JPS6246393Y2 - - Google Patents

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JPS6246393Y2
JPS6246393Y2 JP11205282U JP11205282U JPS6246393Y2 JP S6246393 Y2 JPS6246393 Y2 JP S6246393Y2 JP 11205282 U JP11205282 U JP 11205282U JP 11205282 U JP11205282 U JP 11205282U JP S6246393 Y2 JPS6246393 Y2 JP S6246393Y2
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transistor
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、PAL、NTSC方式のカラーテレビ
ジヨン信号を1台のテレビジヨン受像機で受像再
生するのに適した色相コントロール装置に関す
る。
〔考案の技術的背景〕
現在世界で使用されているカラーテレビジヨン
信号方式としては、NTSC、PAL、SECAMの三
つの方式がある。これらの各方式は、各国毎ある
いは地域毎に独自に採用されているが、通信技術
の進歩、ビデオテープレコーダの普及等に伴い、
これら異なつた方式の信号を一台のカラーテレビ
ジヨン受像機で受像できるいわゆるデユアルカラ
ーテレビジヨン受像機の需要が高まつている。
第1図は、NTSC方式、PAL方式の両方式を処
理できるように構成された色信号処理装置であ
る。まず、NTSC方式受信時の処理から説明する
に11は復号クロマ信号入力端子、12は帯域増
幅回路である。帯域増幅回路12は、自動利得制
御回路(ACC)、バーストゲート回路を含むもの
で、自動利得制御回路は入力信号のレベル変動を
検知し、常に出力が一定レベルとなるように自動
利得制御を行なう回路であり、バーストゲート回
路は、入力信号から色信号成分とバースト信号と
を分離するための回路である。帯域増幅回路12
で分離されたクロマ信号は、伝送路13を経てカ
ラーコントロール回路14に入力され、ユーザの
調整に応じて増幅される。
カラーコントロール回路14からのクロマ信号
は、調整抵抗32、処理機能停止状態のPALマ
トリツクス回路33を通して(B−Y)復調器1
5、(R−Y)復調器17に入力される。
一方、帯域増幅回路12で分離されたバースト
信号は、伝送路18を経て色相コントロール回路
19に入力される。色相コントロール回路19
は、テレビジヨン信号が伝送経路にて影響を受け
たことによつて生じる色相誤差を受像機側で補正
する機能を有するもので、補正のための調整はユ
ーザによつて行われる。色相コントロール回路1
9において位相調整されたバースト信号は、伝送
路20を経て色同期回路21に入力される。色同
期回路21は、色信号の復調に必要な副搬送波を
発生するための復調用基準副搬送波発生器、カラ
ー放送か白黒放送かを識別するためのキラー検波
器を含む。キラー検波器の出力は、カラーコント
ロール回路14あるいは復調器に供給され、白黒
放送時に色ノイズを発生しないように回路機能を
停止させることができる。基準副搬送波発生器
は、入力バースト信号の位相に正確に追従する自
動位相制御機能を有し、バースト信号の位相を基
準として復調用の副搬送波を発生する。(B−
Y)復調用の副搬送波は、(B−Y)復調器15
に入力される。また(R−Y)復調用の副搬送波
は、処理機能が停止されているパルスイツチ回路
34を通過して(R−Y)復調器15に入力され
る。復調器15,17は、各々正、負の出力を有
し、後段の画像表示用カラー陰極線管を駆動する
受像管駆動回路の極性に応じ、例えば正極性出力
を各々の出力端子27,28,29に出力すると
ともに、負極性信号をマトリツクス(G−Y)復
調器16に供給し、(G−Y)出力端子28に
(G−Y)出力を得る。
次にPAL方式受信について説明する。PAL方
式受信時にはスイツチ36がオフされ、これによ
つて、切換回路35のモード切換え動作が得られ
る。切換回路35は、PALマトリツクス回路3
3、パルスイツチ回路34、色相コントロール回
路19を切換制御する。
PAL方式は、伝送経路における位相歪の影響
