JPH06323895A - 計数秤及び計数方法 - Google Patents

計数秤及び計数方法

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JPH06323895A
JPH06323895A JP13402093A JP13402093A JPH06323895A JP H06323895 A JPH06323895 A JP H06323895A JP 13402093 A JP13402093 A JP 13402093A JP 13402093 A JP13402093 A JP 13402093A JP H06323895 A JPH06323895 A JP H06323895A
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JP
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weight
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Application number
JP13402093A
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English (en)
Inventor
Shoji Suzuki
章二 鈴木
Akio Yoshikawa
明男 吉川
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Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06323895A publication Critical patent/JPH06323895A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量のばらつきの範囲が大きく、しかも計数
する物品の個数が大きい場合であっても、個数を正確、
迅速に計数することができるようにすること。 【構成】 計量部の載台に順次積み込まれていく被計数
物品の重量を計量することを繰り返して載台に載置され
ている物品の合計個数を計数する計数秤において、載台
に載置されている物品の合計個数が計数されたとき物品
の重量値を記憶する重量値記憶部(S126)と、載台
に物品を積み込んで得られた今回の重量値から重量値記
憶部に記憶されている前回の重量値を減算して今回積み
込んだ物品の重量値Wsを算出する減算手段(S11
4)と、今回積み込んだ物品の重量値Wsを基準重量値
で除算して今回積み込んだ物品の個数を算出する除算手
段(S116)と、除算手段によって順次算出された物
品の個数を加算して載台に載置された物品の合計個数を
算出する個数加算手段(S120)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、或る重量ランクに属
する物品の重量を計量し、その計量した物品の個数を算
出する計数秤、及び上記物品の個数を正確に計数するこ
とができる計数方法に関する。
【0002】
【従来の技術】農、海産物等の物品をカートン箱等に所
定個数ずつ箱詰めする場合、まず、形、色等に基づいて
物品を秀、優、良、平等の品種に分類する。そして、各
品種ごとに、その品種に属する物品を例えば重量選別機
に通して、又は作業者の勘によって2S、S、M、L等
にランク分けする。次に、各ランクごとに、そのランク
に属する物品を計数して所定個数ずつカートン箱に詰め
るという作業手順で行われている。図10は、各ランク
と対応する重量ランクを示す図である。
【0003】次に、従来の計数方法の一例を、図10に
示す「ランク2S」(200〜245g)の物品を40
個ずつ計数してカートン箱に詰める手順を例にして説明
する。まず、「ランク2S」の中心重量値を計算して、
この中心重量値に40を乗算して下限重量値を算出す
る。 下限重量値=〔(200+245)/2〕×40=89
00(g) 次に、上記中心重量値に41を乗算して上限重量値を算
出する。 上限重量値=〔(200+245)/2〕×41 =9122.5 ≒9150(g)
【0004】そして、カートン箱を計量器の載台に載せ
て、このカートン箱内に物品を詰める。計量器の重量指
示が8900〜9150gの間の重量値となった時に、
そのカートン箱に40個の物品が詰められているとみな
してこの40個の計数作業を終了する。ただし、計量器
が指示する重量値は、カートン箱の重量値を差し引いた
重量値とする。そして、同様にして別のカートン箱に4
0個の物品を詰めることを繰り返す。また、上記と同様
にして「ランクS」、「ランクM」、・・・の物品を所
定個数ずつカートン箱に詰めることができる。
【0005】次に、従来の計数方法の他の例を説明す
る。まず、既知個数のサンプル物品の重量値を計量し、
この重量値を既知個数で除算して物品1個のサンプル平
均重量値を算出する。そして、計量器の載台に載せてあ
るカートン箱に物品を詰めながら計量器の指示重量値を
読み取り、指示重量値が、サンプル平均重量値に40を
乗算した重量値となったときにカートン箱に40個の物
品が詰められているとみなしてこの40個の計数作業を
終了する。ただし、計量器が指示する重量値は、上記と
同様にカートン箱の重量値を差し引いた重量値とする。
そして、同様にして別のカートン箱に40個の物品を詰
