、白黒放送受信状態を判別することができ、さ
らにまた、PAL方式のテレビジヨン信号受信時
には、フリツプフロツプ回路86の反転、非反転
動作が正しい位相であるのか又は誤つた位相であ
るのかを判別することができる。フリツプフロツ
プ回路86の反転、非反転タイミングは、前記波
形整形回路80から出力されるゲートパルスによ
つて決定され、1水平期間毎に反転、非反転する
ことができる。さらにまた、フリツプフロツプ回
路86は、システムスイツチ回路79からの切換
信号によつて、動作停止状態又は動作状態に設定
される。NTSC方式のテレビジヨン信号が処理さ
れているときは、フリツプフロツプ回路86の動
作を停止され、PAL方式のテレビジヨン信号が
処理されているときは、フリツプフロツプ回路8
6の動作が開始される。 位相合成装置88には、電圧制御発振器87か
らの基準発振出力が導入されるもので、この位相
合成装置88は、各使用目的に応じた例えば4つ
の副搬送波を出力する。この位相合成装置88
は、(B−Y)復調器76に加えるための(B−
Y)復調用副搬送波、(R−Y)復調器77に加
えるための(R−Y)復調用副搬送波、(G−
Y)復調器78に加えるための補正用副搬送波、
キラー検波回路83に加えるためのキラー検波用
副搬送波を発生する。前記補正用副搬送波は、
NTSC方式のテレビジヨン信号が処理されている
ときに、(G−Y)復調器78において活用され
る。 位相合成装置88の動作モードは、システムス
イツチ回路79の出力によつて切換えられるもの
で、PAL方式受信時とNTSC方式受信時におい
て、(R−Y)復調用副搬送波の位相状態が切換
えられ、PAL方式信号受信時には(R−Y)復
調用搬送波は、フリツプフロツプ回路86の出力
によつて1水平期間毎に出力の位相が反転され
る。位相合成装置88の具体的構成及びその動作
については、第8図において詳述するが、この位
相合成装置88には、電圧制御発振器78から、
ベクトル位相の異なる2つの基準発振出力が入力
され、これを用いて各種の副搬送波を発生してい
る。電圧制御発振器87は、前記APC検波回路
84からの検波出力によつて発振周波数が制御さ
れるもので、常にバースト信号に位相同期した発
振出力を得るようにコントロールされている。 次に、各回路の詳細について説明する。 (1) 〔パルマトリツクス回路75に関する説明〕 第6図はパルマトリツクス回路75、システ
ムスイツチ回路79、操作スイツチ74の構成
の一例を具体的に示している。パルマトリツク
ス回路75は、PAL方式受信時にはダイレク
トクロマ信号とデイレイクロマ信号のベクトル
加算、減算を行うマトリツクス回路として機能
し、NTSC方式受信時には、ダイレクトクロマ
信号の分離伝送路として機能する。操作スイツ
チ74は、PAL方式受信時にはオフ、NTSC方
式受信時にはオンするものとする。 トランジスタQ839のベースには、波形整
形回路80から負極性の水平ブランキングパル
ス(ゲートパルス)が加えられる。この水平ブ
ランキングパルスによつて、トランジスタQ8
39がオフするが、そのコレクタ電位が高まり
クロマ信号の伝送に関与するトランジスタQ8
10,Q813,Q814,Q817がオフ
し、水平ブランキング期間、入力信号を阻止す
る機能を有する(バースト信号を除去すること
を意味する)。また、クロマ信号期間はトラン
ジスタQ839がオンしていても、トランジス
タQ840がカラーキラー信号によつてオンし
た場合は、パルマトリツクス回路75はクロマ
信号の伝送路をしや断する。マトリツクス回路
75は、PAL受信時にパルマトリツクスとし
て機能し、NTSC受信時にはカラーアンプとし
て機能する。 (1)−1 〔PAL方式受信時の動作〕 PAL方式受信時には、操作スイツチ74が
オフされ、これによつて、トランジスタQ81
7,Q818がオンする。この結果、このとき
Q817とQ814で形成される作動増幅器の
トランジスタQ818のコレクタ電位が降下す
る。トランジスタQ818のコレクタ電位より
もさらにVF(トランジスタのベース・エミツ
タ順方向電位降下分)低下した電圧は、トラン
ジスタQ842のエミツタにあらわれ、この電
圧は、トランジスタQ889,Q882,Q8
21のベースに加えられる。これによつて、ト
ランジスタQ889,Q822,Q821はオ
フとなる。(トランジスタQ822,Q821
はNTSC方式受信時に(R−Y),(B−Y)ク
ロマ信号を伝達するのに機能するトランジスタ
であるが、PAL方式受信時はオフとなる。) (1)−2 〔パルマトリツクスにおけるベクトル加
算〕 トランジスタQ810のベースに加えられた
ダイレクトクロマ信号は、トランジスタQ81
0のコレクタ→抵抗R875→トランジスタQ
820の経路を通り、抵抗R823に導かれ
る。この場合、ダイレクトクロマ信号はトラン
ジスタQ820で位相反転される。 また、トランジスタQ810のベースに加え
られたダイレクトクロマ信号は、トランジスタ
Q810のエミツタ→抵抗R816→R817
→トランジスタQ813→抵抗R876→トラ
ンジスタQ823→抵抗R826にも導かれ
る。この経路のダイレクトクロマ信号は、位相
反転されない。 トランジスタQ817のベースに加えられた
デイレイクロマ信号は、トランジスタQ817
のエミツタ→抵抗R819→R818→トラン
ジスタQ814→R877→トランジスタQ8
24の経路を介して、このトランジスタQ82
4のコレクタに導かれるとともに、トランジス
タQ817のエミツタ→抵抗R819→R81
8→トランジスタQ814→抵抗R878→ト
ランジスタQ825→抵抗R823の経路を介
して導かれる。これによつて、トランジスタQ
824のコレクタと抵抗R823の接続点で、
ダイレクトクロマ信号と、デイレイクロマ信号
を反転した信号との加算が行なわれる。即ち、
ダイレクトクロマ信号とデイレイクロマ信号と
のベクトル減算が行われることになる。また抵
抗R826と、トランジスタQ825のコレク
タに接続された抵抗R883との接続点では、
ダイレクトクロマ信号とデイレイクロマ信号と
のベクトル加算が行われる。ベクトル加算の結
果の(B−Y)成分は、トランジスタQ827
のベースに加えられ、ベクトル減算の結果の
(R−Y)成分は、トランジスタQ826のベ
ースに印加される。 (1)−3 〔NTSC方式受信時の動作〕 NTSC方式受信時にあつては、パルマトリツ
クス回路75は、ダイレクトクロマ信号の増幅
及び分配処理を行う。操作スイツチ74は、こ
のときはオンされる。このためシステムスイツ
チ回路79を構成するトランジスタQ818,
Q817のベース電位は低くなり、トランジス
タQ818,Q883,Q817はオフとな
る。このため、システムスイツチ回路79を構
成するトランジスタQ818,Q883,Q8
84,Q819のトランジスタのうち、トラン
ジスタQ818のコレクタ電位は高くなり、一
方トランジスタQ819のコレクタ電位が低く
なる。トランジスタQ818のコレクタ電位が
高くなつたことにより、トランジスタQ842
のエミツタ電位も高くなり、このエミツタ電位
は、トランジスタQ889,Q822,Q82
1のベースに加えられる。これによつて、トラ
ンジスタQ889,Q822,Q821はオフ
状態からオン状態に移行する。一方、トランジ
スタ819のコレクタ電位が低くなつたことに
