JPH06320705A - プリント方法及び装置及びそのプリント物及び加工品 - Google Patents

プリント方法及び装置及びそのプリント物及び加工品

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JPH06320705A
JPH06320705A JP5111477A JP11147793A JPH06320705A JP H06320705 A JPH06320705 A JP H06320705A JP 5111477 A JP5111477 A JP 5111477A JP 11147793 A JP11147793 A JP 11147793A JP H06320705 A JPH06320705 A JP H06320705A
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像品質が高く、印刷速度、保守作業、ラン
ニングコストの面で改善されたプリント装置及び方法を
提供することを目的とする。 【構成】 布帛36にインクジェット法以外の方式によ
りマーク231を付した画像230を印刷し、その印刷
された画像230に更に対応する画像をプリントする
際、その印刷されたマーク231をラインセンサ57で
検出して、その検出されたマーク231の位置に基づい
て画像をプリントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプリントヘッド
を走査して逐次方式でプリントを行うプリント方法及び
装置そのプリント物及び加工品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の布や織物等に印刷する捺染方法と
しては、ローラに模様を刻み込んで布地に押し当てて連
続柄を生成するローラ捺染や、スクリーン型に版を作
り、重ね合わせたい色及び重ねたい模様の数に対応した
スクリーン版を用いたスクリーン捺染が主なものであっ
た。これに代わるものとして、インクジェット方式の印
刷手段を応用した布帛への印刷装置が実用化されてい
る。
【0003】インクジェット方式による印刷方式を用い
た印刷装置としては、紙をプリント媒体とするプリンタ
装置やコピー装置が知られている。これは複数の原色イ
ンクをドットマトリクス状にプリント媒体上に吐出し、
ドット配置や重ね合わせによる混色により多種多様な色
の表現を可能としたものである。これにより、全く新し
いデザイン環境の提案や、対環境性をも含めた生産現場
の革新といった極めて多くの点で注目されている。
【0004】しかし、一言に布帛といっても、綿、絹、
毛で形成された天然繊維を用いたものもあれば、ナイロ
ン、ポリエステル、アクリル等の合成繊維で作られたも
のもあり、これらプリント媒体の種類に応じて色々の技
術課題が生ずる。尚、捺染に関する詳細は、電気大学出
版局より発行された「染色」(近藤一夫監修)を参照さ
れたい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例のインクジェッ
ト法をもちいた印刷技術では、インクを滴状にし、布に
対しドットマトリクス状に付着させることで捺染を行な
うため、次の様な欠点があった。 (1)同一色を一様に印刷する場合には、インクジェッ
トヘッドのノズル毎のインク吐出量の不均一さにより、
印刷された画像にスジやムラ等が生じ、画質の低下を招
く。これにより、商品価値が低下したり、商品価値がな
くなる等の致命的な結果を招くことになる。 (2)染色に必要なインク量がインクジェットヘッドよ
り吐出されるインク量より多い場合、布帛の種類によっ
ては、色濃度の低下や繊維の隙間に非染色部が生じる等
の欠点がある。 (3)印刷するインクが単色の場合と、複数インクを混
色する場合とを比べると、染色したい色によってはイン
クの絶対量が少なくなり、色濃度の低下や繊維の隙間に
非染色部が生じる等の欠点がある。 (4)布帛への捺染においては、一般に布地の全領域へ
の染色が行なわれてインク吐出量が膨大となるため、イ
ンクジェットヘッドのインク吐出回数も多くなる。これ
によりヘッド寿命が短くなり、使用するヘッド数、及び
その交換回数も大きなものとなる。この結果、ランニン
グコストの上昇、保守作業の煩わしさが増える。
【0006】また一方、ノズルよりのインク吐出量に比
例して、ノズルの吐出口付近に付着するインク量が多く
なるため、その付着したインクを解消するためのクリー
ニング動作を行なう必要が生じる。この結果、全体の印
刷速度を低下させる。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、画像品質が高く、印刷速度、保守作業、ランニング
コストの面で改善されたプリント方法及び装置及びその
プリント物及び加工品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリント装置は以下の様な構成を備える。即
ち、プリント媒体にプリントを行うプリント装置であっ
て、前記プリント媒体にインクジェット法以外の方式に
よりマークを付した画像を印刷する印刷手段と、前記印
刷手段により印刷された前記マークを検出する検出手段
と、前記検出手段により検出された前記マークの位置に
基づいて前記印刷手段により印刷された画像に更に対応
する画像をプリントするプリント手段とを有する。
【0009】上記目的を達成するために本発明のプリン
