JP2007326328A - インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム - Google Patents

インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007326328A
JP2007326328A JP2006160562A JP2006160562A JP2007326328A JP 2007326328 A JP2007326328 A JP 2007326328A JP 2006160562 A JP2006160562 A JP 2006160562A JP 2006160562 A JP2006160562 A JP 2006160562A JP 2007326328 A JP2007326328 A JP 2007326328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main scanning
printing
sub
mark
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006160562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5017933B2 (ja
Inventor
Keiji Handa
啓司 伴田
Tetsuo Uno
哲夫 卯野
Minoru Maekawara
稔 前川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2006160562A priority Critical patent/JP5017933B2/ja
Publication of JP2007326328A publication Critical patent/JP2007326328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5017933B2 publication Critical patent/JP5017933B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】印画時に記録メディアに主走査方向の曲がりが生じた場合でも、記録メディアの幅方向に複数存在する各印画領域に対して、常に適正な位置で印画を行うことのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムを提供すること。
【解決手段】副走査方向に沿って所定速度で搬送される記録メディア20の印画領域21近傍に、予め主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印22を形成しておき、印画に先立って主走査方向に往復移動する主走査目印検出手段8を主走査移動させることによって主走査目印22の位置を検出し、その主走査方向における位置情報を記憶し、印画時に、記憶された主走査目印の位置情報に基づいて印画ヘッド1による主走査方向の印画開始位置を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムに関し、詳しくは、印画時に記録メディアに幅方向の曲がりが生じた場合でも、適正な印画領域に印画を行うことのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムに関する。
インクを微小液滴として吐出する印画ヘッドを用いて記録メディアに印画を行うインクジェット記録は、どのような画像でも印画可能であり、また、所望の画像を小ロットでも生産することが可能である等の理由により、従来の印刷に代わって広く普及してきている。特に近年、記録メディアに布帛を使用したインクジェット捺染も行われるようになってきた。
一般に、インクジェット記録は記録メディアを副走査方向に搬送しながらインクを吐出し、記録メディアの幅方向に沿う主走査方向に沿って印画を行っていく。従って、高画質の印画を行うためには、記録メディアを副走査方向に沿って曲がりなく直線的に搬送することが理想的である。
しかしながら、記録メディア自体の伸縮等によって、搬送時に記録メディア自体に曲がりが発生すると、本来印画すべき領域から外れた位置に印画が行われてしまう問題がある。
図9は、このような問題が発生した記録メディアを示している。図中、100は記録メディア、101は記録メディア100上に印画された印画領域である。記録メディア100は、副走査方向に沿って搬送される過程で、図示しない印画ヘッドからインクが吐出されることにより各印画領域101に画像が形成される。図中の左端の各印画領域101は、ここでは記録メディア100の左端から距離dだけ主走査方向に移動した位置が印画開始位置とされている。
ここで、記録メディア100の図中200で示す部位に幅方向(主走査方向)の曲がりが発生した場合、本来は、記録メディア100の左端から距離dだけ主走査方向に移動した位置を印画開始位置とする点線で示す領域101a内に画像が形成されるべきところ、印画時の記録メディア100の曲がりによって、本来形成されるべき領域101aから大きくずれた実線で示す印画領域101に画像が形成されてしまう。
このように複数の印画領域101を有する記録メディア100では、後工程において各印画領域101を裁断する場合があるが、画像が大きくずれて形成されるために裁断時に不良品を発生させてしまう問題がある。通常、印画領域101には、その周囲に余分に印画を行うためのマージン102を設けておくことで、印画位置の小さなずれには対処することができるが、大きなずれには対処できないため、逐一手作業で記録メディア100の位置を調整する等の面倒な作業を行う必要があるばかりでなく、位置調整不能となって記録メディア100を無駄にしてしまう場合すらあった。
特に記録メディアに布帛を使用する場合は、布帛自体が伸縮性を有するために曲がりが発生し易く、このような印画位置のずれの問題が起き易い。中でもタオル地に印画を行う場合は、パイル編みされた製品領域とそれ以外の余白領域とが明確に区画されている場合があり、布帛に曲がりが発生すると、製品領域内に適正に印画が行われず、不良品を発生させてしまう。
従来、印画開始位置のずれを補正するための技術として、特許文献1には、印画ヘッドの近傍にセンサを設けておき、このセンサによって記録メディアの左端及び右端の位置を検出し、その位置情報に基づいて主走査方向の印字位置を算出する技術が開示されている。
また、特許文献2には、記録メディアを走行移動した際の移動量と、記録メディア上の現在印字しようとする行よりも1行前の印字位置とを検出し、これらに基づいて印字タイミングを調整する技術が開示されている。
更に、特許文献3には、連続状シートに対して裏側に副走査方向のブラックマークを形成しておき、このブラックマークを検出した位置に基づいて副走査方向の印字位置を算出する技術が開示されている。
特開平5−309925号公報 特開平9−267522号公報 特開2002−160408号公報
特許文献1に記載の技術では、印画される画像にかかわらず、常に記録メディアの左端又は右端からの印字位置を算出するだけであり、記録メディアの任意の位置からの印字位置を求めることはできないため、例えば印字位置が記録メディアの端部から大きく離れた中央付近にあるような場合には、誤差が大きくなってしまう問題がある。
また、記録メディアとして伸縮性を有する布帛を使用した場合では、幅方向の端部付近と中程とで曲がりの度合いに差が生じ、記録メディアの左端又は右端からの印字位置が常に一定であるとは限らない場合があるため、記録メディアの幅方向に複数の印画領域がある場合には、各印画領域で常に適正な位置に印字を行うことができない。
更に、特許文献2及び3に記載の技術では、記録メディアに幅方向の曲がりが発生した場合には対処することができない。
