JPH06323786A - 自動弾丸供給機構付玩具銃 - Google Patents

自動弾丸供給機構付玩具銃

Info

Publication number
JPH06323786A
JPH06323786A JP11460593A JP11460593A JPH06323786A JP H06323786 A JPH06323786 A JP H06323786A JP 11460593 A JP11460593 A JP 11460593A JP 11460593 A JP11460593 A JP 11460593A JP H06323786 A JPH06323786 A JP H06323786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas passage
chamber
bullet
gas
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11460593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2561421B2 (ja
Inventor
Keiichi Kunimoto
圭一 国本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WESTERN AAMUSU KK
Western Arms Co Ltd
Original Assignee
WESTERN AAMUSU KK
Western Arms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14642044&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06323786(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by WESTERN AAMUSU KK, Western Arms Co Ltd filed Critical WESTERN AAMUSU KK
Priority to JP11460593A priority Critical patent/JP2561421B2/ja
Priority to AU61832/94A priority patent/AU669276B2/en
Priority to US08/241,467 priority patent/US5477843A/en
Priority to CA002123458A priority patent/CA2123458C/en
Priority to EP19940107648 priority patent/EP0625689B1/en
Priority to DE1994612697 priority patent/DE69412697T2/de
Priority to ES94107648T priority patent/ES2119931T3/es
Priority to KR1019940010984A priority patent/KR0146235B1/ko
Priority to AT94107648T priority patent/ATE170283T1/de
Priority to DK94107648T priority patent/DK0625689T3/da
Publication of JPH06323786A publication Critical patent/JPH06323786A/ja
Publication of JP2561421B2 publication Critical patent/JP2561421B2/ja
Application granted granted Critical
Priority to HK98111660A priority patent/HK1010752A1/xx
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B11/00Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
    • F41B11/50Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines
    • F41B11/55Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines the projectiles being stored in stacked order in a removable box magazine, rack or tubular magazine
    • F41B11/56Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines the projectiles being stored in stacked order in a removable box magazine, rack or tubular magazine the magazine also housing a gas cartridge
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B11/00Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
    • F41B11/70Details not provided for in F41B11/50 or F41B11/60
    • F41B11/72Valves; Arrangement of valves
    • F41B11/721Valves; Arrangement of valves for controlling gas pressure for both firing the projectile and for loading or feeding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】弾丸発射系及び弾丸供給系に共用されるガス通
路制御部により開閉制御される蓄圧室から装弾室に至る
ガス通路及び蓄圧室から圧力室に至るガス通路の簡略化
を図る。 【構成】銃身(2)に移動可能に設けられたスライダ部
(50)の内部に設けられた可変容積の圧力室(56)
と装弾室(4a)との間に配された可動部材(54)
と、可動部材(54)内に設けられ、蓄圧室(33)か
ら装弾室(4a)に至る第1のガス通路を開状態とする
第1の状態、及び、蓄圧室(33)から圧力室(56)
に至る第2のガス通路を開状態として、スライダ部(5
0)を可動部材(54)を伴って後退させ、弾倉(3
1)の一端から装弾室(4a)への弾丸の供給のための
準備を行う第2の状態をとるガス通路制御部(25)と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銃身部に設けられた装
弾室に対し、ガス圧により発射される弾丸をガス圧を利
用して供給する自動弾丸供給機構を備えた玩具銃に関す
る。
【0002】
【従来の技術】モデルガンと称される玩具銃にあって
は、通常、色,形状に加えて、見かけ上の動作も実物と
同様なものとなるように作成される。斯かる玩具銃のう
ち、トリガの操作に応じて銃身に取り付けられたスライ
ダが移動するようになされた銃を模したものにおいて、
銃身の後端部に設けられた装弾室に装填された弾丸の発
射をガス圧により行うことに加えて、装弾室に対する弾
丸の供給もガス圧を利用して行うようにされたものが知
られている。例えば、実開平3-38593 号公報にも示され
る如くに、エアが充填されるとともに、開閉弁により開
閉制御されるガス導出通路が設けられた蓄圧ボンベ,弾
倉,第1及び第2の弁,第1及び第2のガス通路、及
び、給弾レバーがグリップ部に配されるとともに、着弾
孔が設けられた銃身に対して配されたスライダ内に、着
弾孔を形成する弾倉板を介して銃身に対向するシリンダ
が配され、さらに、弾倉板に係合して選択的に弾倉板を
昇降させる回転カム、及び、スライダの移動に伴って移
動せしめられるスプリングガイド部材が配され、蓄圧ボ
ンベからのエアの圧力を利用して、着弾孔に装填された
弾丸の発射及び着弾孔に対する弾丸の供給を行うように
された玩具銃が提案されている。
【0003】このような玩具銃においては、トリガが引
かれると、第1の弁が、開閉弁によってガス導出通路が
開状態にされた蓄圧ボンベからのエアが第1のガス通路
を通じてシリンダ内に供給される状態におかれ、そのシ
リンダ内に供給されるエアの圧力により、シリンダ内に
収容されたピストン部材がスライダを後退させる。そし
て、斯かる蓄圧ボンベからエアが供給されるシリンダ
は、スライダが所定量後退せしめられると排気状態にお
かれる。一方、スライダの後退に伴って、スプリングガ
イド部材がスプリング部材を圧縮しつつ後退せしめられ
て、回転カムをそれに係合した弾倉板を下降させる方向
に回転させる。それにより、弾倉板における着弾孔が、
銃口に対向する初期位置から弾倉から排出された弾丸に
対向する位置に移動せしめられる。そして、その弾倉か
ら排出された弾丸が、トリガに連動して揺動せしめられ
る給弾レバーにより着弾孔内に装填される。斯かるもと
で、シリンダが排気状態におかれ、スライダが元の位置
に復帰する際、スプリング部材がスプリングガイド部材
を元の位置に戻す復帰状態とされ、それにより、回転カ
ムが弾倉板を上昇させる方向に回転せしめられ、弾丸が
装填された着弾孔が初期位置におかれる。このように弾
丸が装填された着弾孔が初期位置におかれる際、トリガ
に連動して回転するハンマにより、第2の弁が、開閉弁
によってガス導出通路が開状態にされた蓄圧ボンベから
のエアが第2のガス通路を通じて着弾孔に供給される状
態におかれ、その着弾孔に供給されるエアの圧力によ
り、着弾孔に装填された弾丸が発射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、銃身に
対して移動可能に設けられたスライダ内に圧力室を形成
するシリンダが配され、トリガが引かれて行われる圧力
室に対するエアの給排により着弾孔に対する弾丸の供給
が行われるようにされた玩具銃として従来提案されてい
るものにあっては、自動連射が可能とされるが、複数の
弁を含んで構成されて、圧力室及び着弾孔の夫々に対す
る蓄圧ボンベからのエア圧の供給を選択的に行うガス通
路制御部が、グリップ部内に配され、それにより、圧力
室及び着弾孔の夫々とガス通路制御部との相互離隔距離
が比較的大とされることにより、蓄圧ボンベから圧力室
に至るガス通路及び蓄圧ボンベから着弾孔に至るガス通
路の構成が複雑なものとなってしまうという問題があ
る。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、銃身部の後端
部にガス圧により発射される弾丸が装填される装弾室が
設けられるとともに、銃身部に対してスライダ部が移動
可能に設けられ、さらに、そのスライダ部内にガス圧を
利用して装弾室に弾丸を供給する圧力室が設けられたも
とで、圧力室及び装弾室の夫々に対する蓄圧室からのガ
スの供給を選択的に行うガス通路制御部が、蓄圧室から
圧力室に至るガス通路及び蓄圧室から装弾室に至るガス
通路の構成が複雑化されないことになる位置に配される
ものされた、自動弾丸供給機構付玩具銃を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、グリッ
プ部内に配される弾倉部と、グリップ部内に配される蓄
圧室と、銃身部の後端部に設けられ、弾倉部における一
端の近傍に配される装弾室と、銃身部に対して設けら
れ、その銃身部に沿って移動し得るものとされたスライ
ダ部と、スライダ部における銃身部の後方となる部分内
に設けられた可変容積圧力室と、さらに、可動部材及び
可動部材内に移動可能に設けられたガス通路制御部とが
備えられ、可動部材が、装弾室と可変容積圧力室との間
に配されるとともに、ガス通路制御部が、蓄圧室から可
動部材内を通じて装弾室に至る第1のガス通路を開閉
し、その第1のガス通路を開状態として、蓄圧室からの
ガスを装弾室に供給する第1の状態、及び、蓄圧室から
可動部材内を通じて可変容積圧力室に至る第2のガス通
路を開閉し、その第2のガス通路を開状態として、蓄圧
室からのガスを可変容積圧力室に供給してスライダ部を
後退させ、それに伴って可動部材を後退させ弾倉の一端
から装弾室への弾丸の供給のための準備を行う第2の状
態をとるものとされて、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る自動弾丸
供給機構付玩具銃にあっては、蓄圧室から可動部材内を
通じて装弾室に至る第1のガス通路、及び、蓄圧室から
可動部材内を通じて可変容積圧力室に至る第2のガス通
路を開閉制御するガス通路制御部が、装弾室と可変容積
圧力室との間に配されてグリップ部の上方に位置する可
動部材内に設けられたものとされる。それにより、装弾
室及び可変容積圧力室の夫々とガス通路制御部との相互
離隔距離が比較的小とされるので、第1のガス通路及び
第2のガス通路の構成が比較的簡単なものとされる。
【0008】
【実施例】図2は、本発明に係る自動弾丸供給機構付玩
具銃の第1の例を示す。図2に示される例においては、
トリガ1,銃身2,銃身2の後端部に設けられた装弾室
4a,ハンマ5、及び、グリップ6を有した玩具銃本体
10と、グリップ6内に着脱可能に収容されたケース3
0とが設けられるとともに、銃身2に対して移動可能に
設けられたスライダ部50が配されたものとされてい
る。装弾室4aは、ゴム材等の弾性摩擦材で成る環状部
材4の後方側部分によって形成されており、環状部材4
