JPH06324468A - 感光材料処理装置の挿入部構造 - Google Patents

感光材料処理装置の挿入部構造

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JPH06324468A
JPH06324468A JP11347793A JP11347793A JPH06324468A JP H06324468 A JPH06324468 A JP H06324468A JP 11347793 A JP11347793 A JP 11347793A JP 11347793 A JP11347793 A JP 11347793A JP H06324468 A JPH06324468 A JP H06324468A
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JP
Japan
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photosensitive material
film
guide member
guide
outside
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JP11347793A
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English (en)
Inventor
Kenichi Miyamoto
謙一 宮本
Tomoyuki Takigami
知之 滝上
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料を安定して装置内へ送り込むことが
できる感光材料処理装置の挿入部構造を得る。 【構成】 第1のガイド部材102は、金属製で装置外
に配設されフィルム12の載置面は平滑処理されてお
り、摩擦係数が極めて小さくなっている。このため、フ
ィルム12とガイド面との摺動による傷付きもない。一
方、第2のガイド部材104は、挿入口を貫通した状態
で配設されている。すなわち、第2のガイド部材104
は、第1のガイド部材102から受け取ったフィルム1
2を装置内へ案内する役目を有しており、殆どが装置内
に配設されており、温度変化が少ない合成樹脂製で形成
しているため、装置内外の温度差によって生じる結露を
防止している。また、ガイド面104Bにはリブ104
Dが形成され、表面に粗さがある合成樹脂製のガイド面
へのフィルム12の接触面積を少なくし、摩擦抵抗を緩
和している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料を感光材料処
理装置に送り込むための感光材料処理装置の挿入部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料処理装置の感光材料挿入部は、
装置内外を仕切る側壁に設けられたスリット状の挿入口
を含み、この挿入口の外側には感光材料を載せる板状の
ガイド板が取付けられている。ガイド板は金属製で装置
外から挿入口を介して一部が装置内側まで延設され固定
されている。このガイド板に感光材料を載置し、挿入口
方向へ手で挿入することによって、感光材料は感光材料
処理装置内のローラにくわえ込まれ所定の方向へ送られ
る。
【0003】ところで、感光材料処理装置内には、現像
槽等の処理槽が配設され、所定の温度(一般には、外気
温度よりも高い温度)に加温された現像液等の処理液が
貯留されており、感光材料はこの処理液に浸漬されて搬
送されることによって、処理が施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理液
の加温のため、装置内外に温度差が生じ(装置内が高
温、多湿)、この温度差によりガイド板に結露が生じる
ことがある。これは、ガイド板が金属製であり、装置外
の温度に左右され易く、装置内まで延設されたガイド板
の部分の表面の温度と、感光材料処理装置内の雰囲気温
度との間に温度差が生じるためである。
【0005】ガイド板に結露が生じると、挿入口から挿
入される感光材料が貼り付き、挿入時の抵抗力となる。
この抵抗力は、ガイド板の表面が平滑処理されていれば
いるほど大きく、搬送不良や感光材料にしわ等を発生さ
せる原因となる。
【0006】また、温度差に限らず現像液等の処理液が
蒸発して水滴となり、ガイド板に付着して搬送不良を発
生させたり、処理むらを発生させたりすることがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、感光材料を安
定して装置内へ送り込むことができる感光材料処理装置
の挿入部構造を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料処理装置内外を仕切る仕切り壁に設けられ
た感光材料挿入口を介して前記感光材料処理装置内外に