そこで、本発明は、印画時に記録メディアに主走査方向の曲がりが生じた場合でも、記録メディアの幅方向に複数存在する各印画領域に対して、常に適正な位置で印画を行うことのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムを提供することを課題とする。
また、本発明は、印画時に記録メディアに主走査方向の曲がりのみならず、副走査方向の伸びが生じた場合でも、記録メディアに複数存在する各印画領域に対して、常に適正な位置で印画を行うことのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかになる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、副走査方向に沿って所定速度で搬送される記録メディアの表面に対して印画ヘッドからインクを吐出することにより、前記記録メディアの前記副走査方向と直交する主走査方向に沿って印画を行うインクジェット記録方法であって、前記記録メディアの印画領域近傍に、予め主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印を形成しておき、印画に先立って主走査方向に往復移動する主走査目印検出手段を主走査移動させることによって前記主走査目印の位置を検出し、その主走査方向における位置情報を記憶し、印画時に、前記記憶された主走査目印の位置情報に基づいて前記印画ヘッドによる主走査方向の印画開始位置を決定することを特徴とするインクジェット記録方法である。
請求項2記載の発明は、前記印画領域は、前記記録メディアの主走査方向に沿って間隔をおいて複数有しており、前記主走査目印は、各印画領域近傍に予め形成しておくことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法である。
請求項3記載の発明は、前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録方法である。
請求項4記載の発明は、予め前記記録メディアの印画領域近傍に、前記印画領域の副走査方向における印画位置の基準となる副走査目印を形成しておき、印画に先立って副走査目印検出手段によって前記副走査目印を検出し、その副走査方向における位置情報を記憶し、印画時に、前記記憶された副走査目印の位置情報に基づいて前記印画ヘッドによる副走査方向の印画開始位置を決定することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録方法である。
請求項5記載の発明は、前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印及び前記副走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録方法である。
請求項6記載の発明は、前記主走査目印よりも前記副走査目印を先に検出することを特徴とする請求項4又は5記載のインクジェット記録方法である。
請求項7記載の発明は、印画中は、印画動作を中断することなく、次に印画を行う印画領域近傍に形成されている前記副走査目印を検出して記憶した直後に、次の前記主走査目印も検出して記憶し、印画動作を続行することを特徴とする請求項4、5又は6記載のインクジェット記録方法である。
請求項8記載の発明は、前記副走査目印検出手段によって前記副走査目印を検出するたびに、前記主走査目印検出手段を一度だけ主走査移動させ、前記主走査目印を検出して記憶しておくことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のインクジェット記録方法である。
請求項9記載の発明は、前記印画ヘッドは、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載され、往復移動の過程でインクを吐出するシャトル型の印画ヘッドであり、前記主走査検出手段は、前記印画ヘッドが主走査移動する際に、前記主走査目印を検出することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録方法である。
請求項10記載の発明は、前記主走査検出手段は、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインクジェット記録方法である。
請求項11記載の発明は、前記印画領域の印画開始位置及び印画終了位置の適正位置を予想値として予め記憶しておき、印画時における印画開始位置及び印画終了位置を検出して前記予想値と比較し、前記検出された印画開始位置及び印画終了位置が前記予想値から外れている場合に警告を出すことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のインクジェット記録方法である。
請求項12記載の発明は、副走査方向に沿って所定速度で搬送される記録メディアの表面に対して印画ヘッドからインクを吐出することにより、前記記録メディアの前記副走査方向と直交する主走査方向に沿って印画を行う記録装置と、前記記録装置に、印画領域近傍に主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印を有する記録メディアを供給する記録メディア供給装置とを有し、前記記録装置は、印画に先立って主走査方向に往復移動することにより前記主走査目印の位置を検出する主走査目印検出手段と、前記主走査目印検出手段によって検出された前記主走査目印の位置情報を記憶する主走査目印記憶手段と、印画時に、前記記憶された主走査目印の位置情報に基づいて前記印画ヘッドによる主走査方向の印画開始位置を決定し、印画動作を制御する制御手段とを有することを特徴とするインクジェット記録システムである。
請求項13記載の発明は、前記印画領域は、前記記録メディアの主走査方向に沿って間隔をおいて複数有しており、前記主走査目印は、各印画領域近傍に形成されることを特徴とする請求項12記載のインクジェット記録システムである。
請求項14記載の発明は、前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項12又は13記載のインクジェット記録システムである。
請求項15記載の発明は、前記記録メディア供給手段は、前記布帛を織成する織り機であることを特徴とする請求項14記載のインクジェット記録システムである。
請求項16記載の発明は、前記記録メディア供給手段は、前記記録メディアの印画領域近傍に、前記主走査目印を形成する主走査目印形成手段を有することを特徴とする請求項12又は13記載のインクジェット記録システムである。
請求項17記載の発明は、前記記録メディア供給装置から前記記録装置に供給される前記記録メディアは、印画領域近傍に副走査方向における印画位置の基準となる副走査目印を有し、前記記録装置は、印画に先立って前記副走査目印を検出する副走査目印検出手段と、前記副走査目印検出手段によって検出された前記副走査目印の位置情報を記憶する副走査目印記憶手段とを有し、前記制御手段は、印画時に、前記記憶された主走査目印の位置情報に加えて前記記憶された副走査目印の位置情報にも基づいて前記印画ヘッドによる主走査方向の印画開始位置を決定し、印画動作を制御することを特徴とする請求項12又は13記載のインクジェット記録システムである。
請求項18記載の発明は、前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印及び前記副走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項17記載のインクジェット記録システムである。
請求項19記載の発明は、前記記録メディア供給手段は、前記布帛を織成する織り機であることを特徴とする請求項18記載のインクジェット記録システムである。
請求項20記載の発明は、前記記録メディア供給手段は、前記記録メディアの印画領域近傍に、前記主走査目印及び前記副走査目印を形成する目印形成手段を有することを特徴とする請求項17記載のインクジェット記録システムである。
