JP2003166149A - 布帛の製織方法及びその装置 - Google Patents

布帛の製織方法及びその装置

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JP2003166149A JP2001364370A JP2001364370A JP2003166149A JP 2003166149 A JP2003166149 A JP 2003166149A JP 2001364370 A JP2001364370 A JP 2001364370A JP 2001364370 A JP2001364370 A JP 2001364370A JP 2003166149 A JP2003166149 A JP 2003166149A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】後染め織物と先染め織物との各長所を最大限に
生かすものとする。 【解決手段】たて糸Xとよこ糸Yとを製織する織機の上
流に、たて糸X群が平行に整列している面に対向して、
インクジェットプリンター4のヘッド4aを横方向及び
経方向に独立的に移動可能に配設し、前記ヘッド4aを
横方向に移動させながら前記たて糸Xに対してプリント
し、次に経方向の異なる位置に前記ヘッド4aを移動さ
せ、その位置において前記ヘッド4aを横方向に移動さ
せながら前記たて糸Xに対してプリントすることを繰り
返すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布帛の製織方法及
びその装置に関する。さらに詳しくは、整経したたて糸
群をダイレクトでインクジェットプリンターにプリント
しながら製織する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】デザイン織物には、白生地にプリントす
る後染め織物と、予めたて糸群をデザインに応じて染色
したものを整経し、これらと多種の色のよこ糸とをたと
えばジャカード織機により製織する先染め織物とがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の後染め織物は、
質感として安価品である印象を与える欠点があるもの
の、色数が自由、グラデーションが自由、染色工程が簡
単で低コストで可能である利点がある。後者の先染め織
物は、質感として緻密さ、色合いの深さなどにより高級
感を与える利点があるものの、色数が限られ、グラデー
ションが困難、染色工程が複雑で高コストで可能である
欠点がある。
【0004】したがって、本発明の主たる課題は、両者
の長所を最大限に生かし、すなわち、質感として緻密
さ、色合いの深さなどにより高級感を与え、色数が自
由、グラデーションが自由、染色工程が簡単で低コスト
である布帛の製織方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決した本
発明は次記のとおりである。 <請求項1項記載の発明>たて糸群が平行に整列してい
る面に対して、インクジェットプリンターのヘッドを横
方向に移動させながら前記たて糸に対してプリントした
後、たて糸とよこ糸とを製織することを特徴とする布帛
の製織方法。
【0006】(作用効果)たて糸に対して、インクジェ
ットプリンターによりプリントすることにより、色の選
定数に制限がなくなり、しかも、たてや斜めぼかしなど
種々の図案をプリントでき、豊富なデザインとすること
ができる。このプリントされたたて糸群に対して、その
後に横糸を製織することにより、全体がプリントされた
ものとは異なる立体感のある織布となる。このとき、た
て糸として単色のみならず、たて糸の色使いを工夫する
ことにより、従来にない、デザインの織布が得られる。
たとえば、ぼかしまたはグラデーションをもつたて糸群
に対して、単色または多色のよこ糸をストライプや紋柄
などをもって製織することにより、たて糸群のデザイン
に対してよこ糸の配色及び柄が組み合わされ、複雑な、
しかも従来のプリント地や柄地に比較して新規なデザイ
ン及び質感を有した織布を得ることができる。
【0007】<請求項2項記載の発明>たて糸とよこ糸