を受けにくいことから、色相コントロール回路1
9の機能は不要となる。従つて帯域増幅回路12
で分離されたバースト信号は、直接色同期回路2
2に入力され、基準副搬送波発生用として用いら
れる。色同期回路21で得られた(B−Y)復調
用の副搬送波は、(B−Y)復調器15に入力さ
れる。また(R−Y)復調用の副搬送波は、水平
帰線パルスによつて駆動され1水平期間毎に反転
動作を得るパルスイツチ回路34に入力され、位
相合せが行われ、その位相合せの行われた副搬送
波が(R−Y)復調器17に入力される。また、
このパルスイツチ回路34の反転動作は、カラー
キラー検波出力情報(P−SW)(色同期回路内
のキラー検波器から得られる)によつて、伝送信
号に対して正相とならるように制御される。
PAL方式受信時には、パルスイツチ回路34
は、内部のフリツプフロツプ回路が水平帰線パル
スによつて反転、非反転されるが、カラーキラー
信号が発生したときは、その反転動作がいわゆる
アイデント信号によつて1水平期間分停止され、
(R−Y)復調用の副搬送波の位相が伝送信号位
相と正規の関係となるように制御される。
一方、PALマトリツクス回路33において
は、1H遅延装置31によつて遅延されたデイレ
イクロマ信号のマトリツクス処理が行われ、(B
−Y)成分と(R−Y)成分の分離抽出を得るこ
とができる。そして各(B−Y)成分、(R−
Y)成分は、それぞれ(B−Y)復調器15、
(R−Y)復調器17に入力される。
上記したように、PAL、NTSC両方式に兼用で
きる色信号処理装置を設計した場合、その中で色
相コントロール回路19は、NTSC方式受信時に
は動作状態とされ、PAL方式受信時には停止状
態とされる。
このように、コントロール状態、コントロール
停止状態に切換えられる色相コントロール回路と
して第2図に示すようなコントロール回路が考え
られるが、NTSC方式受信時の可変利得範囲の中
心と、PAL方式受信時の固定値とにずれが生じ
る。
第2図において、Q1は、モード切換え用のス
イツチングトランジスタであり、PAL方式受信
時にはベースにハイレベルの制御信号、NTSC方
式受信時にはローレベルの信号が供給され、オ
ン、オフ制御される。トランジスタQ1がオンす
ると、トランジスタQ2がオフし、トランジスタ
Q2のベースバイアスを可変抵抗VR1によつて調
整することはできなくなる。一方、トランジスタ
Q1がオフしたときは、トランジスタQ2はオン
し、そのベースバイアスを可変抵抗VR1により調
整し、トランジスタQ3のベースバイアスをも可
変(色相コントロール)できることになる。トラ
ンジスタQ3,Q4は、差動増幅器を構成してお
り、その共通エミツタ側から信号が入力し、トラ
ンジスタQ4のコレクタから出力される。E1はバ
イアスである。
〔背景技術の問題点〕
上記の色相コントロール回路において、PAL
方式受信のためにトランジスタQ1をオンさせて
トランジスタQ2をオフさせた場合、トランジス
タQ2のエミツタ抵抗R2があるためにトランジス
タQ3,Q4のバランスがくずれる。抵抗R2は、ト
ランジスタQ2のバイアス電流路として必要であ
る。このため、色相コントロール回路が利得可変
状態にあるときの出力の位相と、固定利得状態に
あるときの出力の位相とに差が生じる欠点があ
る。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、利得可変状態にあるときの出力の可変範囲中
心値の位相と、利得固定状態にあるときの出力の
位相とが一致するように切換えることのできる色
相コントロール回路を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
この考案は、例えば第3図に示すように、移相
器41、減算器43、スイツチ44、可変利得増
幅器45、加算器47の構成によつて安定した切
換えを得る色相コントロール回路とするものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下この考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第3図において、40は信号入力端子であり、
ここに入力したa〓なる位相のバースト信号は、移
相器41に入力し、移相量Φだけ移相したb〓なる
位相のバースト信号となる。このとき、b〓のベク
