JPH06322016A - ポリオレフィンの製造方法 - Google Patents

ポリオレフィンの製造方法

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JPH06322016A
JPH06322016A JP14110593A JP14110593A JPH06322016A JP H06322016 A JPH06322016 A JP H06322016A JP 14110593 A JP14110593 A JP 14110593A JP 14110593 A JP14110593 A JP 14110593A JP H06322016 A JPH06322016 A JP H06322016A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かさ密度が高く、かつ粒径分布が狭く、ポリ
マーの微粒子状部分が著しく少なく、流動性の良好なポ
リオレフィンを極めて高活性に製造する方法を提供す
る。 【構成】 SiO又はAlとTi又はTi/V
化合物を反応させ次いでこれに有機アルミニウム化合物
を反応させた生成物〔I〕と、MgXとMe(OR)
z−n(Me=I〜IV族、X=ハロゲン、z=M
eの原子価、0<n≦z)と所望によりTi又はTi/
V化合物との反応生成物〔II〕を反応させこれにさら
にSi−N−C結合を有する化合物〔III〕を反応さ
せたものを固体触媒成分とし、これを有機A1化合物と
組合せてオレフィン重合用の触媒系とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なポリオレフィンの
製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は固体当た
りの重合体収量および遷移金属当たりの重合体収量を著
しく増加させ、その結果重合体中の触媒残査を除去する
工程を不要ならしめ、また生成重合体のかさ密度を高
め、かつ生成ポリマーの微紛状部分を減少させ平均粒径
が大きい良好な粒子を生成せしめ、また同時に狭い分子
量分布を有するポリオレフィンを製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】従来こ
の種の技術分野においては、ハロゲン化マグネシウム、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの無機マグ
ネシウム固体を担体としてこれにチタンまたはバナジウ
ムなどの遷移金属の化合物を担持させた触媒が数多く知
られている。しかしながら、これらの公知技術において
は、得られるポリオレフィンのかさ比重は一般に小さ
く、また平均粒径も比較的小さく、粒径分布も概して広
いため微粒子状粉末部分が多く、ポリマーを成形加工す
るさいにも粉塵の発生、成形時の能率の低下等の問題を
生ずるため、生産性およびポリマーハンドリングの面か
ら改良が強く望まれていた。さらに、近年要求の高まっ
ているペレット化工程を省略し、粉体ポリマーをそのま
ま加工機にかけるためにはまだまだ改良が必要とされて
いる。
【0003】本発明者らは先に上記の欠点を改良した新
規触媒成分を見出し、既に種々の特許出願を行った(特
公平1−11651、特公平1−12289、特開昭6
0−149605、特開昭62−32105、特開昭6
2−207306等)。この触媒成分を用いた場合かさ
密度が高く、平均粒径の大きいポリマーを得ることがで
きるが、ペレット化工程を省略し、粉体ポリマーをその
まま加工機にかけるためにはさらに改良が必要とされ
た。
【0004】本発明はこれらの欠点を改良し、さらにか
さ密度が高く、かつ粒径分布が狭く、ポリマーの微粒子
状部分が著しく少なく、流動性の良好な重合体を極めて
高活性に得ることを目的として鋭意研究の結果、本発明
に到達したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、固
体触媒成分と有機金属化合物を触媒としてオレフィンを
重合または共重合する方法において、該固体触媒成分
が、下記〔I〕の反応生成物と〔II〕の反応生成物を
まず反応させ、この反応生成物に〔III〕の化合物を
反応させて得られる物質からなることを特徴とするポリ
オレフィンの製造方法; 〔I〕(1)ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
酸化物および(2)チタン化合物またはチタン化合物と
バナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物にさ
らに(3)有機アルミニウム化合物を反応させて得られ
る反応生成物、 〔II〕(1)ハロゲン化マグネシウムおよび (2)一般式Me(OR)z−n (ここでMeは周期律表I〜IV族の元素、zは元素M
eの原子価、nは0<n≦z、Xはハロゲン原子、Rは
炭素数1〜20の炭化水素残基を示す)で表される化合
物を反応させて得られる反応生成物、および 〔III〕少なくとも一つのSi−N−C結合を有する
ケイ素化合物に関する。
【0006】また、本発明は、固体触媒成分と有機金属
化合物を触媒としてオレフィンを重合または共重合する
方法において、該固体触媒成分が、下記〔I〕の反応生
成物と〔II〕の反応生成物をまず反応させ、この反応
生成物に〔III〕の化合物を反応させて得られる物質
からなることを特徴とするポリオレフィンの製造方法; 〔I〕(1)ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
酸化物および(2)チタン化合物またはチタン化合物と
バナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物にさ
らに(3)有機アルミニウム化合物を反応させて得られ
る反応生成物、 〔II〕(1)ハロゲン化マグネシウム (2)一般式Me(OR)z−n (ここでMeは周期律表I〜IV族の元素、zは元素M
eの原子価、nは0<n≦z、Xはハロゲン原子、Rは
炭素数1〜20の炭化水素残基を示す)で表される化合
物、および、(3)チタン化合物またはチタン化合物と
バナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物およ
び 〔III〕少なくとも一つのSi−N−C結合を有する
ケイ素化合物に関する。
【0007】本発明の方法を用いることにより、平均粒
径が比較的大きく、粒度分布が狭く、微粒子状部分が少
ないポリオレフィンが極めて高活性に得られ、また生成
