JPH06326682A - マルチメディア多重・分離装置及びビットレート割当信号値更新手段 - Google Patents

マルチメディア多重・分離装置及びビットレート割当信号値更新手段

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JPH06326682A
JPH06326682A JP11184793A JP11184793A JPH06326682A JP H06326682 A JPH06326682 A JP H06326682A JP 11184793 A JP11184793 A JP 11184793A JP 11184793 A JP11184793 A JP 11184793A JP H06326682 A JPH06326682 A JP H06326682A
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JP
Japan
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bas
transmission
unit
value
media
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Application number
JP11184793A
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English (en)
Inventor
Mitsunari Todoroki
晃成 轟
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、マルチメディア多重・分離装置の
制御信号であるビットレート割当信号(BAS)の送信
および受信を効率よく処理することを目的とする。 【構成】 マルチメディア多重・分離装置100にBC
H誤り訂正部8とBAS値更新部20を付加することに
より、各メディアに対する処理を伴うBAS送受信する
場合のみ、MPU11にBASの入出力を行う。 【効果】 マルチメディア多重・分離装置の構成を簡略
化し、BASに対するMPUの処理を軽減するので通信
端末全体の処理能力を改善する効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDNの複数Bチャ
ネルを同時に使用し、複数のメディアを多重して伝送す
るマルチメディア通信端末において、CCITT標準勧
告H.221のフレーム構造に各メディアを多重・分離
するマルチメディア多重・分離装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ISDNでは、基本速度インタフェース
として64kbpsのBチャネル2回線、16kbps
のDチャネルを1回線提供し、一次群速度インタフェー
スではn本多重したBチャネルまたは高速チャネルであ
るHチャネル(H0は384kbps、H1は1536k
bps)などのサービスを提供している。
【0003】これらのBチャネル、Hチャネルの単一チ
ャネルまたは複数チャネルを多重して利用するためにマ
ルチメディア多重・分離装置が適用されている。マルチ
メディア多重・分離装置において、伝送レートの設定、
オーディオ、画像、データの伝送レートの設定、オーデ
ィオ、画像などの符号化方式の設定、自端末の処理でき
る伝送レート、符号化方式などの能力表示がビットレー
ト割当信号(BAS)により行われている。このBAS
により通信端末間相互の通信方式および伝送レートを定
めることにより、効率的なデータ通信が可能となる。ま
た、音声、画像、データなどの様々なメディアを統合し
て利用することができるので、高度なマルチメディア通
信を可能とする。
【0004】従来、このようなマルチメディア多重・分
離装置を図2に示すような構成により実現していた。図
2において、10はマルチメディア多重・分離装置であ
り、マルチメディア多重・分離装置の構成要素として、
マルチメディア多重・分離制御部1、メディア分離部
2、メディア多重部3、送信BASレジスタ4、BAS
抽出部5,BAS挿入部6、受信BASレジスタ7から
なる。受信データD1からISDNの複数Bチャネルの
多重化されたデータがメディア多重部に入力し、これら
