JPH0632438A - コンベア制御装置 - Google Patents
コンベア制御装置Info
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- JPH0632438A JPH0632438A JP18906792A JP18906792A JPH0632438A JP H0632438 A JPH0632438 A JP H0632438A JP 18906792 A JP18906792 A JP 18906792A JP 18906792 A JP18906792 A JP 18906792A JP H0632438 A JPH0632438 A JP H0632438A
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- moving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホッパから投入される荷を搬送するコンベア
を輸送量一定制御モードで制御するコンベア制御装置に
おいて、ホッパ内の荷の重量計測を伴わずに、荷の残量
低下時に適切な速度制御を可能とする。 【構成】 パルスカウンタ16は一定距離に相当するパ
ルス数を計数する。シフトレジスタ18はカウントアッ
プ時に計測重量を取り込み記憶する。平均値演算部19
は計測重量W1〜WNを累計することで移動平均値を求め
る。平均値蓄積部20はこの移動平均値を蓄積する。判
別部21は移動平均値の蓄積データの動向を調べる。ホ
ッパ内の荷の残量レベルの高低を判断する。設定輸送量
修正部22は、残量レベルが高い場合、設定輸送量WS
を増加させて高速運転を行う。残量レベルが低い場合、
設定輸送量WSを減少させて低速運転を行う。
を輸送量一定制御モードで制御するコンベア制御装置に
おいて、ホッパ内の荷の重量計測を伴わずに、荷の残量
低下時に適切な速度制御を可能とする。 【構成】 パルスカウンタ16は一定距離に相当するパ
ルス数を計数する。シフトレジスタ18はカウントアッ
プ時に計測重量を取り込み記憶する。平均値演算部19
は計測重量W1〜WNを累計することで移動平均値を求め
る。平均値蓄積部20はこの移動平均値を蓄積する。判
別部21は移動平均値の蓄積データの動向を調べる。ホ
ッパ内の荷の残量レベルの高低を判断する。設定輸送量
修正部22は、残量レベルが高い場合、設定輸送量WS
を増加させて高速運転を行う。残量レベルが低い場合、
設定輸送量WSを減少させて低速運転を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホッパから投入され
る荷を搬送するコンベアシステムに係わり、特にコンベ
アシステムを効率的に制御する装置に関する。
る荷を搬送するコンベアシステムに係わり、特にコンベ
アシステムを効率的に制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンベアシステムの概略を図5
に示す。1は原料(荷)を格納するホッパ、2はホッパ
1の下部に付設されたダンパであり、ホッパ1からの原
料の切り出し量はダンパ2の開度により調節される。コ
ンベア3は、ホッパ1から投入された原料を搬送するも
のであり、可変速電動機4により駆動される。5はコン
ベア3上の重量を計測するベルトスケール、6は電動機
4の速度を検出するパルスピックアップ(図示せず)で
ある。かかる構成において制御装置7は、ベルトスケー
ル5の計測データによりコンベア3上の荷のトラッキン
グを行い、輸送量が一定となるようにコンベア3の速度
を制御する。したがってコンベア3上の荷が少ない場合
は、コンベア3の速度を高速運転して輸送量を維持する
こととなる。
に示す。1は原料(荷)を格納するホッパ、2はホッパ
1の下部に付設されたダンパであり、ホッパ1からの原
料の切り出し量はダンパ2の開度により調節される。コ
ンベア3は、ホッパ1から投入された原料を搬送するも
のであり、可変速電動機4により駆動される。5はコン
ベア3上の重量を計測するベルトスケール、6は電動機
4の速度を検出するパルスピックアップ(図示せず)で
ある。かかる構成において制御装置7は、ベルトスケー
ル5の計測データによりコンベア3上の荷のトラッキン
グを行い、輸送量が一定となるようにコンベア3の速度
を制御する。したがってコンベア3上の荷が少ない場合
は、コンベア3の速度を高速運転して輸送量を維持する
こととなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のシステム
では、ホッパ1内の原料の残存レベルが低下した際に、
いたずらにコンベア3を高速運転する問題があった。す
なわち、特にホッパ1内の原料の残存レベルが大幅に変
動する場合、その残存レベルが大幅に低下してコンベア