ポリオレフィンのかさ比重は高く、自由流動性も良好
等、重合操作上非常に有利となり、さらにペレットとし
て用いる場合はもちろんのこと粉体状のままでも成形加
工に供することができ、成形加工時のトラブルも少な
く、きわめて有利にポリオレフィンを製造することがで
きる。
【0008】本発明の触媒を用いて得られるポリマーは
分子量分布がきわめて狭く、また、ヘキサン抽出量が少
なく、低重合物の副生が非常に少ないことも特徴であ
る。したがって本発明の方法で得られた分子量分布の狭
いポリオレフィンをフィルム用に供した場合には、強度
が高く、透明性にすぐれかつ抗ブロッキング性およびヒ
ートシール性がすぐれているなど多くの長所を有する。
【0009】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
のポリオレフィンの製造方法において用いる触媒は、 〔I〕(1)ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
酸化物、および(2)チタン化合物またはチタン化合物
とバナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物
に、(3)有機アルミニウム化合物を更に接触した反応
生成物に(第〔I〕成分)と、 〔II〕(1)ハロゲン化マグネシウムと、(2)一般
式[Me(OR)z−n]で表される化合物、さら
に所望により (3)チタン化合物またはチタン化合物
とバナジウム化合物を相互に接触させて得られる反応生
成物(第〔II〕成分)、とを反応させて得られる反応
生成物に、さらに 〔III〕少なくとも一つのSi−N−C結合を有する
ケイ素化合物を反応させて得られる物質からなる固体触
媒成分と有機金属化合物よりなる。
【0010】<1> 固体触媒成分 1.第〔I〕成分 本発明において用いるケイ素酸化物とはシリカもしく
は、ケイ素と周期律表I〜VII族の少なくとも一種の
他の金属との複酸化物である。本発明において用いるア
ルミニウム酸化物とはアルミナもしくはアルミニウムと
周期律表I〜VII族の少なくとも一種の他の金属との
複酸化物である。
【0011】ケイ素またはアルミニウムと周期律表I〜
VII族の少なくとも一種の他の金属の複酸化物の代表
的なものとしてはAl・MgO、Al・C
aO、Al・SiO、Al・MgO・C
aO、Al・MgO・SiO、Al・C
uO、Al・Fe、Al・NiO、
SiO・MgOなどの天然または合成の各種複酸化物
を例示する事ができる。ここで上記の式は分子式ではな
く、組成のみを表すものであって、本発明において用い
られる複酸化物の構造および成分比率は特に限定される
ものではない。なお、当然のことながら、本発明におい
て用いるケイ素酸化物および/またはアルミニウム酸化
物は少量の水分を吸収していても差しつかえなく、また
少量の不純物を含有していても支障なく使用できる。
【0012】また、これらのケイ素酸化物および/また
はアルミニウム酸化物の性状は、本発明の目的を損なわ
ない限り特に限定されないが、好ましくは粒径が1〜2
00μm、細孔容積が0.3ml/g以上、表面積が5
0m/g以上のシリカが望ましい。また使用するにあ
たって予め200〜800℃で常法により焼成処理を施
すことが望ましい。
【0013】ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
酸化物と接触反応させるチタン化合物またはチタン化合
物およびバナジウム化合物としては、チタンまたはチタ
ンおよびバナジウムのハロゲン化物、アルコキシハロゲ
ン化物、アルコキシド、ハロゲン化酸化物を挙げること
ができる。チタン化合物としては4価のチタン化合物と
3価のチタン化合物が好適であり、4価のチタン化合物
としては具体的には一般式[Ti(OR)4−n
(ここでRは炭素数1〜20のアルキル基、アリール基
またはアラルキル基を示し、Xはハロゲン原子を示す。
nは0≦n≦4である。)で示される物が好ましく、四
塩化チタン、四臭化チタンの四ヨウ化チタン等のテトラ
ハロゲン化チタン、モノメトキシトリクロロチタン、ジ
メトキシジクロロチタン、トリメトキシモノクロロチタ
ン、テトラメトキシチタン、モノエトキシトリクロロチ
タン、ジエトキシジクロロチタン、トリエトキシモノク
ロロチタン、テトラエトキシチタン、モノイソプロポキ
シトリクロロチタン、ジイソプロポキシジクロロチタ
ン、トリイソプロポキシモノクロロチタン、テトライソ
プロポキシチタン、モノブトキシトリクロロチタン、ジ
ブトキシジクロロチタン、トリブトキシモノクロロチタ
ン、テトラブトキシチタン、モノペントキシトリクロロ
チタン、モノフェノキシトリクロロチタン、ジフェノキ
シジクロロチタン、トリフェノキシモノクロロチタン、
テトラフェノキシチタン等を挙げることができる。3価
のチタン化合物としては、四塩化チタン、四臭化チタン
等、四ハロゲン化チタンを水素、アルミニウム、チタン
あるいは周期律表I〜III族金属の有機金属化合物に
より還元して得られる三ハロゲン化チタンが挙げられ
る。また一般式Ti(OR)4−m(ここでRは炭
素数1〜20のアルキル基、アリール基またはアラルキ
ル基を示し、Xはハロゲン原子を示す。mは0≦m≦4
である。)で示される4価のハロゲン化アルコキシチタ
ンまたはテトラアルコキシチタンを周期律表I〜III
族金属の有機金属化合物により還元して得られる3価の
チタン化合物が挙げられる。これらのチタン化合物の中
で特にテトラハロゲン化チタンが好ましい。バナジウム
化合物としては四塩化バナジウム、四臭化バナジウム、
四ヨウ化バナジウム、テトラエトキシバナジウムの如き
4価のバナジウム化合物、オキシ三塩化バナジウム、エ
トキシジクロルバナジル、トリエトキシバナジル、トリ
ブトキシバナジル、の如き5価のバナジウム化合物、三
塩化バナジウム、バナジウムトリエトキシドの如き3価
のバナジウム化合物が挙げられる。
【0014】チタン化合物とバナジウム化合物を併用す
るときのV/Tiモル比は2/1〜0.01/1の範囲
が好ましい。
【0015】ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
酸化物(以下成分〔I〕−(1)と略記する)とチタン
化合物またはチタン化合物とバナジウム化合物(以下成
分〔I〕−(2)と略記する)との反応割合は成分
〔I〕−(1)の焼成処理の有無またはその焼成処理条
件により異なるが、成分〔I〕−(1)1gあたり、成
分〔I〕−(2)を0.01〜10.0mmol、好ま
しくは0.1〜5.0mmol、さらに好ましくは0.