請求項21記載の発明は、前記副走査目印検出手段は、前記主走査目印検出手段よりも前記記録メディアの搬送方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項17〜20のいずれかに記載のインクジェット記録システムである。
請求項22記載の発明は、前記記録装置は、印画中は、印画動作を中断することなく、次に印画を行う印画領域近傍に形成されている前記副走査目印を前記副走査目印検出手段によって検出し、前記副走査目印記憶手段に記憶した直後に、次の前記主走査目印も前記主走査目印検出手段によって検出し、前記主走査目印記憶手段に記憶し、印画動作を続行することを特徴とする請求項17〜21のいずれかに記載のインクジェット記録システムである。
請求項23記載の発明は、前記記録装置は、前記副走査目印検出手段によって前記副走査目印を検出するたびに、前記主走査目印検出手段を一度だけ主走査移動させ、前記主走査目印を検出し、前記主走査目印記憶手段に記憶しておくことを特徴とする請求項17〜22のいずれかに記載のインクジェット記録システムである。
請求項24記載の発明は、前記印画ヘッドは、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載され、往復移動の過程でインクを吐出するシャトル型の印画ヘッドであり、前記記録装置は、前記印画ヘッドが主走査移動する際に、前記主走査検出手段によって前記主走査目印を検出し、前記主走査目印記憶手段に記憶しておくことを特徴とする請求項12〜22のいずれかに記載のインクジェット記録システムである。
請求項25記載の発明は、前記主走査検出手段は、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項12〜24のいずれかに記載のインクジェット記録システムである。
請求項26記載の発明は、前記記録装置は、前記印画領域の印画開始位置及び印画終了位置の適正位置を予想値として予め記憶する予想値記憶手段と、印画時における印画開始位置及び印画終了位置を検出して前記予想値と比較する比較手段と、前記検出された印画開始位置及び印画終了位置が前記予想値から外れている場合に警告を出す警告手段とを有することを特徴とする請求項12〜25のいずれかに記載のインクジェット記録システムである。
本発明によれば、印画時に記録メディアに幅方向の曲がりが生じた場合でも、記録メディアの幅方向に複数存在する各印画領域に対して、常に適正な位置で印画を行うことのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムを提供することができる。
また、本発明によれば、印画時に記録メディアに主走査方向の曲がりのみならず、副走査方向の伸びが生じた場合でも、記録メディアに複数存在する各印画領域に対して、常に適正な位置で印画を行うことのできるインクジェット記録方法及びインクジェット記録システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録方法を実施するための記録装置の主要部の概略構成を示す図であり、図2は、その記録装置の主要部の構成を示すブロック図である。
図中、1は印画ヘッドであり、ガイドレール3に沿ってスライド可能に設けられたキャリッジ2に搭載されている。印画ヘッド1は、例えばYMCK等の各色のインクカートリッジ(図示せず)からそれぞれインクが供給される複数のヘッドからなる。印画ヘッド1には、その下方の記録メディア20に対向する面に、図1中の矢印で示す副走査方向に沿って複数のノズルがそれぞれ配列されており、各ノズルからインクを微小液滴として記録メディア20上に向けて吐出する。
キャリッジ2は、図2に示す主走査制御部11によって駆動される主走査モータ12によって、図1中の矢印で示す主走査方向に沿って往復移動することで、搭載されている印画ヘッド1を主走査方向に沿って双方向に移動させる。主走査モータ12は、モータ本体12aとロータリーエンコーダ12bとによって構成されている。このキャリッジ2を主走査方向に沿って往復移動させるキャリッジ駆動機構を、図2中において符号2’で示す。また、図1中において点線で示す符号Pは、記録メディア20の上方から外れたキャリッジ2の退避位置を示している。
記録メディア20は、複数本のローラ4a、4bに掛け渡された搬送ベルト5上に載置されている。搬送ベルト5の表面は粘着性を有しており、記録メディア20をその表面に粘着力によって密着させるようになっている。また、搬送ベルト5は、その表面に静電吸着により記録メディア20を吸着させるようにしてもよい。
そして、搬送ベルト5は、記録メディア20を表面に密着させて載置した状態で、図2に示す副走査制御部13によって駆動される副走査モータ14が、例えばローラ4aを回転させることによって、主走査方向と直交する図1中の矢印で示す副走査方向に沿って回転駆動し、記録メディア20を副走査方向に沿って所定量ずつ間欠的に搬送させる。副走査モータ14は、モータ本体14aとロータリーエンコーダ14bとによって構成されている。
印画ヘッド1による記録メディア20に対する所望の画像の印画動作は、印画ヘッド1の主走査方向に沿う往復移動の過程でのインク吐出と、記録メディア20の副走査方向に沿う間欠的な移動とが順次繰り返されることにより連続的に行われる。
なお、ガイドレール3に沿って主走査方向と平行にリニアエンコーダ6が配設されており、キャリッジ2に設けられたエンコーダセンサ7によって、キャリッジ2が往復移動する際にパルス信号が検出される。エンコーダセンサ7によって検出されたパルス信号は図2に示す制御部10に送られ、キャリッジ2の主走査方向に沿う方向及び位置が検出される。
また、キャリッジ2には、記録メディア20に形成された後述する主走査目印22…を検出するための主走査目印検出部8が設けられている。この主走査目印検出部8は、例えばカラーセンサからなり、キャリッジ2と一体となって主走査方向に沿って往復移動し、その過程で記録メディア20に形成されている主走査目印22…を検出する。また、主走査目印検出部8の位置は、図3に示すように、印画ヘッド1の吐出開始位置と同一位置、すなわち、印画ヘッド1に副走査方向と平行に配列されているノズルの副走査方向に沿う最も下流側のノズル位置と主走査方向から見て同一位置とされている。主走査目印検出部8が主走査目印22…を検出した際の位置情報はリニアエンコーダ6によって得られる。
なお、このように、主走査目印検出部8を印画ヘッド1を搭載するキャリッジ2に一緒に搭載すれば、構成が簡素化されるために好ましいが、本発明は必ずしもこれに限定されず、主走査目印検出部8を印画ヘッド1を搭載したキャリッジ2とは別個の移動手段によって主走査方向に移動可能となるように設けるようにしてもよい。
更にガイドレール3には、記録メディア20に形成された後述する副走査目印23…を検出するための副走査目印検出部9が設けられている。この副走査目印検出部9は、例えばカラーセンサからなり、搬送ベルト5の駆動により記録メディア20が主走査方向に沿って移動した際、記録メディア20に形成されている副走査目印23…が副走査目印検出部9の下方を通過した時に該副走査目印23…を検出する。この副走査目印検出部9は、主走査目印検出部8よりも副走査方向に沿った記録メディア20の搬送方向上流側に配置されている。
また、主走査目印検出部8と副走査目印検出部9との副走査方向に沿う間隔は、図3に示すように、副走査目印検出部9が主走査目印検出部8よりも上流側に配置されているため、距離Bだけ離れている。
副走査目印検出部9が副走査目印23…を検出した際の位置情報は、副走査モータ14に設けられているロータリーエンコーダ14bによって得られる。
図2において、15は主走査位置記憶部であり、主走査目印検出部8によって検出された記録メディア20の主走査目印22…の位置情報を記憶する。
16は副走査位置記憶部であり、副走査目印検出部9によって検出された記録メディア20の副走査目印23…の位置情報を記憶する。
