JPH06326813A - 障害リカバリ制御システム - Google Patents

障害リカバリ制御システム

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JPH06326813A
JPH06326813A JP13400693A JP13400693A JPH06326813A JP H06326813 A JPH06326813 A JP H06326813A JP 13400693 A JP13400693 A JP 13400693A JP 13400693 A JP13400693 A JP 13400693A JP H06326813 A JPH06326813 A JP H06326813A
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Shinichi Tanaka
信一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のデータ送信元であるファクシミリ1
1、21、31からのデータは、管理センタとしての地
区センタ40に送信され、地区センタ40でこれらのデ
ータ処理が行われる。地区センタ40のFCU410に
は、障害発生時刻に対応したリカバリ処理のパターンが
予め設定されているリカバリパターンテーブル101が
設けられている。MCU42で障害が発生した場合、F
CU410に設けられたリカバリ処理部102は、リカ
バリパターンテーブル101を参照し、障害発生時刻に
対応したリカバリ処理を行う。 【効果】 データ送信元からの無駄な再送をなくすこと
ができると共に、データ送信元でも速やかに障害発生に
対応した処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、金融機関の営
業店と地区センタとの間で用いられるFAX−OCRシ
ステムでの障害発生時のリカバリを行う障害リカバリ制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関では、各営業店から地
区センタに振替依頼書のイメージデータをファクシミリ
で送信し、地区センタが各営業店からのデータ処理を行
ってホストに転送するといったデータ処理システム、所
謂FAX−OCRシステムが採用されている。そして、
このようなデータ処理システムを採用することによっ
て、営業店の負担を軽減し、業務の能率向上を図ってい
る。
【0003】図2は、このようなFAX−OCRシステ
ムの説明図である。図のシステムは、営業店10、2
0、30と、地区センタ40と、通信制御装置(CC
L)50と、ホスト60と、通信回線70とからなる。
営業店10、20、30には、それぞれファクシミリ
(FAX)11、21、31が備えられている。これら
のファクシミリ11、21、31は、通信回線70を介
して地区センタ40のファクシミリ受信制御部(FC
U:ファクシミリコントロールユニット)41に接続さ
れている。
【0004】地区センタ40は、ファクシミリ受信制御
部(以下、FCUという)41と、制御部(MCU:メ
ッセージコントロールユニット)42、検証修正部43
等からなる。FCU41は、ファクシミリデータの送受
信を行うためのものであり、ディスク装置(DK)44
と、ワークステーション45とが接続されている。ディ
スク装置44は、ファクシミリ送受信されるデータ等を
一時的に格納するための外部記憶装置である。また、ワ
ークステーション45は、制御部やディスプレイおよび
キーボード等からなり、ファクシミリ送受信されるデー
タを表示し、操作するためのものである。
【0005】制御部(以下、MCUという)42は、認
識装置46、ディスク装置(DK)47、プリンタ(O
PP)48および検証修正部43を接続し、FCU41
からのデータを受信して、認識装置46に対して文字認
識処理を指示したり、検証修正部43での出力データを
ホスト60に対して送信するといった地区センタ40に
おける各種の処理を管理する機能を有している。
【0006】認識装置46は、FCU41が受信したイ
メージデータに含まれる帳票上の各フィールドの文字を
認識し、コードデータを得るための文字認識部である。
また、ディスク装置47は、認識装置46で文字認識さ