2〜2.0mmol用い、反応させることが望ましい。
【0016】成分〔I〕−(1)と成分〔I〕−(2)
の反応方法としては、本発明の目的を損なわない限り特
に限定されないが、十分脱水処理を施した不活性炭化水
素溶媒(後述)の存在下に、温度20〜300℃、好ま
しくは50〜150℃で5分〜10時間加熱混合を行う
方法、あるいは成分〔I〕−(1)と成分〔I〕−
(2)とを不活性炭化水素の不存在下にそのまま接触さ
せ、反応生成物を得る方法が望ましい。
【0017】なお成分〔I〕−(1)と成分〔I〕−
(2)とを接触反応させた後、不活性炭化水素で数回洗
浄してもよい。また、成分〔I〕−(1)と成分〔I〕
−(2)とを接触反応させた後、不活性炭化水素を蒸発
除去してもよく、蒸発除去せずに、次の有機アルミニウ
ム化合物との接触反応工程へ進んでもよい。
【0018】次に、上記成分〔I〕−(1)と成分
〔I〕−(2)とを反応生成物と有機アルミニウム化合
物を接触させる工程について記述する。
【0019】本発明に使用される有機アルミニウム化合
物としては、一般式RnAlX3−n(ここでRは炭素
数1〜24、好ましくは1〜12のアルキル基、アリー
ル基、アラルキル基等の炭化水素残基、Xはハロゲンを
示し、nは0<n≦3である)である化合物が好適であ
り、具体的には、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエ
チルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロ
ミド、ジイソプロピルアルミニウムクロリド、メチルア
ルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリ
ド、イソプロピルアルミニウムクロリド、トリメチルア
ルミニム、トリエチルアルミニウム、トリイソプロピル
アルミニウム、トリイソプチルアルミニウム、トリオク
チルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、エチルア
ルミニウムセスキクロリド、などを挙げることができ、
ジエチルアルミニウムクロリドが特に好ましい。
【0020】成分〔I〕−(1)と成分〔I〕−(2)
の接触生成物と有機アルミニウム化合物(以下成分
〔I〕−(3)との接触割合は、成分〔I〕−(3)/
成分〔I〕−(2)モル比が0.1〜100好ましくは
0.2〜10さらに好ましくは0.5〜5が望ましい。
【0021】成分〔I〕−(1)と成分〔I〕−(2)
の接触生成物に成分〔I〕−(3)を接触させる方法と
しては特に限定されないが、具体的には、成分〔I〕−
(1)と成分〔I〕−(2)の接触生成物および成分
〔I〕−(3)を不活性炭化水素溶媒の存在下、温度2
0〜300℃、好ましくは50〜150℃で5分〜10
時間、加熱混合を行い両者を接触させ反応させ、該反応
終了後、未反応の有機アルミニウム化合物を不活性炭化
水素で数回洗浄することにより除去した後、不活性炭化
水素溶媒を蒸発除去し、第〔I〕成分を得る方法が好適
な方法として例示される。
【0022】2.第〔II〕成分 本発明に使用されるハロゲン化マグネシウムとしては実
質的に無水のものが用いられ、フッ化マグネシウム、塩
化マグネシウム、臭化マグネシウム、およびヨウ化マグ
ネシウムがあげられ、特に塩化マグネシウムが好まし
い。
【0023】また本発明において、これらのハロゲン化
マグネシウムはアルコール、エステル、ケトン、カルボ
ン酸、エーテル、アミン、スフィンなどの電子供与体で
処理したものであってもよい。
【0024】本発明に使用される一般式 Me(OR)z−n(ここでMeは周期律表I〜I
V族の元素、zは元素Meの原子価、nは0<n≦z、
Xはハロゲン原子を示す。またRは炭素数1〜20、好
ましくは1〜8、のアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基等の炭化水素残基を示し、それぞれ同一でもまた異
なっていてもよい)で表される化合物としては、たとえ
ばNaOR、Mg(OR)、Mg(OR)X、Ca
(OR)、Zn(OR)、Cd(OR)、B(O
R)、Al(OR)、Al(OR)X、Al(O
R)X、Si(OR)、Si(OR)X、Si
(OR)、Si(OR)X、Sn(OR)
どで示される各種の化合物をあげることができる。これ
らの好ましい具体例としては、Mg(OC
Mg(OC)Cl、Al(OCH、Al
(OC、Al(On−C、Al
(Oi−C、Al(On−C、A
l(Osec−C、Al(Ot−C
、Al(OCHCl、Al(OC
l、Al(On−CCl、Al(Oi−C
Cl、Al(On−CCl、Al
(Osec−CCl、Al(Ot−C
Cl、Al(OCH)Cl、Al(OC
)Cl、Al(On−C)Cl、Al
(Oi−C)Cl、Al(On−C)C
、Al(Osec−C)Cl、Al(Ot
−C)Cl、Si(OC、Si(O
Cl、Si(OCCl、Si
(OC)Cl、などの化合物をあげることがで
きる。
【0025】ハロゲン化マグネシウムと一般式Me(O
R)z−nで表される化合物との反応割合は、Me
/Mg(モル比)が0.01〜10、好ましくは0.1
〜5の範囲が望ましい。
【0026】ハロゲン化マグネシウム(以下成分〔I
I〕−(1))と一般式Me(OR)z−nで表さ
れる化合物(以下成分〔II〕−(2))との反応方法
は特に限定されるものではなく、不活性の炭化水素溶媒
の存在下または不存在下、温度0〜200℃にて30分
〜50時間、ボールミル、振動ミル、ロッドミル、衝撃
ミルなどを用いて共粉砕する方法を用いてもよく、ま
た、不活性炭化水素、アルコール類、フェノール類、エ
ーテル類、ケトン類、エステル類、アミン類、ニトリル
類等あるいはそれらの混合物からなる有機溶媒中で両者
を成分〔II〕−(1)と成分〔II〕−(2)を20
〜400℃、好ましくは50〜300℃の温度で5分〜
10時間混合加熱反応させ、しかる後溶媒を蒸発除去す
る方法を用いてもよい。本発明においては両者を共粉砕
する方法が好ましく用いられる。
【0027】本発明をさらに効果的にするために、ハロ
ゲン化マグネシウムと一般式Me(OR)z−n
表される化合物にさらにチタン化合物またはチタン化合
物およひバナジウム化合物を併用することもできる。こ
の併用するチタン化合物およびバナジウム化合物として
は、具体的には前記成分〔I〕−(2)として用いられ
る各種チタン化合物およびバナジウム化合物から任意に
選択されるものであり、成分〔I〕−(2)と同一また
は異なる化合物であってもどちらでもよいが、好ましく
は一般式Ti(OR)4−n(ここでRは炭素数1
〜20のアルキル基、アリール基またはアラルキル基を
示し、Xはハロゲン原子を示す、nは0≦n≦4、であ
る。)で表されるチタン化合物が望ましく、特に四塩化
チタンが望ましい。