における前方側部分は銃身2の後端部に嵌合せしめられ
ている。斯かる環状部材4の内壁には、前方側部分と後
方側部分とを区画する環状突出部4bが設けられてい
る。
【0009】グリップ6には可動バー8が配されてお
り、トリガ1は、可動バー8におけるグリップ6から突
出した前方側部分に設けられた軸11とトグルスプリン
グ9が巻装された軸12を介して、玩具銃本体10によ
り支持されている。トリガ1は、それが引かれると、軸
12を支点とし、トグルスプリング9の付勢力に抗し
て、図2において実線及び二点鎖線により夫々示される
発射準備位置から発射完了位置まで回動せしめられる。
可動バー8の後方側には、グリップ6に軸7を介して取
り付けられた回動レバー15が配されている。可動バー
8は、トリガ1の動作に応じて前後動せしめられるとと
もに、スライダ部50の移動により、軸11を支点とし
て回動せしめられて回動レバー15を回動させるものと
されている。
【0010】スライダ部50は、玩具銃本体10におけ
る銃身2が設けられた部分に嵌合して、スライダ部50
の前方部分を成す第1の部分50Aと、第1の部分50
Aと一体的に形成されて銃身2の後方側に位置せしめら
れ、スライダ部50の後方部分を成す第2の部分50B
とを有するものとされている。スライダ部50は、トリ
ガ1が発射準備位置にあるもとでは、第1の部分50A
がその前端部を玩具銃本体10の前端部に近接させる位
置におかれるとともに、第2の部分50Bが玩具銃本体
10における銃身2とグリップ6との間となる中間部分
を覆うものとなる、図2に示される如くの基準位置にお
かれる。スライダ部50における第1の部分50Aは、
玩具銃本体10におけるトリガ1の前方側に配されて銃
身2に沿って伸びるガイド部材17にも嵌合せしめられ
ており、スライダ部50は、全体が銃身2に沿う移動が
可能なものとされている。ガイド部材17には、コイル
スプリング18が嵌装されており、コイルスプリング1
8は、ガイド部材17を介してスライダ部50の第1の
部分50Aに係合し、スライダ部50の全体を玩具銃本
体10の前方側に向けて付勢している。
【0011】スライダ部50における第2の部分50B
内には、図1に示される如くに、カップ状の固定部材5
1と、第1及び第2の可動円筒部材52A及び52Bと
を有して構成される圧力室形成部が設けられている。圧
力室形成部における固定部材51は、スライダ部50に
おける第2の部分50Bに取り付けられて第1及び第2
の可動円筒部材52A及び52Bを支持している。圧力
室形成部における第1の可動円筒部材52Aは、スライ
ダ部50が基準位置にあるもとでは、第2の可動円筒部
材52Bを収容して固定部材51内に配される。
【0012】さらに、スライダ部50における第2の部
分50B内には、可動部材54が配されている。可動部
材54は、装弾室4aと圧力室形成部との間に位置し、
第2の可動円筒部材52B内に収容された後方側部分
と、環状部材4における装弾室4aを形成する部分に選
択的に係合せしめられる前方側部分と、比較的大径とさ
れた中間部分とを有し、後方側部分により第2の可動円
筒部材52Bに対する係止部が形成されている。可動部
材54は、第2の可動円筒部材52Bを介して、スライ
ダ部50に係合支持されており、固定部材51に一端が
取り付けられたコイルスプリング55の他端が取り付け
られて、全体が、コイルスプリング55によって固定部
材51に近接する方向に付勢されている。斯かる可動部
材54は、スライダ部50が基準位置にあるもとでは、
環状部材4における装弾室4aを形成する部分に前方側
部分が係合する位置におかれる。
【0013】可動部材54は、その内部に、中央空間部
20,中央空間部20から可動部材54の前端部に向か
って伸びる弾丸発射用ガス通路21,中央空間部20か
ら可動部材54の後端部に向かって伸びる弾丸供給用ガ
ス通路22、及び、中央空間部20からグリップ6に向
かって伸びる共通ガス通路23が設けられるとともに、
ガス通路制御部25が設けられたものとされており、弾
丸供給用ガス通路22における後端部には、比較的小な
る径とされた連通路が設けられている。ガス通路制御部
25は、弾丸供給用ガス通路22から中央空間部20を
貫通して弾丸発射用ガス通路21内に伸びるロッド26
と、ロッド26に嵌合せしめられて中央空間部20内に
位置する弁部材27とを含んで構成されている。ガス通
路制御25におけるロッド26は、弾丸供給用ガス通路
22内に収容されたコイルスプリング28によって、装
弾室4a側に向けて付勢されている。ガス通路制御部2
5における弁部材27は、環状弾性シール部材を形成し
ており、ロッド26の移動に応じて弾丸発射用ガス通路
21と弾丸供給用ガス通路22との間を移動せしめられ
て、それら弾丸発射用ガス通路21及び弾丸供給用ガス
通路22を開閉制御するものとされている。
【0014】斯かるガス通路制御部25を構成するロッ
ド26は、例えば、図3のA,B及びCに示される如
く、断面形状が三叉形状とされた後端部分26aと、半
球状の先端部が設けられた中実棒とされる本体部分26
bとを有し、後端部分26aが弾丸供給用ガス通路22
内に位置せしめられるとともに、本体部分26bが後端
部分26aから装弾室4aに向けて直線的に伸びるもの
とされ、本体部分26bに弁部材27が嵌合せしめられ
ている。
【0015】ハンマ5は、玩具銃本体10における後端
部に回動可能に取り付けられている。斯かるハンマ5
は、グリップ6に対するケース30の装着が行われる初
期状態においては、例えば、グリップ6内から突出する
発射用可動ピン40の先端部に当接せしめられた状態を
もって、回動レバー15と相互係合状態にされて位置固
定がなされる。斯かる発射用可動ピン40は、ロッド4
3に嵌装されたコイルスプリング46により、ハンマ5
に近接する方向に付勢されている。回動レバー15は、
軸7に巻装されたトグルスプリング16によりハンマ5
に近接する方向に付勢されている。ハンマ5には、グリ
ップ6の下方側部分内に配されたコイルスプリング41
が係合する一端部を有した軸部材42の他端部が取り付
けられており、ハンマ5は、軸部材42に係合するコイ
ルスプリング41により、図1において矢印aにより示
される方向(a方向)に付勢されている。
【0016】一方、ケース30は、グリップ6の下方端
部に設けられた開口からグリップ6内に挿入され、底部
30aがグリップ6の下方端部に当接係合せしめられ
て、グリップ6内における位置決めが行われたものとさ
れている。ケース30内には、弾丸排出部31aとされ
る上端部を有し、装填された複数の弾丸BBを弾丸排出
部31a側に付勢するコイルスプリング32が内蔵され
た弾倉31,例えば、液化ガスが充填された蓄圧室3
3,ピストン部材35を移動可能に収容するとともにそ
のピストン部材35により一端部側が密封された連結ガ
ス通路36,連結ガス通路36の下方に位置し、蓄圧室
33を連結ガス通路36に連結する下方ガス通路37、
及び、連結ガス通路36の上方に位置し、連結ガス通路
36を介して下方ガス通路37に連結された上方ガス通
路38が設けられている。連結ガス通路36に収容され
たピストン部材35は、その移動に応じて連結ガス通路
36の他端部を開閉する弁部35aが設けられており、
下方ガス通路37に配されて弁部35aに当接するコイ
ルスプリング39の付勢力によって、先端部がケース3
0から外部に突出するものとなる方向に付勢されてい
る。
【0017】そして、グリップ6内にケース30が位置
決めされた際には、弾倉31の弾丸排出部31aが装弾
室4bの近傍に配され、可動部材54における中間部分
により閉塞される。それにより、弾倉31内に装填され
た複数の弾丸BBがコイルスプリング32の付勢力に抗
する方向に押圧される。また、ピストン部材35は、そ
の先端部が、ケース30からグリップ6内に突出して、
発射用可動ピン40に取り付けられたロッド43に当接
するとともに、グリップ6内に配された可動レバー45
をそれを上方側に向けて付勢するコイルスプリング44
の付勢力に抗して押圧するものとなる。さらに、上方ガ
ス通路38が、可動部材54内における共通ガス通路2
3と連通状態にされるとともに、連結ガス通路36の他
端部がピストン部材35の弁部35aにより閉状態にさ
れる。
【0018】上述の如くの構成とされた、本発明に係る
自動弾丸供給機構付玩具銃の第1の例においては、ケー
ス30がグリップ6内に位置決めされると、基準位置を
とるスライダ部50が手動操作により一旦後退せしめら
れた後その手動操作から解放され、コイルスプリング1
8の付勢力によって再び基準位置に戻される。斯かる際
におけるスライダ部50の後退に伴って、弾倉31の弾
丸排出部31aをその中間部分により閉塞する可動部材
54が後退せしめられることにより、弾丸排出部31a
が開状態にされて弾倉31から弾丸BBが1つ排出され
る。そして、スライダ部50の後退に続く前進により可
動部材54が前進せしめられ、それにより、可動部材5
4が、その前端部を弾倉31から排出された弾丸BBに
当接させた状態をもって、斯かる弾丸BBを、玩具銃本
体10に設けられたテーパー部10aを通じて装弾室4
aに搬送しつつ、その中間部分により弾丸排出部31a
を閉塞し、その前方側部分が環状部材4における装弾室
4aを形成する部分に再び係合せしめられるものとなっ
て位置固定される。その結果、図4に示される如くに、
装弾室4a内に弾丸BBが装填される。装弾室4a内に
装填された弾丸BBは、環状突出部4bと環状部材4に
係合する可動部材54の前方側部分とによって、装弾室
4a内に適正に位置固定される。
【0019】このように装弾室4a内に装填された弾丸
BBは、可動部材54内に設けられたガス通路制御部2
5におけるロッド26の先端部に当接して、ロッド26
をコイルスプリング28の付勢力に抗する方向に押圧す
る。それにより、弁部材27が、弾丸供給用ガス通路2
2を閉状態として、弾丸発射用ガス通路21を、中央空
間部20及び共通ガス通路23を介して、ケース30内
に設けられた上方ガス通路38に連通させる位置におか
れる。
【0020】また、スライダ部50が手動操作により後
退せしめられた際には、ハンマ5が、スライダ部50の
後退に伴って後退する固定部材51によって、図4にお
いて一点鎖線により示される位置から、コイルスプリン
グ41の付勢力に抗して、回動レバー15をトグルスプ
リング16の付勢力に抗する方向に押圧しつつa方向と
は逆の方向に回動せしめられて、図4において実線によ
り示される如くに、発射用可動ピン40から所定の距離
離隔せしめられた位置において回動レバー15に係合
し、位置固定される。
【0021】このようにスライダ部50が、手動操作に
より一旦後退せしめられた後再び基準位置に戻されたも
とで、トリガ1が引かれ、図4において一点鎖線,実線
及び二点鎖線により示される如くに、一点鎖線により示
される発射準備位置から、二点鎖線により示される発射
完了位置に向けて回動せしめられると、それに伴って可
動バー8が前進する。その結果、図5に示される如く、
可動バー8は、その後方側部分に設けられた係止部8a
が回動レバー15をトグルスプリング16の付勢力に抗
する方向に回動させるとともに、その後方側部分に設け
られた突出部8bが可動レバー45の先端部分に係合す
るものとなる。
【0022】斯かる可動バー8の前進により回動レバー
15との相互係合状態から解放されたハンマ5は、コイ
ルスプリング41の付勢力により、図5において一点鎖
線により示される如くの発射用可動ピン40から離隔し
た位置からa方向に回動し、トリガ1が発射完了位置に
おかれる時期と略同時期において、発射用可動ピン40
を殴打する状態をもって、図5において実線により示さ
れる如くの固定部材51の後端部に当接する位置におか
れる。ハンマ5により殴打された発射用可動ピン40
は、コイルスプリング46の付勢力に抗する方向に押圧
される。それにより、ピストン部材35が、発射用可動
ピン40に取り付けられたロッド43によって、コイル
スプリング39の付勢力に抗する方向に押圧される。こ
のようにピストン部材35が押圧されることにより、可
動レバー45がコイルスプリング44の付勢力により上
方側に向けて移動せしめられて、ピストン部材35をコ
イルスプリング39の付勢力に抗する方向に押圧固定す
るものとなり、ピストン部材35に設けられた弁部35
aが、連結ガス通路36の他端部を開状態となす位置に
維持される。
【0023】それにより、ガス通路制御部25の弁部材
27によって開状態とされた弾丸発射用ガス通路21と
ケース30内に設けられた蓄圧室33とが連通状態にお
かれ、蓄圧室33からのガスが、弾丸発射用ガス通路2
1を通じて装弾室4a内に供給される状態が得られる。
その結果、図5において実線により示される如くに装弾
室40aに装填された弾丸BBが、蓄圧室33からのガ
ス圧によって、図5において一点鎖線により示される如
く、環状突出部4bを越えて、銃身2と弾丸発射用ガス
通路21とを遮断する状態をもって環状部材4の前方側
部分に移動せしめられる。斯かる際、弾丸供給用ガス通
路22を閉状態となす弁部材27に作用する蓄圧室33
からのガス圧により、ロッド26のコイルスプリング2
8の付勢力に従う移動が阻止されるので、弁部材27の
弾丸供給用ガス通路22を閉状態となす位置が維持され
る。そして、環状部材4における前方側部分に移動した
弾丸BBが、蓄圧室33からのガス圧により銃身2内に
移動せしめられるものとなると、銃身2と弾丸BBとの
間に生じる比較的小なる隙間を通じて銃身2内にガスが
漏れ出し、弾丸BBの銃身2における前端部側に向かう
移動が加速されるとともに、中央空間部20内における
ガス圧が低下する。
【0024】斯かる中央空間部20内におけるガス圧の
低下に伴って、ロッド26がコイルスプリング28の付