17は印画位置算出部であり、制御部10から印画開始位置情報を受けて印画位置を算出する。
18は印画処理部であり、印画位置算出部17から送られた印画位置データに基づいて印画データを処理し、印画ヘッド1に印画のための駆動信号を出力する。
19は警告手段であり、記録メディア20に曲がりが発生している場合に警告を発する。具体的な警告手段は特に限定されず、例えばモニタ画面に曲がりが発生している旨の表示を行ったり、警告ランプの点灯や警告音の発生等を行ったりすることができる。
次に、本発明に係るインクジェット記録方法に用いられる記録メディア20について説明する。
本発明において使用できる記録メディア20は、布帛、紙、プラスチックシート、フィルム、ガラス基板など、インクジェット記録に使用される記録メディアであれば特に限定されないが、中でも布帛は、他の記録メディアに比べて印画時に幅方向の曲がりが発生し易く、本発明の効果を顕著に得ることができることから好ましい。特に織糸を用いて織成された布帛は伸縮性を有するために曲がりが発生し易いことから好ましい。ここでは、記録メディア20が織糸を用いて織成された布帛であるものとして以下に説明する。また、記録メディア20は、予め所定サイズに裁断されたものでも、連続する長尺状のものでもよい。ここでは連続する長尺状の記録メディア20について説明する。
記録メディア20の表面は、主走査方向に沿って所定の間隔をおいてそれぞれ矩形状の印画領域21を複数有している。印画領域21とは、印画ヘッド1からインクが吐出されることによって所定の画像が印画されるべき領域であり、一般には領域として目視されないが、記録メディア20がタオル地の場合は、この印画領域21内がパイル編みされた製品領域となる。各印画領域21の周囲には、図示しないが若干のマージンを有していてもよい。
この印画領域21は、印画ヘッド1によって所定の画像が印画された後は、裁断されて製品として記録メディア20から分離される。この記録メディア20では主走査方向に沿って4個の印画領域21を有しているが、個数は特に限定されない。また、印画領域21は、記録メディア20の副走査方向に沿って所定間隔をおいて連続して有している。
記録メディア20のこれら印画領域21の近傍には、主走査目印22が形成されている。主走査目印22は、キャリッジ2に設けられた主走査目印検出部8によって検出されることにより、印画ヘッド1によって各印画領域21に対して印画を開始する際の主走査方向の印画位置の基準となる目印であり、ここでは各印画領域21の主走査方向の両端近傍にそれぞれ配置され、副走査方向に沿って直線状に連続している。
また、同じく印画領域21の近傍には、副走査目印23が形成されている。副走査目印23は、ガイドレール9に設けられた副走査目印検出部9によって検出されることにより、印画ヘッド1によって各印画領域21に印画を開始する際の副走査方向の印画位置の基準となる目印であり、ここでは各印画領域21の副走査方向の両端近傍にそれぞれ配置され、主走査方向に沿って直線状に連続している。
従って、この記録メディア20には、直線状の主走査目印22と直線状の副走査目印23とが、各印画領域21を囲むように格子状に形成されている。
これら主走査目印22及び副走査目印23は、記録メディア20に予め形成されている。ここで「予め形成される」とは、少なくとも印画ヘッド1によって印画を行うために搬送ベルト5上に密着状に載置される前に形成されることであり、好ましくは、記録メディア20がインクジェット記録装置の所定の位置に装着される前に形成されることであり、更に好ましくは、記録メディア20の製造時に形成されることである。
記録メディア20に主走査目印22及び副走査目印23を形成するには、主走査目印検出部8及び副走査目印検出部9に用いられるカラーセンサによって検出可能とするため、例えば記録メディア20が白色である場合には、赤色に着色するというように、記録メディア20の色とは異なる色で着色することによって形成することが好ましい。これには、記録メディア20の表面に適宜の記録手段、例えばインクジェットヘッド等を用いて記録メディア20の表面を主走査方向及び副走査方向に沿って着色インクを吐出しながら走査することによって形成することもできるが、記録メディア20が織糸を用いて織成された布帛である場合には、赤色等に着色された糸を用いて形成することが好ましい。
糸を用いる場合、糸を布帛にミシン等を用いて縫い込むこともできるが、好ましくは、布帛の織成時に、主走査目印22及び副走査目印23の形成位置に織り込まれるたて糸及びよこ糸に、赤色等に着色された糸を用い、布帛に主走査目印22及び副走査目印23を直接織り込むことである。糸を直接織り込めば、記録メディア20と主走査目印22及び副走査目印23との位置関係を簡単に確保することができ、また、通常の布帛の織成工程の中で形成できるため、主走査目印22及び副走査目印23を形成するための工程を格別に設ける必要もない。糸の太さは、例えば1mm程度とすることができる。
本発明に係るインクジェット記録方法は、このような記録メディア20を用い、印画ヘッド1を用いて印画を行うのに先立って、主走査目印検出部8を主走査移動させることによって、記録メディア20に形成された主走査目印22の位置を検出し、その主走査方向における位置情報を記憶しておく。そして、印画時に、記憶された主走査目印22の位置情報に基づいて印画ヘッド1による主走査方向の印画開始位置を決定するようにしている。
そこで、図4に示すフローチャートを用いて、本発明に係るインクジェット記録方法の一例について説明する。
搬送ベルト5上に記録メディア20が載置されると、制御部10は副走査制御部13を制御して副走査モータ14を駆動させることにより、搬送ベルト5を駆動させて記録メディア20を副走査方向に搬送する(S1)。
副走査目印検出部9は主走査目印検出部8よりも記録メディア20の搬送方向の上流側に配置されているため、副走査目印検出部9が主走査目印検出部8よりも先に副走査目印23を検出することになる。従って、制御部10は、副走査目印検出部9が副走査目印23を検出するまで記録メディア20を搬送する(S2)。
やがて、副走査目印検出部9が副走査目印23を検出すると、制御部10は、その検出時点での副走査モータ14のロータリーエンコーダ14bから出力されるパルス数から副走査目印23の位置を検出し、その位置情報を副走査位置記憶部16に記憶させる(S3)。
その間も記録メディア20は副走査方向に送り続けられており、制御部10は、副走査目印23を検出した後の副走査モータ14のロータリーエンコーダ14bから出力されるパルス数をカウントする(S4)。
副走査目印23が検出されると、その下流側の直近の印画領域21の先頭端との間までは、図1に示すように、距離Aだけ離れている。また、主走査目印検出部8と副走査目印検出部9との副走査方向に沿う間隔は、図3に示したように、副走査目印検出部9が主走査目印検出部8よりも上流側に配置されているため、距離Bだけ離れている。従って、副走査目印検出部9が副走査目印23を検出してから、距離A+Bだけ記録メディア20を送れば、主走査目印検出部8の直下に、副走査方向先頭の印画領域21の先頭端が来ることがわかる。この主走査目印検出部8は、印画ヘッド1の吐出開始位置と同一位置に配置されているため、距離A+Bだけ記録メディア20を送れば、印画領域21に対して印画ヘッド1による印画が可能となる。
そこで、制御部10は、副走査モータ14のロータリーエンコーダ14bから出力されるパルス数のカウント値が、距離A+Bに相当するカウント値になったかどうかを監視し(S5)、距離A+Bに相当するカウント値になった場合、記録メディア20の副走査方向の搬送を停止させる(S6)。図5は、副走査目印検出部9が副走査目印23を検出してから、距離A+Bだけ記録メディア20を搬送した状態を示している。このとき、印画ヘッド1は、記録メディア20の先頭の各印画領域21に対して印画可能な位置に配置されている。