とを製織する織機の上流に、たて糸群が平行に整列して
いる面に対向して、インクジェットプリンターのヘッド
を横方向及び経方向に独立的に移動可能に配設し、前記
ヘッドを横方向に移動させながら前記たて糸に対してプ
リントし、次に経方向の異なる位置に前記ヘッドを移動
させ、その位置において前記ヘッドを横方向に移動させ
ながら前記たて糸に対してプリントした後、前記織機に
よりよこ糸と製織を行う、ことを繰り返すことを特徴と
する布帛の製織方法。
【0008】(作用効果)インクジェットプリンターの
ヘッドによるプリントは、プリント面積に制限があり、
かつ長尺物を得るためには、本発明に従うヘッドの移
動、及びプリント及び製織の繰り返しによるものが適し
ている。
【0009】<請求項3項記載の発明>プリントの繰り
返しをある経方向長さで終了した後、織機を稼動させ製
織し、所定長さの製織が終了した段階で織機を停止し、
続いてプリントを再開する請求項2記載の布帛の製織方
法。
【0010】(作用効果)プリンターのプリント速度と
織機の製織速度とを同期させることにより、プリントと
製織を連続化させることも不可能ではないが、操業中に
主に織機側からのたて糸のテンションの経時的な変動が
生じ、その同期が困難である理由などにより、織機の稼
動とプリントとを分離して、プリント時におけるテンシ
ョンの変動を防止し、また、各種の微調整可能段階をも
たせておくことが有効である。
【0011】<請求項4項記載の発明>整列しているた
て糸群の本体へのプリントと併せて、前記たて糸群の横
方向端部にもある経方向長さでマーク用プリントを行
い、そのプリントマークをセンサにより検出し、その検
出信号に基づくマーク用プリントによるマークの経方向
長さに達した時点まで、織機の稼動による製織を続行
し、その製織が終了した段階で織機を停止し、続いて本
体へのプリント及びマーク用プリントを再開する請求項
2記載の布帛の製織方法。
【0012】(作用効果)マーク用プリントをたて糸群
の横方向端部に行うとしても、その部分を利用するもの
ではないから、製織製品にとってなんら支障はない。ま
た、マーク用プリントは整列しているたて糸群の本体へ
のプリントと併せて行うものであるから、プリントマー
クをセンサにより検出することで、プリント長さを直接
的に検出することが可能である。製織時におけるたて糸
の送り移動長さを検出することも可能ではあるが、製織
時によこ糸を打込むときにたて糸が約1cm程度前後運
動するので、正確なたて糸の送り移動長さを検出するこ
とは困難であることの知見にも基づいている。
【0013】<請求項5項記載の発明>センサがヘッド
より織機側に位置し、両者が製織方向に常に同一の間隔
をおいた位置関係となる構成とし、(1)前ステップの
製織が終了し織機が停止した後、ヘッドが横方向及び経
方向の移動をして後方に移動しながらプリント及びマー
ク用プリントを行う段階、(2)プリント終了後、前記
センサが製織が終了した位置に移動する段階、(3)製
織を開始し、前記センサが前記マークの後端を検知する
まで製織を行う段階、(4)ヘッドが前記前ステップの
製織終了位置に移動し、(1)のプリント開始を待機す
る段階、を含む請求項4記載の布帛の製織方法。
【0014】(作用効果)この形態によると、後述のよ
うに、プリント長さと製織によるたて糸の送り移動長さ
との正確な連動を図ることができる。
【0015】<請求項6項記載の発明>たて糸とよこ糸
とを製織する織機の上流に、たて糸群が平行に整列して
いる面に対向して、インクジェットプリンターのヘッド
を横方向及び経方向に独立的に移動可能に配設し、前記
ヘッドは横方向に移動しながら前記たて糸に対してプリ
ントするように構成したことを特徴とする布帛の製織装
置。
【0016】(作用効果)請求項1の作用効果と同様な
作用効果が得られる。
【0017】<請求項7項記載の発明>たて糸とよこ糸
とを製織する織機の上流に、たて糸群が平行に整列して
いる面に対向して配置されたインクジェットプリンター
のヘッドと、前記ヘッドの横方向移動手段と、前記ヘッ
ドの経方向移動手段とを備え、ヘッドの横方向移動手段
と前記ヘッドの経方向移動手段とは独立的に作動するよ
う構成し、前記横方向移動手段によるヘッドの横方向へ
