JPH0632227Y2 - 穀粒選別装置 - Google Patents

穀粒選別装置

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JPH0632227Y2
JPH0632227Y2 JP1987192316U JP19231687U JPH0632227Y2 JP H0632227 Y2 JPH0632227 Y2 JP H0632227Y2 JP 1987192316 U JP1987192316 U JP 1987192316U JP 19231687 U JP19231687 U JP 19231687U JP H0632227 Y2 JPH0632227 Y2 JP H0632227Y2
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conveyor
chamber
rice
sorting
receiving hopper
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圓雄 戸田
武 白石
仁 長町
千昭 門田
栄一 岡本
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は回転選別筒の回転時筒外周側に屑穀粒を、また
筒内周側に整粒である良質穀粒を分離選別するようにし
た米選機など穀粒選別装置に関する。
「従来の技術」 従来、特開昭60-206474号公報に示す如く、立設させる
選別筒上端側に上方の受入ホッパーの穀粒を投入させて
選別すると共に、選別筒を内設させる中空柱状の機枠の
一側に沿わせてコンベア室を形成し、コンベア室を受入
ホッパー上面よりも上方に延設させる技術があった。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、受入ホッパーの上側に整玄米タンクを
取付けていたから、ホッパー上側がタンクによって閉塞
され、ホッパーの穀粒投入面を容易に拡張し得ず、バケ
ツ等によって穀粒をホッパーに投入する際、穀粒が機外
に飛散し易い等の問題があった。また整玄米タンクを一
側に突設させる技術もあったが、設置姿勢が不安定にな
り易い等の問題があった。
「課題を解決するための手段」 然るに、本考案は、立設させる選別筒上端側に上方の受
入ホッパーの穀粒を投入させて選別すると共に、選別筒
を内設させる中空柱状の機枠の一側に沿わせてコンベア
室を形成し、コンベア室を受入ホッパー上面よりも上方
に延設させる穀粒選別装置において、選別筒下端側並び
にコンベア室の揚穀コンベア下端側に駆動力を伝達させ
る駆動モータを前記機枠の最低部に設け、また選別筒上
方の受入ホッパーと反対側のコンベア室側面に整玄米タ
ンク及び排出口を配設させ、コンベア室に隣接する機枠
の対向する両側面上端側をコンベア室上端部まで延設さ
せると共に、コンベア室との境を形成する仕切板と前記
各側面上端側により受入ホッパー上面側で一側方と上方
を開放した投入口を形成し、選別筒上端よりも高位置
で、コンベア室を中心とし、受入ホッパー及び投入室
と、整玄米タンクとを振分け配設させたことを特徴とす
る。
「作用」 従って、重量物である駆動モータ及び伝動機構を機枠最
低部に設けるから、機枠設置姿勢を極めて安定させ得る
と共に、受入ホッパー及び投入室と反対側のコンベア室
側面に整玄米タンクを設けるから、受入ホッパー上面の
投入室を一側方と上方に大きく開放し得、機外に飛散さ
せることなく穀粒をバケツ等によって受入ホッパー内に
容易に投入し得、従来の送穀管など穀粒投入コンベアを
用いることなく穀粒供給作業を行い得、しかも機枠の側
面上端側とコンベア室上端側の平面視コ字形連結によっ
て相互に補強されるから、整玄米タンク支持構造並びに
コンベア室構造の簡略化などを容易に行い得るものであ
る。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は要部の側面説明図、第2図は全体の側面図、第
3図は同平面図、第4図は同外観斜視図であり、図中
(1)は米選機、(2)は機体の後側上部に開設する玄米投入
口、(3)は前記投入口(2)からの玄米を受取る穀粒供給部
である玄米受入ホッパー、(4)…は前記ホッパー(3)から
の玄米より未熟米や砕米など屑米を分離選別する縦形の
選別筒、(5)は前記選別筒(4)…で分離除去された屑米を
機外に取出す屑米排出口、(6)は前記選別筒(4)…で選別