【0028】このときチタン化合物またはチタン化合物
およびバナジウム化合物(以下〔II〕−(3)と略
す)の使用量は、〔II〕−(3)/〔II〕−(1)
(モル比)が0.01〜5、好ましくは0.05〜1と
するのが望ましい。
【0029】成分〔II〕−(1)および成分〔II〕
−(2)にさらに成分〔II〕−(3)を相互に接触さ
せる場合の接触方法としては、特に限定されなく、成分
〔II〕−(1)、成分〔II〕−(2)および成分
〔II〕−(3)を同時に接触させる方法、各成分を任
意の順序に接触させる方法のいずれでもよいが、好まし
くは成分〔II〕−(1)、成分〔II〕−(2)およ
び成分〔II〕−(3)を同時に接触させる方法、ある
いは成分〔II〕−(1)と成分〔II〕−(2)を予
め前記の如く接触させた後、成分〔II〕−(3)を接
触させる方法が望ましい。
【0030】成分〔II〕−(1)、成分〔II〕−
(2)および成分〔II〕−(3)を相互に接触させる
方法としては、成分〔II〕−(1)、と成分〔II〕
−(2)の前記接触方法と同様、有機溶剤中において接
触させる方法、共粉砕する方法等が好適に挙げられ、好
ましくは成分〔II〕−(1)、成分〔II〕−(2)
共粉砕させたのち、該共粉砕物と成分〔II〕−(3)
を有機溶剤中で反応させしかるのち溶媒を蒸発除去する
方法、〔II〕−(1)〜(3)を共粉砕する方法など
が望ましい。
【0031】かくして成分〔II〕−(1)および成分
〔II〕−(2)、さらに所望により成分〔II〕−
(3)を相互に接触させることにより第〔II〕成分が
得られる。
【0032】3.第〔III〕成分 本発明で使用される少なくとも一つのSi−N−C結合
を有するケイ素化合物としては、一般式 R Si(NR
4−(a+b+c+d) で表され、式中においてR、R、Rは水素または
炭素数1〜20、好ましくは水素または1〜12のアル
キル基、アリール基、アラルキル基等の炭化水素残基を
示し、Rは炭素数1〜20、好ましくは1〜12のア
ルキル基、アリール基、アラルキル基の炭化水素残基で
あり、R、RおよびRは互いに同一でもよく異な
ってもよく、また、R、RおよびRが炭化水素残
基の場合は、R、R、RおよびRは互いに同一
でも異なっていてもよく、Xはフッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素等のハロゲン原子または水素原子を表し、a,b,
cおよびdは0≦a<4、0≦b<4、0≦c<4、0
<d≦4、ただし0<a+b+c+d≦4を満足するも
のである。
【0033】これらのケイ素化合物の具体例としては、
Si{N(CH、 Si{N(C
、HSi{N(CH、 HSi{N
(C、CHSi{N(C
、 CHSi{N(C
Si{N(CH、CSi{N
(C、CSi{NC
、CSi{N(C
Si{N(CH、CSi{N
(C、CSi{NCH
Si{N(C、CSi
{N(CH、CSi{N(C
【0034】Si{NH(CH)}、 Si{NH
(C)}、HSi{NH(CH)}、 H
Si{NH(C)}、CHSi{NH(CH
)}、 CHSi{NH(C)}、C
Si{NH(CH)}、 CSi{NH
(C)}、CSi{NH(C
)}、 CSi{NH(C)}
Si{NH(CH)}、 CSi
{NH(C)}、CSi{NH(C
)}、 CSi{NH(C)}
Si{NH(CH)}、 CSi
{NH(C)}
【0035】HSi{N(CH、HCH
Si{N(C、HCSi{N(C
、(CHSi{NCH
(CH)(C)Si{N(CH
(CH)(C)Si{N(CH
(CH)(C)Si{N(CH、H
Si{N(C、HCHSi{N(C
、HCSi{N(C
、(CHSi{N(C、(CH
)(C)Si{N(C、(CH
)(C)Si{N(C、(CH
)(C)Si{N(C
【0036】HSi{NH(CH)}、HCH
Si{NH(CH)}、HCSi{NH(C
)}、(CHSi{NH(CH)}
(CH)(C)Si{NH(CH)}
(CH)(C)Si{NH(CH)}
(CH)(C)Si{NH(CH)}、H
Si{NH(C)}、HCHSi{NH
(C)}、HCSi{NH(C
)}、(CHSi{NH(C)}
、(CH)(C)Si{NH(C)}
、(CH)(C)Si{NH(C)}
、(CH)(C)Si{NH(C)}
【0037】HSiN(CHCHSiN
(CH、HSiN(CH、H
(CHSiN(CH、H(C
iN(CH、(CHSiN(CH
(CH(C)SiN(CH、(CH
)(CSiN(CH、HSiN
(C、HCHSiN(C、H
SiN(C)2、H(CHSi
N(C、H(CSiN(C
、(CHSiN(C、(C
(C)SiN(C、(C
)(CSiN(C
【0038】HSiNH(CH)、HCHSi
NH(CH)、HSiNH(CH)、H
(CHSiNH(CH)、H(C
iNH(CH)、(CHSiNH(CH)、
(CH(C)SiNH(CH)、(CH
)(CSiNH(CH)、HSiNH
(C)、HCHSiNH(C)、H
SiNH(C)、H(CHSiN
H(C)、H(CSiNH(C
)、(CHSiNH(C)、(CH
(C)SiNH(C)、(CH
(CSiNH(C)、
【0039】Si{N(CHCl、Si{N
(CCl、HSi{N(CH
Cl、HSi{N(CCl、CHSi
{N(CHCl、CHSi{N(C
Cl、CSi{N(CH
Cl、CSi{N(CCl、
Si{N(CHCl、CSi
{N(CCl、CSi{N(CH
Cl、CSi{N(C
Cl、CSi{N(CHCl、C
Si{N(CCl、CSi{N
(CHCl、CSi{N(C
Cl、
【0040】Si{NH(CH)}Cl、Si{N
H(C)}Cl、HSi{NH(CH)}
Cl、HSi{NH(C)}Cl、CHSi
{NH(CH)}Cl、CHSi{NH(C
)}Cl、CSi{NH(CH)}
l、CSi{NH(C)}Cl、C
Si{NH(CH)}Cl、CSi{NH
(C)}Cl、CSi{NH(C
)}Cl、CSi{NH(C)}
Cl、CSi{NH(CH)}Cl、C
Si{NH(C)}Cl、CSi{N
H(CH)}Cl、CSi{NH(C
)}Cl、等があげられる。また
【0041】
【化1】
【0042】
【化2】
【0043】等環状アミノ基を有するケイ素化合物も用
いることができる。これらの化合物の中でSi{N(C
、CHSi{N(CH、HC
Si{N(CH、HCHSi{N(C
、(CHSi{N(CH
、(CHSi{N(Cが特に好
ましい。
【0044】4.固体触媒成分の製造 本発明における固体触媒成分は、前記第〔I〕成分およ
ひ第〔II〕成分をまず反応させ、しかるのち第〔II
I〕成分を接触反応させることにより得られるものであ
る。
【0045】第〔I〕成分と第〔II〕成分の反応割合
は、成分〔I〕−(1)1gあたり成分〔II〕−
(1)が0.01〜20.0mmol、好ましくは0.