めることを繰り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の前者の
計数方法によると、物品を40個詰め合わせたときの下
限重量値と上限重量値とを、物品のランク、品種が代わ
る度に作業者が計算して求めなければならず、非常に手
間であり、間違いが生じやすいという問題がある。更
に、略目標個数(40〜41個)と目される物品を計量
器の載台に載せて、この載台上の物品の合計重量に基づ
いて個数を計数しているので、載台上の各物品の重量値
とこのランクの中心重量値との誤差重量が載台上の物品
の個数分だけ累積されることになり、この累積誤差が計
数誤差を生じる可能性を高くしているという問題があ
る。つまり、計数しようとするランクの物品の平均重量
値が中心重量値から離れている場合や、詰合せの目標個
数が大きい場合に計数誤差の可能性が大きくなり、1つ
のカートン箱に詰められている物品の個数が40個以外
の個数となる確率が高くなる。
【0007】そして、従来の後者の計数方法によると、
サンプル物品の平均重量値とカートン箱に詰められてい
る被計数物品の平均重量値とが一致している場合は、正
確に計数することができるが、サンプル物品と被計数物
品の両方の平均重量値が一致していない場合は、上記従
来例と同様に、この2つの平均重量値の誤差重量が載台
上の物品の個数分だけ累積されることになり、この累積
誤差が計数誤差を生じる可能性を高くしているという問
題がある。
【0008】本発明は、重量のばらつきの範囲が大き
く、しかも、1つのカートン箱に詰める物品の個数が大
きい場合であっても、個数を正確、かつ、迅速に計数す
ることができる計数秤及び計数方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【発明の概要】第1の発明の計数秤を使用して或る決め
られた目標個数の物品を計数するときは、まず、この目
標個数よりも少ない任意の個数の物品を計量手段の荷重
受部に載置する。すると、計量手段が、荷重受部に載置
されている物品の重量値(今回の重量値)を測定し、次
に、減算手段が、この重量値から重量値記憶手段に記憶
されている重量値(前回の重量値)を減算して、今回積
み込んだ物品の重量値を算出する。ただし、荷重受部へ
の物品の積み込みは、第1回目であるので、重量値記憶
手段に記憶されている前回の重量値は0である。そし
て、除算手段が、この第1回目に積み込んだ物品の重量
値を予め定めた基準重量値で除算して第1回目(今回)
に積み込んだ物品の個数を算出する。次に、個数加算手
段が、この第1回目の個数と前回積み込まれた物品の個
数(今回が第1回目であるから前回の個数は、0であ
る。)とを加算して、荷重受部に載置されている物品の
合計個数を算出する。
【0010】なお、基準重量値は、例えば、既知数の被
計数物品を予め計量して重量値を求め、この重量値をそ
の既知数で除算して得られた重量値(サンプル物品の平
均重量値)としてもよいし、被計数物品の重量ばらつき
の範囲が予め分かっている場合は、その重量範囲の中心
値としてもよい。
【0011】次に、第1回目の積み込みと同様にして第
2回目の積み込みを行う。即ち、目標個数よりも少ない
任意の個数の物品を計量手段の荷重受部に載置する。こ
の時、荷重受部には、第1回目と第2回目に積み込んだ
物品が載置されている。すると、計量手段が、荷重受部
に載置されている第1回目と第2回目に積み込んだ物品
の合計重量値を測定し、次に、減算手段が、この重量値
から重量値記憶手段に記憶されている第1回目の物品の
重量値を減算して、第2回目に積み込んだ物品のみの重
量値を算出する。そして、除算手段が、この第2回目に
積み込んだ物品の重量値を基準重量値で除算して第2回
目(今回)に積み込んだ物品の個数を算出する。次に、
個数加算手段が、この第2回目の個数と前回積み込まれ
た第1回目の個数とを加算して、荷重受部に載置されて
いる物品の合計個数を算出する。
【0012】上記のように、目標個数よりも少ない個数
の物品を荷重受部上に複数回に分けて順次積み込み、積
み込みの度にその積み込んだ物品の重量を計量して、各
計量ごとに積み込まれた物品の個数をその都度計数し、
各計数ごとに得られた個数を加算して合計個数を算出す
る構成である。このようにして或る目標個数の物品を計
数すると、目標個数の物品の合計重量に基づいて発生す
る計数誤差を、計量回数分で分割して小さくして計数す
ることができ、その小さくされた計数誤差が目標個数を
計数したときの略計数誤差となる。その結果、従来より
も小さい計数誤差で計数することができる。
【0013】第2の発明の計数秤を使用して或る決めら
れた所定個数の物品を計数するときは、まず、1回に積
み込むことができる物品の個数、即ち、許容個数を表示
手段に表示させる。この許容個数は、荷重受部に一回に
積み込まれた物品の重量に基づいて発生する計数誤差が
許容計数誤差以下に抑えることができる物品の個数であ
る。
【0014】次に、作業者が、表示手段に表示されてい
る許容個数Mを見て、M個以下の任意の個数の物品を荷
重受部に複数回繰り返して載置する。即ち、まず、第1
回目に許容個数M以下の個数の物品を計量手段の荷重受
部に載置すると、第1の発明と同様に、計量手段、減算
手段、除算手段及び個数加算手段が機能して荷重受部に
載置された第1回目に積み込まれた物品の合計個数を算
出することができる。
【0015】次に、第1の発明と同様にして、荷重受部
に第2目の積み込みを行う。すると、第1の発明と同様