の移動過程で前記たて糸に対してプリントするように構
成し、その横方向の所定幅の移動が終了した時点で、前
記経方向移動手段が作動し、次の経方向の異なる位置に
前記ヘッドを移動させ、その位置において前記ヘッドを
横方向に移動させながら前記たて糸に対してプリントす
ることを繰り返す構成としたことを特徴とする布帛の製
織装置。
【0018】(作用効果)請求項1及び2の作用効果と
同様な作用効果が得られる。
【0019】<請求項8項記載の発明>たて糸とよこ糸
とを製織する織機の上流に、たて糸群が平行に整列して
いる面に対向して配置されたインクジェットプリンター
のヘッドと、前記ヘッドの横方向移動手段と、前記ヘッ
ドの経方向移動手段とを有するプリンター駆動手段と、
たて糸の送り長さ検知手段とを備え、ヘッドの横方向移
動手段と前記ヘッドの経方向移動手段とは独立的に作動
するよう構成し、前記横方向移動手段によるヘッドの横
方向への移動過程で前記たて糸に対してプリントするよ
うに構成し、その横方向の所定幅の移動が終了した時点
で、前記経方向移動手段が作動し、次の経方向の異なる
位置に前記ヘッドを移動させ、その位置において前記ヘ
ッドを横方向に移動させながら前記たて糸に対してプリ
ントすることを繰り返し、この繰り返しにより経方向の
プリント長さが所定長さとなった時点で、前記プリンタ
ー駆動手段が停止し、前記プリンター駆動手段が停止し
た後に前記織機が稼動し、その製織に伴う前記たて糸の
送り長さを前記たて糸の送り長さ検知手段により検知
し、所定長さの製織が終了した時点で、前記プリンター
駆動手段の作動が再開する構成としたことを特徴とする
布帛の製織装置。
【0020】(作用効果)請求項1〜3の作用効果と同
様な作用効果が得られる。
【0021】<請求項9項記載の発明>たて糸とよこ糸
とを製織する織機の上流に、たて糸群が平行に整列して
いる面に対向して配置されたインクジェットプリンター
のヘッドと、前記ヘッドの横方向移動手段と、前記ヘッ
ドの経方向移動手段とを有するプリンター駆動手段と、
前記インクジェットプリンターにより、たて糸群が平行
に整列している面の本体へのプリントと併せて、前記た
て糸群の横方向端部にもある経方向長さでプリントマー
クのプリントを行い、そのプリントマークを光学センサ
により検出し、その検出信号に基づく前記プリントマー
クの経方向長さを検知するたて糸の送り長さ検知手段と
を備え、ヘッドの横方向移動手段と前記ヘッドの経方向
移動手段とは独立的に作動するよう構成し、前記横方向
移動手段によるヘッドの横方向への移動過程で前記たて
糸に対してプリントするように構成し、その横方向の所
定幅の移動が終了した時点で、前記経方向移動手段が作
動し、次の経方向の異なる位置に前記ヘッドを移動さ
せ、その位置において前記ヘッドを横方向に移動させな
がら前記たて糸に対してプリントすることを繰り返し、
この繰り返しにより経方向のプリント長さが所定長さと
なった時点で、前記プリンター駆動手段が停止し、前記
プリンター駆動手段が停止した後に前記織機が稼動し、
その製織に伴う前記たて糸の送り開始から終了までを、
前記プリントマークの開始位置から終了位置を前記光学
センサにより検知し、前記光学センサが前記終了位置を
検出した時点で所定長さの製織を終了させ、これに代え
て前記プリンター駆動手段の作動が再開可能としたこと
を特徴とする布帛の製織装置。
【0022】(作用効果)請求項1〜4の作用効果と同
様な作用効果が得られる。
【0023】<請求項10項記載の発明>ヘッドの前後
にたて糸を通すおさを配置した請求項6〜9のいずれか
1項に記載の布帛の製織装置。
【0024】(作用効果)たて糸の重なりをおさにより
防止でき、プリントを適確に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながらさらに詳説する。図1は、本発明の概念図
であり、チーズ1から所望の長さのたて糸Xを整経し、
送出しロール(ビーム、男巻き)2にセットする。3は
ジャカード3aを備えたジャカード織機などのたて糸X
とよこ糸Yとを製織する織機であり、この織機3の上流
に、たて糸群が平行に整列している面に対向してインク
ジェットプリンター4のヘッド4aが配設されている。