1〜10mmol、さらに好ましくは0.2〜4.0m
molとなるようにすることが望ましい。
【0046】第〔I〕成分と第〔II〕成分の反応物と
第〔III〕成分の反応割合は、成分〔III〕/(成
分〔I〕−(2)+成分〔II〕−(3))(モル比)
が0.01〜10、好ましくは0.03〜5、さらに好
ましくは0.05〜1となるようにすることが望まし
い。
【0047】第〔I〕成分と第〔II〕成分との反応方
法は、特に制限されるものではなく、温度0〜200℃
にて、30分〜50時間、共粉砕処理を行ってもよい
し、また不活性炭化水素、アルコール類、フェノール
類、エーテル類、ケトン類、エステル類、ニトリル類、
アミン類など、あるいはそれらの混合物からなる有機溶
媒中で、温度50〜300℃で、1分〜48時間混合加
熱し、しかる後溶媒を除去する方法を用いてもよく、好
ましくは有機溶媒中で処理した後、該有機溶媒を除去す
る方法が望ましい。
【0048】第〔I〕成分と第〔II〕成分との反応生
成物と成分〔III〕の反応方法は、特に制限されるも
のではなく共粉砕処理により反応させてもよく、また不
活性炭化水素溶媒の存在下あるいは不存在下に反応させ
てもよい。この時の反応は、温度0〜300℃好ましく
は20〜150℃の加熱下に5分〜20時間行うことが
望ましい。
【0049】もちろん、第〔I〕成分、第〔II〕成
分、第〔III〕成分および固体触媒成分の調製の際の
操作は不活性ガス雰囲気中で行うべきであり、また、湿
気はできるだけ避けるべきである。
【0050】なお本発明の第〔I〕成分、第〔II〕成
分、第〔III〕成分および固体触媒成分の調製に用い
られる前記各種の有機溶媒は、以下の通りである。
【0051】まず、本発明において用いる前記不活性炭
化水素溶媒とは、一般のziegler触媒に不活性な
炭化水素溶媒であれば特に限定されるものではなく、例
えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ノナン、デカン、ベンゼン、トルエン、
キシレン等、またはこれらの混合物等を挙げることがで
きる。
【0052】本発明において用いる前記アルコール類お
よびフェノール類とは一般式ROH(ここでRは炭化水
素1〜20のアルキル基、アルケニル基、アリール基、
アラルキル基等の炭化水素残基、または酸素、窒素、イ
オウ、塩素その他の元素を含む有機残基である)で表さ
れる化合物をいい、具体的にはメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、フェ
ノール、クロロフェノール、ベンジルアルコール、メチ
ルセロソルブおよびエチルセロソルブ等またはこれらの
混合物等をあげることができる。
【0053】また、用いる前記エーテルとしては、一般
式R−O−R’(ここでR,R’は炭素数1〜20のア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基等
の炭化水素残基を示し、同一でもまた異なっていてもよ
い。これらは酸素、窒素、イオウ、塩素、その他の元素
を含む有機残基であってもよい。またRとR’とで環状
を形成していてもよい)で表される化合物が好ましく用
いられ、これらの具体的なものとしては、ジメチルエー
テル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、ジアミルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アニソール等が挙げられる。またこれ
らは混合物として用いてもよい。
【0054】用いる前記ケトンとしては、一般式
【0055】
【化3】
【0056】(ここでR,R’は炭素数1〜20のアル
キル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基等の
炭化水素残基を示し、同一でもまた異なっていてもよ
い。これらは酸素、窒素、イオウ、塩素、その他の元素
を含む有機残基であってもよい。またRとR’とで環状
を形成していてもよい)で表される化合物が好ましく用
いられ、これらの具体的なものとしては、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルブ
チルケトン、ジヘキシルケトン、アセトフェノン、ジフ
ェニルケトン、シクロヘキサノン等が挙げられる。また
これらは混合物として用いてもよい。
【0057】また前記エステル類としては、炭素数2〜
30の有機酸エステルが挙げられ、具体的には、ギ酸メ
チル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸オ
クチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸エチ
ル、メタクリル酸メチル、安息香酸メチル、安息香酸エ
チル、安息香酸プロピル、安息香酸オクチル、安息香酸
フェニル、安息香酸ベンジル、o−メトキシ安息香酸エ
チル、p−メトキシ安息香酸エチル、p−エトキシ安息
香酸ブチル、p−トルイル酸メチル、p−トルイル酸エ
チル、p−エチル安息香酸エチル、サリチル酸エチル、
サリチル酸フェニル、ナフエト酸メチル、ナフエト酸エ
チル、アニス酸エチル、など、またはこれらの混合物が
挙げられる。
【0058】また前記ニトリル類としては、たとえばア
セトニトリル、プロピオニトリル、ブチルニトリル、ペ
ンチロニトリル、ベンゾニトリル、ヘキサンニトリル、
等が例示され、またこれらは混合物として用いてもよ
く、また前記アミン類としてはメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、トリブチルアミン、ピペリジ
ン、トリベンジルアミン、アニリン、ピリジン、ピコリ
ン、テトラメチレンジアミン等があげられ、これらは混
合物として用いてもよい。
【0059】かくして、成分〔I〕成分および第〔I
I〕成分を接触反応させ、しかる後、第〔III〕成分
を接触反応させることにより固体触媒成分を得る。
【0060】かかる固体粉末は、そのまま固体触媒成分
としてポリオレフィン製造に供することができ、十分な
性能を有するが、該固体成分を前記成分〔I〕−(3)
として用いられる各種有機アルミニウム化合物により接
触処理したのち固体触媒成分として用いられることによ
り、さらに本発明の効果を高めることができる。ここで
用いる有機アルミニウム化合物は成分〔I〕−(3)と
同一化合物であっても異なる化合物であってもよい。
【0061】この場合の接触方法としては、特に限定さ
れるものではないが、不活性炭化水素溶媒の存在下、温
度0〜300℃、好ましくは20〜150℃にて5分〜
10時間混合加熱反応させしかる後、溶媒、蒸発除去す
る方法が好ましく用いられる。もちろん、これらの操作
は不活性ガス雰囲気中で行うべきであり、また、湿気は
できるだけ避けるべきである。
【0062】なお、このときの有機アルミニウム化合物
の接触反応割合は、有機アルミニウム化合物/{成分
〔I〕−(2)+成分〔II〕−(3)(任意成分)}
(モル比)が、0.1〜100、好ましくは0.2〜1
0、さらに好ましくは0.5〜5となるようにするのが
よい。
【0063】<2>有機金属化合物 本発明に用いる触媒は前記固体触媒成分と、有機金属化