より、トランジスタQ841のエミツタ電位も
低くなり、このエミツタ電位は、トランジスタ
Q823,Q824,Q825のベース及びト
ランジスタQ820のベースに印加され、これ
らのトランジスタをオフさせる。この結果、
NTSC方式受信時においては、デイレイクロマ
信号の伝送路を形成するトランジスタQ82
5,Q824がオフとなり、デイレイクロマ信
号はしや断される。従つて、NTSC方式受信時
には、トランジスタQ810のベース・コレク
タ→抵抗R875→トランジスタQ821→抵
抗R880の経路を介してトランジスタQ82
6のベースに加えられ、またトランジスタQ8
10のベース・エミツタ→抵抗R816→抵抗
R817→トランジスタQ813→抵抗R87
6→トランジスタQ822→抵抗R881の経
路を介してトランジスタQ827のベースに加
えられる。 トランジスタQ827のベースに印加された
信号は、トランジスタQ827のエミツタ→直
流カツト用の容量C802→トランジスタQ8
32のベース・エミツタ経路を介して次段の
(B−Y)復調器76に入力される。またトラ
ンジスタQ826のベースに印加された信号
は、トランジスタQ826のエミツタ→直流カ
ツト用の容量C801→トランジスタQ831
のベース・エミツタ経路を介して次段の(R−
Y)復調器77に入力される。 (1)−4 〔パルマトリツクス回路における利得〕 パルマトリツクス回路75は、PAL方式受
信時と、NTSC方式受信時とでその利得が自動
的に切換わる。つまり、PAL方式受信時にお
いては、ダイレクトクロマ信号とデイレイクロ
マ信号とのベクトル加算は、トランジスタQ8
25のコレクタ側で行なわれ、ベクトル減算
は、トランジスタQ824のコレクタ側で行な
われる。ベクトル加算は(B−Y)成分を抽出
することになるが、ダイレクトクロマ信号を増
幅するトランジスタQ823に対しては、抵抗
R825が負荷となり、デイレイクロマ信号を
増幅するトランジスタQ825に対しては抵抗
(R825+R826)が負荷となる。一方、
ベクトル減算についてみると、ベクトル減算は
(R−Y)成分を抽出することになり、ダイレ
クトクロマ信号を反転するトランジスタQ82
0に対しては、抵抗R822が負荷となり、デ
イレイクロマ信号を増幅するトランジスタQ8
24に対しては、抵抗(R822+R823)
が負荷となる。 次にNTSC方式受信時においては、トランジ
スタQ822の負荷は抵抗(R825+R82
6)となり、トランジスタQ821の負荷は抵
抗(R822+R823+R829)となる。 上記のように、PAL方式、NTSC方式受信に
応じて、パルマトリツクス回路内における(B
−Y)成分、(R−Y)成分に対する負荷の切
換えが得られる。この負荷の切換えを行うこと
によつて、B−Y軸、R−Y軸の成分の相対振
幅比(B−Y)/(R−Y)をPAL方式受信
時には1,NTSC方式受信時には0.56に設定す
ることができる。つまり、各方式に適切な振幅
比を自動的に切換えて得ることができる。しか
し、出力直流電位がシステム切換に応じて変る
ことはない。 (1)−5 〔パルマトリツクス動作〕 パルマトリツクス回路75においては、
PAL方式処理時と、NTSC方式処理時におい
て、(B−Y)/(R−Y)の振幅比を自動的
に切換えるように動作する。今、ダイレクトク
ロマ信号、デイレイクロマ信号の電流ベクトル
をα,βとして説明する。但し、第6図では、
Q813のコレクタ電流をα,Q810のコレ
クタ電流を−α,Q814のコレクタ電流をβ
(Q825,Q824のコレクタ電流はいずれ
もβ/2)とおく。 第11図aは、PAL方式受信時におけるダ
イレクトクロマ信号、第11図bはデイレイク
ロマ信号のベクトルをあらわしている。(B−
Y)成分は、第11図cに示すように2(B−
Y)として導出することができ、振幅は、α
(R825)+β/2(R825+R826)と
してあらわすことができる。但しR825,R
826は、夫々第6図における抵抗R825,
R826の値である。次に(R−Y)成分に関
しては、1水平期間毎に位相反転されて導出さ
れ、第11図dに示すように−2((R−Y)
又は2(R−Y)として導出される。このとき
振幅は、β/2(R822+R823)−α
(R822)としてあらわすことができる。但
し、R822,R823は、夫々第6図におけ
る抵抗R822,R823の値である。 次にシステムがNTSC方式処理に切換えられ
た場合は、第12図aに示すダイレクトクロマ
信号のみが処理される。(B−Y)復調器に加
えられるクロマ信号は、第12図bに示すよう
に2(R−Y)成分と2(B−Y)成分の合成
ベクトルとして導出され、この場合の振幅は、
α(R825+R826)としてあらわすこと
ができる。但し、R825,R826は、第6
図の抵抗R825,R826の値である。また
(R−Y)復調器に加えられるクロマ信号は、
第12図cに示すように、3.56(B−Y)成分
と3.56(R−Y)成分の合成ベクトルとして導
出され、この場合の振幅は−α(R822+R
823+R829)としてあらわすことができ
る。但し、R822,R823,R829は第
6図の抵抗R822,R823,R829の値
である。 (1)−6 〔パルマトリツクス回路75の変形例〕 第13図a,bは、それぞれ、パルマトリツ
クス回路の他の実施例である。 第13図aの回路から説明するに、91は、
基準接地電位ライン、92は定電流バイアスラ
イン、93はベースバイアスライン、75bは
ダイレクトクロマ信号入力ライン、75aはデ
イレイクロマ信号入力ラインである。さらに9
4は、システムスイツチ回路からの切換信号入
力ラインであり、95には基準電圧が与えられ
ている。 NTSC方式受信時には、切換信号入力ライン
94はロウレベルとなる。このため、トランジ
スタQ31,Q35,Q36,Q34はオフす
る。従つて、ダイレクトクロマ信号は、トラン
ジスタQ11のベース・コレクタ→トランジス
タQ32のエミツタ・コレクタ経路を通り、
(R−Y)成分出力ライン96に導かれる。ま
た、トランジスタQ11のベース・エミツタ→
抵抗R11,R12、トランジスタQ12のエ
ミツタ・コレクタ→トランジスタQ33のエミ
ツタ・コレクタ経路を通り、(B−Y)成分出
力ライン97に導かれる。 次にPAL方式受信時には、切換信号入力ラ
イン94はハイレベルとなる。このため、トラ
ンジスタQ35,Q36,Q34,Q31はオ
ンし、トランジスタQ32,Q33はオフす
る。従つて、ダイレクトクロマ信号は、トラン
ジスタQ11→トランジスタQ31→抵抗R3
2を介して、(R−Y)成分出力ライン96に
導出されるとともに、トランジスタQ11→抵
抗R11→R12→トランジスタQ12→トラ
ンジスタQ34→抵抗R34を介して(B−
Y)成分出力ラインに導出される。一方、ダイ
レクトクロマ信号は、トランジスタQ21→抵
抗R21→R22→トランジスタQ22を介し
たのち、トランジスタQ36側とQ35側に分
配され、それぞれ(R−Y)成分出力ライン9
6と(B−Y)成分出力ライン97側に導かれ
る。これによつてPAL方式処理時のマトリツ
クス処理を得ることができる。 トランジスタQ21に加えられる信号をF(p
)oとし、トランジスタQ11に加えられる信号