勢力により前進するものとなり、それに伴って弁部材2
7が、図6に示される如くに、弾丸供給用ガス通路22
から弾丸発射用ガス通路21に向けて移動せしめられ
る。そして、ロッド26の前進により弁部材27が、図
7に示される如くの弾丸発射用ガス通路21を閉状態と
なす位置におかれるまでの間において、銃身2内に移動
せしめられた弾丸BBが銃身2から発射される。
【0025】このようにして弁部材27が、弾丸発射用
ガス通路21を閉状態として、弾丸供給用ガス通路22
を、中央空間部20及び共通ガス通路23を介して、ケ
ース30内に設けられた上方ガス通路38に連通させる
位置におかれると、弾丸供給用ガス通路22内に充填さ
れる蓄圧室33からのガス圧が、弾丸供給用ガス通路2
2の後端部に設けられた連通路を通じて、固定部材51
を可動部材54から離隔させる方向に押圧しつつ、固定
部材51内に流入するものとなる。このように固定部材
51内に流入する蓄圧室33からのガス圧により、スラ
イダ部50がコイルスプリング18の付勢力に抗して後
退せしめられ、また、固定部材51内から第1の可動円
筒部52Aが環状部材4側に向けて突出せしめられると
ともに、第2の可動円筒部材52Bが第1の可動円筒部
材52Aから環状部材4側に向けて突出せしめられる。
さらに、ハンマ5が、後退するスライダ部50に伴って
後退する固定部材51により、コイルスプリング41の
付勢力に抗してa方向とは逆の方向に回動せしめられ
る。それにより、図8に示される如くに、固定部材51
と第1及び第2の可動円筒部材52A及び52Bとを有
した圧力室形成部内に、弾丸供給用ガス通路22を通じ
て蓄圧室33からのガス圧が供給される可変容積の圧力
室56が形成されるとともに、ハンマ5が発射用可動ピ
ン40から離隔した位置におかれ、発射用可動ピン40
が、図8において実線により示される如くの位置から、
コイルスプリング46の付勢力により、図8において一
点鎖線により示される如くのグリップ6から突出する位
置に移動せしめられる。
【0026】スライダ部50が、蓄圧室33から可変容
積の圧力室56に供給されるガス圧によってさらに後退
しせしめられる際、スライダ部50における第2の部分
50Bの下端側部分により、可動バー8がその後方側部
分が下降するものとなる方向に回動せしめられる。それ
により、可動バー8の後方側部分に設けられた係止部8
aと回動レバー15との相互係合が解除され、回動レバ
ー15がトグルスプリング16の付勢力に従う方向に回
動してハンマ5に当接する。さらに、可動バー8の後方
側部分に設けられた突出部8bに係合する可動レバー4
5が、コイルスプリング44の付勢力に抗して下方に押
圧されて、ピストン部材35が可動レバー45により位
置固定された状態から解放され、コイルスプリング39
の付勢力により、先端部がケース30から突出するもの
となる位置に移動せしめられる。その結果、図9及び図
10に示される如く、ハンマ5が、回動レバー15によ
って発射用可動ピン40から離隔した位置に位置固定さ
れ、また、ピストン部材35の弁部35aが、連結ガス
通路36の他端部を閉状態となす位置におかれて、蓄圧
室33から可変容積の圧力室56内へのガス圧の供給が
停止される。
【0027】斯かる蓄圧室33から可変容積の圧力室5
6内へのガス圧の供給が停止された直後においては、ス
ライダ部50はその慣性によりさらに後退する。そし
て、スライダ部50がその慣性による後退により最後退
位置をとる直前に、可変容積の圧力室56の容積が最大
となる状態、即ち、圧力室形成部を構成する第1及び第
2の可動円筒部材52A及び52Bの突出長が最大とな
るとともに、可動部材54がその後方側部分により第2
の可動円筒部材52Bに係止される状態となって、それ
により、可動部材54が、慣性により後退するスライダ
部50と共に後退するものとなる。その結果、可動部材
54の中間部分により閉塞されていた弾倉31の弾丸排
出部31aが開状態にされ、弾倉31から弾丸BBが1
つ排出されるとともに、可動部材54における下方側部
分とケース30における上端部分との間に空隙が形成さ
れる状態をもって、可動部材54内に設けられた共通ガ
ス通路23がケース30内に設けられた上方ガス通路3
8から分断され、可変容積の圧力室56内のガスが、弾
丸供給用ガス通路22,中央空間部20及び共通ガス通
路23を通じて大気に排出される。
【0028】このように可変容積の圧力室56における
ガス圧の低下が開始されると、可動部材54が、コイル
スプリング55の付勢力によって、第1及び第2の可動
円筒部材52A及び52Bに引込み状態をとらせつつ後
退せしめられる。それにより、第2の可動円筒部材52
Bが第1の可動円筒部材52A内に収容されるととも
に、第1の可動円筒部材52Aが固定部材51内に配さ
れ、可動部材54がその中間部分を固定部材51に当接
させる状態におかれる。そして、斯かる際において、ス
ライダ部50が最後退位置をとるものとなる。スライダ
部50は最後退位置におかれると、直ちにコイルスプリ
ング18の付勢力により前進する状態におかれ、そのス
ライダ部50の前進に伴って前進する可動部材54が、
その前端部により弾倉31から排出された弾丸BBを装
弾室4aに向けて搬送する。
【0029】それにより、スライダ部50が基準位置を
とるものとされたとき、図4に示される如くに、装弾室
4a内に弾丸BBが確実に装填されるとともに、その弾
丸BBにより、可動部材54内におけるガス通路制御部
25のロッド26が後退せしめられ、弁部材27が、弾
丸供給用ガス通路22を閉状態として、弾丸発射用ガス
通路21を、中央空間部20及び共通ガス通路23を介
して、ケース30内に設けられた上方ガス通路38に連
通させる位置におかれる。斯かるもとで、トリガ1が発
射完了位置から発射準備位置に戻されると、可動バー8
が、トリガ1が引かれる前の位置に状態復帰せしめられ
る。そして、トリガ1が再び引かれることにより、上述
の如くにして、装弾室4aにおける弾丸BBの発射、そ
れに続く装弾室4aに対する弾丸BBの供給が行われ
る。
【0030】このように、環状部材4により形成された
装弾室4aと、固定部材51と第1及び第2の可動円筒
部材52A及び52Bとを含んで構成される圧力室形成
部との間に配されて、グリップ6の上方に位置する可動
部材54内に、弾丸供給系及び弾丸発射系に共用される
ガス通路制御部25が設けられ、それにより、ガス通路
制御部25が装弾室4a及び圧力室形成部内に形成され
る可変容積の圧力室56の双方に比較的近接した位置に
おかれたものとされるので、ガス通路制御部25におけ
る弁部材27によって開閉制御される弾丸発射用ガス通
路21を含んで形成される、蓄圧室33から可動部材5
4内を通じて装弾室4aに至るガス通路、及び、ガス通
路制御部25における弁部材27によって開閉制御され
る弾丸供給用ガス通路22を含んで形成される、蓄圧室
33から可動部材54内を通じて可変容積の圧力室56
に至るガス通路の構成が比較的簡単なものとされること
になる。
【0031】しかも、ガス通路制御部25を構成する1
個の弁部材27が弾丸発射系及び弾丸供給系に共用され
たものとされるとともに、それに伴って、蓄圧室33か
ら可動部材54内を通じて装弾室4aに至るガス通路、
及び、蓄圧室33から可動部材54内を通じて可変容積
の圧力室56に至るガス通路が、ケース30内に設けら
れた下方ガス通路37,連結ガス通路36及び上方ガス
通路38、及び、可動部材54内に設けられた共通ガス
通路23が共用されたものとされるので、それら複数の
ガス通路及びガス通路制御部20を含む弾丸発射系及び
弾丸供給系の全体の構成が、複雑化する事態が回避され
る。
【0032】さらに、蓄圧室33から可動部材54内を
通じて装弾室4aに至るガス通路が比較的簡単な構成と
されることにより、蓄圧室33からのガスが装弾室4a
内に円滑に供給されるので、装弾室4aに装填された弾
丸BBの発射に際し、銃身2に生じる振れが抑制され
る。
【0033】なお、上述の第1の例においては、圧力室
形成部が、固定部材51と、さらに、2個の可動円筒部
材52A及び52Bとを有するものとされているが、本
発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、スライダ部の
基準位置から最後退位置までの移動量に応じて、圧力室
形成部が、固定部材と、さらに、1個もしくは2個以上
の可動円筒部材とを有するものとされても良い。
【0034】図11及び図12は、本発明に係る自動弾
丸供給機構付玩具銃における第2の例を示す。斯かる第
2の例においては、図1及び図2に示される第1の例に
おけるスライダ部50が、固定部材51と第1及び第2
の可動円筒部材52A及び52Bとを含んで構成される
圧力室形成部とは異なる圧力室形成部が設けられるとと
もに、可動部材54とは異なる形態をもって係合する可
動部材が配されたものとされ、その他の構成は第1の例
と略同様とされており、図1及び図2に示される各部及
び各部材と共通する各部及び各部材には、図1及び図2
と共通の符号が付されて示され、それらについての重複
説明は省略される。
【0035】図11及び図12において、スライダ部5
0における第2の部分50B内には、カップ状の固定部
材60及び固定部材60内に収容されたコイルスプリン
グ61を有した圧力室形成部が設けられている。さら
に、第2のスライダ部分50B内には、装弾室4aと圧
力室形成部との間に位置する可動部材65が配されてい
る。可動部材65は、固定部材60内に収容されてコイ
ルスプリング61が嵌装された後方側部分と、環状部材
4における装弾室4aを形成する部分に選択的に係合せ
しめられる前方側部分と、比較的大径とされた中間部分
とを有し、後端部により固定部材60に対する係止部が
形成されたものとされている。可動部材65は、図1及
び図2に示される第1の例における可動部材54と同様
に、その内部に、中央空間部20,弾丸発射用ガス通路
21,弾丸供給用ガス通路22、及び、共通ガス通路2
3が設けられるとともに、ガス通路制御部25が設けら
れている。可動部材65は、固定部材60を介して、ス
ライダ部50に係合支持されており、スライダ部50が
基準位置をとるもとでは、中間部分が固定部材60に当
接して、後方側部分の全体が固定部材60内に収容さ
れ、その後端方部分に嵌装されたコイルスプリング61
に伸長状態をとらせるとともに、前方側部分が環状部材
4における装弾室4aを形成する部分に係合する位置に
おかれる。
【0036】斯かる図11及び図12に示される第2の
例においても、グリップ6内にケース30が位置決めさ
れた際、ケース30内における弾倉31の弾丸排出部3
1aが可動部材65における中間部分により閉塞され
る。それにより、弾倉31内に装填された複数の弾丸B
Bがコイルスプリング32の付勢力に抗する方向に押圧
される。さらに、ケース30内に設けられた上方ガス通
路38が、可動部材65内に配されたガス通路制御部2
5における共通ガス通路23と連通状態にされる。
【0037】上述の如くの本発明に係る自動弾丸供給機
構付玩具銃の第2の例においては、図1及び図2に示さ
れる第1の例と同様に、ケース30がグリップ6内に位
置決めされると、基準位置をとるスライダ部50が手動
操作により一旦後退せしめられた後、その手動操作から
解放され、コイルスプリング18の付勢力によって再び
基準位置に戻される。斯かる際におけるスライダ部50
の後退に伴って後退する固定部材60により、ハンマ5
がa方向とは逆の方向に回動せしめられて、発射用可動
ピン40から所定の距離離隔せしめられた位置において
回動レバー15に係合し、位置固定される。また、この
ようなスライダ部50の前進及びそれに続く後退によ
り、可動部材65が、図1及び図2に示される可動部材
54と同様に移動せしめられて、弾倉31の弾丸排出部
31aの開閉が行われ、弾倉31から弾丸BBが1つ排
出されるとともに、その弾丸BBが装弾室4aに搬送さ
れる。その結果、図13に示される如くに、装弾室4a
内に弾丸BBが装填される。装弾室4a内に装填された
弾丸BBは、環状突出部4bと環状部材4に係合する可
動部材65の前方側部分とによって、装弾室4a内に適
正に位置固定される。そして、斯かる装弾室4a内に装
填された弾丸BBにより、ガス通路制御部25のロッド
26が押圧され、弁部材27が、弾丸供給用ガス通路2
2を閉状態として、弾丸発射用ガス通路21をケース3
0内に設けられた上方ガス通路38に連通させる位置に
おかれる。
【0038】このようにスライダ部50が、手動操作に
より一旦後退せしめられた後再び基準位置に戻されたも
とで、トリガ1が引かれ、図13において一点鎖線,実
線及び二点鎖線により示される如くに、一点鎖線により
示される発射準備位置から、二点鎖線により示される如
くの発射完了位置に向けて回動せしめられると、それに
伴って、可動バー8が前進する。それにより、図14に
示される如くに、ハンマ5が、a方向に回動せしめら
れ、トリガ1が発射完了位置におかれる時期と略同時期
において、発射用可動ピン40を殴打する状態をもっ
て、固定部材60の後端部に当接する位置におかれる。
また、発射用可動ピン40がハンマ5に殴打されること
により、ピストン部材35がその弁部35aにより連結
ガス通路36の他端部を開状態となす位置におかれ、蓄
圧室33からのガスが、弾丸発射用ガス通路21を通じ
て装弾室4a内に供給される状態が得られる。それによ
り図14において実線により示される如くに装弾室40
aに装填された弾丸BBが、図14において一点鎖線に
より示される如くに、環状突出部4bを越えて、銃身2
側へと移動せしめられ、図15に示される如くに、弁部
材27が、中央空間部20内におけるガス圧の低下によ
り弾丸発射用ガス通路21を閉状態となす位置におかれ
るまでの間において、銃身2から発射される。