合物からなり、有機金属化合物としてはチグラー触媒の
一成分として知られている周期律表第I〜IV族の有機
金属化合物を使用できるが、特に有機アルミニウム化合
物および有機亜鉛化合物が好ましい。具体的な例として
は一般式RAl、RAlX、RAlX、RAl
OR、RAl(OR)XおよびRAlの有機ア
ルミニウム化合物(ただしRは炭素数1〜20のアルキ
ル基またはアリール基、Xはハロゲン原子などの炭化水
素基を示し、Rは同一でもまた異なってもよい)または
一般式RZn(ただしRは炭素数1〜20のアルキル
基であり二者同一でもまた異なっていてもよい)の有機
亜鉛化合物で示されるもので、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブチルア
ルミニウム、トリsec−ブチルアルミニウム、トリt
ert−ブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウ
ム、トリオクチルアルミニウム、ジエチルアルミニウム
クロリド、ジイソプロピルアルミニウムクロリド、エチ
ルアルミニウムセキスクロリド、ジエチル亜鉛およびこ
れらの混合物等があげられる。有機金属化合物の使用量
は特に制限はないが、通常チタン化合物および/または
バナジウム化合物に対して0.1〜1000mol倍使
用することができる。
【0064】本発明においては、有機金属化合物成分
は、前記有機金属化合物と有機酸エステルとの混合物も
しくは付加化合物として用いることも好ましく採用する
ことができる。
【0065】この時有機金属化合物と有機酸エステルを
混合物として用いる場合には、有機金属化合物1モルに
対して、有機酸エステルを通常0.1〜1モル、好まし
くは0.2〜0.5モル使用する。また、有機金属化合
物と有機酸エステルとの付加化合物として用いる場合
は、有機金属化合物:有機酸エステルのモル比が2:1
〜1:2のものが好ましい。
【0066】この時に用いられる有機酸エステルとは、
炭素数が1〜24の飽和もしくは不飽和の一塩基性ない
し二塩基性の有機カルボン酸素と炭素数1〜30のアル
コールとのエステルである。具体的には、ギ酸メチル、
酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸フェニル、酢酸オクチ
ル、メタクリル酸メチル、ステアリン酸エチル、安息香
酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸n−プロピル、安
息香酸i−プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸ヘキシ
ル、安息香酸シクロペンチル、安息香酸シクロヘキシ
ル、安息香酸フェニル、安息香酸4−トリル、サリチル
酸メチル、サリチル酸エチル、p−オキシ安息香酸メチ
ル、p−オキシ安息香酸エチル、サリチル酸フェニル、
p−オキシ安息香酸シクロヘキシル、サリチルサンベン
ジル、α−レゾルシン酸エチル、アニス酸メチル、アニ
ス酸エチル、アニス酸フェニル、アニス酸ベンジル、o
−メトキシ安息香酸エチル、p−エトキシ安息香酸メチ
ル、p−トルイル酸メチル、p−トルイル酸エチル、p
−トルイル酸フェニル、o−トルイル酸エチル、m−ト
ルイル酸エチル、p−アミン安息香酸メチル、p−アミ
ン安息香酸エチル、安息香酸ビニル、安息香酸アリル、
安息香酸ベンジル、ナフトエ酸エチルなどをあげること
ができる。
【0067】これらの中でも特に好ましいのは安息香
酸、o−またはp−トレイル酸またはp−アニス酸のア
ルキルエステルであり、特にこれらのメチルエステル、
エチルエステルが好ましい。
【0068】<3>オレフィンの重合 本発明の触媒を使用してのオレフィンの重合はスラリー
重合、溶液重合または気相重合にて行うことができる。
特に本発明の触媒は気相重合に好適に用いることがで
き、重合反応は通常のチグラー型触媒によるオレフィン
重合反応と同様にしておこなわれる。すなわち反応はす
べて実質的に酸素、水などを絶った状態で不活性炭化水
素の存在化、あるいは不存在下で行われる。オレフィン
の重合条件は温度は20ないし120℃、好ましくは5
0ないし100℃であり、圧力は常圧ないし70kg/
cm、好ましくは2ないし60kg/cmである。
分子量の調節は重合温度、触媒のモル比などの重合条件
を変えることによってある程度調節できるが重合系中に
水素を添加することにより効果的に行われる。もちろ
ん、本発明の触媒を用いて、水素濃度、重合温度など重
合条件の異なった2段階ないしそれ以上の多段階の重合
反応も何等支障なく実施できる。
【0069】本発明の方法はチグラー触媒で重合できる
すべてのオレフィンの重合に適用可能であり、特に炭素
数2〜12のα−オレフィンが好ましく、たとえばエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、ヘキセン−1、4−メ
チルペンテン−1などのα−オレフィン類の単独重合お
よびエチレンとプロピレン、エチレンと1−ブテン、エ
チレンとヘキセン−1、エチレンと4−メチルペンテン
−1等のエチレン炭素数3〜12のα−オレフィンの共
重合、プロピレンと1−ブテンの共重合およびエチレン
と他の2種類以上のα−オレフィンとの共重合などに好
適に使用される。
【0070】また、ポリオレフィンの改質を目的とする
場合のジエンとの共重合も好ましく行われる。この時使
用されるジエン化合物の例としてはブタジエン、1,4
−ヘキサジエン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペ
ンタジエン等を挙げることができる。
【0071】なお、共重合の際のコモノマー含有率は任
意に選択できうるものであるが、例えば、エチレンと炭
素数3〜12のα−オレフィンとの共重合の場合、エチ
レン・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィン含有
量は0〜40モル%好ましくは0〜30モル%とするの
が望ましい。
【0072】
【発明の効果】本発明の固体触媒成分と有機金属化合物
を触媒として得られるオレフィン単独重合体または共重
合体は、かさ比重が著しく高く、平均粒径が比較的大き
く、粒径分布が狭く微粒子状粉末部分が少ないため、重
合時における反応器壁へのポリマーの付着が少なく安定
した運転が可能であり、さらに成形加工時の粉塵の発生
が防止でき成形加工時の能率を高めることができるのみ
ならず、ペレット化工程をも省略しうる。
【0073】またポリマーの分子量分布がせまいため特
にフィルムに供した場合、強度が高く透明性にすぐれ、
かつ抗ブロッキング性およびヒートシール性にすぐれる
等多くの効果を発揮しうる。
【0074】
〔ポリマー物性測定方法〕
融点: 走査熱量計(DSC、セイコー電子(株)社製
型)を用い、サンプル重量5mgで、180℃で一度溶
融後、−40℃まで冷却しその後10℃/minの速度
で昇温した時の吸熱ピークトップの温度を融点とした。 ヘキサン抽出: 共重合体パウダーを180℃でロール
練りし、次に5cm×5cm×0.2mmのシートにプ
レス成形し、それを沸とうヘキサン中で5hr抽出した
