JPH08254455A - ベルトフィーダにおけるゼロ点補正方法 - Google Patents

ベルトフィーダにおけるゼロ点補正方法

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JPH08254455A
JPH08254455A JP5639095A JP5639095A JPH08254455A JP H08254455 A JPH08254455 A JP H08254455A JP 5639095 A JP5639095 A JP 5639095A JP 5639095 A JP5639095 A JP 5639095A JP H08254455 A JPH08254455 A JP H08254455A
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恒明 真田
Nobuyuki Ozawa
信之 小澤
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転状態のベルト速度がゼロ点補正値の読み
込み時のベルト運転速度と異なる場合であっても輸送量
の測定精度の向上を実現できるゼロ点補正方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 無負荷状態でベルト2を基準速度Vで回転さ
せて各ベルト位置のゼロ点補正値を波形記憶部11に記
憶し、運転状態では時々のベルト位置に応じて波形記憶
部11に記憶した基準速度Vでのゼロ点補正値を読み出
し、この基準速度でのゼロ点補正値をその時々のベルト
速度2V,3V,………に応じて補正部16で補正した
運転速度ゼロ点補正値を計算し、輸送重量を運転速度ゼ
ロ点補正値でゼロ点補正した補正重量と時々のベルト速
度とを乗算して輸送量を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベルトフィーダにおける
ゼロ点補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルトフィーダでの輸送利用を求める場
合には、ベルトを介して輸送重量を測定し、この輸送重
量に前記ベルトの速度を乗算して輸送量が算出されてい
る。
【0003】ベルトは全周にわたって均質に作ることが
困難であるため、輸送重量の測定には、各ベルト位置で
それぞれのゼロ点誤差が発生する。そのため、従来では
次のようにして上記のゼロ点が補正されている。
【0004】最初に、無負荷状態でベルトを回転させて
各ベルト位置のゼロ点補正値を記憶し、運転状態では時
々のベルト位置に応じて前記記憶したゼロ点補正値を読
み出し、このゼロ点補正値でゼロ点補正した補正重量と
時々のベルト速度とを乗算して輸送量が計算されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ベルト
位置に応じて記憶したゼロ点補正値で時々のゼロ点補正
を実施することによって、輸送量の測定精度が向上する
が、ベルトの運転速度がゼロ点補正値の読み込み時の速
度と異なる場合には、輸送量の測定精度がそれ程向上し
ないのが現状である。
【0006】本発明は運転状態のベルト速度がゼロ点補
正値の読み込み時のベルト運転速度と異なる場合であっ
ても輸送量の測定精度の向上を実現できるゼロ点補正方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のゼロ点補正方法
は、ベルトを介して輸送重量を測定し、この輸送重量に
前記ベルトの速度を乗算して輸送量を算出するに際し、
無負荷状態でベルトを基準速度で回転させて各ベルト位
置のゼロ点補正値を記憶し、運転状態では時々のベルト
位置に応じて前記記憶した基準速度でのゼロ点補正値を
読み出し、この基準速度でのゼロ点補正値をその時々の
ベルト速度に応じて補正した運転速度ゼロ点補正値を計
算し、輸送重量を運転速度ゼロ点補正値でゼロ点補正し
た補正重量と時々のベルト速度とを乗算して輸送量を計
算することを特徴とする。
【0008】
【作用】この構成によると、基準速度でのゼロ点補正値
をそのまま使用するのではなくて、基準速度でのゼロ点
補正値をその時々のベルト速度に応じて補正した運転速
度ゼロ点補正値を計算し、輸送重量を運転速度ゼロ点補
正値でゼロ点補正した補正重量と時々のベルト速度とを
乗算して輸送量を計算する。
【0009】
【実施例】以下、本発明のゼロ点補正方法を具体的な一
実施例に基づいて説明する。図1は本発明のゼロ点補正
方法を採用したベルトウェイングフィーダを示す。
【0010】ホッパー1に投入された原料を切り出すベ
ルト2は、モータ3によって回転駆動されている。モー
タ3の回転系に連結されたパルス発振器4は、ベルト2
の速度に比例した数のパルスPを発生する。
【0011】ベルト2の一働長に作用する輸送重量は、
ベルト2を介してロードセル5によって測定される。ロ
ードセル5の検出重量は、減算器6を介して乗算器7に
入力され、乗算器7ではパルスPの単位時間当たりのパ
ルス数と乗算されて瞬間輸送量が計算される。瞬間輸送
量は積算部8で積算される。
【0012】制御部9は、運転開始から現時点までの目
標積算重量と積算部8で求めた実際の積算重量値との差
が小さくなるようにモータ3を運転制御している。運転
状態ではスイッチ10をオンして減算器6には時々のベ
ルト位置に応じたゼロ点補正値“ w0n ”が入力され
る。
【0013】運転に際しては、時々のベルト位置に応じ
たゼロ点補正値“ w0n ”が次のようにして波形記憶
部11に書き込まれる。このゼロ点補正値の収集時に
は、スイッチ10をオフして減算器6に入力されるゼロ
点補正値を“ 0 ”とし、原料を輸送しない無負荷状