された整玄米を揚穀する整玄米揚穀コンベア、(7)は前
記コンベア(6)でもって揚穀された整玄米を一時貯留す
る整玄米タンク、(8)は前記タンク(7)内の整玄米を機外
に取出す整玄米排出口、(9)は前記排出口(8)に備える開
閉シャッタであり、前記投入口(2)より投入される玄米
が選別筒(4)…内に送給されたとき、該筒(4)の回転ふる
い作用により筒(4)の網面外側に屑米を分離除去するよ
うに構成している。
第5図乃至第8図に示す如く、前記選別筒(4)…は回転
主軸(10)を中心に等間隔に4つ設けたもので、該筒(4)
…の上端を密閉蓋状の上部受部材(11).玄米投入孔(12
a)を有する中空支軸(12).分配板(13)並びに上部結合体
(14)を介し前記主軸(10)の六角軸部(10a)に上下摺動自
在で且つ一体回動(公転)可能に支持させると共に、前
記六角軸部(10a)に下部結合体(15)を介し一体回動可能
に上下円板(16)(17)を支持し、この下円板(17)に前記選
別筒(4)…の下端を下部受部材(18)及び回転支軸(19)の
六角頭部(19a)及び支軸受け(20)を介し回転(自転)自
在にそれぞれ支持させている。なお(21)は上下円板(16)
(17)の間隔を一定に保つ補強ボルトである。
前記主軸(10)は四角枠状の機枠(22)に固設するベースフ
レーム(23)に主軸ボスであるホルダー(24)を介し下端を
回転自在に支持させ、前記ベースフレーム(23)下部のモ
ータ室(25)に設ける垂直変速軸(26)に減速ギヤ(27)(28)
を介し前記主軸(10)を連動連結させている。また前記モ
ータ室(25)には揚穀コンベア(6)を駆動する駆動プーリ
(29)のプーリ軸(30)を臨ませるもので、前記プーリ軸(3
0)をホルダー(31)に支持させ、駆動モータ(32)のモータ
軸(32a)に一対の減速用Vプーリ(33)(34).Vベルト(3
5)並びにテンションプーリ(36)を介して前記プーリ軸(3
0)を連動連結させて、前記揚穀コンベア(6)を定速で回
転駆動するように設ける一方、前記プーリ軸(30)に円板
摩擦車式無段変速機構(37)を介して前記変速軸(26)を変
速調節自在に連動連結させている。前記変速機構(37)は
変速軸(26)の六角軸部(26a)に上下摺動自在に取付けて
外周縁にゴム面(38a)を有する摩擦板(38)と、前記プー
リ軸(30)に圧縮バネ(39)を介して左右摺動自在に取付け
て前記ゴム面(38a)に端面(40a)を弾圧させる円板(40)
と、この米選機(1)の底板(41)にブラケット(42)及び支
軸(43)を介して取付けて前記摩擦板(38)の軸結合体(44)
にピン(45)及び係合溝(46)を介して連結させる摺動操作
板(47)と、前記支軸(43)に基端を固設し先端を連結ロッ
ド(48)下端に連結させる第1揺動アーム(49)と、本機側
に軸(50)を介して可揺動に支持して一端側を前記ロッド
(48)上端に連結させると共に、機体左側面のレバーガイ
ド板(51)外側に臨ませる選別調節レバー(52)に他端側を
連結させる第2揺動アーム(53)とを備え、該操作レバー
(52)でもって摩擦板(38)を変速軸(26)の六角軸部(26a)
に沿って上下移動させることにより前記主軸(10)の回転
を適宜変速調節するように構成している。
第9図にも示す如く、前記揚穀コンベア(6)を内設する
整玄米コンベア室(54)は前記モータ室(25)の前方側に単
一の仕切板(55)を介し配設する一方、このコンベア室(5
4)の左側に屑米揚穀スクリュコンベア(56)を内設する屑
米コンベア室(57)を仕切板(58)を介し配設し、前記選別
筒(4)…の下部に取出される屑米をスクリュコンベア(5
6)を介し機体左側面で略中央高さ位置の前記排出口(5)
まで揚穀して機外に排出させるように設けている。そし
て前記スクリュコンベア(56)のコンベア軸(59)下端を一
対の円板摩擦車(60)(61)を介して前記モータ軸(32a)に
連動連結させるもので、外周縁にゴム面(60a)を有する
摩擦車(60)を、前記モータ軸(32a)に取付けると共に、
前記コンベア軸(59)下端に圧縮バネ(62)を介して一体回
動で上下摺動自在にもう一方の摩擦車(61)を取付けて、
前記ゴム面(60a)に摩擦車(61)の上端面を前記バネ(62)
力で弾圧させて前記モータ(32)でもってコンベア(56)を
駆動するように構成している。
また、前記ホルダー(24)にサンギヤ(63)を一体固設し、
前記各支軸(19)…に一体固設する各プラネタリギヤ(64)
…をアイドルギヤ(65)…を介し前記サンギヤ(63)にそれ
ぞれ噛合せて、前記主軸(10)を中心とする支軸(19)の公
転時、この公転方向(a)とは逆方向に各ギヤ(63)(64)(6
5)を介し各支軸(19)…をそれぞれ自転させて選別筒(4)
の公転方向(a)と自転方向(b)とを逆方向とするように構
成している。なお前記アイドルギヤ(65)は下円板(17)に
ギヤ軸(65a)を介し取付けたものである。
そして、前記各選別筒(4)…の自転回転数(n)は公転回転
数(N)より大(n>N)に形成したもので、自転回転数
(n)を公転回転数(N)より大で且つ逆方向とすることによ
り、公転時遠心力でもって筒(4)の内周外側方にへばり
付く状態となる玄米を該筒(4)の逆方向の自転作用でも
って均一に攪拌させる状態とさせて下方への流下を促進
させ選別精度と処理能力との両面での向上を図るように
構成している。
さらに、前記上下円板(16)(17)の外周縁に屑米排出羽根
(66)及び整玄米排出羽根(67)をそれぞれ設け、機枠(22)
内に一体固設する上段屑米樋(68)及び下段整玄米樋(69)
内にこれら各羽根(66)(67)をそれぞれ臨ませ、前記屑米
樋(68)に開設する屑米取出口(70)を、屑米シュート(71)
を介して前記スクリュコンベア(56)のコンベア筒(72)に
開設する屑米取込口(73)に連通接続させる一方、前記整
玄米樋(69)底部に開設する整玄米取出口(74)を、シュー
ト(75)を介し前記整玄米コンベア室(54)の整玄米取出口
(76)に連通接続させ、前記取出口(70)に取出される屑米
をスクリュコンベア(56)を介して機体左側面の前記排出
口(5)より機外に排出すると共に、前記取出口(74)に取
出される整玄米を前記揚穀コンベア(6)を介して整玄米
タンク(7)に揚穀して適宜機外に取出しするように構成
している。
またさらに、前記コンベア筒(72)の前面側下端に糠取出
孔(77)を開設すると共に、該孔(77)を蓋(78)で常時は閉
封し機体前面側下方の各コンベア室(54)(57)の共通点検
口(79)を閉塞する点検カバー(80)を開放するとき蓋(78)
を解放可能とさせて、この蓋(78)の開放時屑米中に混入
する糠や塵埃をこの下方の糠取出シュート(81)上に落下
させ機体前面側より機外に取出するように構成してい
る。
第6図に示す如く、前記主軸(10)の六角軸部(10a)にボ
ルト(82)及び一対の当て板(83)(83)を介して二つのウレ
タンゴム板製のスクレーパー(84)(84)中間を固設してい
て、これらスクレーパー(84)(84)の両端縁を前記選別筒
(4)…の多数の網目(85)を有する選別面に摺接させ、各
スクレーパー(84)(84)を選別筒(4)…の公転と同回転と
させて常に該筒(4)…に各スクレーパー(84)(84)の作用
面が接する状態に保持してその自転時、公転遠心力が最
も弱い公転中心位置近傍で網目(85)に詰まる刺り粒の刺
り落しを行わしめるように構成している。
さらに、前記分配板(13)は四角形状に形成していて、該
板(13)のコーナ部にそれぞれ各支軸(12)…を設け、該分
配板(13)の上側平坦面には玄米飛散防止用のゴム製弾性
防止体(86)を一体固着すると共に、前記分配板(13)の上
部結合体(14)にディテント用のボール(87)を圧縮バネを
介し封入する筒体(88)を設け、前記ボール(87)を六角軸
部(10a)に形成する下段のノッチ(89a)に係合させるとき
選別筒(4)の下部受部材(18)の六角孔(18a)を前記支軸(1
9)の六角頭部(19a)に嵌合支持させて選別作業を行う一
方、前記分配板(13)を介し各選別筒(4)…を一体上動さ
せて前記ボール(87)を六角軸部(10a)に形成する上段の
ノッチ(89b)に係合させるとき前記下部受部材(18)を六
角頭部(19a)より離脱させる状態とさせ、その後各選別
筒(4)…を下方に押下げることにより各支軸(12)…より
上部受部材(11)を離脱させる状態とさせて各選別筒(4)
…の取外しを行うように構成している。なおこのような
分配板(13)の上動操作時にあっては前記防止体(86)の上
部がホッパー(3)の底部に当接干渉しても防止体(86)の
弾性変形でもって支障なく選別筒(4)の取外し操作が行
えるように構成したものである。
ところで第7図に示す如く、前記各選別筒(4)…の下端
部を上円板(16)の下部受部材用挿通孔(90)よりオーバハ
ングさせたもので、前記挿通孔(90)を形成する上円板(1
6)の立上り部(16a)外側に選別筒(4)下端を重合させる如
く臨ませると共に、前記挿通孔(90)を介してこの下方に
下部受部材(18)下端を臨ませる状態とさせて、別途選別
筒(4)外側に屑米混入防止用フランジなどを設けること
なく有効に下部受部材(18)と挿通孔(90)間の隙間より屑
米が混入するのを防止させ、筒径を一定確保した状態で
各選別筒(4)…のピッチつまり公転半径を小径とさせ
て、この選別部(19)の小形化を可能とさせるように設け
ている。そして前記挿通孔(90)内を挿通させる如く前記
受部材(18)の下端側部(18b)を上端側より小径に形成す
ることによって、各選別筒(4)…の下端部で整玄米の流
下に抵抗を加え整玄米を若干滞留する状態とさせてその
選別効率を向上させ選別精度を高精度なものとするよう
に構成している。
一方、第1図及び第4図に示す如く前記選別部(91)の受
入ホッパー(3)の上方域に傾斜状に前記投入口(2)を開設
するもので、機体後側の上部急傾斜立上り面(22a)と中
間緩傾斜面(22b)とにかけて前記投入口(2)を開設し、後
方水平方向或いは後方斜上方或いは上方からの玄米投入
を容易とさせると共に、本機側壁であるこの玄米投入室
(92)と各コンベア室(54)(57)を仕切る仕切板(55)と左右
両側面(22c)(22c)とで三方を囲む投入ガイド面を形成し
て投入される玄米の飛散を防止して確実な投入を行うよ
うに構成している。
上記から明らかなように、立設させる選別筒(4)上端側
に上方の受入ホッパー(3)の穀粒を投入させて選別する
と共に、選別筒(4)を内設させる中空柱状の機枠(22)の
一側に沿わせてコンベア室(54)を形成し、コンベア室(5
4)を受入ホッパー(3)上面よりも上方に延設させる穀粒
選別装置において、選別筒(4)下端側並びにコンベア室
(54)の揚穀コンベア(6)下端側に駆動力を伝達させる駆
動モータ(32)を前記機枠(22)の最低部に設け、また選別
筒(4)上方の受入ホッパー(3)と反対側のコンベア室(54)
側面に整玄米タンク(7)及び排出口(8)を配設させ、コン
ベア室(54)に隣接する機枠(22)の対向する両側面(22c)
(22c)上端側をコンベア室(54)上端部まで延設させると
共に、コンベア室(54)との境に形成する仕切板(55)と前
記各側面(22c)(22c)上端側により受入ホッパー(3)上面
側で一側方と上方を開放した投入室(92)を形成し、選別
筒(4)上端よりも高位置で、コンベア室(54)を中心と
し、受入ホッパー(3)及び投入室(92)と、整玄米タンク
(7)とを振分け配設させたものである。
また前記投入室(92)に各コンベア室(54)(57)を挟んで前
方に並設する整玄米タンク(7)は選別部(91)及び投入室
(92)の横幅(D1)とこのタンク横幅(D2)とを略同一(D1
≒D2)に形成し、前記コンベア(6)からの整玄米タン
ク(7)内に投入する揚穀注入口(93)下方にジャマ板(94)
を介しオーバフロー管(95)の一端側オーバフロー入口(9
5a)を臨ませると共に、該管(95)他端のオーバフロー出
口(95b)をコンベア室(57)の上方を貫通して前記投入室
(92)に臨ませて、前記タンク(7)内が満杯となってオー
バフロー入口(95a)より整玄米が溢れ出る状態となると
きオーバフロー管(95)を介し投入室(92)下方の前記ホッ
パー(3)に還元させるように構成している。なお第1図
仮想線に示す如く前記オーバフロー管(95)には適宜補助
オーバフロー管(95c)を接続させることによってオーバ
フローする整玄米を投入室(92)外部に取出すことも可能
にできるものである。
さらに、前記整玄米タンク(7)の前面に整玄米重量測定
用のコントローラ(96)の表示パネル(97)を設置すると共
に、該タンク(7)の右側面に選別作業用のオンオフスイ
ッチ(98)を設置するもので、前記タンク(7)から取出さ
れる整玄米の重量を計測するロードセル(99)からの信号
に基づいて整玄米重量を演算する演算回路などを前記コ
ントローラ(96)は内蔵し、その演算重量を前記表示パネ
ル(97)に表示し、表わ設定表示される規定重量に達した
とき選別作業を中断させると共に、例えば規定重量に達
するまでの設定時間と実際上の作業時間との間に変化が
生じるなど作業能率に変化が生じたとき前記調節レバー
(52)でもって前記選別筒(4)の回転速度を適宜変速させ
るように構成している。
前記コントローラ(96)は整玄米タンク(7)内前方のコン
トローラ室(100)に内設し、該コントローラ室(100)内の