のデータをオーディオ、画像、データなどの各メディア
に2において分離する。各メディアのデータD6、D
7、D8はそれぞれのメディアの処理部12、13、1
4においてBASにより定められた処理手順に従い処理
される。これらの処理装置は、マイクロコントローラ
(MPU)から制御信号S2により制御される。メディ
ア分離部2において分離されたデータの中からBAS抽
出部5においてBASのみ抽出し、受信BASレジスタ
4に抽出されたBASとBASの誤り訂正符号であるB
CH符号がレジスタに取り込まれる。受信BASおよび
BCH符号はBCH誤り訂正部8に取り込まれ、MPU
11の制御S4によりBCH誤り訂正処理される。BC
H誤り訂正部の構成法として、ハードウェアで実現する
もの、ソフトウェアにより実現するものなどがある。訂
正処理されたBAS値は、それぞれのBAS値に割当て
られたコマンドおよび能力をMPU11により処理す
る。このとき各コマンド、能力に割当てられたBAS値
を格納したBAS値テーブル21を参照することにより
MPUで処理される。また、送信BASもフレームごと
に送信される。BAS値は各メディア処理部12、1
3、14の要求に従い、BAS値テーブル21を参照
し、BCH誤り訂正符号をBCH誤り訂正部8で付加
し、送信BASレジスタ7に転送される。BAS挿入部
では、マルチメディア多重・分離方式(CCITT標準
勧告H.221)の規定されたフレーム構造のBASに
割当てられたビット位置に挿入し、各メディア処理部か
ら出力された各メディアのデータD9、D10、D11
とBAS値データD12がメディア多重部において多重
され、Bチャネルの送信データD2がISDN回線によ
り送信される。
【0005】マルチメディア多重・分離装置は、各メデ
ィアのデータとBASなどの制御データを多重、または
分離する処理を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】BASはフレームごと
1符号づつ挿入されているので、BASは送受信ともに
CCITT標準勧告H.221の各フレームごと処理さ
れなければならない。また、通信装置のMPUは、通信
に関する処理、音声、画像、データなどのそれぞれのデ
ータに関する様々な処理をマルチタスクで処理しなけれ
ばならない。しかしながら、BASに関してもMPUが
フレームごと確実に誤り訂正処理、BAS値の内容に従
う処理を実行しなければならない。そのため、BASに
関する処理はMPUに多大な負荷を与える。そこでマル
チメディア通信端末において、通信に伴う処理のみを実
行するMPUと各メディアを処理するMPUを複数用い
たマルチMPU構成を採用するか、もしくわ各メディア
に対する処理を中断して、BASに対する処理をマルチ
タスクで実行する必要がある。
【0007】本発明は、複数のメディアを統合して伝送
するマルチメディア通信装置において、通信の初期手順
と送受信状態を変更するときのみにビットレート割当信
号に関する処理をMPUに実行させることにより、マル
チメディア通信装置の構成を簡略化し、MPUの負荷を
軽減させることにより各メディアに対する処理速度を高
速化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本構
成を示すブロック図である。
【0009】図1に示すマルチメディア多重・分離装置
100において、ISDNの複数チャネルを多重化した
BチャネルデータD1がメディア分離部2に入力し、メ
ディア分離部2で各メディアのデータD6、D7、D8
に分離し、フレーム制御信号D3からBAS抽出部5で
受信BASD4を抽出し、受信BASレジスタ4に入力
され、BCH誤り訂正回路で受信BASおよびBCH符
号からBASを訂正し、訂正されたBAS値からBAS
値更新部20においてBAS値テーブル21を参照しB
AS値を更新する。
【0010】送信BASはMPUからBASがマルチメ
ディア多重・分離装置に入力されると、BCH誤り訂正
部8でBCH誤り訂正符号を付加し、送信BASレジス
タ7でBAS値を格納し、フレーム構造の定められたビ
ット位置にBAS挿入部6でBASを挿入し、メディア
多重部3でフレーム制御信号D12以外のデータD9、
D10、D11と多重し、ISDNのBチャネル送信デ
ータを送信する。
【0011】本発明は、マルチメディア多重・分離装置