れたデータを一時格納するための外部記憶装置であり、
プリンタ48は、文字認識結果等を印刷出力したい場合
等に使用されるものである。
【0007】検証修正部43は、複数のワークステーシ
ョン431〜433からなる。ワークステーション43
1〜433は、ディスプレイやキーボード等を備えたパ
ーソナルコンピュータで構成されて、各々オペレータが
配属され、上記のイメージータとコードデータとを照合
してその認識結果が正しいか否かの検証と、誤りがあっ
た場合はその修正を行うための装置でる。更に、ファク
シミリ(FAX)49は、地区センタ40内に設けられ
たファクシミリで、通信回線70あるいは地区センタ4
0内のPBX(構内交換機)を介して営業店10〜30
やホスト60等とのデータの授受を行うものである。
【0008】通信制御装置50は、地区センタ40のM
CU42からの送受信制御を行う装置であり、ホスト
(HOST)60は、営業店10〜30や地区センタ4
0を統轄するセンタである。また、通信回線70は、公
衆回線や専用回線で構成され、営業店10〜30と地区
センタ40また、営業店10〜30とホスト60との通
信接続を行うネットワークである。
【0009】次に、上記FAX−OCRシステムの動作
を説明する。ここで、営業店20から振込依頼書を送信
する場合を説明する。先ず、営業店20では、顧客が記
入した振込依頼書を窓口にて行員が受け取る(図2中、
ステップ)。これにより、行員は、ファクシミリ21
より、受け取った振込依頼書を通信回線70を介して地
区センタ40に送信する(ステップ)。
【0010】地区センタ40のFCU41は、営業店2
0のファクシミリ21から発信した帳票データ(圧縮さ
れたイメージデータ)を受信し、ディスク装置44に格
納する(ステップ)と共に、そのデータをMCU42
に送出する。MCU42は、FCU41から送信された
帳票データを認識装置46に送信し、認識装置46は帳
票データの文字認識を行う。そして、MCU42は、認
識装置46で認識された結果(文字データ+該当エリア
のイメージデータ)を、ディスク装置47に格納し(ス
テップ)、検証修正部43に送信する(ステップ
)。
【0011】検証修正部43では、例えば、ワークステ
ーション431をオペレータが操作して、イメージデー
タとこれを認識したコードデータとを比較照合し、認識
装置46が、イメージデータの正常認識を行ったか否か
を判断する。そして、正常認識された場合はそのまま、
一方、認識が誤っていた場合には修正コードデータの生
成が行われる。そして、このような処理結果は、別途に
ワークステーション431〜433に設けられた図示し
ない記憶部に一時格納される。MCU42は、正しく認
識された、あるいは正しく修正されたコードデータを通
信制御装置50を介してホスト60に転送する(ステッ
プ)。このようにしてホスト60が、振込依頼書に記
載された文字に対応する文字コードを受信すると、その
後、営業店10〜30からの依頼に基づく振替処理が実
行される。
【0012】各営業店10〜30からの帳票データの送
信は上記のように地区センタ40を介して行われるが、
地区センタ40において、MCU42に障害が発生する
ことがある。このような場合、営業店10〜30からの
データ処理を行うことができないため、以下のようなリ
カバリ処理を行う。
【0013】図3は、MCU42障害発生時のリカバリ
処理を示すフローチャートである。先ず、MCU42に
何らかの障害が発生した場合(ステップS1)、FCU
41は、営業店10〜30からのファクシミリデータ受
信を不可の状態とする(ステップS2)。尚、MCU4
2の障害とは、そのハードウェア故障やソフトウェアに
よる原因等で運用が停止した状態になることをいう。ま
た、上記ステップS2で営業店からの受信不可にした時
点では、通常、ディスク装置44内には、受信したまま
一時格納され、MCU42に送信していないイメージデ
ータが滞留データaとして存在している。
【0014】次に、MCU42の復旧処理が行われると
(ステップS3)、そのリカバリ方法は、いずれかのワ
ークステーション431〜433より、システム再開の
オペレーションがなされ(ステップS4)、これによっ
て運用が再開される。ワークステーション431〜43