3上の荷が少なくなると、上記のように輸送量を維持す
るためコンベア3が高速運転されるが、ホッパ1内の原
料が0に近づくに従ってコンベア3上の荷がますます減
少し、輸送量が低下する一方となる。このため制御装置
7は、コンベア3を最大速度で運転し続けることとな
り、電力が無駄に使用されるだけでなく、コンベア3の
いたみが激しくなる等の問題を生じる。なお、ホッパ1
内の原料の重量を計測する手段を設け、計測重量から原
料の残量低下を検出する構成をとれば、上記の問題を解
消できるが、この場合、装置が大型化・複雑化して低廉
性・信頼性が阻害される。
では、ホッパ1内の原料の残存レベルが低下した際に、
いたずらにコンベア3を高速運転する問題があった。す
なわち、特にホッパ1内の原料の残存レベルが大幅に変
動する場合、その残存レベルが大幅に低下してコンベア
3上の荷が少なくなると、上記のように輸送量を維持す
るためコンベア3が高速運転されるが、ホッパ1内の原
料が0に近づくに従ってコンベア3上の荷がますます減
少し、輸送量が低下する一方となる。このため制御装置
7は、コンベア3を最大速度で運転し続けることとな
り、電力が無駄に使用されるだけでなく、コンベア3の
いたみが激しくなる等の問題を生じる。なお、ホッパ1
内の原料の重量を計測する手段を設け、計測重量から原
料の残量低下を検出する構成をとれば、上記の問題を解
消できるが、この場合、装置が大型化・複雑化して低廉
性・信頼性が阻害される。
【0004】この発明は、かかる問題点に鑑み、ホッパ
から投入される荷を搬送するコンベアを制御対象とし、
コンベアの移動速度を輸送量一定制御モードで制御する
コンベア制御装置において、ホッパ内の荷の重量計測を
伴わずに、荷の残量低下時に適切な速度制御を可能とす
ることを目的とする。
から投入される荷を搬送するコンベアを制御対象とし、
コンベアの移動速度を輸送量一定制御モードで制御する
コンベア制御装置において、ホッパ内の荷の重量計測を
伴わずに、荷の残量低下時に適切な速度制御を可能とす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、ホッパから投入される荷を搬送する
コンベアを制御対象とする装置であって、コンベア上の
荷の重量およびコンベアの移動速度を計測する計測手段
と、計測重量および計測移動速度に基づいてコンベアの
移動速度を輸送量一定制御モードで制御する移動速度制
御手段とを備えた装置において、次の措置を講じたもの
である。
を達成するために、ホッパから投入される荷を搬送する
コンベアを制御対象とする装置であって、コンベア上の
荷の重量およびコンベアの移動速度を計測する計測手段
と、計測重量および計測移動速度に基づいてコンベアの
移動速度を輸送量一定制御モードで制御する移動速度制
御手段とを備えた装置において、次の措置を講じたもの
である。
【0006】1.次の要素を備える。
【0007】(1)計測重量および計測移動速度から移
動平均値を求める移動平均値演算手段。この移動平均値
演算手段は、たとえば次の要素を有する。
動平均値を求める移動平均値演算手段。この移動平均値
演算手段は、たとえば次の要素を有する。
【0008】a)計測移動速度から移動距離を求めて、
該移動距離の一定間隔ごとにデータ取込指示を発生する
移動距離検出手段。
該移動距離の一定間隔ごとにデータ取込指示を発生する
移動距離検出手段。
【0009】b)過去の計測重量を取り込んで蓄積する
ものであって、データ取込指示を受けると計測重量の取
り込みを行う計測重量蓄積手段。
ものであって、データ取込指示を受けると計測重量の取
り込みを行う計測重量蓄積手段。
【0010】c)蓄積した計測重量を累計して移動平均
値を求める演算手段。
値を求める演算手段。
【0011】(2)移動平均値の低下を検出して低速運
転指示を発生する低速運転指示手段。この低速運転指示
手段は、たとえば次の要素を有する。
転指示を発生する低速運転指示手段。この低速運転指示
手段は、たとえば次の要素を有する。
【0012】a)過去の移動平均値を蓄積する移動平均
値蓄積手段。
値蓄積手段。
【0013】b)蓄積された移動平均値の動向から移動
平均値の低下を判定する判定手段。
平均値の低下を判定する判定手段。
【0014】2.移動速度制御手段は、前記低速運転指
示を受けるとコンベアの移動速度を低速に制御するもの
とする。この移動速度制御手段は、たとえば、輸送量一
定制御の基準となる設定輸送量を適宜修正する設定輸送
量修正手段を有する。この設定輸送量修正手段は、定常
運転時、前記設定輸送量を増加方向に修正すると共に、
低下運転時、前記設定輸送量を減少方向に修正するもの
とする。
示を受けるとコンベアの移動速度を低速に制御するもの
とする。この移動速度制御手段は、たとえば、輸送量一
定制御の基準となる設定輸送量を適宜修正する設定輸送