トル信号は、入力ベクトル信号a〓を直径とする円
周上にある(第4図参照)。移相器41の出力
は、減算器43の一方の入力端子に供給される。
減算器43の他方の入力端子には、入力端子40
の信号が移相を受けずに直接入力される。減算器
43からは、b〓−a〓のベクトル信号が得られる。
移相器41の出力は、PAL、NTSC方式の信号
受信に応じて、スイツチ44によりオフ、オン制
御される可変利得増幅器45に供給される(ここ
の動作については第5図で説明する)。可変利得
増幅器45は、コントロール電圧源46からの制
御電圧により利得が調整される。従つて、スイツ
チ44がオンしているときは、可変利得増幅器4
5からは、Gb〓(担しGは利得であり−1<G<
+1)の可変範囲の信号を得ることができる。こ
れは、可変利得増幅器45が、後述する第5図に
示すように差動増幅器であり、b〓=0を中心に−
b〓〜+b〓に可変できるからである。
また、スイツチ44がオフのときは、可変利得
増幅器45の出力は必ず一定の直流出力を得る。
可変利得増幅器45の出力は、加算器47の一
方の入力端子に供給される。加算器47の他方の
入力端子には、減算器43からの出力が供給され
ている。
従つて加算器47の出力は、スイツチ44がオ
ンのとき(NTSC方式信号処理時)は、 {(b〓−a〓)+b〓}〜{(b〓−a〓) −b〓}の出力、即ち第4図に示すように、2b〓−
a〓〜−a〓の範囲θ内で、コントロール電圧源46
を調整することにより可変できる。この可変範囲
θは、第4図に示すようにb〓−a〓を中心としてい
る。
またスイツチ44がオフのとき(PAL方式信
号処理時)は、可変利得増幅器45の出力は、一
定の直流であるから、加算器47の出力信号の位
位は、可変範囲θの中心、つまりb〓−a〓の位相で
ある。
ゲート回路48は、バーストゲートパルス期間
に、加算器47からのバースト信号を復調用搬送
波発生器49に導入する回路である。復調用搬送
波発生器49は、入力したバースト信号を基準と
して連続したR軸、B軸用の各復調用搬送波を発
生する回路である。
第5図は、本考案の要部を具体的に示す回路で
ある。第3図に対応する部分には、第3図と同じ
符号を付して説明する。バースト信号は、トラン
ジスタQ10のベースに供給され、そのエミツタか
ら導出され、移相器41に入力される。トランジ
スタQ10のコレクタには、電源ライン(+V)か
らの電圧が供給され、またエミツタはエミツタ抵
抗R11を介して接地されている。
移相器41は、抵抗R13、コンデンサC10によ
り構成され、その出力は、減算器43を構成する
トランジスタQ11のベースに供給されるととも
に、可変利得増幅器45のスイツチング入力部を
構成するトランジスタQ13のベースに供給され
る。
減算器43は、差動対を成すトランジスタ
Q11,Q12、これらのエミツタ抵抗R14,R15及び
定電流源55等によつて構成されている。そし
て、トランジスタQ11のベースには移相を受けた
ベクトル信号b〓が入力し、トランジスタQ12のベ
ースには、抵抗R12を介して移相を受けないベク
トル信号a〓が入力される。トランジスタQ11のコ
レクタは、電源ライン(+V)に接続され、トラ
ンジスタQ12のコレクタは、ベクトル信号(b〓−
a〓)を導出し、加算回路47に供給する。
可変利得増幅器45は、トランジスタQ13,
Q14,Q15,Q16,Q17,Q18,Q19,Q20などに
より二重平衡形差動増幅回路を基本にしており、
トランジスタQ13〜Q16はスイツチ部を構成して
いる。トランジスタQ13,Q14の共通エミツタ、
トランジスタQ15,Q16の共通エミツタはそれぞ
れ抵抗R18,R19を介した後定電流源56に接続
され、トランジスタQ16のベースにはバイアスが
与えられている。トランジスタQ14,Q15の共通
ベースには、抵抗R20を介してスイツチ44によ
る切換信号が供給される。切換信号がハイレベル
のときは、トランジスタQ14,Q15はオン、トラ
ンジスタQ13,Q16がオフする。逆に、切換信号
がローレベルのときは、トランジスタQ14,Q15
はオフし、トランジスタQ13,Q16がオンする。
従つて、トランジスタQ13がオンしたときは、移
相器41からのベクトル信号b〓がトランジスタ
Q13のベース・コレクタ、トランジスタQ18のエ
ミツタ・コレクタを経て加算器47に入力される。
トランジスタQ18,Q19の共通ベースには、抵