よこ糸Yは、シャトル織機の場合にはシャトル3bによ
るほか、レピア織機などの高速織機の場合にはチーズ3
cにより直接供給することができ、織機及びよこ糸の供
給及び製織形態に限定されるものではない。
【0026】このヘッド4aを横方向に移動させながら
たて糸に対してプリントし、次に経方向の異なる位置に
ヘッド4aを移動させ、その位置においてヘッド4aを
横方向に移動させながらたて糸に対してプリントするこ
とを繰り返すものである。
【0027】プリントの繰り返しをある経方向長さで終
了した後、織機3を稼動させ製織し、所定長さの製織が
終了した段階で織機3を停止し、その代わりにプリント
を再開する。最終的に製織後の布帛は、巻き取り反物5
とされる。
【0028】装置の具体例として、図2以降の図面が参
照される。すなわち、上流側から、たて糸送り装置1
0、インクジェットプリンタープリンター4及びプリン
ター送り装置20、たて糸送り量(織り量)検知手段と
しての光学センサ30(たとえばカラーセンサ)、必要
により設けられる、プリント後のたて糸群の整列面の上
下高さ位置を調整する送り面調整手段(図示せず)、織
機3が設けられている。
【0029】たて糸送り装置10としては公知のものを
使用できるので説明を省略する。
【0030】実施の形態でのインクジェットプリンター
4の周辺機器は、左右一対の架台6,6に搭載され、ヘ
ッド4aは前記架台6,6上の本体部4b、4bに跨設
された横行駆動ガイド手段7に沿って横方向に移動可能
とされている。この横移動は、基本的にインパクトドッ
トプリンターのヘッドの駆動手段と同様であり、装備さ
れた駆動モータ(図示せず)により行われる。したがっ
て、横行駆動ガイド手段7は、本発明のヘッドの横方向
移動手段を構成する。
【0031】左右一対の架台6,6は、ベースに対して
設置された左右一対の経方向に沿うスライドレール2
1,21上に載置され、さらに架台6,6は送りボール
ネジなどの前後進送りロッド22,22と連結され、前
後進送りロッド22,22の端部にはそれぞれ送りプー
リ23,23が一体化され、両送りプーリ23,23
は、1基のサーボモータ24の出力軸と、共通に巻きか
けられたタイミングベルト25,25により連結されて
いる。これらの要素は本発明の経方向移動手段を構成す
る。
【0032】したがって、サーボモータ24の正逆回転
により、タイミングベルト25,25を介して、送りプ
ーリ23,23及び前後進送りロッド22,22が回転
することにより、たとえば前後進送りロッド22を送り
ボールネジとすることにより螺合する架台6,6の脚部
6Aは、スライドレール21,21上を前後進する。
【0033】前記ヘッド4aの横方向移動手段(実施の
形態では横行駆動ガイド手段7をもって構成している)
と前記ヘッドの経方向移動手段(実施の形態ではプリン
ター送り装置20をもって構成している)とはプリンタ
ー駆動手段を構成し、これらは独立的に作動し、かつ横
方向移動が終了した後に経方向移動手段が作動するよう
に構成する。
【0034】他方、図示されているように、ヘッド4a
の前後には、たて糸を通すおさ(リード)8,8が設け
られている。たとえば、おさ(リード)8は90羽(鯨
寸)とし、1目(約0.4mm)に4本のたて糸を入れ
て、プリント時にたて糸が重ならないようにするのが望
ましい。
【0035】前記たて糸送り量(織り量)検知手段とし
て、実際の製織によるたて糸の送り量を検出するため
に、インクジェットプリンター4のヘッド4aにより、
たて糸群が平行に整列している面の本体へのプリントと
併せて、前記たて糸群の横方向端部にもある経方向長さ
でプリントマークのプリントを行い、そのプリントマー
クを本体部4bに支持部材30aを介して支持された光
学センサ30により検出するようにする。
【0036】(作動について)本発明においては、たて
糸とよこ糸とを製織する織機3の上流に、たて糸群が平
行に整列している面に対向して配置したインクジェット
プリンター4のヘッド4aを,横方向に移動させながら
たて糸Xに対してプリントし、次に経方向の異なる位置
にヘッド4aを移動させ、その位置においてヘッド4a
を横方向に移動させながらたて糸Xに対してプリントす
ることを繰り返す.