コントローラ(96)のハーネス(96a)及び前記スイッチ(9
8)のハーネス(98a)をタンク(7)左内壁面に沿わすハーネ
ス通路(101)を介してタンク(7)下部外方に導出させ、前
記シャッタ(9)の開度を調節するシャッタソレノイド(10
2)のハーネス(102a)などとともに開口(103)を介して前
記屑米コンベア室(57)内に導入させて該コンベア室(57)
のコーナ部を通路として下方に導いた後機体左外側面の
ハーネス引掛金具(104)(104)間に保持するように構成し
ている。
なお、前記揚穀コンベア(6)の下部駆動プーリ(29)及び
上部従動プーリ(29a)はそのベルト作用面に、バケット
(105)をベルト(106)に取付ける締結金具(107)の頭部(10
7a)との干渉を回避させる干渉防止溝(108)を形成して騒
音や振動の発生を防止してスムーズなコンベア(6)の駆
動が行われるように構成している。
また第4図中(109)は選別部(91)の点検口(110)を閉塞す
る選別点検カバー、(111)はモータ室(25)の点検口(112)
を閉塞するモータ点検カバー、(113)は前記無段変速機
構(37)の点検口を閉塞する点検カバー、(114)は前記投
入口(2)上方に開設する運搬用把手である。
本実施例は上記の如く構成するものにして、前記投入口
(2)より玄米受入ホッパー(3)に投入された玄米は選別筒
(4)内に送給され、該選別筒(4)でもって屑米が分離除去
された後揚穀コンベア(6)を介し整玄米タンク(7)に揚穀
されて機外に適宜取出されるものである。
而して前記選別筒(4)の公転及び自転中にあっては、公
転時の遠心力作用でもって前記網目(85)よりの屑米の漏
出が促進されると共に、公転方向(a)に逆う自転攪拌作
用で玄米は筒(4)内で均一分布状態に攪拌され一層屑米
の分離を助長させ、且つ筒(4)の内周面に沿わせ玄米を
回転させながら良好に流下させその処理能力を向上させ
るものである。
また、前記整玄米タンク(7)は投入室(92)及び選別部(9
1)に対して各コンベア室(54)(57)を挟んで前方に並設さ
れるため作業の流れが良好で能率良く、しかもこれらタ
ンク(7)及び選別部(91)及びコンベア室(54)(57)の横幅
(D1)(D2)が略同一でロスなく有効に活用されるため構造
コンパクトにして機能的で、玄米の本機内投入に際して
も上方或いは後方の何れ方向からも容易に投入できると
共に、投入後においても三方を仕切板(55)と左右両側面
(22c)(22c)からなるガイド面で囲まれて玄米のとび出し
もなく良好に受入ホッパー(3)に投入供給される。
さらに、前記コントローラ(96).スイッチ(98).ソレノ
イド(102)など電気付属品のハーネス(96a)(98a)(102a)
類は途中機体外部に露呈されることなく機体内を通って
その電源接続端子側のみを機外に露出させるのでこれら
を作業上での障害とさせたり損傷させることなく安全に
保護しての支障のない良好な作業が行える。
またさらに、選別作業中にあって前記選別筒(4)の下端
側を上円板(16)の挿通孔(90)に対しオーバハング状に設
け、選別筒(4)の外側に従来の如き屑米混入用のフラン
ジなど不用としたので各選別筒(4)…の取付ピッチ(公
転直径)を小とさせることができて選別部の小形コンパ
クト化を可能にできる。しかもこの結果前記受部材(18)
の下端側部(18b)を上端側より小径とするものであるか
ら、整玄米の下方への流下に抵抗が加えられて整玄米が
滞留する状態となって選別筒(4)での選別効率が向上し
選別精度が良好となる。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、立設させる選
別筒(4)上端側に上方の受入ホッパー(3)の穀粒を投入さ
せて選別すると共に、選別筒(4)を内設させる中空柱状
の機枠(22)の一側に沿わせてコンベア室(54)を形成し、
コンベア室(54)を受入ホッパー(3)上面よりも上方に延
設させる穀粒選別装置において、選別筒(4)下端側並び
にコンベア室(54)の揚穀コンベア(6)下端側に駆動力を
伝達させる駆動モータ(32)を前記機枠(22)の最低部に設
け、また選別筒(4)上方の受入ホッパー(3)と反対側のコ
ンベア室(54)側面に整玄米タンク(7)及び排出口(8)を配
設させ、コンベア室(54)に隣接する機枠(22)の対向する
両側面(22c)(22c)上端側をコンベア室(54)上端部まで延