3よりシステム再開指示を受けたMCU42は、FCU
41に対し、営業店10〜30から受信したままMCU
42に対して未送信となっている滞留データのクリア指
示を送出する(ステップS5)。
【0015】尚、FCU41での滞留データをクリアす
る理由は、例えば障害が発生してホスト60の受付終了
直前に復旧し、この時点でFCU41からMCU42へ
送信する滞留データが多い場合、これをMCU42や検
証修正部43等でホスト60の受付終了までに処理でき
ない可能性があるためである。
【0016】FCU41は、このMCU42からのクリ
ア指示に基づき滞留データをクリアし(ステップS
6)、一方、MCU42は、FCU41に対して対象と
なる営業店への復旧情報の送信を行う(ステップS
7)。これにより、FCU41は、MCU42から受信
した復旧情報をファクシミリ送信するためにイメージデ
ータ編集を行い(ステップS8)、これを対象となる営
業店10〜30に送信する(ステップS9)。その後、
FCU41は、営業店10〜30からのファクシミリデ
ータ受信可能な状態となる(ステップS10)。
【0017】図中のbは、上記ステップS9で送信され
る復旧情報の帳票例を示している。この帳票には、ステ
ップS1にてMCU42が障害となった時点でMCU4
2受付済みの最終FAX通番と欠番情報を出力する。例
えば、図示の例では、最終受付FAX通番は「200」
であり、FAX通番「191」〜「193」、「19
7」の振込依頼書のデータが欠けていることを示してい
る。
【0018】図4に、FAX通番を記入する振込依頼書
の一例を示す。図中、201で示す部分がFAX通番
(FAX番号)が記入される枠である。このFAX通番
とは、各営業店10〜30が帳票をファクシミリ11〜
31で送信する際に採番した通番であり、帳票毎に採番
される。従って、復旧情報を受信した営業店10〜30
では、その欠番情報によって、どの帳票がFCU41で
クリアされたかを把握することができる。
【0019】そして、復旧通知を受けた営業店10〜3
0は、ホスト60の受付終了時刻までに時間がない場合
は、ステップS6でクリアされたデータを図示省略した
営業店端末よりホスト60に対して直接発信し、また、
ホスト60の受付終了時刻までに時間がある場合は、営
業店10〜30のファクシミリ11〜31より帳票の再
送を行い、地区センタ40でデータ処理を行ってホスト
60に発信する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような障害リカバリ処理では、以下のような問題点があ
った。 (1) ホスト60の受付終了時刻までに時間が十分にある
場合、FCU滞留データを営業店10〜30から再送す
るための処理時間および回線使用料金が無駄である。即
ち、この場合は、一旦クリアしたデータと同一のデータ
をもう一度送信するといった無駄な処理を行わなくては
ならなかった。
【0021】(2) MCU42の復旧までに時間がかかる
場合、営業店10〜30に復旧通知が出力される時間が
遅くなり、その結果、営業店10〜30の対応が遅れ、
ホスト60への未送信のデータが発生してしまうといっ
た重大な事故につながる恐れがあった。即ち、当日中に
行うべき振込処理を行えないことは、銀行等の金融機関
ではあってはならないことであり、このような障害への
確実な対応策が求められていた。
【0022】(3) 営業店10〜30では、地区センタ4
0の状況が分からないため、たとえMCU42で障害が
発生した場合でも、その状況に応じた対策を直ちにとる
ことができない。即ち、地区センタ40で障害が発生し
ても、営業店10〜30では、帳票データが正常送信で
きないことが分かるだけで、その原因は判定できないた
め、地区センタ40からの復旧通知を待つか、あるいは
電話にて地区センタ40に確認を行わない限り、早急な
対応をとることができなかった。 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、効率がよくかつ信頼性の高い障害リカバリ制御
システムを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1発明の障害リカバリ
制御システムは、複数のデータ送信元と、前記複数のデ