内にBCH誤り訂正部を内蔵し、BASを受信したとき
には、MPU11を介在することなくBAS値の訂正を
実行し、BASを送信するときにもMPU11を介在す
ることなく、誤り訂正符号を付加する手段を有し、BA
S値更新部において、訂正された受信BASが既に受信
したBASと異なるか判定し、異なる場合にのみMPU
に新しいBASを通知する手段を有し、送信BASにお
いて通信の状態を変更するために新たなBASを送信す
るときのみBAS値更新部20にBASを入力すること
でBASを生成する手段を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は、マルチメディア多重・分離装置10
0にBCH誤り訂正部8を備えることにより、受信した
BASとBCH符号から訂正されたBASを用いてMP
U11により各メディアの転送レート、符号化方式、そ
の他の制御が可能となる。また、送信BASにおいても
MPU11から送信すべきBASをマルチメディア多重
・分離装置10にセットするのみで、BCH誤り訂正符
号を計算しフレーム内の所定のビット位置にBASおよ
びBCH誤り訂正符号を挿入することができる。
【0013】さらに、マルチメディア多重・分離装置1
00にBAS値更新部20およびBAS値テーブル21
を備えることで、受信BASに対しては既に受信したB
AS値と比較し、既に受信したBAS値と一致した場合
にはその後の処理を省略し、既に受信したBAS値と異
なり、制御の変更を伴うBAS値を受信した場合にの
み、MPUに新しいBAS値を通知し、各メディアに対
する処理を実行する。また、送信BASに関しても、制
御の変更を相手端末に転送するときのみ、マルチメディ
ア多重・分離装置100にBAS値を転送することでM
PU11の処理は終了し、制御の変更を希望しない場合
は、以前転送したBAS値をBAS更新部で順番に生成
され、フレームの所定ビット位置に挿入することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0015】図3はこの発明によるマルチメディア多重
・分離装置の一実施例を示すブロック図である。
【0016】この図3において200はマルチメディア
多重・分離装置であり、マルチメディア多重・分離制御
部1はMPU11からS10により装置全体を制御す
る。Bチャネルの受信信号D1はメディア分離部2で各
メディアのデータに分離され、フレーム構造制御データ
D3からBAS抽出部5でBASを抽出し、受信BAS
レジスタに格納する。BCH誤り訂正部8では受信BA
SデータD5から(16、8)BCH誤り訂正符号の演
算を実行し、求められたシンドロームから誤りを検出す
る。誤りが認められたときには、シンドロームからシン
ドロームテーブルを参照し誤り訂正を行う。訂正された
BASを用いてMPUは各メディアに対する処理を実行
する。
【0017】また、送信BASが各メディアおよびアプ
リケーションプログラムなどの要求に従いMPU11よ
りフレームごとに発行されたとき、BCH誤り訂正部8
のレジスタに書き込まれる。BCH誤り訂正部で各BA
Sに対応するBCH符号を付加し、送信BASレジスタ
7に転送する。BAS挿入部6、メディア多重部3でフ
レーム構造の所定ビット位置に送信BASが多重されて
Bチャネル送信データD2によりBASは送信される。
【0018】つぎに、図7によりBCH誤り訂正部8の
一実施例を説明する。60はBCH制御部、61は演算
されたシンドロームから訂正ビットを検出するためのB
CHシンドロームテーブル、62は受信BASのRx BA
S,BCHシフトレジスタ、63はRxBCH演算回路、6
4は求められたシンドロームから受信したBASおよび
BCH符号に誤りが含まれているか検出するRxエラー
検出回路、65は誤りが検出されたときに、訂正するエ
ラービットを検出しエラー訂正するRxエラー訂正回
路、67は送信BASシフトレジスタ、66はTxBC
H演算回路、68はBASとBCH符号の出力を切換え
るマルチプレクサ、69は誤り訂正すべきBASを格納
するRxBASレジスタである。
【0019】BAS抽出部5で抽出されたBASは、B
ASとBCH符号が1フレームごと交互に転送されるの
で、一連のBASとBCH符号をRx BAS,BCHシフトレジ
スタにいったん格納し、両者がそろったところでBCH