をF′(p)o+1とすると、 出力ライン97にあらわれる信号は、 F′(p)o+F′(p)o+1 ={α′(B−Y)±jβ′(R−Y)} +{α′(B−Y)+jβ′(R−Y)} =2α′(B−Y) 同様に出力ライン96にあらわれる信号は F′(p)o−F′(p)o+1=±j2β(R−Y) となる。 次に第13図bのパルマトリツクス回路につ
いて説明する。第13図bにおいて、第13図
aと同一部は同符号を用いて説明するに、この
回路の場合、デイレイクロマ信号を受け付けて
増幅することのできるトランジスタQ41,Q
42の定電流源I1をNTSC方式、PAL方式処理
に応じてオフ又はオンするように構成したもの
である。 NTSC方式処理時には、定電流源I1がオフさ
れるため、ダイレクトクロマ信号のみが、トラ
ンジスタQ43のコレクタ側と、トランジスタ
Q44のコレクタ側に導出される。PAL方式
処理時には、定電流源I1がオンされることによ
り、デイレイクロマ信号は、トランジスタQ4
1→Q42の経路を通つたのち、トランジスタ
Q45,Q46により分配され、マトリツクス
処理を可能とする。 (2) 〔(B−Y),(R−Y),(G−Y)復調器と
位相合成装置〕 第7図は(B−Y),(R−Y),(G−Y)復
調器76,77,78を示し、第8図は位相合
成装置88を示す。 (2)−1 〔(B−Y),(R−Y),(G−Y)復調
器〕 (PAL方式受信時) トランジスタQ832のエミツタから導出さ
れた(B−Y)成分は、トランジスタQ85
5,Q861の各ベースに供給され、トランジ
スタQ831のエミツタから導出された(R−
Y)成分は、トランジスタQ856のベースに
供給される。(B−Y)復調器76において、
トランジスタQ854,Q855,Q862,
Q863,Q864,Q865は、掛算回路を
構成しており、トランジスタQ864,Q86
3の共通ベースに位相合成装置88からの(B
−Y)復調用副搬送波(B−Y)CWが加えら
れる。(B−Y)成分の復調信号(B−Y)
は、トランジスタQ862,Q864の共通コ
レクタを介して、トランジスタQ874のベー
ス・エミツタ→抵抗R866の経路を通つて導
出される。又、逆極性の復調信号−(B−Y)
は、トランジスタQ863,Q865の共通コ
レクタからマトリツクス用の抵抗R868に導
出される。一方、(R−Y)復調器78におい
て、トランジスタQ856,Q857,Q86
6,Q867,Q868,Q869も掛算回路
を構成しており、トランジスタQ867,Q8
68の共通ベースには、位相合成装置88から
の(R−Y)復調用副搬送波(R−Y)CWが
加えられている。(R−Y)成分の復調信号
(R−Y)は、トランジスタQ867,Q86
9の共通コレクタ→トランジスタQ875のベ
ース・エミツタ→抵抗R870の経路を通つて
導出される。また逆極性の復調信号−(R−
Y)は、トランジスタQ866,Q868の共
通コレクタから抵抗R871に導出される。従
つて、復調信号(B−Y)と−(R−Y)のマ
トリツクスの結果得られた復調信号(G−Y)
は、トランジスタQ876のベース・エミツタ
→抵抗872の経路を通つて導出される。つま
り、復調信号(G−Y)は、復調信号−(B−
Y)と復調信号−(R−Y)とのベクトル合成
によつて得ている。 (2)−2 〔(B−Y),(R−Y),(G−Y)復調
器〕 (NTSC方式受信時) NTSC方式受信時における(B−Y)復調器
76,(R−Y)復調器77の動作はPAL方式
受信時と同じである。しかしながら、NTSC方
式受信時にあつては、システムスイツチ回路7
9の動作によつてトランジスタQ844のコレ
クタ電位が低下し、トランジスタQ843のコ
レクタ電位が高くなる。トランジスタQ844
のコレクタ電位が低下すると、(G−Y)復調
器78を構成するトランジスタQ859,86
0がオフする。この結果、トランジスタQ86
1,Q858がオンし、マトリツクス回路75
からのクロマ信号がトランジスタQ861のベ
ースを介してコレクタに導出される。このと
き、トランジスタQ858,Q861,Q87
0,Q871,Q872,Q873は掛算回路
として機能し、トランジスタQ873,Q87
1の共通コレクタには、(G−Y)復調用副搬
送波(G−Y)CW(実際にはG−Y軸のベク
トル位相補正用)と(B−Y)成分との掛算出
力つまり補正用復調信号(G2−Y)が得られ
る。したがつて、NTSC方式受信時には、復調
信号(B−Y),−(R−Y),(G2−Y)の3つ
の信号のマトリツクス演算が行なわれ、その結
果の信号が正規の復調信号(G−Y)として導
出される。 (3) 〔位相合成装置88と復調軸に関する説明〕 第8図は位相合成装置88を示す。この位相
合成装置88と前記(B−Y),(R−Y),(G
−Y)復調器76,77,78の復調軸の関係
について第7図、第8図を参照して説明する。 (3)−1 〔PAL方式受信時の復調軸〕 色復調に必要な副搬送波は、自動位相制御
(APC)ループによつてバースト信号を基準と
して作られた基準発振信号を用いて位相合成装
置88で発生される。(B−Y)軸に対する
(B−Y)復調用副搬送波(B−Y)CWは、
位相合成装置88を構成するトランジスタQ7
34のベースに加えられる第2の基準発振信号
bを用いて作られる。この第2の基準発振信号
bは、第1の基準発振信号aを遅相することに
よつて作られた信号であり、第1の基準発振信
号aは、バースト信号に位相同期するように、
電圧制御発振器87を含むAPCループで発生
した信号である。トランジスタQ734のベー
スに第2の基準発振信号bが印加されると、ト
ランジスタQ735のコレクタには、同じ位相
の信号bがあらわれる。この信号bは、トラン
ジスタQ737を介して(B−Y)復調用副搬
送波(B−Y)CWとしてそのコレクタから導
出され、第7図に示すトランジスタQ863,
Q864の共通ベースに加えられる。 次に(R−Y)軸の副搬送波(R−Y)CW
についてみると、この(R−Y)復調用副搬送
波(R−Y)CWは、第1の位相合成回路88
aによつて発生している。第1の位相合成回路
88aは、トランジスタQ742,Q743,
Q744,Q745,Q746,Q747等に
よつて構成されている。トランジスタQ742
のベースには、第1の基準発振信号a、トラン
ジスタQ743のベースには、第2の基準発振
信号bが印加される。トランジスタQ742,
Q743は、差動増幅回路構成となり、エミツ
タは共通接続されて、定電流源を構成するトラ
ンジスタQ740のコレクタに接続される。こ
のため、トランジスタQ742のコレクタには
−(a−b)=(b−a)、トランジスタQ743
のコレクタには(a−b)の信号があらわれ
る。そして、信号(b−a)は、トランジスタ
Q745のコレクタ側に、又信号(a−b)は
トランジスタQ747のコレクタ側に、抵抗R
279を負荷として導出することが可能であ
る。ここで信号(b−a)、信号(a−b)の
何れを導出するかは、トランジスタQ745,
Q746の共通ベース及びトランジスタQ74
4,Q747の共通ベースに加えられるフリツ
プフロツプ回路86からの出力(P4,P5)
状態によつて決定される。即ち、フリツプフロ
ツプ回路86の出力P4,P5のうち、出力P
4のレベルが高いレベルにあると、トランジス
タQ745を介して−(a−b)=(b−a)が
抵抗R729に導出され、出力P4が低いレベ