ト方法は以下の様な構成を備える。即ち、プリント媒体
にプリントを行うプリント方法であって、前記プリント
媒体にインクジェット法以外の方式によりマークを付し
た画像を印刷する印刷工程と、前記印刷工程により印刷
された前記マークを検出する検出工程と、前記検出工程
により検出された前記マークの位置に基づいて前記印刷
工程により印刷された画像に更に対応する画像をプリン
トするプリント工程とを有する。
【0010】
【作用】以上の構成において、プリント媒体にインクジ
ェット法以外の方式によりマークを付した画像を印刷
し、その印刷された画像に更に対応する画像をプリント
する際、その印刷されたマークを検出して、その検出さ
れたマークの位置に基づいて画像のプリントを行う。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0012】なお、本明細書において「プリント」とは
「捺染」の意味を含むものであり、広く布帛や紙等の被
プリント媒体に画像を付与することを言う。
【0013】またプリント媒体としては、布帛、壁紙、
紙、OHP用シート等が挙げられる。特に布帛、壁紙等
のような、低吸水性のプリント媒体に対して本発明は好
適である。尚、本発明において、布帛とは素材、織り
方、編み方を問わず、一切の織物、不織布及びその他の
布地を含むものとする。また、本明細書において壁紙と
は、紙、布地、或いはポリ塩化ビニル等の合成樹脂シー
トを素材とする壁用貼付け材を含むものとする。
【0014】図2は本実施例のインクジェットヘッド9
を用いたプリント部の構成を示す図である。尚、ここで
は、インクジェットヘッド9は、後述する特色用のヘッ
ドS1〜S4を有しない場合で示している。
【0015】図2に示したように、大別して2本のガイ
ドレール15a,15b、インクジェットヘッド(プリ
ントヘッド)9とそのキャリッジ44、インク供給装置
とヘッド回復装置20及び図示していない電装系を有し
ている。インク供給装置は、インクを貯留しプリントヘ
ッド9に必要な量のインクを供給するためのものであ
り、インクタンク14やインクポンプ13などを有す
る。このインク供給装置とプリントヘッド9とはインク
供給チューブ12により接続されており、通常は毛細管
作用によりプリントヘッド9から吐出された分だけ自動
的にプリントヘッド9にインクが供給される。また、後
述するようなヘッド回復動作の時には、インクポンプ1
3を用いて強制的にインクをプリントヘッド9に供給す
る。
【0016】これらプリントヘッド9及びインク供給装
置は、それぞれヘッドキャリッジ44、インクキャリッ
ジの各々に搭載されている。このキャリッジ44は、プ
ーリ17a,17bの間に張設されたベルト16に固定
されており、このキャリッジ44はキャリッジモータ1
9の回転軸18に取り付けられたプーリ17bの回転に
伴ってガイドレール15a,15bに沿って矢印S方向
へ往復移動を行うように構成されている。
【0017】ヘッド回復装置20は、プリントヘッド9
の安定性を維持するために、ホームポジションHPにお
けるプリントヘッド9に対向して設けられており、具体
的には次に述べるような動作を行う。即ち、非動作時に
矢印f方向に前進移動させて、プリントヘッド9のノズ
ル内からインクの蒸発を防ぐためにホームポジションに
おいてプリントヘッド9のキャッピングを行う(キャッ
ピング動作)、或いは画像プリントを開始する前にノズ
ル内の気泡やゴミなどを排出するためにインクポンプを
用いてプリントヘッド9のインク流路を加圧してノズル
から強制的にインクを排出するといった動作を行う必要
があるが(加圧回復動作)、その際に排出インクを回収
するなどの機能を果たす。
【0018】図3は、本実施例のプリント部の動作を説
明するための平面図であり、図2に示したものと同じ要
素には同一符号を付け、それらの説明は省略する。
【0019】図3において、54はプリント開始検知セ
ンサは、プリントヘッド9がプリント開始位置にあるか
どうかを判定するのに使用される。また、56はキャッ
ピング検知センサで、それぞれ各プリントヘッド9C,
9M,9Y,9Bkが所定のキャッピング位置にあるこ
とかどうかを検知するのに使用される。35は予備吐出
位置検知センサで、プリントヘッド9C,9M,9Y,
9Bkが走査方向に移動しながら行う予備吐出動作の基
準位置にあるかどうかを検知するのに使用される。更に
57は画像検知用ラインセンサである。
【0020】次に、インクジェットプリント装置の動作
について、以下に説明する。
【0021】まず、待機中にはプリントヘッド9C,9
M,9Y,9Bkがキャッピング手段20によりキャッ
ピングされており、図1を参照して後述する制御回路に
プリント信号が入力されると、モータドライバをへてキ
ャリッジ44が駆動される。次に、予備吐出位置検知セ
ンサ55でキャリッジの位置が検知されると、目詰まり
防止手段51により所定の時間インクの予備吐出を行
う。次にプリント開始検知センサ54で、キャリッジ4
4の位置が検知されると、そのプリント開始位置から、
矢印S方向に走行しながら、プリントヘッド9C,9
M,9Y,9Bkの各液路12が選択的に駆動される。
これにより、各色のインクジェットヘッドよりインク滴
が吐出され、布帛36のプリント幅部分にドットマトリ
クスパターンで画像がプリントされる。
【0022】その後、プリントヘッド9C,9M,9
Y,9Bkがキャリッジモータの回転によりプリント開