【0037】具体的に、前記横方向移動手段(横行駆動
ガイド手段7)によるヘッドの横方向への移動過程で前
記たて糸に対してプリントし、その横方向の所定幅の移
動が終了した時点で、前記経方向移動手段(プリンター
送り装置20)が作動し、次の経方向の異なる位置に前
記ヘッド4aを移動させ、その位置において前記ヘッド
4aを横方向に移動させながら前記たて糸に対してプリ
ントすることを繰り返し、この繰り返しにより経方向の
プリント長さが所定長さとなった時点で、前記プリンタ
ー駆動手段を停止させる。
【0038】前記プリンター駆動手段が停止した後に前
記織機3が稼動し、その製織に伴う前記たて糸の送り長
さを前記たて糸の送り長さ検知手段30により検知し、
所定長さの製織が終了した時点で、前記プリンター駆動
手段の作動が再開する構成としたものである。
【0039】他方、図5に基づき、プリントと製織の動
作説明をする。工程Aは、前ステップの製織が終了し織
機3が停止し、プリントを再開する段階である。ヘッド
4aは、製織終了位置に位置した状態で待機している。
工程Bは、プリントが再開し、プリントマークPMをプ
リントしつつプリントが終了する段階を示す。ヘッド4
aは、横行駆動ガイド手段7の後退移動過程で横行しな
がらプリントを行う。このとき、光学センサ30も共に
後退する。工程Cは、プリント終了後に、ヘッド4a
が、ヘッド原点に移動した後、光学センサ30が工程A
での待機位置、すなわち製織終了位置に移動する段階を
示す。工程Dは、移動後、製織を開始し、製織する段階
を示す。製織に伴って、プリントマークPMの後端位置
が前進する。工程Eは、光学センサ30がプリントマー
クPMの後端を検出した段階を示す。このプリントマー
クPMの後端の検出が行われると、自動的にまたは織機
3の運転員に表示手段などにより告知され、製織が終了
される。工程Fは、ヘッド4aが製織の終了位置まで移
動し、プリントの開始に向けて待機している段階を示
す。この待機段階は、次のステップの工程Aである。こ
のように、各ステップごと、工程A〜工程Fが繰り返さ
れながら、プリント及び製織が行われる。かかる形態に
よると、ヘッド4aを、各ステップごと、製織の終了位
置に合致させることができる。したがって、プリントの
連続性が常に確保できる。
【0040】(他の事項)上記例においては、インクジ
ェットプリンター4はコンピュータなどの画像処理装置
と接続され、予め求めるデザインのたて糸に対するカラ
ー信号がインクジェットプリンター4に与えられる。こ
のカラー信号は、たて糸X群の横及び経の各位置へ対応
した色信号である。プリントはインクジェットプリンタ
ー4によるものであるあるため、複雑な染色が可能であ
る。ぼかし染色も可能である。横糸は単色のほか、複数
または多色とすることが当然に可能である。後者の場
合、より複雑なデザインの製織が可能である。
【0041】製織は、平織り、斜文織、朱子織やこれら
の変形織が可能であるが、複雑感・高級感を与えるため
に、特に朱子織及びその変形織が望ましい。
【0042】上記例において、インクジェットプリンタ
ー4全体が横及び左右に移動するようにしたが、ヘッド
と本体とを分離し、ヘッドのみを横及び左右に移動する
ように構成することができる。
【0043】必要により、インクジェットプリンター4
の出側にインクの乾燥手段を設けることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、後染め
織物と先染め織物との各長所を最大限に生かし、質感と
して緻密さ、色合いの深さなどにより高級感を与え、色
数が自由、グラデーションが自由、染色工程が簡単で低
コストなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の概略の構成図である。
【図2】設備の側面図である。
【図3】要部詳細図である。
【図4】設備の要部平面図である。
【図5】プリントと製織の動作説明図である。
【符号の説明】
1…チーズ、2…送出しロール(ビーム、男巻き)、3
…織機、4…インクジェットプリンター、4a…ヘッ