演算がRxBCH演算回路63で実行される。BCH演
算回路は8個のDフリップフロップと6個のEX−OR
で実現できる。演算終了後、計算されたシンドロームか
ら64のRxエラー検出回路により受信したBASおよ
びBCH符号の誤り検出を行う。誤りがなければ、69
に格納したBASをそのままMPU11に転送する。こ
れに対し、64の誤り検出回路で誤りが確認された場合
は、BCHシンドロームテーブル61を63のBCH演
算回路で計算したシンドロームをもとに参照することに
より、誤り訂正するビット位置を求め訂正し、正しいB
ASをMPU11に転送する。また、各メディア処理部
またはそれらを用いたアプリケーションプログラムの要
求に従いMPUより送信BASがBCH誤り訂正部8に
転送される。送信BAS値はTxBASシフトレジスタ
67に取り込まれ、TxBCH演算回路66においてB
CH符号の剰余多項式が計算される。BASと計算され
たBCH符号はフレームナンバーが偶数のときにはBA
Sが送信され、フレームナンバーが偶数のときにはBC
H符号が送信される。BASとBCH符号の切り換えを
MUX68で行う。このような構成により受信BASの
誤り訂正と送信BCH符号の演算を誤り訂正部8で実行
する。このようにマルチメディア多重・分離装置内に誤
り訂正部を付け加えることにより、マルチメディア通信
装置を制御するMPUが誤り訂正演算を実行する必要が
なくなり、MPUは効率的に他の処理を実行することが
できる。
【0020】図1のマルチメディア多重・分離装置10
0は、図3のマルチメディア多重・分離装置200に対
しBAS値更新部20を装置内に付加している。他のブ
ロックは図3の説明に準じるものとする。
【0021】受信BASにおいて、BCH演算部8で誤
り訂正されたBASがD15からBAS値更新部20に
入力するとBAS値更新部20では、既に受信して格納
してあるBASと新しく取り込まれたBASを比較し
て、前フレームで取り込まれたBASは、以前から格納
しているBASでありMPUと各メディアの処理部が既
存のBAS値に対する処理の実行を終了している場合に
は、取り込まれたBASは無視され、MPUには再度同
じBAS値を転送しない。これに対し、新しく取り込ま
れたBASと既に受信して格納してあるすべてのBAS
が異なり、前フレームで取り込まれたBASが、通信を
開始してから初めて受信したBASであることが確認さ
れた場合、このBASをMPUに通知する。MPUは受
信したBASをBAS値テーブル21と参照することに
より、BAS値の内容に従う処理を実行する。BAS値
テーブル21にはコマンドおよび能力BASが格納さ
れ、それぞれのBAS値に対応するソフトウェアの処理
がMPU11によりなされる。
【0022】また、送信に関しては各メディア処理部と
アプリケーションプログラムの要求により、通信の初期
手順および相手通信端末の通信状態を変更するときにの
み、MPUはBAS値テーブル21を参照し、マルチメ
ディア多重・分離装置100に新たに送信すべきBAS
を転送する。BAS値更新部20は、MPUから転送さ
れたBASを受けてBCH誤り訂正部8に転送し、BC
H誤り訂正部ではBCH誤り訂正符号を計算し、フレー
ム構造の所定のビット位置にBAS挿入部6によりBA
SとBCH符号を挿入する。BAS値更新部の機能とし
て、通信状態を変えるためにMPUから以前に送信した
BASと異なるBASが転送されたときには、上述した
ように直接BCH誤り訂正部8に転送するが、MPUか
ら新しいBASが転送されないときにもBAS値はフレ
ームの所定ビット位置に挿入されなければならないの
で、以前送信したBASを繰り返し送信する必要があ
る。そのため、BAS値更新部20は、既に送信済みの
BAS値をBAS値更新部20に格納し、通信状態に変
更がない場合には、既に送信済みのBASを繰り返し送
信する機能を備える。
【0023】図4によりBAS値更新部20の詳細を説
明する。
【0024】30は現在設定されているBAS値を格納
する受信BASテーブル、31は現在設定されている送
信BASテーブル、32はBCH誤り訂正部8から訂正
されたBASを格納する受信BASレジスタ、33は次
のフレームで送信するBASを格納する送信BASレジ
スタ、34は受信BASテーブル30と送信BASテー
ブル31の各設定項のBAS値を格納するアドレスを生