時の重量減少の%をヘキサン抽出量とした。 N値: 島津製フローテスター(CFT−500)を使
用し、170℃で資料に種々の荷重を加え、直径2.0
±0.01mm、長さ40.0±0.01mmのダイよ
り押し出し、下式によりせん断応力に対するせん断速度
勾配を計算しN値とする。
【0075】
【数1】
【0076】実施例1 (a)固体触媒成分の製造 攪はん機および還流冷却器をつけた500ml三ツ口フ
ラスコに600℃で焼成したSiO(富士デビソン、
#955)50gを入れ、脱水ヘキサン160ml、四
塩化チタン3.3mlを加えてヘキサンリフラックス下
3時間反応させた。冷却後、ジエチルアルミニウムクロ
リドの1mmol/ccのヘキサン溶液を45ml加え
て再びヘキサンリフラックスで2時間反応させた後、1
20℃で減圧乾燥を行いヘキサンを除去した。1/2イ
ンチ直径を有するステンレススチール製ボールが25個
入った内容積400mlのステンレススチール製ポット
に、市販の無水塩化マグネシウム10g、およびアルミ
ニウムトリエトキシド4.2gを入れ窒素雰囲気下、室
温で16時間ボールミリングを行い反応生成物を得た。
該反応生成物5.4gを脱水エタノール160mlに溶
解させ、その溶液を全量、成分〔I〕が入っている三ツ
口に加え、エタノールリフラックス下3時間反応させた
後、150℃で6時間減圧乾燥を行った。次にビス(ジ
メチルアミノ)ジメチルシラン1.0mlを添加し90
℃で3時間反応させ、固体触媒成分を得た。
【0077】(b)気相重合 気相重合装置としては攪はん機が付いたステンレス製オ
ートクレープを用い、ブロワー、流量調節器および乾式
サイクロンでループをつくり、オートクレープはジャケ
ットに温水を流すことによって温度を調節した。80℃
に調節したオートクレープに上記固体触媒成分を250
mg/hr、およひトリエチルアルミニウムを50mm
ol/hrの速度で供給し、またオートクレープ気相中
のブテン−1/エチレンモル比を0.30に、水素/エ
チレンモル比を0.1となるように調製しながら各々の
ガスを供給し、全圧を8kg/cmGに保ちながらブ
ロワーにより系内のガスを循環させ、生成ポリマーを間
欠的に吹き出しながら10時間の連続重合を行った。生
成したエチレン共重合体は、メルトフローレイト(MF
R)1.01g/10min、(ASTM−D1238
−65T準拠、条件190℃、荷重2.16kg)、密
度0.9201g/cmであり、かさ密度0・47g
/cm、平均粒径740μmの形状の丸い粒状物であ
った。触媒効率は200,000g共重合体/gTiと
きわめて高活性であった。また、10時間の連続重合
後、オートクレープ内部の点検を行ったところ、内壁お
よび撹はん機には全くポリマーは付着していなかった。
この共重合体のN値は1.42と分子量分布は極めて狭
く、融点は121.3℃、ヘキサン抽出量は2.0wt
%であった。
【0078】実施例2 実施例1において成分〔III〕としてビス(ジメチル
アミノ)ジメチルシラン1.0mlの代わりにテトラキ
ス(ジメチルアミノ)シラン1.4mlを用いることを
除いては実施例1と同様な方法で固体触媒成分を合成し
た。上記固体触媒成分を用いて実施例1と同様な方法で
重合を行ったところ、触媒効率は200,000g共重
合体/gTiと高活性で、MFR0.92g/10mi
n、密度0.9208g/cm、かさ比重0.44g
/cm、平均粒径760μmの形状の丸い粒状物が得
られた。また、N値は1.42と分子量分布が狭く、融
点は121.6℃、ヘキサン抽出量は2.1wt%であ
った。
【0079】実施例3 実施例1において成分〔III〕としてビス(ジメチル
アミノ)ジメチルシラン1.0mlの代わりにビス(ジ
メチルアミノ)メチルシラン3.5mlを用いることを
除いては実施例1と同様な方法で固体触媒成分を合成し
た。上記固体触媒成分を用いて実施例1と同様な方法で
重合を行ったところ、触媒効率は230,000g共重
合体/gTiと高活性で、MFR1.05g/10mi
n、密度0.9198g/cm、かさ比重0.44g
/cm、平均粒径830μmの形状の丸い粒状物が得
られた。また、N値は1.43と分子量分布が狭く、融
点は121.8℃、ヘキサン抽出量は2.2wt%であ
った。
【0080】実施例4 実施例1において成分〔I〕−(2)として四塩化チタ
ン3.3mlの代わりにテトラキスブトキシシタン10
mlを用いることを除いては実施例1と同様方法で固体
触媒成分を合成し、1g当たり20mgのチタンを含有
した固体触媒成分をえた。オートクレーブ気相中のブテ
ン−1/エチレン(モル比)を0.35とすることを除
いては、実施例1と同様な方法で重合を行ったところ、
触媒効率は260,000g共重合体/gTiと高活性
で、MFR0.86g/10min、密度0.9201
g/cm、かさ比重0.46g/cm、平均粒径8
60μmの形状の丸い粒状物が得られた。また、N値は
1.42と分子量分布が狭く、融点は120.5℃、ヘ
キサン抽出量は2.0wt%であった。
【0081】実施例5 実施例1において成分〔II〕−(2)としてアルミニ
ウムトリエトキシドの代わりにボロントリエトキシド
3.6gを用いることを除いては実施例1と同様な方法
で固体触媒成分を合成した。上記固体触媒成分を用い実
施例1と同様な方法で重合を行ったところ、触媒効率は
200,000g共重合体/gTiと高活性で、MFR
0.83g/10min、密度0.9205g/c
、かさ比重0.45g/cm、平均粒径720μ
mの形状の丸い粒状物が得られた。また、N値は1.4
4と分子量分布が狭く、融点は121.7℃、ヘキサン
抽出量は2.3wt%であった。
【0082】実施例6 実施例1において成分〔II〕−(2)としてアルミニ
ウムトリエトキシドの代わりにマグネシウムエトキシド
2.9gを用いることを除いては実施例1と同様な方法
で固体触媒成分を合成した。上記固体触媒成分を用い実
施例1と同様な方法で重合を行ったところ、触媒効率は
190,000g共重合体/gTiと高活性で、MFR
1.10g/10min、密度0.9206g/c
、かさ比重0.45g/cm、平均粒径680μ
mの形状の丸い粒状物が得られた。また、N値は1.4
4と分子量分布が狭く、融点は120.6℃、ヘキサン
抽出量は2.2wt%であった。
【0083】実施例7 実施例1において成分〔I〕−(1)としてSiO
代わりにAlを用いることを除いては実施例1と
同様な方法で固体触媒成分を合成した。上記固体触媒成
分を用い実施例1と同様な方法で重合を行ったところ、
触媒効率は150,000g共重合体/gTiと高活性
で、MFR1.40g/10min、密度0.9235
g/cm、かさ比重0.44g/cm、平均粒径5
90μmの形状の丸い粒状物が得られた。また、N値は
1.41と分子量分布が狭く、融点は120.3℃、ヘ
キサン抽出量は2.1wt%であった。
【0084】実施例8 実施例1において成分〔I〕−(1)としてSiO
代わりにSiO−Alを用いることを除いては
実施例1と同様な方法で固体触媒成分を合成した。触媒
効率は160,000g共重合体/gTiと高活性で、
MFR0.69g/10min、密度0.9237g/
cm、かさ比重0.42g/cm、平均粒径610
μmの形状の丸い粒状物が得られた。また、N値は1.