わたって配置され、感光材料を前記感光材料処理装置内
へ案内するガイド板の少なくとも前記感光材料処理装置
内の部分が合成樹脂製であることを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記ガイド板の
前記感光材料処理装置外にある部分の少なくとも一部が
平滑な表面を持つ金属製であることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、感光材料処理装
置内外を仕切る仕切り壁の感光材料の挿入口の上方に前
記挿入口へ落下する蒸発成分を受けて感光材料搬送路外
へ案内する溝部材を有している。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記仕切り壁の
内側の前記感光材料挿入口近傍に感光材料検出手段が設
けられ、前記感光材料検出手段を覆うカバーが前記溝部
材を用いて前記仕切り壁の内壁に取付けられていること
を特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記感光材料検
出手段が前記カバーの内面に取付けられていることを特
徴としている。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、感光材料処理
装置の内方のガイド板を合成樹脂で形成することによっ
て、装置内外で温度差及び湿度差があってもガイド面に
結露が生じることがない。これにより、感光材料を円滑
に搬送することができる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、仕切り壁
の近傍を境に装置外側は、感光材料の搬送性を優先して
金属製のガイド板としたので、感光材料を載置後、比較
的軽い力で円滑に摺動し挿入口へと送り込むことができ
る。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、仕切り壁
の内側面には、処理液の蒸発によって処理液の水滴とな
って付着し、滴り落ちることがある。この滴り落ちる処
理液がガイド板上或いはガイド板に案内されて搬送され
る感光材料上に落ちると、処理むら等が発生し、好まし
くない。このため、この滴り落ちる処理液を案内溝によ
って感光材料の搬送路外へ案内し、搬送される感光材料
上に落ちることを防止している。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、挿入口の
内側に感光材料検出手段を覆うカバーを案内溝を利用し
て配置することにより感光材料検出手段に蒸発物や処理
液が付着するのを防ぐ。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、感光材料
検出手段をカバーに取付けることにより、感光材料検出
手段をメンテナンスの度に用に取り外すことが可能とな
る。
【0018】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム12を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0019】自動現像装置10は、機枠14内に現像槽
16を備えた現像部18、定着槽20を備えた定着部2
2、リンス槽24を備えたリンス部26、水洗槽28を
備えた水洗部30及び乾燥部68が設けられている。
【0020】現像槽16、定着槽20、水洗槽28内に
は、複数のローラ対32、34、36(水洗槽28の場
合はローラ対32、36)をそれぞれ有する搬送ラック
38、40、42が、現像液、定着液、水洗水に浸漬さ
れて配設されている。
【0021】ローラ対32、34は、それぞれ対向する
ローラ同士の軸芯を結ぶ線が水平とされ、ローラ対36
は、対向するローラ同士の軸線を結ぶ線が垂直とされて
おり、フィルム12はこれらに挟持されて搬送されるこ
とによって、略U字状の搬送経路を形成する。
【0022】ここで、各処理槽(現像槽16、定着槽2
0、水洗槽28)は、所定量の処理液が貯留されている
ときの液面(図1において想像線で示す液位)よりも若
干下方で幅細とされ、水平切断面が上向きとされた段差
部44が形成されている。これに対応して、搬送ラック
38、40、42は、処理液へ浸漬される先端部(高さ
方向中央部より下方側)が幅細とされ、水平切断面が下
向きとされた段差部46が形成されている。このため、
搬送ラック38、40、42は、段差部46が処理槽の
段差部44に支持されることによって位置決めされ、か
つ保持される構成となっている。
【0023】現像槽16の搬送ラック38には、挿入口
48と対向するローラ対50が設けられ、挿入口48か
ら挿入されるフィルム12を挟持搬送するようになって
いる。この挿入口48には、ガイド板100が設けら
れ、フィルム12はこのガイド板100の上に載置され
た後、スライドさせて挿入口48へと送り込まれるよう
になっている。なお、一般的に挿入口48を境に装置外