に、第2回目に積み込んだ物品の個数を計数することが
でき、そして、第1回目及び第2回目に積み込まれた物
品の合計個数を算出することができる。このように、M
個以下の個数の物品を荷重受部に積み込むことを複数回
繰り返し、個数加算手段の算出した合計個数が目標個数
となった時に物品の積み込みを止める。この時、荷重受
部上には目標個数の物品が載っている。
【0016】そして、上記のように、荷重受部に1回当
たりに載せる物品の個数を許容個数M以下としているの
で、第1回目、第2回目、・・・に計数された個数は夫
々許容計数誤差以下であり、これにより、複数回に亘っ
て積み込まれた物品の合計個数も所定の許容計数誤差以
下で計数することができる。つまり、目標個数の物品を
所定の許容計数誤差以下で計数することができる。
【0017】第3の発明は、第2の発明において、表示
手段を省略して、警報手段を設けたものである。この警
報手段は、除算手段の算出した今回積み込まれた物品の
個数が許容個数Mよりも大きいと判断したときに、警報
信号を発生してその旨を作業者に知らせることができ
る。これによって、作業者が、許容個数よりも多い個数
の物品を荷重受部に載置した時に、そのことを自動的に
警報することができるので、計数誤差の発生を防止する
ことができる。
【0018】第4の発明は、重量ばらつきの範囲が既知
の被計数物品を計量手段の荷重受部に順次積み込むこと
を繰り返し、物品が積み込まれる度にその積み込まれた
被計数物品の重量及び個数を求め、これによって、荷重
受部に載置されている物品の合計個数を計数する方法で
ある。
【0019】つまり、まず、第2及び第3の発明で説明
した許容個数M以下の任意の個数の物品を計量手段の荷
重受部に載置する。次に、計量手段が、荷重受部に載置
されている物品の重量値を測定し、そして、減算手段
が、この重量値から前回の計量によって得られた重量値
を減算して、今回積み込んだ物品の重量値を算出する。
ただし、荷重受部への物品の積み込みは、これが第1回
目であるので、前回の重量値は0である。そして、除算
手段が、この第1回目に積み込んだ物品の重量値を予め
定めた基準重量値で除算して、第1回目(今回)に積み
込んだ物品の個数を算出する。次に、個数加算手段が、
この第1回目の個数と前回積み込まれた物品の個数(今
回が第1回目であるから前回の個数は、0である。)と
を加算して、荷重受部に載置されている物品の合計個数
を算出する。
【0020】次に、第1回目の積み込みと同様にして第
2回目の積み込みを行う。即ち、M個よりも少ない任意
の個数の物品を計量手段の荷重受部に載置する。この
時、荷重受部には、第1回目と第2回目に積み込んだ物
品が載置されている。すると、計量手段が、荷重受部に
載置されている第1回目と第2回目に積み込んだ物品の
合計重量値を測定し、次に、減算手段が、この重量値か
ら第1回目の物品の重量値を減算して、第2回目の物品
の重量値を算出する。そして、除算手段が、この第2回
目に積み込んだ物品の重量値を予め定めた基準重量値で
除算して第2回目に積み込んだ物品の個数を算出する。
次に、個数加算手段が、第2回目に積み込まれた個数と
第1回目に積み込まれた個数とを加算して、荷重受部に
載置されている物品の合計個数を算出する。
【0021】上記のように、M個よりも少ない個数の物
品を荷重受部に積み込むことを複数回繰り返し、個数加
算手段の算出した合計個数が目標個数となった時に物品
の積み込みを止める。つまり、目標個数の物品を所定の
許容計数誤差以下で計数することができる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を各図を参照して説明す
る。図2は、この実施例の計数秤の外観斜視図である。
同図に示すように、計数秤は、載台1(荷重受部)を有
する計量部2と、各種データを表示する表示部3を有す
る演算制御装置4と、磁気カード5に書き込まれた各種
データ読み取ることができる磁気カードリーダ6と、各
種データを印字することができるプリンタ7とを備えて
いる。
【0023】図3は、計数秤の電気回路を示すブロック
図である。計量部2は、載台1に載置された物品の重量
を計量してアナログ重量信号を生成し、このアナログ重
量信号は演算制御装置4に入力して、演算制御装置4に
設けられているA/D変換器8によってデジタル重量信
号に変換される。
【0024】演算制御装置4は、図3に示すように、演
算制御部9、これと接続するA/D変換器8、表示部
3、操作キー部10、記憶部11、電源部12、入出力
インターフェース13、及び配合データ入力インターフ
ェース14を備えている。演算制御部9は、A/D変換
器8より送られてきた重量信号の各種の処理、個数計算
等の各種の計算、及びプリンタ7並びに磁気カードリー
ダ6に対する制御を行う。表示部3は、演算制御部9で
加工された各種データ、信号を図5乃至図9に示すよう
に表示する。
【0025】入出力インターフェース13は、プリンタ
7と接続してデータの印字ができるようにするためのも
のである。なお、プリンタ7以外にもパーソナルコンピ
ュータ(図示せず)を接続して、コンピュータで作成し
た図表等をプリンタ7にプリントアウトさせることがで
きる。
【0026】配合データ入力インターフェース14は、
図3に示すように、磁気カードリーダ6が接続してお
り、磁気カードリーダ6を介して磁気カード5に書かれ
ているデータを読み取るためのものである。なお、磁気
