JPH0632488Y2 - 管の接続用係止装置 - Google Patents

管の接続用係止装置

Info

Publication number
JPH0632488Y2
JPH0632488Y2 JP1986130748U JP13074886U JPH0632488Y2 JP H0632488 Y2 JPH0632488 Y2 JP H0632488Y2 JP 1986130748 U JP1986130748 U JP 1986130748U JP 13074886 U JP13074886 U JP 13074886U JP H0632488 Y2 JPH0632488 Y2 JP H0632488Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
diameter pipe
locking
pipe
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986130748U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6336709U (ja
Inventor
義孝 山中
Original Assignee
富士金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士金属株式会社 filed Critical 富士金属株式会社
Priority to JP1986130748U priority Critical patent/JPH0632488Y2/ja
Publication of JPS6336709U publication Critical patent/JPS6336709U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0632488Y2 publication Critical patent/JPH0632488Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大径管と小径管とを入れ子式に嵌合させて、
両者を伸縮自在とすると共に、所望の伸縮位置で係止固
定させることができ、しかも係止固定したとき係止位置
における両者の管軸同志を略一致せしめて真直に接続で
きる管の接続用係止装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、大径管と小径管を入れ子式に嵌合させて、両者を
伸縮自在にすると共に、所望の位置で係止固定させる係
止装置については種々提案されている。
例えば、実公昭46−17971号では、「太管に嵌挿
する細管の尾端に、偏心軸を有する摺動体を嵌着固定
し、太管の内面に摺接せる如き外径で形成し且つ一側に
切欠きを有する制動輪をその偏心孔を介して前記偏心軸
に廻動自在に嵌合させた」もので、細管を左右何れか一
方方向に回動させると偏心軸が制動輪を太管内面に圧着
して両者を固定させ、反対方向に戻すと両者の係止が解
かれるものである。
しかしながら、この係止装置は、細管を左右どちらの方
向に回動させても両管が係止固定されるので、両者の係
止を解くさいどちらに廻したら良いか分らず廻し過ぎて
係止装置を壊してしまうなどの欠点がある。
この欠点を解消したものとして実開昭57−17291
0号が提案されている。これは「軸状の本体を小径管の
端部に固定し、該本体に少なくとも小径管の管軸と同軸
である膨径部と、これに対し偏心している偏心軸部とを
設け、偏心軸に外径と内径が互いに偏心し且つ外径を大
径管の内径より若干大きめに形成して、一部切欠された
半径方向に弾発性を有する偏心軸を回転自在に嵌着する
と共に、相対する側面の偏心輪切欠端部及び膨径部に、
隣り合せて爪部及び切欠の幅より大きな長さの掛り爪を
それぞれ設けた」もので、小径管を所定方向へ回転させ
ると、偏心軸部が回動して偏心輪を大径管内壁に圧着し
て大径管を係止し、また所定方向の反対へ回転させると
大径管の係止が解かれ、さらに回転させると膨径部の爪
部が偏心輪の掛り爪に係合して膨径部と偏心輪が共回転
するため、大径管が係止されることがない。この係止装
置は小径管をきめられた所定方向に回転したときのみ大
径管を係止するようになっているので、回転方向を明示
しておくと締め過ぎ或は反対方向に回転して係止装置を
壊すようなことが起らない。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の係止装置は、回転した偏心軸部が偏心輪の中
央部分にある肉厚部を圧着して大径管を係止しているの
で、大径管が係止されている箇所において変形を起し、
さらに大径管と小径管との管軸同志がどうしてもずれて
繋目から両者が曲り、使用したとき荷重が常に一方向に
片寄ってかかるようになり曲がりを早めて使用できなく
なる欠点があった。
又小径管を回転させ偏心軸部で偏心輪を大径管内壁に圧
着せしめて大径管を係止したとき、偏心軸部による偏心
輪の圧着度合により両管に振動などの力が与えられたと
き、小径管の係止を解くようなことが起り、物干竿など
に使用したとき干物を地面に落したりする事故が発生す
る欠点もある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであって、偏芯軸部及び偏芯輪の構造を改造するこ
とにより係止装置の性能を飛躍的に向上せしめて、上記
問題点を解決することを目的としている。
本考案は、大径管2内に嵌挿される小径管3の内端に適
