JPH06322978A - 曲面型枠を使用した建物の構築工法 - Google Patents
曲面型枠を使用した建物の構築工法Info
- Publication number
- JPH06322978A JPH06322978A JP11690293A JP11690293A JPH06322978A JP H06322978 A JPH06322978 A JP H06322978A JP 11690293 A JP11690293 A JP 11690293A JP 11690293 A JP11690293 A JP 11690293A JP H06322978 A JPH06322978 A JP H06322978A
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- JP
- Japan
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- curved
- blocks
- curved form
- formwork
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支保工を必要とせず、かつコンクリート打設
の際の変形を考慮することなく、短期間で構築できる曲
面型枠を使用した建物の構築工法を提供することであ
る。 【構成】 一面に曲面を備え、該曲面が強化プラスチッ
ク４で被覆されたブロック３を順次接着剤等で接着しつ
つ複数組み合わせて曲面型枠２を形成した後、該曲面型
枠２内に鉄筋を組み立ててコンクリートを打設すること
により建物６を構築する。
の際の変形を考慮することなく、短期間で構築できる曲
面型枠を使用した建物の構築工法を提供することであ
る。 【構成】 一面に曲面を備え、該曲面が強化プラスチッ
ク４で被覆されたブロック３を順次接着剤等で接着しつ
つ複数組み合わせて曲面型枠２を形成した後、該曲面型
枠２内に鉄筋を組み立ててコンクリートを打設すること
により建物６を構築する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は曲面型枠を使用した建物
の構築工法に関するものである。
の構築工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ドーム屋根等を合板型枠で構築
する場合は、図５に示すように、ステージ１０の上に支
保工２０をサークル状に組み立てて曲面型枠３０を支持
し、該曲面型枠３０に鉄筋を組み立ててコンクリートを
打設していた。また、この曲面型枠３０は小さな湾曲状
の型枠をそれぞれ繋ぎ合わせて組立て形成していた。
する場合は、図５に示すように、ステージ１０の上に支
保工２０をサークル状に組み立てて曲面型枠３０を支持
し、該曲面型枠３０に鉄筋を組み立ててコンクリートを
打設していた。また、この曲面型枠３０は小さな湾曲状
の型枠をそれぞれ繋ぎ合わせて組立て形成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
合板型枠で曲面型枠を形成する場合は、支保工をサー
クル状に組むために支保工受け構台計画が困難である、
曲面型枠のジョイント目地が多くなり目違いが発生し
やすい、湾曲状の型枠は一方向のみの曲面でドームを
形成するにはジョイントを少なくすると平面が大きくな
り投影面では多角形となる、木コン処理が多く発生す
る、コンクリートを打設する際変形を考慮する必要が
ある、工期がかかる、という数々の問題があった。本
発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、支保工を必要とせず、かつコンクリート打
設の際の変形を考慮することなく、短期間で構築できる
曲面型枠を使用した建物の構築工法を提供することであ
る。
合板型枠で曲面型枠を形成する場合は、支保工をサー
クル状に組むために支保工受け構台計画が困難である、
曲面型枠のジョイント目地が多くなり目違いが発生し
やすい、湾曲状の型枠は一方向のみの曲面でドームを
形成するにはジョイントを少なくすると平面が大きくな
り投影面では多角形となる、木コン処理が多く発生す
る、コンクリートを打設する際変形を考慮する必要が
ある、工期がかかる、という数々の問題があった。本
発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、支保工を必要とせず、かつコンクリート打
設の際の変形を考慮することなく、短期間で構築できる
曲面型枠を使用した建物の構築工法を提供することであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明の曲面型枠を使用した建物の構築工法は、一
面に曲面を備え、該曲面が強化プラスチックで被覆され
たブロックを複数組み合わせて曲面型枠を形成し、該曲
面型枠内に鉄筋を組み立ててコンクリートを打設するこ
とに存する。