量修正手段を有する。この設定輸送量修正手段は、定常
運転時、前記設定輸送量を増加方向に修正すると共に、
低下運転時、前記設定輸送量を減少方向に修正するもの
とする。
【0015】
【作用】この発明では、コンベア上における単位長さ当
たりの重量とコンベアの移動速度とを計測し、これらの
値から移動平均値を求める。このとき、計測移動速度か
ら移動距離を求め、該移動距離の一定間隔ごとに計測重
量を取り込んで蓄積しておけば、蓄積した計測重量を累
計することで移動平均値が求まる。
たりの重量とコンベアの移動速度とを計測し、これらの
値から移動平均値を求める。このとき、計測移動速度か
ら移動距離を求め、該移動距離の一定間隔ごとに計測重
量を取り込んで蓄積しておけば、蓄積した計測重量を累
計することで移動平均値が求まる。
【0016】そして、求めた移動平均値を監視し、移動
平均値の低下が検出されるとホッパ内の荷の残量が低下
したものと認識する。このとき、たとえば過去の移動平
均値を蓄積してその動向から移動平均値の低下を判別す
ることとすれば、一時的な重量低下による誤認識を防止
できる。
平均値の低下が検出されるとホッパ内の荷の残量が低下
したものと認識する。このとき、たとえば過去の移動平
均値を蓄積してその動向から移動平均値の低下を判別す
ることとすれば、一時的な重量低下による誤認識を防止
できる。
【0017】移動平均値の低下が検出されると、コンベ
アの制御を低速運転制御に切り替えることで無駄な高速
運転を回避する。低速運転制御への切替は設定輸送量を
修正することで行う態様をとれば、構成の簡素化を図る
ことができる。この場合、定常時は設定輸送量を増加方
向に修正する一方で、低速運転時は設定輸送量を減少方
向に修正することにより、効率の向上を図ることができ
る。
アの制御を低速運転制御に切り替えることで無駄な高速
運転を回避する。低速運転制御への切替は設定輸送量を
修正することで行う態様をとれば、構成の簡素化を図る
ことができる。この場合、定常時は設定輸送量を増加方
向に修正する一方で、低速運転時は設定輸送量を減少方
向に修正することにより、効率の向上を図ることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。一実施
例に係るコンベア制御装置の概要を図2に示す。7は操
作卓であり、CPU7−1の他CRT7−2を備え、輸
送量(切り出し量)の設定入力や検出輸送量の表示を行
う。8は設定輸送量WSから回転数指令(4〜20m
A)を演算するプログラマブル・コントローラ(P
C)、9は制御方式(自動サーボ制御方式またはマニュ
アル方式)の設定切替を行うサーボ設定器、10は回転
数指令に基づいて電動機4を駆動する可変電圧・可変周
波数電源装置(VVVF)である。
例に係るコンベア制御装置の概要を図2に示す。7は操
作卓であり、CPU7−1の他CRT7−2を備え、輸
送量(切り出し量)の設定入力や検出輸送量の表示を行
う。8は設定輸送量WSから回転数指令(4〜20m
A)を演算するプログラマブル・コントローラ(P
C)、9は制御方式(自動サーボ制御方式またはマニュ
アル方式)の設定切替を行うサーボ設定器、10は回転
数指令に基づいて電動機4を駆動する可変電圧・可変周
波数電源装置(VVVF)である。
【0019】PC8の機能を図1に示す。11は設定輸
送量WSと計測重量WN(後述)から輸送量一定制御によ
る設定速度SVを演算する設定速度演算部、12は設定
速度SVの上下限を制限するリミッタ、13は設定速度
SVとコンベア速度PVとを突き合わせてPI増幅する
ことで回転数指令を発生するPI調節器である。14は
パルスピックアップ6(図2参照)の出力する検出パル
スをP/V変換してコンベア速度PVを発生する数値変
換部、15はコンベア速度PVと計測重量WNとを乗算
して計測輸送量を求める計測輸送量演算部である。計測
輸送量は操作卓7に出力される。
送量WSと計測重量WN(後述)から輸送量一定制御によ
る設定速度SVを演算する設定速度演算部、12は設定
速度SVの上下限を制限するリミッタ、13は設定速度
SVとコンベア速度PVとを突き合わせてPI増幅する
ことで回転数指令を発生するPI調節器である。14は
パルスピックアップ6(図2参照)の出力する検出パル
スをP/V変換してコンベア速度PVを発生する数値変
換部、15はコンベア速度PVと計測重量WNとを乗算
して計測輸送量を求める計測輸送量演算部である。計測
輸送量は操作卓7に出力される。
【0020】16は検出パルスを計数するパルスカウン
タであり、カウントアップするとカウントアップ信号を
シフトレジスタ18に出力すると共に、シフトレジスタ
18から返送されるリセット信号に初期化して計数動作
を繰り返す。17はベルトスケール5(図2参照)の出
力する計測重量をA/D変換する数値変換部、18はパ