ータ送信元と通信回線を介して接続され、各々のデータ
送信元からのデータを蓄積し、データ処理を行う管理セ
ンタとからなるシステムにおいて、前記管理センタは、
当該管理センタでの障害発生を想定し、その障害発生時
刻に対応したリカバリ処理のパターンを予め設定したリ
カバリパターンテーブルと、前記管理センタで障害が発
生した場合、前記リカバリパターンテーブルを参照し、
障害発生時刻に対応したリカバリ処理を行うリカバリ処
理部とを備えたことを特徴とするものである。
【0024】第2発明の障害リカバリ制御システムは、
上記第1発明において、リカバリパターンテーブルは、
管理センタでの障害発生を想定し、その障害発生時刻
と、データ送信元からのデータ送信先とに対応してリカ
バリ処理のパターンを予め設定したことを特徴とするも
のである。
【0025】第3発明の障害リカバリ制御システムは、
上記第1または第2発明において、リカバリ処理部は、
障害発生後にデータ受信を再開するか否かを制御する受
信制御と、障害発生までの未処理データをデータ送信元
に返送するか否かを制御する返送制御とに基づくパター
ンで動作することを特徴とするものである。
【0026】第4発明の障害リカバリ制御システムは、
上記第1または第2発明において、リカバリ処理部は、
障害発生後にデータ受信を再開するか否かを制御する受
信制御と、障害発生までの未処理データをデータ送信元
に返送するか否かを制御する返送制御とに基づきパター
ンを決定すると共に、複数のデータ送信元に対して各パ
ターンに対応した同報メッセージを出力することを特徴
とするものである。
【0027】
【作用】第1発明の障害リカバリ制御システムにおいて
は、地区センタのMCUで障害が発生した場合、FCU
のリカバリ処理部は、先ず現在時刻をリードし、次にリ
カバリパターンテーブルからこの現在時刻に対応したリ
カバリ処理のパターンを求める。そして、リカバリ処理
部は、求めたパターンのリカバリ処理を実行する。
【0028】また、第2発明の障害リカバリ制御システ
ムにおいては、データ送信元からのデータが、その送信
先に対応して別々に格納されている。地区センタで障害
が発生した場合、リカバリ処理部は、リカバリパターン
テーブルを参照し、現在時刻と送信先とに基づき、リカ
バリ処理のパターンを求める。そして、リカバリ処理部
は、送信先毎に求めたパターンでリカバリ処理を行う。
【0029】更に、第3発明の障害リカバリ制御システ
ムにおいては、障害が発生した場合、リカバリ処理部
は、例えば、ホストの受付終了時刻までに十分時間のあ
る場合は、一旦データ送信元からのデータ受信受付を停
止し、その後障害が復旧すると、データ受信受付を再開
する。また、この場合は障害発生までにデータ送信元か
ら受信したデータはデータ送信元には返送しない。そし
て、障害発生時刻がホストの受付終了までにある程度余
裕がある時刻であった場合、それ以降のデータ送信元か
らのデータ受信は停止し、地区センタでの未処理データ
は地区センタで処理する。また、障害発生時刻がホスト
の受付終了直前であった場合は、障害発生までに受信
し、地区センタで処理していないデータは、データ送信
元に返送され、データ送信元で処理される。
【0030】第4発明の障害リカバリ制御システムにお
いては、上記第3発明と同様のリカバリ処理を行うと共
に、そのリカバリパターンに対応した同報メッセージを
出力する。例えば、ホストの受付終了時刻までに十分時
間のある場合は、暫くデータ送信を停止する旨のメッセ
ージを送出し、ホストの受付終了時刻までにある程度時
間がある場合は、未送信データはデータ送信元で処理す
る旨のメッセージとなり、また、ホスト受付終了直前で
あった場合は、地区センタでの未処理データを返送する
旨のメッセージを送出する。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の障害リカバリ制御システムを
金融機関におけるFAX−OCRシステムに適用した場
合の実施例を示すブロック図である。図において、営業
店10〜30にはデータ送信元としてのファクシミリ
(FAX)11〜31が設けられ、従来と同様に、これ
らファクシミリ11〜31からのイメージデータが通信
回線70を介して地区センタ40に送信されるようにな
っている。
