JP3118113B2 - 感光性平版印刷版処理装置 - Google Patents

感光性平版印刷版処理装置

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JP3118113B2 JP8356893A JP8356893A JP3118113B2 JP 3118113 B2 JP3118113 B2 JP 3118113B2 JP 8356893 A JP8356893 A JP 8356893A JP 8356893 A JP8356893 A JP 8356893A JP 3118113 B2 JP3118113 B2 JP 3118113B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版を搬
送しながら処理部を通過させて処理液によって処理する
感光性平版印刷版処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光性平版印刷版(以下「P
S版」という)を処理する感光性平版印刷版処理装置
(以下「PS版プロセッサー」という)では、焼付装置
等で画像が記録されたPS版が、このPS版プロセッサ
ーへ送られ現像槽内を搬送されながら現像液に浸漬さ
れ、或いは現像液が画像記録面(表面)に吹きつけられ
る等の種々の方法によって画像記録面に現像液が供給さ
れ現像処理される。
【0003】現像処理されたPS版は、水洗部で水洗水
によって水洗された後(水洗処理)、不感脂化処理部で
ガム液が塗布されて版面保護され(不感脂化処理)、排
出口から排出されるため、この排出口に対応して載置手
段であるトレイが取付けられている。
【0004】ところで、排出口と、この排出口に最も近
いローラ対との間には、若干間隔があるため、トレイの
支持面をフラットな面(水平面)としておくと、PS版
の後端が排出口から排出しきれず、残ることがある。こ
のため、トレイの支持面を急斜面とし、最終的にはPS
版の自重によって排出させることにより、排出口から完
全にPS版を排出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トレイ
を急斜面とすると、PS版プロセッサーを基台上に置か
なければならない場合、トレイの先端を基台の上面より
も低位としなければならないことがあり、基台と干渉す
ることがある。このため、トレイを急斜面にすることが
できなくなり、PS版の後端部が排出口から排出しきれ
ないという、従来からの不具合に対処できなくなる。
【0006】また、PS版の自重によってトレイの支持
面を滑らせてPS版を排出するとPS版に傷がつくとい
う問題が生ずることがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、感光性平版印
刷版を円滑にトレイ上へ排出することができる感光性平
版印刷版処理装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、現像処理後の感光性平版印刷版に、不感脂化液を塗
布する処理を行う処理部を備えた感光性平版印刷版処理
装置であって、前記処理部から排出される不感脂化液が
塗布された感光性平版印刷版に対し、先端に行くに従い
徐々に低位とされると共に、前記感光性平版印刷版を載
置する面側に搬送方向に沿って互いに平行とされた複数
のリブが形成された載置手段と、前記載置手段に設けら
れ、前記載置手段と前記感光性平版印刷版との間に空気
層を形成するための空気を吐出する空気吐出口と、前記
載置手段の裏面側に取付けられ、かつ、前記空気吐出口
に直接空気を供給するファンと、を有している。また、
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の感光性平
版印刷版処理装置において、前記感光性平版印刷版を載
置する面が緩斜面であることを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記ファンは、
前記感光性平版印刷版の先端が前記処理部から略排出さ
れる時に稼働を開始することを特徴としている。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記ファンが、
前記感光性平版印刷版の後端が前記処理部から排出され
る時又は前記感光性平版印刷版の後端が前記処理部から
排出されてから所定時間経過後に稼働を停止することを
特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、載置手段に形
成されたリブにより、処理部から排出された感光性平版
印刷版と載置手段との接触面積が小さくなり、かつ、フ
ァンにより感光性平版印刷版と載置手段との間に空気層
