JPH0632423Y2 - 自動車用モールディング - Google Patents

自動車用モールディング

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Publication number
JPH0632423Y2
JPH0632423Y2 JP1987145197U JP14519787U JPH0632423Y2 JP H0632423 Y2 JPH0632423 Y2 JP H0632423Y2 JP 1987145197 U JP1987145197 U JP 1987145197U JP 14519787 U JP14519787 U JP 14519787U JP H0632423 Y2 JPH0632423 Y2 JP H0632423Y2
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JP
Japan
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molding
fin strip
surface layer
fin
synthetic resin
Prior art date
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Application number
JP1987145197U
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JPS6449419U (ja
Inventor
一博 黒田
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Inoac Corp
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Inoac Corp
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、表面にひれ条片を有する自動車用モールデ
ィングに関する。
(従来の技術) 自動車用モールディングは、車体の装飾用、保護用、あ
るいは隙の隠蔽用等として用いられている。
そのモールディングの中には、第2図に示すウエザース
トリップ用モールディング10の如く、モールディング本
体12の表面にひれ条片14を一つまたは複数有するものが
ある。そのモールディング本体12は、モールディング10
を車体へ固定するため所定の剛性が必要であり、通常硬
質、半硬質または軟質の合成樹脂からなる表面層に金属
インサート16を積層した構造からなる。これに対してひ
れ条片14は、ガラス面若しくは車体面と密着して隙をシ
ールできるように、あるいはモールディングのガタツキ
をなくするように、変形可能な軟質合成樹脂からなる。
そしてその本体12とひれ条片14は、モールディング押出
成形時の熱溶着により、あるいは接着により一体とされ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ひれ条片14が熱溶着時あるいは接着時に
その自重等によって位置ズレを生じ易く、一定品質のモ
ールディングを得難いきらいがある。
また、本体12に対するひれ条片の固着(溶着又は接着)
面積は第2図に示す如く小さく、固着強度が十分とは言
い難いので、ひれ条片が部分的に剥離する虞れもある。
そこでこの考案は、前記問題を解決してひれ条片の位置
が一定な、しかもひれ条片の剥離の虞れのない構造から
なるモールディングを提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、合成樹脂の表面層を有する所望形状のモー
ルディングの該表面に表面層を構成する合成樹脂より軟
質の合成樹脂からなるひれ条片が固着されたモールディ
ングにおいて、該ひれ条片固着部の表面層からひれ条片
中に伸びる突条が形成されていることを特徴とするもの
である。
(作用) この考案による自動車用モールディングは、モールディ
ング本体の表面層とひれ条片が別個の押出機により押出
され、一つのダイスでもって溶着一体化されて成形され
る。そして、そのダイスから押出さる際、表面層の突条
がひれ条片中に伸びるように形成される。従ってその突
条がひれ条片内の根元にあって支柱の働きをするため、
ダイスから押出された直後の未だひれひれ条片が幾分柔
らかい時点においても、自重によるひれ条片の位置ズレ
を生じ難くなる。特にこの作用はモールディング本体の
表面層を硬質または半硬質の合成樹脂とした場合に大き
い。
また、モールディング本体表面層の突条により、モール
ディング本体とひれ条片の溶着面積が大となるため、そ
の固着強度が大きくなりひれ条片の剥離を生じ難くな
る。
(実施例) 以下実施例に基づきこの考案を説明する。
第1図は、この考案一実施例に係るウエザーストリップ
用モールディング18の断面図である。
このモールディング18は、所定形状のモールディング本
体20とひれ条片21、22からなる。
モールディング本体20は、表面層樹脂24に金属インサー
ト26が裏打ちされ、その表面層樹脂24の一端に端末樹脂
部28が設けられたものである。
表面層樹脂24は、側部表面所定位置に突条30、32が形成
されており、硬質、半硬質、あるいは軟質の合成樹脂を
所望の色に着色したものからなる。かかる樹脂としては
塩化ビニル樹脂が好適である。突条30、32は、ひれ条片2
1、22の数に応じて設けられる。また通常その突条の厚み
はひれ条片の根元の厚みの1/3〜1/2、長さ(突出量)は
0.5mm〜ひれ条片の長さの1/3程度とされる。
金属インサート26は、主として補強用のために設けられ
るもので、モールディングの形状等によっては省かれた
り、硬質合成樹脂に代わることもある。
また端末樹脂部28は、このモールディングと接する車体
表面の保護及びシールのためのもので、軟質の合成樹脂
からなる。
一方ひれ条片21、22はガラス面と接触して水漏れを防ぐ
ためのもので、前記モールディング本体の表面層樹脂よ
り軟質の合成樹脂からなる。このひれ条片は、モールデ
ィングの形状、用途等により一つまたは適宜の複数から
なり、根元に前記突条30、32を埋設するようにしてモー
ルディング本体の表面層樹脂24に固着されている。
なお、表面層樹脂24、端末樹脂28及びひれ条片30、32
は、互に相溶性の良好な合成樹脂とすることが溶着強度
を高める上で好ましい。例えばそれら樹脂を塩化ビニル
樹脂で統一する等である。
このようにしてなるモールディングの成形は、先ず金属
インサートに表面層樹脂を所定の突条を有するように押
出被覆し、次いでひれ条片を突条の上に押し出し被覆す
る。なおこれら一連の押出被覆は一つのダイスでもって
接着および溶着被覆することにより一体として成形され
る。
(考案の効果) この考案は、ひれ条片の固着されるモールディング本体
表面層に突条を形成し、該突条をひれ条片の根元に埋設
してモールディングを構成したものてある。そのため、
モールディング成形時にひれ条片が前記突条によって支
持され位置ズレを生じにくくなる。またその突条表面に
もひれ条片が溶着されるために溶着面積が大きくなり、
ひれ条片の固着強度が大になる。更には突条によってひ
れ条片の撓みが根元程小となるため、よりシール効果を
発揮する。
従って、この考案によればひれ条片の位置が一定で、し
かもひれ条片の剥離を生じ難いモールディングを得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一例に係るモールディングの断面図、
また第2図は従来のモールディングの断面図である。 24……表面層樹脂 21、22……ひれ条片 30、32……突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂の表面層を有する所望形状のモー
    ルディングの該表面に表面層を構成する合成樹脂より軟
    質の合成樹脂からなるひれ条片が固着されたモールディ
    ングにおいて、該ひれ条片固着部の表面層からひれ条片
    中に伸びる突条が形成されていることを特徴とする自動
    車用モールディング。
JP1987145197U 1987-09-22 1987-09-22 自動車用モールディング Expired - Lifetime JPH0632423Y2 (ja)

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JPS6449419U JPS6449419U (ja) 1989-03-27
JPH0632423Y2 true JPH0632423Y2 (ja) 1994-08-24

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