JPH06320041A - 自動擂潰機 - Google Patents
自動擂潰機Info
- Publication number
- JPH06320041A JPH06320041A JP13234193A JP13234193A JPH06320041A JP H06320041 A JPH06320041 A JP H06320041A JP 13234193 A JP13234193 A JP 13234193A JP 13234193 A JP13234193 A JP 13234193A JP H06320041 A JPH06320041 A JP H06320041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- pestle
- grinding
- elastic plate
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 無人で能率良く微粉砕し得る自動擂潰機を提
供する。 【構成】 受台に超音波振動装置が取付けられ、該超音
波振動装置上に弾性板を介して乳鉢が載置され、該乳鉢
内壁面に乳棒が押し付けられ、かつ該乳棒が回転運動す
るようにしてある。
供する。 【構成】 受台に超音波振動装置が取付けられ、該超音
波振動装置上に弾性板を介して乳鉢が載置され、該乳鉢
内壁面に乳棒が押し付けられ、かつ該乳棒が回転運動す
るようにしてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は粉粒体を能率的に粉砕す
るための自動擂潰機の改善に関する。
るための自動擂潰機の改善に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動擂潰機は粉粒体の乾式微粉砕によく
用いられている。その一般的構成は、架台に乳鉢受台と
乳棒回転軸及び該軸を回転せしめる電動機と減速機を設
けた簡単なもので、受台に乳鉢を固定し、該乳鉢に粉粒
体を入れ、乳棒を傾斜して取付けた回転軸を降下して所
望の加圧力で乳棒を乳鉢に押し付け、該乳棒を回転せし
めることにより無人で粉砕を行えるようにしてある。
用いられている。その一般的構成は、架台に乳鉢受台と
乳棒回転軸及び該軸を回転せしめる電動機と減速機を設
けた簡単なもので、受台に乳鉢を固定し、該乳鉢に粉粒
体を入れ、乳棒を傾斜して取付けた回転軸を降下して所
望の加圧力で乳棒を乳鉢に押し付け、該乳棒を回転せし
めることにより無人で粉砕を行えるようにしてある。
【０００３】しかしながら上記自動擂潰機によると、粉
砕されて粉体粒度が細かくなるにつれて乳棒によって乳
鉢上方の壁面に押し上げられた粉体が落下しにくくな
り、この押し上げられた粉体はそれ以上粉砕されないと
いう状態に至る。このため微粉砕を能率良く行うため
に、押し上げられた壁面上方の粉体を時々掻き落すとい
う作業が必要で、完全無人化に至っていないのが実状で
ある。
砕されて粉体粒度が細かくなるにつれて乳棒によって乳
鉢上方の壁面に押し上げられた粉体が落下しにくくな
り、この押し上げられた粉体はそれ以上粉砕されないと
いう状態に至る。このため微粉砕を能率良く行うため
に、押し上げられた壁面上方の粉体を時々掻き落すとい
う作業が必要で、完全無人化に至っていないのが実状で
ある。
【０００４】この点を解決するため、乳棒回転軸に粉体
掻き落し用のへら又はブラシを取付けることが考えられ
るが、へらやブラシの押し付け圧力の調整が難かしい
上、乳鉢との摩擦によりへらやブラシが摩耗して不純物
として粉体に混入する欠点があり、実用には無理があ
る。
掻き落し用のへら又はブラシを取付けることが考えられ
るが、へらやブラシの押し付け圧力の調整が難かしい
上、乳鉢との摩擦によりへらやブラシが摩耗して不純物
として粉体に混入する欠点があり、実用には無理があ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、乳棒
によって押し上げられた粉体を不純物混入の恐れなく落
下せしめ、完全無人で能率良く微粉砕し得る自動擂潰機
を提供することにある。
によって押し上げられた粉体を不純物混入の恐れなく落
下せしめ、完全無人で能率良く微粉砕し得る自動擂潰機
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の擂潰機は、受台に超音波振動装置が取付けら
れ、該超音波振動装置上に弾性板を介して乳鉢が載置さ
れ、該乳鉢内壁面に乳棒が押し付けられ、かつ該乳棒が
回転運動するようにされている点に特徴がある。
本発明の擂潰機は、受台に超音波振動装置が取付けら
れ、該超音波振動装置上に弾性板を介して乳鉢が載置さ
れ、該乳鉢内壁面に乳棒が押し付けられ、かつ該乳棒が
回転運動するようにされている点に特徴がある。
【０００７】
【作用】粉砕中、超音波振動装置を稼動せしめると、そ
の振動が弾性板を介して乳鉢に伝えられ、この振動によ
り、乳棒で押し上げられた粉体が内壁面を伝って底面に
払い落され、粉砕が無人で能率良く行われる。その結果
粉砕に要する時間が短縮されると共に粒度分布が狭ま
り、即ち粉末の粒径がより均一化する。又この結果とし
て粉砕可能量を２割程度増すことができた。
の振動が弾性板を介して乳鉢に伝えられ、この振動によ
り、乳棒で押し上げられた粉体が内壁面を伝って底面に
払い落され、粉砕が無人で能率良く行われる。その結果
粉砕に要する時間が短縮されると共に粒度分布が狭ま
り、即ち粉末の粒径がより均一化する。又この結果とし
て粉砕可能量を２割程度増すことができた。
【０００８】本発明に用いる超音波振動装置は小型のも
ので充分である。弾性板は乳鉢を該振動装置上に密着し
て保持するために必要であり、薄いゴム板で充分であ
る。
ので充分である。弾性板は乳鉢を該振動装置上に密着し
て保持するために必要であり、薄いゴム板で充分であ
る。
【０００９】
【実施例】図１に本発明の自動擂潰機の要部を断面図で
示す。図１において擂潰機の図示しない架台の一部であ
る受台１上に弾性板２を介して超音波振動装置３が取付
けられ、該振動装置３上に弾性板４を介して乳鉢５が載
置されている。該乳鉢５の上方には、架台に取付けられ
た昇降可能な乳棒回転軸６を有し、図示しない電動機及
び減速機により回転力が与えられるようになっており、
該回転軸６に乳棒７が傾斜して取付けられ、乳棒７は軸
６の回転により乳鉢内で歳差運動するようにしてある。
示す。図１において擂潰機の図示しない架台の一部であ
る受台１上に弾性板２を介して超音波振動装置３が取付
けられ、該振動装置３上に弾性板４を介して乳鉢５が載