が形成されるので感光性平版印刷版と載置手段との間
に発生する摩擦力が小さくなり、感光性平版印刷版の搬
送をスムーズにできる。従って、PS版に傷がつき難く
なる。
【0012】また、載置手段の裏面側に直接取り付けた
ファンによって前記空気吐出口に直接空気を供給して、
載置手段の載置面面の空気吐出口から載置手段へ送り出
される感光性平版印刷版に向けて空気を吐出させ、載置
面と感光性平版印刷版との間に空気層を形成する。これ
により、載置面との摩擦係数が小さくなり、感光性平版
印刷版は載置手段の載置面に滑るように排出され、感光
性平版印刷版の後端部が排出しきれなくなることが防止
される。また、感光性平版印刷版に傷が付くことが防止
される。すなわち、感光性平版印刷版が前記載置する面
上を摺動中に、前記載置する面側に処理された不感脂化
液に対して大きな摩擦力がかからないので、不感脂化液
がダレて印刷汚れとなることがない。特に、これは、両
面に不感脂化液が処理された感光性平版印刷版に有効で
ある。さらに、空気層により不感脂化液が乾かされるの
でより一層不感脂化液がダレるのを防止できる。また、
請求項2に記載したように、載置手段の感光性平版印刷
版を載置する面が緩斜面であるため、基台と干渉するこ
となく感光性平版印刷版を排出できるだけでなく、感光
性平版印刷版が前記載置する面上を摺動中に、前記載置
する面の傾斜に起因して感光性平版印刷版表面の不感脂
化液がダレるのを防止できる。
【0013】さらに、載置手段の裏面側にファンを直接
取り付けているため、装置本体に取り付けてあるファン
からダクトを引いて風を供給するといったことがなく、
ユニット化され、載置手段の脱着も容易となる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、感光性平
版印刷版の先端が処理部から載置手段に排出される時に
ファンの稼働を開始するようにしたので、無駄に電力を
消費することがなく、確実に感光性平版印刷版を載置手
段に載置することができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、感光性平
版印刷版の後端が処理部から排出される時又は感光性平
版印刷版の後端が処理部から排出されてから、所定時間
経過後に稼働を停止するようにしたので、無駄に電力を
消費することがなく、確実に感光性平版印刷版を載置手
段に載置することができる。
【0016】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る感光性平
版印刷版自動現像機(以下「PS版プロセッサー」と言
う)10が示されている。PS版プロセッサー10は、
図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感光性
平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのPS版
プロセッサー10で現像処理した後に排出するようにな
っている。
【0017】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10は、内部の処理部が外板パネル14で覆われてい
る。外板パネル14には、PS版12(図2参照)を内
方へ送り込むための挿入台16が取り付けられている。
PS版12は、この挿入台16に載置されて挿入台16
の奥側の開口から外板パネル14内部へ挿入される。
【0018】外板パネル14の内部には、図2に示され
る如く、PS版12を現像処理するための現像槽18を
備えた現像部22と、PS版12に付着した現像液を水
洗して水洗処理する水洗部24と、水洗後のPS版12
にガム液を塗布して不感脂化処理するフィニッシャー部
26と、が配設されている。なお、水洗部24には、水
洗槽28が配設され、フィニッシャー部26には、ガム
液槽30が配設されている。
【0019】外板パネル14には、スリット状の挿入口
102及び排出口104がそれぞれ設けられ、挿入口1
02は、前記挿入台16の奥側開口と対応して設けられ
ている。また、図3に示される如く、排出口104の外
側には、載置手段であるトレイ200が取付けられてい
る。
【0020】外板パネル14の上面には、現像部22と
水洗部24との間にPS版12を挿入するリエントリー
用挿入口(副挿入口)150が設けられている。この副
挿入口150からは、現像処理を除く処理を行うための
PS版12の挿入口とされている。
【0021】図2に示される如く、現像部22の現像槽
18へのPS版12の挿入側には、一対の搬送ローラ3
2が配設されており、この一対の搬送ローラ32の間に
画像が焼付けられたPS版12が挿入口102から挿入
されるようになっている。一対の搬送ローラ32は、P