成するアドレス生成部、35は次のフレームで送信すべ
き送信BASを選択する送信BAS選択部、36は前フ
レームで受信した受信BASと既存のBAS値が一致す
るか比較する比較部、37は通信の状態により設定項お
よび転送するBASの順序を制御する制御部、38はM
PUから新しく設定するBASを受ける新設定送信BA
Sレジスタ、39は送信BASの順序をカウントするカ
ウンタである。これらの各ブロックによりBAS値更新
部20は構成されている。
【0025】BCH誤り訂正部8で訂正されたBAS
は、受信BASレジスタ32に取り込まれる。このと
き、BASは式(1)のように定義されている。
【0026】 BAS=(b0,b1,b2,b3,b4,b5,b6,b7) (1) (b0,b1,b2)=属性(8属性) (b3,b4,b5,b6,b7)=値(32値) 式(1)の属性を利用し、能力BAS、コマンドBAS
に分類し、さらにコマンドまたは能力をオーディオに関
するBAS、データに関するBAS、転送レートに関す
るBAS、画像に関するBASに分類できる。これを設
定項nとする。設定項nは、同時に設定できる設定数だ
け用意することができる。つまり、互いに相反する設定
は別の項目を用意することができないことを意味する。
受信BASレジスタ32に取り込まれたBASは、アド
レス生成部により式(1)の属性または値によりそれぞ
れの設定項のアドレスを生成する。以下に受信したBA
Sの値に対して、考えられる3つのケースにおけるBA
S値更新部20の動作を説明する。
【0027】a)受信BAS 受信したBASが項目を追加する場合 受信BASレジスタに取り込んだBASが、通信が開始
してから初めて受信したBASであり、さらに、同じ項
目のBASを以前に受信していない場合、設定項iを新
たに追加し、レジスタ32に取り込まれたBAS値を受
信BASテーブル30の設定項iに書き込むと同時に、
MPU11に新しいBASを通知し、MPUは前フレー
ムのBAS値を読み取り、BAS値に対する処理を実行
する。
【0028】受信したBASにより項目値を変更する
場合 受信BASレジスタに取り込んだBASから、アドレス
生成部で設定項を検索したところ、既に受信BASテー
ブルに格納した設定項jであるとき、受信BASテーブ
ル30から既存のBAS値を読み取り比較部36に転送
する。比較部36では前フレームで受信したBASと受
信BASテーブルに格納してあるBASとを比較する。
前フレームのBASが既存のBASと一致しない場合に
は、比較部36から信号S22によりMPU11にBA
S値の更新がなされたことを通知し、MPU11は前フ
レームのBAS値を読み取り、BAS値に対する処理を
実行する。
【0029】受信したBASが既存のBASと一致す
る場合 受信BASレジスタに取り込んだBASから、アドレス
生成部で設定項を検索し、既存BAS値が確認され比較
部36に読み込む。前フレームのBAS値を比較し両者
が一致した場合、取り込んだBAS値に対する処理は、
すでにMPU11により実行されているので、BAS値
更新部20はその後の処理を省略し、MPUに対しても
処理要求の発行をしない。
【0030】図5にBAS値更新部20の制御に関する
フローチャートを示し、図5により受信BASの制御に
ついて説明する。
【0031】BASを受信した場合、アドレス生成部3
4により設定項を選択する設定項がない場合は新たに設
定項を定め、既存の設定項を更新する場合は、設定項の
格納されているテーブルからBAS値を読み込む、既存
のBAS値と受信BASレジスタ32に取り込まれたB
AS値を比較部36により比較する。BAS値が一致し
た場合は、残りの処理を省略し次のBASに備える。こ
れに対し、BAS値が異なり、新しいBAS値が取り込
まれている場合、MPUに新BAS値を通知し、受信B
ASテーブル30を更新する。
【0032】上述したような機能をBAS値更新部20
に与えることにより、MPUは各メディア処理部および
アプリケーションプログラムに対し何らかの処理を要求
する場合のみ、MPUにBASによる処理要求が通知さ
れ、MPUは処理要求がなされたときのみBASに関す
る処理を実行するので、全体としてMPUの負荷を軽減
することになる。
【0033】送信BASに対するBAS更新部20の動
作を説明する。
【0034】送信BASの転送について、以下の2通り