【0039】弁部材27が、弾丸発射用ガス通路21を
閉状態として、弾丸供給用ガス通路22を、中央空間部
20及び共通ガス通路23を介して、ケース30内に設
けられた上方ガス通路38に連通させる位置におかれる
と、弾丸供給用ガス通路22内に充填される蓄圧室33
からのガス圧が、弾丸供給用ガス通路22の後端部に設
けられた連通路を通じて、固定部材60を可動部材65
から離隔させる方向に押圧しつつ、固定部材60内に流
入するものとなる。このように固定部材60内に流入す
る蓄圧室33からのガス圧により、スライダ部50がコ
イルスプリング18の付勢力に抗して後退せしめられ
る。それにより、図16に示される如くに、圧力室形成
部を構成する固定部材60内に可変容積の圧力室62が
形成される。斯かる際、弾丸発射用ガス通路21を閉状
態となす弁部材27に作用する蓄圧室33からのガス圧
により、可動部材65がその前方側部分が環状部材4に
係合する位置に維持されるので、スライダ部50の後退
に伴って後退する固定部材60が、コイルスプリング6
1を圧縮しつつ、可動部材65の中間部分から離隔す
る。さらに、ハンマ5が、後退する固定部材60によ
り、コイルスプリング41の付勢力に抗して、a方向と
は逆の方向に回動せしめられる。それにより、ハンマ5
が発射用可動ピン40から離隔した位置におかれ、発射
用可動ピン40が、図16において実線により示される
如くの位置から、コイルスプリング46の付勢力によ
り、図16において一点鎖線により示される如くの、グ
リップ6から突出した位置に移動する。
【0040】そして、スライダ部50が、固定部材60
内に形成された可変容積の圧力室62に供給される蓄圧
室33からのガス圧によってさらに後退しせしめられる
際の可動バー8の回動により、図17及び図18に示さ
れる如くに、ハンマ5が回動レバー15により位置固定
されるとともに、ピストン部材35がその弁部35aに
より連結ガス通路36の他端部を閉状態となす位置にお
かれて、蓄圧室33から可変容積の圧力室62内へのガ
ス圧の供給が停止される。
【0041】斯かる蓄圧室33から可変容積の圧力室6
2内へのガス圧の供給が停止された直後においては、ス
ライダ部50はその慣性によりさらに後退する。そし
て、スライダ部50がその慣性による後退により最後退
位置をとる直前に、可変容積の圧力室56の容積が最大
となる状態、即ち、スライダ部50の後退に伴って後退
する固定部材60によりコイルスプリング61が最圧縮
状態におかれ、それにより、可動部材65が、最圧縮状
態とされたコイルスプリング61を介して固定部材60
に係止され、慣性により後退するスライダ部50と共に
後退するものとなる。その結果、可動部材65の中間部
分により閉塞されていた弾倉31の弾丸排出部31aが
開状態にされ、弾倉31から弾丸BBが1つ排出される
とともに、可動部材65における下方側部分とケース3
0における上方側部分との間に空隙が形成される状態を
もって、可動部材65内に設けられた共通ガス通路23
がケース30内に設けられた上方ガス通路38から分断
され、可変容積の圧力室62内のガスが、弾丸供給用ガ
ス通路22,中央空間部20及び共通ガス通路23を通
じて大気に排出される。
【0042】このように可変容積の圧力室62における
ガス圧の低下が開始されると、最圧縮状態におかれたコ
イルスプリング61が伸長状態をとるものとなって、可
動部材65をさらに後退させる。それにより、可動部材
65は、その中間部分が固定部材60に当接せしめられ
る状態におかれ、また、斯かる際において、スライダ部
50が最後退位置をとるものとなる。スライダ部50は
最後退位置におかれると、直ちにコイルスプリング18
の付勢力により前進する状態におかれ、そのスライダ部
50の前進に伴って前進する可動部材65が、その前端
部により弾倉31から排出された弾丸BBを装弾室4a
に向けて搬送する。
【0043】それにより、スライダ部50が基準位置を
とるものとされたとき、図13に示される如くに、装弾
室4a内に弾丸BBが確実に装填されるとともに、その
弾丸BBにより、可動部材65内におけるガス通路制御
部25のロッド26が後退せしめられ、弁部材27が、
弾丸供給用ガス通路22を閉状態として、弾丸発射用ガ
ス通路21をケース30内に設けられた上方ガス通路3
8に連通させる位置におかれる。斯かるもとで、トリガ
1が発射完了位置から発射準備位置に戻されると、可動
バー8が、トリガ1が引かれる前の位置に状態復帰せし
められる。そして、トリガ1が再び引かれることによ
り、上述の如くにして、装弾室4aにおける弾丸BBの
発射、それに続く装弾室4aに対する弾丸BBの供給が
行われる。
【0044】このようにして、装弾室4aに装填された
弾丸BBの発射及び装弾室4aに対する弾丸BBの供給
が行われる、本発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の
第2の例においても、環状部材4により形成された装弾
室4aと固定部材62を含んで構成される圧力室形成部
との間に配されて、グリップ6の上方に位置する可動部
材65内に、弾丸供給系及び弾丸発射系に共用されるガ
ス通路制御部25が設けられることにより、図1及び図
2に示される第1の例と同様の作用効果が得られること
になる。
【0045】なお、上述の第2の例においては、可動部
材65の後方側部分にコイルスプリング61が嵌装さ
れ、そのコイルスプリング61が最圧縮状態におかれ
て、可動部材65がスライダ部50の後退に伴って後退
する際、可変容積の圧力室62内のガス圧の低下が開始
されるとコイルスプリング61が伸長状態におかれ、そ
れにより、可動部材65がさらに後退してその中間部分
を固定部材60に当接させのものとなされているが、本
発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあっては、必ず
しも、可動部材の後方側部分にコイルスプリングが嵌装
されなくてもよい。その理由は、本発明の発明者によっ
て、可動部材がその後方側部分にコイルスプリングが嵌
装されないものとされた場合にも、可動部材がスライダ
部と共に後退するもとで圧力室形成部における可変容積
の圧力室内のガス圧の低下が開始されたとき、可動部材
は慣性により後退が続行されて、その中間部分が固定部
材に当接することが確認されているからである。しかし
ながら、可動部材の後方側部分にコイルスプリングが嵌
装された場合には、可変容積の圧力室内のガス圧の低下
が開始されたとき、可動部材がその中間部分を固定部材
に当接させる後退を行うことに対する信頼性が高められ
る。
【0046】また、上述の第1の例及び第2の例におい
て、ガス通路制御部25のロッド26が図3に示される
如くの形状を有し、本体部分26bが中実棒とされたも
のとなされているが、本発明に係る自動弾丸供給機構付
玩具銃においては、ガス通路制御部25がロッド26に
代えて、例えば、図19のA,B及びCに示される如く
のロッド71,図20のA,B及びCに示される如くの
ロッド72、もしくは、図21のA,B及びCに示され
る如くのロッド73を有するものとされてもよい。
【0047】図19のA,B及びCに示されるロッド7
1は、筒状の後端部分71aと、一端部が後端部分71
aに接続された連結部分71cの他端部に接続された筒
状の本体部分71bとを有し、後端部分71aが弾丸供
給用ガス通路22内に位置せしめられるとともに、本体
部分71bが連結部分71cから装弾室4aに向けて直
線的に伸びるものとされ、連結部分71cに弁部材27
が嵌合せしめられている。斯かるロッド71にあって
は、後端部分71aと本体部分71bとが筒状とされて
いることにより、全体の軽量化が図られるとともに、本
体部分71bが全体に亙って均一な径を有するものとさ
れるので、装弾室4aに装填された弾丸BBが蓄圧室3
3からのガス圧により発射されたとき、スピンを生じる
ものとなる事態が抑制されることになる。
【0048】図20のA,B及びCに示されるロッド7
2は、筒状の後端部分72aと、半球状の先端部が設け
られた中実棒とされる本体部分72bとを有し、後端部
分72aが弾丸供給用ガス通路22内に位置せしめられ
るとともに、本体部分72bが後端部分72aから装弾
室4aに向けて直線的に伸びるものとされ、本体部分7
2bに弁部材27が嵌合せしめられている。斯かるロッ
ド72にあっても、後端部分72aが筒状とされるの
で、全体の軽量化が図られることになる。
【0049】さらに、図21のA,B及びCに示される
ロッド73は、断面形状が三叉形状とされた後端部分7
3aと、後端部分73aから直線的に伸び、半球状の先
端部が設けられた中実棒とされる本体部分73bとを有
し、さらに、本体部分73bにおける先端側部分の周縁
部に、例えば、3個の突出部73cが設けられ、後端部
分73aが弾丸供給用ガス通路22内に位置せしめられ
るとともに、本体部分73bが後端部分73aから装弾
室4aに向けて直線的に伸びるものとされ、本体部分7
3bにおける3個の突出部73cと後端部分73aとの
間となる部分に弁部材27が嵌合せしめられている。斯
かるロッド73にあっては、弾丸発射用ガス通路21を
通過する蓄圧室33からのガスが、本体部分73bに設
けられた3個の突出部73cにより整流されるので、装
弾室4aに装填された弾丸BBが蓄圧室33からのガス
圧により発射されたとき、スピンを生じるものとなる事
態が効果的に抑制されることになる。
【0050】さらに、上述の第1の例及び第2の例にお
いては、グリップ6内に液化ガスが充填された蓄圧室3
3を有するケース30が配されているが、本発明に係る
自動弾丸供給機構付玩具銃においては、蓄圧室が液化ガ
スに代えて、例えば、圧縮エアが充填されたものとされ
てもよく、さらに、ケースが、例えば、液化ガスもしく
は圧縮エアが充填されたガスボンベをそのガス注入口を
蓄圧室に連結させた状態をもって、グリップに装着され
ることにより、弾丸の供給及び発射に利用されるガス圧
をより多く貯蔵するものとされてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る自動弾丸供給機構付玩具銃によれば、蓄圧室から装
弾室に至る第1のガス通路、及び、蓄圧室から可変容積
圧力室に至る第2のガス通路を開閉制御するガス通路制
御部が、装弾室と可変容積圧力室との間に配されてグリ
ップ部の上方に位置する可動部材内に設けられたものと
され、それにより、装弾室及び可変容積圧力室の夫々と
ガス通路制御部との相互離隔距離が比較的小となって、
その結果、第1のガス通路、及び、第2のガス通路の構
成が比較的簡単なものとされることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の第1
の例における要部を示す概略断面図である。
【図2】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図3】図1に示される第1の例に用いられ得るガス通
路制御部のロッドを示す図である。
【図4】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図5】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図6】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図7】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図8】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図9】図1に示される第1の例についての構成及び動
作説明に供される概略断面図である。
【図10】図1に示される第1の例についての構成及び
動作説明に供される概略断面図である。
【図11】本発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の第
2の例における要部を示す概略断面図である。
【図12】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図13】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図14】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図15】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図16】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図17】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図18】図11に示される第2の例についての構成及
び動作説明に供される概略断面図である。
【図19】図1及び図11に夫々示される第1及び第2
の例に用いられ得るガス通路制御部のロッドを示す図で
ある。
【図20】図1及び図11に夫々示される第1及び第2
の例に用いられ得るガス通路制御部のロッドを示す図で
ある。
【図21】図1及び図11に夫々示される第1及び第2
の例に用いられ得るガス通路制御部のロッドを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 トリガ 2 銃身 4 環状部材 4a 装弾室 5 ハンマ 6 グリップ 8 可動バー 10 玩具銃本体 15 回動レバー 18,28 コイルスプリング 20 中央空間部 21 弾丸発射用ガス通路 22 弾丸供給用ガス通路 23 共通ガス通路 25 ガス通路制御部 26 ロッド 27 弁部材 30 ケース 31 弾倉 31a 弾丸排出部 33 蓄圧室 35 ピストン部材 36 連結ガス通路 37 下方ガス通路 38 上方ガス通路 40 発射用可動ピン 50 スライダ部 50A スライダ部50の第1の部分 50B スライダ部50の第2の部分 51,60 固定部材 52A 第1の可動円筒部材 52B 第2の可動円筒部材 54,65 可動部材 56,62 圧力室 BB 弾丸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】遊戯銃(エアソフトガン)と称される玩