めの本発明の曲面型枠を使用した建物の構築工法は、一
面に曲面を備え、該曲面が強化プラスチックで被覆され
たブロックを複数組み合わせて曲面型枠を形成し、該曲
面型枠内に鉄筋を組み立ててコンクリートを打設するこ
とに存する。
【０００５】
【作用】一面に曲面を備え、該曲面が強化プラスチック
で被覆されたブロックを複数組み合わせて曲面型枠を形
成することにより、支保工を必要とせずに曲面型枠を形
成することができる。またブロックを複数組み合わせて
曲面型枠を形成することにより、ジョイント目地を少な
くすることができるとともに、短期間で組合せができ、
かつコンクリートを打設する際の変形を考慮する必要も
ない。
で被覆されたブロックを複数組み合わせて曲面型枠を形
成することにより、支保工を必要とせずに曲面型枠を形
成することができる。またブロックを複数組み合わせて
曲面型枠を形成することにより、ジョイント目地を少な
くすることができるとともに、短期間で組合せができ、
かつコンクリートを打設する際の変形を考慮する必要も
ない。
【０００６】
【実施例】以下、本発明における曲面型枠を使用した建
物の構築工法の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。まず初めに、図１に示すように、所定の高さにステ
ージ１を構築し、そのステージ１の上に、上面が湾曲状
のブロック３を複数接合して湾状の曲面型枠２を形成す
る。
物の構築工法の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。まず初めに、図１に示すように、所定の高さにステ
ージ１を構築し、そのステージ１の上に、上面が湾曲状
のブロック３を複数接合して湾状の曲面型枠２を形成す
る。
【０００７】このブロック３は工場において予め発泡ス
チロールで形成され、湾曲状の上面にはＦＲＰ等の強化
プラスチック４が被覆されている。そして、これらのブ
ロック３を図４の（１）及び（２）に示すように、下側
から頂面にかけて順次組み立ててそれぞれ接着剤で接合
することにより、半球状の曲面型枠２が形成され、該曲
面におけるジョイント部２ａはグラスファイバーテープ
２ｂでそれぞれ接着されている。また曲面型枠２の下端
には側板２ｃが外側に突出した状態で取り付けられてい
る。
チロールで形成され、湾曲状の上面にはＦＲＰ等の強化
プラスチック４が被覆されている。そして、これらのブ
ロック３を図４の（１）及び（２）に示すように、下側
から頂面にかけて順次組み立ててそれぞれ接着剤で接合
することにより、半球状の曲面型枠２が形成され、該曲
面におけるジョイント部２ａはグラスファイバーテープ
２ｂでそれぞれ接着されている。また曲面型枠２の下端
には側板２ｃが外側に突出した状態で取り付けられてい
る。
【０００８】そして、これらのブロック３をそれぞれ接
合して湾曲面におけるジョイント部２ａにグラスファイ
バーテープ２ａを貼着した後に、ウレタン樹脂５を吹き
付けて湾曲面を平滑にする。
合して湾曲面におけるジョイント部２ａにグラスファイ
バーテープ２ａを貼着した後に、ウレタン樹脂５を吹き
付けて湾曲面を平滑にする。
【０００９】次に、前記ウレタン樹脂５が硬化したのを
確認した後に、鉄筋を配筋してコンクリートを打設する
ことによりドーム屋根の建物６が構築される。尚、本発
明はこのように、一面が湾曲状に形成されたブロック２
を複数組み合わせることにより上記のドーム屋根に限ら
ず、任意の曲面をもつ建物６を容易に構築することがで
きる。したがって、本発明は勿論上記の実施例に限定さ
れるものではなく、どのような曲面を持つ建物であって
も容易に対応することができる。
確認した後に、鉄筋を配筋してコンクリートを打設する
ことによりドーム屋根の建物６が構築される。尚、本発
明はこのように、一面が湾曲状に形成されたブロック２
を複数組み合わせることにより上記のドーム屋根に限ら
ず、任意の曲面をもつ建物６を容易に構築することがで
きる。したがって、本発明は勿論上記の実施例に限定さ
れるものではなく、どのような曲面を持つ建物であって
も容易に対応することができる。
【００１０】
【発明の効果】一面に曲面を備え、該曲面が強化プラス
チックで被覆されたブロックを複数組み合わせて曲面型
枠を形成したことにより支保工を必要としないので、コ
ンクリートを打設する際の変形を考慮せずに建物を構築
することができる。
チックで被覆されたブロックを複数組み合わせて曲面型
枠を形成したことにより支保工を必要としないので、コ
ンクリートを打設する際の変形を考慮せずに建物を構築
することができる。
【００１１】型枠を形成するステージを合板等で平らに
形成することができるので、ステージの計画を容易に行
うことができる。
形成することができるので、ステージの計画を容易に行
うことができる。
【００１２】ジョイント目地を自由に割り付けすること
ができるとともに、その目地をパテ処理で消すことがで
きるので，目違いの発生を防止することができる。
ができるとともに、その目地をパテ処理で消すことがで