ルスカウンタ16のカウントアップ時に計測重量を取り
込んで記憶するシフトレジスタ、19はシフトレジスタ
18に記憶された計測重量W1〜WNから移動平均値を求
める移動平均値演算部、20は過去の移動平均値を蓄積
する平均値蓄積部、21は蓄積された移動平均値からホ
ッパ内の残量レベルの高低を判別して設定輸送量WSの
修正指示を発生する判別部、22は修正指示に基づいて
設定輸送量WSを修正する設定輸送量修正部である。
タであり、カウントアップするとカウントアップ信号を
シフトレジスタ18に出力すると共に、シフトレジスタ
18から返送されるリセット信号に初期化して計数動作
を繰り返す。17はベルトスケール5(図2参照)の出
力する計測重量をA/D変換する数値変換部、18はパ
ルスカウンタ16のカウントアップ時に計測重量を取り
込んで記憶するシフトレジスタ、19はシフトレジスタ
18に記憶された計測重量W1〜WNから移動平均値を求
める移動平均値演算部、20は過去の移動平均値を蓄積
する平均値蓄積部、21は蓄積された移動平均値からホ
ッパ内の残量レベルの高低を判別して設定輸送量WSの
修正指示を発生する判別部、22は修正指示に基づいて
設定輸送量WSを修正する設定輸送量修正部である。
【0021】次に、この装置の動作を説明する。この実
施例によるコンベア制御手順の概略を図3に示す。この
装置の動作の概略を説明すると、コンベア3上の所定区
間(ベルトスケール5の取付位置からコンベアの終端ま
での区間)における重量の移動平均値を移動平均値演算
部19により求め(S1)、この移動平均値に基づいて
ホッパ内の原料の残量レベルを判別部21により推定・
判別し(S2,3)、この結果に基づいて設定輸送量修
正部22により設定輸送量WSを適宜修正して効率的な
運転を可能とする(S4〜7)。
施例によるコンベア制御手順の概略を図3に示す。この
装置の動作の概略を説明すると、コンベア3上の所定区
間(ベルトスケール5の取付位置からコンベアの終端ま
での区間)における重量の移動平均値を移動平均値演算
部19により求め(S1)、この移動平均値に基づいて
ホッパ内の原料の残量レベルを判別部21により推定・
判別し(S2,3)、この結果に基づいて設定輸送量修
正部22により設定輸送量WSを適宜修正して効率的な
運転を可能とする(S4〜7)。
【0022】ここで移動平均値の算出を説明するにあた
り、まず図3を用いて輸送量と計測重量との関係を説明
する。コンベア3上の上記の区間の長さをLとし、シフ
トレジスタ18がサポートする計測重量の個数をNとす
ると、パルスカウンタ16は距離L/Nに相当するパル
ス数を計数する。シフトレジスタ18は、このパルスカ
ウンタ16のカウントアップ信号を受けてANDゲート
をONし、計測重量を取り込んで記憶する。このことに
よりシフトレジスタ18には間隔L/Nごとの計測重量
W1〜WNが格納される。Nを大きく設定すれば、計測重
量W1〜WNと実際の重量分布との一致度が高まる。シフ
トレジスタ18に記憶された最終番目の計測重量WNが
コンベア3の終端からの搬出量に対応し、この計測重量
WNが設定速度演算部11における設定速度SVの演算
や計測輸送量演算部15における計測輸送量の演算に供
される。
り、まず図3を用いて輸送量と計測重量との関係を説明
する。コンベア3上の上記の区間の長さをLとし、シフ
トレジスタ18がサポートする計測重量の個数をNとす
ると、パルスカウンタ16は距離L/Nに相当するパル
ス数を計数する。シフトレジスタ18は、このパルスカ
ウンタ16のカウントアップ信号を受けてANDゲート
をONし、計測重量を取り込んで記憶する。このことに
よりシフトレジスタ18には間隔L/Nごとの計測重量
W1〜WNが格納される。Nを大きく設定すれば、計測重
量W1〜WNと実際の重量分布との一致度が高まる。シフ
トレジスタ18に記憶された最終番目の計測重量WNが
コンベア3の終端からの搬出量に対応し、この計測重量
WNが設定速度演算部11における設定速度SVの演算
や計測輸送量演算部15における計測輸送量の演算に供
される。
【0023】このようにして得られた計測重量W1〜WN
を移動平均値演算部19により累計することで移動平均
値が求められる(S1)。平均値蓄積部20によりこの
移動平均値の過去データを蓄積しておき、蓄積された移
動平均値を用いて判別部21が移動平均値の動向を調
べ、一定値(操作卓7によるプリセット値)xを基準と
して残量レベルの高低を判断する(S2,3)。このこ
とにより、短期的な投入量の変動等のノイズによる誤判
別を回避する。
を移動平均値演算部19により累計することで移動平均
値が求められる(S1)。平均値蓄積部20によりこの
移動平均値の過去データを蓄積しておき、蓄積された移
動平均値を用いて判別部21が移動平均値の動向を調
べ、一定値(操作卓7によるプリセット値)xを基準と