カード5には、図8に示す複数の被計数物品のデータの
うち、或る一種類の被計数物品のランク、基準重量値
(中心値)、箱詰め数(数量)等の各種データが書き込
まれており、これら各種データを読み取ることができ
る。この箱詰め数を、この計数秤によって計数しようと
するものである。
【0027】つまり、例えば新規の物品を計数する場
合、まず、別の磁気カード書き込み装置(図示せず)を
使用して、その物品のランク、中心値等に関するデータ
を複数の磁気カード5に書き込み、データの書き込んだ
磁気カード5を各作業者に配付する。次に、各作業者
が、磁気カード5を各作業者に当てがわれている計数秤
の磁気カードリーダ6に通すことにより、磁気カード5
に書かれているデータを記憶部11に登録する。そし
て、操作キー部10を操作することにより、そのデータ
を記憶部11から呼び出して使用することができる。な
お、記憶部11へのデータの入力を磁気カード5及び磁
気カードリーダ6を使用して行ったが、バーコードが印
刷されたカード及びバーコードリーダを使用して行って
もよい。
【0028】従って、記憶部11には、異なる分類、ラ
ンクごとに、複数種類の被計数物品のデータ(図8参
照)が記憶されているし、新たに各種データ(計量した
物品の重量値を含む)を書き込んだり、削除することが
できる。また、記憶部11には、図1及び図4に示すフ
ローチャートで表されているプログラムが記憶されてお
り、演算制御装置4は、このプログラムに従って所定の
処理を行うことができる。
【0029】即ち、演算制御装置4は、図1に示すフロ
ーチャートで表されているプログラムに従って動作する
ことにより、表示手段、重量記憶手段、減算手段、除算
手段、及び個数加算手段の有する各機能を果たすことが
できる。
【0030】表示手段は、表示部3である。演算制御部
9は、この表示部3に「許容個数」を表示させることが
できる機能を備えている。許容個数とは、載台1に一回
に積み込まれた物品の重量に基づいて発生する計数誤差
が予め定めた許容計数誤差以下に抑えることができる物
品の個数である。
【0031】重量値記憶手段は、記憶部11に含まれて
いる。演算制御部9は、載台1に載置されている物品の
合計個数が計数されたとき、その物品の合計重量値を記
憶部11に記憶させることができる。
【0032】減算手段は、許容個数以下の任意の個数の
物品を載台1上に積み込んだときに得られた今回の合計
重量値から重量値記憶手段に記憶されている前回の合計
重量値を減算して今回積み込んだ物品の重量値を算出す
る機能を果たす。
【0033】除算手段は、この今回積み込んだ物品の重
量値を所定の基準重量値で除算して今回積み込んだ物品
の個数を算出する機能を果たす。なお、基準重量値は、
被計数物品の属する2S、S、M、・・・等のランクの
重量範囲(図10参照)の略中心の値である。図8の
「チュウシンチ」と表示した箇所の下に表示されている
値である。ただし、図8に示す「チュウシンチ」の値が
225、275、・・であり、図10に示す夫々の「重
量範囲」の中心値と一致していないのは、計数誤差が個
数の不足側を含まないようにする為である。
【0034】個数加算手段は、除算手段によって順次算
出された物品の個数を順次加算して、載台1に載置され
た物品の合計個数を算出する機能を果たす。
【0035】上記のように構成されているこの計数秤
は、例えばカートン箱に予め定められている目標個数の
物品を詰める際に使用することができるものである。つ
まり、目標個数の物品をカートン箱等に詰めるときは、
目標個数よりも少ない許容個数以下の個数の物品を載台
1上に複数回に分けて順次積み込み、積み込みの度にそ
の積み込んだ物品の重量を計量部2が計量する。そし
て、減算手段及び除算手段が、各計量ごとに、載台1に
積み込まれた物品の個数をその都度計数し、個数加算手
段が各計数ごとに得られた個数を加算して合計個数を算
出する。つまり、この計数秤は、目標個数の物品の合計
重量に基づいて発生する計数誤差を、計量回数分で分割
して小さくすることができる。従って、この計数秤によ
って目標個数の物品を計数したときの計数誤差は、目標
個数の物品を一回で計数したときの計数誤差よりも小さ
くすることができる。なお、この計数秤で計数される物
品は、例えば重量選別機又は作業者によって予め所定の
重量ランクごとに重量選別されているものであり、各ラ
ンクに属する物品の重量範囲は例えば図10に示す通り
である。
【0036】ただし、目標個数の物品を載台1に載置し
て計数したときに、その計数値と載台1に載せられてい
る物品の実際の個数とを一致させるためには、載台1に
一回に積み込まれた物品の重量に基づいて発生する計数
誤差を0にする必要がある。つまり、一回の計量によっ
て生じる計数誤差を0にすることができるように、一度
に載台1に積み込む物品の個数を制限する必要があり、
この個数が許容個数である。この許容個数Mは、例えば
次式によって求めることができる。
【0037】 許容個数M<0.5×基準重量値÷|偏差値| (1)
【0038】基準重量とは、各ランクの重量範囲の例え
ば中心値である。載台1に載置された物品の重量をこの
基準重量で除算して物品の個数を算出する。従って、基
準重量は、物品の重量の目安となる重量である。ただ
し、秤の最小目盛り等に応じて基準重量値を修正して設
定することができる。偏差値とは、ランクの重量範囲の
上限値と基準重量値との偏差、及び下限値と基準重量値
との偏差のうち大きい方の値である。基準重量値に0.