ド、4b…本体部、6…架台、7…横行駆動ガイド手
段、8…おさ、20…プリンター送り装置、21…スラ
イドレール、22…前後進送りロッド、23…送りプー
リ、24…サーボモータ、30…光学センサ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】たて糸群が平行に整列している面に対し
    て、インクジェットプリンターのヘッドを横方向に移動
    させながら前記たて糸に対してプリントした後、たて糸
    とよこ糸とを製織することを特徴とする布帛の製織方
    法。
  2. 【請求項2】たて糸とよこ糸とを製織する織機の上流
    に、たて糸群が平行に整列している面に対向して、イン
    クジェットプリンターのヘッドを横方向及び経方向に独
    立的に移動可能に配設し、 前記ヘッドを横方向に移動させながら前記たて糸に対し
    てプリントし、次に経方向の異なる位置に前記ヘッドを
    移動させ、その位置において前記ヘッドを横方向に移動
    させながら前記たて糸に対してプリントした後、前記織
    機によりよこ糸と製織を行う、ことを繰り返すことを特
    徴とする布帛の製織方法。
  3. 【請求項3】プリントの繰り返しをある経方向長さで終
    了した後、織機を稼動させ製織し、所定長さの製織が終
    了した段階で織機を停止し、続いてプリントを再開する
    請求項2記載の布帛の製織方法。
  4. 【請求項4】整列しているたて糸群の本体へのプリント
    と併せて、前記たて糸群の横方向端部にもある経方向長
    さでマーク用プリントを行い、そのプリントマークをセ
    ンサにより検出し、その検出信号に基づくマーク用プリ
    ントによるマークの経方向長さに達した時点まで、織機
    の稼動による製織を続行し、その製織が終了した段階で
    織機を停止し、続いて本体へのプリント及びマーク用プ
    リントを再開する請求項2記載の布帛の製織方法。
  5. 【請求項5】センサがヘッドより織機側に位置し、両者
    が製織方向に常に同一の間隔をおいた位置関係となる構
    成とし、 (1)前ステップの製織が終了し織機が停止した後、ヘ
    ッドが横方向及び経方向の移動をして後方に移動しなが
    らプリント及びマーク用プリントを行う段階、 (2)プリント終了後、前記センサが製織が終了した位
    置に移動する段階、 (3)製織を開始し、前記センサが前記マークの後端を
    検知するまで製織を行う段階、 (4)ヘッドが前記前ステップの製織終了位置に移動
    し、(1)のプリント開始を待機する段階、 を含む請求項4記載の布帛の製織方法。
  6. 【請求項6】たて糸とよこ糸とを製織する織機の上流
    に、たて糸群が平行に整列している面に対向して、イン
    クジェットプリンターのヘッドを横方向及び経方向に独
    立的に移動可能に配設し、 前記ヘッドは横方向に移動しながら前記たて糸に対して
    プリントするように構成したことを特徴とする布帛の製
    織装置。
  7. 【請求項7】たて糸とよこ糸とを製織する織機の上流
    に、たて糸群が平行に整列している面に対向して配置さ
    れたインクジェットプリンターのヘッドと、前記ヘッド
    の横方向移動手段と、前記ヘッドの経方向移動手段とを
    備え、 ヘッドの横方向移動手段と前記ヘッドの経方向移動手段
    とは独立的に作動するよう構成し、 前記横方向移動手段によるヘッドの横方向への移動過程
    で前記たて糸に対してプリントするように構成し、 その横方向の所定幅の移動が終了した時点で、前記経方
    向移動手段が作動し、次の経方向の異なる位置に前記ヘ
    ッドを移動させ、その位置において前記ヘッドを横方向
    に移動させながら前記たて糸に対してプリントすること
    を繰り返す構成としたことを特徴とする布帛の製織装
    置。
  8. 【請求項8】たて糸とよこ糸とを製織する織機の上流