側領域(図2の左側領域)は暗室とされ、フィルム12
の感光を防止し、装置本体が設置される領域(図2の右
側領域)は明室となっている。従って、フィルム12は
挿入口48へ挿入されるまでに感光するようなことはな
い。この挿入口48近傍の構造については後述する。
【0024】ローラ対50に挟持されたフィルム12
は、図示しないガイド板(搬送ラック38と一体形成さ
れている)に案内され、略90°方向転換されて下向き
の搬送方向とされ、前記ローラ対32へ挟持されるよう
になっている。また、搬送ラック38の出口側には、下
側のローラの一部が処理液(現像液)に浸漬された状態
のローラ対52が配設されている。このローラ対52の
互いの軸線を結ぶ線が傾斜されており、フィルム12を
定着槽20へ受け渡す役目を有している。これに対し
て、定着槽20の搬送ラック40の入口側には、下側の
ローラの一部が処理液(定着液)に浸漬されたローラ対
54が配設され、現像槽16から至るフィルム12を受
け取るようになっている。受け取られたフィルム12
は、このローラ対54に挟持されて、下向きとされ前記
ローラ対32、34、36によって略U字状に搬送され
る。搬送ラック40の出口側には、下側のローラの一部
が処理液(定着液)に浸漬された状態のローラ対56が
配設されている。このローラ対56の互いの軸線を結ぶ
線が傾斜されており、フィルム12をリンス部26へ受
け渡す役目を有している。
【0025】リンス部26を通過したフィルム12は、
水洗槽28の搬送ラック42の入口側に設けられたロー
ラ対64によって挟持され、搬送方向が下向きに変えら
れ、以後、ローラ対32、36によって略U字状に搬送
され、出口側のローラ対66によって水平方向に方向転
換されるようになっている。ここで、水洗槽28の搬送
ラック42は、図1の右側が乾燥部68方向へ延長さ
れ、ローラ対70が配設されている。このローラ対70
に挟持されることにより、フィルム12はスクイズさ
れ、水平状態で乾燥部68へ送り出されるようになって
いる。
【0026】このように、フィルム12は、挿入口48
から挿入されて各処理槽の搬送ラック38、40、42
に案内されて、現像液、定着液、水洗水に順次浸漬しな
がら搬送されて現像、定着、水洗処理が行われる。ま
た、定着槽20から水洗槽28へ受け渡す途中でリンス
液によってフィルム面が洗浄される。
【0027】乾燥部68には、複数の対向ローラ対72
が等間隔で配設されている。この対向ローラ対72間の
隙間には、フィルム12をガイドするガイド板74が配
設され、確実に次の対向ローラ対72へとフィルム12
を案内するようになっている。ここで、ガイド板74
は、乾燥風を一時的にストックするチャンバー76に一
体形成されている。このチャンバー76のガイド板74
の取付面には、フィルム幅方向に沿ってスリット孔76
Aが設けられ、対向ローラ対72間の隙間からフィルム
12に向けて乾燥風を吹き付けるようになっている。こ
れにより、フィルム12は、対向ローラ対72に挟持搬
送されながら乾燥され、排出口78へ至るようになって
いる。
【0028】図2及び図3に示される如く、ガイド板1
00は、2種類の材質で造られた2つのガイド部材(以
下、第1のガイド部材102、第2のガイド部材104
という)で構成されている。
【0029】第1のガイド部材102は、金属製で装置
外に配設されている。この第1のガイド部材102は、
フィルム12の搬送方向両端部が略直角に折り曲げら
れ、全体として略コ字型に成形されている。また、第1
のガイド部材102のフィルム12の載置面は平滑処理
(例えば、鏡面処理)されており、乾燥状態で摩擦係数
が小さくなっている。このため、フィルム12を載置し
て第1のガイド部材102上をスライドさせて挿入口4
8へ向かって送り込む際の押圧力は小さくなり、フィル
ム12にはガイド面との摺動による傷付きもない。
【0030】一方、第2のガイド部材104は、挿入口
を貫通した状態で配設されている。すなわち、第2のガ
イド部材104は、第1のガイド部材102から受け取
ったフィルム12を装置内へ案内する役目を有してい
る。
【0031】この第2のガイド部材104は合成樹脂製
で、その第2のガイド部材104を下から支えるように
裏面側に設けられた支持部104Aとこの支持部104
Aに支持されたガイド面104Bとが一体成型されてい
る。この第2のガイド部材104は、その殆どが装置内
に配設されており、熱伝導が少ない合成樹脂製で成形し
ているため、装置内外の温度差によって生じる結露を防
止している。また、ガイド面104Bにはフィルム搬送
方向に平行にリブ104Dが形成され、表面に粗さがあ
る合成樹脂製のガイド面へのフィルム12の接触面積を
少なくし、摩擦抵抗を緩和している。
【0032】第2のガイド部材104のフィルム挿入側
端部の下方への垂直面104Cは、支持部104Aと連
結しており、かつ前記第1のガイド部材102の挿入口
48側の屈曲部102Aと対向している。
【0033】屈曲部102Aには、略L字型の一対の孔
102Bが設けられ、これに対して垂直面104Cに
は、略T字型の一対のブロック106が一体形成されて
いる。また、ブロック106の最大縦寸法Lは、孔10
2Bの最大開口寸法Mよりも若干小さく、ブロック10
6の首部106Aの突出寸法Dは、屈曲部102Aの肉
厚寸法Tのプラスの寸法公差にほぼ一致している。さら
に、首部106Aの縦寸法Nは孔102Bの最小開口寸
法Pのプラスの寸法公差にほぼ一致している。
【0034】これにより、ブロック106を孔102B
の最大開口へ挿入し、最小開口側へ横移動させるように
第2のガイド部材104を動かすことにより、ブロック
106の首部106Aを孔102Bに緊密に嵌合させ
て、第1のガイド部材102と第2のガイド部材104
とを連結することができる。
【0035】このように連結された第1のガイド部材1
02及び第2のガイド部材104は、屈曲部102Aが
装置ケーシングの側壁108へブラケット110を介し
てビス112によって固定される(図3参照)。
【0036】図2及び図3に示される如く、前記側壁1
08の装置内側には、挿入口48の上縁部に沿って樋部
114が一体形成されている。この樋部114によって
挿入口48の上縁部には案内溝116が形成され、側壁
108に付着し、滴り落ちる処理液を受けて挿入口48
の幅方向両端部へ案内するようになっている。
【0037】樋部114は挿入口48の開口幅両端部付
近でフィルム挿入方向へ向けて略直角に屈曲しており、
これに対応して側壁108から壁部108Aが突出して
いる。すなわち、案内溝116がフィルム12の搬送方
向へ略直角に曲っている。この案内溝116は壁部10
8Aの終端で下方へ略直角に曲がっている。この壁部1
08Aは下端部が互いに梁部108Bによって連結され
ている。この梁部108B上に前記第2のガイド部材1
04が挿入された状態で固定されている。
【0038】このような挿入口48の内側の構造に、案
内溝116を利用してカバー部材118が脱着可能とな
っている。
【0039】カバー部材118は、案内溝116に沿っ
た終端を有する断面略L字型の蓋体であり、装置内へ挿
入された第2のガイド部材104との間にフィルム12
の搬送路分の隙間を残して第2のガイド部材118を覆
うように装着されている。
【0040】すなわち、カバー部材118は、蒸発して
水滴となった処理液や飛散による処理液等が第2のガイ
ド部材104にかからないようにこれを保護している。
【0041】また、カバー部材118の内側には、フィ
ルム12を検出するためのセンサ120(図2参照)が
ブラケット122を介して取付けられている。このセン
サ120は、ホール素子(図示省略)を利用した磁気セ
ンサであり、回転磁石120Aを埋め込んだローラがフ
ィルム12の搬送に応じて回転することによって、ホー
ル素子でフィルム12の有無を検出することができる。
【0042】センサ120は、カバー部材118の脱着
に応じて脱着可能であるため、メンテナンス時には、装
置内側から取り外すことが可能である。また、装着時に
はカバー部材118を所定の位置に装着することによ
り、センサ120を所定位置に決めるようになってい
る。
【0043】以下に本実施例の作用を説明する。まず、
処理手順を説明する。露光によって画像が記録されたフ
ィルム20は、自動現像装置10の挿入口48から、自
動現像装置10内へ挿入されて処理される。自動現像装
置10では、挿入口48から挿入されたフィルム12を
現像部18の搬送ラック38に設けられたローラ対50
によって引き入れて現像槽16へ送り込む。
【0044】現像槽16では、搬送ラック38のローラ
対32、34、36によって略U字状に搬送しながら現
像液に浸漬して現像処理を行う。現像部18での処理が
終了したフィルム12は、定着槽20へ送り込まれる。
定着槽20では、搬送ラック40のローラ対32、3
4、36によってフィルム12を略U字状に案内しなが
ら搬送して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽2
0での処理が終了したフィルム12は、リンス部26を
通過する。このリンス部26の通過時に、ローラ対58
に挟持されることによって、フィルム12に付着する定
着液がスクイズされると共に下側のローラによって汲み
上げられたリンス液によってフィルム液面が洗浄され、
水洗部30へと至る。
【0045】水洗部30の水洗槽28では、搬送ラック
42の搬送ローラ32、36によってフィルム12を水
洗水に浸漬しながら搬送して、フィルム12の水洗を行
い、フィルムの表面から定着液成分を除去する。
【0046】水洗処理が終了したフィルム12は、水洗
部30から乾燥部68へ至る前にスクイズされると共に
水平状態とされ、この水平状態が維持されて乾燥部68
へ送り出される。
【0047】乾燥部68では、まず、対向ローラ対72
によって挟持され、ガイド板74によって案内されるた