きるので，目違いの発生を防止することができる。
【００１３】工場で製作したブッロックを組み合わせる
ことにより、専門職を必要とせずに短期間で曲面型枠を
形成することができる。
ことにより、専門職を必要とせずに短期間で曲面型枠を
形成することができる。
【００１４】単にブッロックを組み合わせることによ
り、任意の形状の曲面型枠を容易に形成することができ
る。
り、任意の形状の曲面型枠を容易に形成することができ
る。
【図１】本発明の曲面型枠を使用した建物の構築工法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図２】ブロックの一部拡大断面図である。
【図３】ブロックの斜視図である。
【図４】（１）及び（２）はブロックの組立方法を示す
平面図である。
平面図である。
【図５】従来の曲面型枠を使用した建物の構築工法を示
す断面図である。
す断面図である。
【符号の説明】 １ ステージ ２ 曲面型枠 ３ ブロック ４ 強化プラスチック ５ ウレタン樹脂 ６ 建物
Claims (1)
- 【請求項１】 一面に曲面を備え、該曲面が強化プラス
チックで被覆されたブロックを複数組み合わせて曲面型
枠を形成し、該曲面型枠内に鉄筋を組み立ててコンクリ
ートを打設することを特徴とする曲面型枠を使用した建
物の構築工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11690293A JPH06322978A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 曲面型枠を使用した建物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11690293A JPH06322978A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 曲面型枠を使用した建物の構築工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322978A true JPH06322978A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14698473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11690293A Pending JPH06322978A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 曲面型枠を使用した建物の構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322978A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001044593A1 (fr) * | 1999-12-15 | 2001-06-21 | Hokko Sohgoh Kaihatsu K.K. | Dome prefabrique |
| JP2007046452A (ja) * | 2006-10-23 | 2007-02-22 | Japan Tsusho:Kk | 組立式発泡スチロール家屋および組立式発泡スチロール家屋の製造方法 |
| JP2007063987A (ja) * | 1999-12-15 | 2007-03-15 | Japan Tsusho:Kk | 組立式ドーム |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP11690293A patent/JPH06322978A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001044593A1 (fr) * | 1999-12-15 | 2001-06-21 | Hokko Sohgoh Kaihatsu K.K. | Dome prefabrique |
| JP2007063987A (ja) * | 1999-12-15 | 2007-03-15 | Japan Tsusho:Kk | 組立式ドーム |
| JP3936583B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2007-06-27 | 有限会社ジャパン通商 | 組立式ドーム |
| CN100458032C (zh) * | 1999-12-15 | 2009-02-04 | 有限会社日本通商 | 组装式圆顶房 |
| JP2007046452A (ja) * | 2006-10-23 | 2007-02-22 | Japan Tsusho:Kk | 組立式発泡スチロール家屋および組立式発泡スチロール家屋の製造方法 |
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