次に、制御部10は、主走査制御部11を制御して主走査モータ12を駆動させることにより、キャリッジ2を主走査方向に移動させる(S7)。このとき印画ヘッド1は、既に先頭の各印画領域21に対して印画可能な位置にあるため、キャリッジ2に設けられた主走査目印検出部8は主走査目印22を横切る位置関係にある。従って、制御部10は、主走査目印検出部8による主走査目印22の検出の有無を監視し(S8)、主走査目印22を検出した場合、その検出時点でのエンコーダセンサ7によって検出されるリニアエンコーダ6からのパルス数から主走査目印22の位置を検出し、その位置情報を主走査位置記憶部15に記憶させる(S9)。
主走査目印22は、主走査方向に沿って複数並列される印画領域21毎にその近傍に配置されているため、主走査目印検出部8は複数の主走査目印22を検出する。ここでは主走査方向に並ぶ4つの印画領域21に対して5本の主走査目印22が形成されているため、キャリッジ2の主走査方向の移動によって5回の主走査目印22の検出及び位置情報の記憶が行われることになる。制御部10は、この主走査目印22の検出回数を計数することで、キャリッジ2の主走査方向の移動によって全ての主走査目印22を検出したかどうかを監視し、全ての主走査目印22を検出し終えるまで上記S7からのステップを繰り返す(S10)。
全ての主走査目印22の検出及び位置情報の記憶が終了すると、制御部10はキャリッジ2を記録メディア20の上方から外れた退避位置Pに移動させておく(S11)。
この時点では、記録メディア20の先頭に並列する各印画領域21の主走査目印22及び副走査目印23が検出されているため、これらの位置を基準とすることにより各印画領域21の印画位置が算出できる。すなわち、図5に示す最初の印画領域21の左上隅にある印画開始位置Cは、最初の副走査目印23の位置から距離Aだけ記録メディア20を副走査方向に送った位置であり、且つ、最左端の主走査目印22の位置から距離Dだけキャリッジ2を主走査方向(右方向)に移動させた位置である。この位置関係は予め判っているので、印画位置算出部17が、記憶された主走査目印22及び副走査目印23の位置情報に基づいて印画開始位置Cを決定する。
その後、制御部10は、印画ヘッド1が、この算出された印画開始位置Cの位置に来るまでキャリッジ2を移動させ(S12)、印画を開始する(S13)。ここで、印画ヘッド1は、主走査位置記憶部15に記憶された主走査目印22の位置情報に基づいて決定された印画開始位置Cまで移動されるため、この時点で、例えば図6に示すように、仮に記録メディア20の幅方向の曲がりが発生していたとしても、最左端の主走査目印22から最初の印画領域21の印画開始位置Cまでの距離Dは変わらないため、印画ヘッド1を適正な印画開始位置Cまで正確に位置決めして印画を行うことができる。また、本実施形態によれば、副走査目印23も検出して印画開始位置を決定しているので、最初の副走査目印23から最初の印画領域21までの距離Aも変わらないため、仮に記録メディア20に副走査方向のずれが生じていたとしても、同様に印画ヘッド1を適正な印画開始位置Cまで正確に位置決めして印画を行うことができる。
その後、印画動作を開始する(S14)。印画動作は、キャリッジ2の主走査方向の移動と記録メディア20の副走査方向の間欠的な搬送とが協働することにより行われる。この印画動作によって、印画ヘッド1が記録メディア20の先頭端に並列する各印画領域21に亘って印画を行っていくと、記録メディア20の副走査方向の搬送によって、その印画中に、各印画領域21の上流側に配置されている次の副走査目印23が副走査目印検出部9によって検出されることになる。
制御部10は、印画中に、副走査目印検出部9が次の副走査目印23を検出したかどうかを監視しており(S15)、次の副走査目印23を検出すると、その副走査目印23の検出位置が予め設定されている記録メディア20の最後尾の副走査目印23の位置(m)であるかどうかを判断し(S16)、その副走査目印23の位置が最後尾の位置mである場合は、記録メディア20に対する印画は終了するが、ここでは未だ最後尾の位置mではないため、当該次の副走査目印23の位置を副走査位置記憶部16に記憶しておき(S17)、その後、制御部10は更に印画を続行し(S18)、記録メディア20を副走査方向に間欠的に搬送する(S19)。
記録メディア20の搬送中、制御部10は、副走査モータ14のロータリーエンコーダ14bから出力されるパルス数をカウントし(S20)、副走査モータ14のロータリーエンコーダ14bから出力されるパルス数のカウント値が、距離A+Bに相当するカウント値になったかどうかを監視し(S21)、距離A+Bに相当するカウント値になった場合、記録メディア20の副走査方向の搬送を一旦停止させる(S22)。
その後、更に印画動作を続行させる(S23)。ここで、制御部10はキャリッジ2が退避位置にあるかどうかを判断し(S24)、退避位置でない場合はそのまま印画動作を続行させる。一方、キャリッジ2が退避位置にきたら、制御部10はキャリッジ2を主走査方向に移動させ(S25)、主走査目印検出部8によって、次に並列する印画領域21の印画位置を決定するための主走査目印22の検出を行う(S26)。
主走査目印検出部8が主走査目印22を検出したら、制御部10は、その検出時点でのエンコーダセンサ7によって検出されるリニアエンコーダ6からのパルス数から主走査目印22の位置を検出し、その位置情報を主走査位置記憶部15に記憶させ(S27)、全ての主走査目印22を検出し終えるまで上記S25からのステップを繰り返す(S28)。
全ての主走査目印22の検出及び位置情報の記憶が終了すると、S16のステップにおいて副走査目印23が最後尾の位置となるまで上記S14からのステップを繰り返す。
なお、記録メディア20が曲がりなく正常に搬送されている場合、各印画領域21に対して印画を開始する印画開始位置及び印画を終了する印画終了位置は常に一定となるはずであり、予め判っている。従って、記録メディア20に曲がりが発生している場合は、印画開始位置及び印画終了位置は、記録メディア20が曲がりなく正常に搬送されている場合の適正位置と異なる位置となる。
このため、制御部10は、この印画開始位置及び印画終了位置の適正位置を予想値として予め記憶しており、印画時に主走査目印検出部8が主走査目印22を検出することによって求められる印画開始位置及びその印画が終了する印画終了位置をリニアエンコーダ6からそれぞれ検出し、それを前記予想値と比較し、検出された印画開始位置及び印画終了位置が前記予想値から外れている場合に、警告手段19によってオペレーターに警告を発するようにする。これによって、記録メディア20に曲がりが発生したことをオペレーターに報知することができるため、曲がりの原因を特定する等の対応をとることができる。
ところで、この態様では、副走査目印検出部9が副走査目印23を検出する度、一度だけ主走査目印22を検出してその位置情報を記憶するようにしている。すなわち、主走査方向に並列する各印画領域21に対して印画を行う際に、一度だけ主走査目印22を検出し、その位置を記憶するようにしている。これによれば、印画動作中の主走査目印22の検出回数が最小限で済むため、主走査目印22を検出することによる印画速度の低下も最小限に抑えられる。
また、主走査目印22の検出はこれに限らず、インクジェット記録装置が、本実施形態のように、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジ2に印画ヘッド1を搭載したいわゆるシャトル型のインクジェット記録装置である場合には、印画を行うために印画ヘッド1を主走査方向に沿って移動させる際に、主走査目印検出部8によって各印画領域21近傍の主走査目印22を検出するようにすることも好ましい。