【0032】また、ファクシミリ11〜31からのデー
タを蓄積し、そのデータ処理を行う管理センタである地
区センタ40は、ファクシミリ受信制御装置(FCU)
410、制御部(MCU)42、検証修正部43、ディ
スク装置44、ワークステーション(WS)45、認識
装置46、ディスク装置47、プリンタ48、ファクシ
ミリ49で構成されている。ここで、FCU410に
は、本実施例の特徴点であるリカバリパターンテーブル
101と、リカバリ処理部102が設けられている。リ
カバリパターンテーブル101は、地区センタ40のM
CU42に障害が発生したと仮定した場合、その障害発
生時刻に対応したリカバリ処理の種類を予め示すテーブ
ルである。
【0033】図5は、このリカバリパターンテーブル1
01の内容とリカバリ処理実行のフローチャートを示す
図である。即ち、リカバリパターンテーブル101は、
障害発生時刻の時間帯が4分割され、これらの時間帯に
対応したパターンが各々設定されている。例えば、時間
帯が8:00〜12:00ではパターンA、12:00
〜13:00ではパターンB、13:00〜15:00
ではパターンC、15:00〜17:00ではパターン
Aといったように予めパターンが決定されている。尚、
このパターンA〜Cの内容については、後で詳細に説明
する。
【0034】図1において、リカバリ処理部102は、
MCU42で障害が発生した場合、リカバリパターンテ
ーブル101を参照し、その障害発生時刻に対応したリ
カバリ処理を行う機能を有している。また、その他のF
CU410の機能および地区センタ40における他の各
構成は、従来の構成と同様であるため、ここでの説明は
省略する。更に、通信制御装置(CCL)50、ホスト
(HOST)60、通信回線70の構成も従来と同様で
ある。
【0035】次に上記構成のFAX−OCRシステムに
おける障害発生時の動作を説明する。尚、FAX−OC
Rシステムのデータ処理の流れ、即ち図中ステップ〜
で示す動作は、従来と同様であるため、ここでの説明
は省略する。地区センタ40のMCU42で何らかの障
害が発生した場合、FCU410は図5に示すようにリ
カバリ処理を行う。
【0036】先ず、FCU410がMCU42の障害を
検出すると(ステップS1)、FCU410のリカバリ
処理部102は、図示省略したFCU410内のクロッ
クより現在時刻をリードする(ステップS2)。次い
で、リカバリ処理部102は、リカバリパターンテーブ
ル101をリードし(ステップS3)、ステップS2で
リードした現在時刻からリカバリパターンを決定する
(ステップS4)。そして、リカバリ処理部102は、
決定したリカバリ処理を実行する(ステップS5)。
【0037】次に、上記リカバリパターンA〜Cについ
て説明する。 《第1のパターン》図6は、第1のパターン(パターン
A)を説明するためのフローチャートである。このパタ
ーンAは、ホスト60の受付終了までに十分時間のある
場合である。尚、図5に示したリカバリパターンテーブ
ル101において、時間帯15:00〜17:00がパ
ターンAとなっているのは、通常、他行宛の振込処理は
15:00頃までで当日処理が打ち切られるため、即
ち、他行間とのホストの受付が終了するため、これ以降
の処理は同行間のみとなり、この場合は、時間的に十分
余裕があるからである。
【0038】MCU42に障害が発生し(ステップS
1)、FCU410がこれを検出すると(ステップS
2)、リカバリ処理部102は、先ず、第1パターンの
同報メッセージの文言をリードする(ステップS3)。
尚、この同報メッセージの文言や後述する復旧メッセー
ジ等の文言は、システム立上げ時にMCU42から転送
されたり、予めFCU410内の図示しないメモリある
いはディスク装置44に格納されているものである。
【0039】ステップS2で第1パターンの文言をリー
ドすると、リカバリ処理部102は、その同報メッセー
ジを各営業店10〜30宛に送信する(ステップS
4)。各営業店10〜30では、この同報メッセージが
各ファクシミリ11〜31で受信され、これが出力され
る(ステップS5)。図中のbがこの同報メッセージ例
であり、地区センタ40に障害が発生し、障害が復旧す
るまでは帳票の送信を停止するようメッセージが伝達さ
れる。