のケースに対して説明する。
【0035】b)送信BAS MPUより新設定送信BASが発行されたとき MPU11より各メディア処理部の要求により新たにB
ASを送信する場合、まず、新設定送信BASレジスタ
38に新しいBAS値を書き込む。新設定BASに新し
い項目が必要であるか、既存の項目を変更するBASで
あるのかをアドレス生成部で検索する。新たに設定項k
を付け加える場合には送信BASテーブル31に設定項
を追加し、新設定BASレジスタのBAS値を設定項k
に書き込む。既存の設定項を変更する場合には、求めら
れた設定項mに上書きする。送信BAS選択部35を経
由し、送信BASレジスタ33に新設定送信BASが転
送され、BCH誤り訂正部に送られる。
【0036】MPUにより新設定送信BASが発行さ
れないとき この場合、既存の設定項を順番に繰り返し送信するた
め、送信BAS選択部35により次にフレームで送信す
る設定項を選択する。このとき、カウンタ39により送
信すべき設定項mをカウントする。選択された設定項の
BAS値が送信BASレジスタに転送され、誤り訂正部
に送られる。
【0037】図6にBAS値更新部20の制御に関する
フローチャートを示し、図6により送信BASの制御に
ついて説明する。
【0038】新しい送信BASを次のフレームで送信す
るために、MPU11からBAS変更要求が制御部37
にかかったかどうか分岐50で判断する。BASの変更
要求がなされた場合、MPUから新設定送信BASに次
フレームで送信するBAS値を書き込む、このBASを
そのまま直接送信BASレジスタに書き込み、更新する
BAS値の設定項をアドレス生成部34で検索し、検索
された設定項を更新する。これに対し、BAS変更要求
がなされない場合、送信BAS選択部35の制御により
送信BASテーブル31から設定項を選択し、送信BA
Sの読み込み、送信BASレジスタへの書き込みを行
う。
【0039】これら全体を制御する機能を制御部37が
もち、アドレス生成部34、送信BAS選択部35、カ
ウンタ39を制御する。
【0040】上述のようにマルチメディア多重・分離装
置にBAS値更新手段を付加することのより、各メディ
ア処理部およびアプリケーションプログラムによりBA
Sに対する処理を行うときのみ、MPUはマルチメディ
ア多重・分離装置の制御をすればよい。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、マルチ
メディア多重・分離装置にBCH誤り訂正手段とBAS
値更新手段を付加することで、マルチメディア通信端末
のアプリケーションプログラムと各メディア処理部の要
求により、送信BASの変更要求がなされた場合か、相
手端末から通信状態の変更を伴うBASを受信する場合
にのみMPUはマルチメディア多重・分離装置の制御を
行えばよいので、マルチメディア多重・分離装置の構成
を簡略化し、MPUのマルチメディア多重・分離装置に
対する負荷を軽減し、通信端末全体の処理能力を改善し
処理速度を高速化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】BCH誤り訂正部とBAS値更新部を有するマ
ルチメディア多重・分離装置の 構成を示すブロック
図。
【図2】従来のマルチメディア多重・分離装置の構成を
示すブロック図。
【図3】BCH誤り訂正部を有するマルチメディア多重
・分離装置の構成を示すブロック図。
【図4】BAS値更新部の構成を示すブロック図。
【図5】BAS値更新部における受信BASに関する処
理のフローチャート。
【図6】BAS値更新部における送信BASに関する処
理のフローチャート。
【図7】BCH誤り訂正部の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1・・・マルチメディア多重・分離制御部 2・・・メディア分離部 3・・・メディア多重部 4・・・受信BASレジスタ 5・・・BAS抽出部 6・・・BAS挿入部 7・・・送信BASレジスタ 8・・・BCH誤り訂正部 10、100、200・・・マルチメディア多重・分離