置されている。該乳鉢５の上方には、架台に取付けられ
た昇降可能な乳棒回転軸６を有し、図示しない電動機及
び減速機により回転力が与えられるようになっており、
該回転軸６に乳棒７が傾斜して取付けられ、乳棒７は軸
６の回転により乳鉢内で歳差運動するようにしてある。
【００１０】実験…直径１５０ｍｍ、深さ８０ｍｍのア
ルミナ乳鉢にチタン酸バリウム粉を１５ｇ入れ、乳棒と
しては直径４０ｍｍ、長さ９０ｍｍのものを用い、出力
６００Ｗ、周波数２８ＫＨｚの超音波振動装置を用い、
乳鉢と振動装置の間に１ｍｍ厚のゴム板を挟み、図１の
ような構成の自動擂潰機とし、振動装置を稼動した場合
としない場合の２通りで粉砕試験を行った。粉砕時間は
１０分間とした。粉砕したチタン酸バリウムの粒度分布
を測定し、粉砕特性を比較した。その結果粉砕粉の累積
百分率における粒径は振動有の場合、１０％で０．３２
μｍ、５０％で０．８μｍ、９０％で２．６μｍという
分布となるのに対し、振動無しの場合は１０％で０．３
９μｍ、５０％で１．２６μｍ、９０％で３．６μｍと
いう分布となり、超音波振動を付与した場合の粉砕能が
極めて良好であることが分る。
ルミナ乳鉢にチタン酸バリウム粉を１５ｇ入れ、乳棒と
しては直径４０ｍｍ、長さ９０ｍｍのものを用い、出力
６００Ｗ、周波数２８ＫＨｚの超音波振動装置を用い、
乳鉢と振動装置の間に１ｍｍ厚のゴム板を挟み、図１の
ような構成の自動擂潰機とし、振動装置を稼動した場合
としない場合の２通りで粉砕試験を行った。粉砕時間は
１０分間とした。粉砕したチタン酸バリウムの粒度分布
を測定し、粉砕特性を比較した。その結果粉砕粉の累積
百分率における粒径は振動有の場合、１０％で０．３２
μｍ、５０％で０．８μｍ、９０％で２．６μｍという
分布となるのに対し、振動無しの場合は１０％で０．３
９μｍ、５０％で１．２６μｍ、９０％で３．６μｍと
いう分布となり、超音波振動を付与した場合の粉砕能が
極めて良好であることが分る。
【００１１】
【発明の効果】本発明の擂潰機によれば、乳棒により押
し上げられた粉体が超音波振動により無人で連続的に払
い落されるので、粉砕されずに残ることはなく、その結
果粉砕の能率が良くなり、粒径がより均一化する。これ
により粉砕所要時間の短縮、粉砕処理量の増量などの利
点をもたらす効果もある。
し上げられた粉体が超音波振動により無人で連続的に払
い落されるので、粉砕されずに残ることはなく、その結
果粉砕の能率が良くなり、粒径がより均一化する。これ
により粉砕所要時間の短縮、粉砕処理量の増量などの利
点をもたらす効果もある。
【図１】本発明の自動擂潰機の要部を示す断面図であ
る。
る。
１ 受台 ３ 超音波振動装置 ４ 弾性板 ５ 乳鉢 ７ 乳棒
Claims (1)
- 【請求項１】 自動擂潰機の受台に超音波振動装置が取
付けられ、該超音波振動装置上に弾性板を介して乳鉢が
載置され、該乳鉢内壁面に乳棒が押し付けられ、かつ該
乳棒が回転運動するようにされてなる、自動擂潰機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13234193A JPH06320041A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 自動擂潰機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13234193A JPH06320041A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 自動擂潰機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06320041A true JPH06320041A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15079077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13234193A Pending JPH06320041A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 自動擂潰機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06320041A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106563550A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-04-19 | 无锡市跨克微营养素有限公司 | 粉末物料磨粉装置 |
| CN114471889A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-05-13 | 黄芸芸 | 一种儿科粉状药品研磨收集装置 |
| CN117138911A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 绵阳市奥派科技有限公司 | 一种自动研磨仪 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP13234193A patent/JPH06320041A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106563550A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-04-19 | 无锡市跨克微营养素有限公司 | 粉末物料磨粉装置 |
| CN114471889A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-05-13 | 黄芸芸 | 一种儿科粉状药品研磨收集装置 |
| CN114471889B (zh) * | 2021-12-09 | 2023-09-01 | 南京茂升德科技有限公司 | 一种儿科粉状药品研磨收集装置 |
| CN117138911A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 绵阳市奥派科技有限公司 | 一种自动研磨仪 |
| CN117138911B (zh) * | 2023-10-31 | 2024-01-12 | 绵阳市奥派科技有限公司 | 一种自动研磨仪 |
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