【0040】その後、MCU42の障害が復旧すると
(ステップS6)、MCU42は復旧通知をFCU41
0に対して出力する(ステップS7)。これにより、F
CU410のリカバリ処理部102は、ディスク装置4
4内に滞留していた帳票のイメージデータ(図中、aで
示す)をMCU42に送信する(ステップS8)。次
に、リカバリ処理部102は、復旧通知のメッセージを
ファクシミリ送信用のイメージデータに編集し(ステッ
プS9)、これを各営業店10〜30に送信する(ステ
ップS10)。
【0041】各営業店10〜30では、これをファクシ
ミリ11〜31で受信し、メッセージとして出力する
(ステップS11)。図中のcが、この復旧メッセージ
であり、帳票の送信を再開できることが示されている。
このように、パターンAでは、障害発生前に各営業店1
0〜30から地区センタ40に送信した帳票データは地
区センタ40で処理するため、営業店10〜30から再
送する必要がない。
【0042】《第2のパターン》図7は、第2のパター
ン(パターンB)を説明するためのフローチャートであ
る。このパターンBは、ホスト60の受付終了までにあ
る程度の時間がある場合に障害となった際に有効なリカ
バリ処理である。
【0043】先ず、MCU42に障害が発生し(ステッ
プS1)、これをFCU410が検出すると(ステップ
S2)、リカバリ処理部102は第2パターンの文言を
リードし(ステップS3)、これを各営業店10〜30
に同報メッセージとして送信する(ステップS4)。各
営業店10〜30では、これをファクシミリ11〜31
で受信し、メッセージとして出力する(ステップS
5)。この同報メッセージを図中bに示す。即ち、障害
発生後、地区センタ40ではデータ処理の受付は行わ
ず、それ以降の帳票データ処理は営業店10〜30で処
理する旨のメッセージである。
【0044】一方、FCU410のリカバリ処理部10
2は、障害発生までに受信していた滞留データaを、ス
テップS3でリードした文言を付加して地区センタ40
のファクシミリ49に出力する(ステップS6)。
【0045】図8に、ファクシミリ49で出力した帳票
のイメージを示す。この帳票のイメージデータは、図4
で示した振込依頼書の記載内容を示すもので、図中、A
が付加した文言である。
【0046】これにより、地区センタ40では、MCU
42が復旧すると(ステップS7)、その復旧通知をF
CU410に対して送信すると共に(ステップS8)、
ステップS6で出力された帳票のデータ処理を行う(ス
テップS9)。この帳票データ処理は、検証修正部43
のワークステーション431〜433よりデータエント
リ、即ちオペレータによる手入力による処理を行うか、
あるいは地区センタ40に設置されている別の端末装置
でデータエントリを行う等の方法がある。以上のよう
に、第2のパターン(パターンB)は、障害発生前に受
信した滞留データを地区センタ40でデータ処理するこ
とを特徴とするものである。
【0047】《第3のパターン》図9は、第3のパター
ン(パターンC)を説明するためのフローチャートであ
る。このパターンCは、ホスト60の受付終了直前に障
害となった場合に有効なリカバリ処理である。
【0048】先ず、MCU42に障害が発生し(ステッ
プS1)、これをFCU410が検出すると(ステップ
S2)、リカバリ処理部102は第3パターンの文言を
リードし(ステップS3)、これを各営業店10〜30
に同報メッセージとして送信する(ステップS4)。ま
た、障害発生前に受信した滞留データaを返送する(ス
テップS5)。各営業店10〜30では、これらの送信
データをファクシミリ11〜31で受信して出力する
(ステップS6、S7)。
【0049】ステップS6で出力した同報メッセージを
図中bに示す。即ち、営業店10〜30から送信する予
定であった未送信帳票と返送帳票は営業店10〜30で
処理するよう要請する旨のメッセージとなっている。ま
た、返送帳票は以下の通りとなっている。
【0050】図10は、返送帳票例である。この帳票の
イメージデータは、各ファクシミリ11〜31から地区
センタ40に送信した振込依頼書の記載内容を示すもの
で、図中、Aが付加されている文言である。これによ
り、各営業店10〜30では、直接ホスト60に対して