ルにあると、トランジスタQ747を介して
(a−b)が抵抗R729に導出される。フリ
ツプフロツプ回路46は、第5図で説明したよ
うに、1水平期間毎に状態が反転されるので、
PAL方式受信時にあつては、信号(b−a),
(a−b)が1水平期間毎に交互に出力され
る。つまり、R−Y復調用副搬送波(R−Y)
CWは、1水平期間毎に位相反転し、(R−
Y)成分の復調が行なわれることになる。(R
−Y)復調用副搬送波(R−Y)CWは、第7
図に示したトランジスタQ867,Q868の
ベースに加えられる。PAL方式受信時におい
ては、副搬送波に関してB−Y軸とR−Y軸間
では、90゜の位相差で行なわれる。 PAL方式受信時にあつては、第6図で示し
たシステムスイツチ回路79におけるトランジ
スタQ818のベース電位は高く、コレクタ電
位は低くなつている。そして、トランジスタQ
842のエミツタ電位も低くなり、このためト
ランジスタQ844のコレクタ電位は高く、ト
ランジスタQ843のコレクタ電位が低くなつ
ている。 上記のシステムスイツチ回路79のトランジ
スタQ843のコレクタ電位は、位相合成装置
88におけるトランジスタQ751,Q755
のベースにも加えられる。従つて、PAL方式
受信時には、位相合成装置88内のトランジス
タQ751,Q755のベース電位は低くなつ
ており、このトランジスタQ751,Q755
はオフとなる。従つて、トランジスタQ755
がオフしている場合は、そのコレクタは、抵抗
R729から切離されるので、信号(a−
b),(b−a)のみが副搬送波として導出され
る。 次にPAL方式受信時の(G−Y)軸につい
て説明する。PAL方式受信時においては、第
6図で示したシステムスイツチ回路79を構成
するトランジスタQ818,Q819,Q84
1,Q842,Q843,Q844の状態によ
つて、第7図で示した(G−Y)復調器のトラ
ンジスタQ861,Q858はオフとなつてい
る。従つて、トランジスタQ832のエミツタ
を介して得られたクロマ信号(B−Y)成分
は、Q861でしや断されている。この結果、
G−Y復調器においては、(G−Y)復調用副
搬送波(G−Y)CWと(B−Y)成分との掛
算作用は行なわれない。しかし、この場合は、
トランジスタQ873のコレクタに所定の直流
電圧があらわれている。PAL方式受信時にあ
つては、第4図bで説明したように、−(B−
Y)の復調信号と−(R−Y)の復調信号との
マトリツクスによつて、(G−Y)復調信号が
得られる。 (3)−2 〔NTSC方式受信時の復調軸〕 NTSC方式受信時においては、PAL方式受信
時に用いられたパルマトリツクス回路75が共
用されるもので、クロマ信号の伝送路であると
ともに分離路として機能する。NTSC方式受信
時においては、フリツプフロツプ回路86の動
作は、システムスイツチ回路79によつて停止
される。NTSC方式受信時にあつては、復調軸
の復調位相はPAL方式受信時のものとは異な
り、(B−Y)軸と(R−Y)軸の相対的位相
差が約105゜に設定される。また復調信号の相
対的な振幅比に関してもNTSC方式とPAL方式
とでは異なる。これは、PAL方式とNTSC方式
とでは、白色の色温度設定が異なるからであ
る。このような条件を満足するように本システ
ムは切換えられる。 NTSC方式受信時においては、システムスイ
ツチ回路79を構成する各トランジスタの状態
がPAL方式受信時の状態から反転する。この
ため、位相合成装置88においては、トランジ
スタQ741,Q751,Q755がオンし、
トランジスタQ760がオフする。トランジス
タQ741がオンすると、トランジスタQ74
2,Q743はオフとなる。次に、トランジス
タQ751がオンすると、トランジスタQ75
2,Q753はオフとなる。NTSC方式受信時
におけるB−Y復調用副搬送波(B−Y)CW
は、PAL方式受信時と同様にとりだされる。 一方、トランジスタQ749,Q750,Q
751,Q752,Q753,Q755等は第
2の位相合成回路88bを形成している。トラ
ンジスタQ750のベースには、抵抗R733
が接続されているため、基準発振信号aは、
K1・a(0<K1<1)にその絶対値が可変さ
れてトランジスタQ750のベースに印加され
る。また、トランジスタQ749のベースにも
抵抗P731が接続されているので、基準発振
信号bは、その絶対値がK2・bに可変されて
トランジスタQ749のベースに加えられる。
この結果、トランジスタQ755のエミツタに
は、ベクトル信号K2・b−K1・aがあらわれ
ることになる。 NTSC方式受信時においては、フリツプフロ
ツプ回路86の動作が停止され、出力P4,P
5が低レベルとなつているため、トランジスタ
Q756,Q752,Q746,Q745,Q
754,Q753,Q747,Q744はオフ
している。従つて、トランジスタQ755のコ
レクタ側には、(B−Y)軸に対して約105゜に
設定された位相を有する信号 (K2・b−K1・a)が(R−Y)復調用副搬送
波(R−Y)CWとして導出される。位相の調
整は、ベクトル合成によるものであるから、抵
抗R732,R731の値を選定することによ
つて行なわれる。このようにとりだされた(R
−Y)復調用副搬送波(R−Y)CWは、第7
図で示したトランジスタQ867,Q868の
共通ベースに加えられる。このように、(R−
Y)軸の副搬送波(R−Y)CWは、(B−
Y)軸に対して105゜の位相差をもつて発生さ
れる。さらに(R−Y)復調器77において
は、(R−Y)成分はパルマトリツクス回路7
5において、(B−Y)成分に対する振幅が調
整されて入力されるので、NTSC方式に適合し
た復調が行われる。 次にNTSC方式受信時の(G−Y)軸につい
て説明する。NTSC方式受信時にあつても、
(G−Y)軸はPAL方式受信時と同様な位相に
する必要がある。しかし、システムがPAL方
式処理状態から、NTSC方式処理状態に切換わ
つた場合、パルマトリツクス回路75において
は、(R−Y)成分に対する利得が、PAL方式
処理時よりもNTSC方式処理時の方が大きくな
る。従つて、PAL方式処理時と同様に(G−
Y)復調器78で単にマトリツクスしたので
は、復調信号(B−Y),(R−Y)のベクトル
配分がPAL方式処理時と異なるために、(G−
Y)軸は希望の位相に得られない。従つて
NTSC方式受信時にあつては、(G−Y)信号
の(G−Y)軸位相を補正してやる必要があ
る。 NTSC方式受信時における(G−Y)軸補正
手段について説明する。(G−Y)復調信号
は、PAL方式受信時においては、(B−Y)復
調信号と、(R−Y)復調信号とのマトリツク
ス処理を行つて復調したが、NTSC方式処理時
には、(B−Y)復調信号、(R−Y)復調信号
の他に、(B−Y)成分を(G−Y)復調用副
搬送波(G−Y)CWの検波出力を用いて復調
処理が行なわれる。即ち、位相合成装置88に
おいて、トランジスタQ764,Q765,Q
767,Q768,Q769等は、第3の位相
合成回路88cを構成している。トランジスタ
Q764のベースには、抵抗R737が接続さ
れているため、基準発振信号aは、l1・a(0
<l1<1)に減衰されて、トランジスタQ76
4のベースに印加される。また、トランジスタ
Q765のベースには、抵抗R739が接続さ
れているため、基準発振信号bは、l2・b(0