具銃にあっては、通常、色,形状に加えて、見かけ上の
動作も実物と同様なものとなるように作成される。斯か
る玩具銃のうち、トリガの操作に応じて銃身に取り付け
られたスライダが移動するようになされた銃を模したも
のにおいて、銃身の後端部に設けられた装弾室に装填さ
れた弾丸の発射をガス圧により行うことに加えて、装弾
室に対する弾丸の供給もガス圧を利用して行うようにさ
れたものが知られている。例えば、実開平3-38593 号公
報にも示される如くに、エアが充填されるとともに、開
閉弁により開閉制御されるガス導出通路が設けられた蓄
圧ボンベ,弾倉,第1及び第2の弁,第1及び第2のガ
ス通路、及び、給弾レバーがグリップ部に配されるとと
もに、着弾孔が設けられた銃身に対して配されたスライ
ダ内に、着弾孔を形成する弾倉板を介して銃身に対向す
るシリンダが配され、さらに、弾倉板に係合して選択的
に弾倉板を昇降させる回転カム、及び、スライダの移動
に伴って移動せしめられるスプリングガイド部材が配さ
れ、蓄圧ボンベからのエアの圧力を利用して、着弾孔に
装填された弾丸の発射及び着弾孔に対する弾丸の供給を
行うようにされた玩具銃が提案されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、銃身部の後端
部にガス圧により発射される弾丸が装填される装弾室が
設けられるとともに、銃身部に対してスライダ部が移動
可能に設けられ、さらに、そのスライダ部内にガス圧を
利用して装弾室に弾丸を供給する圧力室が設けられたも
とで、圧力室及び装弾室の夫々に対する蓄圧室からのガ
スの供給を選択的に行うガス通路制御部が、蓄圧室から
圧力室に至るガス通路及び蓄圧室から装弾室に至るガス
通路の構成が複雑化されないことになる位置に配される
ものされた、自動弾丸供給機構付玩具銃を提供するこ
とを目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る自動弾丸
供給機構付玩具銃にあっては、グリップ部内に配される
蓄圧室から可動部材内を通じて装弾室に至る第1のガス
通路、及び、蓄圧室から可動部材内を通じて可変容積圧
力室に至る第2のガス通路を開閉制御するガス通路制御
部が、装弾室と可変容積圧力室との間に配されてグリッ
プ部の上方に位置する可動部材内に設けられたものとさ
れる。このようにグリップ部内に配された蓄圧室に対し
て、ガス通路制御部がグリップ部の上方に位置する可動
部材内に設けられたものとされることにより、第1及び
第2のガス通路におけるグリップ部内に位置する部分が
共通化されることに加えて、装弾室及び可変容積圧力室
の夫々とガス通路制御部との相互離隔距離が比較的小と
されて、第1及び第2のガス通路における可動部材内に
位置する部分が短縮化され、その結果、第1のガス通路
及び第2のガス通路の全体が効果的に短縮化されるとと
もに、その構成が比較的簡単なものとされる。また、第
1及び第2のガス通路におけるグリップ部内に位置する
部分が共通化されて構成が比較的簡単なものとされるこ
とに伴い、蓄圧室の容積の拡大を図ることが容易とな
る。さらに、第1及び第2のガス通路の全体が短縮化さ
れることにより、弾丸の発射及び弾丸の供給に消費され
るガス量が低減されて、蓄圧室内の圧力低下が緩やかに
生じていくものとされるので、蓄圧室内にガスが充填さ
れた後長期間に亙って、スライダ部等の蓄圧室のガス圧
が利用されて動作せしめられる各部の動きが円滑に行わ
れることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】一方、ケース30は、グリップ6の下方端
部に設けられた開口からグリップ6内に挿入され、底部
30aがグリップ6の下方端部に当接係合せしめられ
て、グリップ6内における位置決めが行われたものとさ
れている。ケース30内には、装填された複数の弾丸B
Bを最上端部31a側に付勢するコイルスプリング32
が内蔵された弾倉31,例えば、液化ガスが充填された
蓄圧室33,ピストン部材35を移動可能に収容すると
ともにそのピストン部材35により一端部側が密封され
た連結ガス通路36,連結ガス通路36の下方に位置
し、蓄圧室33を連結ガス通路36に連結する下方ガス
通路37、及び、連結ガス通路36の上方に位置し、連
結ガス通路36を介して下方ガス通路37に連結された
上方ガス通路38が設けられている。連結ガス通路36
に収容されたピストン部材35は、その移動に応じて連
結ガス通路36の他端部を開閉する弁部35aが設けら
れており、下方ガス通路37に配されて弁部35aに当
接するコイルスプリング39の付勢力によって、先端部
がケース30から外部に突出するものとなる方向に付勢
されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】そして、グリップ6内にケース30が位置
決めされた際には、弾倉31の最上端部31aが装弾室
4bの近傍に配され、可動部材54における中間部分に
より閉塞される。それにより、弾倉31内に装填された
複数の弾丸BBがコイルスプリング32の付勢力に抗す
る方向に押圧される。また、ピストン部材35は、その
先端部が、ケース30からグリップ6内に突出して、発
射用可動ピン40に取り付けられたロッド43に当接す
るとともに、グリップ6内に配された可動レバー45を
それを上方側に向けて付勢するコイルスプリング44の
付勢力に抗して押圧するものとなる。さらに、上方ガス
通路38が、可動部材54内における共通ガス通路23
と連通状態にされるとともに、連結ガス通路36の他端
部がピストン部材35の弁部35aにより閉状態にされ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上述の如くの構成とされた、本発明に係る
自動弾丸供給機構付玩具銃の第1の例においては、ケー
ス30がグリップ6内に位置決めされると、基準位置を
とるスライダ部50が手動操作により一旦後退せしめら
れた後その手動操作から解放され、コイルスプリング1
8の付勢力によって再び基準位置に戻される。斯かる際
におけるスライダ部50の後退に伴って、弾倉31の
上端部31aをその中間部分により閉塞する可動部材5
4が後退せしめられることにより、最上端部31aが開
状態にされ、コイルスプリング32の付勢力によって弾
倉31内に充填された弾丸BBのうち最上方位置にある
ものが最上端部31a内に押し上げられ、最上端部31
aにおいて保持される。そして、スライダ部50の後退
に続く前進により可動部材54が前進せしめられ、それ
により、可動部材54が、その前端部を弾倉31の最上
端部31a内に挿入させ、そこに保持された弾丸BB
を、玩具銃本体10に設けられたテーパー部10aに沿
って装弾室4aへと搬送するとともに、その中間部分に
より最上端部31aを閉塞し、その前方側部分が環状部
材4における装弾室4aを形成する部分に再び係合せし
められるものとなって位置固定される。その結果、図4
に示される如くに、装弾室4a内に弾丸BBが装填され
る。装弾室4a内に装填された弾丸BBは、環状突出部
4bと環状部材4に係合する可動部材54の前方側部分
とによって、装弾室4a内に適正に位置固定される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】それにより、ガス通路制御部25の弁部材
27によって開状態とされた弾丸発射用ガス通路21と
ケース30内に設けられた蓄圧室33とが連通状態にお
かれ、蓄圧室33からのガスが、弾丸発射用ガス通路2
1を通じて装弾室4a内に供給される状態が得られる。
その結果、図5において実線により示される如くに装弾
4aに装填された弾丸BBが、蓄圧室33からのガス
圧によって、図5において一点鎖線により示される如
く、環状突出部4bを越えて、銃身2と弾丸発射用ガス
通路21とを遮断する状態をもって環状部材4の前方側
部分に移動せしめられる。斯かる際、弾丸供給用ガス通
路22を閉状態となす弁部材27に作用する蓄圧室33
からのガス圧により、ロッド26のコイルスプリング2
8の付勢力に従う移動が阻止されるので、弁部材27の
弾丸供給用ガス通路22を閉状態となす位置が維持され
る。そして、環状部材4における前方側部分に移動した
弾丸BBが、蓄圧室33からのガス圧により銃身2内に
移動せしめられるものとなると、銃身2と弾丸BBとの
間に生じる比較的小なる隙間を通じて銃身2内にガスが
漏れ出し、弾丸BBの銃身2における前端部側に向かう
移動が加速されるとともに、中央空間部20内における
ガス圧が低下する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】このようにして弁部材27が、弾丸発射用
ガス通路21を閉状態として、弾丸供給用ガス通路22
を、中央空間部20及び共通ガス通路23を介して、ケ
ース30内に設けられた上方ガス通路38に連通させる
位置におかれると、弾丸供給用ガス通路22内に充填さ
れる蓄圧室33からのガス圧が、弾丸供給用ガス通路2
2の後端部に設けられた連通路を通じて、固定部材51
を可動部材54から離隔させる方向に押圧しつつ、固定
部材51内に流入するものとなる。このように固定部材
51内に流入する蓄圧室33からのガス圧により、スラ
イダ部50がコイルスプリング18の付勢力に抗して後
退せしめられ、また、固定部材51内から第1の可動円
筒部52Aが環状部材4側に向けて突出せしめられると
ともに、第2の可動円筒部材52Bが第1の可動円筒部
材52Aから環状部材4側に向けて突出せしめられる。
さらに、ハンマ5が、後退するスライダ部50に伴って
後退する固定部材51により、コイルスプリング41の
付勢力に抗してa方向とは逆の方向に回動せしめられ
る。それにより、図8に示される如くに、固定部材51
と第1及び第2の可動円筒部材52A及び52Bとを有
した圧力室形成部内に、弾丸供給用ガス通路22を通じ
て蓄圧室33からのガス圧が供給される可変容積の圧力
室56が形成されるとともに、ハンマ5が発射用可動ピ
ン40から離隔した位置におかれ、発射用可動ピン40
が、図8において実線により示される如くの位置から、
コイルスプリング46の付勢力により、図8において一
点鎖線により示される如くのグリップ6から突出する位
置に移動せしめられる。このように銃身2から弾丸BB
が発射された後に、弾丸供給用ガス通路22を通じて固
定部材51内に供給される蓄圧室33からのガス圧によ
るスライダ部50の後退が開始されるので、弾丸BBの
発射に際し、スライダ部50がその移動による影響を銃
身2に及ぼすものとなることが回避され、銃身2から発
射される弾丸BBの方向に狂いが生じることが防止され
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】斯かる蓄圧室33から可変容積の圧力室5
6内へのガス圧の供給が停止された直後においては、ス
ライダ部50はその慣性によりさらに後退する。そし
て、スライダ部50がその慣性による後退により最後退
位置をとる直前に、可変容積の圧力室56の容積が最大
となる状態、即ち、圧力室形成部を構成する第1及び第
2の可動円筒部材52A及び52Bの突出長が最大とな
るとともに、可動部材54がその後方側部分により第2
の可動円筒部材52Bに係止される状態となって、それ
により、可動部材54が、慣性により後退するスライダ
部50と共に後退するものとなる。その結果、可動部材
54の中間部分により閉塞されていた弾倉31の最上端
31aが開状態にされ、弾倉31内に充填された弾丸
BBのうち最上方位置にあるものが最上端部31aに押
し上げられて保持されるとともに、可動部材54におけ
る下方側部分とケース30における上端部分との間に空
隙が形成される状態をもって、可動部材54内に設けら
れた共通ガス通路23がケース30内に設けられた上方
ガス通路38から分断され、可変容積の圧力室56内の
ガスが、弾丸供給用ガス通路22,中央空間部20及び
共通ガス通路23を通じて大気に排出される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】このように可変容積の圧力室56における
ガス圧の低下が開始されると、可動部材54が、コイル
スプリング55の付勢力によって、第1及び第2の可動
円筒部材52A及び52Bに引込み状態をとらせつつ後
退せしめられる。それにより、第2の可動円筒部材52
Bが第1の可動円筒部材52A内に収容されるととも
に、第1の可動円筒部材52Aが固定部材51内に配さ
れ、可動部材54がその中間部分を固定部材51に当接
させる状態におかれる。そして、斯かる際において、ス
ライダ部50が最後退位置をとるものとなる。スライダ
部50は最後退位置におかれると、直ちにコイルスプリ
ング18の付勢力により前進する状態におかれ、そのス
ライダ部50の前進に伴って前進する可動部材54が、
その前端部により弾倉31の最上端部31aに保持され
弾丸BBを装弾室4aに向けて搬送する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】このように、環状部材4により形成された
装弾室4aと、固定部材51と第1及び第2の可動円筒
部材52A及び52Bとを含んで構成される圧力室形成
部との間に配されて、グリップ6の上方に位置する可動
部材54内に、弾丸供給系及び弾丸発射系に共用される