態でベルト2が基準速度Vで走行するようにモータ3を
運転する。
【0014】ベルト2が走行することによってパルス発
生器4が発生するパルスPは、位置検出部12で加算さ
れる。位置検出部12の加算値Nは、ベルト2の適当な
位置に付された周方向で単一のマーカー13をマーカー
センサ14が検出するたびにゼロにリセットされる。つ
まり、位置検出部12の加算値Nはベルト2の周方向の
位置に一対一で対応している。
【0015】スイッチ10をオフ状態に切り換えた波形
記憶部11では、リード/ライト信号15がライト状態
になっており、ゼロ点補正値が“ 0 ”の場合の減算
器6の時々の出力が位置検出部12の加算値Nに対応し
て書き込まれて記憶される。
【0016】このようにして、基準速度Vで走行した場
合のベルト2の全周のゼロ点補正値“ w0n ”が波形
記憶部11に収集される。図2の(a)に波形の一例を
示す。
【0017】運転状態では、スイッチ10をオン状態に
切り換えてリード/ライト信号15がリード状態に切り
換わり、補正部16を介して減算器6には、位置検出部
12の加算値Nに対応して波形記憶部11から読み出さ
れた時々のベルト位置のゼロ点補正値“ w0n ”が入
力される。
【0018】パルスPで制御されている補正部16は、
ベルト2の走行速度が基準速度Vの場合には“ 係数=
1 ”で、波形記憶部11の出力がそのまま減算器6に
ゼロ点補正値として出力される。
【0019】補正部16は次のように構成されている。
ゼロ点補正値の収集時に、ベルト2の走行速度をV,2
V,3V,………に変化させて図2の(a),(b),
(c),………に示すようにゼロ点補正値を実測し、速
度変化に伴うゼロ点補正値の変化を検討して、基準速度
Vのゼロ点補正値を各速度でのゼロ点補正値に変換する
係数の実験式を求め、この実験式を補正部16に書き込
んである。
【0020】したがって、運転状態の補正部16では、
波形記憶部11に書き込まれている基準速度Vでのゼロ
点補正値が時々のベルト走行速度に応じて適切なゼロ点
補正値に補正して減算器6に供給されて正確なゼロ点補
正が実施され、輸送量の測定精度の向上を実現できる。
【0021】なお、図3と図4は実測の結果を示す。こ
こではベルト2の一周は2050mmであった。図3はベル
ト速度の違いによるゼロ点補正値波形の変化を示し、縦
軸がゼロ点補正値,横軸はベルト位置を表している。
(a)(b)(c)はそれぞれベルト速度が“ 0.1
m/min ”“ 1.1m/min ”“ 5.4m
/min ”で、 ベルト速度が“ 0.1m/min
”の場合に6.0gのゼロ点変化はベルト速度が速く
なるに従って5.3g,4.0gと変化した。
【0022】図4はベルト速度とゼロ点補正値振幅の実
測値で、無負荷状態のベルト2周分の負荷率波形をと
り、特定の波の振幅(ほぼ全体のうちの最大振幅)を調
べた。横軸がベルト速度、縦軸がゼロ点補正値振幅であ
り、ゼロ点補正値の低減率曲線はベルト速度が速くなる
に従ってゼロ点補正値振幅が小さくなることを確認でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明のゼロ点補正方法に
よると、ベルトを介して輸送重量を測定し、この輸送重
量に前記ベルトの速度を乗算して輸送量を算出するに際
し、無負荷状態でベルトを基準速度で回転させて各ベル
ト位置のゼロ点補正値を記憶し、運転状態では時々のベ
ルト位置に応じて前記記憶した基準速度でのゼロ点補正
値を読み出し、この基準速度でのゼロ点補正値をその時
々のベルト速度に応じて補正した運転速度ゼロ点補正値
を計算し、輸送重量を運転速度ゼロ点補正値でゼロ点補
正した補正重量と時々のベルト速度とを乗算して輸送量
を計算するため、運転状態のベルト速度がゼロ点補正値
の読み込み時のベルト運転速度と異なる場合であっても
輸送量の測定精度の向上を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゼロ点補正方法を採用したベルトスケ
ールの構成図である。
【図2】同実施例の補正部の動作原理の説明図である。
【図3】同実施例の実測によるベルト位置−ゼロ点補正
値の関係図である。
【図4】同実施例の実測によるベルト速度−ゼロ点補正
値の関係図である。
【符号の説明】
2 ベルト 3 モータ 4 パルス発振器 5 ロードセル 6 減算器 7 乗算器 8 積算部 9 制御部 10 スイッチ 11 波形記憶部 12 位置検出部 13 マーカー 14 マーカーセンサ 16 補正部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトを介して輸送重量を測定し、この
    輸送重量に前記ベルトの速度を乗算して輸送量を算出す
    るに際し、無負荷状態でベルトを基準速度で回転させて
    各ベルト位置のゼロ点補正値を記憶し、運転状態では時
    々のベルト位置に応じて前記記憶した基準速度でのゼロ
    点補正値を読み出し、この基準速度でのゼロ点補正値を
    その時々のベルト速度に応じて補正した運転速度ゼロ点
    補正値を計算し、輸送重量を運転速度ゼロ点補正値でゼ
    ロ点補正した補正重量と時々のベルト速度とを乗算して
    輸送量を計算するベルトフィーダにおけるゼロ点補正方
    法。
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JP2012145393A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Yamato Scale Co Ltd 計量装置及び半製品供給システム
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