始位置から所定パルス分送られて布帛36にインク滴に
よる印刷を行った後、P1の位置までキャリッジ44を
移動されると、一走査分のプリントが終了する。その
後、キャリッジ44は反転して、矢印S方向に移動され
て予備吐出位置検知センサ55により検知される位置に
戻るとともに、布帛36はプリント幅部分の幅だけ矢印
S方向に搬送され、再び前述した動作が繰り返される。
尚、445は水によるヘッドクリーニング機構である。
このクリーニング機構は、本発明には直接関係しないの
で詳細な説明は割愛する。
【0023】次に、図1を参照して本実施例の捺染装置
の全体構成を説明する。
【0024】101はホストコンピュータで、インター
フェース(ここではGPIB)を介して、実施例の捺染
装置の制御回路102に印刷用画像データを転送してい
る。この画像データのデータ源としてはホストコンピュ
ータ101に限定されるものでなく、ネットワークによ
る転送、MT(マグネットテープ)等を介するオフライ
ンでもいいし、各種形態を取り得る。制御回路102
は、実施例の捺染装置の制御を司っており、装置全体を
管理している。この制御回路102はCPU110や、
CPU110の制御プログラムを記憶しているROM1
11、及びCPU110のワークエリアとして使用され
るRAM112等を備えている。103は操作部で、各
種機能キー等や、オペレータに各種メッセージ等を表示
するための表示部等を備えている。
【0025】105はドライバユニットで、制御回路1
02よりの指示に応じて各種モータやソレノイド等の各
種アクチュエータ系を駆動するとともに、各種センサよ
りの信号を制御回路102に出力している。19はキャ
リッジ44を搬送駆動するためのキャリッジモータ、2
3はインク送り用モータ、22は布帛を搬送するための
搬送用モータである。尚、前述の図2及び図3では、イ
ンクジェットヘッド9は4色(C,M,Y,Bk)の4
ヘッドのみの場合で説明したが、この捺染装置では更に
2色分の特色ヘッド(S1,S2)を搭載している。ま
た、これらヘッドも、1色あたり1個とは限らず、1色
あたり複数ヘッドを搭載して印刷速度の高速化を図るこ
ともできる。この場合には、キャリッジ44の重量、体
積が増大するため、キャリッジモータ19も通常のプリ
ンタや複写機で使うモータよりも大型になる。
【0026】また、数十メートルにも及ぶ布帛に連続し
て印刷を行うため、連続して消費されるインク量が大量
になり、場合によっては1時間でプリンタ寿命分のイン
クを使うケースも考えられる。よって、大量のインクを
収容してインクカートリッジ14をキャリッジ44と一
緒に連動して搬送するためのインク送り用モータ23が
必要となる。24,25は加圧用モータである。26,
27のそれぞれは、キャップドライバに相当するキャッ
ピングモータであり、後述するようにヘッドを2段に構
成するために、2つ容易している。28はインクジェッ
トヘッドのエアー回復用モータ、29はインクジェット
ヘッドの水拭き用モータである。54〜57の各種セン
サは、キャリッジ44の位置や、布帛の有り無し等の情
報をセンスする。58はキャリッジカウンタで、キャリ
ッジモータ19をステップ駆動する際、その駆動パルス
数を計数して、キャリッジ44の現在位置を検知するの
に使用される。その他、ファンモータやソレノイドの説
明は割愛する。ヘッド駆動用信号はフレキシブルケーブ
ルを介し、稼動部上の中継ボード107を通して各ヘッ
ドに送られる。
【0027】図4は、実施例の捺染装置のプリント部の
インクジェットヘッド9のプリント面から見た外観斜視
図で、前述の図面と共通する部分は同じ番号で示し、そ
れらの説明を省略する。
【0028】図5は本発明の一実施例の捺染装置として
のインクジェットプリンタの構成例を、図6はその要部
の拡大斜視図を示す。本例の捺染装置(プリンタ)は、
大きく分けて、後述するスクリーン印刷が施されたロー
ル状の布を送り出す給布部Bと、送られてきた布を精密
に行送りしてインクジェットヘッドでプリントを行う本
体部と、プリントされた布を乾燥させ巻取る巻取り部C
とからなる。そして、本体部Aはさらにプラテンを含む
布の精密送り部A−1とプリントユニットA−2とから
なる。
【0029】スクリーン印刷されたロール状の布36は
給布部の方に送り出され、本体部Aに送られる。本体部
には精密にステップ駆動されている薄い無端のベルト3
7が駆動ローラ47、巻回ローラ49に架けまわされて
いる。駆動ローラ47は、高分解能のステッピングモー
タ(図示せず)でダイレクトにステップ駆動され、その
ステップ量だけベルトをステップ送りする。送られてき
た布36は巻回ローラ49によってバックアップされた
ベルト37の表面に、押付けローラ40によって押し付
けられ、貼り付けられる。
【0030】ベルトによってステップ送りをされてきた
布36は、第1のプリント部31において、ベルト背面
のプラテン32によって定位され表側からインクジェッ
トヘッド9によってプリントされる。1行のプリントが
終るごとに、所定量ステップ送りされ、次いでベルト背
面からの加熱プレート34による加熱と、温風ダクト3
5によって供給/排出される、表面からの温風によって
乾燥される。続いて第2のプリント部31’において、
第1のプリント部と同様な方法で重ねプリントがなされ
る。
【0031】プリントを終った布は引き剥されて加熱プ
レートと温風ダクトよりなる後乾燥部46で再度乾燥さ
れガイドロール41に導かれて巻取りロール48に巻取
られる。そして、巻取られた布は本装置から取り外さ
れ、バッチ処理で発色、洗浄、乾燥後の後処理工程を経
て製品となる。
【0032】図6において、プリント媒体である布36
はベルト37に支持されて、図6の上方にステップ送り
される。図中、下方の第1のプリント部31には、Y,
M,C,Bkのほか、特色S1〜S2用のインクジェッ
トヘッドを搭載した第1のキャリッジ44がある。本例
におけるインクジェットヘッド(プリントヘッド)は、
インクを吐出するために利用されるエネルギーとして、
インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生する発
熱素子を有するものを用いてあり、また400DPI
(ドット/インチ)の密度で128個の吐出口を配列し
たものを用いている。
【0033】第1のプリント部の下流側にはベルトの背
面から加熱する加熱プレート34と、表側から乾燥させ
る温風ダクト35とからなる乾燥部45が設けられてい
る。加熱プレート34の熱伝達面は、強くテンションを
かけられた無端ベルト37に押し当てられ、中空になっ
ている内側を通してある高温高圧の蒸気によって、搬送
ベルト37を背面から強力に加熱する。加熱プレート面
の内側は集熱のためのフィン34’が設けられていて熱
を効率的にベルト背面に集中できるようにしてある。ベ
ルトに接しない側は断熱材43でカバーしてあり、放熱
による熱損失を防いでいる。
【0034】表側では下流側の供給ダクト30から乾燥
温風を吹き付けることによって、乾燥しつつある布に、
より湿度の低い空気を当てて効果を高めるようにしてい
る。そして布の搬送方向とは逆に流れて充分に水分を含
んだ空気は、上流側の吸引ダクト33から、吹き付けの
量よりもはるかに多量の吸引をすることによって、蒸発
水分が漏れて周囲の機構装置に結露しないようにしてあ
る。温風の供給源は図6の奥側にあり、吸引は手前側か
ら行うようになっていて、布に対向している吹き出し口
38と吸引口39との圧力差が長手方向全域にわたって
均一になるようにしてある。空気の吹き付け/吸引部は
背面の加熱プレートの中心に対して下流側にオフセット
されており、充分に加熱された所に空気が当るようにし
てある。これらによって第1のプリント部31が布が受
容した、薄め液も含むインク中の多量の水分を強力に乾
燥させる。
【0035】その下流(上方)には第2のプリント部3
1’があり、第1のキャリッジと同様の構成の第2キャ
リッジ44’で第2のプリント部を形成している。図7
〜図9は、本実施例の捺染装置における画像処理系の画
像データの流れを示すブロック図である。
【0036】ホストコンピュータ(図示せず)から送信
された画像データ、パレットテーブルデータ等は、制御
回路102のGPIBインターフェース501、GPI
Bコントローラ502により受信され、DMAコントロ
ーラ503、FM(フレームメモリ)コントローラ50
4を介して、RAM112の画像メモリ505に蓄積さ
れる。この画像メモリ505は、124Mバイトのメモ
リ空間を有しており、これによりA1サイズの画像デー
タを8ビットのパレットデータで構成して記憶すること
ができる。こうして画像メモリ505に所定量の画像デ
ータが記憶されると、CPU110からの印刷開始信号
を受けて、画像メモリ505より画像データの読み出し
が開始されて、印刷処理が開始される。
【0037】ここでホストコンピュータから送信される
画像データはラスタイメージであるため、第1及び第2
のプリンタ部31,31’におけるインクジェットヘッ
ドのノズルの並びに合わて、そのラスタデータを変換す
る必要がある。これを行うのが506で示す変換部(R
OCK)である。更に、こうして変換された画像データ
は、拡大部(マジック)507で拡大される。この拡大
部(マジック)507より出力される信号は、ホストコ
ンピュータ101より受信したデータそのものであり、
この実施例では8ビットのパレット信号である。
【0038】次に図8において、508はパレット変換
用デバイス(PAL:ProgramableArray Logic )で、
各デバイスに対応する変換テーブル(SRAM)を参照
して色データに変換される。この実施例の場合はシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の4色に加えて、特色S1,S2を加えた合計6
色に色分けされる。
【0039】これらパレットテーブルによる画像データ
の変換例を図10に示す。8ビットパレットの場合、0
〜255までの256通りの入力があり、これらの変換
例を図10を参照して説明すると以下のようになる。 “0”が入力された場合: 薄い灰色になる(シアン、
マゼンタ、イエローが共に“10”)。 “1”が入力された場合: 特色1(S1)のベタ“2
55”印刷になる。 “2”が入力された場合: 特色2(S2)のベタ“2
55”印刷になる。 “3”が入力された場合: シアンとマゼンタ(共に
“150”)の混色で青っぽい色になる。 “4”が入力された場合: 黒のベタ“255”印刷に
なる。 “5”が入力された場合: マゼンタとイエロー(共に
“200”)の混色で赤っぽい色になる。 “6”が入力された場合: マゼンタとイエローの混色
で、5の場合より赤っぽくなる。
【0040】−−−−−−−−−−−−−− “254”が入力された場合: イエローのベタ“25
5”印刷になり、 “255”が入力された場合: 何も打たない、 尚、このパレット変換用テーブルの具体的な回路構成と
しては、RAMのアドレスに入力(パレットデータ)を
加え、そのアドレスに記憶されているデータを変換値と
する、所謂ルックアップテーブル構成である。また、こ
の変換テーブルの変換データが固定であれば、RAMで
なくROMで構成されていても良いことはもちろんであ
る。このように、パレット変換用デバイス(PAL)5
08は、RAMの管理、CPUとのインターフェースと
しての機能を行う。
【0041】次段のHS変換PAL510もテーブル変
換であり、インクジェットヘッドの各吐出ノズルに対応
する印刷濃度のばらつきの補正を行う。例えば、濃度の
薄いノズルは濃いめにデータ変換し、濃度の濃いノズル
は薄めにデータ変換し、中くらいのノズルはそのまま流
すという操作を行っている。511は509と同様のテ
ーブル変換用のSRAMである。
【0042】次のγ変換512は、色毎に全体の濃度を
濃くしたり薄くしたりしており、前述のパレット変換及
びHS変換の場合と同様に、各色に対応したテーブル5
13を有している。このγ変換512では、何も変換し
ない場合はリニアな特性のテーブルによる変換が行われ
る。即ち、 “0”入力には0出力 “100”入力には“100”出力 “210”入力には“210”出力 “255”入力には“255”出力 となる。
【0043】次段のMASSE(2値化回路)は、疑似
階調機能を有しており、この入力は8ビットの階調デー
タであり、その出力は2値化された1ビットの疑似階調
データであり、単位面積当たりに打つインクジェットド
ットの数で階調表現する。これらの詳細はここでは説明
しないが、打ち込みたい画像の濃度をつなぎメモリ(S
RAM)515に順次保存していく。このようにして、
各色に対応する2値化データC1,M1,Y1,K1,
S1,S2が生成される。各色の2値化信号は以下同様
な回路系を通るので、以下、C1について説明する。
【0044】図9において、2値化されたC1信号は、
結果的にSMSジェネレータ606に入力されるが、そ
の前にプリンタのテストプリント用のパターンジェネレ
ータ(PG)601、EPROM602のデータを使用
することもあるため、セレクタ603を設けて、その信
号を切り替えている。このEPROM602にはPG
(パターン発生)用のデータが記憶されており、その出
力が2値PGコントローラ601の制御の下に読出すこ
とができる。
【0045】また、反物等の場合、その端にメーカーの
ブランド等のロゴマークをいれる場合が多い。このため
のデータがEPROM605に記憶されている。更に、
ロゴマークをプリントする位置や長さを管理しているの
がロゴコントロール604である。
【0046】606はSMS(シーケンシャル・マルチ
スキャン)ジェネレータで、複数のインクジェットヘッ
ドによる重ね打ちを行ってプリントするためのデータの
作成を行うもので、この目的は、例えば、 A.インクジェットヘッドの濃度ムラを補正する。
【0047】B.プリント濃度を向上する。 ことにある。この効果としては、前述のHS変換PAL
510の効果に類似している。このSMS(シーケンシ
ャル・マルチスキャン)ジェネレータ606は、入力し
た画像データを所定の順序でつなぎメモリコントロール
607とつなぎメモリコントロール608に切り換えて
出力している。つなぎメモリ151,515のそれぞれ
は、各ヘッド間隔の物理的な位置を補正するためのデー
タ蓄積用メモリで、入力した画像データを一旦蓄積して
おき、ヘッドの物理的な位置に応じたタイミングで読出
すのに使用される。つなぎメモリコントロール607,
608は、このメモリ515,151を管理するための
コントローラである。609,610はインクジェット
ヘッドに合わせてデータを並び変えるデータ並び換え部
(PUFF)である。こうして変換されたシアンデータ
は、中継ボード107を介して2つのヘッド9C,9
C’に送られる。尚、他の色成分に関しても同様に行わ
れる。
【0048】次に、図11を参照して、前述したインク
ジェット法による以外の捺染装置としてフラット型自動
スクリーン捺染機の構成を説明する。
【0049】布帛36は、給布装置701によりエンド
レスベルト702に送り込まれる。このエンドレスベル
ト702の表面には、ベルト糊付け装置703により可
溶性のゴム糊が付着されているため、布帛36はベルト
702上に接着して固定される。これにより、布帛36
はベルト702の移動に従って駆動ローラ704により
送り出され、ベルト702の動きに連動して前進と一時
停止を繰り返す。この一時停止時に、布帛36上にスク
リーン型枠705が下降する。この時、同時に別機構に
より糊ベラを自動的に操作して布帛36上に印刷する。
同様の動作を印刷する色の数だけ繰り返して前印刷処理
を実行する。この前印刷動作が終了すると、布帛36は
ベルト702から剥離されて乾燥機706を通り、次に
前述したインクジェット法による捺染工程に進む。尚、
エンドレスベルト702は、布帛36とは別に水洗い装
置707により付着した糊が洗い除かれ、このときベル
ト702に付着した水分もヒータ708により除去され
て機械の前部に進み、また前述と同様にベルト糊付け装
置703により可溶性のゴム糊が付着され、前述と同様
の動作を繰り返す。
【0050】以上、スクリーン捺染とインクジェット法
による捺染とをそれぞれ説明してきたが、次に、これら
を組合わせた捺染システムの構成および動作例を述べ
る。
【0051】図11に示すスクリーン捺染工程に於て、
スクリーン版に印刷絵柄と共に位置を表わす画像である
十字マークを形成しておき、スクリーン印刷工程で布帛
36の端部に一定間隔でその十字マークを印刷してお
く。これにより、布帛36上の絵柄位置に対応する位置
情報を布帛36上に印刷して付加することができる。
【0052】この様な布帛36の端部には、通常、社名
などのロゴマークが印刷されるが、このロゴマークは十
字マークと誤認識されるマークでなければ、どのような
マークであっても特に問題はない。この様にしてスクリ
ーン印刷された布帛36を、前述のスクリーン捺染装置
に装着して印刷することにより、容易に絵柄と同時に位
置画像をも印刷することができる。
【0053】こうして、スクリーン捺染工程を通過した
布帛36は図5に示す捺染装置に装着され、押付けロー
ラ40とベルト37により搬送される。
【0054】前述したように、キャリッジ44はガイド
シャフト15a,15b上を移動しながら布帛36に対
して印刷動作を行なうが、その際、画像検知ラインセン
サ57により布帛36の端部(例えば左端)に印刷され
た画像(十字マーク)をキャリッジモータ19の回転駆
動制御と同期させて読み込む。この縦及び横方向に所定
数連続したドット列(十字マーク)を検出すると、ライ
ンセンサ57と各プリントヘッド9M〜S2との間の距
離が定められており、又、この十字マークより画像の印
刷開始位置までの長さが予め定められているので、各イ
ンクジェットヘッドの印刷開始位置が求まることにな
る。
【0055】この処理を図12のフローチャートと図1
3を参照して説明する。尚、以下の説明では、キャリッ
ジ44による第1のプリント部の場合で説明するが、キ
ャリッジ44’を有する第2のプリント部の場合でも同
様にして実現されることは言うまでもない。
【0056】まず最初にステップS1において、キャリ
ッジ44をプリント開始位置センサ54により検出され
る位置に移動し、その時点でキャリッジカウンタ58を
“0”にクリアする。次にステップS2で、キャリッジ
44を左方向に移動を開始し、キャリッジモータ19を
1ステップ回転駆動する毎にキャリッジカウンタ58を
+1する。この動作を十字マーク231を検出するまで
行い、ラインセンサ57により十字マーク231を検出
すると、その時のキャリッジカウンタ58の計数値を読
み取る。
【0057】この時の状態を図13に示す。但し、ここ
では特色ヘッドS1,S2は省略して示している。図1
3では、ラインセンサ57は十字マーク231上に位置
しており、この十字マーク231と画像領域230の先
頭との間隔はT1である。又、ラインセンサ57とシア
ンヘッド9C、マゼンタヘッド)M、イエローヘッド9
Y及びブラックヘッド9Bkとの各間隔は、それぞれT
2,T3,T4,T5で、ここでこれら間隔(T1〜T
5)のそれぞれは、予め定められているものとする。
【0058】これによりステップS5で、各色のインク
ジェットヘッドによる印刷開始位置を求め、各印刷開始
位置をキャリッジモータ19のステップ数に対応させて
RAM112に記憶する(ステップS6)。
【0059】次に実際に印刷を行う場合で説明する。
尚、ここでは図12の印刷開始位置を求める処理と図1
4のプリント処理とをそれぞれ異なるフローチャートで
示すが、図12のフローチャートで示された処理は、キ
ャリッジの各走査毎に、プリント処理に先行して行われ
ても良い。
【0060】まずステップS10で、画像メモリ505
に印刷すべき画像データを記憶し、キャリッジ44をホ
ーム位置より右方向に移動して、センサ54により検知
される位置まで移動させ、キャリッジカウンタ58を0
にクリアする。次にステップS12に進み、キャリッジ
44の走査を開始し、キャリッジモータ19を1ステッ
プ回転させる毎にキャリッジカウンタ58を+1する。
ステップS13では、各インクジェットヘッドが図13
に示す位置に到達したかを、RAM112に記憶されて
いるステップ数とキャリッジカウンタ58の値と比較し
て判断する。そして、その値と一致するとステップS1
4に進み、画像メモリ505の読み出しを開始すると共
に、更にキャリッジが(T1−T2)だけ搬送されたか
を判断し、搬送されるとシアンヘッド9Cが画像領域2
30の先頭に到達しているためステップS15に進み、
シアンデータC1に基づいてシアンヘッド9Cの駆動を
開始してシアンデータの印刷を開始する。
【0061】次にステップS16に進み、更にキャリッ
ジ44が右方向に搬送されて、(T1−T3)移動する
と、ステップS17でマゼンタデータM1の印刷が開始
される。以下同様にして、キャリッジ44が(T1−T
4)だけ移動するとイエローデータの印刷が開始され
(ステップS19)、更にキャリッジが(T1−T5)
移動されるとブラックデータK1の印刷が開始される
(ステップS21)。こうしてステップS22で1ライ
ンのプリントが終了したかを判断し、1ラインのプリン
トが終了していなければステップS15に戻り、前述の
処理を繰返し実行する。また1ラインのプリント処理が
終了するとステップS23に進み、キャリッジ44をホ
ーム位置に戻して処理を終了する。
【0062】また、前述のプリント処理において、絵柄
の重ね位置を正確にするため、布帛36を搬送する搬送
用モータ22の回転量を制御したり、画像データをイン
クジェットヘッドのノズルの並びに合わせて変換する際
には、画像データを布送り方向にズラして配置する。こ
のようにして、これ以降インクジェットプリント装置と
同様の動作を行なうことにより絵柄の印刷が行なわれ、
続いて乾燥、発色の工程を通り捺染処理が終了する。
【0063】次に、インクジェット捺染プリント方法の
好適な例を説明する。図2は捺染方法を説明するブロッ
ク図である。図2に示すように、インクジェット印捺工
程を経た後、乾燥(自然乾燥を含む)させる。そして、
引き続き布帛繊維上の染料を拡散させ、かつ繊維への染
料を反応定着させる工程を施す。この工程により、十分
な発色性と染料の固着による堅牢性を得ることができ
る。
【0064】この拡散、反応定着工程は従来公知の方法
でよく、例えば、スチーミング法が挙げられる。なお、
この場合、印捺工程の前に、予め布帛にアルカリ処理を
施しても良い。
【0065】その後、後処理工程において、未反応の染
料の除去及び前処理に用いた物質の除去が行われる。最
後に、欠陥補正、アイロンし上げ等の整理仕上げ工程を
経てプリントが完成する。
【0066】尚、前述の実施例では、スクリーン捺染と
インクジェット捺染とを布帛36の同一面に行なった
が、それぞれ表裏に行なうことも可能である。その際、
スクリーン捺染後の布帛36は、非捺染面をインクジェ
ットヘッド側に向けて搬送される。この時、画像検知ラ
インセンサ57は、右側の布端位置に設置されて位置画
像(十字マーク)を読取る。以下、同様に布帛の表裏の
絵柄位置に対応してインクジェット法による捺染処理が
行なわれる。
【0067】又、前述の実施例において、位置画像(十
字マーク)をロゴマーク位置に施すこととしたが、これ
に限定することなく任意に位置決めできる適切な場所に
マークを付けることも考えられる。その際、位置画像の
付加する方法としては、以下に述べる様に種々考えられ
る。
【0068】黄色などの目立たない色の版で位置マー
クをプリントし、画像検知センサ57の感度をこれに合
ったものとする。
【0069】耐光性の極めて低いインクを用いてプリ
ントし、インクジェット法による捺染終了以後、紫外線
などの光を照射し消去する。
【0070】耐熱性の低いインクを用いてプリント
し、インクジェット捺染終了以後、発色処理などの加熱
により消去する。なお、以上述べた後処理工程が施され
たプリント物は、その後、所望の大きさに切り離され、
切り離された片は縫着、接着、溶着等、最終的な加工品
を得るための工程が施され、ワンピース、ドレス、ネク
タイ、水着等の衣類やふとんカバー、ソファカバー、ハ
ンカチ、カーテン等が得られる。布帛を縫製等により加
工して衣類やその他の日用品とする方法は、例えば「最
新ニット縫製マニュアル」:センイジャーナル社発行や
月刊誌「装宛」:文化出版局発行等、公知の書籍に多数
記載されている。
【0071】以上説明したように本実施例によれば、ロ
ーラ印刷等の従来の捺染と、新しい捺染方法であるイン
クジェット法による捺染処理とを組合せた捺染システム
を構成することにより、以下の効果を得ることができ
る。 (1)同一色の均一な捺染部分をスクリーン捺染により
印刷することにより、画像の品質を向上させることがで
きる。 (2)インクの絶対量が不足しがちな吸インク性の高い
布地や、単一色のインクで染色する場合の、印刷された
色濃度低下や染色不足を補うことができる。 (3)インクジェット法による捺染の負荷を軽減できる
ため、インクジェットヘッドの寿命を延ばすことができ
る。又、その結果、ランニングコストを下げることが可
能となる。また、これに伴ない、ヘッド交換等の保守作
業も少なくて済む。 (4)インクジェットヘッドのインク吐出量が減少する
ことで、吐出口付近に付着するインクも減少し、その除
去のためのクリーニング動作の回数を減らすことがで
き、その結果、全体の印刷速度が向上する。 (5)インクジェット捺染を行うヘッドの数等の構成を
変えることなく、印刷できるインク色を増やすことがで
き、それらの組合せによる色種類を大幅に増加すること
ができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像品質が高く、印刷速度、保守作業、ランニングコスト
の面で改善されたプリント装置及び方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の捺染装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】本実施例の捺染装置のプリント部の構成を示す
図である。
【図3】プリント部の構成を示す上面図である。
【図4】本実施例のインクジェットヘッドのインク吐出
面を説明するための図である。
【図5】本実施例の捺染装置の全体構成を示し構造断面
図である。
【図6】本実施例の捺染装置のプリント部と乾燥部の構
成を示す図である。
【図7】本実施例の捺染装置における画像信号の流れを
示す図である。
【図8】本実施例の捺染装置における画像信号の流れを
示す図である。
【図9】本実施例の捺染装置における画像信号の流れを
示す図である。
【図10】本実施例の捺染装置におけるパレットテーブ
ルの一例を示す図である。
【図11】本実施例のスクリーン捺染装置の構成図であ
る。
【図12】本実施例のインクジェット捺染装置における
布帛のマークを読み取る処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】本実施例のインクジェット捺染装置における
十字マークを読み取った時のヘッドの位置を説明するた
めの図である。
【図14】本実施例のインクジェット捺染装置における
プリント処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9,9’ インクジェットヘッド 19 キャリッジモータ 22 搬送用モータ 36 布帛 44,44’ キャリッジ 54 プリント開始位置センサ 57 ラインセンサ 58 キャリッジカウンタ 110 CPU 111 ROM 112 RAM 102 制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/00 B41M 1/26 8808−2H 5/00 B 8808−2H D06B 11/00 A B41J 29/00 H G

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント媒体にプリントを行うプリント
    装置であって、 前記プリント媒体にインクジェット法以外の方式により
    マークを付した画像を印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により印刷された前記マークを検出する検
    出手段と、 前記検出手段により検出された前記マークの位置に基づ
    いて前記印刷手段により印刷された画像に更に対応する
    画像をプリントするプリント手段と、 を有することを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷手段による画像の印刷と、前記
    プリント手段によるプリントとがそれぞれ前記プリント
    媒体の表裏に対して行なわれることを特徴とする請求項
    1に記載のプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記プリント媒体の送
    り方向とほぼ垂直方向、又は送り方向の少なくとも一方
    向に前記マークを検出することを特徴とする請求項1に
    記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は磁気センサを用い、前記
    印刷手段は磁気インクを用いて印刷することを特徴とす
    る請求項1に記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷手段はスクリーン印刷により画
    像を印刷し、前記プリント手段はインクジェット法によ
    りプリントすることを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント装置。
  6. 【請求項6】 前記マークは、耐光性又は耐水性又は耐
    熱性の低いインクを用いて印刷されていることを特徴と
    する請求項1に記載のプリント装置。
  7. 【請求項7】 プリント媒体にプリントを行うプリント
    方法であって、 前記プリント媒体にインクジェット法以外の方式により
    マークを付した画像を印刷する印刷工程と、 前記印刷工程により印刷された前記マークを検出する検
    出工程と、 前記検出工程により検出された前記マークの位置に基づ
    いて前記印刷工程により印刷された画像に更に対応する
    画像をプリントするプリント工程と、 を有することを特徴とするプリント方法。
  8. 【請求項8】 前記プリント工程により前記プリント媒
    体に付与されたインクを前記プリント媒体に定着させる
    定着工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の
    プリント方法。
  9. 【請求項9】 前記定着工程の後に、プリントを行った
    プリント媒体を洗浄処理する洗浄工程を更に含むことを
    特徴とする請求項8に記載のプリント方法。
  10. 【請求項10】 前記プリント媒体は布帛であることを
    特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のプリ
    ント方法。
  11. 【請求項11】 前記プリント媒体は壁紙であることを
    特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のプリ
    ント方法。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至11のいずれかに記載の
    プリント方法を実施して得られたことを特徴とするプリ
    ント物。
  13. 【請求項13】 前記プリント物を更に加工して得られ
    たことを特徴とする請求項12に記載の加工品。
  14. 【請求項14】 前記加工品は前記プリント物を所望の
    大きさに切り離し、切り離された片に対して最終的な加
    工品を得るための工程を施して得られたものであること
    を特徴とする請求項13に記載の加工品。
  15. 【請求項15】 前記最終的な加工品を得るための工程
    は縫製工程であることを特徴とする請求項14に記載の
    加工品。
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