ガス通路制御部25が設けられ、それにより、全体で1
本のガス通路部を成す共通ガス通路23,上方ガス通路
38,連結ガス通路36、及び、下方ガス通路37が、
ガス通路制御部25により開閉制御される弾丸発射用ガ
ス通路21及び弾丸供給用ガス通路22の夫々に対して
共通化が図られたものとされるとともに、ガス通路制御
部25と装弾室4a及び圧力室形成部の夫々との相互離
隔距離が比較的小とされて、弾丸発射用ガス通路21及
び弾丸供給用ガス通路22が短縮化されるので、蓄圧室
33から可動部材54内を通じて装弾室4aに至るガス
通路、及び、蓄圧室33から可動部材54内を通じて可
変容積の圧力室56に至るガス通路の全体が効果的に短
縮化されるとともに、構成が比較的簡単なものとされる
ことになる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】しかも、ケース30内に設けられてグリッ
プ6内に位置せしめられた上方ガス通路38,連結ガス
通路36、及び、下方ガス通路37が、弾丸発射用ガス
通路21及び弾丸供給用ガス通路22の夫々に対して共
通化されて構成が比較的簡単なものとされることに伴っ
て、ケース30内に余裕スペースが生じるので、蓄圧室
33の容積を拡大することが容易となる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】さらに、蓄圧室33から可動部材54内を
通じて装弾室4aに至るガス通路、及び、蓄圧室33か
ら可動部材54内を通じて可変容積の圧力室56に至る
ガス通路の全体が短縮化されることにより、銃身2から
の弾丸BBの発射及び装弾室4aに対する弾丸BBの供
給に消費されるガス量が低減され、それによって、蓄圧
室33内の圧力低下が緩やかに生じていくものとされる
ので、蓄圧室33内にガスが充填された後長期間に亙っ
て、蓄圧室33からのガス圧により弾丸発射用ガス通路
21及び弾丸供給用ガス通路22の開閉制御を行うガス
通路制御部25が円滑に動作せしめられ、その結果、ス
ライダ部50の銃身2に沿う移動が円滑に行われるとと
もに、装弾室4aに装填された弾丸BBの発射が円滑に
行われる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】斯かる図11及び図12に示される第2の
例においても、グリップ6内にケース30が位置決めさ
れた際、ケース30内における弾倉31の最上端部31
aが可動部材65における中間部分により閉塞される。
それにより、弾倉31内に装填された複数の弾丸BBが
コイルスプリング32の付勢力に抗する方向に押圧され
る。さらに、ケース30内に設けられた上方ガス通路3
8が、可動部材65内に配されたガス通路制御部25に
おける共通ガス通路23と連通状態にされる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】上述の如くの本発明に係る自動弾丸供給機
構付玩具銃の第2の例においては、図1及び図2に示さ
れる第1の例と同様に、ケース30がグリップ6内に位
置決めされると、基準位置をとるスライダ部50が手動
操作により一旦後退せしめられた後、その手動操作から
解放され、コイルスプリング18の付勢力によって再び
基準位置に戻される。斯かる際におけるスライダ部50
の後退に伴って後退する固定部材60により、ハンマ5
がa方向とは逆の方向に回動せしめられて、発射用可動
ピン40から所定の距離離隔せしめられた位置において
回動レバー15に係合し、位置固定される。また、この
ようなスライダ部50の前進及びそれに続く後退によ
り、可動部材65が、図1及び図2に示される可動部材
54と同様に移動せしめられて、弾倉31の最上端部
1aの開閉が行われ、その最上端部31aに保持された
弾丸BBが装弾室4aに搬送される。その結果、図13
に示される如くに、装弾室4a内に弾丸BBが装填され
る。装弾室4a内に装填された弾丸BBは、環状突出部
4bと環状部材4に係合する可動部材65の前方側部分
とによって、装弾室4a内に適正に位置固定される。そ
して、斯かる装弾室4a内に装填された弾丸BBによ
り、ガス通路制御部25のロッド26が押圧され、弁部
材27が、弾丸供給用ガス通路22を閉状態として、弾
丸発射用ガス通路21をケース30内に設けられた上方
ガス通路38に連通させる位置におかれる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】このようにスライダ部50が、手動操作に
より一旦後退せしめられた後再び基準位置に戻されたも
とで、トリガ1が引かれ、図13において一点鎖線,実
線及び二点鎖線により示される如くに、一点鎖線により
示される発射準備位置から、二点鎖線により示される如
くの発射完了位置に向けて回動せしめられると、それに
伴って、可動バー8が前進する。それにより、図14に
示される如くに、ハンマ5が、a方向に回動せしめら
れ、トリガ1が発射完了位置におかれる時期と略同時期
において、発射用可動ピン40を殴打する状態をもっ
て、固定部材60の後端部に当接する位置におかれる。
また、発射用可動ピン40がハンマ5に殴打されること
により、ピストン部材35がその弁部35aにより連結
ガス通路36の他端部を開状態となす位置におかれ、蓄
圧室33からのガスが、弾丸発射用ガス通路21を通じ
て装弾室4a内に供給される状態が得られる。それによ
り図14において実線により示される如くに装弾室4a
に装填された弾丸BBが、図14において一点鎖線によ
り示される如くに、環状突出部4bを越えて、銃身2側
へと移動せしめられ、図15に示される如くに、弁部材
27が、中央空間部20内におけるガス圧の低下により
弾丸発射用ガス通路21を閉状態となす位置におかれる
までの間において、銃身2から発射される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】弁部材27が、弾丸発射用ガス通路21を
閉状態として、弾丸供給用ガス通路22を、中央空間部
20及び共通ガス通路23を介して、ケース30内に設
けられた上方ガス通路38に連通させる位置におかれる
と、弾丸供給用ガス通路22内に充填される蓄圧室33
からのガス圧が、弾丸供給用ガス通路22の後端部に設
けられた連通路を通じて、固定部材60を可動部材65
から離隔させる方向に押圧しつつ、固定部材60内に流
入するものとなる。このように固定部材60内に流入す
る蓄圧室33からのガス圧により、スライダ部50がコ
イルスプリング18の付勢力に抗して後退せしめられ
る。それにより、図16に示される如くに、圧力室形成
部を構成する固定部材60内に可変容積の圧力室62が
形成される。斯かる際、弾丸発射用ガス通路21を閉状
態となす弁部材27に作用する蓄圧室33からのガス圧
により、可動部材65がその前方側部分が環状部材4に
係合する位置に維持されるので、スライダ部50の後退
に伴って後退する固定部材60が、コイルスプリング6
1を圧縮しつつ、可動部材65の中間部分から離隔す
る。さらに、ハンマ5が、後退する固定部材60によ
り、コイルスプリング41の付勢力に抗して、a方向と
は逆の方向に回動せしめられる。それにより、ハンマ5
が発射用可動ピン40から離隔した位置におかれ、発射
用可動ピン40が、図16において実線により示される
如くの位置から、コイルスプリング46の付勢力によ
り、図16において一点鎖線により示される如くの、グ
リップ6から突出した位置に移動する。このように銃身
2から弾丸BBが発射された後に、弾丸供給用ガス通路
22を通じて固定部材60内に供給される蓄圧室33か
らのガス圧によるスライダ部50の後退が開始されるの
で、弾丸BBの発射に際し、スライダ部50がその移動
による影響を銃身2に及ぼすものとなることが回避さ
れ、銃身2から発射される弾丸BBの方向に狂いが生じ
ることが防止される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】斯かる蓄圧室33から可変容積の圧力室6
2内へのガス圧の供給が停止された直後においては、ス
ライダ部50はその慣性によりさらに後退する。そし
て、スライダ部50がその慣性による後退により最後退
位置をとる直前に、可変容積の圧力室56の容積が最大
となる状態、即ち、スライダ部50の後退に伴って後退
する固定部材60によりコイルスプリング61が最圧縮
状態におかれ、それにより、可動部材65が、最圧縮状
態とされたコイルスプリング61を介して固定部材60
に係止され、慣性により後退するスライダ部50と共に
後退するものとなる。その結果、可動部材65の中間部
分により閉塞されていた弾倉31の最上端部31aが開
状態にされ、その最上端部31aにおいて弾丸BBが保
持されるとともに、可動部材65における下方側部分と
ケース30における上方側部分との間に空隙が形成され
る状態をもって、可動部材65内に設けられた共通ガス
通路23がケース30内に設けられた上方ガス通路38
から分断され、可変容積の圧力室62内のガスが、弾丸
供給用ガス通路22,中央空間部20及び共通ガス通路
23を通じて大気に排出される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】このように可変容積の圧力室62における
ガス圧の低下が開始されると、最圧縮状態におかれたコ
イルスプリング61が伸長状態をとるものとなって、可
動部材65をさらに後退させる。それにより、可動部材
65は、その中間部分が固定部材60に当接せしめられ
る状態におかれ、また、斯かる際において、スライダ部
50が最後退位置をとるものとなる。スライダ部50は
最後退位置におかれると、直ちにコイルスプリング18
の付勢力により前進する状態におかれ、そのスライダ部
50の前進に伴って前進する可動部材65が、その前端
部により弾倉31の最上端部31aに保持された弾丸B
Bを装弾室4aに向けて搬送する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】図19のA,B及びCに示されるロッド7
1は、筒状の後端部分71aと、一端部が後端部分71
aに接続された連結部分71cの他端部に接続された筒
状の本体部分71bとを有し、後端部分71aが弾丸供
給用ガス通路22内に位置せしめられるとともに、本体
部分71bが連結部分71cから装弾室4aに向けて直
線的に伸びるものとされ、連結部分71cに弁部材27
が嵌合せしめられている。連結部分71cの両端部に
は、本体部分71bの内部に通じる開口部71d及び後
端部分71aの内部に通じる開口部71eが夫々形成さ
れている。斯かるロッド71にあっては、弁部材27に
より弾丸供給用ガス通路22を閉状態となす位置をとる
とき、開口部71dから本体部71b内に、装弾室4a
に供給されるべきガス圧が導入され、また、弁部材27
により弾丸発射用ガス通路21を閉状態となす位置をと
るとき、開口部71eから後端部分71a内に、圧力室
形成部に供給されるべきガス圧が導入される。このよう
に構成されるロッド71は、後端部分71aと本体部分
71bとが筒状とされていることにより、全体の軽量化
が図られるとともに、本体部分71bが全体に亙って均
一な径を有するものとされるので、開口部71dから本
体部71b内に導入されたガス圧は、装弾室4aに装填
された弾丸BBの本体部71b側の外面に均等に作用し
て、弾丸BBをスピンが生じ難い状態をもって発射させ
るものとされ、その結果、発射される弾丸BBの方向に
狂いが生じる事態が抑制される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】図20のA,B及びCに示されるロッド7
2は、筒状の後端部分72aと、半球状の先端部が設け
られた中実棒とされる本体部分72bとを有し、後端部
分72aが弾丸供給用ガス通路22内に位置せしめられ
るとともに、本体部分72bが後端部分72aから装弾
室4aに向けて直線的に伸びるものとされ、本体部分7
2bに弁部材27が嵌合せしめられている。後端部分7
2aの端部と弁部材27との間には、後端部分72aの
内部に通じる開口部72cが形成されている。斯かるロ
ッド72にあっては、弁部材27により弾丸供給用ガス
通路22を閉状態となす位置をとるとき、弾丸発射用ガ
ス通路21内に装弾室4aに供給されるべきガス圧を直
接導入させ、また、弁部材27により弾丸発射用ガス通
路21を閉状態となす位置をとるとき、開口部72cか
ら後端部分72a内に、圧力室形成部に供給されるべき
ガス圧が導入される。このように構成されるロッド72
は、後端部分72aが筒状とされるので、全体の軽量化
が図られるとともに、本体部分72bが中実棒とされ
て、弾丸発射用ガス通路21の有効断面積を比較的大と
なすものとされるので、弾丸発射用ガス通路21内に
は、装弾室4aに装填された弾丸BBの発射速度をより
向上させる量のガス圧が導入されることになる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る自動弾丸供給機構付玩具銃によれば、蓄圧室から装
弾室に至る第1のガス通路、及び、蓄圧室から可変容積
圧力室に至る第2のガス通路を開閉制御するガス通路制
御部が、装弾室と可変容積圧力室との間に配されてグリ
ップ部の上方に位置する可動部材内に設けられたものと
され、それにより、第1及び第2のガス通路におけるグ
リップ部内に位置する部分が共通化されることに加え
て、装弾室及び可変容積圧力室の夫々とガス通路制御部
との相互離隔距離が比較的小となって、第1及び第2の
ガス通路における可動部材内に位置する部分が短縮化さ
れ、その結果、第1のガス通路、及び、第2のガス通路
全体が効果的に短縮化されるとともに、構成が比較的
簡単なものとされることになる。また、第1及び第2の
ガス通路におけるグリップ部内に位置する部分が共通化