設させると共に、コンベア室(54)との境を形成する仕切
板(55)と前記各側面(22c)(22c)上端側により受入ホッパ
ー(3)上面側で一側方と上方を開放した投入室(92)を形
成し、選別筒(4)上端よりも高位置で、コンベア室(54)
を中心とし、受入ホッパー(3)及び投入室(92)と、整玄
米タンク(7)とを振分け配設させたもので、重量物であ
る駆動モータ(32)及び伝動機構を機枠(22)最低部に設け
るから、機枠(22)設置姿勢を極めて安定させることがで
きると共に、受入ホッパー(3)及び投入室(92)と反対側
のコンベア室(54)側面に整玄米タンク(7)を設けるか
ら、受入ホッパー(3)上面の投入室(92)を一側方と上方
に大きく開放でき、機外に飛散させることなく穀粒をバ
ケツ等によって受入ホッパー(3)内に容易に投入でき、
従来の送穀管など穀粒投入コンベアを用いることなく穀
粒供給作業を行うことができ、しかも機枠(22)の側面(2
2c)(22c)上端側とコンベア室(54)上端側の平面視コ字形
連結によって相互に補強されるから、整玄米タンク(7)
支持構造並びにコンベア室(54)構造の簡略化などを容易
に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は投入口部の側面説明図、第2図は全体の側面
図、第3図は同正面図、第4図は同外観斜視図、第5図
は同平面断面説明図、第6図は選別部の平面説明図、第
7図は選別駆動部の説明図、第8図は同平面説明図、第
9図はコンベア部の説明図である。 (2)……投入口 (3)……ホッパー(穀粒供給部) (4)……選別筒 (22a)……立上り筒(本機側壁) (22b)……傾斜面(本機側壁) (55)……仕切板(本機側壁) (91)……選別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 門田 千昭 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 岡本 栄一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−206474(JP,A) 特開 昭61−136469(JP,A) 特開 昭61−86975(JP,A) 特開 昭63−240974(JP,A) 実開 昭63−157282(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設させる選別筒(4)上端側に上方の受入
    ホッパー(3)の穀粒を投入させて選別すると共に、選別
    筒(4)を内設させる中空柱状の機枠(22)の一側に沿わせ
    てコンベア室(54)を形成し、コンベア室(54)を受入ホッ
    パー(3)上面よりも上方に延設させる穀粒選別装置にお
    いて、選別筒(4)下端側並びにコンベア室(54)の揚穀コ
    ンベア(6)下端側に駆動力を伝達させる駆動モータ(32)
    を前記機枠(22)の最低部に設け、また選別筒(4)上方の
    受入ホッパー(3)と反対側のコンベア室(54)側面に整玄
    米タンク(7)及び排出口(8)を配設させ、コンベア室(54)
    に隣接する機枠(22)の対向する両側面(22c)(22c)上端側
    をコンベア室(54)上端部まで延設させると共に、コンベ
    ア室(54)との境を形成する仕切板(55)と前記各側面(22
    c)(22c)上端側により受入ホッパー(3)上面側で一側方と
    上方を開放した投入室(92)を形成し、選別筒(4)上端よ
    りも高位置で、コンベア室(54)を中心とし、受入ホッパ
    ー(3)及び投入室(92)と、整玄米タンク(7)とを振分け配
    設させたことを特徴とする穀粒選別装置。
JP1987192316U 1987-12-17 1987-12-17 穀粒選別装置 Expired - Lifetime JPH0632227Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60206474A (ja) * 1984-03-30 1985-10-18 株式会社 サタケ 堅形選別装置の給穀装置

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JPH0195287U (ja) 1989-06-23

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