    に、たて糸群が平行に整列している面に対向して配置さ
    れたインクジェットプリンターのヘッドと、前記ヘッド
    の横方向移動手段と、前記ヘッドの経方向移動手段とを
    有するプリンター駆動手段と、たて糸の送り長さ検知手
    段とを備え、 ヘッドの横方向移動手段と前記ヘッドの経方向移動手段
    とは独立的に作動するよう構成し、 前記横方向移動手段によるヘッドの横方向への移動過程
    で前記たて糸に対してプリントするように構成し、 その横方向の所定幅の移動が終了した時点で、前記経方
    向移動手段が作動し、次の経方向の異なる位置に前記ヘ
    ッドを移動させ、その位置において前記ヘッドを横方向
    に移動させながら前記たて糸に対してプリントすること
    を繰り返し、この繰り返しにより経方向のプリント長さ
    が所定長さとなった時点で、前記プリンター駆動手段が
    停止し、 前記プリンター駆動手段が停止した後に前記織機が稼動
    し、その製織に伴う前記たて糸の送り長さを前記たて糸
    の送り長さ検知手段により検知し、所定長さの製織が終
    了した時点で、前記プリンター駆動手段の作動が再開す
    る構成としたことを特徴とする布帛の製織装置。
  9. 【請求項9】たて糸とよこ糸とを製織する織機の上流
    に、たて糸群が平行に整列している面に対向して配置さ
    れたインクジェットプリンターのヘッドと、前記ヘッド
    の横方向移動手段と、前記ヘッドの経方向移動手段とを
    有するプリンター駆動手段と、前記インクジェットプリ
    ンターにより、たて糸群が平行に整列している面の本体
    へのプリントと併せて、前記たて糸群の横方向端部にも
    ある経方向長さでプリントマークのプリントを行い、そ
    のプリントマークを光学センサにより検出し、その検出
    信号に基づく前記プリントマークの経方向長さを検知す
    るたて糸の送り長さ検知手段とを備え、 ヘッドの横方向移動手段と前記ヘッドの経方向移動手段
    とは独立的に作動するよう構成し、 前記横方向移動手段によるヘッドの横方向への移動過程
    で前記たて糸に対してプリントするように構成し、 その横方向の所定幅の移動が終了した時点で、前記経方
    向移動手段が作動し、次の経方向の異なる位置に前記ヘ
    ッドを移動させ、その位置において前記ヘッドを横方向
    に移動させながら前記たて糸に対してプリントすること
    を繰り返し、この繰り返しにより経方向のプリント長さ
    が所定長さとなった時点で、前記プリンター駆動手段が
    停止し、 前記プリンター駆動手段が停止した後に前記織機が稼動
    し、その製織に伴う前記たて糸の送り開始から終了まで
    を、前記プリントマークの開始位置から終了位置を前記
    光学センサにより検知し、前記光学センサが前記終了位
    置を検出した時点で所定長さの製織を終了させ、これに
    代えて前記プリンター駆動手段の作動が再開可能とした
    ことを特徴とする布帛の製織装置。
  10. 【請求項10】ヘッドの前後にたて糸を通すおさを配置
    した請求項6〜9のいずれか1項に記載の布帛の製織装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007326328A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録方法及びインクジェット記録システム
JP2017166089A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 国立研究開発法人産業技術総合研究所 糸加工装置および糸加工方法
US11284676B2 (en) 2012-06-13 2022-03-29 John C. S. Koo Shoe having a partially coated upper

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