されて構成が比較的簡単なものとされることに伴い、蓄
圧室の容積の拡大を図ることが容易となる。さらに、第
1及び第2のガス通路の全体が短縮化されることによ
り、弾丸の発射及び弾丸の供給に消費されるガス量が低
減されて、蓄圧室内の圧力低下が緩やかに生じていくも
のとされるので、蓄圧室内にガスが充填された後長期間
に亙って、スライダ部等の蓄圧室のガス圧が利用されて
動作せしめられる各部の動きが円滑に行われることにな
る。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 トリガ 2 銃身 4 環状部材 4a 装弾室 5 ハンマ 6 グリップ 8 可動バー 10 玩具銃本体 15 回動レバー 18,28 コイルスプリング 20 中央空間部 21 弾丸発射用ガス通路 22 弾丸供給用ガス通路 23 共通ガス通路 25 ガス通路制御部 26 ロッド 27 弁部材 30 ケース 31 弾倉 31a 最上端部 33 蓄圧室 35 ピストン部材 36 連結ガス通路 37 下方ガス通路 38 上方ガス通路 40 発射用可動ピン 50 スライダ部 50A スライダ部50の第1の部分 50B スライダ部50の第2の部分 51,60 固定部材 52A 第1の可動円筒部材 52B 第2の可動円筒部材 54,65 可動部材 56,62 圧力室 BB 弾丸
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】グリップ6には可動バー8が配されてお
り、トリガ1は、可動バー8におけるグリップ6から突
出した前方側部分に設けられた軸11とトグルスプリン
グ9が巻装された軸12を介して、玩具銃本体10に
より支持されている。トリガ1は、それが引かれると、
軸12を支点とし、トグルスプリング9の付勢力に抗し
て、図2において実線により示される基準位置から発射
完了位置まで回動せしめられる。可動バー8の後方側に
は、グリップ6に軸7を介して取り付けられた回動レバ
ー15が配されている。可動バー8は、トリガ1の動作
に応じて前後動せしめられるとともに、スライダ部50
の移動により、軸11を支点として回動せしめられて回
動レバー15を回動させるものとされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】スライダ部50は、玩具銃本体10におけ
る銃身2が設けられた部分に嵌合して、スライダ部50
の前方部分を成す第1の部分50Aと、第1の部分50
Aと一体的に形成されて銃身2の後方側に位置せしめら
れ、スライダ部50の後方部分を成す第2の部分50B
とを有するものとされている。スライダ部50は、トリ
ガ1が基準位置にあるもとでは、第1の部分50Aがそ
の前端部を玩具銃本体10の前端部に近接させる位置に
おかれるとともに、第2の部分50Bが玩具銃本体10
における銃身2とグリップ6との間となる中間部分を覆
うものとなる、図2に示される如くの基準位置におかれ
る。スライダ部50における第1の部分50Aは、玩具
銃本体10におけるトリガ1の前方側に配されて銃身2
に沿って伸びるガイド部材17にも嵌合せしめられてお
り、スライダ部50は、全体が銃身2に沿う移動が可能
なものとされている。ガイド部材17には、コイルスプ
リング18が嵌装されており、コイルスプリング18
は、ガイド部材17を介してスライダ部50の第1の部
分50Aに係合し、スライダ部50の全体を玩具銃本体
10の前方側に向けて付勢している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ハンマ5は、玩具銃本体10における後端
部に軸13を介して回動可能に取り付けられている。斯
かるハンマ5は、グリップ6に対するケース30の装着
が行われる初期状態においては、例えば、グリップ6内
から突出する発射用可動ピン40の先端部に当接せしめ
られた状態をもって、回動レバー15と相互係合状態に
されて位置固定がなされる。斯かる発射用可動ピン40
は、ロッド43に嵌装されたコイルスプリング46によ
り、ハンマ5に近接する方向に付勢されている。回動レ
バー15は、軸7に巻装されたトグルスプリング16に
よりハンマ5に近接する方向に付勢されている。ハンマ
5には、グリップ6の下方側部分内に配されたコイルス
プリング41が係合する一端部を有した軸部材42の他
端部が取り付けられており、ハンマ5は、軸部材42に
係合するコイルスプリング41により、図1において矢
印aにより示される方向(a方向)に付勢されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、スライダ部50が手動操作により後
退せしめられた際には、ハンマ5が、スライダ部50の
後退に伴って後退する固定部材51によって、図4にお
いて一点鎖線により示される位置から、コイルスプリン
グ41の付勢力に抗して、回動レバー15をトグルスプ
リング16の付勢力に抗する方向に押圧しつつa方向と
は逆の方向に回動せしめられて、図4において実線によ
り示される如くに、発射用可動ピン40から所定の距離
離隔せしめられた位置において回動レバー15に係合
し、位置固定される。さらに、このとき、トリガ1は、
スライダ部50の後退及びその後の基準位置に戻る動き
に伴って、図4において一点鎖線により示される基準位
置から、図4において二点鎖線により示される発射完了
位置まで移動せしめられた後、図4において実線により
示される発射準備位置まで戻され、位置固定される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このようにスライダ部50が、手動操作に
より一旦後退せしめられた後再び基準位置に戻されたも
とで、トリガ1が引かれ、図4において実線及び二点鎖
線により示される如くに、実線により示される発射準備
位置から、二点鎖線により示される発射完了位置に向け
て回動せしめられると、それに伴って可動バー8が前進
する。その結果、図5に示される如く、可動バー8は、
その後方側部分に設けられた係止部8aが回動レバー1
5をトグルスプリング16の付勢力に抗する方向に回動
させるとともに、その後方側部分に設けられた突出部8
bが可動レバー45の先端部分に係合するものとなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】斯かる図11及び図12に示される第2の
例においても、グリップ6内にケース30が位置決めさ
れた際、ケース30内における弾倉31の最上端部31
aが可動部材65における中間部分により閉塞される。
それにより、弾倉31内に装填された複数の弾丸BBが
コイルスプリング32の付勢力に抗する方向に押圧され
る。さらに、ケース30内に設けられた上方ガス通路3
8が、可動部材65内に配された共通ガス通路23と連
通状態にされる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】このようにスライダ部50が、手動操作に
より一旦後退せしめられた後再び基準位置に戻されるこ
とにより、トリガ1は、図13において一点鎖線により
示される基準位置から、図13において二点鎖線により
示される発射完了位置まで移動せしめられた後、図13
において実線により示される発射準備位置にまで戻され
て、位置固定される。斯かるもとで、トリガ1が引か
れ、図13において実線及び二点鎖線により示される如
くに、実線により示される発射準備位置から、二点鎖線
により示される如くの発射完了位置に向けて回動せしめ
られると、それに伴って、可動バー8が前進する。それ
により、図14に示される如くに、ハンマ5が、a方向
に回動せしめられ、トリガ1が発射完了位置におかれる
時期と略同時期において、発射用可動ピン40を殴打す
る状態をもって、固定部材60の後端部に当接する位置
におかれる。また、発射用可動ピン40がハンマ5に殴
打されることにより、ピストン部材35がその弁部35
aにより連結ガス通路36の他端部を開状態となす位置
におかれ、蓄圧室33からのガスが、弾丸発射用ガス通
路21を通じて装弾室4a内に供給される状態が得られ
る。それにより図14において実線により示される如く
に装弾室4aに装填された弾丸BBが、図14において
一点鎖線により示される如くに、環状突出部4bを越え
て、銃身2側へと移動せしめられ、図15に示される如
くに、弁部材27が、中央空間部20内におけるガス圧
の低下により弾丸発射用ガス通路21を閉状態となす位
置におかれるまでの間において、銃身2から発射され
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】斯かる蓄圧室33から可変容積の圧力室6
2内へのガス圧の供給が停止された直後においては、ス
ライダ部50はその慣性によりさらに後退する。そし
て、スライダ部50がその慣性による後退により最後退
位置をとる直前に、可変容積の圧力室62の容積が最大
となる状態、即ち、スライダ部50の後退に伴って後退
する固定部材60によりコイルスプリング61が最圧縮
状態におかれ、それにより、可動部材65が、最圧縮状
態とされたコイルスプリング61を介して固定部材60
に係止され、慣性により後退するスライダ部50と共に
後退するものとなる。その結果、可動部材65の中間部
分により閉塞されていた弾倉31の最上端部31aが開
状態にされ、その最上端部31aにおいて弾丸BBが保
持されるとともに、可動部材65における下方側部分と
ケース30における上方側部分との間に空隙が形成され
る状態をもって、可動部材65内に設けられた共通ガス
通路23がケース30内に設けられた上方ガス通路38
から分断され、可変容積の圧力室62内のガスが、弾丸
供給用ガス通路22,中央空間部20及び共通ガス通路
23を通じて大気に排出される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリップ部内に配される弾倉部と、 上記グリップ部内に配される蓄圧室と、 銃身部の後端部に設けられ、上記弾倉部における一端の
    近傍に配される装弾室と、 上記銃身部に対して設けられ、該銃身部に沿って移動し
    得るものとされたスライダ部と、 該スライダ部における上記銃身部の後方となる部分内に
    設けられた可変容積圧力室と、 上記装弾室と上記可変容積圧力室との間に配された可動
    部材と、 該可動部材内に移動可能に設けられ、上記蓄圧室から上
    記可動部材内を通じて上記装弾室に至る第1のガス通路
    を開閉し、該第1のガス通路を開状態として、上記蓄圧
    室からのガスを上記装弾室に供給する第1の状態、及
    び、上記蓄圧室から上記可動部材内を通じて上記可変容
    積圧力室に至る第2のガス通路を開閉し、該第2のガス
    通路を開状態として、上記蓄圧室からのガスを上記可変
    容積圧力室に供給して上記スライダ部を後退させ、それ
    に伴って上記可動部材を後退させ上記弾倉の一端から上
    記装弾室への弾丸の供給のための準備を行う第2の状態
    をとるガス通路制御部と、を備えて構成される自動弾丸
    供給機構付玩具銃。
  2. 【請求項2】ガス通路制御部が、第1のガス通路及び第
    2のガス通路の開閉制御を行う移動可能とされた弁部材
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の自
    動弾丸供給機構付玩具銃。
  3. 【請求項3】スライダ部が最後退位置に達したとき、第
    1及び第2のガス通路の夫々を分断し、上記分断された
    第2のガス通路を通じて可変容積圧力室内のガスを排出
    させて可動部材を後退させ、ガス通路制御部に弾倉の一
    端から装弾室への弾丸の供給のための準備を行わせるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給機構付玩具
    銃。
  4. 【請求項4】スライダ部に係合し、該スライダ部が後退
    するとき付勢力が蓄えられ、装弾室への弾丸の供給のた
    めの準備が行われた後、上記付勢力により上記スライダ
    部を可動部材を伴って前進させるスプリング部材が設け
    られ、上記可動部材が前進するとき、弾倉の一端に配さ
    れた弾丸を上記装弾室に供給する動作を行うことを特徴
    とする請求項1記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。
JP11460593A 1993-05-17 1993-05-17 自動弾丸供給機構付玩具銃 Expired - Lifetime JP2561421B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11460593A JP2561421B2 (ja) 1993-05-17 1993-05-17 自動弾丸供給機構付玩具銃
AU61832/94A AU669276B2 (en) 1993-05-17 1994-05-03 Model gun with automatic bullet supplying mechanism
US08/241,467 US5477843A (en) 1993-05-17 1994-05-11 Model gun with automatic bullet supplying mechanism
CA002123458A CA2123458C (en) 1993-05-17 1994-05-12 Model gun with automatic bullet supplying mechanism
ES94107648T ES2119931T3 (es) 1993-05-17 1994-05-17 Arma de fuego semi-automatica de aire comprimido.