宜な手段で固着された基部4′に該小径管3の軸芯上で
大径管2の内径より若干小さな外径を有し、適宜な間隔
を置いた両鍔部と6,7と、両鍔部6,7の間で、軸芯
から偏芯し且つ該軸芯から離れた周部分に2の内径より
若干大きな外径で、係止段部8に近い側の切欠端部10
に係止突起11を設けると共に、他方の切欠端部10′
に向ってその肉厚が次第に厚くなるように内周円弧面1
2を形成し、且つ該内周円弧面12の中央附近に多数の
細突起13を設けた、弾発性を備えた係止リング14を
軸芯軸部9に回転自在に嵌着して成ることを特徴とする
管の接続用係止装置である。
(作用) 係止装置4は、係止リング14が大径管2の内径より若
干大きな外径で弾発性を備えているので大径管2に自ら
内圧接し、また偏芯軸部9の外周面と係止リング14の
内周円弧面とは緩やかな勾配で接触しているため、偏芯
軸部9を回動させたとき係止リング14との回転摩擦が
少なく偏芯軸部9と係止リング14との共廻りを防止す
ると共に、広い面積に亘って接触して圧着しているため
大径管2の変形を発生させることがなく、そのうえ両管
2,3の軸芯同志のずれを可及的に少なくして真直な伸
縮杆を形成させることができる。
又偏芯軸部9の外周面と係止リング14の内周円弧面1
2との圧着面積が広いので、その係止力が強く、そのう
え係止リング14の内周円弧面12の中央附近に設けら
れた多数の細突起13の戻り止め機構のため、係止固定
された両管2,3に振動などによる力が与えられても、
係止が解かれるような現象を発生しない。
(実施例) 本考案をその一実施例を示す第1図及び第2図に基づき
以下詳述する。1は大径管2に摺動自在に小径管3を嵌
挿して、小径管3の内端に装着された接続用係止装置4
により所望の位置で両管2、3を係止固定可能とした伸
縮自在な伸縮杆、5は大径管2の端部に嵌着された、小
径管3の抜けるのを防止すると共に、両管2、3の間隙
から内部に雨水などの入るのを防止する係止具である。
接続用係止装置4は、小径管3の内端に嵌入し適宜な手
段で小径管3に固着された円柱状の基部4′と;小径管
3の軸芯上で該基部4′に連設された、大径管2の内径
より若干小さな外径を有して、適宜な間隔を置いて夫々
所要の肉厚を備えた両鍔部6、7と;該両鍔部6、7の
間に設けられた、小径管3の軸芯から偏芯し且つ該軸芯
から最も離れた外周部分に軸芯方向の係止段部8を設け
た偏芯軸部9と;該偏芯軸部9に回転自在に嵌着され
た、大径管2の内径より若干大きな外径を有して、一方
の係止段部に近い側の切欠端部10に軸芯方向に向く係
止段部8と係合する係止突起11を設けると共に、切欠
端部10から他方の切欠端部10′に向ってその肉厚が
次第に厚くなるように内周円弧面12を形成し且つ内周
円弧面12の中央附近に先端が切欠端部10′側に向く
厚さ方向の鋸歯状の多数の細突起13を設けた、弾発性
のある開環状の係止リング14とで形成されている。尚
係止リング14の内周円弧面12を含む内周円の中心
は、偏芯軸部9の軸芯と略一致している。
伸縮杆1は上記の構成をしているので、大径管2を押え
て小径管3をa方向に回動させると、係止リング14は
外径が大径管2の内径より若干大きく且つ弾発性を有す
るので大径管2内壁に係止固定され、偏芯軸部9のみが
回動して係止段部8を係止リング14の肉厚の厚い方に
移動させ、係止リング14を大径管2内壁に強く押圧す
るようになり大径管2に小径管3が係止固定される。
続いて小径管3を反対のb方向に回動させると、最初偏
芯軸部9のみが回動して係止段部8を係止リング14の
肉厚の薄い方に移動させて、小径管3の大径管2に対す
る係止をとき、さらに偏芯軸部9を回動させると、係止
段部8が係止突起11に係合して偏芯軸部9と係止リン
グ14が共廻りするようになるので、両管2、3が摺動
自在となり大径管2から小径管3を出し入れするのが自
由になる。上記の方法により小径管3を大径管2の所望
の位置で固定することができ、伸縮自在な伸縮杆1を現
出する。
この場合、係止リング14が大径管2の内径より若干大
きな外径で弾発性を備えているので大径管2に自ら内圧
接し、また偏芯軸部9を回動させて係止リング14を圧
着するさい、偏芯軸部9の外周面と係止リング14の内
周円弧面12とは緩やかな勾配で接触しているため、回
転摩擦が少なく偏芯軸部9と係止リング14との共廻り
を防止すると共に、広い面積に亘って接触しているため
大径管2の変形を発生させるようなことがなく、そのう
え両管2、3の軸芯同志のずれを可及的に少なくして真
直な伸縮杆1を形成させることができる。
又係止固定された両管2、3は、偏芯軸部9の外周面と
係止リング14の内周円弧面12との圧着面積が広いの
でその係止力が強く、そのうえ係止リング14の内周円
弧面12の中央附近に設けられた多数の細突起13から
なる戻り止め機構と、偏芯軸部9の外周面及び係止段部
8の先端角部との摩擦抵抗により、両管2、3に振動な
どによる力が与えられても、簡単に小径管3の係止を解
くような現象が発生しない。
(考案の効果) 本考案は上記の構成なので次の効果を奏する。
(1)大径管と小径管を連結したとき、係止箇所で大径管
に変形現象を発生させないので伸縮杆の商品価値を高め
ることができる。
(2)大径管と小径管を連結して真直な伸縮杆を形成でき
るので、使用中に偏荷重による曲がりを発生させること
がないので、極めて耐久寿命を長くすることができる。
(3)大径管と小径管との係止固定が強固で、さらに戻り
止め機構も備えているので、振動などにより使用中に小
径管の係止を解くような現象が発生せず、事故の発生を