5を乗算しているのは、上限値又は下限値の物品が許容
個数M個載台1に載せられた場合でも、計数した個数と
真の個数Mとの計数誤差が0.5未満となるようにする
ためである。つまり、上限値の物品がM個載台1に載せ
られた場合でも、計数値が「M.5」未満となり、下限
値の物品がM個載台1に載せられた場合でも、計数値が
「(M−1).5」以上となる。従って、これらの数値
の小数点以下を四捨五入すると、M個となり、計数誤差
が0で計数することができる。
【0039】例えば、図10に示すランク2Sの物品を
計量する場合の許容個数を算出すると、 基準重量値=(200+245)/2=222.5≒2
25 |偏差値|=|200−225|=25 故に、(1)式より、 0.5×基準重量値÷|偏差値|=0.5×225÷2
5=4.5 となる。許容個数Mは、4.5より小さい整数とする必
要があるから4個となる。
【0040】今、下限値200gの物品が4個載台1に
載置されると、200×4÷225=3.55・・・と
なり、小数点以下を四捨五入すると4個となり、計数誤
差が0で個数を計数することができる。そして、上限値
245gの物品が4個載台1に載置されると、245×
4÷225=4.33・・・となり、小数点以下を四捨
五入すると4個となり、計数誤差が0で個数を計数する
ことができる。従って、物品を許容個数の4個以下ずつ
載台1に載せて計数を繰り返して目標個数の物品を計数
すると、計数誤差が0で目標個数の物品を計数すること
ができる。なお、許容個数Mは、4個以下の個数であれ
ばよく、3、2又は1個でもよいが、作業能率を考慮す
ると、一回に載台1に載せる個数が多いほど良いので、
許容個数Mは4個とする。
【0041】次に、計数秤を使用して物品を計数する手
順及び計数秤の動作を図1のフローチャートを参照して
説明する。まず、操作キー部10を操作して計数スター
トを指令する。すると、重量値の読み込みが開始する
(S100)。なお、計量スタートの指令により、重量
値の読み込みが一定周期毎に割り込み処理される。風袋
引きするときは、風袋を載台1に載置して所定のキー操
作をする(S102、S104)。この時、表示部3に
は、図9に示す品種選択画面が表示され、当該被計数物
品と対応する品種、例えば「シュウ」を選択する(S1
06)。品種を選択すると、図8に示す画面が表示部3
に表示され、当該被計数物品と対応するランク、例えば
「2S」を選択すると(S108)、そのランクと対応
する「チュウシンチ」(基準重量値)、「スウリョウ」
(箱詰め数)及び許容個数Mが呼び出されて(S11
0)、図5に示すように、品種(シュウ)、ランク(2
S)、スウリョウ(40)、計数値、重量値(載台1上
の合計重量値)及び許容個数M(4)が表示部3に表示
される(S112)。「スウリョウ」が目標個数であ
り、この個数の物品をカートン箱に詰めようとするので
ある。
【0042】次に、許容個数M=4個以下の任意の個数
の物品を載台1に載置すると、載台1に載置されている
物品の重量を計量して、その重量値から重量合計メモリ
(記憶部11)に記憶されている前回の重量値を減算し
て、今回積み込んだ物品の重量値Wsを算出する(S1
14)。ただし、今回の計量が第1回目の計量であるの
で、重量合計メモリに記憶されている重量値は0であ
る。そして、今回の重量値Wsを基準重量値(225
g)で除算して、今回積み込んだ物品の個数Nを計数し
(S116)、この計数値Nの小数点以下を四捨五入す
ることにより個数Nsを求め(S118)、これによっ
て物品の重量のばらつきによって生じた計数誤差を補正
する。
【0043】次に、今回積み込まれた物品の個数Nsを
合計個数メモリ(記憶部11)に記憶されている合計個
数Tnに加算して、今回までに載台1上に載置された物
品の合計個数Tnを求めてこの合計個数Tnを合計個数
メモリに記憶する(S120)。ただし、今回の計量が
第1回目の計量であるので、合計個数メモリに記憶され
ている個数は、0である。そして、(マイナス)目標個
数40に合計個数Tnを加算して不足分の個数を算出す
る(S122)。つまり、図5に示す「コスウ」の右側
位置には、(−)40が表示されており、この数値は、
箱詰めする個数であり、載台1にカートン箱のみが載置
された状態では(−)40が表示されている。従って、
今回の第1回目の計量でTn個の物品が載台1に積み込
まれると、−40+Tn(個)が表示される。
【0044】次に、重量値が安定しているか否かを判定
して(S124)、安定していると判定したときは、載
台1に載置されている物品の合計重量値を重量合計メモ
リに記憶して(S126)、その合計重量値を図5に示
す「オモサ」の表示の右側に表示する。ただし、この合
計重量値は、第1回目に積み込まれた物品の重量値であ
る。なお、非安定の状態では、物品を載台1に載置して
いる途中であると判断し、重量合計メモリに記憶されて
いる合計重量値は0のままであり、合計個数メモリに記
憶されている合計個数も0のままである。そして、表示
部3には、載台1上の物品の重量値と個数が変化する状
態で表示されている。
【0045】次に、品種及びランクを変更することなく
(S128、S130)、第2回目の物品の積み込みを
行う。第2回目の物品の積み込みは、第1回目の積み込
みと同様にして行う。即ち、許容個数M=4以下の任意
の個数の物品を載台1に載置する。この時、載台1に
は、第1回目と第2回目に積み込んだ物品が載置されて