<l2<1)に減衰されて、トランジスタQ76
5のベースに印加される。従つて、トランジス
タQ764のコレクタには、(l2・b−l1・a)
なるベクトルの信号が得られ、この信号は、補
正ベクトル発生のために、(G−Y)復調用副
搬送波(G−Y)CWとして、(G−Y)復調
器78のトランジスタQ872,Q871の共
通ベースに加えられる。これによつて、(G−
Y)復調器78においては、トランジスタQ8
61のベースに加えられたクロマ信号と、(G
−Y)復調用副搬送波(G−Y)CWとの乗算
が行なわれ、この結果得られたベクトル信号が
補正ベクトル信号として、マトリツクス要素の
1つとなる。このような動作によつて、NTSC
方式受信時には、正しい復調軸を有して(G−
Y)復調信号が得られる。 即ち、PAL方式処理用に合わせられた、マ
トリツクス回路では、正しい(G−Y)軸が得
られないために、位相合成回路88cにおい
て、補正用の副搬送波(G−Y)CWを発生
し、第14図に示すように、(G−Y)軸が実
線の位置にくるように、補正ベクトル(G−
Y)UDをつくるものである。これによつて、
正しい(G−Y)軸の復調出力を得ることがで
きる。 (3)−3 〔第2の位相合成回路88b、第3の位
相合成回路88cにおける位相合成の安定化〕 位相合成回路においては、基準発振信号a・
bの位相合成が行なわれるが、その合成出力が
トランジスタの電流増幅率のhfeに影響されな
いようにする必要がある。 今、トランジスタQ749,Q750で構成
される位相合成回路に施された対策について説
明する。 今、この位相合成回路において、抵抗R73
3が無かつたとすると、次のような問題が生じ
る。第15図aは抵抗R731を除去した場合
の位相合成回路を簡略化して示しているが、こ
の構成によると、位相合成出力が不安定であ
る。第15図aにおいて、基準信号aはトラン
ジスタQ1のベースエミツタ→抵抗R732の
経路を介してトランジスタQ750のベースに
入力し、基準信号bは、トランジスタQ2のベ
ースエミツタを介してトランジスタQ749の
ベースに入力する。 抵抗R732の値が1KΩ、抵抗R733の
値が5KΩとする。第15図bは、基準信号a
からみた場合の等価回路、第15図cは基準信
号bからみた場合の等価回路である。但し、同
図中、hie1,hie2は夫々Q749,Q750の
ベース入力インピーダンス、reはエミツタ抵
抗を示す。この回路を用いて、トランジスタQ
749,Q750のベース入力電圧を求めてみ
る。 hie1=hie2=KT/q×2(hfe+1)/i K……ボルツマン乗数(1.38×10-23J/K) q……電子の電荷量(1.6×10-19 クーロン) T……絶対温度 KT/q……26mV(常温で近似) i0……トランジスタエミツタ電流 re=KT/q×1/i=0.045K トランジスタQ750のベース入力υio(a)は トランジスタQ749のベース入力υio(b)は υio(b)=b となる。hfeを50,100,300と変化したときの
入力ベクトルは、それぞれ0.733a;0.792a;
0.818a;bとなり、出力の色副搬送波合成ベク
トルcは、抵抗分割されたK1・aとbとで増
幅され、その位相誤差△Qは、約7゜変化する
ことになる。即ち、第15図dに示すような合
成ベクトルc1,c2,c3のように電流増幅率hfe
に影響されることになる。このように副搬送波
変動した場合、正確な色復調が得られない。ま
た、位相合成出力をキラー検波回路で用いる場
合は、カラーキラー動作に誤動作を起すことが
ある。 上記のような位相変動を防止するために、こ
の発明のシステムにおいては、第16図aに示
すように、更に抵抗R731を設けることによ
つて、位相合成出力がhfeに影響を受けにくい
ようにし、安定した位相合成出力を得るように
している。 即ち、この場合の簡略化した回路構成は、第
16図aに示すようになり、その等価回路は、
第26図b,cに示すようになる。この回路か
ら、トランジスタQ749,Q750のベース
入力電圧を求めるようになる。 抵抗R732=1KΩ、抵抗R733=5K
Ω、抵抗R731=800Ωとする。 トランジスタQ750のベース入力υio(a)
は、 トランジスタQ749のベース入力υio(b)は、 となる。hfeが50,100,300と変化した場合の
入力ベクトルはそれぞれ(0.744a,0.896b),
(0.794a,0.935b)(0.818a,0.981b)となり出
力の位相合成ベクトルcは、入力で抵孔分割さ
れたK1・aとK2・bとで差動増幅され、その
位相誤差は約1゜以内となる。即ち、第16図
dに示すよう低位相合成ベクトルcは、電流増
幅率にほとんど影響されることなく安定した位
相となる。従つて、正確な色復調とか位相検波
動作に供することができる。 (4) 〔カラーキラー検波及びカラーキラー動作〕 カラーキラー検波器をPAL信号、NTSC信号
処理時とで共用するため、いずれのシステム信
号を処理するときにあつてもカラーキラー検波
軸は、NTSC信号色復調時における(R−Y)
復調用副搬送波の位相を実質的に等しくする。 カラーキラー動作を制御するため必要とされ
るカラーキラー検波回路83は、PAL信号と
NTSC信号に対して共用し、PAL信号に対する
カラーキラー検波軸の位相はNTSC信号処理時
に位相合成回路88,88bで得る(R−Y)
復調用副搬送波と実質的に等しい位相とする。 即ち、PAL信号に対してカラーキラー検波
軸の信号は、NTSC信号の(R−Y)復調用副
搬送波を発生する位相合成信号88bを利用し
て得る。このためPAL信号に対するカラーキ
ラー処理を行なうにあたり、カラーキラー検波
軸の位相信号を発生する回路を別段必要としな
い。 また、アイデント及びキラー回路85は、上
記カラーキラー検波回路83の検波出力電圧を
所定期間毎にホールドするキラーフイルタ90
の電圧に対応してスイツチング動作をするスイ
ツチング回路として機能する。このアイデント
及びキラー回路85のスイツチング機能により、
NTSC,PALいずれの信号に対してもカラーキ
ラー動作がなされ、かつPAL信号処理時に伝
送バースト信号のバーストスウイングタイミン
グと(R−Y)復調用副搬送波の位相反転タイ
ミングが一致しているか否かのアイデント動作
が行なわれる。即ち、上記アイデント及びキラ
ー回路85のスイツチング機能により上記アイ
デント動作がなされる。 上記アイデント動作は、PAL信号処理時に
はフリツプフロツプ回路86の出力位相を制御
し(R−Y)復調用副搬送波の位相をバースト
スウイング位相と一致させる制御をするが、上
記フリツプフロツプ回路86は、NTSC信号処
理には上記アイデント回路及びキラー回路85
の制御により発振動作を停止する。このため、
PAL信号処理にカラーキラー検波軸として用
いた(R−Y)復調用副搬送波の位相反転制御
動作はNTSC信号処理時には停止し、NTSC信
号の(R−Y)復調動作がNTSC信号受信時に
行なわれる。 第9図はキラー検波回路83、アイデント及
びキラー回路85を示す。キラー検波回路83
は、バースト・クロマ分離回路63で分離され
たバーストとキラー検波用副搬送波(Killer−
CW)との乗算を行ないその結果としてキラー
検波出力電圧VOをキラーフイルタ90に導出
する。 上記アイデント及びキラー回路85はキラー