装置 11・・・MPU(マイクロプロセッサ) 12・・・メディア処理部1 13・・・メディア処理部2 14・・・メディア処理部3 20・・・BAS値更新部 21・・・BAS値テーブル 30・・・受信BASテーブル 31・・・送信BASテーブル 32・・・受信BASレジスタ 33・・・送信BASレジスタ 34・・・アドレス生成部 35・・・送信BAS選択部 36・・・比較部 37・・・制御部 38・・・新設定送信BASレジスタ 39・・・カウンタ 40・・・BAS受信の分岐 41・・・設定項選択 42・・・既存設定BAS読み込み 43・・・BAS値一致の分岐 44・・・MPUに新BAS値通知 45・・・BASテーブル更新 50・・・BAS変更要求の分岐 51・・・新BAS値設定 52・・・送信BASレジスタ書き込み 53・・・送信BASテーブル更新 54・・・送信BAS選択 55・・・送信BAS読み込み 56・・・送信BASレジスタ書き込み 60・・・BCH制御部 61・・・BCHシンドロームテーブル 62・・・RxBAS、BCHシフトレジスタ 63・・・RxBCH演算回路 64・・・Rxエラー検出回路 65・・・Rxエラー訂正回路 66・・・TxBCH演算回路 67・・・TxBASシフトレジスタ 68・・・MUX(マルチプレクサ) 69・・・RxBASレジスタ D1・・・Bチャネル受信データ D2・・・Bチャネル送信データ D3・・・フレーム制御データ D5、D61・・・受信BASデータ D6、D7、D8・・・受信メディア1、2、3データ D9、D10、D11・・・送信メディア1、2、3デ
ータ D12・・・送信フレーム制御データ D14、D62・・・送信BASデータ D15、D17・・・BAS値データ D64・・・受信BAS値データ D65・・・送信BAS値データ S2・・・メディア処理部制御信号 S10・・・多重・分離制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルを同時に使用し、複数の
    メディアを多重化するマルチメディア多重・分離装置1
    00において、メディア多重手段2とメディア分離手段
    3と複数メディアの多重および分離を制御するビットレ
    ート割当信号(以下「BAS」と言う)を抽出するBA
    S抽出手段4と受信BASレジスタ5と送信BASを送
    信信号に挿入するBAS挿入部6と送信BASレジスタ
    7を備え、BASの誤り訂正符号であるBCH誤り訂正
    手段8を備えたことを特徴とするマルチメディア多重・
    分離装置。
  2. 【請求項2】 前記マルチメディア多重・分離装置にお
    いて、端末間の通信状態を変更しないときには、既に伝
    送したBASを繰り返し送受信し、通信状態の変更を伴
    うBASの送受信に対してだけBASの入出力を行うB
    AS値更新手段20を備えたことを特徴とするマルチメ
    ディア多重・分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のBAS値更新手段20
    は、通信を開始してから現時点までに伝送された送受信
    のBASを、送受信BASテーブル30,31を記憶し
    た記憶手段と、フレームごとに入力したBASと送受信
    BASテーブルの値を参照することによりBASを比較
    しMPUに出力する比較部36と、MPUから入力され
    た送信BASと送信BASテーブル31のBAS値から
    次フレ−ムで送信するBASを選択する送信BAS選択
    部35を備えたことを特徴とするビットレート割当信号
    値更新手段。
JP11184793A 1993-05-13 1993-05-13 マルチメディア多重・分離装置及びビットレート割当信号値更新手段 Pending JPH06326682A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113573006A (zh) * 2021-07-21 2021-10-29 北京融讯科创技术有限公司 专线视频会议通信方法、装置、设备和存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113573006A (zh) * 2021-07-21 2021-10-29 北京融讯科创技术有限公司 专线视频会议通信方法、装置、设备和存储介质
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