いる。すると、載台1に載置されている第1回目と第2
回目に積み込んだ物品の合計重量値が計量され(S10
8〜112)、次に、減算手段が、この重量値から重量
合計メモリに記憶されている第1回目の物品の重量値を
減算して、第2回目に積み込んだ物品のみの重量値Ws
が算出する(S114)。そして、除算手段が、この第
2回目に積み込んだ物品の重量値Wsを基準重量値で除
算して第2回目(今回)に積み込んだ物品の個数N及び
Nsを算出する(S116、118)。次に、個数加算
手段が、この第2回目の個数と前回積み込まれた第1回
目の個数とを加算して、載台1に載置されている物品の
合計個数Tnを算出する(S120、S122)。
【0046】上記のように、目標個数(箱詰め数)より
も少ない許容個数Mの物品を載台1上に複数回に分けて
順次積み込むことを繰り返して、積み込みの度にその積
み込んだ物品の重量を計量して、各計量ごとに積み込ま
れた物品の個数をその都度計数し、各計数ごとに得られ
た個数を加算して合計個数を算出する。これによって、
目標個数の物品の合計重量に基づいて発生する計数誤差
を、計量回数分で分割して小さくすることができ、その
結果、計数誤差が0で目標個数の物品を計数することが
できる。
【0047】そして、図5に示すように表示部3には、
品種、ランク、スウリョウ(目標個数)、個数(不足分
の個数)、重さ(合計重量値)、許容個数を表示してい
る。これによって、作業者は、いつでもこの表示を見て
被計数物品の品種、ランクを確認することができ、異な
る品種等の物品を計数することを防止することができ
る。そして、載台1に載せるべき物品の不足分の個数を
確認することができるので、目標個数を気にすることな
く作業を行うことができる。また、許容個数をいつでも
見ることができるので、作業の間違いを防止することが
できる。
【0048】ただし、上記実施例は、図5に示すよう
に、「コスウ」に、目標個数に対する不足分の個数を表
示して、目標個数の物品が載台1に載置されたときに0
が表示されるようにしたが、図6に示すように、「コス
ウ」に、載台1に積み込んだ物品の個数を表示して、目
標個数の物品が載台1に載置されたときに目標個数=4
0が表示されるようにしてもよい。
【0049】そして、上記実施例において、図1に示す
ステップ118で一回に積み込まれた物品の個数Nsを
求めるが、このときに個数Nsと許容個数Mとの大きさ
を比較することができる比較手段を設け、個数Nsが許
容個数Mよりも大きいと比較手段が判定したときに、警
報信号を生成する構成とすることができる。そして、こ
の警報信号によって例えば表示部3にその旨を表示して
もよいし、警報音を発生させてもよい。これにより、計
数誤差の発生を未然に防止することができる。このと
き、作業者は、載台1から過量分の物品を降ろして計数
作業を続行することができる。
【0050】次に、上記計数秤が実行する制御の態様を
図4及び各図を参照して説明する。まず、操作キー部1
0を操作して、図7に示すモード選択画面を表示部3に
表示させる(S200)。そして、図7に示すカーソル
を移動させて所望のモードを選択する。
【0051】上記の物品の計数作業を行うときは、計数
モード(「ケイスウ」)を選択する(S202)。ただ
し、計数モードを選択するときは、その前に、設定モー
ド(「セッテイ オヨビ シュウセイ」)(S20
8)、呼び出しモード(「ヨビダシ」)(S220)、
磁気カード読み込みモード(「カード ヨミコミ」)
(S224)のうちのいずれかのモードを選択して、被
計数物品の「ランク」、「基準重量値(チュウシン
チ)」、「箱詰め数(スウリョウ)」を設定する必要が
ある。なお、計数モードを選択して計数する手順及び計
数秤の動作は(S202〜S206)、上述したよう
に、図1に示すフローチャートの通りである。
【0052】即ち、設定モードは、被計数物品のランク
等を設定するためのモードであり、このモードを操作キ
ー部10を操作して選択すると(S208)、図9に示
す品種選択画面が表示部3に表示される。そして、被計
数物品の属する品種を秀、優、良等の品種うちから選択
する(S210)。品種を選択すると、図8に示す設定
値表示画面が表示部3に表示される(S212)。この
画面で操作キー部10を操作して、カーソルを移動させ
て、例えば新規の被計数物品のランク、チュウシンチ、
スウリョウ等の符号及び値を設定し、及び従来の被計数
物品の各データの修正、追加の設定をすることができる
(S214〜S218)。
【0053】呼び出しモードは、計数作業をする前に、
被計数物品の各データを呼び出す為のモードであり、こ
のモードを選択すると(S220)、品種選択画面が表
示されるので、例えば「シュウ」の品種を選択すると、
図8に示す画面が表示される。次に、被計数物品が「2
S」のランクのものであれば、操作キー部10の「1」
のキーを操作することにより、ランク「2S」のデータ
(チュウシンチ、スウリョウ)を呼び出して使用するこ
とができる(S222)。
【0054】磁気カード5読み込みモードは、カードに
記録されているデータを読み込むためのモードである
(S224、S226)。
【0055】登録モードは、各種データ(ランク、チュ
ウシンチ、スウリョウ)を磁気カード5又は数字キーと
対応したメモリ(記憶部11)に登録(記憶)すること
ができるモードである(S228〜S240)。なお、
磁気カードに書き込む場合、この計数秤に磁気カードラ