データを送信し、処理を終了する。以上のように、この
第3のパターンは、障害発生以降にMCU42にて未処
理のデータは全て各営業店10〜30で処理するもので
ある。
【0051】次に、リカバリパターンテーブル101を
障害発生時刻だけでなく、データ送信先に対応させてリ
カバリ処理のパターンを設定した他の実施例を説明す
る。図11は、他の実施例を説明するためのリカバリパ
ターンテーブルとリカバリ処理のフローチャートであ
る。即ち、この実施例では、他行宛の帳票送信と、自行
宛の帳票送信とを電話番号(回線)を換えることによっ
て地区センタ40におけるFCU410がこれに応じた
リカバリ処理を行うものである。例えば、ホスト60の
受付終了時刻の早い(通常は15:00頃)他行宛の処
理は8:00から17:00までのパターンが「A、
B、C、A」であり、ホスト60の受付終了時刻の遅い
自行宛の処理はそのパターンが「A、A、B、C」とな
っている。尚、このように回線70aと回線70bとを
用いることは、公衆網への申請で容易に対応が可能であ
る。
【0052】このように構成された他の実施例では、営
業店10〜30では、回線70aとして、電話番号(例
えば、0484-31-1234)に他行宛の帳票を送信し(ステッ
プS1)、回線70bとして電話番号(例えば、0484-3
1-5678)に自行宛の帳票を送信する(ステップS2)。
FCU410では、これらの帳票データをディスク装置
44内の別のファイルにタンキング(打溜)する。
【0053】そして、MCU42に障害が発生し、これ
をFCU410が検出すると(ステップS3)、リカバ
リ処理部102は現在時刻をリードし(ステップS
4)、リカバリパターンテーブル101をリードする
(ステップS5)。その後、リカバリ処理部102は、
他行宛の滞留データaと自行宛の滞留データbとに対応
したリカバリパターンを決定する(ステップS6および
ステップS7)。例えば、障害発生時刻が“13:3
0”であった場合、他行宛の滞留データaのリカバリパ
ターンは「C」であり、自行宛の滞留データbのリカバ
リパターンは「B」である。従って、他行宛の滞留デー
タaは営業店10〜30は返送され(ステップS8)、
自行宛の滞留データbの場合は、MCU42の復旧待ち
となる(ステップS9)。即ち、自行宛の滞留データb
の場合は、障害復旧後、FCU410よりMCU42に
対して送信する。
【0054】尚、上記各実施例では、リカバリパターン
テーブル101におけるリカバリパターンを3種類とし
たが、これに限定されるものではなく、更に多くのパタ
ーンとすることも可能であり、また、そのリカバリ処理
についても、適用するシステムの形態に応じて種々変更
してもよい。また、上記各実施例では、障害リカバリ制
御システムを適用するシステムとして金融機関における
FAX−OCRシステムの場合を説明したが、複数のデ
ータ送信元からデータを管理センタに送信し、これらの
データを管理センタで処理するシステムであれば、上記
各実施例と同様の効果を奏することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明の障害リ
カバリ制御システムによれば、予め障害時刻に対応した
リカバリ処理のパターンを設定し、障害が発生した場合
は、このパターン別にリカバリ処理を行うようにしたの
で、データ再送等の必要がなく、効率が向上すると共
に、障害に最適なリカバリ処理を行えるため、システム
としての信頼性も向上させることができる。
【0056】第2発明の障害リカバリ制御システムによ
れば、リカバリ処理のパターンをデータ送信先にも対応
させて設定するようにしたので、第1発明の効果に加え
て更に効率向上と信頼性向上を図ることができる。
【0057】第3発明の障害リカバリ制御システムによ
れば、リカバリ処理を、障害発生後管理センタ側で受信
を再開するか、また、障害発生前の未処理データを送信
元に返送するかといった制御のパターンとしたので、上
記第1発明の効果に加えて、データ送信元でも障害発生
後の処理を速やかにかつ確実に行うことができる。
【0058】第4発明の障害リカバリ制御システムによ
れば、障害発生時は、各データ送信元に対して各パター
ンに対応した同報メッセージを送出するようにしたの
で、データ送信元でも管理センタの状況が分かり、その