S版12を水平方向に対して15°の角度で現像槽18
へ向けて送り出すようになっている。
【0022】また、この挿入口102の近傍には、PS
版12の有無を検出するセンサ108が取付けられてい
る。このセンサ108によってPS版12が装置内に存
在することが認識できる。
【0023】現像槽18は上方が開口され底部中央部が
下方に向けて突出された略逆山形状とされている。
【0024】現像槽18内には、上流側にガイド板16
8、下流側に多数のガイドローラ34及び回転ブラシロ
ーラ170が配設されている。これらのガイドローラ3
4及び回転ブラシローラ170は、現像槽18の一対の
側板の間に回転可能に掛け渡されている。
【0025】前記ガイド板168の上方には、比較的大
径のガイドローラ36が、ガイドローラ34の上方に
は、回転ブラシローラ38及びガイドローラ40が各々
配設され、現像槽18の一対の側板の間に回転可能に支
持されている。
【0026】また、現像槽18内の中央部には、PS版
12の表面をスクイズする機能を備えた一対の絞りロー
ラ42が配設されている。これらの搬送ローラ32、ガ
イドローラ34、36、40、回転ブラシローラ38、
70及び絞りローラ42には、図示しない駆動手段の駆
動力が伝達されて回転し、PS版12を一定速度で搬送
する。
【0027】現像槽18内の現像液表面には、液面蓋5
0が配置され、現像液表面と空気との接触をできるだけ
少なくするため現像液面に密着され、現像液の増減に応
じて上下するように、この液面蓋50のPS版12の搬
送方向の両端が図示しない側板にスライド可能な構造に
よって取付けられている。
【0028】現像槽18の搬送方向の最下流側には、P
S版12を挟持して搬送すると共に、PS版12の表面
から現像液を絞り取るローラ対54が配置されている。
【0029】一方、PS版プロセッサー10には、現像
部22の下流側に水洗部24の水洗槽28が配設されて
いる。水洗槽28には、2対の搬送ローラ52、53が
配設されている。水洗槽28には、現像槽18から送り
出されたPS版12から現像液を洗い落とした後の水洗
水が貯留されている。下流側ローラ対53の上流側、か
つ搬送路よりも上側には、スプレーパイプ56が配設さ
れており、水洗水が下流側ローラ対53の上側ローラに
滴下され、下流側ローラ対53の上側ローラが回転する
ことによって、PS版12の表面に水洗水が速やかに拡
がり、PS版12の表面が水洗水によって洗浄される。
また、洗浄後の水洗水はPS版12の幅方向両端部から
受け皿62へ落下する構成となっている。
【0030】搬送ローラ52、53の下側のローラの下
部は、受け皿62にそれぞれ収容されている。受け皿6
2には、前記落下した水洗水が貯留されるようになって
おり、下側のローラで汲み上げられて、PS版12の裏
面を洗浄すると共に上側の搬送ローラ52、53が乾く
のを抑えている。
【0031】図2に示される如く、不感脂化処理部であ
るフィニッシャー部26のガム液槽30の上方には、一
対の搬送ローラ78が設けられている。下流側ローラ対
53によって送り出されたPS版12は、この搬送ロー
ラ78へ案内されるようになっている。
【0032】また、搬送ローラ78の上流側には、搬送
路の上下方向にスプレーパイプ82、188が配設され
ている。スプレーパイプ82の周囲には案内板84が取
付けられ、PS版12の搬送を案内すると共に、汲み上
げられたガム液を間接的にPS版12へ吹き付けるよう
にしている。スプレーパイプ188とPS版12の搬送
との間には、案内板86が搬送路に沿って配設されてい
る。この案内板86の上流側に設けられた縦溝90へガ
ム液が吐出され、上端開口から溢れ出る構成となってい
る、溢れ出たガム液は案内板86の上面に沿って流れ、
PS版12の裏面側の処理がなされる。
【0033】搬送ローラ78は、PS版12を挟持して
搬送すると共に、PS版12の表面を不感脂化処理する
ためにスプレーパイプ82、188によって供給された
ガム液をスクイズするようになっている。このフィニッ
シャー部26での処理が終了したPS版12は、ケーシ
ング100の排出口104を通過して、トレイ200上
へ載置されるようになっている。
【0034】図3に示される如くトレイ200は、合成
樹脂製の矩形の平板202が金属製の枠体204に取付
られて構成されており、その基部が排出口104に対応
して取り付けられ、先端にいくに従い徐々に低位となる
ように傾斜されている。この傾斜角度θは、5°〜10
°の範囲であり、比較的緩斜面とされている。また、平
板202のPS版載置面202Aには、搬送方向に沿っ
て互いに平行とされた複数のリブ202Bが形成され、
PS版12をこのリブ202Bによって支持することに