イターを接続して、この磁気カードライターによって所
望のデータを磁気カードに書き込むことができる。
【0056】集計モードは、計数作業が終了したとき
に、品種又はランク別に物品の個数を集計し、その集計
したものを表示部3に表示させたり、プリンタ7にプリ
ントアウトさせることができるモードである。なお、集
計は、マイクロコンピュータを使用して行うことができ
る。マイクロコンピュータは、入出力インターフェース
13に接続して使用する。
【0057】
【発明の効果】第1の発明の計数秤は、目標個数の物品
を計数するとき、目標個数よりも少ない個数の物品を荷
重受部上に複数回に分けて順次積み込み、積み込みの度
にその積み込んだ物品の重量を計量して、各計量ごとに
積み込まれた物品の個数をその都度計数し、各計数ごと
に得られた個数を加算して合計個数を算出する構成であ
る。つまり、目標個数の物品の合計重量に基づいて発生
する計数誤差を、計量回数分で分割して小さくすること
ができ、これによって、目標個数の物品を計数したとき
の計数誤差を各計量の度に発生する小さな計数誤差に抑
えることができ、その結果、目標個数の物品を計数した
ときの計数誤差を従来よりも小さくすることができると
いう効果がある。
【0058】第2の発明の計数秤は、荷重受部に一回に
積み込まれた物品の重量に基づいて発生する計数誤差が
許容計数誤差以下に抑えることができる物品の許容個数
を表示する表示手段を設けた構成であり、作業者がこの
許容個数以下の物品の積み込みを繰り返して目標個数の
物品を計数したときは、その計数誤差を所定の許容計数
誤差以下に収めることができるという効果がある。従っ
て、許容計数誤差を0とすることができる許容個数ずつ
の物品の積み込みを繰り返せば、目標個数の物品を積み
込んだときの計数誤差を0にすることができるという効
果がある。そして、作業者は、荷重受部に一度に載置す
ることができる物品の個数を、表示手段に表示されてい
る許容個数によって目で見て確かめることができるの
で、作業者が代わった場合でも、許容個数をいつでも認
識することができ、作業の間違いを防止することができ
るという効果がある。
【0059】第3の発明の計数秤は、荷重受部に一回に
積み込まれた物品の個数が、許容個数を越えている場合
に警報信号を発生する警報手段を設けた構成であるの
で、作業者は、この警報によって物品の積み込み過ぎを
認識することができる。これによって、目標個数の物品
を計数したときの計数誤差を所定の許容計数誤差以下に
確実に収めることができるという効果がある。
【0060】第4の発明の計数方法によると、荷重受部
に一回に積み込まれた物品の重量に基づいて発生する計
数誤差が許容計数誤差以下に抑えることができる許容個
数ずつ、荷重受部上に複数回に分けて物品を順次積み込
み、積み込みの度にその積み込んだ物品の重量を計量し
て、各計量ごとに、積み込まれた物品の個数をその都度
計数し、各計数ごとに得られた個数を加算して合計個数
を算出するものである。これによって、計数の度に発生
する計数誤差を許容計数誤差以下にすることができる。
従って、目標個数の物品を計数したときの計数誤差を所
定の許容計数誤差以下に収めることができるという効果
がある。従って、第2、第3、第4の発明と同様に、許
容計数誤差を0とすることができる許容個数ずつの物品
の積み込みを繰り返せば、目標個数の物品を積み込んだ
ときの計数誤差を0にすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る計数秤を使用して計
数する手順及び計数秤の動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】同実施例の計数秤の外観を示す斜視図である。
【図3】同実施例の計数秤の電気回路を示すブロック図
である。
【図4】同実施例の計数秤の各モードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図5】同実施例の計数秤を使用して計数作業する際に
表示部に計数値等が表示されている状態を示す図であ
る。
【図6】同実施例の計数秤を使用して計数作業する際に
表示部に計数値等が表示されている状態の他の例を示す
図である。
【図7】同実施例の計数秤の表示部にモード選択画面が
表示されている状態を示す図である。
【図8】同実施例の計数秤の表示部に設定値表示画面が
表示されている状態を示す図である。
【図9】同実施例の計数秤の表示部に品種選択画面が表
示されている状態を示す図である。
【図10】同実施例の計数秤によって計数される物品の
ランクと重量範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 載台 2 計量部 3 表示部 4 演算制御装置 9 演算制御部 10 操作キー部 11 記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量手段の荷重受部に順次積み込まれて
    いく被計数物品の重量を計量することを繰り返して上記
    荷重受部に載置されている物品の合計個数を計数する計
    数秤において、 上記荷重受部に載置されている物品の合計個数が計数さ
    れたとき該物品の重量値を記憶する重量値記憶手段と、
    上記荷重受部に物品を積み込んで得られた今回の重量値
    から上記重量値記憶手段に記憶されている前回の重量値