確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は一部切
欠した側面図、第2図はA−A断面図である。 2……大径管、3……小径管、4……係止装置、 4′……基部、6、7……鍔部、8……係止段部、 9……偏芯軸部、10、10′……切欠端部、 11……係止突起、12……内周円弧面、 13……細突起、14……係止リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径管2内に嵌着される小径管3の内端に
    適宜な手段で固着された基部4′に、小径管3の軸芯上
    で、大径管2の内径より若干小さな外径を有し、適宜な
    間隔を置いた両鍔部6,7と、両鍔部6,7の間で、軸
    芯から偏芯し且つ該軸芯から最も離れた外周部分に係止
    段部8を設けた偏芯軸部9とを連設して;大径管2の内
    径より若干大きな外径で、係止段部8に近い側の切欠端
    部10に係止突起11を設けると共に、他方の切欠端部
    10′に向ってその肉厚が次第に厚くなるように内周円
    弧面12を形成し、且つ内周円弧面12の中央附近に多
    数の細突起13を設けた、弾発性を備えた係止リング1
    4を偏芯軸部9に回転自在に嵌着して成ることを特徴と
    する管の接続用係止装置。
JP1986130748U 1986-08-26 1986-08-26 管の接続用係止装置 Expired - Lifetime JPH0632488Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986130748U JPH0632488Y2 (ja) 1986-08-26 1986-08-26 管の接続用係止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986130748U JPH0632488Y2 (ja) 1986-08-26 1986-08-26 管の接続用係止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6336709U JPS6336709U (ja) 1988-03-09
JPH0632488Y2 true JPH0632488Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=31028544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986130748U Expired - Lifetime JPH0632488Y2 (ja) 1986-08-26 1986-08-26 管の接続用係止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632488Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115653982B (zh) * 2023-01-02 2023-03-10 河北鸿宇通信器材有限公司 一种便于使用的卡箍连接件

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530475Y2 (ja) * 1971-10-04 1980-07-19
JPS5613839Y2 (ja) * 1978-07-04 1981-03-31
JPS5879107U (ja) * 1981-11-24 1983-05-28 岩橋 正次 回転式締付固定具
JPS6158718U (ja) * 1984-09-25 1986-04-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6336709U (ja) 1988-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5133579A (en) Extendible-contractible, flexible, helical conduit and coupling assembly
JP3467051B2 (ja) トリプランジョイントの複数のローラーを位置させるための位置決めバネ及びそれを使用したトリプランジョイント
JPH0632488Y2 (ja) 管の接続用係止装置
JPH0392692A (ja) 管継手ソケットの製造方法
JPS6128571B2 (ja)
JPH0232121U (ja)
JPH0426782Y2 (ja)
JPH047373Y2 (ja)
JPH03104434U (ja)
JPS6216485Y2 (ja)
JPH01148189U (ja)
JP2002257106A (ja) 配管支持具
JPH071433Y2 (ja) 角度の調節が自在な単管接続具
JP2570418Y2 (ja) 入れ子式パイプ部材の長さ調節装置
JPS5828324Y2 (ja) 電気部品の二重回転操作軸
JPH0626791Y2 (ja) 波形管用継手
JP2555345Y2 (ja) ホースの接続構造
JPH0719211A (ja) パイプ用連結装置
JP3346949B2 (ja) 掃除機の延長管
JPH0647714U (ja) 連結固定装置及びその関連技術
JPS5914674B2 (ja) 管継手用抜止め具
JPH0514004Y2 (ja)
JPS5916564Y2 (ja) 継手
JPS633507Y2 (ja)
JPS6326621Y2 (ja)