より、摩擦を軽減するようになっている。
【0035】ここで、トレイ200の全長はPS版12
の全長よりも若干長く形成されているにも拘らず、先端
が基台206よりも低くなることはない構成となってい
る。
【0036】ここで、PS版載置面202Aには、その
中央部に複数の小孔208が密集して設けられている。
この小孔208に対応して、トレイ200の裏面側かつ
枠体204の中央梁204Aには、ファン210が配設
されている。このファン210は薄肉矩形状のファンフ
レーム210Aを備え、その四隅に取付孔210Bが設
けられている。これに対応してトレイ200の平板20
2には、同軸的に円孔202Cが形成され、これらにビ
ス212を貫通し、ナット214で螺合することにより
ファン210は固定されている。
【0037】ファンフレーム210Aの中央には円孔2
10Cが設けられ、ファン羽根210Dが収容されてい
る。このファン羽根210Dが回転することによって、
前記小孔208を通して、PS版載置面202Aへ空気
を送り込むことができる構成である。なお、本実施例に
適用されるファン210は可変速とされ、その回転数
は、低速時が1950rpm 、高速時が3000rpm である。本実
施例では、このファン210を吐出量0.5 〜5m3/minの
範囲で適用するようにしている。
【0038】ここで、PS版載置面202AにPS版1
2が存在するときに、前記空気が送り込まれると、PS
版12とPS版載置面202Aとの間に空気層が形成さ
れることになる。この空気層の形成により、PS版12
とPS版載置面202Aとの摩擦がさらに小さくなり、
前記緩斜面とされたトレイ200上を滑るようにPS版
12を排出させることができる。
【0039】以下に本実施例の作用を説明する。図示し
ない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12
は、挿入台16に載置されこの挿入台16の奥側へ送り
込まれる。これにより、PS版12は挿入口102へと
至る。
【0040】また、このPS版12の先端が挿入口10
2を通過すると、センサ108によってこれを検出し、
タイマをスタートさせる。このタイマーは、ファン21
0の駆動を開始させるタイミングを計るものである。
【0041】PS版プロセッサー10に挿入されたPS
版12は、まず、搬送ローラ32によって現像部22に
送られ、ガイド板168に案内されて水平に対して15
°の角度で送り出され、ガイドローラ34等によって現
像槽18内を搬送される。
【0042】しかる後に、PS版12の感光層は、回転
ブラシ38、70でこすられて現像が促進され、不要な
感光層が除去される。
【0043】現像処理されたPS版12は、水洗部24
へ送られ、搬送ローラ52、53によって挟持搬送され
る。
【0044】その後、PS版12の表面はスプレーパイ
プ56から下流側ローラ対53の上側ローラに滴下され
る新しい水洗水によって洗浄され、裏面は受け皿62か
ら搬送ローラ523、53のうち下側のローラによって
汲み上げられる水洗水によって洗浄される。
【0045】水洗処理が終了すると、PS版12は、次
に不感脂化処理部であるフィニッシャー部26へ送ら
れ、搬送ローラ78によって挟持搬送される。ここで、
スプレーパイプ82、188から吐出されるガム液によ
って不感脂化処理される。フィニッシャー部26で処理
されたPS版12は、排出口104を水平状態で搬送さ
れながら排出される。
【0046】ここで、トレイ200はそのPS版載置面
202Aが比較的緩斜面とされている(傾斜角度θ=5
°〜10°)。これは、基台206上にPS版プロセッ
サー10を載置することも考慮し、トレイ200の先端
を基台206よりも高い位置に配置するためである。
【0047】ところで、トレイ200が緩斜面である
と、リブ202Bによって摩擦を小さくしているもの
の、排出口104から排出されるPS版12が摩擦抵抗
によって、滑り落ちづらくなる。特に、搬送ローラ78
と排出口104との間隔が大きいと、従来では、PS版
12の後端が搬送ローラ78を通過した状態で、PS版
12の搬送が停止して、排出口104から完全に排出し
きれない状態となる場合があった。
【0048】そこで、本実施例では、トレイ200に小
孔208を設け、裏面側にファン210を配設し、ファ
ン210の駆動によって、小孔208から空気をPS版
載置面202Aに吐出させるようにした。この吐出され
た空気は、PS版12とPS版載置面との間で空気層と
なり、両者の摩擦を極めて小さくすることになる。従っ
て、トレイ200の傾斜角度が小さくても、後端部が搬
送ローラ78を通過したPS版12は、確実に滑り落ち
ることになり、排出口104を境に装置内外に跨がって
停止されるような不具合を解消することができる。