して残量レベルの高低を判断する(S2,3)。このこ
とにより、短期的な投入量の変動等のノイズによる誤判
別を回避する。
【0024】この結果、残量レベルが十分に高いと判断
された場合(S2;Yes)、定常運転制御を選択す
る。この定常運転制御では、設定輸送量修正部22は設
定輸送量WSを増加方向に補正し、設定速度演算部11
やリミッタ12、PI調節器13によりコンベア速度S
Vが設定最大速度を越えない範囲で高速・高効率運転が
行われる(S4〜6)。
された場合(S2;Yes)、定常運転制御を選択す
る。この定常運転制御では、設定輸送量修正部22は設
定輸送量WSを増加方向に補正し、設定速度演算部11
やリミッタ12、PI調節器13によりコンベア速度S
Vが設定最大速度を越えない範囲で高速・高効率運転が
行われる(S4〜6)。
【0025】一方、残量レベルが低いと判断された場合
(S2;No)、さらに一定値x0を基準として残量が
零かまだ残っているかを確認したうえで(S3)、低速
運転制御を選択する(S7)。この低速運転制御では、
設定輸送量WSを減少方向に補正してコンベア速度SV
を下げて運転する。もし残量レベルが0と判定された場
合は(S3;Yes)、荷払い出し処理を選択する。こ
の処理では、荷払い出しのための運転を一定時間行い
(S8,9)、この後、コンベアを停止させる(S1
0)。
(S2;No)、さらに一定値x0を基準として残量が
零かまだ残っているかを確認したうえで(S3)、低速
運転制御を選択する(S7)。この低速運転制御では、
設定輸送量WSを減少方向に補正してコンベア速度SV
を下げて運転する。もし残量レベルが0と判定された場
合は(S3;Yes)、荷払い出し処理を選択する。こ
の処理では、荷払い出しのための運転を一定時間行い
(S8,9)、この後、コンベアを停止させる(S1
0)。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
計測重量と計測移動速度から移動平均値を求め、この移
動平均値を用いてホッパ内の荷の残量低下を監視し、残
量低下を検出するとコンベアの制御を低速運転制御に切
り替える。したがって輸送量一定制御であるにも拘わら
ず、ホッパ内の荷の残量低下時に高速運転が回避され、
電力使用面における無駄が解消されると共に、ベルト
等、コンベアにおける駆動部部品の寿命が向上する。
計測重量と計測移動速度から移動平均値を求め、この移
動平均値を用いてホッパ内の荷の残量低下を監視し、残
量低下を検出するとコンベアの制御を低速運転制御に切
り替える。したがって輸送量一定制御であるにも拘わら
ず、ホッパ内の荷の残量低下時に高速運転が回避され、
電力使用面における無駄が解消されると共に、ベルト
等、コンベアにおける駆動部部品の寿命が向上する。
【0027】また、計測移動速度から移動距離を求め、
この移動距離の一定間隔ごとに計測重量を取り込んで蓄
積し、蓄積した計測重量から移動平均値を求めることに
より、簡素な演算で移動平均値を求めることができる。
さらに、過去の移動平均値を蓄積してその動向から移動
平均値の低下を判別することにより、一時的な重量低下
による誤認識を防止でき、信頼性が向上する。さらに、
低速運転制御への切替を設定輸送量の修正により行うこ
ととし、定常時は設定輸送量を増加方向に修正する一方
で、低速運転時は設定輸送量を減少方向に修正すること
により、簡素な構成で高効率の運転が可能となる。
この移動距離の一定間隔ごとに計測重量を取り込んで蓄
積し、蓄積した計測重量から移動平均値を求めることに
より、簡素な演算で移動平均値を求めることができる。
さらに、過去の移動平均値を蓄積してその動向から移動
平均値の低下を判別することにより、一時的な重量低下
による誤認識を防止でき、信頼性が向上する。さらに、
低速運転制御への切替を設定輸送量の修正により行うこ
ととし、定常時は設定輸送量を増加方向に修正する一方
で、低速運転時は設定輸送量を減少方向に修正すること
により、簡素な構成で高効率の運転が可能となる。
【図1】実施例装置におけるPCの機能を示すブロック
図。
図。
【図2】実施例装置の概要を示すブロック図。
【図3】輸送量と計測重量との関係を示す説明図。
【図4】この実施例装置によるコンベア制御手順の概略
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
【図5】この種のコンベアシステムの概要を示すブロッ
ク図。
ク図。
5…ベルトスケール 6…パルスピックアップ 8…PC 11…設定速度演算部 13…PI調節器 14…P/D数値変換部 15…計測輸送量演算部 16…パルスカウンタ 17…A/D数値変換部 18…シフトレジスタ 19…移動平均値演算部 20…平均値蓄積部 21…判別部 22…設定輸送量修正部
Claims (4)