コンパレータとアイデントコンパレータの二つ
のコンパレータから構成され、各々、予め定め
られた参照電圧VH及びVLとキラー検波出力電
圧を比較し、その結果として各種回路の動作を
規定する。 ここで参照電圧VLはアイデント及びキラー
回路85のトランジスタQ664のベース電
圧、VHはトランジスタQ662のベース電圧
を示す。 本発明の実施例ではVO>VHでカラー受信モ
ード、VO<VHでキラー動作モード、VO<VL
でアイデント動作モードとなる。なおアイデン
ト動作モードはPAL方式受信モードでのみ有
効でありNTSC受信モードではアイデント動作
を行なわない。 以下各々の場合に分けて回路動作を説明す
る。 (4)−1 〔NTSC方式信号受信時におけるカラー
キラー動作〕 第6図のシステムスイツチ74をNTSC側に
接続すると、NTSC受信モードになる。このと
きシステムスイツチ回路79のトランジスタQ
843のコレクタ電圧はハイ、トランジスタQ
844のコレクタ電圧はロウである。従つて第
8図は位相合成装置88におけるトランジスタ
Q755がオンとなり、トランジスタQ75
6,Q754はオフ、また、同時にトランジス
タQ760がオフとなりトランジスタQ75
8,Q759はオンとなる。この結果、トラン
ジスタQ758,Q759は電圧制御発振器8
7の出力信号bを入力とする差動増幅器として
動作しトランジスタQ762のコレクタに信号
bのベクトル成分を生じる。これがカラーキラ
ー検波用副搬送波(Killer−CW)としてキラ
ー検波回路83のトランジスタQ633,Q6
34の共通ベースに供給される。 今、NTSC方式のカラー放送を受信している
ものとすると、トランジスタQ630のベース
にバースト信号が加えられ、上述のカラーキラ
ー検波用副搬送波(Killer−CW)との乗算の
結果、キラーフイルタ90の電圧(キラー検波
電圧)VOは上昇する。このキラー検波電圧VO
はアイデント及びキラー回路85のトランジス
タQ663のベースに印加されている。また、
トランジスタQ662のベースには前述の参照
電圧VHが印加されている。従つてキラー検波
電圧VOが上昇し、VO>VHとなるとトランジ
スタQ659がオン、Q658がオフとなり、
Q665の電流が減少する。このように、
NTSC方式処理時には、通常電界強度において
バースト信号が検出されると、トランジスタQ
665がオフし、第6図で説明したパルマトリ
ツクス回路75を制御するトランジスタQ84
0をオフする。トランジスタQ840がオフし
ておれば、パルマトリツクス回路75は、利得
制御されたNTSC方式のクロマ信号の伝送路お
よび分配路として働き、所定の色復調動作が色
復調回路においてなされる。 一方、白黒放送を受信した場合或は弱電界時
には、キラー検波回路83のトランジスタQ6
30のベースにはバースト信号が現われない。
従つてキラーフイルタ90の電圧VOは、キラ
ー検波回路83の出力電圧に拘らずトランジス
タQ652のベース電圧で定まる一定値にな
る。この電圧はトランジスタQ662のベース
電圧(VH)よりも低く、アイデント及びキラ
ー回路85のトランジスタQ665はオンとな
る。この結果パルマトリツクス回路75を制御
するトランジスタQ840がオンする。このト
ランジスタQ840がオンすると、NTSC方
式、PAL方式処理時にかかわらず、第6図の
トランジスタQ810,Q813,Q814,
Q817は全てオフし、クロマ信号の伝送路が
遮断されカラーキラー動作が行なわれる。この
ようにして、トランジスタQ665のコレクタ
出力によつてNTSC色信号に対しては増幅器と
して機能するパルマトリツクス回路75のクロ
マ信号伝送路をすべて遮断することができる
が、さらにトランジスタQ665のコレクタ出
力は、カラーコントロール回路64内のバンド
パスフイルタの出力をオンオフするスイツチ回
路(図示せず)にも供給され、バンドパスフイ
ルタの出力自体も遮断し、カラーキラー動作を
2重に行うことができる。 第10図はフリツプフロツプ回路86を示
す。NTSC方式受信時にあつては、システムス
イツチ回路79のトランジスタQ843のコレ
クタ電位は高くなつており、このため、第10
図のトランジスタQ845,Q846,Q84
7,Q667がオンしている。従つて、トラン
ジスタQ668,Q669で構成されるスイツ
チは、NTSC方式受信時は、オフし、トランジ
スタQ670はオフしている。トランジスタQ
670がオフすると、フリツプフロツプ回路8
6には、付勢電圧が与えられず、動作が停止す
ることになる。従つて、フリツプフロツプ回路
86の出力P4,P5はNTSC方式処理時に
は、双方ともロウレベルとなり、(R−Y)復
調用副搬送波を合成する位相合成回路88bで
の位相反転制御動作が停止され、(R−Y)色
復調が色復調回路で適宜なされる。 (4)−2 〔PAL方式信号受信時におけるカラー
キラー動作及びアイデント動作〕 PAL方式においては、バースト信号は−(B
−Y軸)に対して1水平期間毎に位相が±45゜
スウイングされており、その位相状態にカラー
キラー検波用副搬送波(Killer−CW)を同期
させる必要がある。このためNTSC信号の受信
に必要のないフリツプフロツプ回路86と、ア
イデント回路が設けられている。 第6図のシステムスイツチ74はPAL側に
設定するとPAL方式受信モードとなる。この
ときシステムスイツチ回路79のトランジスタ
Q843のコレクタ電位はロウとなり、第10
図フリツプフロツプ回路86のトランジスタQ
845,Q846,Q847,Q667はオフ
し、スイツチを構成するトランジスタQ66
8,Q669はオンする。 このため、トランジスタQ670がオンし、
このフリツプフロツプ回路86に付勢電圧が加
えられ動作状態となる。また、このフリツプフ
ロツプ回路86のトランジスタQ667のベー
スには、水平同期信号に同期したゲートパルス
が加えられ、これによつて出力P4,P5の状
態が1水平期間毎に反転される。 次に、第8図に示した位相合成回路88にお
いては、PAL信号受信時にはシステムスイツ
チ回路79によりトランジスタQ751,Q7
55がオフする。このため、トランジスタQ7
52,Q753,Q754,Q756がオン状
態になり得るが、トランジスタQ753,Q7
54の1組とトランジスタQ752,Q756
の1組の何れがオン状態になるかは、フリツプ
フロツプ回路86の出力P4,P5の状態によ
つて決定される。即ち、フリツプフロツプ回路
86の出力P4は、トランジスタQ752,Q
756のベースに加えられ、出力P5は、トラ
ンジスタQ753,Q754のベースに加えら
れている。今、出力P4がハイレベル、出力P
5がロウレベルであると、トランジスタQ75
0のコレクタ→トランジスタQ756のコレク
タを介して、(K2・b−K1・a)の信号がキラ
ー検波用副搬送波(Killer−CW)として導出
され、出力P4がロウレベル、出力P5がハイ
レベルであると、トランジスタQ749のコレ
クタ→トランジスタQ753のコレクタを介し
て、(K1・a−K2・b)の信号がキラー検波用
副搬送波(Killer−CW)として導出される。
つまり、フリツプフロツプ回路86の出力P
4,P5の状態に応じて、キラー検波用副搬送
波(Killer−CW)は(K1・a−K2・b),−
(K1・a−K2・b)のいずれかの位相に制御さ