め、フィルム12は水平に搬送される。このとき、チャ
ンバー76に設けられたスリット孔76Aから吹き出る
乾燥風によってフィルム12の表裏面が乾燥され、排出
口78から排出され、図示しない受け箱へストックされ
る。
【0048】ここで、本実施例の挿入口48に配置され
るガイド板100は、第1のガイド板102及び第2の
ガイド板104とが連結されて構成されており、最初の
フィルム12を載置する面は金属製の平滑な面とされて
いるため、フィルム12の載置の際及びスライドさせて
挿入口48へ送り込む際にフィルム12面に傷がつくよ
うなことがない。
【0049】フィルム12は前記スライドによって第2
のガイド部材104に受け渡され、挿入口48から挿入
される。この場合、第2のガイド部材104のガイド面
には、リブ104Dが形成されているため、接触面積が
少なくなる。従って、摩擦抵抗が緩和され円滑に装置内
へ案内される。
【0050】ここで、装置内では、現像液等の処理液が
加温されているため、高温多湿となっている。このた
め、従来では、金属製のガイド板を装置内まで挿入して
おくと、装置内外の温度差によってガイド板のガイド面
に結露が生じることがあった。しかし、本実施例では、
装置内側に挿入されるガイド板を合成樹脂製の第2のガ
イド板104としたので、金属製のガイド板に比べて温
度差が少なくなり、結露を防止することができる。
【0051】また、装置内で蒸発した処理液が水滴とな
って側壁に付着し滴り落ちることがある。そこで、本実
施例では、挿入部48の装置内側に案内溝116を設
け、滴り落ちる水滴を案内溝116に沿ってフィルム1
2の搬送路外へ案内するようにしたので、フィルム12
面やガイド面に水滴が落ち、搬送不良を起こすようなこ
とがない。また、挿入口48の近傍へ飛散してくる処理
液は、カバー部材118によって抑止しているため、ガ
イド面を保護することができる。
【0052】このカバー部材118は、脱着可能になっ
ており、装置の上蓋を取り外して装置内側へ手を延ばす
ことにより、容易に取り外すことができる。また、この
カバー部材118には、センサ120が取付けられてい
るため、このセンサ120の脱着も同時に行うことがで
きる。
【0053】すなわち、従来センサは挿入口の外側に配
設されており、挿入口の外側領域は暗室となっていたた
め、センサの取外し作業が煩雑であった。しかし、本実
施例では、カバー部材118と共に脱着でき、しかも明
室側での作業となるため、作業性を向上することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置の挿入部構造は、感光材料を安定して装置内へ
送り込むことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動現像機の概略図である。
【図2】本実施例に係る挿入部の拡大側面図である。
【図3】ガイド板及び装置内部を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 自動現像機(処理装置) 12 フィルム(感光材料) 16 現像槽 20 定着槽 28 水洗部 68 乾燥部 100 ガイド板 102 第1のガイド部材 104 第2のガイド部材 114 樋部 116 案内溝 118 カバー部材 120 センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料処理装置内外を仕切る仕切り壁
    に設けられた感光材料挿入口を介して前記感光材料処理
    装置内外にわたって配置され、感光材料を前記感光材料
    処理装置内へ案内するガイド板の少なくとも前記感光材
    料処理装置内の部分が合成樹脂製であることを特徴とす
    る感光材料処理装置の挿入部構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板の前記感光材料処理装置外
    にある部分の少なくとも一部が平滑な表面を持つ金属製
    であることを特徴とする請求項1記載の感光材料処理装
    置の挿入部構造。
  3. 【請求項3】 感光材料処理装置内外を仕切る仕切り壁
    の感光材料の挿入口の上方に前記挿入口へ落下する蒸発
    成分を受けて感光材料搬送路外へ案内する溝部材を有す
    る感光材料処理装置の挿入部構造。
  4. 【請求項4】 前記仕切り壁の内側の前記感光材料挿入
    口近傍に感光材料検出手段が設けられ、前記感光材料検
    出手段を覆うカバーが前記溝部材を用いて前記仕切り壁
    の内壁に取付けられていることを特徴とする請求項3記
    載の感光材料処理装置の挿入部構造。
  5. 【請求項5】 前記感光材料検出手段が前記カバーの内
    面に取付けられていることを特徴とする請求項4記載の
    感光材料処理装置の挿入部構造。
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