- 【請求項1】 ホッパから投入される荷を搬送するコン
ベアを制御対象とする装置であって、コンベア上の荷の
重量およびコンベアの移動速度を計測する計測手段と、
計測重量および計測移動速度に基づいてコンベアの移動
速度を輸送量一定制御モードで制御する移動速度制御手
段とを備えた装置において、 前記計測重量および計測移動速度から移動平均値を求め
る移動平均値演算手段と、前記移動平均値の低下を検出
して低速運転指示を発生する低速運転指示手段とを備え
る一方、前記移動速度制御手段は、前記低速運転指示を
受けるとコンベアの移動速度を低速に制御するものであ
ることを特徴とするコンベア制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のコンベア制御装置におい
て、 前記移動平均値演算手段は、前記計測移動速度から移動
距離を求めて該移動距離の一定間隔ごとにデータ取込指
示を発生する移動距離検出手段と、過去の計測重量を取
り込んで蓄積するものであって前記データ取込指示を受
けると計測重量の取り込みを行う計測重量蓄積手段と、
蓄積した計測重量を累計して移動平均値を求める演算手
段とを有することを特徴とするコンベア制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のコンベア制御装
置において、 前記低速運転指示手段は、過去の移動平均値を蓄積する
移動平均値蓄積手段と、蓄積された移動平均値の動向か
ら移動平均値の低下を判定する判定手段とを有すること
を特徴とするコンベア制御装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3記載のコンベア制御装
置において、 前記移動速度制御手段は、輸送量一定制御の基準となる
設定輸送量を適宜修正する設定輸送量修正手段を有し、 該設定輸送量修正手段は、定常運転時、前記設定輸送量
を増加方向に修正すると共に、低下運転時、前記設定輸
送量を減少方向に修正するものであることを特徴とする
コンベア制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18906792A JPH0632438A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | コンベア制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18906792A JPH0632438A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | コンベア制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632438A true JPH0632438A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16234749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18906792A Pending JPH0632438A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | コンベア制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632438A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002557A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Yamato Scale Co Ltd | 輸送量演算装置およびコンベアスケール |
JP2019167222A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社イシダ | 搬送装置及び組合せ計量装置 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP18906792A patent/JPH0632438A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002557A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Yamato Scale Co Ltd | 輸送量演算装置およびコンベアスケール |
JP2019167222A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社イシダ | 搬送装置及び組合せ計量装置 |
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