DE1994612697 DE69412697T2 (de) 1993-05-17 1994-05-17 Halbautomatische Luftdruckwaffe
EP19940107648 EP0625689B1 (en) 1993-05-17 1994-05-17 Semi-automatic air gun
KR1019940010984A KR0146235B1 (ko) 1993-05-17 1994-05-17 자동 탄환 공급 기구를 갖춘 완구총
AT94107648T ATE170283T1 (de) 1993-05-17 1994-05-17 Halbautomatische luftdruckwaffe
DK94107648T DK0625689T3 (da) 1993-05-17 1994-05-17 Halvautomatisk luftpistol
HK98111660A HK1010752A1 (en) 1993-05-17 1998-10-30 Semi-automatic air gun

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11460593A JP2561421B2 (ja) 1993-05-17 1993-05-17 自動弾丸供給機構付玩具銃

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8216796A Division JP2871582B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 玩具ガス銃
JP8216896A Division JP2871583B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 ガス圧力式玩具銃
JP8216596A Division JP2871581B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP8216696A Division JP2793984B2 (ja) 1996-04-04 1996-04-04 自動弾丸供給機構付玩具銃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06323786A true JPH06323786A (ja) 1994-11-25
JP2561421B2 JP2561421B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=14642044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11460593A Expired - Lifetime JP2561421B2 (ja) 1993-05-17 1993-05-17 自動弾丸供給機構付玩具銃

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5477843A (ja)
EP (1) EP0625689B1 (ja)
JP (1) JP2561421B2 (ja)
KR (1) KR0146235B1 (ja)
AT (1) ATE170283T1 (ja)
AU (1) AU669276B2 (ja)
CA (1) CA2123458C (ja)
DE (1) DE69412697T2 (ja)
DK (1) DK0625689T3 (ja)
ES (1) ES2119931T3 (ja)
HK (1) HK1010752A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3016189U (ja) * 1995-03-24 1995-09-26 有限会社タニオ・コバ 玩具空気銃
JPH08210797A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Maruzen:Kk オートマチック式エアスポーツガンの発射機構及び発 射機構を用いたオートマチック式エアスポーツガン
JP2010210128A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Tokyo Marui:Kk 圧縮ガス式模擬銃における発射威力自律制御装置
WO2021247433A1 (en) * 2020-06-01 2021-12-09 Caleb Crye Firearm

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2561429B2 (ja) * 1993-10-08 1996-12-11 株式会社ウエスタン・アームス 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP2597829B2 (ja) * 1995-04-05 1997-04-09 株式会社ウエスタン・アームス ガス蓄圧供給装置
WO1997000417A1 (fr) * 1995-06-02 1997-01-03 Joint-Stock Company 'firm 'anics' Pistolet a repetition et a cartouche de gaz destine a tirer des balles spheriques
US5711286A (en) * 1995-06-02 1998-01-27 Anics Corp. Gas-powered repeating pistol
EP0772022A1 (en) * 1995-11-03 1997-05-07 Ching-Yao Liang Air pressure operated toy gun
US5761840A (en) * 1997-03-24 1998-06-09 Crosman Corporation Loader and toggle link assembly for gun
US5878736A (en) * 1997-06-27 1999-03-09 Brass Eagle, Inc. Dual-pressure electronic paintball gun
TW410973U (en) * 1997-10-16 2000-11-01 Western Arms Kk Model gun with automatic bullet supplying mechanism
US5913303A (en) * 1997-10-21 1999-06-22 Kotsiopoulos; Thomas G. Trigger mechanism for compressed gas powered weapons or the like
JP2989162B2 (ja) * 1997-12-10 1999-12-13 株式会社ウエスタン・アームス 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP2871657B1 (ja) * 1998-01-08 1999-03-17 株式会社ウエスタン・アームス 自動弾丸供給機構付玩具銃
US6226915B1 (en) 1998-03-25 2001-05-08 Thomas G. Kotsiopoulos Forward angled grip for hand-held weapons and the like
US5993215A (en) * 1998-05-15 1999-11-30 Kotsiopoulos; Thomas G. Training weapon with trigger actuated indicator light
US6286497B1 (en) * 1998-06-16 2001-09-11 Sergey Levkov Air valve and regulator
JP3054413B1 (ja) * 1999-06-07 2000-06-19 有限会社マルゼン オ―トマチック式エアスポ―ツガン
US6494194B2 (en) * 2000-03-09 2002-12-17 Zakrytoe aktsionernoe obschhestvo “Group Anics” Multi-charge gas-cylinder pistol
US6470872B1 (en) * 2000-04-03 2002-10-29 Benjamin T. Tiberius Semi-automatic firing compressed-gas gun
US6832605B2 (en) 2001-07-26 2004-12-21 Kenneth Farrell Pneumatic gun
US7886731B2 (en) 2002-03-06 2011-02-15 Kee Action Sports I Llc Compressed gas gun having reduced breakaway-friction and high pressure dynamic separable seal flow control device
US8413644B2 (en) 2002-03-06 2013-04-09 Kee Action Sports I Llc Compressed gas gun having reduced breakaway-friction and high pressure dynamic separable seal and flow control and valving device
US7237545B2 (en) 2002-03-06 2007-07-03 Aj Acquisition I Llc Compressed gas-powered projectile accelerator
JP3686402B2 (ja) * 2002-10-30 2005-08-24 株式会社ウエスタン・アームス 玩具銃
JP3708936B2 (ja) * 2003-07-29 2005-10-19 株式会社ウエスタン・アームス ガス圧を利用する玩具銃
DE102004032309B4 (de) * 2004-07-03 2010-04-08 Carl Walther Gmbh Schusswaffe
US7353815B2 (en) * 2005-03-14 2008-04-08 Wilson Wei Cartridge magazine assembly for air guns and paintball guns
TWI261105B (en) * 2005-12-26 2006-09-01 Yih Kai Entpr Co Ltd Improved structure of machine set for toy gas gun
US20070181116A1 (en) * 2006-02-06 2007-08-09 Wilson Wei Air gun
US7757682B2 (en) * 2006-10-05 2010-07-20 Crosman Corporation Magazine assembly for presenting a pressure cartridge to a compressed gas powered device
US7540280B2 (en) * 2007-05-24 2009-06-02 Jhih-Wun Liao Bullet cartridge for toy air gun
TW200909766A (en) * 2007-08-28 2009-03-01 Maruzen Co Ltd Magazine ejector structure for air gun
US20090320817A1 (en) * 2008-06-27 2009-12-31 Hai-Lung Huang Bullet-Loading Assembly for a Toy Gun
US20100229844A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-16 Thomas Gore Breech seal for air gun
JP2011047614A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Maruzen:Kk 玩具銃
US8176907B2 (en) * 2010-04-23 2012-05-15 Ho-Sheng Wei Projectile-loading assembly for air-powered gun
TWM440430U (en) * 2012-06-27 2012-11-01 Vega Force Internat Corp Single-shot/repeating air gun and percussion switching mechanism thereof
US9068792B2 (en) * 2012-08-29 2015-06-30 Real Action Paintball (Rap4) Projectile launcher able to launch an object using a hammer
US9420778B1 (en) 2013-09-30 2016-08-23 Tiberius Technology, Llc Noise-making apparatus and method
MX2019002325A (es) 2016-08-29 2019-11-21 Unit Solutions Inc Arma a gas no letal.
US11920887B2 (en) 2016-08-29 2024-03-05 Unit Solutions, Inc. Non-lethal gas operated gun
US10801804B2 (en) 2016-08-29 2020-10-13 Unit Solutions, Inc. Non-lethal gas operated gun
US11578942B2 (en) * 2019-05-30 2023-02-14 Bahtiyar Tasyagan Firing system in a precharged pneumatic (PCP) rifle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058285U (ja) * 1991-07-19 1993-02-05 株式会社エム・ジー・シー 玩具空気銃
JP3014595U (ja) * 1994-11-05 1995-08-15 荒井貿易株式会社 電気弦楽器のピックアップ装置
JP3046787U (ja) * 1997-09-02 1998-03-17 株式会社バンビ 折畳み展開部付き布製バンドの構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE341408C (ja) *
GB486794A (en) * 1936-04-27 1938-06-10 Oesterreichische Aga Werke Akt Arrangement for practising firing by means of compressed air from machine guns and other light guns
US2566181A (en) * 1944-12-28 1951-08-28 Bendixwestinghouse Automotive Fluid pressure operated gun
US2881752A (en) * 1954-10-11 1959-04-14 Carl E Blahnik Gas actuated guns
US3103212A (en) * 1959-01-21 1963-09-10 Crosman Arms Company Inc Semi-automatic gas powered gun
US4819609A (en) * 1986-12-22 1989-04-11 Tippmann Dennis J Automatic feed marking pellet gun
JPH01285798A (ja) * 1988-05-13 1989-11-16 Kenji Mimura ガス銃の弾丸発射装置
DE3908362A1 (de) * 1989-03-15 1990-09-20 Walther Carl Gmbh Ventilanordnung fuer eine druckgasbetaetigte schusswaffe
JP2731948B2 (ja) * 1989-07-03 1998-03-25 雪印乳業株式会社 新規オリゴ糖とその製造法及び利用
JPH0743238B2 (ja) * 1990-01-25 1995-05-15 株式会社東京マルイ オートマチック式エアガン
JPH03236598A (ja) * 1990-02-13 1991-10-22 J A C Planning:Kk 玩具銃におけるブローバック方法およびその装置
DE69113547T2 (de) * 1990-06-21 1996-05-15 Thomas G Kotsiopoulos Halbautomatische Druckgaswaffe.
US5063905A (en) * 1990-09-06 1991-11-12 Farrell Kenneth R Pneumatic gun
JP2567758B2 (ja) * 1991-06-29 1996-12-25 東海ゴム工業株式会社 樹脂ホース

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058285U (ja) * 1991-07-19 1993-02-05 株式会社エム・ジー・シー 玩具空気銃
JP3014595U (ja) * 1994-11-05 1995-08-15 荒井貿易株式会社 電気弦楽器のピックアップ装置
JP3046787U (ja) * 1997-09-02 1998-03-17 株式会社バンビ 折畳み展開部付き布製バンドの構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210797A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Maruzen:Kk オートマチック式エアスポーツガンの発射機構及び発 射機構を用いたオートマチック式エアスポーツガン
JP2610610B2 (ja) * 1995-02-01 1997-05-14 有限会社マルゼン オートマチック式エアスポーツガンの発射機構及び発射機構を用いたオートマチック式エアスポーツガン
JP3016189U (ja) * 1995-03-24 1995-09-26 有限会社タニオ・コバ 玩具空気銃
JP2010210128A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Tokyo Marui:Kk 圧縮ガス式模擬銃における発射威力自律制御装置
WO2021247433A1 (en) * 2020-06-01 2021-12-09 Caleb Crye Firearm

Also Published As

Publication number Publication date
CA2123458A1 (en) 1994-11-18
AU669276B2 (en) 1996-05-30
JP2561421B2 (ja) 1996-12-11
DE69412697T2 (de) 1999-02-11
CA2123458C (en) 1999-08-03
EP0625689B1 (en) 1998-08-26
HK1010752A1 (en) 1999-06-25
KR0146235B1 (ko) 1998-12-15
ATE170283T1 (de) 1998-09-15
US5477843A (en) 1995-12-26
DE69412697D1 (de) 1998-10-01
EP0625689A1 (en) 1994-11-23
ES2119931T3 (es) 1998-10-16
DK0625689T3 (da) 1998-10-26
AU6183294A (en) 1994-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06323786A (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP2561429B2 (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
US7677235B2 (en) Toy gun
KR100304180B1 (ko) 자동 탄환 공급 기구 부착 완구총
JP2004150690A (ja) 玩具銃
JPH11201693A (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
US6502568B2 (en) Model gun in the type of revolver
US20060207463A1 (en) Firing device
KR20050001309A (ko) 가스식 완구총의 가스 공급 기구
JP2871582B2 (ja) 玩具ガス銃
JP2871583B2 (ja) ガス圧力式玩具銃
JP2871581B2 (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP2561444B2 (ja) ガス蓄圧供給装置
JP2793984B2 (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
JPH06137789A (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
JPH0477240B2 (ja)
JP3511367B2 (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP3502780B2 (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃
JP2561429C (ja)
JPH0631340Y2 (ja) 玩具銃の発射弾丸の制御装置
JPH0717979Y2 (ja) 玩具空気銃の弾倉機構
JPH07151494A (ja) エア式、ガス圧力式遊戯銃における弾丸の発射および自動給弾機構
JP3061926U (ja) 空気玩具銃
JPH10220992A (ja) 玩具空気銃
JP2002267397A (ja) 自動弾丸供給機構付玩具銃

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term