れキラー検波回路83に加えられる。また、
PAL方式受信時には、システムスイツチ回路
79のトランジスタQ844のコレクタ電位は
高くなつているので、位相合成装置88におけ
るトランジスタQ760はオンし、トランジス
タQ758,Q759はオフしている。このた
め、トランジスタQ762もオフしており、抵
抗R734は、トランジスタQ756,Q75
3に対して1水平期間毎に交互に負荷として作
用する。 上記のように得られたカラーキラー検波用副
搬送波(Killer−CW)は、第9図に示すキラ
ー検波回路83のトランジスタQ633,Q6
34の共通ベースに加えられる。 第9図に示すキラー検波回路83において
は、上述したように、フリツプフロツプ回路8
6の出力によつて位相反転されるキラー検波用
副搬送波(Killer−CW)と、1水平期間毎に
位相がスウイングするバースト信号との乗算演
算が行なわれる。従つて、このキラー検波回路
83から得られるPAL方式信号処理時の出力
は、カラーキラー動作を行うか否かの情報の他
に、前記フリツプフロツプ回路86の出力位相
がバーストスウイング位相と一致しているか否
かのアイデント情報をも含むことになる。 (5) 〔アイデント動作によるフリツプフロツプ回
路に対する制御動作〕 今、カラーキラー検波回路83において、ト
ランジスタQ633,Q634のベースに加え
られるキラー検波用副搬送波(Killer−CW)
の位相と、バースト信号のスウイング(±45゜
の振れ)とが正しい関係、つまり、副搬送波
(Killer−CW)と(R−Y)成分とが同相であ
ると、トランジスタQ639,Q641に流れ
る電流は増加する。トランジスタQ641の電
流が増加すると、キラーフイルター90の出力
電圧VOが上昇し、キラーフイルターの端子電
圧も上昇する。これによつて、アイデント及び
キラー回路85のトランジスタQ633のエミ
ツタ電流が増加し、トランジスタQ660,Q
659がオンする。トランジスタQ660,Q
659がオンすると、トランジスタQ661,
Q658がオフし、これに伴つて、トランジス
タQ666,Q665がオフする。したがつ
て、トランジスタQ666のコレクタから、フ
リツプフロツプ回路86を構成するトランジス
タQ675のエミツタには電流は供給されな
い。このことは、フリツプフロツプ回路86の
発振動作を何ら制御せず、フリツプフロツプ回
路86は、現在の位相の発振動作を続行するこ
とを意味する。つまり、副搬送波(Killer−
CW)とバースト信号の(R−Y)成分が同相
であるときは、フリツプフロツプ回路86の状
態は制御されない。PAL方式受信時におい
て、第8図の第2の位相合成回路88bから得
られる(R−Y)復調用副搬送波(R−Y)
CWは1水平期間毎に、フリツプフロツプ回路
86の出力P5,P4によつて位相反転される
ことになる。さらにまた、上記のようにフリツ
プフロツプ回路86が正しい位相で動作してい
る場合は、トランジスタQ665がオフする。
これによりトランジスタQ840はオフしたま
まである。従つて、パルマトリツクス回路75
もキラー動作がかかることはなく正常に動作す
る。また、このとき、パルマトリツクス回路7
5は、前述のように、クロマ信号の加算、減算
処理を行い、(R−Y)成分と(B−Y)成分
を導出している。 次に、PAL方式受信時において、キラー検
波用副搬送波(Killer−CW)の位相反転状態
と、バースト信号の(R−Y)成分の位相反転
状況とが逆相であり、異つていた場合について
説明する。 NTSC信号処理時に(R−Y)復調用搬送波
位相をPAL信号処理時にはキラー検波用副搬
送波(Killer−CW)として用いるので、バー
スト信号のスウイング位相とキラー検波用副搬
送波の位相状態が一致しない関係になつた場
合、第9図のキラー検波回路83においては、
その検波電圧は低くなる。つまり、キラーフイ
ルター90の出力電圧VOが低くなる。このた
め、アイデント及びキラー回路85のトランジ
スタQ663のエミツタ電位が低くなり、トラ
ンジスタQ660,Q659がオフ、トランジ
スタQ661,Q658がオン、トランジスタ
Q666,Q665がオン、トランジスタQ6
66がオンすると、そのコレクタ電流が、フリ
ツプフロツプ回路86のトランジスタQ675
のエミツタ即ち、トランジスタQ674のベー
ス側に供給され、これによつて、フリツプフロ
ツプ回路86が発振を停止する。 この状態は、キラーフイルター出力電圧VO
からVF下がつたQ660のベース電圧が、内
部バイアスであらかじめ定められた電圧(ここ
ではVLとする)より、さらにVF下がつた電圧
(VL−VF)より低い間は継続される。 一方、キラー検波回路83に供給されるキラ
ー検波用副搬送波(Killer−CW)の位相は、
バースト信号の(R−Y)軸成分の正のとき大
きく、負のとき小さくなるようにNTSC信号復
調時の(R−Y)軸の近くに設定され、かつ前
記キラー検波回路83からフリツプフロツプ回
路86に加えるアイデント信号によつて、フリ
ツプフロツプ回路86が停止モードとなつたと
きのキラー検波用副搬送波(Killer−CW)の
位相は、(R−Y)軸成分が正の向きになるよ
うに設定されている。従つて、フリツプフロツ
プ回路86が停止した瞬間から、キラー検波回
路83におけるキラー検波出力は、大きな正の
出力と、小さな負の出力とを発生し、結果とし
ては、キラーフイルタ出力電圧VOは上昇す
る。このフイルター出力電圧VOが前記VLに対
してVOLとなつた瞬間、アイデント及びキ
ラー回路85のトランジスタQ660,Q66
1のオン、オフの状態が反転し、これによつ
て、トランジスタQ666はオフとなり、フリ
ツプフロツプ回路86のトランジスタQ674
のベース電圧は、トランジスタQ677によつ
て制御されるようになり、次の水平同期パルス
からフリツプフロツプ回路86は発振動作を開
始する。このとき、入力されたバースト信号の
(R−Y)成分とキラー検波用副搬送波
(Killer−CW)が正しい位相関係であれば、キ
ラー検波電圧は更に上昇し、トランジスタQ6
59,Q658のキラーコンパレータは反転
し、従つて、トランジスタQ665はオフとな
り、カラーキラー状態は解除され、カラー受信
モードとなり、正しい色が画面に現われる。 次に、前記したようにVOLとなり、フリ
ツプフロツプ回路86が反転・非反転動作を開
始した時点に立ち返つてみると、入力されたバ
ースト信号の(R−Y)成分と、キラー検波用
副搬送波(Killer−CW)が常に正しい位相関
係になるとは限らず、180゜の位相差となる確
率もある。このとき、キラーフイルター出力電
圧は、VO〜VLから再び降下し始め、数水平周
期後再びアイデントコンパレートとしてのトラ
ンジスタQ661,Q660が反転し、これに
よつて、トランジスタQ666がオンとなり、
フリツプフロツプ回路86のトランジスタQ6
74のベースを強制的に高レベルとし、フリツ
プフロツプ回路86の動作を停止させる。この
結果、前述と同じように、再びキラーフイルタ
ーの端子VOはVLに向つて上昇を始め、VO
Lとなつたとき、再び、バースト信号の(R
−Y)成分と副搬送波(Killer−CW)との位
相関係で、VOが更に上昇するか、再度下降す
るかが決定される。現実的にみて、フリツプフ
ロツプ回路86が停止状態から解除されたと