後の処理への対応を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による障害リカバリ制御シス
テムの適用例を示すブロック図である。
【図2】従来の障害リカバリ制御処理を説明するための
システムブロック図である。
【図3】従来の障害リカバリ処理のフローチャートであ
る。
【図4】帳票の一例を示す図である。
【図5】本発明の障害リカバリ制御システムの動作フロ
ーチャートとリカバリパターンテーブルを示す図であ
る。
【図6】本発明の障害リカバリ制御システムにおけるリ
カバリ処理の第1パターンを示す説明図である。
【図7】本発明の障害リカバリ制御システムにおけるリ
カバリ処理の第2パターンを示す説明図である。
【図8】本発明の障害リカバリ制御システムにおけるリ
カバリ処理の第2パターンでの出力帳票イメージを示す
説明図である。
【図9】本発明の障害リカバリ制御システムにおけるリ
カバリ処理の第3パターンを示す説明図である。
【図10】本発明の障害リカバリ制御システムにおける
リカバリ処理の第3パターンでの出力帳票イメージを示
す説明図である。
【図11】本発明の障害リカバリ制御システムにおける
他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
11、21、31 データ送信元(ファクシミリ) 40 管理センタ(地区センタ) 42 制御部 49 ファクシミリ 60 ホスト 101 リカバリパターンテーブル 102 リカバリ処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ送信元と、前記複数のデー
    タ送信元と通信回線を介して接続され、各々のデータ送
    信元からのデータを蓄積し、データ処理を行う管理セン
    タとからなるシステムにおいて、 前記管理センタは、 当該管理センタでの障害発生を想定し、その障害発生時
    刻に対応したリカバリ処理のパターンを予め設定したリ
    カバリパターンテーブルと、 前記管理センタで障害が発生した場合、前記リカバリパ
    ターンテーブルを参照し、障害発生時刻に対応したリカ
    バリ処理を行うリカバリ処理部とを備えたことを特徴と
    する障害リカバリ制御システム。
  2. 【請求項2】 リカバリパターンテーブルは、管理セン
    タでの障害発生を想定し、その障害発生時刻と、データ
    送信元からのデータ送信先とに対応してリカバリ処理の
    パターンを予め設定したことを特徴とする請求項1記載
    の障害リカバリ制御システム。
  3. 【請求項3】 リカバリ処理部は、障害発生後にデータ
    受信を再開するか否かを制御する受信制御と、障害発生
    までの未処理データをデータ送信元に返送するか否かを
    制御する返送制御とに基づくパターンで動作することを
    特徴とする請求項1または2記載の障害リカバリ制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 リカバリ処理部は、障害発生後にデータ
    受信を再開するか否かを制御する受信制御と、障害発生
    までの未処理データをデータ送信元に返送するか否かを
    制御する返送制御とに基づきパターンを決定すると共
    に、複数のデータ送信元に対して各パターンに対応した
    同報メッセージを出力することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の障害リカバリ制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7246254B2 (en) 2003-07-16 2007-07-17 International Business Machines Corporation System and method for automatically and dynamically optimizing application data resources to meet business objectives

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