この場合、主走査目印22を検出するタイミングは、1つの印画領域21に対して印画を行うためにキャリッジ2が主走査方向に移動する際のいずれかのタイミング、例えば印画開始位置と印画終了位置近傍等のように、任意のポイントで検出を行うようにしてもよいが、更に好ましくは、印画を行うために印画ヘッド1を主走査方向に沿って移動させる毎に、その都度主走査目印検出部8によって各印画領域21近傍の主走査目印22を検出するようにすることである。これによれば、各印画領域21に対してリアルタイムできめ細かく主走査方向の印画位置の補正を行うことができるので、位置精度がより良好な印画を行うことができ、例えば一つの印画領域21が副走査方向に沿って長尺な場合でも、位置ずれのない良好な印画を行うことができる。
図7は、インクジェット記録システムの一例を示す概略図である。
図中、30は記録装置である。この記録装置30は、図1〜図6において説明した記録装置であるため、詳細な説明については省略する。
また、40は記録メディア供給装置であり、長尺な記録メディア20をロール状に巻回した元巻20Aが所定の位置に装着されている。
この記録メディア供給装置40において、元巻20Aから繰り出された記録メディア20は、2本のローラ41の間において平滑に保持される。平滑に保持された記録メディア20の上方には、目印形成手段としてのインクジェットヘッド42が配置されており、記録メディア20の印画領域近傍に、予め主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印22(図1参照)を形成するようになっている。また、このインクジェットヘッド42は、予め記録メディア20の印画領域近傍に、印画領域の副走査方向における印画位置の基準となる副走査目印23(図1参照)も同時に形成するようになっている。
インクジェットヘッド42は、記録メディア20の搬送方向と直交する主走査方向に沿って往復移動可能なシャトル型のインクジェットヘッドであってもよいし、記録メディア20の幅方向に亘る長さで固定状に配置されたライン型のインクジェットヘッドであってもよい。
このインクジェット記録システムによれば、予め主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印22と、好ましくは副走査方向の印画位置の基準となる副走査目印23を形成しておくことができるので、通常の記録メディア20を用いて、上述したインクジェット記録方法を実現することができる。
この場合の記録メディア20は、布帛に限らず、紙、プラスチックシート等任意であるが、布帛である場合には、インクジェットヘッド42に代えて、主走査目印22、好ましくは主走査目印22と副走査目印23とを縫い込むためのミシンを設けるようにしてもよい。
また、記録メディア20に布帛を使用する場合、記録メディア供給装置は、図8に示すように、布帛を織成する織り機50とすることもできる。織り機50は、織糸51、51…を用いて記録メディア20となる布帛を織成するのと同時に、着色された糸52、52を用いて主走査目印22、好ましくは主走査目印22と副走査目印23とを布帛中に織り込んでいき、主走査目印22、好ましくは主走査目印22と副走査目印23とが織り込まれた布帛を記録メディア20として記録装置30に供給する。
なお、以上説明した記録装置において、印画ヘッド1はシャトル型としたが、なんら限定されず、例えば記録メディア20の幅方向に亘る長さで固定状に配置されたライン型の印画ヘッドであってもよい。この場合は、主走査目印検出部8を主走査方向に沿って往復移動可能に設けたキャリッジ等に搭載することにより、主走査目印22の検出時に主走査方向に沿って往復移動させればよい。
本発明に係るインクジェット記録方法を実施するための記録装置の主要部の概略構成を示す図 記録装置の主要部の構成を示すブロック図 主走査目印検出部と副走査目印検出部との配置間隔を示す図 本発明に係るインクジェット記録方法の一例を示すフローチャート 副走査目印検出部が副走査目印を検出してから、距離A+Bだけ記録メディアを搬送した状態を示す図 記録メディアに幅方向の曲がりが発生した状態を示す図 インクジェット記録システムの一例を示す概略図 インクジェット記録システムの他の一例を示す概略図 従来の問題点を説明する図
符号の説明
1:印画ヘッド
2:キャリッジ
3:ガイドレール
4a、4b:ローラ
5:搬送ベルト
6:リニアエンコーダ
7:エンコーダセンサ
8:主走査目印検出部
9:副走査目印検出部
10:制御部
11:主走査制御部
12:主走査モータ
12a:モータ本体
12b:ロータリーエンコーダ
12’:キャリッジ駆動機構
13:副走査制御部
14:主走査モータ
14a:モータ本体
14b:ロータリーエンコーダ
15:主走査位置記憶部
16:副走査位置記憶部
17:印画位置算出部
18:印画処理部
19:警告手段
20:記録メディア
21:印画領域
22:主走査目印
23:副走査目印
30:記録装置
40:記録メディア供給装置
41:ローラ
42:インクジェットヘッド
50:織り機(記録メディア供給装置)
51:織糸
52:着色された糸
P:退避位置

Claims (26)

  1. 副走査方向に沿って所定速度で搬送される記録メディアの表面に対して印画ヘッドからインクを吐出することにより、前記記録メディアの前記副走査方向と直交する主走査方向に沿って印画を行うインクジェット記録方法であって、
    前記記録メディアの印画領域近傍に、予め主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印を形成しておき、印画に先立って主走査方向に往復移動する主走査目印検出手段を主走査移動させることによって前記主走査目印の位置を検出し、その主走査方向における位置情報を記憶し、印画時に、前記記憶された主走査目印の位置情報に基づいて前記印画ヘッドによる主走査方向の印画開始位置を決定することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記印画領域は、前記記録メディアの主走査方向に沿って間隔をおいて複数有しており、前記主走査目印は、各印画領域近傍に予め形成しておくことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録方法。
  4. 予め前記記録メディアの印画領域近傍に、前記印画領域の副走査方向における印画位置の基準となる副走査目印を形成しておき、印画に先立って副走査目印検出手段によって前記副走査目印を検出し、その副走査方向における位置情報を記憶し、印画時に、前記記憶された副走査目印の位置情報に基づいて前記印画ヘッドによる副走査方向の印画開始位置を決定することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録方法。
  5. 前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印及び前記副走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録方法。
  6. 前記主走査目印よりも前記副走査目印を先に検出することを特徴とする請求項4又は5記載のインクジェット記録方法。
  7. 印画中は、印画動作を中断することなく、次に印画を行う印画領域近傍に形成されている前記副走査目印を検出して記憶した直後に、次の前記主走査目印も検出して記憶し、印画動作を続行することを特徴とする請求項4、5又は6記載のインクジェット記録方法。