42と分子量分布が狭く、融点は120.9℃、ヘキサ
ン抽出量は2.2wt%であった。
【0085】実施例9 実施例1において成分〔I〕−(2)として四塩化チタ
ン3.3mlの代わりに四塩化チタン3.3mlおよび
トリエトキシバナジル0.5mlを用いることを除いて
は実施例1と同様方法で固体触媒成分を合成し、1g当
たり20mgのチタンおよび6mgのバナジウムを含有
した固体触媒成分を得た。上記固体触媒成分を用い実施
例1と同様な方法で重合を行ったところ、触媒効率は2
20,000g共重合体/gTiと高活性で、MFR
1.51g/10min、密度0.9206g/c
、かさ比重0.43g/cm、平均粒径760μ
mの形状の丸い粒状物が得られた。また、N値は1.4
5と分子量分布が狭く、融点は122.1℃、ヘキサン
抽出量は2.4wt%であった。
【0086】実施例10 攪はん機および還流冷却器をつけた500ml三ツ口フ
ラスコに600℃で焼成したSiO(富士デビソン、
#955)50gを入れ、脱水ヘキサン160ml、四
塩化チタン3.3mlを加えてヘキサンリフラックス下
3時間反応させた。冷却後、ジエチルアルミニウムクロ
ライドの1mmol/ccのヘキサン溶液を45ml加
えて再びヘキサンリフラックスで2時間反応させた後、
120℃で減圧乾燥を行いヘキサンを除去した。1/2
インチ直径を有するステンレススチール製ボールが25
個入った内容積400mlのステンレススチール製ポッ
トに、市販の無水塩化マグネシウム10g、およびアル
ミニウムトリエトキシド4.2gおよび四塩化チタン
2.7gを入れ窒素雰囲気下、室温で16時間ボールミ
リングを行い反応生成物を得た。(成分〔II〕) 該反応生成物5.4gを脱水エタノール160mlに溶
解させ、その溶液を全量成分〔I〕が入っている三ツ口
フラスコに加え、エタノールリフラックス下3時間反応
させた後、150℃で6時間減圧乾燥を行った。次にビ
ス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン1.2mlを添加
し90℃で3時間反応させ、固体触媒成分を得た。得ら
れた固体触媒成分1g中のチタンの含有量は25mgで
あった。上記固体触媒成分を用い実施例1と同様な方法
で重合を行ったところ、触媒効率は260,000g共
重合体/gTiと高活性で、MFR0.85g/10m
in、密度0.9201g/cm、かさ比重0.46
g/cm、平均粒径840μmの形状の丸い粒状物が
得られた。また、N値は1.42と分子量分布が狭く、
融点は122.1℃、ヘキサン抽出量は2・4wt%で
あった。
【0087】比較例1 攪はん機および還流冷却器をつけた500ml三ツ口フ
ラスコに600℃で焼成したSiO(富士デビソン、
#955)50gを入れ、脱水ヘキサン160ml、四
塩化チタン2.2mlを加えてヘキサンリフラックス下
3時間反応させた。冷却後ジエチルアルミニウムクロラ
イドの1mmol/ccのヘキサン溶液を30ml加え
て再びヘキサンリフラックスで2時間反応させた後、1
20℃で減圧乾燥を行いヘキサンを除去した。(成分
〔I〕) 1/2インチ直径を有するステンレススチール製ボール
が25個入った内容積400mlのステンレススチール
製ポットに、市販の無水塩化マグネシウム10g、およ
びアルミニウムトリエトキシド4.2gを入れ窒素雰囲
気下、室温で16時間ボールミリングを行い反応生成物
を得た。(成分〔II〕) 該反応生成物5.4gを脱水エタノール160mlに溶
解させ、その溶液を全量、成分〔I〕が入っている三ツ
口フラスコに加え、エタノールリフラックス下3時間反
応させた後、150℃で6時間減圧乾燥を行い、固体触
媒成分を得た。上記固体触媒成分を用い実施例1と同様
な方法で重合を行ったところ、触媒効率は200,00
0g共重合体/gTiと高活性で、MFR1.00g/
10min、密度0.9208g/cm、かさ比重
0.45g/cm、平均粒径600μmの形状の粒状
物が得られた。また、N値は1.48と実施例と比較し
て分子量分布が広く、融点は122.9℃、ヘキサン抽
出量は3.6wt%と多かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる触媒製造例を示すフローチャー
トである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体触媒成分と有機金属化合物を触媒と
    してオレフィンを重合または共重合する方法において、
    該固体触媒成分が、下記〔I〕の反応生成物と〔II〕
    の反応生成物をまず反応させ、この反応生成物に〔II
    I〕の化合物を反応させて得られる物質からなることを
    特徴とするポリオレフィンの製造方法 〔I〕(1)ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
    酸化物および(2)チタン化合物またはチタン化合物と
    バナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物にさ
    らに(3)有機アルミニウム化合物を反応させて得られ
    る反応生成物、 〔II〕(1)ハロゲン化マグネシウムおよび (2)一般式Me(OR)z−n (ここでMeは周期律表I〜IV族の元素、zは元素M
    eの原子価、nは0<n≦z、Xはハロゲン原子、Rは
    炭素数1〜20の炭化水素残基を示す)で表される化合
    物を反応させて得られる反応生成物、および 〔III〕少なくとも一つのSi−N−C結合を有する
    ケイ素化合物。
  2. 【請求項2】 固体触媒成分と有機金属化合物を触媒と
    してオレフィンを重合または共重合する方法において、
    該固体触媒成分が、下記〔I〕の反応生成物と〔II〕
    の反応生成物をまず反応させ、この反応生成物に〔II
    I〕の化合物を反応させて得られる物質からなることを
    特徴とするポリオレフィンの製造方法; 〔I〕(1)ケイ素酸化物および/またはアルミニウム
    酸化物および(2)チタン化合物またはチタン化合物と
    バナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物にさ
    らに(3)有機アルミニウム化合物を反応させて得られ
    る反応生成物、 〔II〕(1)ハロゲン化マグネシウム (2)一般式Me(OR)z−n (ここでMeは周期律表I〜IV族の元素、zは元素M
    eの原子価、nは0<n≦z、Xはハロゲン原子、Rは
    炭素数1〜20の炭化水素残基を示す)で表される化合
    物、および、(3)チタン化合物またはチタン化合物と
    バナジウム化合物を反応させて得られる反応生成物およ
    び 〔III〕少なくとも一つのSi−N−C結合を有する
    ケイ素化合物。
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