【0049】なお、ファン210は常に駆動させてもよ
いし、図4に示される如く、挿入検出センサ108によ
ってPS版12の先端を検出してから(t1 )、所定時
間(T3 )後に駆動させ、一定時間経過後(t4 )に停
止させるように制御してもよい。この場合、時間t1
らPS版12の先端が排出口104に到達するまでの時
間間隔(T3 )は、挿入検出センサ108取付位置から
排出口104までの搬送パス長をL、処理速度をVとす
ると、T3 =L/Vで表すことができる。
【0050】また、ファン210の停止時間t4 は、挿
入検出センサ108によってPS版12の後端を検出し
てから、一定の時間T3 +αが経過した後とするのが好
ましい。ここで、時間α=0〜5秒である。
【0051】このように、トレイ200とPS版12と
の間に空気層を形成して、摩擦を小さくすることによっ
て、トレイ200の傾斜角度を緩斜面とすることがで
き、また、PS版12に傷がつくことがなく、少なくと
も基台206上にPS版プロセッサー10を載置するよ
うな場合でも、トレイ200と基台206との干渉を防
止することができ、設置スペースの自由度が増加する。
【0052】なお、本実施例では、1個のファン210
を用いて空気層を形成したが、複数個のファンを併用し
てもよい。また、トレイ200の平板に小孔208を密
集して設けて吐出口としたが、ファン羽根210Dの最
外径に相当する円孔を設け、金網等で塞ぐようにしても
よく、小孔208を平板202の広範囲に渡って分散し
て設けてもよい。
【0053】
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置は、感光材料を円滑に載置手段へ排出すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るPS版プロセッサーの斜視図で
ある。
【図2】本実施例に係るPS版プロセッサーの概略構成
図である。
【図3】排出口に設けられたトレイの分解斜視図であ
る。
【図4】ファンの駆動タイムチャートである。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー 12 PS版 22 現像部 24 水洗部 26 フィニッシャー部 200 トレイ 202A 載置面 208 小孔 210 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−185472(JP,A) 特開 昭56−121783(JP,A) 実開 昭53−131703(JP,U) 特公 昭55−48060(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/30 501

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像処理後の感光性平版印刷版に、不感
    脂化液を塗布する処理を行う処理部を備えた感光性平版
    印刷版処理装置であって、 前記処理部から排出される不感脂化液が塗布された感光
    性平版印刷版に対し、先端に行くに従い徐々に低位とさ
    れると共に、前記感光性平版印刷版を載置する面側に搬
    送方向に沿って互いに平行とされた複数のリブが形成さ
    れた載置手段と、 前記載置手段に設けられ、前記載置手段と前記感光性平
    版印刷版との間に空気層を形成するための空気を吐出す
    る空気吐出口と、 前記載置手段の裏面側に取付けられ、かつ、前記空気吐
    出口に直接空気を供給するファンと、 を有する感光性平版印刷版処理装置。
  2. 【請求項2】前記感光性平版印刷版を載置する面は緩斜
    面である請求項1に記載の感光性平版印刷版処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ファンは、前記感光性平版印刷版の
    先端が前記処理部から略排出される時に稼働を開始する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の感光性
    平版印刷版処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ファンは、前記感光性平版印刷版の
    後端が前記処理部から排出される時又は前記感光性平版
    印刷版の後端が前記処理部から排出されてから所定時間
    経過後に稼働を停止することを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれか1項に記載の感光性平版印刷版処理
    装置。
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