抗R17を介してバイアス電圧E3が印加され、ま
た、トランジスタQ17,Q20の共通ベースにも抵
抗R16を介してバイアス電圧E3が印加されてい
る。但し、このトランジスタQ17,Q20のベース
に対しては、抵抗R21を介して可変電源46から
の出力が供給され、その利得を可変することがで
きる。従つて、差動増幅回路の差動出力をみる
と、ベクトル信号bは−b〓〜+b〓の範囲で利得が
可変されることになる。
今、バイアス電圧E3と可変電源46からの電
圧E4との関係で、E3=E4のときは、トランジス
タQ17〜Q20は、バランスをとつた状態にあり、
トランジスタQ18,Q20のコレクタ電流16,1
7は等しいので、抵抗R23に流れる電流18は、
減算器43のトランジスタQ12のコレクタに流れ
る電流I3のみで、I3=I8となり、出力端子57に
はベクトル信号b〓−a〓のみとなる。
次に、E4>E3のときは、I7>I6となり、E4<
E3のときは、I7<I6となり、電流I8は、 b〓−a〓±Gb〓の可変範囲を有する。一方、
PALモードのときは、スイツチ44による切換
信号がハイレベルのときは、トランジスタQ13が
オフであり、入力がない。よつてI6,I7は直流電
流のみで、可変利得増幅器45側には信号成分は
流れない。従つて、出力はb〓−a〓の信号成分のみ
となる。
〔考案の効果〕
上記したようにこの考案は、NTSC方式受信時
における色相可変範囲の中心値位相と、PAL方
式受信時における固定値との位相が正確に一致
し、可変範囲は移相器の位相量のみで決定できる
色相コントロール装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPAL、NTSC方式兼用の色信号処理装
置を示す構成説明図、第2図は従来の色相コント
ロール回路を示す回路図、第3図はこの考案の一
実施例を示す回路図、第4図はこの考案回路の動
作を説明するのに示したベクトル図、第5図はこ
の考案の要部回路を具体的に示す回路図である。 41……移相器、43……減算器、44……ス
イツチ、45……可変利得増幅器、46……可変
電源、47……加算器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クロマ信号中から分離されたバースト信号を移
    相する移相器と、 この移相器の入力側の第1のバースト信号と出
    力側の第2のバースト信号とをベクトル減算して
    ベクトル減算出力を得る減算器と、 前記第2のバースト信号が供給される差動型の
    可変利得増幅器と、 前記可変利得増幅器の出力がPAL方式受信時
    には直流出力、NTSC方式信号受信時には前記第
    2のバースト信号を利得制御した出力となるよう
    に、前記可変増幅器の動作を切換えるスイツチ
    と、 前記減算器からのベクトル減算出力と、前記可
    変利得増幅器からの差動出力を加算し、前記
    PAL方式信号処理時には前記ベクトル減算出力
    を導出し、前記NTSC方式信号処理時には前記可
    変利得増幅器の利得に応じて利得制御された出力
    と前記ベクトル減算出力とを加算し、前記ベクト
    ル減算出力の位相を中心とするベクトル加算出力
    を得る加算器とを具備したことを特徴とする色相
    コントロール装置。
JP11205282U 1982-07-23 1982-07-23 色相コントロ−ル装置 Granted JPS5917682U (ja)

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JP11205282U JPS5917682U (ja) 1982-07-23 1982-07-23 色相コントロ−ル装置

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JP11205282U JPS5917682U (ja) 1982-07-23 1982-07-23 色相コントロ−ル装置

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JPS5917682U JPS5917682U (ja) 1984-02-02
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