き、バースト信号の(R−Y)成分と、副搬送
波(Killer−CW)との位相関係が正であるか
誤であるかは、確率的に50%と仮定され、常に
誤の状態でフリツプフロツプ回路86が停止状
態を継続する確率は小さい。このため、有限の
時間内で正しいカラー受信状態を得ることがで
きる。 上記のように、バースト信号の(R−Y)成
分と副搬送波(Killer−CW)の位相関係が誤
つている場合は、アイデント及びキラー回路8
5におけるトランジスタQ661,Q660に
よるアイデントコンパレータの働きによつてフ
リツプフロツプ回路86を一旦停止状態にし、
再びスタートさせるものである。さらにまた、
アイデント及びキラー回路85においては、ト
ランジスタQ659,Q658によるキラーコ
ンパレータも構成されており、トランジスタQ
655のコレクタを介してキラー電圧を出力す
ることもできる。 PAL方式受信時において、副搬送波(Killer
−CW)とバースト信号の(R−Y)成分とが
誤位相の場合は、キラー検波電圧は低い電圧
(設定電圧VLよりも低い電圧)となり、フリツ
プフロツプ回路86の動作は停止(キラー検波
電圧の上昇に伴い動作開始する)され、かつ、
カラーキラー動作が得られる。また、PAL方
式受信時において、バースト信号が検出されな
い場合は、先にカラーキラー動作が得られ、そ
のときのキラーフイルタ出力電圧VOは、VL
OHである。従つてこの場合は、フリツプ
フロツプ回路85の動作は継続される。次に、
バースト信号の(R−Y)成分と副搬送波
(Killer−CW)が正しい位相関係であるとき、
キラー検波電圧として高い電圧VH以上が得ら
れ、トランジスタQ665,Q666共にオフ
である。 即ち、第17図に示すように検波出力をサン
プルホールドするキラーフイルタ90の出力電
圧がVH以上であれば、カラーキラー動作は停
止され、(R−Y)復調用副搬送波のスウイン
グ位相が正しいと判別され、キラーフイルタ9
0の出力電圧ががVHOLであれば、カ
ラーキラー動作がなされるが、上記(R−Y)
復調用副搬送波のスウイング位相は正しいと判
別される。次にVO>VLとなれば、カラーキラ
ー動作がなされ、かつ上記(R−Y)復調用副
搬送波のスウイング位相が誤まつているものと
判別され、フリツプフロツプ回路の制御が行な
われる。 〔発明の効果〕 上記したように、この発明に係る色復調装置に
よれば、多方式カラーテレビジヨン信号を処理す
る色信号処理装置において、異種のカラー信号を
共有回路で処理するとともにカラー信号路を制御
信号として兼用し得、色信号処理装置を提供し得
るものである。 またカラー信号端子と制御信号端子とを共用で
きるので、回路の集積化にも好適する装置であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はNTSC方式用の色信号処理回路を示す
構成図、第2図は、PAL方式用の色信号処理回
路を示す構成図、第3図は、PAL,NTSC方式兼
用の色信号処理回路を示す構成図、第4図aは、
第3図の回路の色復調回路を示す回路図、第4図
b,cは第4図aの回路の動作を説明するのに示
したベクトル図、第5図は、この発明の一実施例
を示す構成図、第6図は第5図のパルマトリツク
ス回路、システムスイツチ回路を具体的に示す回
路図、第7図は第5図の復調器を具体的に示す回
路図、第8図は第5図の位相合成装置を具体的に
示す回路図、第9図は第5図のキラー検波回路、
アイデント及びキラー回路を具体的に示す回路
図、第10図は第5図のフリツプフロツプ回路及
びアイデント及びキラー回路を具体的に示す回路
図、第11図、第12図はパルマトリツクス回路
の動作を説明するのに示したベクトル図、第13
図a,bはそれぞれパルマトリツクス回路の他の
実施例を示す回路図、第14図は、第5図の復調
器及び位相合成装置の(G−Y)軸復調動作を説
明するのに示したベクトル図、第15図aは位相
合成装置の基本的回路図、第15図b,cは同図
aの回路の等価回路を示す図、第15図dは同図
aの回路の位相合成動作を説明するのに示した説
明図、第16図aはこの第5図の装置に用いられ
た位相合成装置の基本的回路図、第16図b,c
は同図aの回路の等価回路図、第16図dは同図
aの回路の位相合成動作を説明するのに示した説
明図、第17図は第5図、第9図に示したアイデ
ント及びキラー回路の動作を説明するのに示した
動作説明図である。 66……1H遅延装置、75……パルマトリツ
クス回路、76〜78……復調器、79……シス
テムスイツチ回路、83……キラー検波回路、8
5……アイデント及びキラー回路、86……フリ
ツプフロツプ回路、87……電圧制御発振器、8
8……位相合成装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに直交する第1、第2の変調軸によつて
    色信号が伝送され、かつ第2の変調軸に対する副
    搬送波が1水平期間毎に反転される搬送色信号を
    含む第1の複合色信号の処理、及び互いに直交す
    る第1、第2の変調軸によつて色信号が伝送さ
    れ、かつ変調軸に対する副搬送波の反転を伴わな
    い第2の複合色信号の処理を行なう色信号処理回
    路において、 前記第1の複合色信号、或は第2の複合色信号
    のいずれの信号を処理するのかを切換えるシステ
    ム切換信号を発生するシステムスイツチ手段と、 1水平期間の遅延時間を有する遅延装置を介し
    たデイレイ色信号が第1の信号路を介して印加さ
    れ、前記デイレイ色信号をデイレイ信号負荷に出
    力する第1の差動スイツチ回路と、 前記遅延装置を介さないダイレクト色信号が第
    2の信号路を介して印加され、ダイレクト色信号
    をダイレクト信号負荷に出力する第2の差動スイ
    ツチ回路と、 前記システムスイツチ手段により特定されたモ
    ードが前記第1の複合色信号を処理するモードで
    あるとき;前記デイレイ色信号負荷と前記ダイレ
    クト色信号負荷における両者のベクトル信号のベ
    クトル加算結果を出力し、前記第1の変調軸によ
    り伝送された色信号を抽出する加算回路と、 前記デイレイ色信号負荷と前記ダイレクト色信
    号負荷における両者のベクトル信号のベクトル減
    算結果を出力し、前記第2の変調軸により伝送さ
    れた色信号を抽出する減算回路と、 前記システムスイツチ手段により特定されたモ
    ードが前記第2の複合色信号を処理するモードで
    あるとき;前記システムスイツチ手段で発生する
    システム切換え信号が前記第1の信号経路を介し
    て印加され、前記第1の差動スイツチ及び前記第
    2の差動スイツチの差動状態を切換えて、前記第
    1の信号経路からの信号が前記加算回路及び減算
    回路に印加されるのを前記システムスイツチ手段
    により阻止する信号遮断手段と、 前記第2の信号経路を介して印加された色信号
    に対する前記第2の差動スイツチ回路での利得を
    前記システムスイツチ手段で発生する前記システ
    ム切換信号に応じて制御する利得切換手段とを具
    備したことを特徴する色信号処理装置。
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