    を減算して今回積み込んだ物品の重量値を算出する減算
    手段と、この今回積み込んだ物品の重量値を予め定めた
    基準重量値で除算して上記今回積み込んだ物品の個数を
    算出する除算手段と、該除算手段によって順次算出され
    た物品の個数を順次加算して上記荷重受部に載置された
    物品の合計個数を算出する個数加算手段と、を具備する
    ことを特徴とする計数秤。
  2. 【請求項2】 重量ばらつきの範囲が既知の被計数物品
    を計量手段の荷重受部に順次積み込むことを繰り返し、
    上記物品が積み込まれる度に該積み込まれた物品の重量
    を計量して、上記荷重受部に載置されている物品の合計
    個数を計数する計数秤において、 上記荷重受部に一回に積み込まれた物品の重量に基づい
    て発生する計数誤差が許容計数誤差以下に抑えることが
    できる物品の許容個数を表示する表示手段と、上記荷重
    受部に載置されている物品の合計個数が計数されたとき
    該物品の重量値を記憶する重量値記憶手段と、上記許容
    個数以下の任意の個数の物品を上記荷重受部に積み込ん
    で得られた今回の重量値から上記重量値記憶手段に記憶
    されている前回の重量値を減算して今回積み込んだ物品
    の重量値を算出する減算手段と、この今回積み込んだ物
    品の重量値を所定の基準重量値で除算して今回積み込ん
    だ物品の個数を算出する除算手段と、該除算手段によっ
    て順次算出された物品の個数を順次加算して上記荷重受
    部に載置された物品の合計個数を算出する個数加算手段
    と、を具備することを特徴とする計数秤。
  3. 【請求項3】 重量ばらつきの範囲が既知の被計数物品
    を計量手段の荷重受部に順次積み込むことを繰り返し、
    上記物品が積み込まれる度に該積み込まれた物品の重量
    を計量して、上記荷重受部に載置されている物品の合計
    個数を計数する計数秤において、 上記荷重受部に一回に積み込まれた物品の重量に基づい
    て発生する計数誤差が許容計数誤差以下に抑えることが
    できる物品の許容個数を記憶する許容個数記憶手段と、
    上記荷重受部に載置されている物品の合計個数が計数さ
    れたとき該物品の重量値を記憶する重量値記憶手段と、
    上記許容個数以下の任意の個数の物品を上記荷重受部に
    積み込んで得られた今回の重量値から上記重量値記憶手
    段に記憶されている前回の重量値を減算して今回積み込
    んだ物品の重量値を算出する減算手段と、この今回積み
    込んだ物品の重量値を所定の基準重量値で除算して今回
    積み込んだ物品の個数を算出する除算手段と、該除算手
    段によって順次算出された物品の個数を順次加算して上
    記荷重受部に載置された物品の合計個数を算出する個数
    加算手段と、上記除算手段の算出した個数が上記許容個
    数を越える個数であるとき警報信号を発生する警報手段
    と、を具備することを特徴とする計数秤。
  4. 【請求項4】 重量ばらつきの範囲が既知の被計数物品
    を計量手段の荷重受部に順次積み込むことを繰り返し、
    上記物品が積み込まれる度に該積み込まれた物品の重量
    を計量して、上記荷重受部に載置されている物品の合計
    個数を計数する計数方法において、 上記荷重受部に一回に積み込まれた物品の重量に基づい
    て発生する計数誤差が許容計数誤差以下に抑えることが
    できる許容個数以下の任意の個数の物品を上記荷重受部
    に積み込む段階と、上記許容個数以下の物品を積み込ん
    で得られた今回の重量値から今回の物品の重量値が含ま
    れていない前回の重量値を減算して今回積み込んだ物品
    の重量値を減算手段が算出する段階と、この今回積み込
    んだ物品の重量値を所定の基準重量値で除算して今回積
    み込んだ物品の個数を除算手段が算出する段階と、該除
    算手段によって順次算出された物品の個数を順次加算し
    て上記荷重受部に載置された物品の合計個数を個数加算
    手段が算出する段階と、を具備することを特徴とする計
    数方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071960A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Teraoka Seiko Co Ltd 計数装置、ピッキングカートシステム
JP2018205200A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 フタバ産業株式会社 員数管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071960A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Teraoka Seiko Co Ltd 計数装置、ピッキングカートシステム
JP2018205200A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 フタバ産業株式会社 員数管理システム

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