  8. 前記副走査目印検出手段によって前記副走査目印を検出するたびに、前記主走査目印検出手段を一度だけ主走査移動させ、前記主走査目印を検出して記憶しておくことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  9. 前記印画ヘッドは、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載され、往復移動の過程でインクを吐出するシャトル型の印画ヘッドであり、前記主走査検出手段は、前記印画ヘッドが主走査移動する際に、前記主走査目印を検出することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  10. 前記主走査検出手段は、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  11. 前記印画領域の印画開始位置及び印画終了位置の適正位置を予想値として予め記憶しておき、印画時における印画開始位置及び印画終了位置を検出して前記予想値と比較し、前記検出された印画開始位置及び印画終了位置が前記予想値から外れている場合に警告を出すことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  12. 副走査方向に沿って所定速度で搬送される記録メディアの表面に対して印画ヘッドからインクを吐出することにより、前記記録メディアの前記副走査方向と直交する主走査方向に沿って印画を行う記録装置と、
    前記記録装置に、印画領域近傍に主走査方向の印画位置の基準となる主走査目印を有する記録メディアを供給する記録メディア供給装置とを有し、
    前記記録装置は、印画に先立って主走査方向に往復移動することにより前記主走査目印の位置を検出する主走査目印検出手段と、
    前記主走査目印検出手段によって検出された前記主走査目印の位置情報を記憶する主走査目印記憶手段と、
    印画時に、前記記憶された主走査目印の位置情報に基づいて前記印画ヘッドによる主走査方向の印画開始位置を決定し、印画動作を制御する制御手段とを有することを特徴とするインクジェット記録システム。
  13. 前記印画領域は、前記記録メディアの主走査方向に沿って間隔をおいて複数有しており、前記主走査目印は、各印画領域近傍に形成されることを特徴とする請求項12記載のインクジェット記録システム。
  14. 前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項12又は13記載のインクジェット記録システム。
  15. 前記記録メディア供給手段は、前記布帛を織成する織り機であることを特徴とする請求項14記載のインクジェット記録システム。
  16. 前記記録メディア供給手段は、前記記録メディアの印画領域近傍に、前記主走査目印を形成する主走査目印形成手段を有することを特徴とする請求項12又は13記載のインクジェット記録システム。
  17. 前記記録メディア供給装置から前記記録装置に供給される前記記録メディアは、印画領域近傍に副走査方向における印画位置の基準となる副走査目印を有し、
    前記記録装置は、印画に先立って前記副走査目印を検出する副走査目印検出手段と、前記副走査目印検出手段によって検出された前記副走査目印の位置情報を記憶する副走査目印記憶手段とを有し、前記制御手段は、印画時に、前記記憶された主走査目印の位置情報に加えて前記記憶された副走査目印の位置情報にも基づいて前記印画ヘッドによる主走査方向の印画開始位置を決定し、印画動作を制御することを特徴とする請求項12又は13記載のインクジェット記録システム。
  18. 前記記録メディアは布帛であり、前記主走査目印及び前記副走査目印は、前記布帛に織り込まれている着色された糸であることを特徴とする請求項17記載のインクジェット記録システム。
  19. 前記記録メディア供給手段は、前記布帛を織成する織り機であることを特徴とする請求項18記載のインクジェット記録システム。
  20. 前記記録メディア供給手段は、前記記録メディアの印画領域近傍に、前記主走査目印及び前記副走査目印を形成する目印形成手段を有することを特徴とする請求項17記載のインクジェット記録システム。
  21. 前記副走査目印検出手段は、前記主走査目印検出手段よりも前記記録メディアの搬送方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項17〜20のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
  22. 前記記録装置は、印画中は、印画動作を中断することなく、次に印画を行う印画領域近傍に形成されている前記副走査目印を前記副走査目印検出手段によって検出し、前記副走査目印記憶手段に記憶した直後に、次の前記主走査目印も前記主走査目印検出手段によって検出し、前記主走査目印記憶手段に記憶し、印画動作を続行することを特徴とする請求項17〜21のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
  23. 前記記録装置は、前記副走査目印検出手段によって前記副走査目印を検出するたびに、前記主走査目印検出手段を一度だけ主走査移動させ、前記主走査目印を検出し、前記主走査目印記憶手段に記憶しておくことを特徴とする請求項17〜22のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
  24. 前記印画ヘッドは、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載され、往復移動の過程でインクを吐出するシャトル型の印画ヘッドであり、前記記録装置は、前記印画ヘッドが主走査移動する際に、前記主走査検出手段によって前記主走査目印を検出し、前記主走査目印記憶手段に記憶しておくことを特徴とする請求項12〜22のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
  25. 前記主走査検出手段は、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項12〜24のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
  26. 前記記録装置は、前記印画領域の印画開始位置及び印画終了位置の適正位置を予想値として予め記憶する予想値記憶手段と、印画時における印画開始位置及び印画終了位置を検出して前記予想値と比較する比較手段と、前記検出された印画開始位置及び印画終了位置が前記予想値から外れている場合に警告を出す警告手段とを有することを特徴とする請求項12〜25のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
JP2006160562A 2006-06-09 2006-06-09 インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム Expired - Fee Related JP5017933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160562A JP5017933B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160562A JP5017933B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007326328A true JP2007326328A (ja) 2007-12-20
JP5017933B2 JP5017933B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=38927145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006160562A Expired - Fee Related JP5017933B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5017933B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249548A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
CN109016870A (zh) * 2017-06-12 2018-12-18 上海西陌信息科技有限公司 一种在批量成衣上喷图案的打印装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06320705A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Canon Inc プリント方法及び装置及びそのプリント物及び加工品
JPH0770950A (ja) * 1993-05-01 1995-03-14 Seiren Co Ltd インクジェット染色用布帛とその布帛染色法
JPH11237965A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Fujitsu Ltd プリンタ装置および記録媒体
JPH11300949A (ja) * 1998-04-27 1999-11-02 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2000177195A (ja) * 1998-12-16 2000-06-27 Canon Inc 記録装置
JP2000177885A (ja) * 1998-12-11 2000-06-27 Seiko Epson Corp プリンタ
JP2000225748A (ja) * 1999-02-09 2000-08-15 Sharp Corp プリンタ及びその制御方法
JP2003159817A (ja) * 2001-11-28 2003-06-03 Fuji Photo Film Co Ltd 走査型印刷装置およびそれによる印刷方法
JP2003166149A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Gen Maeda & Co Ltd 布帛の製織方法及びその装置
JP2005179819A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Hiroshi Kadota 経糸印刷装置、織機および織布方法
JP2007313717A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Seiren Co Ltd インクジェット記録方法及び装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0770950A (ja) * 1993-05-01 1995-03-14 Seiren Co Ltd インクジェット染色用布帛とその布帛染色法
JPH06320705A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Canon Inc プリント方法及び装置及びそのプリント物及び加工品
JPH11237965A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Fujitsu Ltd プリンタ装置および記録媒体
JPH11300949A (ja) * 1998-04-27 1999-11-02 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2000177885A (ja) * 1998-12-11 2000-06-27 Seiko Epson Corp プリンタ
JP2000177195A (ja) * 1998-12-16 2000-06-27 Canon Inc 記録装置
JP2000225748A (ja) * 1999-02-09 2000-08-15 Sharp Corp プリンタ及びその制御方法
JP2003159817A (ja) * 2001-11-28 2003-06-03 Fuji Photo Film Co Ltd 走査型印刷装置およびそれによる印刷方法
JP2003166149A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Gen Maeda & Co Ltd 布帛の製織方法及びその装置
JP2005179819A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Hiroshi Kadota 経糸印刷装置、織機および織布方法
JP2007313717A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Seiren Co Ltd インクジェット記録方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249548A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
CN109016870A (zh) * 2017-06-12 2018-12-18 上海西陌信息科技有限公司 一种在批量成衣上喷图案的打印装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5017933B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9684859B2 (en) Registration correction for continuous printing
CN110315849B (zh) 记录装置
US10538108B2 (en) Liquid droplet discharging apparatus, and pattern reading method of liquid droplet discharging apparatus
JP6291777B2 (ja) 画像形成装置、テストパターンの形成方法、プログラム
JP6046171B2 (ja) フルブリード印刷のための方法
US10549544B2 (en) Ink-jet recording apparatus
JP5017933B2 (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム
JP2007015194A (ja) 記録ヘッドのメンテナンス方法及びインクジェットプリンタ
JP5553645B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2004182414A (ja) 画像記録装置
JP2010042565A (ja) 調整方法
JP2009214492A (ja) インクジェット記録装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
JP6375870B2 (ja) 記録位置補正装置、記録装置、画像形成システム及び記録位置補正装置の制御方法
JP2009234023A (ja) ローラ偏芯度評価方法とこの方法を実施するプリント装置
JP2020006523A (ja) インクジェットプリンタ
JP2013052627A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5037430B2 (ja) 画像記録装置における搬送装置、画像記録装置の搬送装置における搬送速度補正方法
JP2011245779A (ja) 液滴吐出装置
JP5404120B2 (ja) 吐出タイミング補正装置及び吐出タイミング補正方法
JP2005096228A (ja) インクジェット記録装置
JP2004175468A (ja) 位置検出装置および位置検出方法
US20080060913A1 (en) Correction method of transport amount and medium transport apparatus
JP2006159585A (ja) インクジェット記録装置およびヘッドの駆動条件調整方法
JP2010167723A (ja) インクジェット画像記録装置
JP2005088217A (ja) プリント装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees